JP6235361B2 - 負圧ブースタにおけるシールストッパ構造 - Google Patents

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本発明は、ブースタシェルに連設される案内筒部に、前記ブースタシェルに収容されるブースタピストンに連設される弁筒が軸受ブッシュおよびシール部材を介して摺動自在に支承され、前記案内筒部に形成される環状段部と協働して前記軸受ブッシュおよび前記シール部材の軸方向移動を規制するシールストッパが、金属製のシールストッパ主体の一面がゴムで覆われて成るとともに前記弁筒を囲繞する環状板部ならびに該環状板部の外周の周方向に等間隔をあけた複数箇所に一体に連設されて前記環状段部と反対側に向けて外側方に屈曲しつつ先端部を前記案内筒部の内周に弾発的に食い込ませる複数の係合爪部を少なくとも有するように形成される負圧ブースタに関し、特にシールストッパ構造の改良に関する。
ブースタシェルに連設される案内筒部に、ブースタピストンに連設される弁筒が軸受ブッシュおよびシール部材を介して摺動自在に支承され、案内筒部の環状段部と、前記案内筒部の内周の複数箇所に弾発的に食い込む複数の係合爪部を有するシールストッパとで、前記軸受ブッシュおよび前記シール部材の軸方向移動が規制されるようにした負圧ブースタが、特許文献1で既に知られている。
特開2011−131696号公報
ところで、シールストッパは、環状板部と、該環状板部の外周の周方向に等間隔をあけた複数箇所に連設される複数の係合爪部とを少なくとも有しつつ金属製のシールストッパ主体の一面がゴムで覆われて成るものであるが、負圧ブースタの組立て時に複数のシールストッパは相互に積層された状態で準備されるのが一般的であり、その積層状態では各シールストッパの係合爪部の部分で、金属製のシールストッパ主体と、ゴムとが、係合爪部が発揮する板ばね効果によって張りつく現象が発生し、組立装置において各シールストッパを個別に掴み出すことが困難となっていた。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、積層状態にあるシールストッパが相互に張りつくことを回避して、シールストッパを個別に掴みだすことを容易として組立性の向上を図った負圧ブースタにおけるシールストッパ構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、ブースタシェルに連設される案内筒部に、前記ブースタシェルに収容されるブースタピストンに連設される弁筒が軸受ブッシュおよびシール部材を介して摺動自在に支承され、前記案内筒部に形成される環状段部と協働して前記軸受ブッシュおよび前記シール部材の軸方向移動を規制するシールストッパが、金属製のシールストッパ主体の一面がゴムで覆われて成るとともに前記弁筒を囲繞する環状板部ならびに該環状板部の外周の周方向に等間隔をあけた複数箇所に一体に連設されて前記環状段部と反対側に向けて外側方に屈曲しつつ先端部を前記案内筒部の内周に弾発的に食い込ませる複数の係合爪部を少なくとも有するように形成される負圧ブースタにおいて、複数の前記シールストッパを相互に重ねた状態で隣接するシールストッパに接触して隣接相互のシールストッパの前記係合爪部を相互に離間させる少なくとも1つの離間支持部が、前記シールストッパに設けられることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記シールストッパを前記案内筒部内に押し込む際に前記環状板部の半径方向に沿って極力外方の位置で前記シールストッパに押圧力を加えることを可能とするための複数の突部が、複数の前記係合爪部相互間にそれぞれ配置されるようにして前記環状板部の外周に一体に突設され、前記環状板部の少なくとも1箇所、複数の前記係合爪部の少なくとも1つ、または複数の前記突部の少なくとも1つに、前記環状板部の軸線方向いずれか一方に向けて突出するようにして前記離間支持部が設けられることを第2の特徴とする。
本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記シールストッパを前記案内筒部内に押し込む際に前記環状板部の半径方向に沿って極力外方の位置で前記シールストッパに押圧力を加えることを可能とするための複数の突部が、複数の前記係合爪部相互間にそれぞれ配置されるようにして前記環状板部の外周に一体に突設され、それらの突部の少なくとも1つの少なくとも一部を前記係合爪部の屈曲角度よりも大きな角度で前記係合爪部と同方向に屈曲させるようにして前記離間支持部が形成されることを第3の特徴とする。
