JP7272223B2 - プログラム、通信方法、通信端末および通信システム - Google Patents

プログラム、通信方法、通信端末および通信システム Download PDF

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Description

本発明は、プログラム、通信方法、通信端末および通信システムに関する。
従来、企業、教育機関、および行政機関等において、マイクに対して音声信号を入力して他の情報処理装置に音声信号を送信し、また、当該他の情報処理装置から受信した音声信号およびカメラ映像をスピーカおよびディスプレイで再生するビデオ会議システムが利用されている。ビデオ会議システムにおいてセミナーを開催する「ウェビナー」が一般に認知されており、セミナーのジャンルの一つとしてワークショップがある。ワークショップでは、主催者が複数人の参加者に対して特定のテーマに関する講義を行うが、参加者を複数のグループに分けて、それぞれのグループごとに議論したり手を動かして体験したりするような参加者が主体となるパートが存在する。
一般的に、グループに所属する参加者同士は初対面であることが多く、参加者間の緊張を緩和するために、主催者はいきなりグループでの議論および活動を行わせるのではなく、初めにアイスブレイクを行わせる。ここで、アイスブレイクとは、初対面の人同士が出会う時、その緊張をときほぐすための手法を示し、集まった人を和ませ、コミュニケーションをとりやすい雰囲気を作り、そこに集まった目的の達成に積極的に関わってもらえるよう働きかける技術を示す。アイスブレイクの種類としては、グループの参加者から2人ずつペアになって自己紹介を行い、グループの他の参加者に対して、ペアになった参加者の紹介をする他己紹介、および、主催者がクイズを出してグループの参加者それぞれで回答を考えて、その答えを参加者の1人目は1文字目、2人目は2文字目といったように1文字ずつ答えるといった短時間でできるクイズゲーム等、多様に存在する。ビデオ会議システムではなく実際に参加者が顔を合わせる会議においては、他己紹介では、ペアになった参加者と話しやすいように席を移動したり、クイズゲームでは、参加者それぞれで解答する文字が正しい順序になるように解答する場所をそれぞれの参加者に割り振ったり、参加者同士の配置を考えて行う。このようなアイスブレイクをビデオ会議システムで行う場合には、アイスブレイクの種類に応じて適切な画面レイアウトに変更する必要がある。
画面レイアウトを変更するビデオ会議システムとして、通信状態に応じて画面レイアウトを頻繁に変更せずにビデオ会議を行うために、画面の領域に表示する動画データの数を通信状態により決定すると共に、その動画データを受信する際、動画データの静止画データを記憶しておき、受信した動画データ数が画面の領域の数より少ない場合に静止画データを画面の領域に表示する構成が開示されている(例えば特許文献1)。
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、ビデオ会議システムでアイスブレイクを行うとした場合、アイスブレイクの種類に応じて適切な画面レイアウトへと変更することができないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ビデオ会議システムにおいて、アイスブレイクの種類に応じた画面レイアウトを行い、アイスブレイクを行うことができるプログラム、通信方法、通信端末および通信システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、コンピュータを、通信端末と、ネットワークを介して他の通信端末と音声信号を送受信することにより実現されるビデオ会議で実行させるアイスブレイクに関するアイスブレイク情報を管理システムから取得する取得手段と、前記他の通信端末で前記アイスブレイク情報で規定されるアイスブレイクを開始させるための開始要求を前記管理システムへ送信することにより、前記アイスブレイク情報に含まれる該アイスブレイクに応じたレイアウト情報により画面のレイアウトの変更を要求する変更要求を、該管理システムから前記他の通信端末へ送信させる送信手段と、前記他の通信端末で実行されるアイスブレイクの進捗状況を表示装置に表示させる表示制御手段と、して機能させることを特徴とする。
本発明によれば、ビデオ会議システムにおいて、アイスブレイクの種類に応じた画面レイアウトを行い、アイスブレイクを行うことができる。
図1は、実施形態に係る通信システムの概略構成図である。 図2は、実施形態に係る通信端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係る管理システムおよびプログラム提供システムのハードウェア構成の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る通信端末のソフトウェア構成の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る通信システムの機能ブロックの構成の一例を示す図である。 図6は、認証管理テーブルの一例を示す図である。 図7は、端末管理テーブルの一例を示す図である。 図8は、会議管理テーブルの一例を示す図である。 図9は、セッション管理テーブルの一例を示す図である。 図10は、アイスブレイク情報管理テーブルの一例を示す図である。 図11は、アイスブレイク進捗管理テーブルの一例を示す図である。 図12は、アイスブレイク解答管理テーブルの一例を示す図である。 図13は、実施形態に係る通信システムにおけるコンテンツデータおよび各種管理情報を送受信するために確立されたセッションを示す図である。 図14は、通信端末が通話を開始するための認証処理を含む準備段階の処理の一例を示すシーケンス図である。 図15は、宛先リスト画面の一例を示す図である。 図16は、実施形態に係る通信システムでの全体会議の開始処理の一例を示すシーケンス図である。 図17は、開始要求ダイアログボックスの一例を示す図である。 図18は、全体会議の会議画面(ホスト)の一例を示す図である。 図19は、実施形態に係る通信システムでのグループ会議の開始処理の一例を示すシーケンス図である。 図20は、グループ選択画面の一例を示す図である。 図21は、グループ会議開始直後のグループ会議状況画面の一例を示す図である。 図22は、グループ会議の開始要求ダイアログボックスの一例を示す図である。 図23は、特定の参加者がグループ会議に入室した場合の全体会議の会議画面(ホスト)の一例を示す図である。 図24は、特定の参加者がグループ会議に入室した場合のグループ会議状況画面の一例を示す図である。 図25は、実施形態に係る通信システムでのアイスブレイクを開始する動作の一例を示すシーケンス図である。 図26は、アイスブレイク選択画面の一例を示す図である。 図27は、アイスブレイク中のグループ会議状況画面の一例を示す図である。 図28は、クイズゲームのアイスブレイク画面の一例を示す図である。 図29は、実施形態に係る通信システムでのクイズゲームのアイスブレイク動作の一例を示すシーケンス図である。 図30は、自解答が表示されたアイスブレイク画面の一例を示す図である。 図31は、全解答が表示されたアイスブレイク画面の一例を示す図である。 図32は、グループaがアイスブレイクを終了した場合のグループ会議状況画面の一例を示す図である。 図33は、実施形態に係る通信システムでの他己紹介のアイスブレイク動作の一例を示すシーケンス図である。 図34は、グループ会議の会議画面(ゲスト)の一例を示す図である。 図35は、他己紹介のアイスブレイク画面の一例を示す図である。 図36は、実施形態に係る通信端末のWebアプリを利用する場合のソフトウェア構成の一例を示す図である。
以下に、図面を参照しながら、本発明に係るプログラム、通信方法、通信端末および通信システムの実施形態を詳細に説明する。また、以下の実施形態によって本発明が限定されるものではなく、以下の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想到できるもの、実質的に同一のもの、およびいわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、以下の実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換、変更および組み合わせを行うことができる。
また、コンピュータソフトウェアとは、コンピュータの動作に関するプログラム、その他コンピュータによる処理の用に供する情報であってプログラムに準ずるものをいう(以下、コンピュータソフトウェアは、ソフトウェアという)。アプリケーションソフトとは、ソフトウェアの分類のうち、特定の作業を行うために使用されるソフトウェアの総称である。一方、オペレーティングシステム(OS)とは、コンピュータを制御し、アプリケーションソフトなどがコンピュータ資源を利用可能にするためのソフトウェアのことである。オペレーティングシステムは、入出力の制御、メモリおよびハードディスク等のハードウェアの管理、ならびにプロセスの管理といった、コンピュータの基本的な管理・制御を行っている。アプリケーションソフトウェアは、オペレーティングシステムが提供する機能を利用して動作する。プログラムとは、コンピュータに対する指令であって、一の結果を得ることができるように組み合わせたものをいう。また、プログラムに準ずるものとは、コンピュータに対する直接の指令ではないためプログラムとは呼べないが、コンピュータの処理を規定するという点でプログラムに類似する性質を有するものをいう。例えば、データ構造(データ要素間の相互関係で表される、データの有する論理的構造)がプログラムに準ずるものに該当する。
(通信システムの全体構成)
図1は、実施形態に係る通信システムの概略構成図である。図1を参照しながら、本実施形態に係る通信システム1の全体構成の概略を説明する。
図1に示すように、通信システム1は、複数の通信端末10aa、10ab、10ba、10bb、10ca、10cb、10da、10dbと、各通信端末用のディスプレイ120aa、120bb、120ca、120dbと、管理システム50と、プログラム提供システム90と、を含み、通信ネットワーク2を介して互いに通信可能となるように構築されている。
なお、図1では、通信端末10aa、10ab、10ba、10bb、10ca、10cb、10da、10dbが示されているが、これらのうち任意の通信端末を示す場合または総称する場合、単に「通信端末10」と称する。また、図1に示す通信システム1に含まれる複数の通信端末10は、一例を示すものであり、異なる台数であってもよい。
また、図1では、ディスプレイ120aa、120bb、120ca、120dbが示されているが、これらのうち任意のディスプレイを示す場合または総称する場合、単に「ディスプレイ120」と称する。また、図1に示す通信システム1に含まれる複数のディスプレイ120は、一例を示すものであり、通信端末10の台数に従って異なる台数であってもよい。
また、通信端末10は、ディスプレイ(上述のディスプレイ120)を接続した専用装置、デスクトップPC(Personal Computer)、ノートPC、スマートフォン、またはタブレット端末等のいずれであってもよい。ただし、以下では、通信端末10がノートPCであるものとして説明する。
通信端末10は、他の装置との間で、各種情報を送受信する端末である。通信端末10は、他の通信端末10との間でセッションを確立し、確立したセッションにおいて、音声データおよび画像データ(映像データ)を含むコンテンツデータの送受信による通話を行う。これにより、通信システム1において、複数の通信端末10間のビデオ会議が実現される。なお、ビデオ会議を、単に「会議」と称する場合がある。
管理システム50は、通信端末10を一元的に管理するコンピュータである。管理システム50は、通信端末10間でのセッションを確立することにより、通信端末10間における通話等によるビデオ会議を実現する。管理システム50は、所定の通信端末10からセッションの開始要求を受信した場合に、開始要求を送信した通信端末10(開始要求端末)と宛先端末との間のセッションを確立し、ビデオ会議を開始させる。したがって、管理システム50は、確立したセッションにより、複数の通信端末10間でコンテンツデータの中継を行う。なお、管理システム50は複数の通信端末10間でセッションを確立するものの、実際にコンテンツデータの中継は、別の中継装置により行われるものとしてもよい。本実施形態では、説明を簡略にするため、セッションの確立、およびコンテンツデータの中継は、管理システム50が行うものとして説明する。
プログラム提供システム90は、通信端末10に各種機能または各種手段を実現させるための端末用プログラムが記憶された補助記憶装置(HDD(Hard Disk Drive)等)を備えており、通信端末10に端末用プログラム(後述する通信アプリA等)を提供するコンピュータである。また、プログラム提供システム90は、管理システム50等に各種機能または各種手段を実現させるためのプログラムも補助記憶装置に記憶しており、管理システム50等に、対応するプログラムを送信することができる。
通信ネットワーク2は、図1に示すように、例えば、LAN(Local Area Network)2a~2d、専用線2ab、2cd、およびインターネット2iを含んで構築されている。なお、通信ネットワーク2は、図1に示すような構成に限定されるものではなく、その他のネットワーク機器が含まれるものとしてもよく、有線だけでなく無線による通信が行われる箇所があってもよい。
LAN2a~2d、および専用線2ab、2cdは、それぞれルータ70a~70d、70ab、70cdを含む。ルータ70a~70d、70ab、70cdは、通信データの最適な経路の選択を行うネットワーク機器である。なお、ルータ70a~70d、70ab、70cdのうち任意のルータを示す場合または総称する場合、単に「ルータ70」と称する。
通信端末10(10aa、10ab、・・・)、およびルータ70aは、LAN2aによって通信可能に接続されている。また、通信端末10(10ba、10bb、・・・)、およびルータ70bは、LAN2bによって通信可能に接続されている。また、LAN2a、LAN2b、およびルータ70abは、専用線2abによって通信可能に接続されており、地域A内で構築されている。
