JP6236223B2 - 車両懸架装置支持構造 - Google Patents

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本発明は、車両懸架装置支持構造に関する。
下記特許文献1には、左右のリヤタイヤをそれぞれ独立に支持する車両懸架装置が開示されている。この文献に記載された車両懸架装置は、車両平面視で梯子状に形成されたサスペンションメンバと、リヤタイヤを支持するアクスルブラケット(ナックル)と、アクスルブラケットとサスペンションメンバとの間に架け渡され、リヤタイヤをサスペンションメンバに対して上下動可能に連結する複数のアーム(前側ロアリンク、後側ロアリンク、アッパリンク)と、リヤタイヤの上下動に応じて伸縮することによってリヤタイヤから車体に入力させる衝撃を吸収するコイルスプリングと、リヤタイヤの上下動(コイルスプリングの伸縮方向への振動)を減衰するショックアブソーバと、を有して構成されている。
また、下記特許文献2には、左右のフロントタイヤをそれぞれ独立に支持する車両懸架装置が開示されている。この文献に記載された車両懸架装置は、マクファーソンストラット式とされており、また車両懸架装置は、車両平面視で車幅方向を長手方向とする矩形状に形成されたサスペンションメンバ(サブフレーム)と、フロントタイヤをサスペンションメンバに連結するロアアームと、を有して構成されている。また、サスペンションメンバは、車両前後方向に延びると共に車幅方向に間隔を空けて配置された一対のフロントサイドメンバに固定されている。
特願2011−109666号 特願2011−014242号
しかしながら、上記特許文献1及び特許文献2に記載された車両懸架装置を構成する各部品(アーム、コイルスプリング、ショックアブソーバ等)は、複雑な形状のサスペンションメンバに取付けられることによって支持されているため、車両懸架装置の低コスト化を図ることが難しく、また、車両の前部又は後部における車両懸架装置の占有スペースが大きくなる。
本発明は上記事実を考慮し、占有スペースを小さくすることができると共に低コスト化を図ることができる車両懸架装置支持構造を得ることが目的である。
請求項1記載の本発明に係る車両懸架装置支持構造は、車幅方向の中央部に配置されたベース部と、前記ベース部の車幅方向外側に設けられ、車両前後方向及び車両上下方向に沿って延在し懸架装置構成部品が取付けられる取付面と、を備え、前記ベース部は車幅方向を板厚方向として車両前後方向に延びる板状に形成されており、前記ベース部の車幅方向外側の面が前記取付面とされており、前記ベース部には、車幅方向外側の端部が車輪を支持する車輪支持部材に連結されたリーフスプリングが取付けられており、前記ベース部には原動機が固定されており、前記原動機が作動することによって車輪が回転する
請求項1記載の本発明では、懸架装置構成部品が取付けられる取付面が上記のベース部に設けられている。また、この取付面は、車両前後方向及び車両上下方向に沿って延在しているため、懸架装置構成部品は取付面に該取付面と対向する側から取付けられる。換言すると、懸架装置構成部品が取付面に一方向から取付けられる。これにより、懸架装置構成部品をベース部に取付ける際の組み付けコストの増加が抑制される。また、本発明では、懸架装置構成部品がベース部の側方側に配置されるため、車両懸架装置の車両上下方向への占有スペースの増加が抑制される。
請求項記載の本発明では、ベース部が車幅方向を板厚方向として車両前後方向に延びる板状に形成されている。そのため、ベース部の車幅方向への寸法の増加が抑制される。
請求項記載の本発明では、車輪から車体に入力される衝撃を緩衝する緩衝装置が上記のリーフスプリングとされているため、該リーフスプリングを含む車両懸架装置の車両上下方向への占有スペースの増加が抑制される。
請求項記載の本発明に係る車両懸架装置支持構造は、請求項記載の車両懸架装置支持構造において、前記リーフスプリングは、車両進行方向に見て車両左側に配置された前記車輪を支持する前記車輪支持部材と車両右側に配置された前記車輪を支持する前記車輪支持部材とを車幅方向に連結しており、前記リーフスプリングの車幅方向の中央部が車体に支持されていることを特徴としている。
請求項記載の本発明では、左右の車輪支持部材を車幅方向に連結するリーフスプリングの車幅方向の中央部が車体に支持されている。そのため、左輪(車輪)が車体に対して上下動した際にはリーフスプリングの左端側が撓む一方、右輪(車輪)が車体に対して上下動した際にはリーフスプリングの右端側が撓む。これにより、単一のリーフスプリングによって左輪及び右輪を片輪ずつストロークさせることができ、左右独立懸架として作動させることができる。しかも、単一のリーフスプリングが左輪と右輪との間に架け渡されているため、部品点数を少なくすることができると共に、車体への部品の組付工数を少なくすることができる。また、本発明では、リーフスプリングが車体の旋回時に該車体のロールを抑制するスタビライザとして機能する。
