JP6234618B2 - 表示モジュール - Google Patents

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Description

この発明は、複数の表示パネルを備えた表示モジュールに関する。
近年、車両に搭載された表示装置において、走行速度などの走行状態、ナビゲーション情報、燃料残量などの車両状態などといった車両の運転に関する情報に加えて、テレビ、ラジオの放送番組、記録メディアから再生されたコンテンツ、オーディオ機器の操作情報なども表示されるようになっている。
また、複数の表示パネルを搭載し、情報内容に応じて表示する表示パネルを使い分ける場合もある。例えば、車内のダッシュボードにおいて、インストルメントパネルの位置に内蔵された表示パネルには、車両状態を示す様々な計器類が表示される。また、助手席側の位置に取り付けた表示パネルには、ナビゲーション情報などの他に、運転者以外の乗員を視聴対象とした映像コンテンツなどが表示される。
複数の表示パネルを備える従来の表示装置として、例えば特許文献1に記載されるものがある。この表示装置は、複数の表示パネルと、各表示パネルが装着されるシャーシと、各表示パネルを各シャーシに保持する額縁とを備えており、各額縁に収まった表示パネルを並べることで、複数の表示パネルにおける各画面で1つの大画面を構成している。
特開2012−63466号公報
例えば、ダッシュボードなどに複数の表示パネルを取り付ける場合、従来では、カバーガラス、意匠パネルといった意匠部品となる部材に対して、各表示パネルから構成される表示モジュールを1つずつ組み付けていた。これにより、表示パネルの枚数分の組み付け工程が常に必要となり、製造効率が悪いという課題があった。
また、複数の表示モジュールを組み付けるときに、表示モジュールごとに表示パネルの位置調整を行っていたため、表示パネルの位置ばらつきが発生しやすかった。このため、製品ごとに表示パネルの位置がずれる可能性が高く、歩留まりが悪化する懸念があった。
さらに、カバーガラスに対して複数の表示モジュールを組み付ける場合、重量物である表示モジュールを剛性の低いカバーガラスに貼り付けていた。この場合、カバーガラスで複数の表示モジュールの全ての重量を支持する必要があり、製品全体としての剛性が低くなる可能性があった。
なお、特許文献1に記載される表示装置は、複数の表示パネルにおける各画面で1つの大画面を構成するために、各表示パネルから構成される表示モジュールを1つずつ並べている。従って、上記と同様に、表示モジュールごとの組み付けと位置調整が必要である。
この発明は、上記のような課題を解決するもので、複数の表示パネルの組み付け作業と位置調整を容易にすることができる表示モジュールを得ることを目的とする。
この発明に係る表示モジュールは、複数の表示パネルと、表示パネルごとに設けられて表示パネルの背面側に配置される中間フレーム部材と、中間フレーム部材の背面側に配置されて、複数の表示パネルのそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成された後方フレーム部材と、複数の表示パネルの表示面側に配置されて、各表示パネルが背面に貼り付けられる透光性の保護板とを備える。
この発明によれば、上記後方フレーム部材を使用することで、複数の表示パネルの組み付けと位置調整が一度に行えるため、複数の表示パネルの組み付け作業と位置調整を容易に行うことができる。
この発明の実施の形態1に係る表示モジュールを適用した電子機器を示す斜視図である。 図1の電子機器をA−A線で切った断面矢示図である。 実施の形態1に係る表示モジュールを示す分解断面図である。 カバーガラスが取り付けられた従来の表示モジュールを示す断面図である。 従来の表示モジュールにカバーガラスを取り付ける工程を示す断面図である。 カバーガラスが取り付けられた実施の形態1に係る表示モジュールを示す断面図である。 図6の表示モジュールを示す分解断面図である。 図6の表示モジュールにカバーガラスを取り付ける工程を示す断面図である。 実施の形態1に係る表示モジュールの変形例1を示す断面図である。 図9の表示モジュールを示す分解断面図である。 実施の形態1に係る表示モジュールの変形例2を示す断面図である。 図11の表示モジュールを示す分解断面図である。 実施の形態1に係る表示モジュールの変形例3を示す断面図である。 図13の表示モジュールを示す分解断面図である。 実施の形態1に係る表示モジュールの変形例4を示す断面図である。 図15の表示モジュールを示す分解断面図である。 実施の形態1に係る表示モジュールの変形例5を示す断面図である。 図17の表示モジュールを示す分解断面図である。 この発明の実施の形態2に係る表示モジュールを示す断面図である。 図19の表示モジュールを示す分解断面図である。 カバーガラスが取り付けられた実施の形態2に係る表示モジュールを示す断面図である。 図21の表示モジュールを示す分解断面図である。 図21の表示モジュールにカバーガラスを取り付ける工程を示す断面図である。 実施の形態2に係る表示モジュールの変形例1を示す断面図である。 図24の表示モジュールを示す分解断面図である。 実施の形態2に係る表示モジュールの変形例2を示す断面図である。 図26の表示モジュールを示す分解断面図である。 実施の形態2に係る表示モジュールの変形例3を示す断面図である。 図28の表示モジュールを示す分解断面図である。 実施の形態2に係る表示モジュールの変形例4を示す断面図である。 図30の表示モジュールを示す分解断面図である。 この発明の実施の形態3に係る表示モジュールを示す断面図である。 図32の表示モジュールを示す分解断面図である。 カバーガラスが取り付けられた実施の形態3に係る表示モジュールを示す断面図である。 図34の表示モジュールを示す分解断面図である。 実施の形態3に係る表示モジュールの変形例1を示す断面図である。 図36の表示モジュールを示す分解断面図である。 実施の形態3に係る表示モジュールの変形例2を示す断面図である。 図38の表示モジュールを示す分解断面図である。 この発明の実施の形態4に係る表示モジュールを示す断面図である。 図40の表示モジュールを示す分解断面図である。 カバーガラスが取り付けられた実施の形態4に係る表示モジュールを示す断面図である。 図42の表示モジュールを示す分解断面図である。 図42の表示モジュールにカバーガラスを取り付ける工程を示す断面図である。 実施の形態4に係る表示モジュールの変形例1を示す断面図である。 図45の表示モジュールを示す分解断面図である。 実施の形態4に係る表示モジュールの変形例2を示す断面図である。 図47の表示モジュールを示す分解断面図である。 実施の形態4に係る表示モジュールの変形例3を示す断面図である。 図49の表示モジュールを示す分解断面図である。 実施の形態4に係る表示モジュールの変形例4を示す断面図である。 図51の表示モジュールを示す分解断面図である。 この発明の実施の形態5に係る表示モジュールを示す断面図である。 図53の表示モジュールを示す分解断面図である。 実施の形態5に係る表示モジュールの変形例1を示す断面図である。 図55の表示モジュールを示す分解断面図である。 この発明の実施の形態6に係る表示モジュールを適用した電子機器を示す斜視図である。 図57の電子機器をB−B線で切った断面矢示図である。 実施の形態6に係る表示モジュールを示す分解断面図である。 この発明の実施の形態7に係る表示モジュールを示す断面図である。
以下、この発明をより詳細に説明するため、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る表示モジュール3を適用した電子機器1を示す斜視図である。また、図2は、図1の電子機器1をA−A線で切った断面矢示図であり、意匠部品2を除いた実施の形態1に係る表示モジュール3の断面を示している。図3は、実施の形態1に係る表示モジュール3を示す分解断面図である。
図1において、電子機器1は、表示部3a,3bを備えた電子機器であって、例えば、車両のダッシュボードに内蔵された表示装置で具体化される。意匠部品2は、電子機器1の外観を構成する部品であり、この意匠部品2に表示部3a,3bが隣接して配置されている。なお、意匠部品2は、後述するカバーガラスまたは意匠パネルに相当する。
表示モジュール3は、表示部3a,3bを構成する表示モジュールであり、表示パネル3a−1,3b−1、後方フレーム4、中間フレーム5a,5bおよびバックライトモジュール6a,6bを備えて構成される。
表示パネル3a−1,3b−1は、図形、文字などの表示情報を表示する表示パネルであり、例えば、液晶表示パネルで実現される。
液晶表示パネルは、表示面側と背面側の透明基板で液晶を挟持した構造を有しており、液晶に電界を印加する電極、カラーフィルタ、偏光板などを備えて構成される。
以降では、表示パネル3a−1,3b−1が、背面側からバックライト光が照射されて表示情報を表示する透過型の液晶表示パネルであるものとする。
なお、この発明は、液晶表示パネルに限定されるものではなく、有機エレクトロルミネッセンス(EL)の表示パネルのように他の表示方式の表示パネルであってもよい。
後方フレーム4は、この発明における後方フレーム部材に相当する構成要素であって、図2に示すように、中間フレーム5a,5bの背面側に配置される。
後方フレーム4では、図3に示すように、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されている。
製品の剛性を高め、かつ放熱効果を得るため、後方フレーム4には、例えば、アルミニウムあるいはマグネシウムなどの剛性と熱伝導率が高い材料が用いられる。
ただし、後方フレーム4の材料は、これらに限定されるものではなく、樹脂などの別の材料を用いて構成しても構わない。
後方フレーム4の各フレーム開口部には、バックライトモジュール6a,6bが収容される。バックライトモジュール6a,6bは、表示パネル3a−1,3b−1の背面に対してバックライト光を照射するモジュールであり、例えば、光源となる発光素子、発光素子の光を導光する導光部材などを備えている。また、後方フレーム4の各フレーム開口部の側壁部には、図3に示すように、係合爪4−1が形成されている。
中間フレーム5a,5bは、この発明における中間フレーム部材に相当する構成要素であり、図3に示すように表示パネル3a−1,3b−1にそれぞれ対応して設けられて、表示パネル3a−1,3b−1の背面側にそれぞれ配置される。
さらに、中間フレーム5a,5bには、フレーム開口部の内周縁から内側に延びたフランジ部5a−1,5b−1が形成されている。表示パネル3a−1,3b−1は、接着剤3a−2,3b−2を介してフランジ部5a−1,5b−1に接着固定される。
表示パネル3a−1,3b−1の表示面の周囲がフランジ部5a−1,5b−1に固定されることから、接着剤3a−2,3b−2には、非透光性の接着剤を使用してもよい。また、後述する前方フレームを使用する場合は、接着剤3a−2,3b−2を使用せず、前方フレームと中間フレームで表示パネル3a−1,3b−1を挟持する構成としてもよい。
中間フレーム5a,5bの側壁部には、係合穴5a−2,5b−2が形成されている。
係合穴5a−2,5b−2に係合爪4−1を嵌合させることにより、後方フレーム4の各フレーム開口部に中間フレーム5a,5bが係合固定される。
なお、後方フレーム4に中間フレーム5a,5bを固定する方法は、これに限定されるものではない。例えば、後方フレーム4に設けた係合穴に対して中間フレーム5a,5bに設けた係合爪を嵌合させて固定してもよい。
図2および図3では、意匠部品2であるカバーガラスなどの記載を省略している。
表示モジュール3は、このように意匠部品2のない状態で製品として出荷されて、納入された工場などにおいて意匠部品2が取り付けられる。
図4は、カバーガラス7が取り付けられた従来の表示モジュール100a,100bを示す断面図であり、カバーガラス7が取り付けられた表示モジュール100a,100bを、図1のA−A線と同様な位置で切った断面を示している。また、図5は、表示モジュール100a,100bにカバーガラス7を取り付ける工程を示す断面図である。
表示モジュール100a,100bは、図4に示すように、表示パネル3a−1,3b−1、後方フレーム4a,4bおよび中間フレーム5a,5bを備えて構成される。
表示パネル3a−1は、接着剤3a−2を介して中間フレーム5aのフランジ部5a−1に接着固定される。後方フレーム4aは、バックライトモジュール6aを収容し、中間フレーム5aが取り付けられる。同様に、表示パネル3b−1は、接着剤3b−2を介して中間フレーム5bのフランジ部5b−1に接着固定される。後方フレーム4bは、バックライトモジュール6bを収容し、中間フレーム5bが取り付けられる。
表示モジュール100aは、図5の矢印で示すように、接着剤7a−1を介してカバーガラス7に接着固定される。同様に、表示モジュール100bは、接着剤7b−1を介してカバーガラス7に接着固定される。
このように、従来は、表示モジュール100a,100bをそれぞれカバーガラス7へ取り付けていたので、表示パネル3a−1,3b−1の枚数分の組み付け工程が常に必要であった。また表示パネル3a−1,3b−1をそれぞれ位置調整する必要があり、表示パネル3a−1,3b−1の位置ばらつきが発生しやすかった。
これに対して、実施の形態1に係る表示モジュール3では、表示パネル3a−1,3b−1に対応する各フレーム開口部が一体に形成された後方フレーム4を使用している。
これにより、表示モジュール3は、表示パネル3a−1,3b−1を備えた1つの構造体となっている。従って、表示モジュール3をカバーガラスに貼り付ける1回の工程で、表示パネル3a−1,3b−1の両方をカバーガラスに取り付けることが可能である。
以下、具体例を挙げて説明する。
図6は、カバーガラス7が取り付けられた実施の形態1に係る表示モジュール3を示す断面図であり、カバーガラス7が取り付けられた表示モジュール3を、図1のA−A線と同様な位置で切った断面を示している。図7は、図6の表示モジュール3を示す分解断面図である。また、図8は、図6の表示モジュール3にカバーガラス7を取り付ける工程を示す断面図である。
カバーガラス7は、この発明における透光性の保護板に相当する構成要素であり、表示パネル3a−1,3b−1の表示面側に配置されて表示面を保護する。
カバーガラス7の背面には、図6および図7に示すように、接着剤7a−1,7b−1が配置される。接着剤7a−1,7b−1は、表示パネル3a−1,3b−1の表示面上に配置されるので、例えば、光を透過する性能を有した光学透明接着剤(OCA)の両面接着シートが使用される。
なお、この発明における透光性の保護板は、カバーガラスに限定されるものではなく、樹脂製の保護板であってもよい。
表示モジュール3は、図6に示すように、接着剤7a−1,7b−1を介して、カバーガラス7に接着固定される。この1回の工程によって、表示パネル3a−1,3b−1がカバーガラス7に取り付けられるので、従来の構成と比較して組み付け工数を格段に削減することができる。
また、これらの表示パネル3a−1,3b−1は、後方フレーム4において位置調整された状態になっている。このため、カバーガラス7に取り付けるときに、表示パネル3a−1,3b−1をそれぞれ位置調整する必要がない。従って、表示パネル3a−1,3b−1の位置ばらつきを抑えることができる。
従来の構成は、重量物である表示モジュール100a,100bを、剛性の低いカバーガラス7に貼り付けるものであるため、製品全体としての剛性が低くなる懸念があった。これに対して、実施の形態1に係る表示モジュール3では、後方フレーム4を剛性の高い材料で構成することにより、製品全体の剛性の向上を図ることができる。
次に、表示パネル3a−1,3b−1の各表示面における表示ムラの発生を軽減する構造について説明する。
図9は、実施の形態1における変形例1の表示モジュール3Aを示す断面図であって、表示モジュール3Aを、図1のA−A線と同様な位置で切った断面を示している。また、図10は、図9の表示モジュール3Aを示す分解断面図である。
表示モジュール3Aは、表示パネル3a−1,3b−1、後方フレーム4、中間フレーム5a,5b、バックライトモジュール6a,6bおよびカバーガラス7を備えて構成される。
表示モジュール3Aの中間フレーム5a,5bには、図10に示すように、フレーム内周から内側に延びたフランジ部5a−1,5b−1が形成されており、側壁部には係合穴5a−2,5b−2が形成されている。また、中間フレーム5a,5bは、フレーム開口部の外縁部から外側に延びたフランジ部5a−3,5b−3が形成されている。
後方フレーム4は、図9、図10に示すように、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されている。また、後方フレーム4の各フレーム開口部の側壁部には、係合爪4−1が形成されている。各フレーム開口部には、バックライトモジュール6a,6bが収容される。係合穴5a−2,5b−2に係合爪4−1を嵌合させることで、後方フレーム4の各フレーム開口部に中間フレーム5a,5bが係合固定される。