一方、通信端末10(10ca、10cb、・・・)、およびルータ70cは、LAN2cによって通信可能に接続されている。また、通信端末10(10da、10db、・・・)、およびルータ70dは、LAN2dによって通信可能に接続されている。また、LAN2c、LAN2d、およびルータ70cdは、専用線2cdによって通信可能に接続されており、地域B内で構築されている。
地域Aおよび地域Bのネットワークは、それぞれルータ70ab、70cdによってインターネット2iを介して通信可能に接続されている。
また、管理システム50およびプログラム提供システム90は、インターネット2iを介して、各通信端末10と通信可能に接続されている。なお、管理システム50およびプログラム提供システム90は、地域Aまたは地域Bに設置されていてもよいし、これら以外の地域に設置されていてもよい。
また、図1において、各通信端末10、管理システム50、各ルータ70およびプログラム提供システム90の近傍に示されている4組の数字は、一般的なIPv4におけるIP(Ineternet Protocol)アドレスを簡易的に示している。例えば、通信端末10aaのIPアドレスは、「1.2.1.3」であるものとしている。なお、IPv4ではなく、IPv6を用いてもよいが、説明を簡略化するため、IPv4を用いて説明する。
なお、図1に示す通信システム1の構成は、一例を示すものであり、この構成に限定されるものではない。すなわち、図1に示す各装置、システムの台数は、図1に示す台数に限定されるものではない。また、図1では、地域A、Bの2つの地域のネットワーク構成が示されているが、同一地域内のネットワークであってもよく、3つ以上の地域がネットワークで接続された構成であってもよい。
(通信端末のハードウェア構成)
図2は、実施形態に係る通信端末のハードウェア構成の一例を示す図である。図2を参照しながら、通信端末10のハードウェア構成の詳細について説明する。
図2に示すように、本実施形態に係る通信端末10は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、補助記憶装置105と、メディアドライブ107と、入力装置108と、を備えている。
CPU101は、通信端末10全体の動作を制御する演算装置である。ROM102は、通信端末10用のプログラム(後述する通信アプリA等)を記憶している不揮発性記憶装置である。RAM103は、CPU101のワークエリアとして使用される揮発性記憶装置である。
補助記憶装置105は、画像データ、音声データおよび動画データ等の各種データを記憶するHDDまたはSSD(Solid State Drive)等の不揮発性記憶装置である。メディアドライブ107は、CPU101の制御に従って、フラッシュメモリ等であるメディア106に対するデータの読み出しおよび書き込みを制御する装置である。メディア106は、通信端末10に対して着脱自在の記憶装置である。なお、メディア106は、CPU101の制御に従ってデータの読み出しおよび書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリに限定されるものではなく、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等を用いてもよい。
入力装置108は、マウスまたはキーボード等の各種情報を入力するための装置、および電源ボタン等のボタンである。
また、通信端末10は、ネットワークI/F111と、撮像素子I/F113と、音声入出力I/F116と、ディスプレイI/F119と、カメラ112と、マイク114と、スピーカ115と、ディスプレイ120と、を備えている。
ネットワークI/F111は、通信ネットワーク2を利用してデータを通信するためのインターフェースである。ネットワークI/F111は、例えば、TCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)に準拠したNIC(Network Interface Card)等である。
撮像素子I/F113は、CPU101の制御に従って被写体を撮像して画像データを得るカメラ112との間で画像データを伝送するためのインターフェースである。カメラ112は、レンズ、および光を電荷に変換して被写体の画像(映像)を電子化する固体撮像素子を含む。カメラ112は、ケーブル112cによって撮像素子I/F113に接続される。固体撮像素子としては、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)またはCCD(Charge Coupled Device)等が用いられる。
音声入出力I/F116は、CPU101の制御に従って、音声を入力するマイク114および音声を出力するスピーカ115との間で音声信号(音声データ)の入出力を処理するインターフェースである。マイク114およびスピーカ115は、それぞれ、ケーブル114cおよびケーブル115cによって音声入出力I/F116に接続される。
ディスプレイI/F119は、CPU101の制御に従って、ディスプレイ120に画像データを伝送するためのインターフェースである。ディスプレイ120は、被写体の画像および操作用アイコン等を表示する液晶または有機EL(Electro-Luminescence)等によって構成された表示装置である。ディスプレイ120は、ケーブル120cによってディスプレイI/F119に接続される。ケーブル120cは、アナログRGB(VGA)信号用のケーブルであってもよく、コンポーネントビデオ用のケーブルであってもよく、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)またはDVI(Digital Video Interactive)信号用のケーブルであってもよい。
上述のCPU101、ROM102、RAM103、補助記憶装置105、メディアドライブ107、入力装置108、ネットワークI/F111、撮像素子I/F113、音声入出力I/F116およびディスプレイI/F119は、アドレスバスおよびデータバス等のバスライン110によって互いに通信可能に接続されている。
なお、図2に示した通信端末10のハードウェア構成は一例を示すものであり、図2に示した構成要素以外の構成要素を含むものとしてもよい。また、カメラ112、マイク114およびスピーカ115は、少なくともいずれかは通信端末10とは別体の外部機器として用いられるものであってもよい。
(管理システム等のハードウェア構成)
図3は、実施形態に係る管理システムおよびプログラム提供システムのハードウェア構成の一例を示す図である。図3を参照しながら、管理システム50およびプログラム提供システム90のハードウェア構成の詳細について説明する。
まず、図3を参照しながら管理システム50のハードウェア構成について説明する。図3に示すように、管理システム50は、CPU201と、ROM202と、RAM203と、補助記憶装置205と、メディアドライブ207と、ディスプレイ208と、ネットワークI/F209と、キーボード211と、マウス212と、DVD(Digital Versatile Disc)ドライブ214と、を備えている。
CPU201は、管理システム50全体の動作を制御する演算装置である。ROM202は、管理システム50用のプログラムを記憶している不揮発性記憶装置である。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用される揮発性記憶装置である。
補助記憶装置205は、後述する認証管理DB5001、端末管理DB5002、セッション管理DB5003、会議管理DB5004およびアイスブレイク管理DB5005等の各種データを記憶するHDDまたはSSD等の記憶装置である。メディアドライブ207は、CPU201の制御に従って、フラッシュメモリ等の記録メディア206に対するデータの読み出しおよび書き込みを制御する装置である。
ディスプレイ208は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字または画像等の各種情報を表示する液晶または有機EL等によって構成された表示装置である。ネットワークI/F209は、通信ネットワーク2を利用してデータを通信するためのインターフェースである。ネットワークI/F209は、例えば、TCP/IPに準拠したNIC等である。
キーボード211は、文字、数字、各種指示の選択、およびカーソルの移動等を行う入力装置である。マウス212は、各種指示の選択および実行、処理対象の選択、ならびにカーソルの移動等を行うための入力装置である。
DVDドライブ214は、着脱自在な記憶媒体の一例としてのDVD-ROMまたはDVD-R(DVD Recordable)等のDVD213に対するデータの読み出しおよび書き込みを制御する装置である。なお、上述の着脱自在な記録媒体の他の例として、CD-R(Compact Disc Recordable)またはブルーレイディスク等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
上述のCPU201、ROM202、RAM203、補助記憶装置205、メディアドライブ207、ディスプレイ208、ネットワークI/F209、キーボード211、マウス212およびDVDドライブ214は、アドレスバスおよびデータバス等のバスライン210によって互いに通信可能に接続されている。
なお、図3に示した管理システム50のハードウェア構成は一例を示すものであり、図3に示した構成要素を全て含む必要はなく、または、その他の構成要素を含むものとしてもよい。
また、上述の管理システム50用のプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルによって、記録メディア206またはDVD213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
また、プログラム提供システム90は、上述の管理システム50と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。ただし、ROM202には、プログラム提供システム90を制御するためのプログラム提供システム90用のプログラムが記録されている。この場合も、プログラム提供システム90用のプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルで、記録メディア206またはDVD213等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。
(通信端末のソフトウェア構成)
図4は、実施形態に係る通信端末のソフトウェア構成の一例を示す図である。図4を参照しながら、通信端末10のソフトウェア構成の詳細について説明する。
通信端末10には、クライアントアプリとして通信アプリAがインストールされている。ここで、アプリとは、アプリケーションソフトを意味する。図4に示すように、OS(Operating System)1020、および通信アプリAは、通信端末10のRAM103の作業領域1010上で動作する。
OS1020は、基本的な機能を提供し、通信端末10全体を管理する基本ソフトウェアである。通信アプリAは、OS1020の制御に従って動作し、他の通信端末10と通信(通話)するためのアプリである。
なお、通信アプリAの通信プロトコルとしては、SIP(Session Initiation Protocol)、H.323、IRC(Internet Relay Chat)、またはJingle等が挙げられる。
(通信システムの機能ブロックの構成)
図5は、実施形態に係る通信システムの機能ブロックの構成の一例を示す図である。図5を参照しながら、本実施形態に係る通信システム1の機能ブロックの構成について説明する。
<通信端末の機能ブロックの構成>
図5に示すように、通信端末10は、通信部11と、操作入力受付部12と、撮像部13と、表示制御部14と、音声入力部15と、音声出力部16と、記憶・読出部17と、記憶部18と、認証要求部19と、を有している。
通信部11は、通信ネットワーク2を介して、他の通信端末10または各システムと各種データの送受信を行う機能部である。通信部11は、図2に示すCPU101によるソフトウェアである通信アプリAの実行、およびネットワークI/F111によって実現される。
通信部11は、当該通信端末10が他の通信端末10とセッションを確立し、通話によるビデオ会議を開始する前に、管理システム50から、宛先端末の候補としての各通信端末10の状態を示す各状態情報の受信を開始する。ここで、宛先端末の候補とは、通信端末10が、ビデオ会議を行う相手、すなわちセッションの相手として指定可能なビデオ会議の相手であるユーザ(参加者)が利用する宛先候補となる他の通信端末10である。すなわち、通信端末10は、ビデオ会議に参加するユーザ(参加者)として予め設定されていないユーザが使用する通信端末とは、セッションを確立することができず、ビデオ会議を行うことができない。
また、状態情報は、各通信端末10の稼動状態(オンラインかオフラインかの状態)と、オンラインにおいてはさらに通話中であるか、待受け中であるか等の詳細な状態(以下、通信状態と称する)とを示す。また、状態情報は、各通信端末10の稼動状態および通信状態だけでなく、ケーブルが通信端末10から外れている、音声を出力できるが画像は出力できない、または、音声を出力さないよう設定されている(MUTE)等、様々な状態を示すものとしてもよいが、以下では、一例として、稼動状態および通信状態を示す場合について説明する。
通信部11は、当該通信端末10が開始要求端末として動作する場合には、会議開始要求を管理システム50に送信する。ここで、会議開始要求とは、ビデオ会議に用いられるセッションの開始を要求する情報である。また、通信部11は、会議開始要求と共に、会議開始要求の送信元である開始要求端末の端末IDと、当該通信端末10を利用する(ログインした)参加者のユーザIDと、を管理システム50に送信する。端末IDは、通信端末10を識別するための情報であって、予め通信端末10に記憶させておく他、ユーザが直接通信端末10へ入力して決定するものとしてもよい。ユーザIDは、ユーザを一意に識別する情報であって、ユーザが自由に設定したもの、または、ユーザが利用するメールアドレス等であってもよい。