本発明は、第3の特徴の構成に加えて、前記環状板部の周方向に沿う前記離間支持部の幅が、前記突部および前記係合爪部間の間隔よりも大きく設定されることを第4の特徴とする。
さらに本発明は、第1の特徴の構成に加えて、複数の前記係合爪部のうち少なくとも1つの係合爪部が、残余の係合爪部の屈曲角度よりも大きく屈曲されて前記離間支持部が形成されることを第5の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、積層状態で隣接するシールストッパの係合爪部を相互に離間させる少なくとも1つの離間支持部が、シールストッパにそれぞれ設けられるので、積層状態にあるシールストッパが相互に張りつくことを回避して、シールストッパを個別に掴みだすことを容易とし、組立性の向上を図ることができる。
また本発明の第2の特徴によれば、環状板部の外周に一体に突設される複数の突部に押圧力を加えることで、シールストッパを案内筒部内に押し込む際に環状板部の半径方向に沿って極力外方の位置でシールストッパに外力を加えることを可能としつつ、環状板部の少なくとも1箇所、複数の係合爪部の少なくとも1つ、または複数の突部の少なくとも1つに設けられる離間支持部が、前記環状板部の軸線方向いずれか一方に向けて突出する突起であるので、シールストッパの基本機能を損なうことがないようにして離間支持部をシールストッパに形成することができる。なお突起である離間支持部を形成することで該離間支持部を突出させる側とは反対側の面で環状板部の外周部に凹部が形成される場合に、積層状態で隣接するシールストッパの位相が完全に一致した状態では離間支持部が積層状態で隣接するシールストッパの前記凹部にはまり込む可能性があるが、シールストッパは位相を一致させて積層状態となることは少なく、位相が異なった状態で積層される場合が多いので、前記凹部が形成される場合でも離間支持部が前記凹部にはまり込むことは少なく、積層状態にあるシールストッパが相互に張りつくことを回避して、シールストッパを個別に掴みだすことを容易とし、組立性の向上を図ることができる。
本発明の第3の特徴によれば、環状板部の外周に一体に突設される複数の突部に押圧力を加えることで、シールストッパを案内筒部内に押し込む際に環状板部の半径方向に沿って極力外方の位置でシールストッパに外力を加えることを可能としつつ、それらの突部の少なくとも1つの少なくとも一部を係合爪部の屈曲角度よりも大きな角度で係合爪部と同方向に屈曲させて離間支持部を形成するので、シールストッパの基本機能を損なうことがないようにして離間支持部をシールストッパに形成することができる。
本発明の第4の特徴によれば、環状板部の周方向に沿う離間支持部の幅が突部および係合爪部間の間隔よりも大きいので、複数のシールストッパが位相を異ならせて積層された状態で離間支持部が突部および係合爪部間に入り込んでしまうことがなく、積層状態にあるシールストッパが相互に張りつくことを確実に回避することができる。
さらに本発明の第5の特徴によれば、少なくとも1つの係合爪部を、残余の係合爪部の屈曲角度よりも大きく屈曲することで離間支持部を形成するので、シールストッパの生産時に係合爪部の形成と同時に離間支持部を形成することができ、生産性の向上を図ることができる。
第1の実施の形態の負圧ブースタの縦断面図である。 図1の要部拡大図である。 シールストッパの正面図である。 積層状態にあるシールストッパの一部を図3の4−4線に沿って示す断面図である。 第2の実施の形態のシールストッパの正面図である。 積層状態にあるシールストッパの一部を図5の6−6線に沿って示す断面図である。 第3の実施の形態のシールストッパの正面図である。 積層状態にあるシールストッパの一部を図7の8−8線に沿って示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面を参照しながら説明する。
本発明の第1の実施の形態について図1〜図4を参照しながら説明すると、先ず図1において、負圧ブースタBのブースタシェル11は、前部シェル半体11aおよび後部シェル半体11bの対向端を相互に結合して構成され、後部シェル半体11bが自動車の車室前壁Dにボルト12によって固定され、前部シェル半体11aには、該ブースタBにより作動されるブレーキマスタシリンダMのシリンダボディMaがボルト14によって固着される。