表示パネル3a−1,3b−1は、表示モジュール3と同様に、接着剤7a−1,7b−1を介してカバーガラス7に接着固定される。
一方、表示モジュール3と異なって、表示パネル3a−1,3b−1は、中間フレーム5a,5bのフランジ部5a−1,5b−1に接着固定されていない。
カバーガラス7における表示パネル3a−1,3b−1が接着した部分の周囲は、接着剤3a−3,3b−3を介してフランジ部5a−3,5b−3に接着固定される。
なお、表示パネル3a−1,3b−1の表示面の周囲がフランジ部5a−3,5b−3に固定されることから、接着剤3a−3,3b−3に非透光性接着剤を使用してもよい。
表示パネル3a−1,3b−1は、フランジ部5a−1,5b−1と接着固定されていないので、外部から加わった荷重による応力が表示パネル3a−1,3b−1に伝わりにくい。すなわち、この応力による表示パネル3a−1,3b−1の歪みに起因した表示ムラの発生も軽減することができる。
また、表示モジュール3Aは、表示パネル3a−1,3b−1とフランジ部5a−1,5b−1が接着されておらず、図9に示す隙間Cから埃などが内部に侵入する可能性がある。このため、隙間Cに防塵用のクッション材を設けてもよい。
ただし、クッション材を介して応力が表示パネル3a−1,3b−1に伝わらないようにするため、クッション材は、表示パネル3a−1,3b−1とフランジ部5a−1,5b−1のいずれかに片面接着で取り付けられる。
図11は、実施の形態1における変形例2の表示モジュール3Bを示す断面図であり、表示モジュール3Bを、図1のA−A線と同様な位置で切った断面を示している。また、図12は、図11の表示モジュール3Bを示す分解断面図である。
表示モジュール3Bは、表示パネル3a−1,3b−1、後方フレーム4、中間フレーム5a,5b、バックライトモジュール6a,6b、カバーガラス7および前方フレーム8a,8bを備えて構成される。
表示モジュール3Bの中間フレーム5a,5bには、表示モジュール3と同様に、フレーム開口部の内周縁から内側に延びたフランジ部5a−1,5b−1が形成されており、側壁部には係合穴5a−2,5b−2が形成されている。
また、中間フレーム5a,5bの側壁部の外側には、図12に示すように、係合爪5a−4,5b−4が形成されている。
後方フレーム4は、表示モジュール3と同様に、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されている。また、後方フレーム4の各フレーム開口部の側壁部には、係合爪4−1が形成されている。各フレーム開口部には、バックライトモジュール6a,6bが収容される。係合穴5a−2,5b−2に係合爪4−1を嵌合させることにより、後方フレーム4の各フレーム開口部に中間フレーム5a,5bが係合固定される。
前方フレーム8a,8bは、この発明における前方フレーム部材に相当する構成要素であり、表示パネル3a−1,3b−1にそれぞれ対応して設けられて中間フレーム5a,5bの正面側に配置される。また、前方フレーム8a,8bには、フレーム開口部の内周縁から内側に延びたフランジ部8a−1,8b−1が形成されており、側壁部には係合穴8a−2,8b−2が形成されている。係合穴8a−2,8b−2に係合爪5a−4,5b−4を嵌合させることで、前方フレーム8a,8b内に中間フレーム5a,5bが係合固定される。
表示パネル3a−1,3b−1は、表示モジュール3と同様に、接着剤7a−1,7b−1を介してカバーガラス7に接着固定される。
一方、表示モジュール3と異なって、表示パネル3a−1,3b−1は、中間フレーム5a,5bのフランジ部5a−1,5b−1に接着固定されていない。
ただし、カバーガラス7における表示パネル3a−1,3b−1が接着した部分の周囲は、図11に示すように、接着剤3a−4,3b−4を介して前方フレーム8a,8bのフランジ部8a−1,8b−1に接着固定されている。
なお、表示パネル3a−1,3b−1の表示面の周囲がフランジ部8a−1,8b−1に固定されることから、接着剤3a−4,3b−4に非透光性接着剤を使用してもよい。
表示パネル3a−1,3b−1は、フランジ部8a−1,8b−1と接着固定されていないので、外部から加わった荷重による応力が、表示パネル3a−1,3b−1に伝わりにくい。すなわち、この応力による表示パネル3a−1,3b−1の歪みに起因した表示ムラの発生も軽減することができる。
表示モジュール3Bでは、表示パネル3a−1,3b−1とフランジ部5a−1,5b−1が接着されておらず、図11に示す隙間C1から埃などが内部に侵入する可能性がある。このため、隙間C1に防塵用のクッション材を設けてもよい。
ただし、クッション材を介して応力が表示パネル3a−1,3b−1に伝わらないようにするため、クッション材は表示パネル3a−1,3b−1とフランジ部5a−1,5b−1のいずれかに片面接着で取り付けられる。
また、表示モジュール3Bでは、図11に示すように、表示パネル3a−1,3b−1とフランジ部8a−1,8b−1の下面との隙間C2から埃などが内部に侵入する可能性がある。このため、隙間C2に防塵用のクッション材を設けてもよい。
ただし、クッション材を介して応力が表示パネル3a−1,3b−1に伝わらないようにするため、クッション材は、表示パネル3a−1,3b−1とフランジ部8a−1,8b−1のいずれかに片面接着で取り付けられる。
次に、意匠部品2として意匠パネル9を設けた構成について説明する。
図13は、実施の形態1における変形例3の表示モジュール3Cを示す断面図であり、表示モジュール3Cを、図1のA−A線と同様な位置で切った断面を示している。また、図14は、図13の表示モジュール3Cを示す分解断面図である。
表示モジュール3Cは、図13に示すように、表示パネル3a−1,3b−1、後方フレーム4A、中間フレーム5a,5b、バックライトモジュール6a,6bおよび意匠パネル9を備えて構成される。
後方フレーム4Aは、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されており、各フレーム開口部の側壁部には係合爪4−1が形成されている。各フレーム開口部には、バックライトモジュール6a,6bが収容される。
また、後方フレーム4Aには、全てのフレーム開口部を囲む外形に沿って側壁部が形成されており、この側壁部に係合爪4A−1が形成されている。
製品の剛性を高め、かつ放熱効果を得るため、後方フレーム4Aには、例えば、アルミニウムあるいはマグネシウムなどの剛性と熱伝導率が高い材料が用いられる。
ただし、後方フレーム4Aの材料は、これらに限定されるものではなく、樹脂などの別の材料を用いて構成しても構わない。
また、中間フレーム5a,5bには、表示モジュール3と同様にフレーム開口部の内周縁から内側に延びたフランジ部5a−1,5b−1が形成されており、側壁部には係合穴5a−2,5b−2が形成されている。係合穴5a−2,5b−2に係合爪4−1を嵌合させることで、後方フレーム4Aの各フレーム開口部に中間フレーム5a,5bが係合固定される。
表示パネル3a−1,3b−1は、接着剤3a−2,3b−2を介してフランジ部5a−1,5b−1に接着固定される。
表示パネル3a−1,3b−1の表示面の周囲がフランジ部5a−1,5b−1に固定されることから、接着剤3a−2,3b−2には、非透光性の接着剤を使用してもよい。
また、前述した前方フレーム8a,8bを使用する場合は、接着剤3a−2,3b−2を使用せず、前方フレーム8a,8bと中間フレーム5a,5bで表示パネルを挟持する構成としてもよい。
意匠パネル9は、この発明におけるパネル部材に相当する構成要素であり、表示パネル3a−1,3b−1の表示面側に配置される。
また、意匠パネル9は、表示パネル3a−1,3b−1の表示面を露出させる開口部を有しており、側壁部には係合穴9−1が形成されている。
これら係合穴9−1に後方フレーム4Aの係合爪4A−1を嵌合させることで、図13に示すように、後方フレーム4Aに意匠パネル9が係合固定される。
このように、表示モジュール3Cは、係合爪4A−1を係合穴9−1に嵌合させる簡易な操作で意匠パネル9を後方フレーム4Aに取り付けることができる。
すなわち、表示パネル3a−1,3b−1をそれぞれ意匠パネル9に組み付ける必要がなく、従来の構成と比較して組み付け工数を格段に削減することができる。
なお、後方フレーム4Aではなく、意匠パネル9を中間フレーム5a,5bに固定してもよい。ただし、中間フレーム5a,5bは、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応して別々の部材として設けられているため、製品としての剛性が低下する可能性がある。また意匠パネル9に加わった荷重による応力で中間フレーム5a,5bが歪むと、表示パネル3a−1,3b−1も歪んで表示ムラが発生する懸念がある。
次に、後方フレームを放熱部材として利用する構成について説明する。
図15は、実施の形態1における変形例4の表示モジュール3Dを示す断面図であり、表示モジュール3Dを、図1のA−A線と同様な位置で切った断面を示している。また、図16は、図15の表示モジュール3Dを示す分解断面図である。図15において、図6と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略する。
表示モジュール3Dは、表示パネル3a−1,3b−1、後方フレーム4B、中間フレーム5a,5b、バックライトモジュール6a,6bおよびカバーガラス7を備えて構成される。
後方フレーム4Bは、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されており、各フレーム開口部の側壁部に係合爪4B−1が形成されている。各フレーム開口部には、バックライトモジュール6a,6bが収容される。
係合穴5a−2,5b−2に係合爪4B−1を嵌合させることで、後方フレーム4Bの各フレーム開口部に中間フレーム5a,5bが係合固定される。
後方フレーム4Bの背面には、ねじ締結用のボス4B−2が形成されている。図15の例では、ねじ11によって電子基板10がボス4B−2に固定されている。
電子基板10は、集積回路チップあるいは電源回路などの電子部品が搭載された基板である。また、電子基板10には、フレキシブルプリント基板などが接続されてもよい。
製品の剛性を高め、かつ放熱効果を得るため、後方フレーム4Bには、例えば、アルミニウムあるいはマグネシウムなどの剛性と熱伝導率が高い材料が用いられる。
表示モジュール3Dにおいて、電子基板10で発生した熱は、後方フレーム4Bを介して放熱される。すなわち、後方フレーム4Bは、取り付けられた電子基板10で発生した熱を放熱する放熱部材として機能する。
従来の表示モジュールの後方フレームは、複数の表示パネルのそれぞれに対応して別々に設けられていたため、各後方フレームの位置およびその背面の平坦度合いにばらつきがあり、電子基板を固定することが困難であった。
これに対して、後方フレーム4Bのように複数の表示パネルのそれぞれに対応するフレーム開口部を一体に形成することで、位置および背面の平坦度合いのばらつきが格段に減少し、電子基板を容易に固定することができる。また、後方フレーム4Bは、1つの部品であるため、従来の構成よりも設計自由度が増し、薄型化も可能である。
さらに、電子基板10に搭載していた放熱部材の代わりに後方フレーム4Bを使用することができるため、部品点数の削減も期待できる。
なお、後方フレームに発熱部品を取り付ける構成は、表示モジュール3、3A〜3Cに適用してもよい。また、発熱部品は、電子基板10に限らない。
電子基板10に対する電磁ノイズの影響を低減するために、電子基板10を覆うように金属部材を、後方フレーム4Bの背面に設けてもよい。
また、電子基板10を覆う意匠部品を新たに追加しても構わない。
次に、後方フレームで意匠部品を構成する場合について説明する。
図17は、実施の形態1における変形例5の表示モジュール3Eを示す断面図であり、表示モジュール3Eを、図1のA−A線と同様な位置で切った断面を示している。
なお、図17において、図6と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。また、図18は、図17の表示モジュール3Eを示す分解断面図である。
表示モジュール3Eは、表示パネル3a−1,3b−1、後方フレーム4C、中間フレーム5a,5b、バックライトモジュール6a,6bおよびカバーガラス7を備えて構成される。
後方フレーム4Cは、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されており、各フレーム開口部の側壁部に係合爪4−1が形成されている。各フレーム開口部には、バックライトモジュール6a,6bが収容される。係合穴5a−2,5b−2に係合爪4−1を嵌合させることにより、後方フレーム4Cの各フレーム開口部に中間フレーム5a,5bが係合固定される。
また、後方フレーム4Cは、図18に示すように、全てのフレーム開口部を囲む外形に沿って側壁部が形成されており、この側壁部が外側に露出して意匠を構成している。
なお、後方フレーム4Cの側壁部には、めっき、アルマイトあるいは塗装などを施してもよい。このように、後方フレーム4Cは1つの部品であるため、従来の構成よりも意匠部品に関する設計自由度が高くなり、薄型化も期待できる。
また、後方フレーム4Cで意匠部品を構成することで、別個に意匠部品を設ける必要がなく、部品数を削減することが可能である。
なお、意匠性の向上を図る場合、後方フレーム4Cの背面側または正面側に意匠部品をさらに設けてもよい。意匠部品には、樹脂成形品に塗装を施した部品などが挙げられる。
さらに、前述した表示モジュール3、3A〜3Cの後方フレーム4,4Aで意匠部品を構成してもよい。この場合も、上記と同様の効果が得られる。
以上のように、実施の形態1に係る表示モジュール3は、表示パネル3a−1,3b−1と、中間フレーム5a,5bと、後方フレーム4とを備える。中間フレーム5a,5bは、表示パネル3a−1,3b−1の背面側に配置される。後方フレーム4は、中間フレーム5a,5bの背面側に配置されて、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されている。このように、複数の表示パネルに対応するフレーム開口部が一体に形成された後方フレーム4を使用することで、複数の表示パネルの組み付けと位置調整が一度に行えるため、複数の表示パネルの組み付け作業と位置調整を容易に行うことができる。また、剛性の高い材料で後方フレーム4を構成することで、製品全体の剛性の向上も図ることができる。
また、実施の形態1に係る表示モジュール3は、カバーガラス7を備える。このカバーガラス7は、表示パネル3a−1,3b−1の表示面側に配置されて、表示パネル3a−1,3b−1が背面に貼り付けられる。
表示モジュール3をカバーガラス7に接着する1回の工程で表示パネル3a−1,3b−1がカバーガラス7に取り付けられるので、従来の構成と比較して組み付け工数を格段に削減することができる。
また、カバーガラス7に取り付けるときに、表示パネル3a−1,3b−1をそれぞれ位置調整する必要がなく、位置ばらつきを抑えることができる。
さらに、実施の形態1に係る表示モジュール3Aでは、カバーガラス7が中間フレーム5a,5bに支持され、表示パネル3a−1,3b−1は、中間フレーム5a,5bに固定されていない。このように構成することで、外部から加わった荷重による応力が、表示パネル3a−1,3b−1に伝わりにくい構成となる。これにより、この応力による表示パネル3a−1,3b−1の歪みに起因した表示ムラの発生も軽減できる。
さらに、実施の形態1に係る表示モジュール3Bは、中間フレーム5a,5bの正面側に配置される前方フレーム8a,8bを備える。カバーガラス7は、前方フレーム8a,8bに支持され、表示パネル3a−1,3b−1は、前方フレーム8a,8bに固定されていない。このように構成することでも、外部から加わった荷重による応力が、表示パネル3a−1,3b−1に伝わりにくい構成となる。これにより、この応力による表示パネル3a−1,3b−1の歪みに起因した表示ムラの発生も軽減できる。
さらに、実施の形態1に係る表示モジュール3Cは、表示パネル3a−1,3b−1の表示面側に配置される意匠パネル9を備える。意匠パネル9は、後方フレーム4Aに支持される。このように構成することで、意匠パネル9に対して表示パネル3a−1,3b−1をそれぞれ組み付ける必要がなく、従来の構成と比較して組み付け工数を格段に削減することができる。
さらに、実施の形態1に係る表示モジュール3Dでは、後方フレーム4Bが、取り付けられた電子基板10で発生した熱を放熱する放熱部材として機能する。
これにより、電子基板10に搭載していた放熱部材の代わりに後方フレーム4Bを使用することができるため、部品点数の削減も期待できる。また、後方フレーム4Bは、1つの部品であるため、従来の構成よりも設計自由度が増し、薄型化も可能である。
さらに、実施の形態1に係る表示モジュール3Eでは、後方フレーム4Cが、意匠部品を構成する。このように構成することで、別に意匠部品を設ける必要がなくなり、部品数を削減することが可能である。
また、後方フレーム4Cは1つの部品であるため、従来の構成より意匠部品に関する設計自由度が高くなり、薄型化も期待できる。
実施の形態2.