操作入力受付部12は、ユーザによる各種入力を受け付ける機能部である。操作入力受付部12は、図2に示す入力装置108によって実現される。
例えば、ユーザが、操作入力受付部12のうち図2に示す入力装置108としての電源ボタンをオンにすると、当該通信端末10の電源がオン状態になる。また、ユーザが電源がオン状態からオフにすると、通信部11は、管理システム50へ、当該通信端末10の電源がオフになった旨の状態情報を送信してから、当該通信端末10の電源が完全にオフとなる。これによって、管理システム50は、通信端末10が電源オンから電源オフになったことを把握することができる。
撮像部13は、被写体を撮像して、撮像して得た画像データを取得する機能部である。撮像部13は、図2に示すCPU101による通信アプリAの実行、ならびに、カメラ112および撮像素子I/F113によって実現される。
表示制御部14は、ディスプレイ120に対して画像データ等の表示制御を行う機能部である。表示制御部14は、図2に示すCPU101による通信アプリAの実行によって実現される。
表示制御部14は、例えば、ビデオ会議の要求元としての当該通信端末10が所望の宛先としての通信端末10とビデオ会議の通話を開始する前に、通信部11によって受信された宛先端末の候補の状態情報を反映させて、各宛先端末の候補の名前および当該宛先端末を利用する参加者のユーザIDが含まれた宛先リストをディスプレイ120に表示させる。
音声入力部15は、マイク114によって参加者(話者)の音声が音声信号に変換された後、当該音声信号を入力する機能部である。音声入力部15は、図2に示すCPU101による通信アプリAの実行、および音声入出力I/F116によって実現される。
音声出力部16は、音声信号をスピーカ115に出力し、スピーカ115から音声を出力させる機能部である。音声出力部16は、図2に示すCPU101による通信アプリAの実行、および音声入出力I/F116によって実現される。
記憶・読出部17は、記憶部18に各種データを記憶したり、記憶部18に記憶された各種データを読み出す処理を行う機能部である。記憶部18には、例えば、宛先端末との通話を行う際に受信されるコンテンツデータが、受信される度に上書き記憶される。このうち、上書きされる前の画像データによってディスプレイ120に画像が表示され、上書きされる前の音声データによってスピーカ115から音声が出力される。記憶・読出部17は、図2に示すCPU101による通信アプリAの実行によって実現される。
認証要求部19は、当該通信端末10の電源がオンした場合、または、操作入力受付部12により認証要求操作が受け付けられた場合、通信部11から通信ネットワーク2を介して管理システム50に、ログインの認証を要求する旨を示す認証要求情報、および当該通信端末10の現時点のIPアドレスを送信する機能部である。認証要求部19は、図2に示すCPU101による通信アプリAの実行によって実現される。
なお、表示制御部14および認証要求部19のうち少なくともいずれかは、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)またはFPGA(Field-Programmable Gate Array)等のハードウェア回路によって実現されるものとしてもよい。
また、図5に示した通信端末10の各機能部は、機能を概念的に示したものであって、このような構成に限定されるものではない。例えば、図5に示した通信端末10で独立した機能部として図示した複数の機能部を、1つの機能部として構成してもよい。一方、図5に示した通信端末10の1つ機能部が有する機能を複数に分割し、複数の機能部として構成するものとしてもよい。
<管理システムの機能ブロックの構成>
図5に示すように、管理システム50は、通信部51と、認証部52と、状態管理部53と、抽出部54と、端末状態取得部55と、セッション制御部56と、記憶・読出部57と、記憶部58と、会議管理部59と、アイスブレイク管理部60(取得手段、取得部)と、を有している。記憶部58は、図3に示す補助記憶装置205によって実現され、図5に示すように、認証管理DB5001と、端末管理DB5002と、セッション管理DB5003と、会議管理DB5004と、アイスブレイク管理DB5005とを記憶している。以下、記憶部58に記憶されている各DBにおいて管理される各テーブルについて説明する。
<<認証管理テーブル>>
図6は、認証管理テーブルの一例を示す図である。
記憶部58は、図6に示す認証管理テーブルを含む認証管理DB5001を記憶している。認証管理テーブルでは、ログインの認証を行う通信端末10を利用するユーザ(参加者)を識別するユーザIDに対して、パスワードが関連付けられて管理される。ここで、パスワードは、ログインの認証するために利用される情報である。例えば、図6に示す認証管理テーブルにおいて、ユーザIDが「A_10aa」に関連付けられたパスワードが「aaaa」であることが示されている。
なお、ユーザIDは、通信端末10を利用するユーザを一意に識別するために使われる文字、記号、数字または各種のしるし等の識別情報であり、例えば、当該ユーザが利用するメールアドレス等であってもよい。
<<端末管理テーブル>>
図7は、端末管理テーブルの一例を示す図である。
記憶部58は、図7に示す端末管理テーブルを含む端末管理DB5002を記憶している。端末管理テーブルでは、各通信端末10の端末ID毎に、端末名、各通信端末10にログインしたユーザのユーザID、各通信端末10の稼動状態、他の通信端末10との通信状態、および各通信端末10のIPアドレスが関連付けられて管理される。
ここで、稼動状態としては、電源がオンされ、通信が可能または通信中の状態であるオンラインと、電源がオンされていない等、通信が可能でない状態であるオフラインとがある。また、通信状態としては、例えば、「Calling」、「Ringing」、「Accepted」、「Busy」、および「None」等がある。「Calling」は、他の通信端末10を呼び出している状態、すなわち、他の通信端末10に対しビデオ会議に用いられるセッションを確立するための会議開始要求を送信し、応答を待っている状態を示す。「Ringing」は、他の通信端末10から呼び出されている状態、すなわち、他の通信端末10から会議開始要求を受信し、受信した会議開始要求に対する応答が完了していない状態を示す。「Accepted」は、他の通信端末10からの会議開始要求に対し許可の応答が完了しているが、セッションの確立が完了していない状態、および、自端末が送信した会議開始要求に対し許可の応答の受信が完了しているが、セッションの確立が完了していない状態を示す。「Busy」は、他の通信端末10とのセッションが確立し、ビデオ会議におけるコンテンツデータの通信による通話が行われている状態を示す。「None」は、他の通信端末10と通信しておらず、待ち受け中の状態を示す。
例えば、図7に示す端末管理テーブルにおいて、端末IDが「10ad」の通信端末10adは、端末名が「日本 東京事業所 AD端末」で、ログインしているユーザのユーザIDが「C_10ad」で、稼動状態が「オンライン」で、通信状態が他の通信端末10から呼び出されている状態を示す「Ringing」で、IPアドレスが「1.2.1.6」であることが示されている。
<<会議管理テーブル>>
図8は、会議管理テーブルの一例を示す図である。
記憶部58は、図8に示す会議管理テーブルを含む会議管理DB5004を記憶している。会議管理テーブルでは、管理システム50に予め登録されているビデオ会議を識別する会議ID毎に、当該ビデオ会議がグループ会議である場合に元の会議を識別する元会議ID、当該ビデオ会議の会議名、当該ビデオ会議に現在参加している参加者のユーザID(「参加者」と表記)、および、当該ビデオ会議への参加権限を有する参加者のユーザID(「参加権限所有者」と表記)が関連付けられて管理されている。なお、グループ会議とは、あるビデオ会議(元の会議)でグループワークを行うために、参加者を複数のグループに分け、各グループで行われるビデオ会議を示すものとする。また、このグループ会議に分けられる前の元の会議を「全体会議」と称する場合がある。
例えば、図8に示す会議管理テーブルにおいて、会議IDが「Conf1-1」の会議は、元の会議を示す元会議IDが「Conf1」で、会議名が「グループA」で、現在参加している参加者のユーザIDが「A_10aa」および「B_10ac」で、当該会議に参加権限を有する参加者のユーザIDが「A_10aa」、「B_10ac」、「C_10ad」および「D_10ae」であることが示されている。この場合、この会議ID「Conf1-1」で識別される会議は、元会議ID「Conf1」で示される会議(元の会議)から分けられたグループ会議であることが把握できる。
なお、会議に参加する主体としては、通信端末10を利用するユーザ(参加者)と捉えることもでき、当該ユーザが利用する当該通信端末10と捉えることができるものとする。すなわち、「ユーザ(参加者)が会議に参加する」と表現する場合もあり、「通信端末10が会議に参加する」と表現する場合もあるものとする。
<<セッション管理テーブル>>
図9は、セッション管理テーブルの一例を示す図である。
記憶部58は、図9に示すセッション管理テーブルを含むセッション管理DB5003を記憶している。セッション管理テーブルでは、通信端末10間でコンテンツデータが通信されるセッションを識別するためのセッションID毎に、セッションの開始要求端末の端末ID、およびセッションを確立するための会議開始要求において相手先として指定された宛先端末の端末IDが関連付けられて管理される。
例えば、図9に示すセッション管理テーブルにおいて、セッションID「se1」で識別されるセッションは、端末IDが「10aa」の開始要求端末(通信端末10aa)と、端末IDが「10db」の宛先端末(通信端末10db)との間で確立されたことを示す。
<<アイスブレイクに関する管理テーブル>>
図10は、アイスブレイク情報管理テーブルの一例を示す図である。図11は、アイスブレイク進捗管理テーブルの一例を示す図である。図12は、アイスブレイク解答管理テーブルの一例を示す図である。
記憶部58は、図10に示すアイスブレイク情報管理テーブル、アイスブレイク進捗管理テーブルおよびアイスブレイク解答管理テーブルを含むアイスブレイク管理DB5005を記憶している。
アイスブレイク情報管理テーブルでは、アイスブレイクの種類を識別するためのアイスブレイクID毎に、当該アイスブレイクの名称であるアイスブレイク名、当該アイスブレイクがどういった内容であるのかを説明する情報である説明内容、および、当該アイスブレイクの動作を進めるための画面遷移を規定した情報である画面レイアウト遷移が関連付けられて管理される。なお、アイスブレイクIDに関連付けられる説明内容および画面レイアウト遷移は、アイスブレイク情報管理テーブル内にデータ本体が管理される代わりに、当該データが記憶されている記憶部58上の保存場所を示すパスが管理されているものとしてもよい。
例えば、図10に示すアイスブレイク情報管理テーブルにおいて、アイスブレイクID「Content1」で識別されるアイスブレイクは、アイスブレイク名が「クイズゲーム」で、その説明内容が「Data1」で、画面レイアウト遷移が「Layout1-1,Layout1-2」であることが示されている。
アイスブレイク進捗管理テーブルでは、ビデオ会議を識別する会議ID毎に、当該会議IDで識別される会議で実施されているアイスブレイクのアイスブレイクID、当該アイスブレイクの進捗状況を示すステータス、および、当該アイスブレイクで現在ゲストの通信端末10に表示されている画面のレイアウトを示す情報である画面レイアウトが関連付けられて管理される。なお、会議IDに関連付けられる画面レイアウトは、アイスブレイク進捗管理テーブル内にデータ本体が管理される代わりに、当該データが記憶されている記憶部58上の保存場所を示すパスが管理されているものとしてもよい。
例えば、図11に示すアイスブレイク進捗管理テーブルにおいて、会議ID「Conf1-1」は、アイスブレイクID「Content1」と、ステータス「Doing」と、画面レイアウト「Layout1-1」と、に関連付けられていることが示されている。
アイスブレイク解答管理テーブルでは、ユーザID毎に、当該ユーザIDで識別されるユーザが参加している会議(ここではグループ会議)の会議ID、および、当該ユーザの解答内容である解答が関連付けられて管理される。
例えば、図12に示すアイスブレイク解答管理テーブルにおいて、ユーザID「B_10ac」は、会議ID「Conf1-1」と、解答「ま」と、に関連付けられていることが示されている。
なお、図6~図12に示した各テーブルで管理される情報は、テーブル形式の情報としているが、これに限定されるものではなく、管理される各情報が関連付けられることができればテーブル形式以外の形式で管理されてもよい。
図5に戻り、管理システム50の機能ブロックの説明に戻る。
通信部51は、通信ネットワーク2を介して、通信端末10または各システムと各種データの送受信を行う機能部である。通信部51は、図3に示すCPU201によるプログラムの実行、およびネットワークI/F209によって実現される。
認証部52は、通信部51を介して受信された認証要求情報に含まれているユーザIDおよびパスワードを検索キーとし、記憶部58の認証管理テーブル(図6参照)を検索し、認証管理テーブルに同一のユーザIDおよびパスワードが管理されているかを判断することによってユーザ認証を行う機能部である。認証部52は、図3に示すCPU201によるプログラムの実行によって実現される。
状態管理部53は、図7に示す端末管理テーブルの稼動状態および通信状態を管理する機能部である。状態管理部53は、ログインの認証を要求してきた通信端末10の稼動状態を管理すべく、端末管理テーブルに、この通信端末10の端末ID、当該通信端末10にログインしている参加者のユーザID、当該通信端末10の稼動状態、および当該通信端末10のIPアドレスを関連付けて記憶して管理する。