ブースタシェル11の内部は、鋼板により環状に成形されるとともにブースタシェル11に前後往復動可能に収容されるブースタピストン15と、該ブースタピストン15の後面に重ねて結着されるとともに前記両シェル半体11a,11b間に外周縁部が挟止されるダイヤフラム16とにより、前側の負圧室17と後側の作動室18とに区画され、負圧室17は、負圧導入管19を介して負圧源V(たとえば内燃機関の吸気マニホールド内部)に接続される。ブースタピストン15およびダイヤフラム16の中心部には合成樹脂製の弁筒20が一体的に結合される。
前記弁筒20は、後部シェル半体11bの中心部に突設されて後方に延びる案内筒部21に軸受ブッシュ22およびシール部材23を介して摺動自在に支承される。
図2を併せて参照して、前記案内筒部21には、第1の環状段部21aaを後端に有する円筒状のシールハウジング21aと、該シールハウジング21aの前端に第2の環状段部21baを介して連なるようにして前記シールハウジング21aよりも大径に形成される円筒状の軸受ハウジング21bとが形成される。
前記シールハウジング21aには前記弁筒20の外周面に密接するゴム製の前記シール部材23が収容される。また前記軸受ハウジング21bには適度な弾性を有する合成樹脂製の前記軸受ブッシュ22が収容され、前記案内筒部21に形成される第2の環状段部21baと、前記案内筒部21における前記軸受ハウジング21bの内周に弾発的に係合するシールストッパ24との間に前記軸受ブッシュ22が挟まれる。前記軸受ブッシュ22は、前記シールハウジング21a内に突入する短円筒状のブッシュ延長部22aを一体に有しており、前記シール部材23の軸方向の動きは前記ブッシュ延長部22aおよび第1の環状段部21aaで規制される。すなわち第1の環状段部21aaおよび前記シールストッパ24が協働して、前記軸受ブッシュ22および前記シール部材23の軸方向の動きを規制することになる。
図3および図4を併せて参照して、前記シールストッパ24は、金属製のシールストッパ主体25の一面がゴム26で覆われて成るものであり、前記弁筒20を囲繞する環状板部24aと、該環状板部24aの外周の周方向に等間隔をあけた複数箇所に一体に連設されて前記第1の環状段部21aaと反対側に向けて外側方に屈曲しつつ先端部を前記案内筒部21における軸受ハウジング21bの内周に弾発的に食い込ませる複数の係合爪部24bとを少なくとも有するように形成され、この実施の形態では、前記シールストッパ24を前記案内筒部21の前記軸受ハウジング21b内に押し込む際に前記環状板部24aの半径方向に沿って極力外方の位置で前記シールストッパ24に押圧力を加えることを可能とするための複数の突部24cが、前記環状板部24aの周方向に沿って複数の前記係合爪部24b相互間にそれぞれ配置されるようにして前記環状板部24aの外周に一体に突設される。
このようなシールストッパ24の前記軸受ハウジング21bへの組み付け時には、図4で示すように、複数の前記シールストッパ24が相互に積層された状態で準備され、1個ずつ機械的に掴まれた前記シールストッパ24が前記軸受ハウジング21b内に機械的に押し込まれ、複数の前記係合爪部24bが前記軸受ハウジング21bの内面に第2の環状段部21ba側から食い込んで第2の環状段部21baから遠ざかる側の前記シールストッパ24の移動が阻止される。
前記シールストッパ24には、それらのシールストッパ24を相互に重ねた状態で隣接するシールストッパ24に接触して隣接相互のシールストッパ24の前記係合爪部24bを相互に離間させる離間支持部27が、前記環状板部24aの少なくとも1箇所、複数の前記係合爪部24bの少なくとも1つ、または複数の前記突部24cの少なくとも1つに、前記環状板部24aの軸線方向いずれか一方に向けて突出するようにして設けられるものであり、この実施の形態では、全ての前記突部24cに、前記係合爪部24bと同一側に突出するように形成された前記離間支持部27が設けられ、その離間支持部27の形成によって前記突部24cの前記離間支持部27とは反対側の面には凹部28が形成される。
再び図2において、前記弁筒20内には、弁ピストン30と、該弁ピストン30に連結される入力杆31と、この入力杆31の前後動に応じて作動室18を負圧室17と大気とに連通切換えする制御弁32とが配設され、前記入力杆31の後端にはブレーキペダルP(図1参照)が連結される。