実施の形態1は、複数の表示パネルのそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成された後方フレームを使用したが、この実施の形態2では、複数の表示パネルのそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成された中間フレームを使用する構成を説明する。
図19は、この発明の実施の形態2に係る表示モジュール3Fを示す断面図であって、表示モジュール3Fを、図1のA−A線と同様な位置で切った断面を示している。
なお、図19において図2と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。また、図20は、図19の表示モジュール3Fを示す分解断面図である。
表示モジュール3Fは、図19に示すように、表示パネル3a−1,3b−1、後方フレーム4a,4b、中間フレーム5Aおよびバックライトモジュール6a,6bを備えて構成される。
後方フレーム4a,4bは、この発明における後方フレーム部材に相当する構成要素であり、図20に示すように、表示パネル3a−1,3b−1にそれぞれ対応して設けられて中間フレーム5Aの背面側に配置される。また、後方フレーム4a,4bは、フレーム開口部を形成する周壁の外側に係合爪4a−1,4b−1が形成されている。
後方フレーム4a,4bのフレーム開口部には、バックライトモジュール6a,6bがそれぞれ収容される。
製品の剛性を高め、かつ放熱効果を得るため、後方フレーム4a,4bには、例えば、アルミニウムあるいはマグネシウムなどの剛性と熱伝導率が高い材料が用いられる。
ただし、後方フレーム4a,4bの材料は、これらに限定されるものではなく、樹脂などの別の材料を用いて構成しても構わない。
中間フレーム5Aは、この発明における中間フレーム部材に相当する構成要素であり、図20に示すように、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されている。さらに、中間フレーム5Aには、各フレーム開口部の内周部から内側に延びたフランジ部5A−1が形成されており、各フレーム開口部の側壁部には係合穴5A−2が形成されている。後方フレーム4a,4bの係合爪4a−1,4b−1を係合穴5A−2にそれぞれ嵌合させることで、後方フレーム4a,4bが中間フレーム5Aに係合固定される。
また、表示パネル3a−1,3b−1は、接着剤3a−2,3b−2を介して中間フレーム5Aのフランジ部5A−1にそれぞれ接着固定される。
表示パネル3a−1,3b−1の表示面の周囲がフランジ部5A−1に固定されることから、接着剤3a−2,3b−2には、非透光性の接着剤を使用してもよい。
前方フレームを使用する場合、接着剤3a−2,3b−2を使用せず、前方フレームと中間フレーム5Aで表示パネル3a−1,3b−1を挟持する構成としてもよい。
図19および図20では、カバーガラスなどの意匠部品の記載を省略している。
表示モジュール3Fは、このように意匠部品のない状態で製品として出荷されて、納入された工場などにおいて意匠部品が取り付けられる。
実施の形態2に係る表示モジュール3Fでは、表示パネル3a−1,3b−1に対応する各フレーム開口部が一体に形成された中間フレーム5Aを使用している。これにより、表示モジュール3Fは、表示パネル3a−1,3b−1を備えた1つの構造体となっている。従って、表示モジュール3Fをカバーガラスに貼り付ける1回の工程で、表示パネル3a−1,3b−1の両方をカバーガラスに取り付けることが可能である。
以下、具体例を挙げて説明する。
図21は、カバーガラス7が取り付けられた実施の形態2に係る表示モジュール3Fを示す断面図であり、カバーガラス7が取り付けられた表示モジュール3Fを、図1のA−A線と同様な位置で切った断面を示している。なお、図21において、図19と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。図22は、図21の表示モジュール3Fを示す分解断面図である。また図23は、図22の表示モジュール3Fにカバーガラス7を取り付ける工程を示す断面図である。
カバーガラス7の背面には、図21および図22に示すように、接着剤7a−1,7b−1が配置される。接着剤7a−1,7b−1は、表示パネル3a−1,3b−1の表示面上に配置されるので、例えば、光を透過する性能を有した光学透明接着剤(OCA)の両面接着シートが使用される。
表示モジュール3Fは、図23に示すように、接着剤7a−1,7b−1を介してカバーガラス7に接着固定される。この1回の工程によって、表示パネル3a−1,3b−1はカバーガラス7に取り付けられるので、従来の構成と比較して組み付け工数を格段に削減することができる。
また、これらの表示パネル3a−1,3b−1は、中間フレーム5Aにおいて位置調整された状態になっている。このため、カバーガラス7に取り付けるとき、表示パネル3a−1,3b−1をそれぞれ位置調整する必要がない。従って、表示パネル3a−1,3b−1の位置ばらつきを抑えることができる。
次に、表示パネル3a−1,3b−1の各表示面における表示ムラの発生を軽減する構造について説明する。
図24は、実施の形態2における変形例1の表示モジュール3Gを示す断面図であり、表示モジュール3Gを、図1のA−A線と同様な位置で切った断面を示している。なお、図24において、図19と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
また、図25は、図24の表示モジュール3Gを示す分解断面図である。
表示モジュール3Gは、表示パネル3a−1,3b−1、後方フレーム4a,4b、中間フレーム5B、バックライトモジュール6a,6bおよびカバーガラス7を備えて構成される。
表示モジュール3Gの中間フレーム5Bは、この発明における中間フレーム部材に相当する構成要素であり、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されている。中間フレーム5Bには、各フレーム開口部の内周部から内側に延びたフランジ部5B−1が形成され、各フレーム開口部の側壁部には係合穴5B−2が形成されている。さらに、中間フレーム5Bには、全てのフレーム開口部を囲む外形に沿って側壁部が形成されており、この側壁部から構成される開口部の外縁部から外側に延びたフランジ部5B−3が形成されている。
後方フレーム4a,4bの側壁部には、係合爪4a−1,4b−1が形成されている。
また、後方フレーム4a,4bのフレーム開口部には、バックライトモジュール6a,6bがそれぞれ収容される。中間フレーム5Bの係合穴5B−2に係合爪4a−1,4b−1をそれぞれ嵌合させることで、中間フレーム5Bの各フレーム開口部に後方フレーム4a,4bが係合固定される。
表示パネル3a−1,3b−1は、表示モジュール3Fと同様に接着剤7a−1,7b−1を介してカバーガラス7に接着固定される。
一方、表示モジュール3Fと異なり、表示パネル3a−1,3b−1は、中間フレーム5Bのフランジ部5B−1に接着固定されていない。
カバーガラス7における表示パネル3a−1,3b−1が接着した部分の周囲は、接着剤7cを介して中間フレーム5Bのフランジ部5B−3に接着固定される。
なお、表示パネル3a−1,3b−1の表示面の周囲がフランジ部5B−3に固定されることから、接着剤7cには非透光性接着剤を使用してもよい。
表示パネル3a−1,3b−1は、フランジ部5B−1と接着固定されていないので、外部から加わった荷重による応力が表示パネル3a−1,3b−1に伝わりにくい。すなわち、この応力による表示パネル3a−1,3b−1の歪みに起因した表示ムラの発生も軽減することができる。
また、表示モジュール3Gは、表示パネル3a−1,3b−1とフランジ部5B−1が接着されておらず、図24に示す隙間Cから埃などが内部に侵入する可能性がある。このため、隙間Cに防塵用のクッション材を設けてもよい。
ただし、クッション材を介して応力が表示パネル3a−1,3b−1に伝わらないようにするため、クッション材は、表示パネル3a−1,3b−1およびフランジ部5B−1のいずれかに片面接着で取り付けられる。
図26は、実施の形態2における変形例2の表示モジュール3Hを示す断面図であり、表示モジュール3Hを、図1のA−A線と同様な位置で切った断面を示している。また、図27は、図26の表示モジュール3Hを示す分解断面図である。
表示モジュール3Hは、表示パネル3a−1,3b−1、後方フレーム4a,4b、中間フレーム5C、バックライトモジュール6a,6b、カバーガラス7および前方フレーム8a,8bを備えて構成される。
中間フレーム5Cは、この発明における中間フレーム部材に相当する構成要素であり、図27に示すように、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されている。
また、中間フレーム5Cには、各フレーム開口部の内周縁から内側に延びたフランジ部5C−1が形成されており、各フレーム開口部の側壁部には係合穴5C−3が形成されている。さらに、中間フレーム5Cにおける各フレーム開口部の側壁部の外側には、係合爪5C−2が形成されている。中間フレーム5Cの係合穴5C−3に係合爪4a−1,4b−1をそれぞれ嵌合させることで、中間フレーム5Cの各フレーム開口部に後方フレーム4a,4bが係合固定される。
前方フレーム8a,8bは、この発明における前方フレーム部材に相当する構成要素であり、表示パネル3a−1,3b−1にそれぞれ対応して設けられて中間フレーム5Cの正面側に配置される。また、前方フレーム8a,8bには、フレーム開口部の内周縁から内側に延びたフランジ部8a−1,8b−1が形成されており、側壁部には係合穴8a−2,8b−2が形成されている。係合穴8a−2,8b−2に係合爪5C−2を嵌合させることで、中間フレーム5Cに前方フレーム8a,8bがそれぞれ係合固定される。
表示パネル3a−1,3b−1は、接着剤7a−1,7b−1を介してカバーガラス7に接着固定される。
一方、表示モジュール3Fと異なって、表示パネル3a−1,3b−1は、中間フレーム5Cのフランジ部5C−1に接着固定されていない。
ただし、カバーガラス7における表示パネル3a−1,3b−1が接着した部分の周囲は、図26に示すように、接着剤3a−4,3b−4を介して前方フレーム8a,8bのフランジ部8a−1,8b−1に接着固定される。
なお、表示パネル3a−1,3b−1の表示面の周囲がフランジ部8a−1,8b−1に固定されることから、接着剤3a−4,3b−4としては、非透光性接着剤を使用してもよい。
表示パネル3a−1,3b−1は、フランジ部8a−1,8b−1と接着固定されていないので、外部から加わった荷重による応力が表示パネル3a−1,3b−1に伝わりにくい。すなわち、この応力による表示パネル3a−1,3b−1の歪みに起因した表示ムラの発生も軽減することができる。
表示モジュール3Hでは、表示パネル3a−1,3b−1とフランジ部5C−1が接着されておらず、図26に示す隙間C1から埃などが内部に侵入する可能性がある。このため、隙間C1に防塵用のクッション材を設けてもよい。
ただし、クッション材を介して応力が表示パネル3a−1,3b−1に伝わらないようにするため、クッション材は、表示パネル3a−1,3b−1およびフランジ部5C−1のいずれかに片面接着で取り付けられる。
また、表示モジュール3Hでは、図26に示すように、表示パネル3a−1,3b−1とフランジ部8a−1,8b−1の下面との隙間C2から埃などが内部に侵入する可能性がある。このため、隙間C2に防塵用のクッション材を設けてもよい。
ただし、クッション材を介して応力が表示パネル3a−1,3b−1に伝わらないようにするため、クッション材は、表示パネル3a−1,3b−1およびフランジ部8a−1,8b−1のいずれかに片面接着で取り付けられる。
次に、意匠部品として意匠パネル9を設けた構成について説明する。
図28は、実施の形態2における変形例3の表示モジュール3Iを示す断面図であり、表示モジュール3Iを、図1のA−A線と同様な位置で切った断面を示している。また、図29は、図28の表示モジュール3Iを示す分解断面図である。
表示モジュール3Iは、図29に示すように、表示パネル3a−1,3b−1、後方フレーム4a,4b、中間フレーム5D、バックライトモジュール6a,6b、および意匠パネル9を備えて構成される。
中間フレーム5Dは、この発明における中間フレーム部材に相当する構成要素であり、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されている。また、中間フレーム5Dには、各フレーム開口部の内周縁から内側に延びたフランジ部5D−1が形成されており、各フレーム開口部の側壁部には、係合穴5D−2が形成されている。さらに、中間フレーム5Dには、全てのフレーム開口部を囲む外形に沿って側壁部が形成されており、この側壁部に係合爪5D−3が形成されている。
後方フレーム4a,4bは、この発明における後方フレーム部材に相当する構成要素であり、表示パネル3a−1,3b−1にそれぞれ対応して設けられて中間フレーム5Dの背面側に配置される。また、後方フレーム4a,4bは、フレーム開口部を形成する側壁部の外側に係合爪4a−1,4b−1が形成されている。後方フレーム4a,4bのフレーム開口部には、バックライトモジュール6a,6bがそれぞれ収容される。
中間フレーム5Dの係合穴5D−2に係合爪4a−1,4b−1をそれぞれ嵌合させることにより、中間フレーム5Dの各フレーム開口部に後方フレーム4a,4bが係合固定される。
表示パネル3a−1,3b−1は、接着剤3a−2,3b−2を介してフランジ部5D−1に接着固定される。表示パネル3a−1,3b−1の表示面の周囲がフランジ部5D−1に固定されることから、接着剤3a−2,3b−2には、非透光性の接着剤を使用してもよい。また、前述した前方フレーム8a,8bを使用する場合は、接着剤3a−2,3b−2を使用せず、前方フレーム8a,8bと中間フレーム5Dとで表示パネルを挟持する構成としてもよい。
意匠パネル9は、この発明におけるパネル部材に相当する構成要素であり、表示パネル3a−1,3b−1の表示面側に配置される。
また、意匠パネル9は、表示パネル3a−1,3b−1の表示面を露出させる開口部を有しており、側壁部には係合穴9−1が形成されている。
これら係合穴9−1に中間フレーム5Dの係合爪5D−3を嵌合させることによって、図28に示すように、中間フレーム5Dに意匠パネル9が係合固定される。
このように、表示モジュール3Iは、係合爪5D−3を係合穴9−1に嵌合させる簡易な操作によって、意匠パネル9を中間フレーム5Dに取り付けることができる。
