JP6195735B2 - マルチビジョン表示装置 - Google Patents

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本発明は、複数の薄型ディスプレイを横方向および縦方向に組み合わせて大画面を構成するマルチビジョン表示装置に関するものである。
屋内の壁面広告において、40〜60インチサイズ程度の薄型ディスプレイ(以下「ディスプレイ」という)などを複数組み合わせて大画面を構成するマルチビジョン表示装置を用いることが一般的である。ディスプレイの設置方法としては、壁に埋め込む方法、および壁面にディスプレイを覆う筐体を設ける方法などがあるが、設置スペースが制限される場合が多く、マルチビジョン表示装置の薄型化および省スペース化が求められている。
また、複数のディスプレイから発生する熱を効率的に排熱する必要があり、例えば特許文献1には、冷却構造を備えたマルチビジョン表示装置が開示されている。
特開平8−140024号公報
ディスプレイに接続される信号・電源などの配線類は多いが、設置スペースが狭いため効率的な配線を行うことができず、マルチビジョン表示装置の施工およびメンテンスにおいて時間がかかるなどの問題があった。また、ディスプレイを取り付ける壁面、またはディスプレイを壁に取り付ける際に使用される部材の精度が高くなく、さらに当該部材の強度が低い場合には、ディスプレイの取り付け精度が悪くなるなどの問題があった。
さらに、設置スペースが狭いことから、複数の薄型ディスプレイから発生する熱を効率的に排熱するための冷却構造を備えることが難しいため、マルチビジョン表示装置の表示性能を阻害するとともに故障の要因になることがあった。
特許文献1に記載のマルチビジョン表示装置では、各ディスプレイからの発熱した空気にムラが生じるなどディスプレイ自身が排熱した熱で温められ、冷却構造としては十分な機能を果たしていない。
そこで、本発明は、取り付け精度を向上させ、かつ、施工およびメンテンスを容易に行えるとともに、限定された設置スペースの中で効率的に冷却を行うことが可能なマルチビジョン表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係るマルチビジョン表示装置は、壁面に複数のディスプレイを縦方向および横方向に配置したマルチビジョン表示装置であって、前記複数のディスプレイを前記壁面に取り付けるための補助壁を備え、前記補助壁は、前記壁面と前記複数のディスプレイとの間に配置された複数の中空部材を備え、前記中空部材は、前記縦方向に延びて開空間を含む前記中空部材の内部空間を複数に仕切り、かつ、前記中空部材の後壁から延び前壁よりも前方に突出するリブをさらに備えたものである。
本発明によれば、複数のディスプレイを壁面に取り付けるための補助壁を備え、補助壁は、壁面と複数のディスプレイとの間に配置された複数の中空部材を備えたため、補助壁は、軽量でかつ所定の剛性を有し歪みが少なくなることから、複数のディスプレイの取り付け精度が向上する。また、中空部材の内部空間に沿って配線を行うことができるため、きれいに整線することができ、施工・メンテナンスを容易に行うことが可能となる。
さらに、中空部材の内部空間に空気を流動させることができるため、限定された設置スペースの中で効率的にディスプレイを冷却することが可能となる。中空部材は、縦方向に延びて開空間を含む中空部材の内部空間を複数に仕切り、かつ、中空部材の後壁から延び前壁よりも前方に突出するリブをさらに備えたため、中空部材の剛性をさらに向上させることができる。
実施の形態1に係るマルチビジョン表示装置の斜視図である。 図1のII-II線断面図である。 補助壁の斜視図である。 図3の一点鎖線で囲んだ部分IVの拡大図である。 補助壁内の空気の流れを示す図である。 図2の一点鎖線で囲んだ部分VIの拡大図である。 実施の形態2に係るマルチビジョン表示装置の斜視図である。 図7のVIII-VIII線断面図である。 前提技術に係るマルチビジョン表示装置の断面図である。
<実施の形態1>
本発明の実施の形態1について、図面を用いて以下に説明する。図1は、実施の形態1に係るマルチビジョン表示装置の斜視図であり、図2は、図1のII-II線断面図である。一般的な電飾板の広告は、壁をくり抜いた空間などに設置されている。マルチビジョン表示装置は、電飾板にとって替わるものであり、電飾板の場合と同様の設置スペースへの設置が可能でなければならない。
図1と図2に示すように、マルチビジョン表示装置は、複数の薄型ディスプレイ1a〜1i(ディスプレイ)と、補助壁20と、保護材3とを備えている。マルチビジョン表示装置は、壁200をくり抜いて形成された凹部2(空間)に施工され、複数の薄型ディスプレイ(以下「ディスプレイ」という)1a〜1iを縦方向および横方向にタイル状に組み合わせることで、例えば9面のマルチビジョンが構成され、ディスプレイ1a〜1iの前面をガラスまたは透明なアクリルなどで形成された保護材3で覆い保護される構造となっている。保護材3の下端部には吸気口4が配置され、保護材3の上端部には排気口5が配置されている。