前記弁ピストン30は、前記弁筒20に設けられたガイド孔33に摺動自在に嵌合される。この弁ピストン30の前端には頸部30aを介して反力ピストン34が一体に形成され、前記弁ピストン30の後端には半径方向外方に張り出すフランジ状の大気導入弁座35が一体に形成される。また前記大気導入弁座35を囲繞して同心配置される環状の負圧導入弁座36が前記弁筒20に形成される。
前記弁ピストン30には、前記大気導入弁座35の後端面中央に開口する連結孔37が設けられる。前記入力杆31の前端に形成されるボールジョイント31aが前記連結孔37に嵌合され、前記弁ピストン30の一部が前記ボールジョイント31aに係合するようにかしめられることで、前記入力杆31が前記弁ピストン30に首振り可能に連結される。
前記弁筒20には、環状の弁部38aを有する伸縮可能な筒状の弁体38が弁ホルダ39により取付けられる。この弁体38はゴム等の弾性材料によって形成されており、前記弁部38aには環状の補強板40が埋設され、前記弁部38aの外周には後方側に屈曲した環状のリップ38bが一体に形成される。
前記弁部38aは、前記大気導入弁座35および前記負圧導入弁座36に着座可能に対向して配置され、前記弁部38aの前記補強板40と、前記入力杆31との間には、前記弁部38aを前記大気導入弁座35および前記負圧導入弁座36に着座させる側に付勢する弁ばね41が縮設されており、前記制御弁32は、前記大気導入弁座35、前記負圧導入弁座36、前記弁体38および前記弁ばね41で構成される。
前記弁ホルダ39および前記入力杆31間には入力戻しばね42が縮設され、この入力戻しばね42が発揮するばね力で、前記入力杆31が後退方向に付勢されるとともに、前記弁ホルダ39が前記弁筒20内の固定位置に保持される。
前記弁筒20の内周の環状隆起部20aには、負圧導入弁座36を囲繞する前部環状室45が形成され、この前部環状室45に前記弁部38aの前面が臨む。前部環状室45の半径方向外側の内周面は負圧導入弁座36よりも後方へ延びており、その内周面に前記弁部38aの外周のリップ部38bが摺動可能に密接する。したがって前部環状室45は、弁部38aが負圧導入弁座36に着座したとき閉じられるようになっている。さらに環状隆起部20aの内側には、リップ部38b付きの前記弁部38aによって、前記前部環状室45とは隔絶した後部環状室46が前記弁部38aの背面を臨ませるようにして画成される。
前記弁筒20には、一端が前記負圧室17に通じるとともに他端が前記前部環状室45に開口するように形成される第1ポート47と、一端が前記作動室18に通じるとともに他端が前記負圧導入弁座36および前記大気導入弁座35間に開口するように形成される第2ポート48とが設けられ、第2ポート48は前記後部環状室46とも連通する。
ブースタシェル11の後部シェル半体11bにおける前記案内筒部21の後端と、前記入力杆31とには、弁筒20を被覆する伸縮可能のブーツ49の両端が取り付けられ、このブーツ49の後端部に、前記弁体38の内側に連通する大気導入口50が設けられる。この大気導入口50に流入する空気を濾過するフィルタ51が入力杆31の外周面と弁筒20の内周面との間に介裝され、該フィルタ51は、入力杆31および弁筒20の相対移動を阻害することがないように、柔軟性を有する。
また前記弁筒20には、前記ガイド孔33の前端側で該弁筒20の直径線に沿って延びて作動室18に開口するキー取付け孔52が設けられ、前記ブースタピストン15および弁ピストン30の後退限を規定するキー53が前記キー取付け孔52に挿入される。このキー53は、前記弁ピストン30における頸部30aを両側から挟むようにして二股状に形成されており、前記シールストッパ24に当接することを可能として前記弁筒20の外周から前記キー53の一部が突出される。
而してブースタピストン15の後退時に、前記キー53が前記シールストッパ24および前記軸受ブッシュ22を介して前記案内筒部21における第2の環状段部21baに当接することでブースタピストン15の後退限が規定され、また前記キー53が前記反力ピストン34の後端を受け止めることで反力ピストン34の前記弁筒20に対する入力杆31の後退限が規定される。
また前記弁筒20には、前方に突出する作動ピストン54と、この作動ピストン54の中心部を貫通する小径シリンダ孔55とが設けられ、前記反力ピストン34が前記小径シリンダ孔55に摺動自在に嵌合される。前記作動ピストン54の外周には、カップ体56が摺動自在に嵌合されており、このカップ体56には、負圧ブースタBの非作動時には前記反力ピストン34との間に一定の間隙が生じるようにして前記作動ピストン55および前記反力ピストン34に対向する弾性ピストン57が充填される。