すなわち、表示パネル3a−1,3b−1をそれぞれ意匠パネル9に組み付ける必要がなく、従来の構成と比較して組み付け工数を格段に削減することができる。
また、表示パネル3a−1,3b−1は中間フレーム5Dで位置調整されているので、表示パネル3a−1,3b−1と意匠パネル9との位置精度の向上を図ることもできる。
なお、中間フレーム5Dではなく、意匠パネル9を後方フレーム4a,4bに固定してもよい。ただし、後方フレーム4a,4bは、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応して別々の部材として設けられているため、表示パネル3a−1,3b−1と意匠パネル9との位置精度が低下する可能性がある。
次に、中間フレームで意匠部品を構成する場合について説明する。
図30は、実施の形態2における変形例4の表示モジュール3Jを示す断面図であり、表示モジュール3Jを、図1のA−A線と同様な位置で切った断面を示している。
なお、図30において、図19と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略する。また、図31は、図30の表示モジュール3Jを示す分解断面図である。
表示モジュール3Jは、図30に示すように表示パネル3a−1,3b−1、後方フレーム4a,4b、中間フレーム5E、バックライトモジュール6a,6bおよびカバーガラス7を備えて構成される。
中間フレーム5Eは、この発明における中間フレーム部材に相当する構成要素であり、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されている。また、中間フレーム5Eには、各フレーム開口部の内周縁から内側に延びたフランジ部5E−1が形成されており、各フレーム開口部の側壁部には係合穴5E−2が形成されている。後方フレーム4a,4bの係合爪4a−1,4b−1を係合穴5E−2にそれぞれ嵌合させることで、中間フレーム5Eの各フレーム開口部に後方フレーム4a,4bが係合固定される。
また、中間フレーム5Eには、全てのフレーム開口部を囲む外形に沿って側壁部が形成されており、この側壁部が外側に露出して意匠を構成している。
中間フレーム5Eの側壁部には、めっき、アルマイトまたは塗装などを施してもよい。
このように、中間フレーム5Eは1つの部品であるため、従来の構成よりも意匠部品に関する設計自由度が高く、薄型化も期待できる。
また、中間フレーム5Eで意匠部品を構成することで、別に意匠部品を設ける必要がなくなり、部品数を削減することが可能である。
なお、意匠性の向上を図る場合、中間フレーム5Eの背面側または正面側に意匠部品をさらに設けてもよい。意匠部品には、樹脂成形品に塗装を施した部品などが挙げられる。
さらに、表示モジュール3F〜3Hの中間フレーム5A〜5Cで意匠部品を構成してもよい。この場合も、上記と同様の効果を得ることができる。
以上のように、実施の形態2に係る表示モジュール3Fは、表示パネル3a−1,3b−1と、中間フレーム5Aと、後方フレーム4a,4bを備える。
中間フレーム5Aは、表示パネル3a−1,3b−1の背面側に配置されて、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されている。
後方フレーム4a,4bは、表示パネル3a−1,3b−1にそれぞれ設けられて中間フレーム5Aの背面側に配置される。
複数の表示パネルに対応するフレーム開口部が一体に形成された中間フレーム5Aを使用することで、複数の表示パネルの組み付けと位置調整が一度に行えるため、複数の表示パネルの組み付け作業と位置調整を容易に行うことができる。
また、実施の形態2に係る表示モジュール3Fは、カバーガラス7を備える。このカバーガラス7は、表示パネル3a−1,3b−1の表示面側に配置されて、表示パネル3a−1,3b−1が背面に貼り付けられる。
表示モジュール3Fをカバーガラス7に接着する1回の工程で、表示パネル3a−1,3b−1がカバーガラス7に取り付けられるので、従来の構成と比較して組み付け工数を格段に削減できる。また、カバーガラス7に取り付けるときに表示パネル3a−1,3b−1をそれぞれ位置調整する必要がなく、位置ばらつきを抑えることができる。
さらに、実施の形態2に係る表示モジュール3Gでは、カバーガラス7が中間フレーム5Bに支持され、表示パネル3a−1,3b−1は、中間フレーム5Bに固定されていない。このように構成することで、外部から加わった荷重による応力が表示パネル3a−1,3b−1に伝わりにくい構成となる。これにより、この応力による表示パネル3a−1,3b−1の歪みに起因した表示ムラの発生も軽減することができる。
さらに、実施の形態2に係る表示モジュール3Hは、中間フレーム5Cの正面側に配置される前方フレーム8a,8bを備える。カバーガラス7は、前方フレーム8a,8bに支持され、表示パネル3a−1,3b−1は、前方フレーム8a,8bに固定されていない。このように構成することでも、外部から加わった荷重による応力が、表示パネル3a−1,3b−1に伝わりにくい構成となる。これにより、この応力による表示パネル3a−1,3b−1の歪みに起因した表示ムラの発生も軽減することができる。
さらに、実施の形態2に係る表示モジュール3Iは、表示パネル3a−1,3b−1の表示面側に配置される意匠パネル9を備える。意匠パネル9は、中間フレーム5Dに支持される。このように構成することで、意匠パネル9に対して表示パネル3a−1,3b−1をそれぞれ組み付ける必要がなく、従来の構成と比較して組み付け工数を格段に削減することができる。
さらに、実施の形態2に係る表示モジュール3Jでは、中間フレーム5Eが、意匠部品を構成する。このように構成することで、別に意匠部品を設ける必要がなくなり、部品数を削減することが可能である。
また、中間フレーム5Eは1つの部品であるため、従来の構成より意匠部品に関する設計自由度が高くなり、薄型化も期待できる。
実施の形態3.
実施の形態3は、複数の表示パネルのそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成された前方フレームを使用する構成について説明する。
図32は、この発明の実施の形態3に係る表示モジュール3Kを示す断面図であって、表示モジュール3Kを、図1のA−A線と同様な位置で切った断面を示している。また、図33は、図32の表示モジュール3Kを示す分解断面図である。
表示モジュール3Kは、図32に示すように、表示パネル3a−1,3b−1、後方フレーム4a,4b、中間フレーム5a,5b、バックライトモジュール6a,6bおよび前方フレーム8Aを備えて構成される。
後方フレーム4a,4bは、この発明における後方フレーム部材に相当する構成要素であり、表示パネル3a−1,3b−1にそれぞれ対応して設けられて中間フレーム5a,5bの背面側に配置される。また、後方フレーム4a,4bの側壁部の外側に係合爪4a−1,4b−1が形成されている。後方フレーム4a,4bのフレーム開口部には、バックライトモジュール6a,6bがそれぞれ収容される。
製品の剛性を高め、かつ放熱効果を得るため、後方フレーム4a,4bには、例えば、アルミニウムあるいはマグネシウムなどの剛性と熱伝導率が高い材料が用いられる。
ただし、後方フレーム4a,4bの材料は、これらに限定されるものではなく、樹脂などの別の材料を用いて構成しても構わない。
中間フレーム5a,5bは、この発明における中間フレーム部材に相当する構成要素であり、表示パネル3a−1,3b−1にそれぞれ対応して設けられて、表示パネル3a−1,3b−1の背面側にそれぞれ配置される。
また、中間フレーム5a,5bには、フレーム開口部の内周縁から内側に延びたフランジ部5a−1,5b−1が形成されており、側壁部には係合穴5a−2,5b−2が形成されている。さらに、中間フレーム5a,5bの側壁部の外側には係合爪5a−4,5b−4が形成されている。
係合穴5a−2,5b−2に係合爪4a−1,4b−1をそれぞれ嵌合させることで、中間フレーム5a,5bに後方フレーム4a,4bが係合固定される。
前方フレーム8Aは、この発明における前方フレーム部材に相当する構成要素であり、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されている。また、前方フレーム8Aには、各フレーム開口部の内周縁から内側に延びたフランジ部8A−1が形成されており、各フレーム開口部の側壁部には係合穴8A−2が形成されている。
中間フレーム5a,5bの係合爪5a−4,5b−4を係合穴8A−2にそれぞれ嵌合させることにより、中間フレーム5a,5bに前方フレーム8Aが係合固定される。
このとき、表示パネル3a−1,3b−1の表示面の周囲が、中間フレーム5a,5bのフランジ部5a−1,5b−1と前方フレーム8Aのフランジ部8A−1とに挟持される。すなわち、表示パネル3a−1,3b−1は、接着剤を用いずに支持されている。
図32および図33では、カバーガラスなどの意匠部品の記載を省略している。
表示モジュール3Kは、このように意匠部品のない状態で製品として出荷されて、納入された工場などにおいて意匠部品が取り付けられる。
実施の形態3に係る表示モジュール3Kでは、表示パネル3a−1,3b−1に対応する各フレーム開口部が一体に形成された前方フレーム8Aを使用している。これにより、表示モジュール3Kは、表示パネル3a−1,3b−1を備えた1つの構造体となっている。従って、表示モジュール3Kをカバーガラスに貼り付ける1回の工程で、表示パネル3a−1,3b−1の両方をカバーガラスに取り付けることが可能である。
前方フレーム8Aを、アルミニウム、マグネシウムといった剛性の高い材料で構成してもよい。また、剛性を高めるため、前方フレーム8Aの厚みを増やしてもよい。
ただし、前方フレーム8Aの厚みを増やした場合は、表示パネル3a−1,3b−1の表示面側に突出する量も増えることから、前方フレーム8Aと他の意匠部品との位置関係および表示における光学性能などを十分に考慮した厚さにする必要がある。
図34は、カバーガラス7が取り付けられた実施の形態3に係る表示モジュール3Kを示す断面図であり、カバーガラス7が取り付けられた表示モジュール3Kを、図1のA−A線と同様な位置で切った断面を示している。なお、図34において図32と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。また、図35は、図34の表示モジュール3Kを示す分解断面図である。
カバーガラス7の背面には、図34および図35に示すように、接着剤7a−1,7b−1が配置される。接着剤7a−1,7b−1は、表示パネル3a−1,3b−1の表示面上に配置されるので、例えば、光を透過する性能を有した光学透明接着剤(OCA)の両面接着シートが使用される。
また、前方フレーム8Aのフランジ部8A−1は、接着剤7cを介してカバーガラス7に接着固定される。
図35に示すように、表示モジュール3Kは、接着剤7a−1,7b−1,7cを介してカバーガラス7に接着固定される。この1回の工程によって表示パネル3a−1,3b−1はカバーガラス7に取り付けられるので、従来の構成と比較して組み付け工数を格段に削減することができる。
また、これらの表示パネル3a−1,3b−1は、前方フレーム8Aにおいて位置調整された状態になっている。このため、カバーガラス7に取り付けるとき、表示パネル3a−1,3b−1をそれぞれ位置調整する必要がない。従って、表示パネル3a−1,3b−1の位置ばらつきを抑えることができる。
図34に示すように、表示モジュール3Kでは、表示パネル3a−1,3b−1がフランジ部8A−1と接着固定されていないので、外部から加わった荷重による応力が表示パネル3a−1,3b−1に伝わりにくい。
すなわち、この応力による表示パネル3a−1,3b−1の歪みに起因した表示ムラの発生も軽減することができる。
また、表示モジュール3Kは、表示パネル3a−1,3b−1とフランジ部5a−1,5b−1とが接着されておらず、図34に示す隙間C1から埃などが内部に侵入する可能性がある。このため、隙間C1に防塵用のクッション材を設けてもよい。
ただし、クッション材を介して応力が表示パネル3a−1,3b−1に伝わらないようにするため、クッション材は、表示パネル3a−1,3b−1およびフランジ部5a−1,5b−1のいずれかに片面接着で取り付けられる。
さらに、表示モジュール3Kでは、図34に示すように、表示パネル3a−1,3b−1とフランジ部8A−1の下面との隙間C2から埃などが内部に侵入する可能性がある。このため、隙間C2に防塵用のクッション材を設けてもよい。
ただし、クッション材を介して応力が表示パネル3a−1,3b−1に伝わらないようにするため、クッション材は、表示パネル3a−1,3b−1およびフランジ部8A−1のいずれかに片面接着で取り付けられる。
次に、前方フレームで意匠部品を構成する場合について説明する。
図36は、実施の形態3における変形例1の表示モジュール3Lを示す断面図であり、表示モジュール3Lを、図1のA−A線と同様な位置で切った断面を示している。
なお、図36において、図32と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略する。また、図37は、図36の表示モジュール3Lを示す分解断面図である。
表示モジュール3Lは、図36に示すように、表示パネル3a−1,3b−1、後方フレーム4a,4b、中間フレーム5a,5b、バックライトモジュール6a,6b、カバーガラス7および前方フレーム8Bを備えて構成される。
前方フレーム8Bは、この発明における前方フレーム部材に相当する構成要素であり、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されている。また前方フレーム8Bには各フレーム開口部の内周縁から内側に延びたフランジ部8B−1が形成されており、各フレーム開口部の側壁部には係合穴8B−2が形成されている。中間フレーム5a,5bの係合爪5a−4,5b−4を係合穴8B−2にそれぞれ嵌合させることにより、前方フレーム8Bの各フレーム開口部に中間フレーム5a,5bが係合固定される。
また、前方フレーム8Bには、全てのフレーム開口部を囲む外形に沿って側壁部が形成されており、この側壁部が外側に露出して意匠を構成している。
前方フレーム8Bの側壁部には、めっき、アルマイトまたは塗装などを施してもよい。
このように、前方フレーム8Bは1つの部品であるため、従来の構成よりも意匠部品に関する設計自由度が高くなり、薄型化も期待できる。