状態管理部53は、通信端末10のユーザによる入力装置108の操作によってオフ状態からオン状態になると、この通信端末10から送られてきた電源をオンする旨の情報に基づいて、端末管理テーブルの稼動状態をオフラインからオンラインに更新する。また、状態管理部53は、通信端末10のユーザによる入力装置108の操作によってオン状態からオフ状態になると、この通信端末10から送られてきた電源をオフする旨の情報に基づいて、端末管理テーブルの稼動状態をオンラインからオフラインに更新する。
状態管理部53は、図3に示すCPU201によるプログラムの実行によって実現される。
抽出部54は、ログインの認証要求した通信端末10等、処理対象となる対象端末にログインしている参加者のユーザIDを検索キーとして、図8に示す会議管理テーブルを検索し、対象端末と通話することができる、すなわちセッションを確立することのできる宛先端末の候補(同じ会議で通話するための通信端末10)を利用する参加者のユーザIDを読み出す機能部である。抽出部54は、図3に示すCPU201によるプログラムの実行によって実現される。
端末状態取得部55は、端末IDを検索キーとして、図7に示す端末管理テーブルを検索し、端末ID毎に稼動状態および通信状態を読み出す機能部である。これにより、端末状態取得部55は、ログインの認証要求をしてきた通信端末10と通話することができる宛先端末の候補の稼動状態および通信状態を取得することができる。端末状態取得部55は、図3に示すCPU201によるプログラムの実行によって実現される。
セッション制御部56は、図9に示すセッション管理テーブルに、生成したセッションID、開始要求端末の端末IDおよび宛先端末の端末IDを関連付けて記憶して管理する機能部である。セッション制御部56は、通信端末10間のセッションの確立をするための制御を行う。セッション制御部56は、図3に示すCPU201によるプログラムの実行によって実現される。
記憶・読出部57は、記憶部58に各種テーブルに情報を記憶したり、記憶部58に記憶された各種テーブルの情報を読み出す処理を行う機能部である。記憶・読出部57は、図3に示すCPU201によるプログラムの実行によって実現される。
会議管理部59は、会議の管理者(以下「ホスト」と称する場合がある)による全体会議またはグループ会議の開始操作または終了操作をトリガとして、全体会議およびグループ会議の開始処理または終了処理を管理する機能部である。なお、全体会議における管理者(ホスト)以外の参加者を「ゲスト」と称する場合がある。
会議管理部59は、全体会議およびグループ会議に参加している参加者の入退室に応じて、図8に示す会議管理テーブルの参加者情報を更新する。ここで、参加者情報とは、具体的には、各会議で実際に参加している参加者のユーザID、すなわち、会議管理テーブルの「参加者」に登録されているユーザIDを示すものとする。会議管理部59は、図3に示すCPU201によるプログラムの実行によって実現される。
アイスブレイク管理部60は、ビデオ会議におけるアイスブレイクの動作を管理する機能部である。アイスブレイク管理部60は、ビデオ会議におけるアイスブレイクの動作を管理するために、図10に示すアイスブレイク情報管理テーブルを参照し、アイスブレイクの進捗に応じて図11に示すアイスブレイク進捗管理テーブル、および図12に示すアイスブレイク解答管理テーブルの内容を更新する。アイスブレイク管理部60は、図3に示すCPU201によるプログラムの実行によって実現される。
なお、認証部52、状態管理部53、抽出部54、端末状態取得部55、セッション制御部56、会議管理部59およびアイスブレイク管理部60のうち少なくともいずれかは、ASICまたはFPGA等のハードウェア回路によって実現されるものとしてもよい。
また、図5に示した管理システム50の各機能部は、機能を概念的に示したものであって、このような構成に限定されるものではない。例えば、図5に示した管理システム50で独立した機能部として図示した複数の機能部を、1つの機能部として構成してもよい。一方、図5に示した管理システム50の1つ機能部が有する機能を複数に分割し、複数の機能部として構成するものとしてもよい。
(コンテンツデータおよび各種管理情報の送受信の状態)
図13は、実施形態に係る通信システムにおけるコンテンツデータおよび各種管理情報を送受信するために確立されたセッションを示す図である。図13を参照しながら、通信システム1におけるコンテンツデータおよび各種管理情報を送受信するために確立されたセッションについて説明する。
図13に示す例は、通信システム1では、開始要求端末と宛先端末Aと宛先端末Bとの間で、管理システム50を介して、各種の管理情報を送受信するための管理情報用セッションseiが確立された状態を示している。この場合、さらに、開始要求端末と宛先端末Aと宛先端末Bとの間で、管理システム50を介して、画像データおよび音声データを送受信するためのコンテンツデータ用セッションsedが確立される。すなわち、コンテンツデータ用セッションsedが、ビデオ会議において直接的に用いられるセッションである。なお、このセッションの概念はあくまで一例であって、例えば、画像データのセッションでは、解像度ごとに分けられるものとしてもよい。
(通信端末が通話開始する前の準備段階における各管理情報の送受信処理)
図14は、通信端末が通話を開始するための認証処理を含む準備段階の処理の一例を示すシーケンス図である。図15は、宛先リスト画面の一例を示す図である。図14および図15を参照しながら、通信端末10aaが通話を開始する前の準備段階における各情報の送受信処理について説明する。なお、図14では、管理情報用セッションseiによって、各種管理情報が送受信される処理が示されている。また、開始要求端末である通信端末10aaが含まれる会議のグループは、会議IDをキーとして当該会議に参加権限を有するユーザのユーザIDと共に、会議管理テーブルに登録されているものとする。
<ステップS21>
まず、通信端末10aaのユーザが、図2に示す入力装置108である電源ボタンを押下すると、通信端末10aaの操作入力受付部12が、電源オンを受け付けて、通信端末10aaの電源をオンにする。
<ステップS22>
そして、通信端末10aaの認証要求部19は、上述の通信端末10aaの電源オンを契機とし、通信部11から通信ネットワーク2を介して管理システム50に、ログインの認証要求を示す認証要求情報、および通信端末10aaのIPアドレスを送信する。この認証要求情報には、開始要求端末としての自端末である通信端末10aaを識別するための端末ID、通信端末10aaにログインしているユーザのユーザID、およびパスワードが含まれている。端末ID、ユーザIDおよびパスワードは、通信端末10aaの記憶・読出部17によって記憶部18から読み出されて、通信部11に送られたデータである。また、通信端末10aaから管理システム50へ認証要求情報が送信される際は、受信側である管理システム50は、送信側である通信端末10aaのIPアドレスを把握することができる。
<ステップS23>
次に、管理システム50の認証部52は、通信部51を介して受信した認証要求情報に含まれているユーザIDおよびパスワードを検索キーとして、認証管理テーブル(図6参照)を検索し、認証管理テーブルに同一のユーザIDおよびパスワードが管理されているかを判断することによってユーザ認証を行う。
<ステップS24-1>
認証部52によって、正当な利用権限を有するユーザが利用する通信端末10aaからのログインの認証要求であると判断された場合には、管理システム50の状態管理部53は、端末管理テーブル(図7参照)に、通信端末10aaの端末IDおよび端末名で示されるレコード毎に、ユーザIDおよび通信端末10aaのIPアドレスを関連付けて記憶する。これにより、端末管理テーブルには、通信端末10aaの端末ID「10aa」に、ユーザID「A_10aa」およびIPアドレス「1.2.1.3」が関連付けて管理されることになる。以下、ユーザID「A_10aa」であるユーザ(参加者)を、「ユーザA_10aa」または「参加者A_10aa」と称する場合がある。
<ステップS24-2>
続いて、状態管理部53は、通信端末10aaの稼動状態「オンライン」および通信状態「None」を設定し、端末管理テーブルに、通信端末10aaの端末IDおよび端末名で示されるレコードに、稼動状態および通信状態を関連付けて記憶する。これにより、端末管理テーブルには、通信端末10aaの端末ID「10aa」に、稼動状態「オンライン」および通信状態「None」が関連付けて管理されることになる。
<ステップS25>
そして、管理システム50の通信部51は、認証部52によって得られた端末認証の結果が示された認証結果情報を、通信ネットワーク2を介して、認証要求情報を送信してきた開始要求端末(通信端末10aa)に送信する。本実施形態では、通信端末10aaが、認証部52によって正当な利用権限を有するユーザが利用する端末であるとユーザ認証された場合につき、以下続けて説明する。
<ステップS26>
通信端末10aaにおいて、正当な利用権限を有するユーザが利用する端末であるとユーザ認証された結果が示された認証結果情報を受信すると、通信部11は、通信ネットワーク2を介して管理システム50へ、宛先リストを要求する旨が示された宛先リスト要求情報を送信する。これにより、管理システム50の通信部51は、宛先リスト要求情報を受信する。
<ステップS27>
次に、管理システム50の抽出部54は、開始要求端末(通信端末10aa)を利用するユーザのユーザID「A_10aa」を検索キーとして、会議管理テーブル(図8参照)を検索し、ユーザA_10aaが通話することができる、すなわち、ユーザA_10aaと同じ会議(会議ID「Conf1」のグループ)に属するユーザのユーザID(参加権限所有者)を抽出する。また、抽出部54は、抽出したユーザIDを検索キーとして、端末管理テーブルを検索し、このユーザIDに対応する端末IDおよび端末名、すなわち宛先端末の候補の端末IDおよび端末名を抽出する。
<ステップS28>
次に、管理システム50の通信部51は、抽出部54によって抽出された宛先端末の候補のユーザID、端末IDおよび端末名を含む宛先リスト情報を、開始要求端末(通信端末10aa)に送信する。
<ステップS29>
これにより、開始要求端末(通信端末10aa)では、通信部11が宛先リスト情報を受信し、記憶・読出部17が記憶部18へ宛先リスト情報を記憶する。
このように、本実施形態では、各通信端末10で宛先リスト情報を管理するのではなく、管理システム50がすべての通信端末10の宛先リスト情報を一元管理している。これによって、通信システム1に新たな通信端末10が含まれるようになったり、既に含まれている通信端末10が除外されたりする場合でも、管理システム50側で一括して対応するため、各通信端末10側で宛先リスト情報の変更を行う手間を省くことができる。
<ステップS30>
また、管理システム50の端末状態取得部55は、抽出部54によって抽出された宛先端末の候補の端末ID(「10ac」、「10ad」、「10ae」、「10ba」、「10bb」、「10cb」、「10da」)を検索キーとして、端末管理テーブルを検索する。そして、端末状態取得部55は、宛先端末の候補の端末ID毎に、対応する稼動状態および通信状態を読み出すことにより、宛先端末の候補それぞれの稼動状態および通信状態を取得する。
<ステップS31>
次に、通信部51は、ステップS30で使用された検索キーである端末IDと、対応する宛先端末の候補のユーザIDと、稼動状態および通信状態を含む状態情報とを含む端末状態情報を、開始要求端末に送信する。
具体的には、通信部51は、検索キーとしての端末ID「10ac」と、宛先端末の候補(通信端末10ac)のユーザID「B_10ac」と、稼動状態「オンライン」および通信状態「None」を含む状態情報とを含む端末状態情報、開始要求端末(通信端末10aa)に送信する。なお、稼動状態が「オフライン」の場合には、状態情報には、通信状態は含まれない。また、通信部51は、端末ID「10ac」と、宛先端末の候補(通信端末10ac)のユーザID「B_10ac」と、稼動状態「オンライン」および通信状態「None」を含む状態情報とを含む端末状態情報等、宛先端末の候補すべてに対する端末状態情報それぞれを開始要求端末(通信端末10aa)へ送信する。
<ステップS32>
次に、開始要求端末(通信端末10aa)の記憶・読出部17は、順次、管理システム50から受信した端末状態情報を記憶部18に記憶する。したがって、開始要求端末(通信端末10aa)は、宛先端末の候補の端末状態情報を受信することで、通話することができる宛先端末の候補の現時点のそれぞれの稼動状態および通信状態を取得することができる。
<ステップS33>
次に、開始要求端末(通信端末10aa)の表示制御部14は、記憶部18に記憶されている宛先リスト情報、および宛先端末の候補の端末状態情報に基づいて、宛先端末の候補の稼動状態および通信状態を反映させた宛先リストを作成する。そして、表示制御部14は、通信端末10aaのディスプレイ120に、所定のタイミングで宛先リストを表示する。表示された宛先リストの例を、図15に示す。
図15に示す宛先リスト画面の例では、ディスプレイ120に表示される宛先リストは、宛先端末の候補のユーザID1100-1と、宛先端末の候補の端末ID1100-2と、端末名1100-3と、状態情報を反映させたアイコン1100-4a~1100-4cとを含む。アイコンとしては、オフラインで通話できないことを示すオフラインアイコン1100-4aと、オンラインで通話可能であることを示す通話可能アイコン1100-4bと、オンラインで通話中であることを示す通話中アイコン1100-4cとがある。なお、図15に示す宛先リスト画面の例では、端末IDが「10ab」、「10ac」、「10db」、「10ad」である各通信端末10が宛先端末の候補であるものとして例示している。
表示制御部14は、宛先端末の候補の稼動状態が「オンライン」であり、通信状態が「None」である場合には、この宛先端末の候補に対し、通話可能アイコン1100-4bを割り当てる。また、表示制御部14は、宛先端末の候補の稼動状態が「オンライン」であり、通信状態が「None」以外である場合には、この宛先端末の候補に対し、通話中アイコン1100-4cを割り当てる。そして、表示制御部14は、宛先端末の候補の稼動状態が「オフライン」である場合には、この宛先端末の候補に対し、オフラインアイコン1100-4aを割り当てる。