請求項記載の本発明に係る車両懸架装置支持構造は、請求項又は請求項記載の車両懸架装置支持構造において、前記リーフスプリングの車両上側又は車両下側には、板間摩擦用リーフスプリングが設けられており、前記車輪支持部材の上下動に伴い前記リーフスプリングと前記板間摩擦用リーフスプリングとの間で板間摩擦を生じるように構成されていることを特徴としている。
請求項記載の本発明では、車輪及び車輪支持部材が車体に対して上下動した際には、リーフスプリングと、当該リーフスプリングの上側又は下側に設けられた板間摩擦用リーフスプリングとの間で板間摩擦が生じる。これにより、車輪及び車輪支持部材の上下動(振動)が減衰される。これにより、ショックアブソーバ等の減衰機能部品を設けることが省略される。
請求項記載の本発明に係る車両懸架装置支持構造は、車幅方向の中央部に配置されたベース部と、前記ベース部の車幅方向外側に設けられ、車両前後方向及び車両上下方向に沿って延在し懸架装置構成部品が取付けられる取付面と、を備え、前記ベース部には原動機が固定されており、前記原動機が作動することによって車輪が回転することを特徴としている。
請求項記載の本発明では、原動機を固定するための固定部を別途設けることなく原動機が車体(ベース部)に固定される。
請求項1記載の本発明に係る車両懸架装置支持構造は、車両懸架装置の占有スペースを小さくすることができると共に車両懸架装置の低コスト化を図ることができる、という優れた効果を有する。
請求項記載の本発明に係る車両懸架装置支持構造は、車両懸架装置の占有スペースをより一層小さくすることができる、という優れた効果を有する。
請求項記載の本発明に係る車両懸架装置支持構造は、該車両懸架装置のより一層の低コスト化を図ることができると共に走行時の車体の安定性を向上させることができる、という優れた効果を有する。
請求項記載の本発明に係る車両懸架装置支持構造は、該車両懸架装置のより一層の低コスト化を図ることができると共に車両懸架装置の占有スペースをより一層小さくすることができる、という優れた効果を有する。
請求項記載の本発明に係る車両懸架装置支持構造は、原動機を固定するための固定部を別途設けることなく該原動機を車体に固定することができる、という優れた効果を有する。
実施形態に係る車両懸架装置が適用されて構成された三輪電気自動車の斜視図である。 実施形態に係る車両懸架装置を含む周辺部材の構成を示す斜視図である。 図2に示される構成を車両上方から見た平面図である。 図2に示される構成を車両下方から見た下面図である。 図2に示される構成を車両後方から見た後面図である。 図2に示される構成を車両前方から見た縦断面図である。 図6の一部を拡大して示す拡大断面図である。 (A)及び(B)は、コイルスプリング及びショックアブソーバを備えた車両懸架装置を模式的に示した図2及び図5に対応する模式図である。
以下、図1〜図7を用いて本発明の実施の形態に係る車両懸架装置支持構造が適用された車両懸架装置10について説明する。なお、各図に適宜記す矢印FR、矢印UP、矢印LH、矢印RH、矢印OUTは、それぞれ車両前方(進行方向)、車両上方、車両左方、車両右方、車幅方向外方をそれぞれ示している。以下、単に前後、左右、上下の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両左右方向の左右、車両上下方向の上下を示すものとする。
(構成)
図1には、本実施形態に係る車両懸架装置10が設けられた三輪電気自動車12が斜視図にて示されている。先ず、この三輪電気自動車12の構成について説明する。この三輪電気自動車12は、前二輪後一輪の三輪電気自動車であり、ステアリング装置14によって操舵される左右の前輪16R、16L(車輪)を左右のモータ18R、18Lにより独立して駆動する構成とされている。なお、図1に示される20L、20Rは、モータ18R、18Lの駆動力を前輪16R、16Lに伝えるためのドライブシャフト(図2〜図6では図示省略)であり、図3〜図6に示される22L、22Rは、モータ18R、18Lの駆動力を減速する減速機である。