また、前方フレーム8Bで意匠部品を構成することにより、別に意匠部品を設ける必要がなくなり、部品数を削減することが可能である。
なお、意匠性の向上を図る場合、前方フレーム8Bの背面側または正面側に意匠部品をさらに設けてもよい。意匠部品には、樹脂成形品に塗装を施した部品などが挙げられる。
次に、意匠部品として意匠パネル9を設けた構成について説明する。
図38は、実施の形態3における変形例2の表示モジュール3Mを示す断面図であり、表示モジュール3Mを、図1のA−A線と同様な位置で切った断面を示している。また、図39は、図38の表示モジュール3Mを示す分解断面図である。
表示モジュール3Mは、表示パネル3a−1,3b−1、後方フレーム4a,4b、中間フレーム5a,5b、バックライトモジュール6a,6b、前方フレーム8Cおよび意匠パネル9を備えて構成される。
前方フレーム8Cは、この発明における前方フレーム部材に相当する構成要素であり、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されている。また、前方フレーム8Cには、各フレーム開口部の内周縁から内側に延びたフランジ部8C−1が形成されており、各フレーム開口部の側壁部に係合穴8C−2が形成されている。さらに、前方フレーム8Cには、全てのフレーム開口部を囲む外形に沿って側壁部が形成されており、この側壁部に係合爪8C−3が形成されている。
後方フレーム4a,4bは、この発明における後方フレーム部材に相当する構成要素であり、表示パネル3a−1,3b−1にそれぞれ対応して設けられて中間フレーム5a,5bの背面側に配置される。
また、後方フレーム4a,4bのフレーム開口部を形成する側壁部の外側には、係合爪4a−1,4b−1が形成されている。なお、後方フレーム4a,4bのフレーム開口部には、バックライトモジュール6a,6bがそれぞれ収容される。
中間フレーム5a,5bは、この発明における中間フレーム部材に相当する構成要素であり、表示パネル3a−1,3b−1にそれぞれ対応して設けられる。
また、中間フレーム5a,5bは、フレーム開口部の内周縁から内側に延びたフランジ部5a−1,5b−1が形成されており、側壁部に係合穴5a−2,5b−2が形成されている。さらに、中間フレーム5a,5bには側壁部の外側に係合爪5a−4,5b−4が形成されている。
後方フレーム4a,4bの係合爪4a−1,4b−1を係合穴5a−2,5b−2にそれぞれ嵌合させることで、中間フレーム5a,5bに後方フレーム4a,4bが係合固定される。また、中間フレーム5a,5bの係合爪5a−4,5b−4を係合穴8C−2にそれぞれ嵌合させることで、前方フレーム8Cの各フレーム開口部に中間フレーム5a,5bが係合固定される。
意匠パネル9は、この発明におけるパネル部材に相当する構成要素であり、表示パネル3a−1,3b−1の表示面側に配置される。
また、意匠パネル9は、表示パネル3a−1,3b−1の表示面を露出させる開口部を有しており、側壁部には係合穴9−1が形成されている。
これら係合穴9−1に前方フレーム8Cの係合爪8C−3を嵌合させることによって、図38に示すように、前方フレーム8Cに意匠パネル9が係合固定される。
このように、表示モジュール3Mは、係合爪8C−3を係合穴9−1に嵌合させる簡易な操作によって、意匠パネル9を前方フレーム8Cに取り付けることができる。
すなわち、表示パネル3a−1,3b−1をそれぞれ意匠パネル9に組み付ける必要がなく、従来の構成と比較して組み付け工数を格段に削減することができる。
また、表示パネル3a−1,3b−1は前方フレーム8Cで位置調整されているので、表示パネル3a−1,3b−1と意匠パネル9との位置精度の向上を図ることもできる。
なお、前方フレーム8Cではなく、意匠パネル9を後方フレーム4a,4bに固定してもよい。ただし、後方フレーム4a,4bは、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応して別々の部材として設けられているため、表示パネル3a−1,3b−1と意匠パネル9との位置精度が低下する可能性がある。
また、前方フレーム8Cではなく、意匠パネル9を中間フレーム5a,5bに固定してもよい。ただし、中間フレーム5a,5bは、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応して別々の部材として設けられているため、表示パネル3a−1,3b−1と意匠パネル9との位置精度が低下する可能性がある。
意匠パネル9を中間フレーム5a,5bに固定する場合は、中間フレーム5a,5bの剛性が低い場合、表示ムラが発生する懸念もある。
そこで、中間フレーム5a,5bを覆う前方フレーム8Cを、アルミニウム、マグネシウムといった剛性の高い材料で構成してもよい。また、剛性を高めるため、前方フレーム8Cの厚みを増やしてもよい。
ただし、前方フレーム8Cの厚みを増やした場合は、表示パネル3a−1,3b−1の表示面側に突出する量も増えることから、前方フレーム8Cと他の意匠部品との位置関係および表示における光学性能などを十分に考慮した厚さにする必要がある。
以上のように、実施の形態3に係る表示モジュール3Kは、表示パネル3a−1,3b−1と、後方フレーム4a,4bと、中間フレーム5a,5bと、前方フレーム8Aとを備える。中間フレーム5a,5bは、表示パネル3a−1,3b−1の背面側に配置される。前方フレーム8Aは、中間フレーム5a,5bの正面側に配置されて、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されている。後方フレーム4a,4bは、中間フレーム5a,5bの背面側に配置される。
複数の表示パネルに対応するフレーム開口部が一体に形成された前方フレーム8Aを使用することで、複数の表示パネルの組み付けと位置調整が一度に行えるため、複数の表示パネルの組み付け作業と位置調整を容易に行うことができる。
また、実施の形態3に係る表示モジュール3Kは、表示パネル3a−1,3b−1の表示面側に配置されて、表示パネル3a−1,3b−1が背面に貼り付けられるカバーガラス7を備える。表示モジュール3Kをカバーガラス7に接着する1回の工程で、表示パネル3a−1,3b−1がカバーガラス7に取り付けられ、従来の構成と比較して組み付け工数を格段に削減することができる。また、カバーガラス7に取り付けるときに、表示パネル3a−1,3b−1をそれぞれ位置調整する必要がなく、位置ばらつきを抑えることができる。
さらに、実施の形態3に係る表示モジュール3Kは、前方フレーム8Aに支持され、表示パネル3a−1,3b−1は、前方フレーム8Aに固定されていない。
このように構成することで、外部から加わった荷重による応力が表示パネル3a−1,3b−1に伝わりにくい構成となる。これにより、この応力による表示パネル3a−1,3b−1の歪みに起因した表示ムラの発生も軽減することができる。
さらに、実施の形態3に係る表示モジュール3Lでは、前方フレーム8Bが、意匠部品を構成する。このように構成することで、別に意匠部品を設ける必要がなくなり、部品数を削減することが可能である。また、前方フレーム8Bは1つの部品であるため、従来の構成よりも意匠部品に関する設計自由度が高くなり、薄型化も期待できる。
さらに、実施の形態3に係る表示モジュール3Mは、表示パネル3a−1,3b−1の表示面側に配置される意匠パネル9を備える。意匠パネル9は、前方フレーム8Cに支持される。このように構成することで、意匠パネル9に対して表示パネル3a−1,3b−1をそれぞれ組み付ける必要がなく、従来の構成と比較して組み付け工数を格段に削減することができる。
実施の形態4.
実施の形態4は、複数の表示パネルのそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成された後方フレームおよび中間フレームを使用する構成について説明する。
図40は、この発明の実施の形態4に係る表示モジュール3Nを示す断面図であって、表示モジュール3Nを、図1のA−A線と同様な位置で切った断面を示している。また、図41は、図40の表示モジュール3Nを示す分解断面図である。
表示モジュール3Nは、表示パネル3a−1,3b−1、後方フレーム4、中間フレーム5Aおよびバックライトモジュール6a,6bを備えて構成される。
後方フレーム4は、この発明における後方フレーム部材に相当する構成要素であって、図40に示すように、中間フレーム5Aの背面側に配置される。
後方フレーム4は、図41に示すように、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されている。後方フレーム4の各フレーム開口部には、バックライトモジュール6a,6bが収容される。
また、後方フレーム4の各フレーム開口部の側壁部には、図41に示すように、係合爪4−1が形成されている。
製品の剛性を高め、かつ放熱効果を得るため、後方フレーム4には、例えば、アルミニウムあるいはマグネシウムなどの剛性と熱伝導率が高い材料が用いられる。
ただし、後方フレーム4の材料は、これらに限定されるものではなく、樹脂などの別の材料を用いて構成しても構わない。
中間フレーム5Aは、この発明における中間フレーム部材に相当する構成要素であり、図41に示すように、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されている。さらに、中間フレーム5Aには、各フレーム開口部の内周部から内側に延びたフランジ部5A−1が形成されており、各フレーム開口部の側壁部には係合穴5A−2が形成されている。
後方フレーム4の係合爪4−1を係合穴5A−2に嵌合させることで、後方フレーム4が中間フレーム5Aに係合固定される。
表示パネル3a−1,3b−1は、接着剤3a−2,3b−2を介して中間フレーム5Aのフランジ部5A−1にそれぞれ接着固定される。
表示パネル3a−1,3b−1の表示面の周囲がフランジ部5A−1に固定されることから、接着剤3a−2,3b−2には、非透光性の接着剤を使用してもよい。
前方フレームを使用する場合、接着剤3a−2,3b−2を使用せず、前方フレームと中間フレーム5Aで表示パネル3a−1,3b−1を挟持する構成としてもよい。
図40および図41では、カバーガラスなどの意匠部品の記載を省略している。
表示モジュール3Nは、このように意匠部品のない状態で製品として出荷されて、納入された工場などにおいて意匠部品が取り付けられる。
実施の形態4に係る表示モジュール3Nは、表示パネル3a−1,3b−1に対応する各フレーム開口部が一体に形成された後方フレーム4および中間フレーム5Aを使用している。これにより、表示モジュール3Nは、表示パネル3a−1,3b−1を備えた1つの構造体となっている。従って、表示モジュール3Nをカバーガラスに貼り付ける1回の工程で、表示パネル3a−1,3b−1の両方をカバーガラスに取り付けることが可能である。以下、具体例を挙げて説明する。
図42は、カバーガラス7が取り付けられた実施の形態4に係る表示モジュール3Nを示す断面図であり、カバーガラス7が取り付けられた表示モジュール3Nを、図1のA−A線と同様な位置で切った断面を示している。なお、図42において図40と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。図43は、図42の表示モジュール3Nを示す分解断面図である。また、図44は、図42の表示モジュール3Nにカバーガラス7を取り付ける工程を示す断面図である。
カバーガラス7の背面には、図42および図43に示すように、接着剤7a−1,7b−1が配置される。接着剤7a−1,7b−1は、表示パネル3a−1,3b−1の表示面上に配置されるので、例えば、光を透過する性能を有した光学透明接着剤(OCA)の両面接着シートが使用される。
表示モジュール3Nは、図44に示すように、接着剤7a−1,7b−1を介してカバーガラス7に接着固定される。この1回の工程によって表示パネル3a−1,3b−1はカバーガラス7に取り付けられるので、従来の構成と比較して組み付け工数を格段に削減することができる。
また、これらの表示パネル3a−1,3b−1は、後方フレーム4または中間フレーム5Aによって位置調整された状態になっている。このため、カバーガラス7に取り付けるときに表示パネル3a−1,3b−1をそれぞれ位置調整する必要がない。従って、表示パネル3a−1,3b−1の位置ばらつきを抑えることができる。
次に、表示パネル3a−1,3b−1の各表示面における表示ムラの発生を軽減する構造について説明する。
図45は、実施の形態4における変形例1の表示モジュール3Oを示す断面図であり、表示モジュール3Oを、図1のA−A線と同様な位置で切った断面を示している。なお、図45において、図40と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
また、図46は、図45の表示モジュール3Oを示す分解断面図である。
表示モジュール3Oは、図45に示すように表示パネル3a−1,3b−1、後方フレーム4D、中間フレーム5B、バックライトモジュール6a,6bおよびカバーガラス7を備えて構成される。
後方フレーム4Dは、この発明における後方フレーム部材に相当する構成要素であり、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されている。後方フレーム4Dの各フレーム開口部には、バックライトモジュール6a,6bが収容される。また、後方フレーム4Dの外形に沿った側壁部の外側には、係合爪4D−1が形成されている。
中間フレーム5Bは、この発明における中間フレーム部材に相当する構成要素であり、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されている。中間フレーム5Bには、各フレーム開口部の内周部から内側に延びたフランジ部5B−1が形成されており、各フレーム開口部の側壁部には係合穴5B−2が形成されている。さらに、中間フレーム5Bには、全てのフレーム開口部を囲む外形に沿って側壁部が形成されており、この側壁部から構成される開口部の外縁部から外側に延びたフランジ部5B−3が形成されている。
中間フレーム5Bの係合穴5B−2に後方フレーム4Dの係合爪4D−1を嵌合させることで、中間フレーム5Bの各フレーム開口部に後方フレーム4Dが係合固定される。
表示パネル3a−1,3b−1は、接着剤7a−1,7b−1を介してカバーガラス7に接着固定される。
一方、表示モジュール3Nと異なり、表示パネル3a−1,3b−1は、中間フレーム5Bのフランジ部5B−1に接着固定されていない。