次に、補助壁20について説明する。補助壁20は、壁200をくり抜いて形成された凹部2の壁面に複数のディスプレイ1a〜1iを取り付けるための部材であり、複数の中空フレーム7(中空部材)と、仕切り板13(仕切り部材)とを備え、各中空フレーム7は、2つのリブ103と、側面吸気口11a〜11c(吸気用開口)と、側面排気口12a〜12c(排気用開口)と、吸気用L型プレート9a〜9c(調整部材)と、排気用L型プレート10a〜10c(調整部材)とを備えている。
ディスプレイ1a〜1iは、取り付け金具16を介して中空フレーム7同士を連結する仕切り板13に取り付けられ、メンテナンスのため取り付け金具16を介して前後方向(図2の矢印方向)に可動できるように構成されている。
中空フレーム7は、縦方向に延びるように形成され、中空フレーム7の長手方向の長さは、例えば、縦方向に配置された各列の3つのディスプレイの縦方向の長さと同じ寸法に形成されている。中空フレーム7は、凹部2の壁面とディスプレイ1a〜1iとの間においてディスプレイ1a〜1iの横方向両端部に対応する位置にそれぞれ配置されている。中空フレーム7は、縦方向(中空フレーム7の長手方向)に延びる、例えば2つのリブ103を用いて複数(例えば3つ)の内部空間を有するように仕切られており、図2において左側から、角筒状の左側フレーム部100、ディスプレイ1a〜1i側(前方)に開口する凹部104、角筒状の右側フレーム部101がそれぞれ形成されている。
凹部104においてディスプレイ1a〜1iの上端部と下端部に対応する位置に、固定穴104a(図6参照)が形成され、中空フレーム7は、固定穴104aを介してアンカーボルト14で壁200に固定されている。中空フレーム7の2つのリブ103は、左側フレーム部100および右側フレーム部101の前壁よりも前方(ディスプレイ1a〜1i側)に突出するように形成されている。また、2つのリブ103は、ディスプレイ1a〜1iの背面に密着した状態で固定され、中空フレーム7を左右(横方向)に仕切っている。図1と図2に示すように、ディスプレイ1a〜1iで構成されたマルチビジョン表示装置は、狭い空間(凹部2)にコンパクトに設置可能な構造となっている。
次に、中空フレーム7に設けられた側面吸気口11a〜11c、側面排気口12a〜12c、吸気用L型プレート9a〜9cおよび排気用L型プレート10a〜10cについて説明する。図3は、補助壁20の斜視図である。図3に示すように、中空フレーム7の右側フレーム部101の下端106は、図1に示す吸気口4と直結され、右側フレーム部101の内部空間は、吸気口4と連通している。中空フレーム7の左側フレーム部100の上端107は、図1に示す排気口5と直結され、左側フレーム部100の内部空間は、排気口5と連通している。
中空フレーム7は、左右方向に隣接する中空フレーム7同士を連結する仕切り板13で連結されている。より具体的には、仕切り板13は、凹部2の壁面に密着した状態で、各ディスプレイ1a〜1iの上端部と下端部に対応する位置に配置され、左右方向に隣接する中空フレーム7同士を連結している。これにより、中空フレーム7と仕切り板13と凹部2の壁面とで、各ディスプレイ1a〜1iの背面側が仕切られ、それぞれの空間が構成されている。
中空フレーム7においてディスプレイ1a〜1iの表示面の対角位置に対応する位置に、側面吸気口11a〜11cまたは側面排気口12a〜12cが設けられている。より具体的には、右側フレーム部101の右側面において各ディスプレイ1a〜1iの下端部に対応する位置に側面吸気口11a〜11cが設けられ、左側フレーム部100の左側面において各ディスプレイ1a〜1iの上端部に対応する位置に側面排気口12a〜12cが設けられている。また、側面吸気口11a〜11cには、それぞれの開口面積を調整する吸気用L型プレート9a〜9cが設けられ、側面排気口12a〜12cには、それぞれの開口面積を調整する排気用L型プレート10a〜10cが設けられている。
次に、吸気用L型プレート9a〜9cおよび排気用L型プレート10a〜10cの詳細について説明する。図4は、図3の一点鎖線で囲んだ部分IVの拡大図である。
先ず、吸気用L型プレート9a〜9cについて説明する。図4に示すように、右側フレーム部101の右側面には、長手方向に沿って2本の凸状溝102がそれぞれ平行に形成されている。側面吸気口11a〜11cの上側には、一方の凸状溝102内に挿入されたスライドナット17と固定ネジ15とで、吸気用L型プレート9a〜9cがそれぞれ所定の位置に取り付けられている。吸気用L型プレート9a〜9cは、側面吸気口11a〜11cの開口面積を調整できるように、スライドナット17を介して上下方向(図4において矢印方向)に摺動できる構造になっている。