左右の前輪16R、16Lの車両後方側には、金属等の材料によって扁平な枠箱状に形成されたメインフレーム24が設けられている。このメインフレーム24は、三輪電気自動車12の車体26の骨格を構成している。このメインフレーム24の後端部には、図示しないリヤサスペンション装置を介して後輪28が連結されている。
また、メインフレーム24の前端側には、メインフレーム24と共に車体26の骨格を構成するベース部としての一対のフロントフレーム30R,30Lが設けられている。この一対のフロントフレーム30R,30Lは、車幅方向を板厚方向として車両前後方向を長手方向とする矩形板状に形成されており、またフロントフレーム30R,30Lは、メインフレーム24の前端部における車幅方向中央部側から車両前方側へ延びており、メインフレーム24に対して左右対称に配置されている。これらのフロントフレーム30R、30Lの後端部は、メインフレーム24の前端部に固定されており、これらのフロントフレーム30R、30Lの前端部には、それぞれ原動機としてのモータ18L、18Rが固定されている。また、フロントフレーム30Rとフロントフレーム30Lとの間には、図示しない複数の連結フレームが架け渡されている。
また、フロントフレーム30R,30Lの車幅方向外側の面は、車両前後方向及び車両上下方向に沿って延在しており、またこの面は、後に詳述する懸架装置構成部品(ロアアーム50L、50R、リーフスプリングユニット52、アッパアーム54L、54R)が取付けられる取付面31R,31Lとされている。
図2〜図6に示されるように、各フロントフレーム30R、30Lの(取付面31R,31L)下端部における前端部及び後端部、並びに各フロントフレーム30R、30L(取付面31R,31L)上端部における後端部には、アームブラケット32、34、36が固定されている。これらのアームブラケット32、34、36は、各フロントフレーム30R、30L(取付面31R,31L)から車幅方向外側へ突出している。アームブラケット32、34は、後述する左右のロアアーム50L、50Rに対応しており、アームブラケット36は、後述するアッパアーム54L、54Rに対応している。
さらに、各フロントフレーム30R、30L(取付面31R,31L)の上端部における前端側には、前後一対のスプリングブラケット38、40が固定されている。前後のスプリングブラケット38、40は、各フロントフレーム30R、30L(取付面31R,31L)から車幅方向外側へ突出している。前後のスプリングブラケット38、40間には、円柱状に形成された支持ピン42が掛け渡されている。この支持ピン42は、軸線方向が車両前後方向に沿う状態で配置されており、前後のスプリングブラケット38、40を貫通した状態で前後のスプリングブラケット38、40に固定されている。また、前後のスプリングブラケット38、40間には、車幅方向から見て上側が開放された断面コの字状(断面略Uの字状)の保持部材46が設けられている。支持ピン42は、保持部材46の前後の側壁を貫通しており、これにより保持部材46が支持ピン42に取り付けられている。これらのスプリングブラケット38、40、支持ピン42、及び保持部材46は、後述するリーフスプリング72に対応している。
ここで、本実施形態に係る車両懸架装置10は、上述のフロントフレーム30R、30Lと左右の前輪16R、16Lとを連結している。この車両懸架装置10は、左右の前輪16R、16Lを回転可能に支持する左右のアクスルブラケット(車輪支持部材)48L、48Rと、左右のアクスルブラケット48L、48Rと車体26との間に掛け渡された左右のロアアーム(第1アーム)50L、50Rと、左右のアクスルブラケット48L、48R間に掛け渡されたリーフスプリングユニット52と、左右のアクスルブラケット48L、48Rと車体26との間に掛け渡された左右のアッパアーム54L、54Rと、を主要部として構成されている。以下、各構成部材について説明する。
図3〜図6に示されるように、左右のアクスルブラケット48L、48Rは、左右対称に形成されている以外は同一の構成とされている。これらのアクスルブラケット48L、48Rは、長尺な板状に形成されたブラケット本体56を備えている。ブラケット本体56は、長手方向が車両上下方向に沿う状態で配置されている。ブラケット本体56の上下方向中間部には、図6に示されるように、アクスル58が固定されている。アクスル58は、軸線方向がブラケット本体56の板厚方向に沿う状態で配置されており、当該アクスル58には、ハブ60が回転可能に取り付けられている。左側のハブ60には、左側の前輪16L(以下、必要に応じて「左輪16L」と称する)が取り付けられており、右側のハブ60には、右側の前輪16R(以下、必要に応じて「右輪16R」と称する)が取り付けられている。
