JP3152937U - トライクキット - Google Patents

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Abstract

【課題】走行時の乗り心地を改善すると共に車体フレーム強度に影響を及ぼすことのないトライクキットを提供する。【解決手段】自動二輪車を三輪自動車に変換するトライクキット10であって、車体フレームに固定される後輪部フレーム11と、後輪部フレーム11に取り付けられ、左右の後輪12,13を独立して懸架できる懸架装置とを有している。後輪部フレーム11は、全体略箱状に形成され、上方板部22と、車体左右方向に配設された側方板部23,23とにより構成されており、内部にはエンジン部からの駆動力をリアアクスル18,18に伝達する駆動力伝達部19が内装されている。また、左右の側方板部23,23には、夫々、懸架装置本体14,14が夫々固定されている。本懸架装置は、いわゆるマルチリンク方式からなる独立懸架装置として構成されており、アッパーアーム15及びロアーアーム16は、夫々、上下2本配設されている。【選択図】図1

Description

本考案は、二輪自動車を三輪自動車に変換するトライクキットに係り、特に、後輪を独立して懸架することができる懸架装置を有するトライクキットに関する。
従来より、自動二輪車を三輪自動車に変換する、いわゆるトライクキットを装着した三輪自動車が販売されている。
このようなトライクキットの多くは、自動二輪車の後輪アクスルに接合固定するリアドライブシャフトを所定の長さ寸法に形成すると共に上記リアドライブシャフトを内装するホーシング部が固定されるリアフレーム部を設け、上記後輪部フレームを車体フレームにスイングアームを介して上下方向に揺動可能に固定するように構成されており、サスペンションに関しては、いわゆる「車軸懸架(リジッドアクスル)方式」が採用されていた。
しかしながら、このような従来の「車軸懸架方式」にあっては、走行中に左右の後輪の一方のみが障害物に乗り上げたような場合や、路面のうねりに遭遇した場合には、路面からの衝撃荷重の入力を充分に吸収することができず、路面からの衝撃荷重はスイングアームを介して車体フレームに伝達されて乗員に伝わり乗り心地を損ねると共に、上記スイングアームと車体フレームとの接合部位に大きな荷重がかかってしまう、という問題点が存していた。
そこで、本考案の課題は、走行時の乗り心地を改善すると共に車体フレーム強度に影響を及ぼすことのないトライクキットを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1の考案にあっては、自動二輪車を三輪自動車に変換するトライクキットであって、車体フレームに固定される後輪部フレームと、上記後輪部フレームに取り付けられ、左右の後輪を独立して懸架できる懸架装置を備え、上記懸架装置は、アッパーアームとロアーアームとを有していることを特徴とする。
従って、請求項1記載の考案に係るトライクキットを装着して三輪自動車に変換した場合には、走行時には、左右方向に設けられ一対の車輪の一方へ路面からの衝撃荷重の入力があった場合であっても、一方の車輪のみが応答することができる。
請求項2記載の考案にあっては、上記後輪部フレームは、全体略箱状に形成され、内部にはエンジン部からの駆動力をリアアクスルに伝達する駆動力伝達部を内装すると共に、左右両側には上記懸架装置が夫々固定されていることを特徴とする。
請求項3記載の考案にあっては、上記アッパーアーム及び上記ロアーアームは上下複数本配設されて懸架装置が構成されていることを特徴とする。
従って、請求項3記載の考案にあっては、懸架装置はいわゆるマルチリンク方式により構成されている。
請求項4記載の考案にあっては、上記駆動力伝達部は、上記リアアクスルに結合されたドライブシャフトと、上記ドライブシャフトにエンジン部から出力される駆動力を伝達するチェーンが歯合する伝達ギヤとを備えていることを特徴とする。
従って、請求項4記載の考案にあっては、チェーン駆動方式によりエンジンの駆動力をリアアクスルに伝達する。
従って、請求項1及び2記載の考案にあっては、請求項1記載の考案に係るトライクキットを装着して三輪自動車に変換した場合には、走行時には、左右方向に設けられ一対の車輪の一方へ路面からの衝撃荷重の入力があった場合であっても、一方の車輪のみが応答することができることから、走行時における路面からの衝撃荷重の入力に対して一方の車輪のみが応答して吸収することができ、従来の車軸懸架(リジッドアクスル)方式の場合に比して、路面の状況の変化に対する追従性が向上し、車体フレームへの衝撃荷重の入力を有効に低減して、良好な乗り心地を提供することができる。
また、エンジンの駆動力を効率よく路面に伝達することができることから、走行性能を向上させることができると共に、燃費性能をより向上することもできる。
請求項3記載の考案にあっては、懸架装置がいわゆるマルチリンク方式により構成されていることから、例えば、ダブルウィッシュボーン方式の場合に比して、よききめ細やかなサスペンションのセッティングが可能となり、路面からの衝撃荷重の吸収能力を向上させ、より上質な乗り心地を提供できると共に、路面への駆動力の伝達効率を向上させることができる。
請求項4記載の考案にあっては、請求項4記載の考案にあっては、チェーン駆動方式によりエンジンの駆動力をリアアクスルに伝達するように構成されていることから、例えば、ディファレンシャルギヤを使用した伝達構造の場合に比して駆動力の伝達効率を向上させることができる。