なお、他の通信端末10でも、ステップS21と同様に、ユーザが図2に示す入力装置108である電源ボタンをオン操作すると、当該通信端末10の操作入力受付部12が、オン操作を受け付けて、上述のステップS22~S33の処理と同様の処理が行われる。
(全体会議の開始処理)
図16は、実施形態に係る通信システムでの全体会議の開始処理の一例を示すシーケンス図である。図17は、開始要求ダイアログボックスの一例を示す図である。図18は、全体会議の会議画面(ホスト)の一例を示す図である。図16~図18を参照しながら、本実施形態に係る通信システム1での全体会議の開始処理について説明する。
図16においては、図14に示す認証処理によりユーザ認証がなされた通信端末10daが会議開始要求を送信する例、すなわち、通信端末10daを利用するユーザをホストとする例について説明する。また、ホストが利用する通信端末10を「ホスト端末」と称し、ホストが管理する全体会議の他の参加者、すなわちゲストが利用する通信端末10を「ゲスト端末」と称する場合がある。ホストの通信端末10daは、図14のステップS31で受信した宛先端末の候補の端末状態情報に基づいて、宛先端末の候補のうち、稼動状態が「オンライン」であり、通信状態が「None」である通信端末10のうち少なくとも1つの通信端末10と通話を行うことができる。以下では、ホスト端末(通信端末10da)が送信した会議開始要求を、宛先端末(ゲスト端末)としての通信端末10acが受信する場合について説明する。なお、図16に示す処理が開始される前の状態において、ホスト端末としての通信端末10daのディスプレイ120には、宛先リスト画面(例えば図15参照)が表示されているものとする。そして、ホスト端末のホストは、宛先リストから所望の通話相手(宛先端末)を選択することができる。
<ステップS41>
まず、通信端末10daのユーザは、入力装置108を介して、会議の開始を要求する宛先となる宛先端末(通信端末10ac)を選択操作し、会議を開始する操作を行う。この場合、会議の開始を要求した通信端末10daがホスト端末となるものとし、当該通信端末10daのユーザがホストとなる。
<ステップS42>
ホスト端末(通信端末10da)で会議の開始を要求する操作がなされると、ホスト端末の通信部11は、会議の開始の要求を示す会議開始要求と共に、ホストのユーザID「H_10da」、宛先端末の参加者のユーザID「B_10ac」およびホスト端末のIPアドレスを、管理システム50へ送信する。これにより、管理システム50は、通信部51により会議開始要求が受信されると、送信元であるホスト端末のIPアドレス「1.3.2.3」を把握することになる。
<ステップS43>
そして、管理システム50の状態管理部53は、端末管理テーブルにおいて、会議開始要求と共に受信されたホストのユーザID「H_10da」および宛先端末の参加者のユーザID「B_10ac」がそれぞれ含まれるレコードの通信状態のフィールド部分を変更する。具体的には、状態管理部53は、端末管理テーブルのユーザID「H_10da」を含むレコードの通信状態を「Calling」に変更する。同様に、状態管理部53は、端末管理テーブルのユーザID「B_10ac」を含むレコードの通信状態を「Ringing」に変更する。
<ステップS44>
そして、管理システム50のセッション制御部56は、ホスト端末によって要求された宛先端末との間の通信を実行するためのセッション(コンテンツデータ用セッションsed)を識別するためのセッションIDを生成して、セッション管理DB5003のセッション管理テーブルに登録する。
<ステップS45>
続いて、セッション制御部56は、セッション管理テーブルにおいて、生成したセッションIDが含まれるレコードのホスト端末(セッション管理テーブルにおける開始要求端末)の端末IDおよび宛先端末の端末IDのフィールド部分に、それぞれホスト端末の端末ID「10da」、宛先端末の端末ID「10ac」を記憶して管理する。
<ステップS46>
そして、管理システム50の会議管理部59は、会議管理DB5004の会議管理テーブルにおいて、参加権限所有者にホストを含むレコードの参加者(会議に現在参加している参加者)のフィールドに、ホストのユーザID「H_10da」を登録する。また、管理システム50の抽出部54は、会議管理テーブルから、当該レコードの参加権限所有者に登録されているホスト以外の参加者のユーザIDを抽出する。
<ステップS47>
次に、通信部51は、ホスト端末へ、セッション制御部56により生成されたセッションIDを送信する。
<ステップS48>
また、通信部51は、会議開始要求と共に、ホストのユーザID「H_10da」、セッションID、および管理システム50のIPアドレスを、宛先端末である通信端末10acへ送信する。なお、実際には、通信部51は、会議開始要求、ホストのユーザID「H_10da」、セッションID、および管理システム50のIPアドレスを、ステップS46で抽出部54により抽出されたユーザIDで識別されるすべての参加者の通信端末10に送信する。これにより、宛先端末は、会議開始要求を受信すると共に、管理システム50のIPアドレス「1.1.1.2」を把握することになる。
<ステップS49>
宛先端末の通信部11が会議開始要求を受信すると、表示制御部14は、ディスプレイ120に、図17に示すような会議開始要求を受信したことを示す開始要求ダイアログボックス1200-1を表示させる。図17に示す開始要求ダイアログボックス1200-1は、会議開始要求を受信した旨を示し、ホスト端末との間の通信の開始(セッションの確立)して会議への参加を許可するか否かを指定するためのユーザインターフェースである。ユーザは、開始要求ダイアログボックス1200-1を閲覧することにより、会議開始要求を受信したことを確認することができる。開始要求ダイアログボックス1200-1には、会議への参加を許可するための「はい」ボタン1200-2と、会議への参加を許可しないことを選択するための「いいえ」ボタン1200-3とが含まれている。
<ステップS50>
宛先端末の入力装置108への操作によって「はい」ボタン1200-2が押下された場合、操作入力受付部12は、ホスト端末との間の通信の開始(セッション確立)して会議へ参加する旨の応答を受け付ける。
<ステップS51>
次に、宛先端末の通信部11は、会議への参加を示す開始応答と共に、宛先端末の参加者のユーザID「B_10ac」、ホストのユーザID「H_10da」、およびセッションIDを、管理システム50へ送信する。
<ステップS52>
管理システム50の会議管理部59は、通信部51により開始応答が受信されると、会議管理DB5004の会議管理テーブルにおいて、参加者(会議に現在参加している参加者)にホストを含むレコードの当該参加者のフィールドに、宛先端末の参加者のユーザID「B_10ac」を登録する。これによって、宛先端末の参加者は、ホストと同じ会議に実際に参加しているものとして取り扱われることになり、宛先端末である通信端末10acはゲスト端末として機能し、当該通信端末10acを利用する参加者は、参加した会議のゲストとなる。
<ステップS53>
管理システム50の通信部51が開始応答を受信すると、状態管理部53は、端末管理テーブルにおいて、開始応答と共に受信されたホストのユーザID「H_10da」およびゲストのユーザID「B_10ac」がそれぞれ含まれるレコードの通信状態のフィールド部分を変更する。具体的には、状態管理部53は、端末管理テーブルのユーザID「H_10da」を含むレコードの通信状態を「Accepted」に変更する。同様に、状態管理部53は、端末管理テーブルのユーザID「B_10ac」を含むレコードの通信状態を「Accepted」に変更する。
<ステップS54>
次に、通信部51は、開始応答と共に、ゲストのユーザID「B_10ac」、およびセッションIDを、ホスト端末へ送信する。
<ステップS55、S56>
ホスト端末は、この開始応答を受信すると、通信部11によってセッションIDを管理システム50に送信することにより、セッションを確立させる。一方、ゲスト端末は、通信部11によってセッションIDを管理システム50に送信することにより、セッションを確立させる。このように、ホスト端末とゲスト端末との間でセッションが確立されると、ホスト端末の表示制御部14は、例えば、図18に示す会議画面1300Hをディスプレイ120に表示させる。また、ゲスト端末の表示制御部14も、ディスプレイ120に会議画面1300Hと同様な画面(後述する会議画面1600G)を表示させる。
図18に示す会議画面1300Hには、ユーザID「H_10da」の参加者をホストとする会議に実際に参加している参加者の映像である参加者映像1300H-1と、自身(ここではホスト)の映像である自映像1300H-2と、グループ会議開始ボタン1300H-3と、会議(全体会議)を退室するための会議退室ボタン1300H-4と、が含まれる。図18に示す例では、当該会議に、ユーザIDが「A_10aa」、「B_10ac」、「C_10ad」、「D_10ae」、「E_10ba」、「F_10bb」および「G_10cb」であるそれぞれの参加者がゲストとして実際に参加している状態を示している。なお、グループ会議開始ボタン1300H-3が押下された場合の動作の詳細は、図19等で後述する。
<ステップS57~S60>
ステップS55、S56によってホスト端末とゲスト端末との間にセッションが確立されると、管理システム50を介して互いに映像データおよび音声データが送受信され、ホスト端末および各ゲスト端末を含む会議全体で、ビデオ会議が可能となる。
(グループ会議の開始処理)
図19は、実施形態に係る通信システムでのグループ会議の開始処理の一例を示すシーケンス図である。図20は、グループ選択画面の一例を示す図である。図21は、グループ会議開始直後のグループ会議状況画面の一例を示す図である。図22は、グループ会議の開始要求ダイアログボックスの一例を示す図である。図23は、特定の参加者がグループ会議に入室した場合の全体会議の会議画面(ホスト)の一例を示す図である。図24は、特定の参加者がグループ会議に入室した場合のグループ会議状況画面の一例を示す図である。図19~図24を参照しながら、本実施形態に係る通信システム1でのグループ会議の開始処理について説明する。以下では、ホスト端末(通信端末10da)が送信するグループ会議開始要求を、ゲスト端末として通信端末10acが受信する場合について説明する。
<ステップS71、S72>
まず、ホスト端末(通信端末10da)のホストは、図18に示す会議画面1300Hにおいて、入力装置108を介して、グループ会議を開始するためにグループ会議開始ボタン1300H-3を押下する。すると、ホスト端末の通信部11は、ホストが参加している会議(全体会議)に現在参加しているゲストの参加者情報の取得を要求するための会議参加者取得要求を、管理システム50へ送信する。
<ステップS73、S74>
管理システム50の通信部51により会議参加者取得要求が受信されると、会議管理部59は、会議管理DB5004の会議管理テーブルにおいて、ホストが現在参加している会議のレコードのフィールド「参加者」から、現在会議に参加しているゲストの参加者情報(ユーザID)を取得する。そして、会議管理部59は、取得した参加者情報(ゲストのユーザID)を、ホスト端末へ送信する。
<ステップS75>
ホスト端末の通信部11により会議の参加者情報(ゲストのユーザID)が受信されると、表示制御部14は、ディスプレイ120に、図20に示すような各ゲストについてグループを割り当てるためのグループ選択画面1400Hを表示させる。
図20に示すグループ選択画面1400Hには、グループ選択プルダウン1400H-1と、ランダム振分ボタン1400H-2と、グループ追加ボタン1400H-3と、OKボタン1400H-4と、グループ表示部1400H-5と、が含まれる。
グループ選択プルダウン1400H-1は、各ゲストについて、グループ追加ボタン1400H-3によって追加設定された各グループのいずれかに割り当てるためのプルダウンである。
ランダム振分ボタン1400H-2は、各ゲストに対して、設定された各グループにランダムに割り当てるためのボタンである。
グループ追加ボタン1400H-3は、新たにグループを設定して追加するためのボタンである。グループ表示部1400H-5は、グループ追加ボタン1400H-3により設定して追加されたグループ名を表示する領域である。図20に示す例では、グループa、bの2つのグレープが設定されていることを示している。
OKボタン1400H-4は、各ゲストをいずれかのグループに割り当てた後、グループ会議を開始させるためのボタンである。
<ステップS76>
ホストは、グループ選択画面1400Hにおいて、入力装置108を介して、各ゲストをいずれかのグループに割り当てるための選択操作を行う。図20に示す例では、参加者A_10aa、B_10ac、C_10ad、D_10aeがグループaに割り当てられ、参加者E_10ba、F_10bbおよびG_10cbがグループbに割り当てられたことを示す。
<ステップS77>
そして、ホストにより入力装置108を介してOKボタン1400H-4が押下されると、ホスト端末の通信部11は、グループ会議の開始の要求を示すグループ会議開始要求と共に、各ゲストがどのグループに割り当てられたかを示す参加者情報(各ゲストのユーザIDを含む)を、管理システム50へ送信する。
<ステップS78>
管理システム50の通信部51によりグループ会議開始要求が受信されると、会議管理部59は、参加者情報により示される各グループ会議を識別する会議IDを生成する。例えば、会議管理部59は、グループaに対して会議ID「Conf1-1」を生成し、グループbに対して会議ID「Conf1-2」を生成する。
<ステップS79>
会議管理部59は、生成した各グループ会議の会議ID毎に、当該グループ会議の元の会議を識別する元会議ID(ここでは「Conf1」)と、当該グループ会議の会議名と、当該グループ会議についての参加権限所有者とを関連付ける新たなレコードを、会議管理テーブルに追加して登録する。具体的には、新たなレコードの参加者権限所有者には、ステップS76で各グループに割り当てられたゲストのユーザIDが登録される。なお、この時点では、当該レコードにおける「参加者」のフィールドには、現在グループ会議に参加しているゲストはいないので、空の状態になっている。
<ステップS80、S81>