また、ブラケット本体56の上端部には、車幅方向内側へ突出した上側連結部62が設けられており、ブラケット本体56の下端部には、車幅方向内側へ突出した下側連結部64が設けられている。これらの上側連結部62及び下側連結部64は、アクスル58の軸線方向から見た場合には車体上下方向に並ぶように設けられているが、下側連結部64の方が上側連結部62よりもタイヤ接地中心側へオフセットしている。
さらに、ブラケット本体56の上下方向中央部における後端側には、図2〜図6に示されるように、車両後方側へ延びるロッド連結部66が設けられている。このロッド連結部66は、図1に示されるコネクティングロッド68を介してステアリング装置14に連結されている。
左右のロアアーム50L、50Rは、車幅方向内側へ向けて分岐した前後一対の腕部68、70を有するAアームによって構成されており、左右対称に形成されている以外は同一の構成とされている。左右のロアアーム50L、50Rは、車幅方向外側端部50Aがそれぞれ左右のアクスルブラケット48L、48Rの下側連結部64に、図示しないスフェリカルベアリングを介して連結されている。また、車両前方側に位置する一方の腕部68は、車幅方向内側端部68Aが図示しないスフェリカルベアリングを介して前述したアームブラケット32に連結されており、車両後方側に位置する他方の腕部70は、車幅方向内側端部70Aが図示しないスフェリカルベアリングを介して前述したアームブラケット34に連結されている。これらのロアアーム50L、50Rは、上記各連結ピンを中心として車体26に対し上下方向に揺動可能とされている。これにより、左右の前輪16R、16Lが左右のロアアーム50L、50Rを介して車体26に対し上下動可能に連結されている。なお、車両前方側の腕部68は、略車幅方向に沿って延びており、車両後方側の腕部70は、車幅方向内側へ向かうに従い車両後方側へ向かうように車幅方向に対して傾斜している。
一方、リーフスプリングユニット52は、リーフスプリング72と、板間摩擦用リーフスプリング74と、保持用リーフスプリング76とを主要部として構成されている。リーフスプリング72は、左右のアクスルブラケット48L、48Rの上側連結部62間に車幅方向に沿って掛け渡されており、ロアアーム50L、50Rの腕部68の上方に位置している。このリーフスプリング72の車幅方向端部には、図7に示されるように、軸受保持部材78がボルト80によって締結固定されており、当該軸受保持部材78には、スフェリカルベアリング82が取り付けられている。このスフェリカルベアリング82は、内側に挿入されたボルト84が上側連結部62に締結されることにより、上側連結部62に取り付けられている。これにより、リーフスプリング72の車幅方向端部がスフェリカルベアリング82を介して上側連結部62に回転自在に連結されている。なお、リーフスプリングユニット52は、左右対称の構成とされているため、図7では、リーフスプリングユニット52における右側部分の図示を省略している。
このリーフスプリング72は、車幅方向中間部における左右の二箇所が、前述した支持ピン42と保持部材46との間に挿通されており、リーフスプリング72の上面が支持ピン42に押し当てられている。これにより、リーフスプリング72の車幅方向中間部が車体26に連結されている。
板間摩擦用リーフスプリング74は、リーフスプリング72よりも長さ寸法が若干短く形成されており、リーフスプリング72の上方に配置されている。また、保持用リーフスプリング76は、リーフスプリング72の半分程度の長さ寸法に形成されており、板間摩擦用リーフスプリング74の車幅方向中間部の上面に重ね合わされている。この保持用リーフスプリング76の車幅方向端部は、支持ピン42の上方に位置している。
板間摩擦用リーフスプリング74の車幅方向中央部と、リーフスプリング72の車幅方向中央部との間には、ブロック状に形成されたスペーサ86が挟まれている。また、スペーサ86の上方で保持用リーフスプリング76の上面には、長尺板状のプレート88が重ね合わされており、スペーサ86の下方でリーフスプリング72の下面には、長尺板状のプレート90が重ね合わされている。そして、プレート88、保持用リーフスプリング76、板間摩擦用リーフスプリング74、スペーサ86及びリーフスプリング72を貫通したボルト92が、プレート90に形成された雌ねじに螺合している。これにより、保持用リーフスプリング76、板間摩擦用リーフスプリング74及びリーフスプリング72が、車幅方向中央部において一体的に締結固定されている。