前記カップ体56には前方に延びる出力杆58が一体に連設され、この出力杆58は前記ブレーキマスタシリンダMのマスタピストンMbに連接される。前記ブースタシェル11の前壁および前記弁筒20間には、前記弁筒20を後退方向へ付勢するコイル状のブースタ戻しばね59が縮設され、このブースタ戻しばね59の後端には、前記カップ体56の前記弁筒20からの抜け出しを阻止するようにして前記カップ体56の前面に当接する抜け止め片59aが一体に形成される。
このような負圧ブースタBの休止状態では、ブースタピストン15および入力杆31がそれぞれの後退限に位置しており、前記弁ピストン30の後端の大気導入弁座35は弁体38の弁部38aに着座しながら、この弁部38aを押圧して負圧導入弁座36から僅かに離座させている。これによって大気導入口50および第2ポート48間の連通が遮断されるとともに、第1および第2ポート47,48間が連通される。したがって負圧室17の負圧が両ポート47,48を通して作動室18に伝達され、両室17,18は同圧となるので、ブースタピストン15および弁筒20はブースタ戻しばね59の付勢力により後退位置に保持される。
車両を制動すべくブレーキペダルPを普通の速度で踏込み、入力杆31および弁ピストン30を前進させれば、弁ピストン30は、後退位置に保持された状態の弁ピストン30を伴なって前進する。したがって弁ばね41の付勢力で、弁体38は弁部38aを負圧導入弁座36に着座させるように伸びることになり、それと同時に、大気導入弁座35が弁体38から離れることによって第1および第2ポート47,48間の連通が遮断されるとともに、第2ポート48が弁体38の内側を通して大気導入口50と連通される。
その結果、大気導入口50から弁筒20内に流入した大気が大気導入弁座35を通過し、第2ポート48を経て作動室18に導入され、作動室18を負圧室17より高圧にするので、それらの気圧差に基づく前方推力を得てブースタピストン15は、弁筒20、作動ピストン34、弾性ピストン57、カップ体56および出力杆58を伴いながらブースタ戻しばね59の力に抗して前進し、出力杆58によりブレーキマスタシリンダMのマスタピストンMBが前方に押圧されるようになる。
次にこの第1の実施の形態の作用について説明すると、ブースタシェル11に連設される案内筒部21に、ブースタピストン15に連設される弁筒20が軸受ブッシュ22およびシール部材23を介して摺動自在に支承されており、前記案内筒部21に形成される第1の環状段部21aaと協働して前記軸受ブッシュ22および前記シール部材23の軸方向移動を規制するシールストッパ24が、前記弁筒20を囲繞する環状板部24aと、該環状板部24aの外周の周方向に等間隔をあけた複数箇所に一体に連設されて第1の環状段部21aaと反対側に向けて外側方に屈曲しつつ先端部を前記案内筒部21の内周に弾発的に食い込ませる複数の係合爪部24bとを少なくとも有するように形成されており、このシールストッパ24に少なくとも1つ(この実施の形態では複数)の離間支持部27が設けられ、その離間支持部27が、複数の前記シールストッパ24を相互に重ねた状態で隣接するシールストッパ24に接触して隣接相互のシールストッパ24の前記係合爪部24bを相互に離間させるので、積層状態にあるシールストッパ24が相互に張りつくことを回避して、シールストッパ24を個別に掴みだすことを容易とし、組立性の向上を図ることができる。
また前記シールストッパ24を前記案内筒部21内に押し込む際に前記環状板部24aの半径方向に沿って極力外方の位置で前記シールストッパ24に押圧力を加えることを可能とするための複数の突部24cが、複数の前記係合爪部24b相互間にそれぞれ配置されるようにして前記環状板部24aの外周に一体に突設されており、前記環状板部24aの少なくとも1箇所、複数の前記係合爪部24bの少なくとも1つ、または複数の前記突部24cの少なくとも1つ(この実施の形態では全ての前記突部24c)に、前記係合爪部24bと同一側に突出するように形成された前記離間支持部27が設けられるので、環状板部24aの外周に一体に突設される複数の突部24cに押圧力を加えることで、シールストッパ24を案内筒部21内に押し込む際に環状板部24aの半径方向に沿って極力外方の位置でシールストッパ24に外力を加えることを可能としつつ、シールストッパ24の基本機能を損なうことがないようにして離間支持部27をシールストッパ27に形成することができる。