通信部51は、会議管理部59により生成された各グループ会議を識別する会議IDを、ホスト端末へ送信する。これによって、ホスト端末は、受信した会議IDを用いて各グループ会議を管理することができる。ホスト端末の通信部11により会議IDが受信されると、表示制御部14は、ディスプレイ120に、図21に示すような各グループ会議のゲストの参加状況を示すグループ会議状況画面1500Hを表示させる。
図21に示すグループ会議状況画面1500Hには、グループa状況表示部1500H-1と、グループb状況表示部1500H-2と、グループa選択ボタン1500H-3と、グループb選択ボタン1500H-4と、グループ参加権限所有者表示部1500H-5と、ミュートボタン1500H-7と、アイスブレイク選択ボタン1500H-8と、グループ会議終了ボタン1500H-9と、が含まれる。
グループa状況表示部1500H-1は、グループaに参加(入室)した参加者の状況を表示する領域である。グループb状況表示部1500H-2は、グループbに参加(入室)した参加者の状況を表示する領域である。なお、グループが2つ設定された場合の例であるが、3つ以上設定される場合も当然想定されるので、グループの状況表示部のレイアウトは、設定されたグループ数に応じて適宜設定されるものとすればよい。
グループa選択ボタン1500H-3は、グループaを選択するためのボタンであり、ホスト端末の音声出力部16にグループaのグループ会議での音声を出力させるためのボタンである。グループb選択ボタン1500H-4は、グループbを選択するためのボタンであり、ホスト端末の音声出力部16にグループbのグループ会議での音声を出力させるためのボタンである。図21に示す例では、グループaが選択された状態を示している。
グループ参加権限所有者表示部1500H-5は、選択されたグループに所属するゲスト(当該グループの参加者権限所有者)のユーザIDを表示する領域である。グループa選択ボタン1500H-3またはグループb選択ボタン1500H-4の押下によって、グループ参加権限所有者表示部1500H-5の表示内容が、選択されたグループのゲストのユーザIDの表示に切り替わる。
ミュートボタン1500H-7は、音声出力部16によるグループ会議の音声出力を消音状態にするためのボタンである。また、消音状態において、ミュートボタン1500H-7が押下されると、当該消音状態が解除され、音声出力部16によりグループ会議の音声出力が再開される。
アイスブレイク選択ボタン1500H-8は、各グループ会議に対して行わせるアイスブレイクの選択および開始を行うためのボタンである。なお、アイスブレイク選択ボタン1500H-8の押下によるアイスブレイクの選択および開始の動作の詳細は、図25等で後述する。
グループ会議終了ボタン1500H-9は、その時行われているグループ会議を終了させるためのボタンである。
<ステップS82>
管理システム50の会議管理部59により会議管理テーブルに各グループ会議の情報が登録されると、通信部51は、グループ会議開始要求と共に、ゲスト端末(通信端末10ac)が属するグループ会議の会議IDを、当該ゲスト端末に送信する。なお、実際には、通信部51は、グループ会議開始要求、およびグループ会議の会議IDを、ステップS76で各グループに割り当てられたすべてのゲスト端末に送信する。
<ステップS83>
ゲスト端末の通信部11がグループ会議開始要求を受信すると、表示制御部14は、図22に示すように、ゲスト端末のディスプレイ120に表示される会議画面1600Gに、グループ会議開始要求を受信したことを示す開始要求ダイアログボックス1600G-1を表示させる。図22に示す開始要求ダイアログボックス1600G-1は、グループ会議開始要求を受信した旨を示し、グループ会議への参加(入室)を許可するか否かを指定するためのユーザインターフェースである。ユーザは、開始要求ダイアログボックス1600G-1を閲覧することにより、グループ会議開始要求を受信したことを確認することができる。開始要求ダイアログボックス1600G-1には、グループ会議への参加(入室)を許可するための「はい」ボタン1600G-2と、グループ会議への参加を許可しないことを選択するための「いいえ」ボタン1600G-3とが含まれている。
また、図22に示す会議画面1600Gには、ゲスト端末を利用するゲスト自身の映像である自映像1600G-4と、グループ会議から退室するための退室ボタン1600G-5とが含まれる。
<ステップS84>
ゲスト端末の入力装置108への操作によって「はい」ボタン1600G-2が押下された場合、操作入力受付部12は、グループ会議へ参加する旨の応答を受け付ける。
<ステップS85>
次に、ゲスト端末の通信部11は、グループ会議への参加を示す開始応答と共に、ゲスト端末のゲストのユーザID「B_10ac」を、管理システム50へ送信する。
<ステップS86>
管理システム50の会議管理部59は、通信部51により開始応答が受信されると、会議管理DB5004の会議管理テーブルにおいて、当該開始応答を送信したゲスト端末のゲストが属するグループ会議のレコードの参加者のフィールドに、当該ゲストのユーザID「B_10ac」を登録する。さらに、会議管理部59は、当該グループ会議を示すレコードの元会議IDで示される元の会議(全体会議)のレコードの参加者のフィールドから、当該ゲストのユーザID「B_10ac」を削除する。これによって、ゲスト端末の参加者(ゲスト)は、全体会議から退室して、グループ会議に参加したものとして取り扱われることになる。
<ステップS87>
管理システム50の通信部51は、開始応答を送信したゲスト端末の参加者情報(ゲストのユーザID等)を、ホスト端末へ送信する。
<ステップS88>
ホスト端末の通信部11により参加者情報が受信されると、表示制御部14は、図23に示すように、全体会議の状態を示す会議画面1300Hから、当該参加者情報に含まれるユーザIDが示すゲストの映像を削除して更新する。図23に示す会議画面1300Hの例では、ステップS86でゲストである参加者B_10acがグループ会議に参加したため、参加者B_10acを示す参加者映像1300H-1が削除された状態を示す。
そして、表示制御部14は、図24に示すように、グループ会議状況画面1500Hのグループa状況表示部1500H-1において、通信部11により受信された参加者情報に含まれるユーザIDが示すゲストの映像である参加者映像1500H-1aを表示して更新する。図24に示すグループ会議状況画面1500Hの例では、ステップS86でゲストである参加者B_10acがグループ会議に参加したため、参加者B_10acを示す参加者映像1500H-1aが追加された状態を示す。
なお、図24に示すグループ会議状況画面1500Hにおいては、各グループ会議に参加した参加者の映像を表示するものとしたが、これに限られず、少なくとも各グループ会議に参加した参加者を示す情報が表示されるものとすればよい。例えば、グループaのグループ会議に参加した参加者の場合、例えば、グループa状況表示部1500H-1に、参加した参加者の静止画、ユーザIDまたはユーザ名等を、グループaのグループ会議に参加した参加者を示す情報として表示するものとしてもよい。
<ステップS89>
また、管理システム50の通信部51は、開始応答を送信したゲスト端末の参加者情報(ゲストのユーザID等)を、当該ゲスト端末自身へ送信する。これによって、ゲスト端末は、管理システム50においてゲストのグループ会議への参加処理が適切に行われたことを認識することができる。
<ステップS90>
ゲスト端末の通信部11によって参加者情報が受信されると、表示制御部14は、ディスプレイ120に表示させている会議画面1600Gをグループ会議の画面に遷移させる。具体的には、表示制御部14は、今まで全体会議の状態を表示していた(全体会議に参加している参加者を表示していた)会議画面1600Gにおいて、グループ会議の状態を表示する状態に更新する。すなわち、参加者B_10acのゲスト端末では、表示制御部14により会議画面1600Gにおいて参加者B_10ac自身の映像が表示される。
<ステップS91、S92>
ゲスト端末のゲストがグループ会議に参加すると、ホスト端末の通信部11は、グループ会議における映像データおよび音声データを受信することが可能となり、ホスト端末の表示制御部14は、グループ会議に参加しているゲストの映像をグループ会議状況画面1500Hに表示させ、音声出力部16は、グループ会議に参加しているゲストが発話する音声を出力する。
以上のように、ホスト端末から送信されたグループ会議開始要求を受けてゲスト端末がグループ会議に参加すると、ホスト端末で表示されるグループ会議状況画面1500Hにおいて、各グループ会議での音声、および参加しているゲストを確認することができ、各グループ会議の進捗状況を確認することができる。
(アイスブレイクを開始する動作)
図25は、実施形態に係る通信システムでのアイスブレイクを開始する動作の一例を示すシーケンス図である。図26は、アイスブレイク選択画面の一例を示す図である。図27は、アイスブレイク中のグループ会議状況画面の一例を示す図である。図28は、クイズゲームのアイスブレイク画面の一例を示す図である。図25~図28を参照しながら、本実施形態に係る通信システム1におけるアイスブレイクを開始する動作について説明する。以下では、ホスト端末を通信端末10da、ゲスト端末を通信端末10aaとして説明する。
<ステップS101、S102>
まず、ホスト端末(通信端末10da)のホストは、図24に示すグループ会議状況画面1500Hにおいて、入力装置108を介して、アイスレイクを開始するためにアイスブレイク選択ボタン1500H-8を押下する。すると、ホスト端末の通信部11は、選択できるすべてのアイスブレイク情報の取得の要求をするためのアイスブレイク情報取得要求を、管理システム50へ送信する。
<ステップS103、S104>
管理システム50の通信部51によりアイスブレイク情報取得要求が受信されると、アイスブレイク管理部60は、アイスブレイク管理DB5005のアイスブレイク情報管理テーブルにおいて、すべてのレコードに係るアイスブレイクID、アイスブレイク名、および説明内容をアイスブレイク情報として取得する。なお、アイスブレイク情報管理テーブルにおいて、アイスブレイクID、アイスブレイク名および説明内容に関連付けられた、後述する画面レイアウト遷移も、アイスブレイク情報の概念に含まれる。例えば、図10に示すアイスブレイク情報管理テーブルの場合、アイスブレイク管理部60は、アイスブレイクID「Content1」、「Content2」、アイスブレイク名「クイズゲーム」、「他己紹介」、および説明内容「Data1」、「Data2」を取得する。そして、通信部51は、アイスブレイク管理部60により取得されたアイスブレイク情報をホスト端末へ送信する。
<ステップS105>
ホスト端末の通信部11によりアイスブレイク情報が受信されると、表示制御部14は、ディスプレイ120に、図26に示すようなアイスブレイクの種類を選択するためのアイスブレイク選択画面1700H(選択画面の一例)を表示させる。この場合、通信部11により受信されたアイスブレイク情報は、記憶部18に記憶される。
図26に示すアイスブレイク選択画面1700Hには、アイスブレイク選択部1700H-1と、アイスブレイク説明部1700H-2と、開始ボタン1700H-3と、が含まれる。
アイスブレイク選択部1700H-1は、選択できるすべてのアイスブレイクの種類を表し、どのアイスブレイクを実行させるかを選択することができる領域である。具体的には、アイスブレイク選択部1700H-1は、アイスブレイク名の一覧を表示させることによって、アイスブレイクの種類を表示し、図26に示す例では、アイスブレイクとして「クイズゲーム」が選択された状態が示されている。なお、図26に示す例では、アイスブレイクとして「クイズゲーム」および「他己紹介」が表示されているが、アイスブレイクとしてはこれに限定されるものではなく、例えば、「後出しじゃんけん」等の様々な他のアイスブレイクの種類が表示されるものとしてもよい。
アイスブレイク説明部1700H-2は、アイスブレイク選択部1700H-1で選択されたアイスブレイクに対応する説明内容を表示する領域である。具体的には、ホスト端末の表示制御部14は、通信部11により受信されたアイスブレイク情報から、アイスブレイク選択部1700H-1で選択されたアイスブレイクに対応する説明内容を抽出して、アイスブレイク説明部1700H-2に表示させる。図26に示す例では、アイスブレイクとしての「クイズゲーム」に対応する説明内容が、アイスブレイク説明部1700H-2に表示された状態が示されている。
開始ボタン1700H-3は、アイスブレイク選択部1700H-1で選択されたアイスブレイクを開始させるためのボタンである。
<ステップS106、S107>
そして、ホストにより入力装置108を介して開始ボタン1700H-3が押下されると、ホスト端末の通信部11(送信手段、送信部、第1送信部)は、アイスブレイクの開始を要求するためのアイスブレイク開始要求(開始要求)と共に、アイスブレイク選択部1700H-1で選択されたアイスブレイクのアイスブレイクIDと、ホスト端末が参加している全体会議の会議ID(ここでは「Conf1」)を、管理システム50へ送信する。ここでは、アイスブレイク選択部1700H-1でアイスブレイクとして「クイズゲーム」が選択されたものとする。
<ステップS108、S109>
管理システム50の通信部51によりアイスブレイク開始要求が受信されると、アイスブレイク管理部60は、通信部51が受信した会議IDを元会議IDとするすべてのグループ会議の会議ID(ここでは「Conf1-1」、「Conf1-2」)を、会議管理テーブルから取得する。また、アイスブレイク管理部60は、通信部51が受信したアイスブレイクID(ここでは「Content1」)に対応する画面レイアウト遷移(遷移情報)の先頭の画面レイアウト(ここでは「Layout1-1」)を、アイスブレイク情報管理テーブルから取得する。そして、アイスブレイク管理部60は、取得したグループ会議の会議IDと、画面レイアウトと、アイスブレイクIDと、を関連付ける新たなレコードをアイスブレイク進捗管理テーブルに追加する。なお、アイスブレイク管理部60によりアイスブレイク進捗管理テーブルに追加されるレコードのステータスには、アイスブレイクが開始されてアイスブレイク中であることを示す「Doing」が登録される。