また、板間摩擦用リーフスプリング74の車幅方向両端部の下面には、図7に示されるように、ブロック状に形成された摺動部材94が重ね合わされている。この摺動部材94の上方で板間摩擦用リーフスプリング74の上面には、プレート96が重ねられており、当該プレート96及び板間摩擦用リーフスプリング74を貫通したボルト98が摺動部材94に螺合している。これにより、摺動部材94が板間摩擦用リーフスプリング74の車幅方向端部に締結固定されている。この摺動部材94は、下面がリーフスプリング72の上面に押し付けられている。
上記構成のリーフスプリングユニット52では、通常時には、車体26の重量が支持ピン42を介してリーフスプリング72の車幅方向中央側に作用することにより、リーフスプリング72、板間摩擦用リーフスプリング74、及び保持用リーフスプリング76が、車両前後方向から見て車両下側へ凸を成すように緩やかに湾曲している。そして、車両走行時の前輪16R、16Lへの入力によって左右のアクスルブラケット48L、48Rが車体に対して上下動(振動)すると、リーフスプリング72、板間摩擦用リーフスプリング74、及び保持用リーフスプリング76が撓み変形することにより、振動が緩和される。またこの際には、板間摩擦用リーフスプリング74に固定された摺動部材94がリーフスプリング72と摺動することにより、板間摩擦力(減衰力)が生じる。これにより、アクスルブラケット48L、48R及び前輪16R、16Lの振動が減衰されるようになっている。また、このリーフスプリングユニット52では、摺動部材94の厚さ寸法を適宜変更することにより、上記板間摩擦力を調節可能とされている。
一方、左右のアッパアーム54L、54Rは、長尺な円柱状に形成されており、ロアアーム50L、50Rの腕部70の上方に配置されている。これらのアッパアーム54L、54Rの車幅方向内側端部は、ボールジョイント100を介して前述したアームブラケット36に回転自在に連結されている。また、アッパアーム54L、54Rの車幅方向外側端部は、ボールジョイント102を介して前述した軸受保持部材78の下面(リーフスプリング72の車幅方向外側端部)に回転自在に連結されている。
ここで、本実施形態では、リーフスプリング72の左側部分と左側のアッパアーム54LとによってAアーム状の第2アーム104Lが構成されている。この第2アーム104Lは、左側のロアアーム50Lと共にダブルウィッシュボーン式サスペンションを構成している。また、本実施形態では、リーフスプリング72の右側部分と右側のアッパアーム54RとによってAアーム状の第2アーム104Rが構成されている。この第2アーム104Rは、右側のロアアーム50Rと共にダブルウィッシュボーン式サスペンションを構成している。これらの第2アーム104L、104Rは、車幅方向内側へ向けて分岐した前後一対の腕部のうちの一方が、リーフスプリング72の一部によって構成されている。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
図1及び図2に示されるように、本実施形態では、懸架装置構成部品(ロアアーム50L、50R、リーフスプリングユニット52、アッパアーム54L、54R)が取付けられる取付面31R,31Lが上記のフロントフレーム30R,30Lに設けられている。そのため、懸架装置構成部品(ロアアーム50L、50R、リーフスプリングユニット52、アッパアーム54L、54R)を取付面31R,31Lに一方向から(車幅方向外側から)取付けることが可能となる。これにより、懸架装置構成部品をフロントフレーム30R,30Lに取付ける際の組み付けコストの増加を抑制することができる。
また、本実施形態では、懸架装置構成部品(ロアアーム50L、50R、リーフスプリングユニット52、アッパアーム54L、54R)がフロントフレーム30R,30Lの側方側に配置されるため、車両懸架装置の車両上下方向への占有スペースの増加を抑制することができる。さらに、本実施形態では、車輪(右輪16R及び左輪16L)から車体26に入力される衝撃を吸収する緩衝装置が上記のリーフスプリング72とされているため、該リーフスプリング72を含む車両懸架装置10の車両上下方向への占有スペースの増加を抑制することができる。
これに対して、図8(A)及び(B)に示されるように、緩衝装置としてコイルスプリング110を用いた場合、該コイルスプリング110を含んで構成されたコイルオーバー112の上端部を固定するための固定部(メンバ114)を車体側に設ける必要が生じる。その結果、車両懸架装置の車両上下方向への占有スペースが増加する。
また、本実施形態では、フロントフレーム30R,30Lが車幅方向を板厚方向として車両前後方向に延びる板状に形成されているため、車体26の前部におけるフロントフレーム30R,30Lの車幅方向への占有スペースの増加を抑制することができる。