カバーガラス7における表示パネル3a−1,3b−1が接着した部分の周囲は、接着剤7cを介して中間フレーム5Bのフランジ部5B−3に接着固定される。
なお、表示パネル3a−1,3b−1の表示面の周囲がフランジ部5B−3に固定されることから、接着剤7cには非透光性接着剤を使用してもよい。
表示パネル3a−1,3b−1は、フランジ部5B−1と接着固定されていないので、外部から加わった荷重による応力が表示パネル3a−1,3b−1に伝わりにくい。すなわち、この応力による表示パネル3a−1,3b−1の歪みに起因した表示ムラの発生も軽減することができる。
また、表示モジュール3Oは、表示パネル3a−1,3b−1とフランジ部5B−1が接着されておらず、図45に示す隙間Cから埃などが内部に侵入する可能性がある。このため、隙間Cに防塵用のクッション材を設けてもよい。
ただし、クッション材を介して応力が表示パネル3a−1,3b−1に伝わらないようにするため、クッション材は、表示パネル3a−1,3b−1およびフランジ部5B−1のいずれかに片面接着で取り付けられる。
図47は、実施の形態4における変形例2の表示モジュール3Pを示す断面図であり、表示モジュール3Pを、図1のA−A線と同様な位置で切った断面を示している。また、図48は、図47の表示モジュール3Pを示す分解断面図である。
表示モジュール3Pは、表示パネル3a−1,3b−1、後方フレーム4D、中間フレーム5F、バックライトモジュール6a,6b、カバーガラス7および前方フレーム8a,8bを備えて構成される。
中間フレーム5Fは、この発明における中間フレーム部材に相当する構成要素であり、図48に示すように、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されている。中間フレーム5Fには、各フレーム開口部の内周縁から内側に延びたフランジ部5F−1が形成されている。また、中間フレーム5Fは、各フレーム開口部の側壁部の外側に係合爪5F−2が形成されており、外側に位置するフレーム開口部の側壁部に係合穴5F−3が形成されている。
係合穴5F−3に後方フレーム4Dの係合爪4D−1を嵌合させることによって、中間フレーム5Fの各フレーム開口部に後方フレーム4Dが係合固定される。
前方フレーム8a,8bは、この発明における前方フレーム部材に相当する構成要素であり、表示パネル3a−1,3b−1にそれぞれ対応して設けられて中間フレーム5Fの正面側に配置される。また、前方フレーム8a,8bには、フレーム開口部の内周縁から内側に延びたフランジ部8a−1,8b−1が形成されており、側壁部には係合穴8a−2,8b−2が形成されている。
係合穴8a−2,8b−2に係合爪5F−2を嵌合させることで、中間フレーム5Fに前方フレーム8a,8bがそれぞれ係合固定される。
表示パネル3a−1,3b−1は、接着剤7a−1,7b−1を介してカバーガラス7に接着固定される。
一方、表示モジュール3Nと異なり、表示パネル3a−1,3b−1は、中間フレーム5Fのフランジ部5F−1に接着固定されていない。
ただし、カバーガラス7における表示パネル3a−1,3b−1が接着した部分の周囲は、図47に示すように、接着剤3a−4,3b−4を介して前方フレーム8a,8bのフランジ部8a−1,8b−1に接着固定される。
なお、表示パネル3a−1,3b−1の表示面の周囲がフランジ部8a−1,8b−1に固定されることから、接着剤3a−4,3b−4としては、非透光性接着剤を使用してもよい。
表示パネル3a−1,3b−1の周囲がフランジ部8a−1,8b−1と接着固定されていないので、外部から加わった荷重による応力が表示パネル3a−1,3b−1に伝わりにくい。すなわち、この応力による表示パネル3a−1,3b−1の歪みに起因した表示ムラの発生も軽減することができる。
表示モジュール3Pでは、表示パネル3a−1,3b−1とフランジ部5F−1が接着されておらず、図47に示す隙間C1から埃などが内部に侵入する可能性がある。
このため、隙間C1に防塵用のクッション材を設けてもよい。ただし、クッション材を介して応力が表示パネル3a−1,3b−1に伝わらないようにするため、クッション材は、表示パネル3a−1,3b−1およびフランジ部5F−1のいずれかに片面接着で取り付けられる。
また、表示モジュール3Pでは、図47に示すように、表示パネル3a−1,3b−1とフランジ部8a−1,8b−1の下面との隙間C2から埃などが内部に侵入する可能性がある。このため、隙間C2に防塵用のクッション材を設けてもよい。
ただし、クッション材を介して応力が表示パネル3a−1,3b−1に伝わらないようにするため、クッション材は、表示パネル3a−1,3b−1およびフランジ部8a−1,8b−1のいずれかに片面接着で取り付けられる。
次に、意匠部品として意匠パネル9を設けた構成について説明する。
図49は、実施の形態4における変形例3の表示モジュール3Qを示す断面図であり、表示モジュール3Qを、図1のA−A線と同様な位置で切った断面を示している。また、図50は、図49の表示モジュール3Qを示す分解断面図である。
表示モジュール3Qは、図49に示すように、表示パネル3a−1,3b−1、後方フレーム4E、中間フレーム5A、バックライトモジュール6a,6bおよび意匠パネル9を備えて構成される。
後方フレーム4Eは、この発明における後方フレーム部材に相当する構成要素であり、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されている。後方フレーム4Eでは、各フレーム開口部の側壁部の外側に係合爪4E−1が形成されており、各フレーム開口部にバックライトモジュール6a,6bが収容される。
また、後方フレーム4Eには、全てのフレーム開口部を囲む外形に沿って側壁部が形成されており、この側壁部に係合爪4E−2が形成されている。
中間フレーム5Aの係合穴5A−2に係合爪4E−1を嵌合させることによって、後方フレーム4Eの各フレーム開口部に中間フレーム5Aが係合固定される。
製品の剛性を高め、かつ放熱効果を得るため、後方フレーム4Eには、例えば、アルミニウムあるいはマグネシウムなどの剛性と熱伝導率が高い材料が用いられる。
ただし、後方フレーム4Eの材料は、これらに限定されるものではなく、樹脂などの別の材料を用いて構成しても構わない。
表示パネル3a−1,3b−1は、接着剤3a−2,3b−2を介してフランジ部5A−1に接着固定される。
表示パネル3a−1,3b−1の表示面の周囲がフランジ部5A−1に固定されることから、接着剤3a−2,3b−2には、非透光性の接着剤を使用してもよい。
また、前述した前方フレーム8a,8bを使用する場合は、接着剤3a−2,3b−2を使用せず、前方フレーム8a,8bと中間フレーム5Aで表示パネルを挟持する構成としてもよい。
意匠パネル9は、この発明におけるパネル部材に相当する構成要素であり、表示パネル3a−1,3b−1の表示面側に配置される。
また、意匠パネル9は、表示パネル3a−1,3b−1の表示面を露出させる開口部を有しており、側壁部には係合穴9−1が形成されている。
これら係合穴9−1に後方フレーム4Eの係合爪4E−2を嵌合させることで、図49に示すように、後方フレーム4Eに意匠パネル9が係合固定される。
このように、表示モジュール3Qは、係合爪4E−1を係合穴9−1に嵌合させる簡易な操作で意匠パネル9を後方フレーム4Eに取り付けることができる。
すなわち、表示パネル3a−1,3b−1をそれぞれ意匠パネル9に組み付ける必要がなく、従来の構成と比較して組み付け工数を格段に削減することができる。
図51は、実施の形態4における変形例4の表示モジュール3Rを示す断面図であり、表示モジュール3Rを、図1のA−A線と同様な位置で切った断面を示している。また、図52は、図51の表示モジュール3Rを示す分解断面図である。
表示モジュール3Rは、図51に示すように、表示パネル3a−1,3b−1、後方フレーム4、中間フレーム5G、バックライトモジュール6a,6bおよび意匠パネル9を備えて構成される。
中間フレーム5Gは、この発明における中間フレーム部材に相当する構成要素であり、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されている。また中間フレーム5Gには、各フレーム開口部の内周縁から内側に延びたフランジ部5G−1が形成されており、各フレーム開口部の外側の側壁部に係合穴5G−2が形成されている。さらに、中間フレーム5Gには、全てのフレーム開口部を囲む外形に沿って側壁部が形成されており、この側壁部に係合爪5G−3が形成されている。
中間フレーム5Gの係合穴5G−2に係合爪4−1を嵌合させることで、中間フレーム5Gの各フレーム開口部に後方フレーム4が係合固定される。
表示パネル3a−1,3b−1は、接着剤3a−2,3b−2を介してフランジ部5G−1に接着固定される。表示パネル3a−1,3b−1の表示面の周囲がフランジ部5G−1に固定されることから、接着剤3a−2,3b−2には、非透光性の接着剤を使用してもよい。また、前述した前方フレーム8a,8bを使用する場合は、接着剤3a−2,3b−2を使用せず、前方フレーム8a,8bと中間フレーム5Gとで表示パネルを挟持する構成としてもよい。
意匠パネル9は、この発明におけるパネル部材に相当する構成要素であり、表示パネル3a−1,3b−1の表示面側に配置される。
また、意匠パネル9は、表示パネル3a−1,3b−1の表示面を露出させる開口部を有しており、側壁部には係合穴9−1が形成されている。
これら係合穴9−1に中間フレーム5Gの係合爪5G−3を嵌合させることによって、図51に示すように、中間フレーム5Gに意匠パネル9が係合固定される。
このように、表示モジュール3Rは、係合爪5G−3を係合穴9−1に嵌合させる簡易な操作によって、意匠パネル9を中間フレーム5Gに取り付けることができる。
すなわち、表示パネル3a−1,3b−1をそれぞれ意匠パネル9に組み付ける必要がなく、従来の構成と比較して組み付け工数を格段に削減することができる。
また、表示パネル3a−1,3b−1は中間フレーム5Gで位置調整されているので、表示パネル3a−1,3b−1と意匠パネル9との位置精度の向上を図ることもできる。
以上のように、実施の形態4に係る表示モジュール3Nは、表示パネル3a−1,3b−1と、中間フレーム5Aと、後方フレーム4を備える。
中間フレーム5Aは、表示パネル3a−1,3b−1の背面側に配置されて、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されている。
後方フレーム4は、中間フレーム5Aの背面側に配置されて表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されている。
複数の表示パネルに対応するフレーム開口部が一体に形成された後方フレーム4および中間フレーム5Aを使用することで、複数の表示パネルの組み付けおよび位置調整が一度に行えるため、複数の表示パネルの組み付け作業と位置調整を容易に行うことができる。また、剛性の高い材料で後方フレーム4を構成することで、製品全体の剛性の向上も図ることができる。
また、実施の形態4に係る表示モジュール3Nは、カバーガラス7を備える。このカバーガラス7は、表示パネル3a−1,3b−1の表示面側に配置されて、表示パネル3a−1,3b−1が背面に貼り付けられる。表示モジュール3Nをカバーガラス7に接着する1回の工程で表示パネル3a−1,3b−1がカバーガラス7に取り付けられるので、従来の構成と比較して組み付け工数を格段に削減することができる。
また、カバーガラス7に取り付けるときに、表示パネル3a−1,3b−1をそれぞれ位置調整する必要がなく、位置ばらつきを抑えることができる。
さらに、実施の形態4に係る表示モジュール3Oでは、カバーガラス7が中間フレーム5Bに支持される。このようにすることで、外部から加わった荷重による応力が表示パネル3a−1,3b−1に伝わりにくい構成となる。これにより、この応力による表示パネル3a−1,3b−1の歪みに起因した表示ムラの発生も軽減することができる。
さらに、実施の形態4に係る表示モジュール3Pは、中間フレーム5Fの正面側に配置される前方フレーム8a,8bを備える。カバーガラス7は、前方フレーム8a,8bに支持され、表示パネル3a−1,3b−1は、前方フレーム8a,8bに固定されていない。このように構成することでも、外部から加わった荷重による応力が、表示パネル3a−1,3b−1に伝わりにくい構成となる。これにより、この応力による表示パネル3a−1,3b−1の歪みに起因した表示ムラの発生も軽減することができる。
さらに、実施の形態4に係る表示モジュール3Qは、表示パネル3a−1,3b−1の表示面側に配置される意匠パネル9を備える。意匠パネル9は、後方フレーム4Eに支持される。このように構成することで、意匠パネル9に対して表示パネル3a−1,3b−1をそれぞれ組み付ける必要がなく、従来の構成と比較して組み付け工数を格段に削減することができる。
さらに、実施の形態4に係る表示モジュール3Rは、表示パネル3a−1,3b−1の表示面側に配置される意匠パネル9を備える。意匠パネル9は、中間フレーム5Gに支持される。このように構成することでも、意匠パネル9に対して表示パネル3a−1,3b−1をそれぞれ組み付ける必要がなく、従来の構成と比較して組み付け工数を格段に削減することができる。
また、実施の形態4における後方フレームまたは中間フレームで意匠部品を構成してもよい。これにより、別個に意匠部品を設ける必要がなくなり、部品数を削減することが可能である。また、実施の形態4における後方フレームおよび中間フレームは1つの部品であるため、従来の構成よりも意匠部品に関する設計自由度が高くなり、薄型化も期待できる。
実施の形態4における後方フレームを放熱部材として使用してもよい。例えば、実施の形態1と同様に、後方フレームの背面側に電子基板を取り付ける。この場合、電子基板に搭載していた放熱部材の代わりに後方フレームを使用することができるため、部品点数の削減も期待できる。また、後方フレームは1つの部品であるため、従来の構成よりも放熱部材に関する設計自由度が向上し、薄型化も可能である。
なお、実施の形態4では、後方フレームおよび中間フレームが、表示パネル3a−1,3b−1に対応するフレーム開口部が一体に形成されている構成を示したが、本発明は、これに限定されるものではない。
例えば、表示パネル3a−1,3b−1に対応するフレーム開口部が一体に形成されるフレーム部材が、後方フレームと前方フレームの組み合わせ、あるいは、中間フレームと前方フレームの組み合わせであってもよい。
このように構成しても、実施の形態1〜4で示した効果を得ることができる。
実施の形態5.