<ステップS110、S111>
そして、管理システム50の通信部51は、アイスブレイク管理部60によりアイスブレイク進捗管理テーブルに追加された各レコードに含まれるグループ会議の会議IDおよびステータスを、ホスト端末へ送信する。これによって、ホスト端末は、受信したグループ会議の会議IDと、ステータスとを用いて、各グループ会議を管理することができる。ホスト端末の通信部11によりグループ会議の会議IDおよびステータスが受信されると、表示制御部14(表示制御手段)は、ディスプレイ120(表示装置)に、図27に示すグループ会議状況画面1500Hのように、各グループ会議がアイスブレイク中であることを明示するように表示する。具体的には、表示制御部14は、図27に示すように、グループa状況表示部1500H-1およびグループb状況表示部1500H-2それぞれに、「アイスブレイク中」と表示させる。
<ステップS112、S113>
また、アイスブレイク管理部60は、アイスブレイク進捗管理テーブルから、ゲスト端末(通信端末10aa)が属するグループ会議の会議IDに対応する画面レイアウト(ここでは「Layout1-1」)を取得する。そして、通信部51(第2送信部)は、ゲスト端末で表示される画面のレイアウト変更を要求するためのレイアウト変更要求(変更要求)と共に、アイスブレイク管理部60により取得された画面レイアウト(レイアウト情報)をゲスト端末へ送信する。
<ステップS114>
ゲスト端末の通信部11によりレイアウト変更要求および画面レイアウトが受信されると、ゲスト端末の表示制御部14は、ディスプレイ120に、当該画面レイアウトに従って図28に示すようなアイスブレイクとしてのクイズゲームを行うためのアイスブレイク画面1800Gを表示させる。
図28に示すアイスブレイク画面1800Gには、クイズ問題表示部1800G-1と、解答表示部1800G-2と、参加者映像1800G-3と、終了ボタン1800G-4と、が含まれる。
クイズ問題表示部1800G-1は、アイスブレイクのためのクイズ問題を表示する領域である。解答表示部1800G-2は、ゲスト(通信端末10aaを利用する参加者)によりゲスト端末に入力されたクイズの解答を表示するための領域である。参加者映像1800G-3は、ゲストが参加しているグループ会議の当該ゲスト以外の参加者の映像を表示する領域である。終了ボタン1800G-4は、ゲストにより入力された解答を確定するためのボタンである。
図28に示すアイスブレイク画面1800Gは、アイスブレイク中のグレープ会議に、ユーザIDが「A_10aa」、「B_10ac」、「C_10ad」および「D_10ae」であるそれぞれの参加者がゲストとして参加している状態を示している。
以上の動作によって、グループ会議を開始するにあたって行われるアイスブレイク(ここでは「クイズゲーム」)を開始するための準備がなされることになる。具体的なアイスブレイクの動作については、図29等で後述する。
なお、図26等で説明したアイスブレイクを開始するための動作では、アイスブレイクとして「クイズゲーム」を例としたが、例えば、「他己紹介」等の他のアイスブレイクを開始するための動作も、図26等で説明した動作で実現できる。
(アイスブレイク動作:クイズゲーム)
図29は、実施形態に係る通信システムでのクイズゲームのアイスブレイク動作の一例を示すシーケンス図である。図30は、自解答が表示されたアイスブレイク画面の一例を示す図である。図31は、全解答が表示されたアイスブレイク画面の一例を示す図である。図32は、グループaがアイスブレイクを終了した場合のグループ会議状況画面の一例を示す図である。図29~図32を参照しながら、本実施形態に係る通信システム1でのクイズゲームのアイスブレイク動作について説明する。
<ステップS121、S122>
ゲスト端末(通信端末10aa)のゲストは、図28に示すアイスブレイク画面1800Gにおいて、入力装置108を介して、クイズ問題表示部1800G-1に表示されたクイズの解答のうちゲストが担当する解答の一部を入力する。すると、ゲスト端末の表示制御部14は、図30に示すように、入力された解答の内容(ここでは「ひ」)を解答表示部1800G-2に表示させる。
<ステップS123>
そして、ゲストにより入力装置108を介して終了ボタン1800G-4が押下されると、ゲスト端末の通信部11は、解答表示部1800G-2に表示された解答データと、当該ゲストのユーザIDと、を管理システム50へ送信する。
<ステップS124、S125>
管理システム50の通信部51により解答データおよびユーザIDが受信されると、アイスブレイク管理部60は、通信部51により受信されたユーザIDと、当該ユーザIDが属するグループ会議の会議ID(ここでは「Conf1-1」)と、解答データと、を関連付ける新たなレコードをアイスブレイク解答管理テーブルに追加する。そして、アイスブレイク管理部60は、アイスブレイク解答管理テーブルに登録されたレコードを参照し、当該グループ会議に参加しているすべての参加者(ゲスト)の解答データが登録されているか否かを判断する。
<ステップS126>
当該グループ会議に参加しているすべての参加者の解答データがアイスブレイク解答管理テーブルに登録されている場合、アイスブレイク管理部60は、アイスブレイク進捗管理テーブルの当該グループ会議の会議IDに対応する画面レイアウトを参照する。そして、アイスブレイク管理部60は、参照した画面レイアウトの次に遷移する画面レイアウトを、アイスブレイク情報管理テーブルを参照して判断し、取得する。具体的には、アイスブレイク管理部60は、アイスブレイク情報管理テーブルのクイズゲームに対応する画面レイアウト遷移を参照し、アイスブレイク進捗管理テーブルを参照して得られた画面レイアウト「Layout1-1」の次に遷移する画面レイアウトである「Layout1-2」を、当該画面レイアウト遷移から取得する。そして、アイスブレイク管理部60は、アイスブレイク進捗管理テーブルにおいて、当該グループ会議の会議IDに対応する画面レイアウトを、アイスブレイク情報管理テーブルから取得した画面レイアウト(ここでは「Layout1-2」)で更新する。
<ステップS127>
そして、管理システム50の通信部51は、ゲスト端末で表示されている画面のレイアウト変更を要求するためのレイアウト変更要求と共に、アイスブレイク管理部60により取得された画面レイアウトと、当該グレープ会議のすべての参加者の解答データとをゲスト端末へ送信する。
<ステップS128>
ゲスト端末の通信部11によりレイアウト変更要求、画面レイアウトおよび解答データが受信されると、ゲスト端末の表示制御部14は、ディスプレイ120に、当該画面レイアウトに従って図31に示すような自らの解答だけでなく他の参加者の解答内容を表示するアイスブレイク画面1800Gを表示させる。これによって、アイスブレイクとしてのクイズゲームに参加したゲストは、自分の解答と共に、他の参加者の解答を確認することによって、クイズ問題表示部1800G-1に表示されたクイズ問題に対する最終的な解答を確認することができる。
図31に示すアイスブレイク画面1800Gには、クイズ問題表示部1800G-1と、解答表示部1800G-2と、解答表示部1800G-5と、終了ボタン1800G-4と、が含まれる。上述の図28に示したアイスブレイク画面1800Gとの相違点は、参加者映像1800G-3が解答表示部1800G-5で置き換わった点である。解答表示部1800G-5は、ゲスト端末のゲスト以外の当該グループ会議に参加している参加者の解答を表示する領域である。
図31に示すアイスブレイク画面1800Gでは、ユーザIDが「A_10aa」、「B_10ac」、「C_10ad」および「D_10ae」であるそれぞれの参加者の解答が表示された状態が示されている。
<ステップS129、S130>
そして、ゲストにより入力装置108を介して終了ボタン1800G-4が押下されると、ゲスト端末の通信部11は、当該ゲストのユーザIDを管理システム50へ送信する。
<ステップS131>
管理システム50の通信部51によりユーザIDが受信されると、アイスブレイク管理部60は、アイスブレイク解答管理テーブルにおいて、当該ユーザIDに対応するレコードを削除する。ここでは、ゲストのユーザIDが「A_10aa」であるので、アイスブレイク管理部60は、当該ユーザIDに対応するレコードを削除する。同様に、アイスブレイク管理部60は、ゲストが参加しているグループ会議の他の参加者の通信端末10からユーザIDを受信すると、アイスブレイク解答管理テーブルにおいて、当該ユーザIDに対応するレコードを削除する。
そして、アイスブレイク解答管理テーブルにおいて当該グループ会議に参加しているすべての参加者のレコードを削除した場合、アイスブレイク管理部60は、アイスブレイク進捗管理テーブルの当該グループ会議の会議IDに対応する画面レイアウトを参照する。そして、アイスブレイク管理部60は、参照した画面レイアウトの次に遷移する画面レイアウトを、アイスブレイク情報管理テーブルを参照して判断し、取得する。ここで、アイスブレイク情報管理テーブルから次に遷移する画面レイアウトが存在しない場合、アイスブレイク管理部60は、アイスブレイク進捗管理テーブルにおいて、当該グループ会議の会議IDに対応する画面レイアウトを空にし、ステータスを「Done」に更新する。例えば、図10に示したアイスブレイク情報管理テーブルにおいては、「クイズゲーム」を示すアイスブレイクID「Content1」に対応する画面レイアウト遷移には、画面レイアウトが2個登録されており、画面レイアウト「Layout1-2」の次の遷移先の画面レイアウトは存在しないことを示している。
<ステップS132>
アイスブレイク情報管理テーブルから次に遷移する画面レイアウトが存在しない場合、アイスブレイク管理部60は、当該グループ会議のアイスブレイクが終了したものと判断し、通信部51は、通常のグループ会議の会議画面1600Gへの移行を要求するレイアウト変更要求をゲスト端末へ送信する。
<ステップS133>
ゲスト端末の通信部11によりレイアウト変更要求が受信されると、ゲスト端末の表示制御部14は、ディスプレイ120に、グループ会議の会議画面1600Gを表示させる。
<ステップS134、S135>
そして、管理システム50の通信部51は、アイスブレイク進捗管理テーブルの当該グループ会議に対応する会議ID(「Conf1-1」)およびステータス(「Done」)を、ホスト端末へ送信する。ホスト端末の通信部11によりグループ会議の会議IDおよびステータスが受信されると、表示制御部14は、ディスプレイ120に、図32に示すグループ会議状況画面1500Hのように、当該グループ会議(ここでは「グループa」)のアイスブレイクが終了したことを示すために、「アイスブレイク中」の表示を削除する。これによって、ホスト端末は、グループ会議で開始させたアイスブレイクが終了したことを確認することができる。また、グループ会議の参加者は、実行したアイスブレイクにより緊張感を緩和させた状態でビデオ会議に臨むことが可能となる。
(アイスブレイク動作:他己紹介)
図33は、実施形態に係る通信システムでの他己紹介のアイスブレイク動作の一例を示すシーケンス図である。図34は、グループ会議の会議画面(ゲスト)の一例を示す図である。図35は、他己紹介のアイスブレイク画面の一例を示す図である。図33~図35を参照しながら、本実施形態に係る通信システム1での他己紹介のアイスブレイク動作について説明する。
<ステップS141>
ホスト端末においてアイスブレイクを開始する動作が行われる前のゲスト端末(通信端末10aa)のディスプレイ120には、図34に示す会議画面1600Gが表示されている。
図34に示す会議画面1600Gには、自映像1600G-4と、退室ボタン1600G-5と、参加者映像1600G-6とが含まれている。なお、自映像1600G-4および退室ボタン1600G-5については、上述した通りである。参加者映像1600G-6は、グループ会議に参加している参加者のうちゲスト以外の参加者の映像である。
そして、上述の図25に示したアイスブレイクを開始する動作と同様の動作によって、ホスト端末において、アイスブレイクとして他己紹介が選択され、アイスブレイクが開始されると、ゲスト端末の表示制御部14は、ディスプレイ120に、図35に示すようなアイスブレイクとしての他己紹介を行う前の段階である1対1の自己紹介を行うためのアイスブレイク画面1900Gを表示させる。ここでは、表示制御部14は、管理システム50から受信した他己紹介用の画面レイアウト「Layout2-1」に従って、アイスブレイク画面1900Gを表示させている。
図35に示すアイスブレイク画面1900Gには、自映像1900G-1と、相手映像1900G-2と、終了ボタン1900G-3と、が含まれる。
自映像1900G-1は、ゲスト(自分)の映像を表示する領域である。相手映像1900G-2は、他己紹介の対象となる参加者であって、その前段階の自己紹介を互いに行う同じグループ会議の参加者の映像を表示する領域である。終了ボタン1900G-3は、アイスブレイクとしての他己紹介を行う前の段階である自己紹介を終了するためのボタンである。
そして、ゲスト、および相手映像1900G-2に表示された参加者は、アイスブレイク画面1900Gを介して、互いに自己紹介を行う。なお、ゲストと自己紹介を互いに行う相手となる参加者は、アイスブレイクが開始されたタイミングでランダムに選定されるものとしてもよく、または、ホストが図26に示したアイスブレイク選択画面1700H等の画面で任意に自己紹介の組み合わせを決定するものとしてもよい。
<ステップS142、S143>
ゲストが相手となる参加者と自己紹介が終了した後、ゲストにより入力装置108を介して終了ボタン1900G-3が押下されると、ゲスト端末の通信部11は、当該ゲストのユーザIDを管理システム50へ送信する。
<ステップS144>