さらに、本実施形態では、モータ18R,18Lがフロントフレーム30R,30Lに固定されているため、該モータ18R,18Lを固定するための固定部を別途設けることなく該モータ18R,18Lを車体に固定することができる。また、本実施形態では、モータ18R,18Lがフロントフレーム30R,30Lに固定されることによって、車両の低重心化が図られている。
また、本実施形態の車両懸架装置10では、三輪電気自動車12の前輪16R、16Lを回転可能に支持するアクスルブラケット48L、48Rが、ロアアーム(第1アーム)50L、50R及び第2アーム104L、104Rを介して車体に対し上下動可能に連結されている。ここで、第2アーム104L、104Rは、前後一対の腕部のうちの一方が、車体26に対する前輪16R、16L及びアクスルブラケット48L、48Rの上下動に伴い撓み変形するリーフスプリング72によって構成されている。このリーフスプリング72は、車体26がロールした際にも撓み変形し、ロールを抑制する方向の力を生じさせる。つまり、このリーフスプリング72には、第2アーム104L、104Rの一部としての機能と、スプリングとしての機能と、スタビライザとしての機能とが集約されているため、前記各機能をそれぞれ独立した部品に分担させる場合と比較して、装置の占有スペースを小さくすることができる。
さらに、本実施形態では、リーフスプリング72の上側には、板間摩擦用リーフスプリング74が設けられており、前輪16R、16Lが車体26に対して上下動した際には、リーフスプリング72と板間摩擦用リーフスプリング74の摺動部材94との間で板間摩擦が生じる。これにより、前輪16R、16L及びアクスルブラケット48L、48Rの上下動(振動)を減衰することができるので、ショックアブソーバ等の減衰機能部品を省略することができる。その結果、装置の占有スペースを一層小さくすることができ、低床な車体構造を実現することができる。つまり、背景技術の欄で説明した横置きリーフスプリング式サスペンションのようにショックアブソーバを備えた構成では、ショックアブソーバの設置スペースとして上下に長い空間が必要になると共に、ショックアブソーバの上方に強固な構造体が必要になるため、低床でフラットな車体構造を実現することが困難である。これに対し、本実施形態では、上記の如きショックアブソーバの設置スペースや構造体が不要であるため、低床でフラットな車体構造を実現することができる。
しかも、本実施形態では、リーフスプリング72に、第2アーム104L、104Rの一部(ボディフレーム)、スプリング、ショックアブソーバ、及びスタビライザの機能を持たせたことにより、部品点数を削減し、構造を単純化することができる。その結果、車体への部品の組付時間を短縮することができ、製造コストを大幅に削減することができると共に、装置及び車両の軽量化を図ることが可能になる。
さらに、本実施形態では、リーフスプリング72が、左輪16Lを支持するアクスルブラケット48Lと、右輪16Rを支持するアクスルブラケット48Rとの間に車幅方向に沿って架け渡されており、リーフスプリング72の車幅方向中央部側が車体26のフロントフレーム30R、30Lに連結されている。このため、左輪16Lが車体26に対して上下動した際にはリーフスプリング72の左端側が撓む一方、右輪16Rが車体26に対して上下動した際にはリーフスプリング72の右端側が撓む。これにより、単一のリーフスプリング72によって左輪16L及び右輪16Rを片輪ずつストロークさせることができ、左右独立懸架として作動させることができる。しかも、単一のリーフスプリング72が左輪16Lと右輪16Rとの間に架け渡されているため、部品点数を少なくすることができると共に、車体26への部品の組付工数を少なくすることができる。
また、本実施形態では、前後一対の腕部のうちの一方がリーフスプリング72によって構成された第2アーム104L、104RがAアームの如く機能すると共に、当該第2アーム104L、104Rの下方に設けられたロアアーム(第1アーム)50L、50RがAアームとされている。これにより、ダブルウィッシュボーン式サスペンションと同様に作動するため、ダブルウィッシュボーン式サスペンションと同様の優れた走行安定性が得られる。
なお、本実施形態では、モータ18R,18Lをフロントフレーム30R,30Lに固定した例について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、モータ18R,18Lをメインフレーム24等に固定することもできる。このように、モータ18R,18Lを固定する部材は、車体26の前後の重量配分等を考慮して適宜設定すればよい。