図53は、この発明の実施の形態5に係る表示モジュール3Sを示す断面図であって、表示モジュール3Sを、図1のA−A線と同様な位置で切った断面を示している。また、図54は、図53の表示モジュール3Sを示す分解断面図である。
表示モジュール3Sは、図53に示すように表示パネル3a−1,3b−1、後方フレーム4、中間フレーム5H、バックライトモジュール6a,6bおよび前方フレーム8Dを備えて構成される。
後方フレーム4は、この発明における後方フレーム部材に相当する構成要素であって、図53に示すように、中間フレーム5Hの背面側に配置される。
後方フレーム4は、図54に示すように、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されている。後方フレーム4の各フレーム開口部には、バックライトモジュール6a,6bが収容される。
また、後方フレーム4の各フレーム開口部の外側の側壁部に係合爪4−1が形成されている。
製品の剛性を高め、かつ放熱効果を得るため、後方フレーム4には、例えば、アルミニウムあるいはマグネシウムなどの剛性と熱伝導率が高い材料が用いられる。
ただし、後方フレーム4の材料は、これらに限定されるものではなく、樹脂などの別の材料を用いて構成しても構わない。
中間フレーム5Hは、この発明における中間フレーム部材に相当する構成要素であり、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されている。
また、中間フレーム5Hには、上記フレーム開口部の内周部から内側に延びたフランジ部5H−1が形成されており、側壁部には係合穴5H−2が形成されている。
後方フレーム4の係合爪4−1を係合穴5H−2に嵌合させることで、後方フレーム4が中間フレーム5Hに係合固定される。
前方フレーム8Dは、この発明における前方フレーム部材に相当する構成要素であり、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されている。
また、前方フレーム8Dには、上記フレーム開口部の内周縁から内側に延びたフランジ部8D−1が形成されており、側壁部に係合穴8D−2が形成されている。
中間フレーム5Hの係合爪5H−3を係合穴8D−2に嵌合させることで、前方フレーム8Dが中間フレーム5Hに係合固定される。このとき、表示パネル3a−1,3b−1の表示面の周囲が、中間フレーム5Hのフランジ部5H−1と前方フレーム8Dのフランジ部8D−1とに挟持される。
図53および図54では、カバーガラスなどの意匠部品の記載を省略している。
表示モジュール3Sは、このように意匠部品のない状態で製品として出荷されて、納入された工場などにおいて意匠部品が取り付けられる。
実施の形態5に係る表示モジュール3Sでは、前方フレーム、中間フレームおよび後方フレームの全てが、表示パネル3a−1,3b−1に対応する各フレーム開口部が一体に形成されている。これにより、表示モジュール3Sは、表示パネル3a−1,3b−1を備えた1つの構造体となっている。従って、表示モジュール3Sをカバーガラスに貼り付ける1回の工程で表示パネル3a−1,3b−1の両方をカバーガラスに取り付けることが可能である。
前方フレーム8Dを、アルミニウム、マグネシウムといった剛性の高い材料で構成してもよい。また、剛性を高めるため、前方フレーム8Dの厚みを増やしてもよい。
ただし、前方フレーム8Dの厚みを増やした場合は、表示パネル3a−1,3b−1の表示面側に突出する量も増えることから、前方フレーム8Dと他の意匠部品との位置関係および表示における光学性能などを十分に考慮した厚さにする必要がある。
次に、意匠部品として意匠パネル9を設けた構成について説明する。
図55は、実施の形態5における変形例1の表示モジュール3Tを示す断面図であり、表示モジュール3Tを、図1のA−A線と同様な位置で切った断面を示している。なお、図55において図53と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。また、図56は、図55の表示モジュール3Tを示す分解断面図である。
表示モジュール3Tは、図55に示すように、表示パネル3a−1,3b−1、後方フレーム4、中間フレーム5H、バックライトモジュール6a,6b、前方フレーム8Eおよび意匠パネル9を備えて構成される。
前方フレーム8Eは、この発明における前方フレーム部材に相当する構成要素であり、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されている。
また、前方フレーム8Eには、上記フレーム開口部の内周縁から内側に延びたフランジ部8E−1が形成されている。前方フレーム8Eの側壁部には係合穴8E−2が形成されており、側壁部の外側に係合爪8E−3が形成されている。
中間フレーム5Hの係合爪5H−3を係合穴8E−2に嵌合させることで、前方フレーム8Eが中間フレーム5Hに係合固定される。このとき、表示パネル3a−1,3b−1の表示面の周囲が、中間フレーム5Hのフランジ部5H−1と前方フレーム8Eのフランジ部8E−1とに挟持される。
意匠パネル9は、この発明におけるパネル部材に相当する構成要素であり、表示パネル3a−1,3b−1の表示面側に配置される。
また、意匠パネル9は、表示パネル3a−1,3b−1の表示面を露出させる開口部を有しており、側壁部には係合穴9−1が形成されている。
これら係合穴9−1に前方フレーム8Eの係合爪8E−3を嵌合させることによって、図55に示すように、前方フレーム8Eに意匠パネル9が係合固定される。
このように、表示モジュール3Tは、係合爪8E−3を係合穴9−1に嵌合させる簡易な操作によって、意匠パネル9を前方フレーム8Eに取り付けることができる。
すなわち、表示パネル3a−1,3b−1をそれぞれ意匠パネル9に組み付ける必要がなく、従来の構成と比較して組み付け工数を格段に削減することができる。
表示パネル3a−1,3b−1は、後方フレーム4、中間フレーム5Hおよび前方フレーム8Eで位置調整されているので、表示パネル3a−1,3b−1と意匠パネル9との位置精度の向上を図ることもできる。
なお、前方フレーム8Eではなく、意匠パネル9を後方フレーム4に固定してもよい。
ただし、後方フレーム4は、表示モジュール3Tにおいて最も背面側に配置されているため、表示パネル3a−1,3b−1と意匠パネル9との位置精度が低下する可能性がある。
また、前方フレーム8Eではなく、意匠パネル9を中間フレーム5Hに固定してもよい。ただし、中間フレーム5Hの剛性が低い場合、表示パネル3a−1,3b−1の表示面に表示ムラが発生する可能性がある。
前方フレーム8Eを、アルミニウム、マグネシウムといった剛性の高い材料で構成してもよい。また、剛性を高めるため、前方フレーム8Eの厚みを増やしてもよい。
ただし、前方フレーム8Eの厚みを増やした場合は、表示パネル3a−1,3b−1の表示面側に突出する量も増えることから、前方フレーム8Eと他の意匠部品との位置関係および表示における光学性能などを十分に考慮した厚さにする必要がある。
以上のように、実施の形態5に係る表示モジュール3Sは、表示パネル3a−1,3b−1と、後方フレーム4と、中間フレーム5Hと、前方フレーム8Dとを備える。
中間フレーム5Hは、表示パネル3a−1,3b−1の背面側に配置されて、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されている。
後方フレーム4は、中間フレーム5Hの背面側に配置されて表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されている。
前方フレーム8Dは、中間フレーム5Hの正面側に配置されて、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されている。
複数の表示パネルに対応するフレーム開口部が一体に形成された後方フレーム4、中間フレーム5Hおよび前方フレーム8Dを使用する。これにより、複数の表示パネルの組み付けと位置調整が一度に行えるため、複数の表示パネルの組み付け作業と位置調整を容易に行うことができる。また、剛性の高い材料で後方フレーム4を構成することによって、製品全体の剛性の向上も図ることができる。
また、実施の形態5に係る表示モジュール3Tは、表示パネル3a−1,3b−1の表示面側に配置される意匠パネル9を備える。意匠パネル9は、前方フレーム8Eに支持される。このように構成することで、意匠パネル9に対して表示パネル3a−1,3b−1をそれぞれ組み付ける必要がなく、従来の構成と比較して組み付け工数を格段に削減することができる。
さらに、実施の形態5における後方フレーム、中間フレーム、前方フレームのいずれかで意匠部品を構成してもよい。これにより、別に意匠部品を設ける必要がなくなり、部品数を削減することが可能である。また、実施の形態5における後方フレーム、中間フレームおよび前方フレームは1つの部品であるため、従来の構成よりも意匠部品に関する設計自由度が高くなり、薄型化も期待できる。
さらに、実施の形態5における後方フレームを放熱部材として使用してもよい。
例えば、実施の形態1と同様に、後方フレームの背面側に電子基板を取り付ける。
この場合、電子基板に搭載していた放熱部材の代わりに後方フレームを使用することができるため、部品点数の削減も期待できる。また後方フレームは1つの部品であるため、従来の構成よりも放熱部材に関する設計自由度が向上し、薄型化も可能である。
実施の形態6.
図57は、この発明の実施の形態6に係る表示モジュール3Uを適用した電子機器1Aを示す斜視図である。なお、図57において図2と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。また、図58は、図57の電子機器1AをB−B線で切った断面矢示図であり、表示モジュール3Uの断面を示している。図59は、図58の表示モジュール3Uを示す分解断面図である。
電子機器1Aは、表示部3a,3bを備えた電子機器であり、例えば、車両のダッシュボードに内蔵された表示装置で具体化される。意匠部品2Aは、この電子機器1Aの外観を構成する部品であり、意匠部品2Aに表示部3a,3bが隣接して配置されている。
なお、意匠部品2Aは、樹脂製の保護板、カバーガラスまたは意匠パネルに相当する。図58の例では、意匠部品2Aとして保護板7Aを表示モジュール3Uに取り付けた構成を示している。
図57に示すように、電子機器1Aでは、屈曲した面に表示部3a,3bが配置されており、表示部3a,3bを構成する表示モジュール3Uが屈曲している。表示モジュール3Uは、表示パネル3a−1,3b−1、後方フレーム4F、中間フレーム5a,5b、バックライトモジュール6a,6bおよび保護板7Aを備えて構成されている。
保護板7Aは、この発明における透光性の保護板に相当する構成要素であり、表示パネル3a−1,3b−1の表示面側に配置されて表示面を保護する。
また、保護板7Aは、透光性の樹脂などで構成された板状部材であり、図58、図59に示すように、隣り合った表示面の間に対応する部分が凹な方向に曲がっている。
後方フレーム4Fは、この発明における後方フレーム部材に相当する構成要素であり、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されている。また、後方フレーム4Fは、保護板7Aと同様に、隣り合う表示パネル3a−1,3b−1の間に対応する部分が曲がった形状を有している。
図59に示すように、後方フレーム4Fは、中間フレーム5a,5bの背面側に配置される。後方フレーム4Fの各フレーム開口部には係合爪4−1が形成されており、各フレーム開口部にバックライトモジュール6a,6bが収容される。
中間フレーム5a,5bの係合穴5a−2,5b−2に係合爪4F−1をそれぞれ嵌合させることで、後方フレーム4Fの各フレーム開口部に対して中間フレーム5a,5bが係合固定される。
保護板7Aの背面には、図59に示すように接着剤7a−1,7b−1が配置される。
接着剤7a−1,7b−1は、表示パネル3a−1,3b−1の表示面上に配置されるので、例えば、光を透過する性能を有した光学透明接着剤(OCA)の両面接着シートが使用される。
表示モジュール3Uは、接着剤7a−1,7b−1を介して保護板7Aに接着固定される。この1回の工程によって、表示パネル3a−1,3b−1が保護板7Aに取り付けられるので、従来の構成と比較して組み付け工数を格段に削減することができる。
意匠部品2Aである保護板7A、カバーガラス7、意匠パネル9で表示部3a,3bが配置される面が曲面である場合、従来のように、意匠部品に対して表示パネル3a−1,3b−1をそれぞれ取り付けて位置調整することが困難であった。
これに対し、実施の形態6に係る表示モジュール3Uでは、後方フレーム4Fにおいて表示パネル3a−1,3b−1が位置調整された状態になっている。
このため、保護板7Aに取り付けるときに、表示パネル3a−1,3b−1をそれぞれ位置調整する必要がない。従って、表示パネル3a−1,3b−1の位置ばらつきを抑えることができる。
なお、これまでの説明では、実施の形態1で示した表示モジュール3の後方フレーム4を、後方フレーム4Fに置き換えた構成を示したが、これに限定されるものではない。
例えば、実施の形態1における表示モジュール3A〜3Eの後方フレーム4A〜4Cを後方フレーム4Fに置き換えてもよい。このように構成しても、上記と同様の効果を得ることができる。
以上のように、実施の形態6に係る表示モジュール3Uは、表示パネル3a−1,3b−1と、中間フレーム5a,5bと、後方フレーム4Fとを備える。
中間フレーム5a,5bは、表示パネル3a−1,3b−1の背面側に配置される。
後方フレーム4Fは、中間フレーム5a,5bの背面側に配置されて、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されている。さらに、後方フレーム4Fは、隣り合った表示パネル3a−1,3b−1の間に対応する部分が曲がった形状を有している。
このように構成することで、表示部3a,3bを配置する面が曲面または屈曲している場合においても複数の表示パネルの組み付け作業と位置調整を容易に行うことができる。また、剛性の高い材料で後方フレーム4を構成することで、製品全体の剛性の向上も図ることができる。
なお、実施の形態6における発明の概念は、実施の形態2〜5に適用してもよい。
例えば、実施の形態2に適用する。すなわち、中間フレーム5A〜5Eを、隣り合った表示パネル3a−1,3b−1の間に対応する部分が曲がった形状として、表示部3a,3bを配置する面が曲面または屈曲している電子機器を構成してもよい。このように構成することでも上記と同様の効果が得られる。
また、実施の形態6における発明の概念を実施の形態3に適用する。
すなわち、前方フレーム8A〜8Cを、隣り合った表示パネル3a−1,3b−1の間に対応する部分が曲がった形状として、表示部3a,3bを配置する面が曲面または屈曲している電子機器を構成してもよい。このように構成することでも上記と同様の効果が得られる。
さらに、実施の形態6における発明の概念を実施の形態4に適用する。
すなわち、実施の形態4では、後方フレームおよび中間フレームが、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されている。
そこで、これら後方フレームおよび中間フレームを、隣り合った表示パネル3a−1,3b−1の間に対応する部分が曲がった形状として、表示部3a,3bを配置する面が曲面または屈曲している電子機器を構成してもよい。
なお、後方フレームと前方フレームあるいは中間フレームと前方フレームが、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されている場合も同様である。このように構成することでも上記と同様の効果が得られる。
さらに、実施の形態6における発明の概念を実施の形態5に適用する。
すなわち、実施の形態5では、後方フレーム、中間フレーム、前方フレームのいずれもが、表示パネル3a−1,3b−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されている。そこで、これら後方フレーム、中間フレーム、前方フレームを、隣り合った表示パネル3a−1,3b−1の間に対応する部分が曲がった形状とし、表示部3a,3bを配置する面が曲面または屈曲している電子機器を構成してもよい。このように構成することでも上記と同様の効果が得られる。
実施の形態7.