当該グループ会議に参加しているすべての参加者の通信端末10からユーザIDを受信した場合、アイスブレイク管理部60は、アイスブレイク進捗管理テーブルの当該グループ会議の会議IDに対応する画面レイアウトを参照する。そして、アイスブレイク管理部60は、参照した画面レイアウトの次に遷移する画面レイアウトを、アイスブレイク情報管理テーブルを参照して判断し、取得する。ここで、アイスブレイク情報管理テーブルから次に遷移する画面レイアウトが存在しない場合、アイスブレイク管理部60は、アイスブレイク進捗管理テーブルにおいて、当該グループ会議の会議IDに対応する画面レイアウトを空にし、ステータスを「Done」に更新する。例えば、図10に示したアイスブレイク情報管理テーブルにおいては、「他己紹介」を示すアイスブレイクID「Content2」に対応する画面レイアウト遷移には、画面レイアウトが1個のみ登録されており、画面レイアウト「Layout2-1」の次の遷移先の画面レイアウトは存在しないことを示している。
<ステップS145>
アイスブレイク情報管理テーブルから次に遷移する画面レイアウトが存在しない場合、アイスブレイク管理部60は、当該グループ会議のアイスブレイクが終了したものと判断し、通信部51は、通常のグループ会議の会議画面1600Gへの移行を要求するレイアウト変更要求をゲスト端末へ送信する。
<ステップS146>
ゲスト端末の通信部11によりレイアウト変更要求が受信されると、ゲスト端末の表示制御部14は、ディスプレイ120に、グループ会議の会議画面1600Gを表示させる。
<ステップS147、S148>
そして、管理システム50の通信部51は、アイスブレイク進捗管理テーブルの当該グループ会議に対応する会議ID(「Conf1-2」)およびステータス(「Done」)を、ホスト端末へ送信する。ホスト端末の通信部11によりグループ会議の会議IDおよびステータスが受信されると、表示制御部14は、ディスプレイ120に、上述の図32に示すグループ会議状況画面1500Hのように、当該グループ会議(ここでは「グループa」)のアイスブレイクが終了したことを示すために、「アイスブレイク中」の表示を削除する。これによって、ホスト端末は、グループ会議で開始させたアイスブレイクが終了したことを確認することができる。
以上のように本実施形態に係る通信システム1では、アイスブレイクごとに対応する画面レイアウト等のアイスブレイク情報に従って、ゲスト端末側の画面を変更させることによって、ビデオ会議システムにおいて、アイスブレイクの種類に応じた画面レイアウトを行い、アイスブレイクを行うことができる。
また、通信システム1では、ホスト端末で、複数種類のアイスブレイクの中から任意のアイスブレイクを選択することができるので、ビデオ会議の状況に応じたアイスブレイクを行わせることができ、ビデオ会議の利用性を向上させることができる。
なお、上述の実施形態に係る通信システム1におけるアイスブレイク動作は、全体会議から分けられた各グループ会議において実施される場合について説明したが、これに限定されるものではない。すなわち、グループ会議に分けられる前の全体会議において上述のアイスブレイク動作を実施させることもできる。
また、上述の実施形態に係る通信システム1では、複数のグループ会議に対して、図26に示したアイスブレイク選択画面1700Hで選択した1のアイスブレイクを開始させるものとしているが、これに限定されるものではない。すなわち、アイスブレイク選択画面1700Hにおいてグループ会議ごとに異なるアイスブレイクを割り当てて実行させるものとしてもよい。この場合、図11のアイスブレイク進捗管理テーブルで示したように、会議IDごとにアイスブレイクIDを管理しているので、各会議IDで特定されるグループ会議ごとに異なるアイスブレイクを実行させて進捗を管理することが可能である。これによって、各グループ会議の状況、および参加しているゲストの様子等から、グループ会議ごとに適切なアイスブレイクを選択して実行させることができる。ただし、この場合、複数のグループ会議に対して同じアイスブレイクを割り当てることも可能であるのは言うまでもない。
(通信端末のソフトウェア構成の別形態)
図36は、実施形態に係る通信端末のWebアプリを利用する場合のソフトウェア構成の一例を示す図である。図36を参照しながら、通信端末10のソフトウェア構成の別形態について説明する。
上述の図4では、通信端末10で通信アプリAが実行される動作を説明したが、同様の処理をWebアプリによっても実現できる。Webアプリは、ブラウザ上で動作する、例えばJavaScript(登録商標)によるプログラムと、Webサーバ側のプログラムとが協調することによって動作し、ユーザはそれをブラウザ上で使用する。すなわち、図36に示すように、通信端末10は管理システム50から、プログラムWA(HTML(HyperText Markup Language)+JavaScript+CSS(Cascading Style Sheets)等)をダウンロードして、ブラウザ1040上で実行する。当該ブラウザ1040は、OS1020の制御に従って動作する。
通信端末10は、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)またはHTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secure)等のプロトコルを用いて管理システム50とデータを送受信することによって、管理システム50が提供しているサービスを利用できる。このような利用形態では、予め通信端末10に通信アプリAをダウンロードしておく必要がない。
なお、上述の実施形態の各機能は、一または複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサ、上述した各機能を実行するよう設計されたASIC、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA、SoC(System on a chip)、GPU(Graphics Processing Unit)、および従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
また、上述の実施形態において、通信端末10および管理システム50の各機能部の少なくともいずれかがプログラムの実行によって実現される場合、そのプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。また、上述の実施形態に係る通信端末10および管理システム50で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、フレキシブルディスク(FD)、CD-R(Compact Disk-Recordable)、DVDまたはSDカード等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。また、上述の実施形態に係る通信端末10および管理システム50で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上述の実施形態に係る通信端末10および管理システム50で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。また、上述の実施形態に係る通信端末10および管理システム50で実行されるプログラムは、上述した各機能部のうち少なくともいずれかを含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPUが上述の記憶装置からプログラムを読み出して実行することにより、上述の各機能部が主記憶装置上にロードされて生成されるようになっている。
1 通信システム
2 通信ネットワーク
2a~2d LAN
2ab、2cd 専用線
2i インターネット
10、10aa、10ab、10ac、10ba、10bb、10ca、10cb、10da、10db 通信端末
11 通信部
12 操作入力受付部
13 撮像部
14 表示制御部
15 音声入力部
16 音声出力部
17 記憶・読出部
18 記憶部
19 認証要求部
50 管理システム
51 通信部
52 認証部
53 状態管理部
54 抽出部
55 端末状態取得部
56 セッション制御部
57 記憶・読出部
58 記憶部
59 会議管理部
60 アイスブレイク管理部
70、70a~70d、70ab、70cd ルータ
90 プログラム提供システム
101 CPU
102 ROM
103 RAM
105 補助記憶装置
106 メディア
107 メディアドライブ
108 入力装置
110 バスライン
111 ネットワークI/F
112 カメラ
112c ケーブル
113 撮像素子I/F
114 マイク
114c ケーブル
115 スピーカ
115c ケーブル
116 音声入出力I/F
119 ディスプレイI/F
120、120aa、120bb、120ca、120db ディスプレイ
120c ケーブル
201 CPU
202 ROM
203 RAM
205 補助記憶装置
206 記録メディア
207 メディアドライブ
208 ディスプレイ
209 ネットワークI/F
210 バスライン
211 キーボード
212 マウス
213 DVD
214 DVDドライブ
1010 作業領域
1020 OS
1040 ブラウザ
5001 認証管理DB
5002 端末管理DB
5003 セッション管理DB
5004 会議管理DB
5005 アイスブレイク管理DB
A 通信アプリ
WA プログラム
特許第6269609号公報

Claims (10)

  1. コンピュータを、
    通信端末と、ネットワークを介して他の通信端末と音声信号を送受信することにより実現されるビデオ会議で実行させるアイスブレイクに関するアイスブレイク情報を管理システムから取得する取得手段と、
    前記他の通信端末で前記アイスブレイク情報で規定されるアイスブレイクを開始させるための開始要求を前記管理システムへ送信することにより、前記アイスブレイク情報に含まれる該アイスブレイクに応じたレイアウト情報により画面のレイアウトの変更を要求する変更要求を、該管理システムから前記他の通信端末へ送信させる送信手段と、
    前記他の通信端末で実行されるアイスブレイクの進捗状況を表示装置に表示させる表示制御手段と、
    して機能させるためのプログラム。
  2. 前記アイスブレイク情報は、画面のレイアウトの遷移を規定する遷移情報を含み、
    前記送信手段は、前記開始要求を前記管理システムへ送信することにより、前記遷移情報に従って画面のレイアウトの変更を要求する前記変更要求を、該管理システムから前記他の通信端末へ送信させる請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記表示制御手段は、複数種類のアイスブレイクの中から選択するための選択画面を前記表示装置に表示させる請求項1または2に記載のプログラム。
  4. 前記アイスブレイク情報は、アイスブレイクの説明内容を含み、
    前記表示制御手段は、前記選択画面において選択されたアイスブレイクに対応する前記説明内容を表示させる請求項3に記載のプログラム。
  5. 前記表示制御手段は、前記ビデオ会議に参加している複数の前記他の通信端末が、複数のグループ会議に分けられている場合、前記グループ会議ごとにアイスブレイクの進捗状況を前記表示装置に表示させる請求項1~4のいずれか一項に記載のプログラム。
  6. 前記表示制御手段は、前記ビデオ会議に参加している複数の前記他の通信端末が、複数のグループ会議に分けられている場合、前記グループ会議ごとに異なるアイスブレイクを割り当てることが可能な前記選択画面を前記表示装置に表示させる請求項3または4に記載のプログラム。
  7. 他の通信端末と、ネットワークを介して音声信号を送受信することによりビデオ会議による通話が可能な通信端末の通信方法であって、
    前記ビデオ会議で実行させるアイスブレイクに関するアイスブレイク情報を管理システムから取得する取得ステップと、
    前記他の通信端末で前記アイスブレイク情報で規定されるアイスブレイクを開始させるための開始要求を前記管理システムへ送信することにより、前記アイスブレイク情報に含まれる該アイスブレイクに応じたレイアウト情報により画面のレイアウトの変更を要求する変更要求を、該管理システムから前記他の通信端末へ送信させる送信ステップと、
    前記他の通信端末で実行されるアイスブレイクの進捗状況を表示装置に表示させる表示制御ステップと、
    を有する通信方法。
  8. 他の通信端末と、ネットワークを介して音声信号を送受信することによりビデオ会議による通話が可能な通信端末であって、
    前記ビデオ会議で実行させるアイスブレイクに関するアイスブレイク情報を管理システムから取得する取得部と、
    前記他の通信端末で前記アイスブレイク情報で規定されるアイスブレイクを開始させるための開始要求を前記管理システムへ送信することにより、前記アイスブレイク情報に含まれる該アイスブレイクに応じたレイアウト情報により画面のレイアウトの変更を要求する変更要求を、該管理システムから前記他の通信端末へ送信させる送信部と、
    前記他の通信端末で実行されるアイスブレイクの進捗状況を表示装置に表示させる表示制御部と、
    を備えた通信端末。
  9. 他の通信端末とネットワークを介して音声信号を送受信することによりビデオ会議による通話が可能な通信端末と、前記ビデオ会議を管理する管理システムと、を有する通信システムであって、
    前記管理システムは、前記ビデオ会議で実行されるアイスブレイクに関するアイスブレイク情報を記憶する記憶部を備え、
    前記通信端末は、
    前記アイスブレイク情報を管理システムから取得する取得部と、
    前記他の通信端末で前記アイスブレイク情報で規定されるアイスブレイクを開始させるための開始要求を前記管理システムへ送信する第1送信部と、
    を備え、
    前記管理システムは、
    前記第1送信部から送信された前記開始要求に応じて、前記アイスブレイク情報に含まれる該アイスブレイクに応じたレイアウト情報により画面のレイアウトの変更を要求する変更要求を、前記他の通信端末へ送信する第2送信部を、さらに備え、
    前記通信端末は、前記他の通信端末で実行されるアイスブレイクの進捗状況を表示装置に表示させる表示制御部を、さらに備えた通信システム。
  10. 前記第2送信部は、前記アイスブレイクの終了後、前記他の通信端末において元の前記ビデオ会議の画面に遷移させる要求を、該他の通信端末に送信する請求項9に記載の通信システム。
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