また、本実施形態では、板間摩擦用リーフスプリング74の車幅方向外側端部に固定された摺動部材94がリーフスプリング72と摺動することによってリーフスプリング72と板間摩擦用リーフスプリング74との間で板間摩擦を生じるように構成した例について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、スペーサ86及び摺動部材94を省略し、板間摩擦用リーフスプリング74とリーフスプリング72とが直接摺動するころによって両者の間で板間摩擦が生じるように構成することもできる。
さらに、上記実施形態では、リーフスプリング72が左右のアクセルブラケット48L、48R間に車幅方向に沿って架け渡され、リーフスプリング72の車幅方向中間部が車体26(フロントフレーム30R、30L)に連結された構成にしたが、本発明はこれに限らず、リーフスプリングが左右に分割された構成にしてもよい。但しその場合、左右に分割されたリーフスプリングの車幅方向内側端部を車体に対して変位不能に連結する必要がある。
また、上記実施形態では、板間摩擦用リーフスプリング74がリーフスプリング72の上側に設けられた構成にしたが、本発明はこれに限らず、板間摩擦用リーフスプリングがリーフスプリングの下側に設けられた構成にしてもよいし、上下両側に設けられた構成にしてもよい。
さらに、上記実施形態では、板間摩擦用リーフスプリング74を備えた構成にしたが、本発明はこれに限らず、板間摩擦用リーフスプリングを省略し、ショックアブソーバ等の減衰機能部品を追加する構成にしてもよい。
また、上記実施形態では、三輪電気自動車12の前輪16R、16L側の車両懸架装置10に対して本発明が適用された構成にしたが、これに限らず、本発明に係る車両懸架装置は、四輪自動車の前輪や後輪に対して用いることもできる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 車両懸架装置
16R 前輪(車輪)
16L 前輪(車輪)
18R モータ(原動機)
18L モータ(原動機)
30R フロントフレーム(ベース部)
30L フロントフレーム(ベース部)
31R 取付面
31L 取付面
48R アクスルブラケット(車輪支持部材)
48L アクセルブラケット(車輪支持部材)
50L ロアアーム(懸架装置構成部品)
50R ロアアーム(懸架装置構成部品)
52 リーフスプリングユニット(懸架装置構成部品)
54L アッパアーム(懸架装置構成部品)
54R アッパアーム(懸架装置構成部品)
72 リーフスプリング
74 板間摩擦用リーフスプリング

Claims (4)

  1. 車幅方向の中央部に配置されたベース部と、
    前記ベース部の車幅方向外側に設けられ、車両前後方向及び車両上下方向に沿って延在し懸架装置構成部品が取付けられる取付面と、
    を備え、
    前記ベース部は車幅方向を板厚方向として車両前後方向に延びる板状に形成されており、前記ベース部の車幅方向外側の面が前記取付面とされており、
    前記ベース部には、車幅方向外側の端部が車輪を支持する車輪支持部材に連結されたリーフスプリングが取付けられており、
    前記ベース部には原動機が固定されており、
    前記原動機が作動することによって車輪が回転する車両懸架装置支持構造。
  2. 前記リーフスプリングは、車両進行方向に見て車両左側に配置された前記車輪を支持する前記車輪支持部材と車両右側に配置された前記車輪を支持する前記車輪支持部材とを車幅方向に連結しており、
    前記リーフスプリングの車幅方向の中央部が車体に支持されている請求項1記載の車両懸架装置支持構造。
  3. 前記リーフスプリングの車両上側又は車両下側には、板間摩擦用リーフスプリングが設けられており、
    前記車輪支持部材の上下動に伴い前記リーフスプリングと前記板間摩擦用リーフスプリングとの間で板間摩擦を生じるように構成されている請求項1又は請求項2記載の車両懸架装置支持構造。
  4. 車幅方向の中央部に配置されたベース部と、
    前記ベース部の車幅方向外側に設けられ、車両前後方向及び車両上下方向に沿って延在し懸架装置構成部品が取付けられる取付面と、
    を備え、
    前記ベース部には原動機が固定されており、
    前記原動機が作動することによって車輪が回転する車両懸架装置支持構造。
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