実施の形態1〜6は表示パネル3a−1,3b−1からなる2つの表示部3a,3bを備える構成を示したが、実施の形態7では3つの表示部を備えた構成について説明する。
図60は、この発明の実施の形態7に係る表示モジュール3Vを示す断面図であって、表示モジュール3Vを、図1のA−A線と同様な位置で切った断面を示している。
表示モジュール3Vは、図60に示すように、表示パネル3a−1,3b−1,3c−1、後方フレーム4G、中間フレーム5a,5b,5c、バックライトモジュール6a,6b,6cを備えて構成される。
表示パネル3c−1は、表示パネル3a−1,3b−1と同様に、表示情報を表示する表示パネルであり、例えば、液晶表示パネルで実現される。
後方フレーム4Gは、この発明における後方フレーム部材に相当する構成要素であり、表示パネル3a−1,3b−1,3c−1のそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成されている。なお、後方フレーム4Gは、図60に示すように、中間フレーム5a,5b,5cの背面側に配置される。
製品の剛性を高め、かつ放熱効果を得るため、後方フレーム4Gには、例えば、アルミニウムあるいはマグネシウムなどの剛性と熱伝導率が高い材料が用いられる。
ただし、後方フレーム4Gの材料は、これらに限定されるものではなく、樹脂などの別の材料を用いて構成しても構わない。
後方フレーム4Gの各フレーム開口部には、バックライトモジュール6a,6b,6cが収容される。バックライトモジュール6cは、バックライトモジュール6a,6bと同様に、表示パネル3c−1の背面に対してバックライト光を照射するモジュールである。
また、後方フレーム4Gの各フレーム開口部の側壁部には係合爪4G−1が形成されている。
中間フレーム5a,5b,5cは、この発明における中間フレーム部材に相当する構成要素であり、表示パネル3a−1,3b−1,3c−1にそれぞれ対応して設けられて、表示パネル3a−1,3b−1,3c−1の背面側にそれぞれ配置される。
さらに、中間フレーム5a,5b,5cには、フレーム開口部の内周縁から内側に延びたフランジ部5a−1,5b−1,5c−1が形成されている。
表示パネル3a−1,3b−1,3c−1は、接着剤3a−2,3b−2,3c−2を介してフランジ部5a−1,5b−1,5c−1に接着固定される。
表示パネル3a−1,3b−1,3c−1の表示面の周囲がフランジ部5a−1,5b−1,5c−1に固定されることから、接着剤3a−2,3b−2,3c−2には、非透光性の接着剤を使用してもよい。
また前方フレームを使用する場合、接着剤3a−2,3b−2,3c−2を使用せず、前方フレームと中間フレームで表示パネル3a−1,3b−1,3c−1を挟持する構成としてもよい。
中間フレーム5a,5b,5cの側壁部には、係合穴5a−2,5b−2,5c−2が形成されている。係合穴5a−2,5b−2,5c−2に係合爪4G−1をそれぞれ嵌合させることで、後方フレーム4Gの各フレーム開口部に中間フレーム5a,5b,5cが係合固定される。
以上のように、実施の形態7に係る表示モジュール3Vは、表示パネル3a−1,3b−1,3c−1に対応する各フレーム開口部が一体に形成された後方フレーム4Gを使用している。表示モジュール3Vは、前述したように表示パネル3a−1,3b−1,3c−1を備えた1つの構造体となっている。従って、表示モジュール3Vを、カバーガラスなどの意匠部品に貼り付ける1回の工程で、3つの表示パネル3a−1,3b−1,3c−1の全てを意匠部品に取り付けることができる。
また、表示パネル3a−1,3b−1,3c−1は後方フレーム4Gにおいて位置調整された状態になっている。このため、意匠部品に取り付けるときに表示パネル3a−1,3b−1,3c−1をそれぞれ位置調整する必要がない。
従って、表示パネル3a−1,3b−1,3c−1の位置ばらつきを抑えることができる。
実施の形態7では、3つの表示パネル3a−1,3b−1,3c−1を備える構成を示したが、表示パネルを4つ以上にしてもよい。
この場合、後方フレームを、4つ以上の表示パネルのそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成された形状に構成すればよい。
また、実施の形態1〜6で示した全ての表示モジュールを、4つ以上の表示パネルを備える構成としてもよい。
例えば、中間フレームおよび前方フレームの少なくとも一方を、4つ以上の表示パネルのそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成された形状に構成する。
なお、本発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
この発明に係る表示モジュールは、複数の表示パネルの組み付け作業と位置調整を容易にすることができるので、例えば、車載用の表示装置に好適である。
1,1A 電子機器、2,2A 意匠部品、3,3A〜3V,100a,100b 表示モジュール、3a,3b 表示部、3a−1,3b−1,3c−1 表示パネル、3a−2,3b−2,3c−2,3a−3,3b−3,3a−4,3b−4,7a−1,7b−1,7c 接着剤、4,4a,4b,4A〜4G 後方フレーム、4−1,4a−1,4b−1,4A−1,4B−1,4D−1,4E−1,4E−2,4F−1,4G−1,5a−4,5b−4,5C−2,5D−3,5F−2,5G−3,5H−3,8C−3,8E−3 係合爪、4B−2 ボス、5a,5b,5c,5A〜5H 中間フレーム、5a−1,5b−1,5c−1,5a−3,5b−3,8a−1,8b−1,5A−1,5B−1,5B−3,5C−1,5D−1,5E−1,5F−1,5G−1,5H−1,8A−1,8B−1,8C−1,8D−1,8E−1 フランジ部、5a−2,5b−2,5c−2,8a−2,8b−2,5A−2,5B−2,5C−3,5D−2,5E−2,5F−3,5G−2,5H−2,8A−2,8B−2,8C−2,8D−2,8E−2,9−1 係合穴、6a〜6c バックライトモジュール、7 カバーガラス、7A 保護板、8a,8b,8A〜8E 前方フレーム、9 意匠パネル、10 電子基板、11 ねじ。

Claims (30)

  1. 複数の表示パネルと、
    表示パネルごとに設けられて表示パネルの背面側に配置される中間フレーム部材と、
    前記中間フレーム部材の背面側に配置されて、前記複数の表示パネルのそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成された後方フレーム部材と、
    前記複数の表示パネルの表示面側に配置されて、各表示パネルが背面に貼り付けられる透光性の保護板と
    を備えたことを特徴とする表示モジュール。
  2. 前記透光性の保護板は、前記中間フレーム部材に支持され、
    前記表示パネルは、前記中間フレーム部材に固定されていないことを特徴とする請求項1記載の表示モジュール。
  3. 前記中間フレーム部材の正面側に配置される前方フレーム部材を備え、
    前記透光性の保護板は、前記前方フレーム部材に支持され、
    前記表示パネルは、前記前方フレーム部材に固定されていないことを特徴とする請求項1記載の表示モジュール。
  4. 前記保護板の代わりに前記複数の表示パネルの表示面側に配置されるパネル部材を備え、
    前記パネル部材は、前記後方フレーム部材に支持されることを特徴とする請求項1記載の表示モジュール。
  5. 前記後方フレーム部材は、取り付けられた部品で発生した熱を放熱する放熱部材として機能することを特徴とする請求項1記載の表示モジュール。
  6. 前記後方フレーム部材は、意匠部品を構成することを特徴とする請求項1記載の表示モジュール。
  7. 前記後方フレーム部材は、隣り合った表示パネルの間に対応する部分が曲がった形状であることを特徴とする請求項1記載の表示モジュール。
  8. 複数の表示パネルと、
    前記複数の表示パネルの背面側に配置されて、前記複数の表示パネルのそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成された中間フレーム部材と、
    表示パネルごとに設けられて前記中間フレーム部材の背面側に配置される後方フレーム部材とを備える表示モジュール。
  9. 前記複数の表示パネルの表示面側に配置されて、各表示パネルが背面に貼り付けられる透光性の保護板を備えたことを特徴とする請求項8記載の表示モジュール。
  10. 前記透光性の保護板は、前記中間フレーム部材に支持され、
    前記表示パネルは、前記中間フレーム部材に固定されていないことを特徴とする請求項9記載の表示モジュール。
  11. 前記中間フレーム部材の正面側に配置される前方フレーム部材を備え、
    前記透光性の保護板は、前記前方フレーム部材に支持され、
    前記表示パネルは、前記前方フレーム部材に固定されていないことを特徴とする請求項9記載の表示モジュール。
  12. 前記複数の表示パネルの表示面側に配置されるパネル部材を備え、
    前記パネル部材は、前記中間フレーム部材に支持されることを特徴とする請求項8記載の表示モジュール。
  13. 前記中間フレーム部材は、意匠部品を構成することを特徴とする請求項8記載の表示モジュール。
  14. 前記中間フレーム部材は、隣り合った表示パネルの間に対応する部分が曲がった形状であることを特徴とする請求項8記載の表示モジュール。
  15. 複数の表示パネルと、
    表示パネルごとに設けられて表示パネルの背面側に配置される中間フレーム部材と、
    前記中間フレーム部材の正面側に配置されて、前記複数の表示パネルのそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成された前方フレーム部材と、
    表示パネルごとに設けられて前記中間フレーム部材の背面側に配置される後方フレーム部材とを備える表示モジュール。
  16. 前記複数の表示パネルの表示面側に配置されて、各表示パネルが背面に貼り付けられる透光性の保護板を備えたことを特徴とする請求項15記載の表示モジュール。
  17. 前記透光性の保護板は、前記前方フレーム部材に支持され、
    前記表示パネルは、前記前方フレーム部材に固定されていないことを特徴とする請求項16記載の表示モジュール。
  18. 前記複数の表示パネルの表示面側に配置されるパネル部材を備え、
    前記パネル部材は、前記前方フレーム部材に支持されることを特徴とする請求項15記載の表示モジュール。
  19. 前記前方フレーム部材は、意匠部品を構成することを特徴とする請求項15記載の表示モジュール。
  20. 前記前方フレーム部材は、隣り合った表示パネルの間に対応する部分が曲がった形状であることを特徴とする請求項15記載の表示モジュール。
  21. 複数の表示パネルと、
    前記複数の表示パネルの背面側に配置されて、前記複数の表示パネルのそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成された中間フレーム部材と、
    前記中間フレーム部材の背面側に配置されて、前記複数の表示パネルのそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成された後方フレーム部材とを備える表示モジュール。
  22. 前記複数の表示パネルの表示面側に配置されて、各表示パネルが背面に貼り付けられる透光性の保護板を備えたことを特徴とする請求項21記載の表示モジュール。
  23. 前記透光性の保護板は、前記中間フレーム部材に支持され、
    前記表示パネルは、前記中間フレーム部材に固定されていないことを特徴とする請求項22記載の表示モジュール。
  24. 前記中間フレーム部材の正面側に配置される前方フレーム部材を備え、
    前記透光性の保護板は、前記前方フレーム部材に支持され、
    前記表示パネルは、前記前方フレーム部材に固定されていないことを特徴とする請求項22記載の表示モジュール。
  25. 前記複数の表示パネルの表示面側に配置されるパネル部材を備え、
    前記パネル部材は、前記中間フレーム部材または前記後方フレーム部材に支持されることを特徴とする請求項21記載の表示モジュール。
  26. 前記後方フレーム部材は、取り付けられた部品で発生した熱を放熱する放熱部材として機能することを特徴とする請求項21記載の表示モジュール。
  27. 前記中間フレーム部材および前記後方フレーム部材は、隣り合った表示パネルの間に対応する部分が曲がった形状であることを特徴とする請求項21記載の表示モジュール。
  28. 前記中間フレーム部材の正面側に配置されて、前記複数の表示パネルのそれぞれに対応するフレーム開口部が一体に形成された前方フレーム部材を備えたことを特徴とする請求項21記載の表示モジュール。
  29. 前記複数の表示パネルの表示面側に配置されるパネル部材を備え、
    前記パネル部材は、前記前方フレーム部材に支持されることを特徴とする請求項28記載の表示モジュール。
  30. 前記前方フレーム部材、前記中間フレーム部材および前記後方フレーム部材は、隣り合った表示パネルの間に対応する部分が曲がった形状であることを特徴とする請求項28記載の表示モジュール。
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