なお突起である前記離間支持部27の形成によって前記突部24cの前記離間支持部27とは反対側の面には凹部28が形成されており、積層状態で隣接するシールストッパ24の位相が完全に一致した状態では離間支持部27が積層状態で隣接するシールストッパ24の前記凹部28にはまり込む可能性があるが、シールストッパ24は位相を一致させて積層状態となることは少なく、位相が異なった状態で積層される場合が多いので、前記凹部28が形成される場合でも離間支持部27が前記凹部28にはまり込むことは少なく、積層状態にあるシールストッパ24が相互に張りつくことを回避して、シールストッパ24を個別に掴みだすことを容易とし、組立性の向上を図ることができる。
本発明の第2の実施の形態について図5および図6を参照しながら説明すると、シールストッパ60は、金属製のシールストッパ主体61の一面がゴム62で覆われて成るものであり、環状板部60aと、該環状板部60aの外周の周方向に等間隔をあけた複数箇所に一体に連設される複数の係合爪部60bと、シールストッパ60を前記案内筒部21(第1の実施の形態参照)内に押し込む際に前記環状板部60aの半径方向に沿って極力外方の位置で前記シールストッパ60に押圧力を加えることを可能とするために前記環状板部60aの周方向に沿って複数の前記係合爪部60b相互間にそれぞれ配置されるようにして前記環状板部60aの外周に一体に突設される複数の突部60cとを有するように形成される。
このシールストッパ60には、それらのシールストッパ60を相互に重ねた状態で隣接するシールストッパ60に接触して隣接相互のシールストッパ60の前記係合爪部60bを相互に離間させる離間支持部63が設けられており、前記離間支持部63は、前記突部60cの少なくとも1つの少なくとも一部を前記係合爪部60bの屈曲角度よりも大きな角度で前記係合爪部60bと同方向に屈曲させるようにして形成され、この第2の実施の形態では、全ての前記突部60cの一部を前記係合爪部60bの屈曲角度よりも大きな角度で前記係合爪部60bと同方向に屈曲させるようにして前記離間支持部63が形成される。
しかも前記環状板部60aの周方向に沿う前記離間支持部63の幅Wは、前記突部60cおよび前記係合爪部60b間の間隔dよりも大きく設定される。
この第2の実施の形態によれば、シールストッパ60を案内筒部21内に押し込む際に環状板部60aの半径方向に沿って極力外方の位置でシールストッパ60に外力を加えることを可能としつつ、シールストッパ60の基本機能を損なうことがないようにして離間支持部63をシールストッパ60に形成することができる。
また前記環状板部60aの周方向に沿う前記離間支持部63の幅Wが前記突部60cおよび前記係合爪部60b間の間隔dよりも大きいので、複数のシールストッパ60が位相を異ならせて積層された状態で離間支持部63が突部60cおよび係合爪部60b間に入り込んでしまうことがなく、積層状態にあるシールストッパ60が相互に張りつくことを確実に回避することができる。
本発明の第3の実施の形態について図7および図8を参照しながら説明すると、シールストッパ65は、金属製のシールストッパ主体66の一面がゴム67で覆われて成るものであり、環状板部65aと、該環状板部65aの外周の周方向に等間隔をあけた複数箇所に一体に連設される複数の係合爪部65bと、シールストッパ65を前記案内筒部21(第1の実施の形態参照)内に押し込む際に前記環状板部65aの半径方向に沿って極力外方の位置で前記シールストッパ65に押圧力を加えることを可能とするために前記環状板部65aの周方向に沿って複数の前記係合爪部65b相互間にそれぞれ配置されるようにして前記環状板部65aの外周に一体に突設される複数の突部65cとを有するように形成される。
このシールストッパ65には、それらのシールストッパ65を相互に重ねた状態で隣接するシールストッパ65に接触して隣接相互のシールストッパ65の前記係合爪部65bを相互に離間させる離間支持部68が設けられる。しかも複数の前記係合爪部65bのうち少なくとも1つの係合爪部65bが、残余の係合爪部65bの屈曲角度よりも大きく屈曲されて前記離間支持部68が形成されており、この第3の実施の形態では、複数の前記係合爪部65bのうち前記環状板部65aの周方向に等間隔をあけた3箇所に配置される前記係合爪部65bが残余の係合爪部65bの屈曲角度よりも大きく屈曲されることで前記離間支持部68が形成される。
