JP6236293B2 - 石材落下防止方法 - Google Patents

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Description

本発明は、板状石材等の外壁材を構造物の壁面に取り付ける乾式石張り工法における石材落下防止方法に関する。
石材を外壁に乾式工法で取り付ける場合、外壁面がコンクリート躯体であれば取付金物を躯体にアンカーボルトで固定し、石材とはダボピンで固定する方法が多く使われる(特許文献1参照)。
また、乾式工法で取り付けられた石材落下防止方法として、石材の裏面に補強用シート材を貼着し、前記補強用シートのはみ出し部を壁に打ち込まれたアンカーボルトに対して係止させて壁材に取り付けることによる方法が示されている(特許文献2参照)。
特開平7−69707号公報 特開平7−317271号公報
ところが、石材を壁面と垂直に取り付ける場合などで、壁面と石材の重心が離れてしまうと地震時等に石材や取付金物にかかる荷重が大きくなってしまい、石材の固定部が欠けたり、取付金物が変形することにより、石材の固定度が落ちて石材が落下する可能性が高くなる。
本発明は、壁面と石材の重心が離れていても、地震時等において取付金物の振動や変形を抑え、かつ石材が欠けたり取付金物が変形したりすることにより、石材が落下するのを防止することを目的とする。
請求項1に記載の石材落下防止方法は、互いに背中合わせに並んで配置された一対の板状の石材を上下に複数段構造物の壁面に取付金物によって取り付ける乾式石張り工法において、前記取付金物は、前記外壁面に沿って延びて当該外壁面に固定される板状の取付面部と、
当該取付面部から略水平に延びて前記一対の石材を支持する板状の支持面部と、前記取付面部および前記支持面部に一体に設けられて前記一対の石材同士の隙間に配置される板状の補強部と、を備え、前記石材を支持する前記取付金物の先端であって前記支持面部と前記補強部の外側端部のそれぞれと前記壁面または上下に隣接する取付金物とを線材でつないだことを特徴とする。
この発明によれば、石材を支持する取付金物の先端であって前記支持面部と前記補強部の外側端部のそれぞれと前記壁面または上下に隣接する取付金物とをワイヤーなどの線材でつなぐことで、地震時等に石材や取付金物にかかる荷重が大きくなっても、取付金物の振動や変形を抑え、石材が落下するのを防止することができる。
請求項2に記載の石材落下防止方法は、前記線材の少なくとも一方の端部に減衰ゴム等の減衰装置が取り付けられていることを特徴とする。
この発明によれば、取付金物の振動を効果的に抑え、石材が落下するのを防止することができる。
本発明によれば、石材を支持する取付金物の先端と前記壁面または隣接する取付金物とをワイヤーなどの線材でつなぐことで、地震時等に石材や取付金物にかかる荷重が大きくなっても、取付金物の振動や変形を抑え、石材が落下するのを防止することができる。
本発明の一実施形態に係る石材落下防止方法が適用された斜視図である。 前記実施形態に係る石材の斜視図である。 前記実施形態に係る取付金物の斜視図である。 前記実施形態に係る取付金物と構造物との接合部分の分解斜視図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る石材落下防止方法が適用された斜視図である。
複数の板状の石材10が、複数の取付金物20によって建物の方立3の外壁面4に取り付けられる。
石材10は、上下に複数段積層されており、各段では、一対の石材10が互いに背中合わせに並んで配置されている。
また、取付金物20は、上下の石材10同士の間に配置されている。
図2は、石材10の斜視図である。
各石材10の下端面には、2箇所にダボ穴11が形成されている。また、各石材10の上端面には、2箇所にダボ穴12が形成されている。また、各石材10の裏面には、補強用ネット15がエポキシ系樹脂接着材で貼付されている。
以下、下から2番目の取付金物20Aについて説明するが、他の取付金物20についても、同様の構造である。
この取付金物20Aの直下に位置する石材10を、下側の石材10Aとし、この取付金物20Aの直上に位置する石材10を、上側の石材10Bとする。
図3は、取付金物20Aの斜視図である。
取付金物20Aは、外壁面4に沿って延びてこの外壁面4にボルト固定される板状の取付面部21と、この取付面部21から略水平に延びて一対の石材10を支持する板状の支持面部22と、取付面部21および支持面部22に一体に設けられて一対の石材10同士の隙間に配置される板状の補強部23と、を備える。
支持面部22は、上下の石材10A、10Bの間に配置されて、下側の石材10Aの位置を固定して石材10Aの開き止めを行うとともに、上側の石材10Bを下から支持する。