本考案に係るトライクキットを装着した状態の一実施の形態を示す斜視図である。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づき、本考案に係るトライクキットを詳細に説明する。
図1に示すように、自動二輪車を三輪自動車に変換するトライクキット10であって、車体フレームに固定される後輪部フレーム11と、上記後輪部フレーム11に取り付けられ、左右の後輪12,13を独立して懸架できる懸架装置29とを有している。
上記後輪部フレーム11は、全体略箱状に形成され、上方板部22と、車体左右方向に配設された側方板部23,23とにより構成されており、内部にはエンジン部(図示せず)からの駆動力をリアアクスル18,18に伝達する駆動力伝達部19が内装されている。
また、左右の上記側方板部23,23には、夫々、上記懸架装置本体14,14が夫々固定されている。
本実施の形態に係る懸架装置は、いわゆるマルチリンク方式からなる独立懸架装置として構成されており、上記アッパーアーム15及び上記ロアーアーム16は、夫々、上下2本配設されている。
即ち、アッパーアーム15,15は、夫々、その基端部は、上記側方板部23の上端部において、ピボット軸部24,24を介して上下方向に揺動可能に固定されていると共に、先端部は、アクスルケーシング25の上端部に、同様にピボット軸部24,24を介して上下方向に揺動可能に固定されている。
ロアーアーム16,16は、夫々、その基端部は、上記側方板部23の下端部において、ピボット軸部26,26を介して上下方向に揺動可能に固定されていると共に、先端部は、アクスルケーシング25の下端部に、同様にピボット軸部26,26を介して上下方向に揺動可能に固定されている。
上記アッパーアーム15及びロアーアーム16は、後輪部フレーム11方向に向かって拡開するように平面ハ字状に配設されている。
図中、符号27,27はショックアブソーバであり、上端部は後部側アッパーアーム15aの内方側に固定されるとと共に、下端部は後部側ロアーアーム16aに固定されている。符号28はスタビライザーである。
上記駆動力伝達部19は、上記リアアクスル18,18に結合されたドライブシャフト20,20と、上記ドライブシャフト20,20にエンジン部17から出力される駆動力を伝達するチェーン(図示せず)が歯合する伝達ギヤ21とを備えている。
以下、本実施の形態に係るトライクキット10の作用について説明する。
本実施の形態に係るトライクキット10を自動二輪車に装着して三輪自動車に変換した場合には、従来の車軸懸架方式のサスペンションとは異なり、左右独立式の懸架装置29を備えていることから、走行時には、左右方向に設けられ一対の後輪12,13の一方へ路面からの衝撃荷重の入力があった場合であっても、一方の後輪12,13のみが応答することができることから、走行時における路面からの衝撃荷重の入力に対して一方の後輪12,13のみが応答して吸収することができ、従来の車軸懸架(リジッドアクスル)方式の場合に比して、路面の状況の変化に対する追従性が向上し、車体フレームへの衝撃荷重の入力を有効に低減して、良好な乗り心地を提供することができる。
また、エンジンの駆動力を効率よく路面に伝達することができることから、走行性能を向上させることができると共に、燃費性能をより向上することもできる。
さらに、本実施の形態にあっては、上記独立式の懸架装置29はマルチリンク方式により構成されていることから、例えば、ダブルウィッシュボーン方式の場合に比して、よききめ細やかなサスペンションのセッティングが可能となり、路面からの衝撃荷重の吸収能力を向上させ、より上質な乗り心地を提供できると共に、路面への駆動力の伝達効率を向上させることができる。
また、本実施の形態にあっては、チェーン駆動方式によりエンジンの駆動力をリアアクスル18に伝達するように構成されていることから、例えば、ディファレンシャルギヤを使用した伝達構造の場合に比して駆動力の伝達効率を向上させることができる。
本考案は、広く自動二輪車を三輪自動車に変換する場合に適用することがでる。
10 トライクキット
11 後輪部フレーム
12 後輪
13 後輪
14 懸架装置本体
15 アッパーアーム
16 ロアーアーム
17 エンジン部
18 リアアクスル
19 駆動力伝達装置
20 ドライブシャフト
21 伝達ギア
22 上方板部
23 側方板部
24 ピボット軸部
25 アクスルケーシング
26 ピボット軸部
27 ショックアブソーバ
28 スタビライザー
29 懸架装置

Claims (4)

  1. 自動二輪車を三輪自動車に変換するトライクキットであって、車体フレームに固定される後輪部フレームと、上記後輪部フレームに取り付けられ、左右の後輪を独立して懸架できる懸架装置を備え、上記懸架装置は、アッパーアームとロアーアームとを有していることを特徴とするトライクキット。
  2. 上記後輪部フレームは、全体略箱状に形成され、内部にはエンジン部からの駆動力をリアアクスルに伝達する駆動力伝達部を内装すると共に、左右両側には上記懸架装置が夫々固定されていることを特徴とする請求項1記載のトライクキット。
  3. 上記アッパーアーム及び上記ロアーアームは上下複数本配設されて懸架装置が構成されていることを特徴とする請求項1記載のトライクキット。
  4. 上記駆動力伝達部は、上記リアアクスルに結合されたドライブシャフトと、上記ドライブシャフトにエンジン部から出力される駆動力を伝達するチェーンが歯合する伝達ギヤとを備えていることを特徴とする請求項1記載のトライクキット。
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