この第3の実施の形態によれば、シールストッパ65の生産時に係合爪部65bの形成と同時に離間支持部68を形成することができ、生産性の向上を図ることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
11・・・ブースタシェル
15・・・ブースタピストン
20・・・弁筒
21・・・案内筒部
21aa・・・環状段部
22・・・軸受ブッシュ
23・・・シール部材
24,60,65・・・シールストッパ
24a,60a,65a・・・環状板部
24b,60b,65b・・・係合爪部
24c,60c,65c・・・突部
25,61,66・・・シールストッパ主体
26,62,67・・・ゴム
27,63,68・・・離間支持部
B・・・負圧ブースタ
d・・・突部および係合爪部間の間隔
W・・・離間支持部の幅

Claims (5)

  1. ブースタシェル(11)に連設される案内筒部(21)に、前記ブースタシェル(11)に収容されるブースタピストン(15)に連設される弁筒(20)が軸受ブッシュ(22)およびシール部材(23)を介して摺動自在に支承され、前記案内筒部(21)に形成される環状段部(21aa)と協働して前記軸受ブッシュ(22)および前記シール部材(23)の軸方向移動を規制するシールストッパ(24,60,65)が、金属製のシールストッパ主体(25,61,66)の一面がゴム(26,62,67)で覆われて成るとともに前記弁筒(20)を囲繞する環状板部(24a,60a,65a)ならびに該環状板部(24a,60a,65a)の外周の周方向に等間隔をあけた複数箇所に一体に連設されて前記環状段部(21aa)と反対側に向けて外側方に屈曲しつつ先端部を前記案内筒部(21)の内周に弾発的に食い込ませる複数の係合爪部(24b,60b,65b)を少なくとも有するように形成される負圧ブースタにおいて、複数の前記シールストッパ(24,60,65)を相互に重ねた状態で隣接するシールストッパ(24,60,65)に接触して隣接相互のシールストッパ(24,60,65)の前記係合爪部(24b,60b,65b)を相互に離間させる少なくとも1つの離間支持部(27,63,68)が、前記シールストッパ(24,60,65)に設けられることを特徴とする負圧ブースタにおけるシールストッパ構造。
  2. 前記シールストッパ(24)を前記案内筒部(21)内に押し込む際に前記環状板部(24a)の半径方向に沿って極力外方の位置で前記シールストッパ(24)に押圧力を加えることを可能とするための複数の突部(24c)が、複数の前記係合爪部(24b)相互間にそれぞれ配置されるようにして前記環状板部(24a)の外周に一体に突設され、前記環状板部(24a)の少なくとも1箇所、複数の前記係合爪部(24b)の少なくとも1つ、または複数の前記突部(24c)の少なくとも1つに、前記環状板部(24a)の軸線方向いずれか一方に向けて突出するようにして前記離間支持部(27)が設けられることを特徴とする請求項1に記載の負圧ブースタにおけるシールストッパ構造。
  3. 前記シールストッパ(60)を前記案内筒部(21)内に押し込む際に前記環状板部(60a)の半径方向に沿って極力外方の位置で前記シールストッパ(60)に押圧力を加えることを可能とするための複数の突部(60c)が、複数の前記係合爪部(60b)相互間にそれぞれ配置されるようにして前記環状板部(60a)の外周に一体に突設され、それらの突部(60c)の少なくとも1つの少なくとも一部を前記係合爪部(60b)の屈曲角度よりも大きな角度で前記係合爪部(60b)と同方向に屈曲させるようにして前記離間支持部(63)が形成されることを特徴とする請求項1に記載の負圧ブースタにおけるシールストッパ構造。
  4. 前記環状板部(60a)の周方向に沿う前記離間支持部(63)の幅(W)が、前記突部(60c)および前記係合爪部(60b)間の間隔(d)よりも大きく設定されることを特徴とする請求項3に記載の負圧ブースタにおけるシールストッパ構造。
  5. 複数の前記係合爪部(65b)のうち少なくとも1つの係合爪部(65b)が、残余の係合爪部(65b)の屈曲角度よりも大きく屈曲されて前記離間支持部(68)が形成されることを特徴とする請求項1に記載の負圧ブースタにおけるシールストッパ構造。
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