具体的には、支持面部22には、4箇所に長孔24が形成されている。ダボピン13を用意して、このダボピン13を上から長孔24に挿通して下側の石材10Aの上端面のダボ穴12に差し込むことで、下側の石材10Aが支持面部22に係止する。
また、支持面部22の上面には、4つのダボピン25が設けられている。ダボピン25を上側の石材10Bの下端面のダボ穴11に差し込むことで、上側の石材10Bが支持面部22に係止する。
取付金物20Aの取付面部21と方立3の外壁面4との間には、ライナープレート50が介装されている。このライナープレート50の厚みを調整することで、取付金物20Aの外壁面4からの突出寸法を調整できる。
更に、取付金物20Aの支持面部21と補強部23の外側端部にそれぞれ高減衰ゴム41を介してワイヤー固定部材40を取り付ける。外壁面4にも同様に、高減衰ゴム41を介してワイヤー固定部材40を取り付ける。ワイヤー30の一方の端部を取付金物20Aに取り付けたワイヤー固定部材40に固定し、もう一方の端部を外壁面4に取り付けたワイヤー固定部材40に固定する。ワイヤー30などの線材でつなぐことで、地震時等に石材10Bや取付金物20Aにかかる荷重が大きくなっても、取付金物20Aの振動や変形を抑え、石材10Bが落下するのを防止することができる。更に、高減衰ゴム41により取付金物20Aの振動を効果的に抑え、振動を速やかに収束させることができる。外壁面側のワイヤー固定部材40は、取付金物20Aに隣接する取付金物20に固定してもよい。
図示はしていないが、前記ワイヤー30と石材10の裏面に貼付された補強用ネット15が適宜緩結されているので、石材10が欠けたり取付金物20が変形したりすることにより、石材20の固定度が落ちても石材20が落下するのを防止することができる。
図4は、取付金物20Aと方立3との接合部分の分解斜視図である。この図4では、理科の容易のため、ライナープレート50の表示を省略している。
取付金物20Aの取付面部21は、ボルト60、押えプレート70、ナット61を用いて、方立3の外壁面4に固定される。
方立3の外壁面4には、ボルト60を挿通するための円形の挿通孔5が形成されている。また、取付金物20Aの取付面部21には、ボルト60を挿通するための縦長の長孔26が形成されている。
押えプレート70は、矩形状であり、この押えプレート70には、ボルト60を挿通するための円形の挿通孔71が形成されている。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)ワイヤー30などの線材でつなぐことで、地震時等に石材10Bや取付金物20Aにかかる荷重が大きくなっても、取付金物20Aの振動や変形を抑え、石材10Bが落下するのを防止することができる。更に、高減衰ゴム41により取付金物20Aの振動を効果的に抑え、振動を速やかに収束させることができる。
(2)ワイヤー30と石材10の裏面に貼付された補強用ネット15が適宜緩結されているので、石材10が欠けたり取付金物20が変形したりすることにより、石材20の固定度が落ちても石材20が落下するのを防止することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
3…方立(構造物)
4…外壁面
5…挿通孔
10、10A、10B…石材
11、12…ダボ穴
13…ダボピン
15…補強用ネット
20、20A…取付金物
21…取付面部
22…支持面部
23…補強部
24…長孔
25…ダボピン
26…長孔
30…ワイヤー
40…ワイヤー固定部材
41…高減衰ゴム
50…ライナープレート
60…ボルト
61…ナット
70…押えプレート
71…挿通孔

Claims (2)

  1. 互いに背中合わせに並んで配置された一対の板状の石材を上下に複数段構造物の壁面に取付金物によって取り付ける乾式石張り工法において、
    前記取付金物は、前記外壁面に沿って延びて当該外壁面に固定される板状の取付面部と、
    当該取付面部から略水平に延びて前記一対の石材を支持する板状の支持面部と、
    前記取付面部および前記支持面部に一体に設けられて前記一対の石材同士の隙間に配置される板状の補強部と、を備え、
    前記石材を支持する前記取付金物の先端であって前記支持面部と前記補強部の外側端部のそれぞれ
    前記壁面または上下に隣接する取付金物と
    を線材でつないだことを特徴とする石材落下防止方法。
  2. 前記線材の少なくとも一方の端部に減衰装置が取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の石材落下防止方法。
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