次に、吸気用L型プレート9a〜9cについて説明する。右側フレーム部101の場合と同様に、左側フレーム部100の左側面には、長手方向に沿って2本の凸状溝(図示省略)がそれぞれ平行に形成されている。側面排気口12a〜12cの上側には、一方の凸状溝内に挿入されたスライドナット17(図6参照)と固定ネジ15(図6参照)とで、排気用L型プレート10a〜10cがそれぞれ所定の位置に取り付けられている。排気用L型プレート10a〜10cは、側面排気口12a〜12cの開口面積を調整できるように、スライドナット17を介して上下方向に摺動できる構造になっている。
次に、図1と図5を用いて補助壁20内の空気の流れについて説明する。図5は、補助壁20内の空気の流れを示す図である。ここで、3つの列のディスプレイ1a〜1iの空気の流れはそれぞれ同じであるため、左列のディスプレイ1a,1d,1gについてのみ説明することとする。左列において、吸気口4から取り込まれたフレッシュな外気が、右側フレーム部101の下端106から矢印方向に流入する。ディスプレイ1gに対しては、側面吸気口11aから矢印方向に流入し、ディスプレイ1gが発熱することで温められた空気が側面排気口12aから矢印方向に排出され、左側フレーム部100内へ排出される。
ディスプレイ1dに対しては、右側フレーム部101の下端106から流入した外気が、側面吸気口11bから矢印方向に流入し、ディスプレイ1dが発熱することで温められた空気が側面排気口12bから矢印方向に排出され、左側フレーム部100内へ排出される。
ディスプレイ1aに対しては、右側フレーム部101の下端106から流入した外気が、側面吸気口11cから矢印方向に流入し、ディスプレイ1aが発熱することで温められた空気が側面排気口12cから矢印方向に排出され、左側フレーム部100内へ排出される。ディスプレイ1a,1d,1gを通って左側フレーム部100内に排出された空気は、左側フレーム部100の上端107から排気口5を介して外部へ排出される。
次に、中空フレーム7の構造について説明する。図6は、図2の一点鎖線で囲んだ部分VIの拡大図である。図6に示すように、中空フレーム7は、左側フレーム部100と、右側フレーム部101と、2つのリブ103と、凹部104とで断面視にてメガネ形状となっている。
リブ103は、ディスプレイ1a〜1iの背面に密着することで横方向に隣接するディスプレイ間の背面側を仕切るとともに、凹部104は、各ディスプレイ1a〜1iに接続されるケーブル150(配線)を通すための内部空間として利用され、ケーブル150を各列のディスプレイの下段から上段まで上下方向に配線する構造となっている。2つのリブ103のうちの少なくとも一方の突出部分には、ケーブル150を通すことが可能なケーブル通線穴105が設けられ、各ディスプレイ1a〜1iに対してケーブル150を用いて接続できる構造となっている。ここで、ケーブル通線穴105は冷却構造に影響のない範囲(寸法)で設けられている。
図5を用いて説明したように、右側フレーム部101は、ディスプレイ1a〜1iの吸気用ダクト(吸気用通路)として機能している。吸気用L型プレート9a〜9cは、側面吸気口11a〜11cの開口面積を調整することで外気の吸気量を調整することが可能である。また、左側フレーム部100は、ディスプレイ1a〜1iの排気用ダクト(排気用通路)として機能している。排気用L型プレート10a〜10cは、側面排気口12a〜12cの開口面積を調整することでディスプレイ1a〜1iから排気される空気の排気量を調整することが可能である。
なお、リブの個数は2つに限定されることはなく、1つまたは3つ以上であってもよいし、例えば中空フレームにリブが形成されていなくてもよい。この場合、中空フレームの内部空間は1つとなるが、1つの内部空間にケーブル150を通すとともに、空気を流動させるためのスペースを確保できるように、中空フレームの寸法が設定される。
次に、実施の形態1に係るマルチビジョン表示装置から得られる効果について、前提技術に係るマルチビジョン表示装置および特許文献1に記載のマルチビジョン表示装置と対比しながら説明する。図9は、前提技術に係るマルチビジョン表示装置の断面図である。
最初に、前提技術に係るマルチビジョン表示装置について説明する。各ディスプレイ1a〜1iは、壁200の壁面から突出する筐体6で前側が覆われた状態で施工され、各ディスプレイ1a〜1iは、取り付け金具16を介して壁200の壁面に取り付けられたり、或いは取り付け金具16と補強用の鋼材23とを介して壁200の壁面に取り付けられたりしている。壁200、取り付け金具16または鋼材23の精度が高くなく、さらに取り付け金具16または鋼材23の強度が低い場合には、取り付け精度が悪くなるなどの問題があった。
このため、取り付け精度を向上させるために行われる壁面の平面のレベル合わせ、または位置出しに時間がかかったりすることから、前提技術に係るマルチビジョン表示装置は効率が悪い構造であった。また、内部で配線されるケーブルも制限された設置スペースの中で配線されていたため、整線して効率的に配線されていないことが多かった。
これに対して、実施の形態1に係るマルチビジョン表示装置では、複数のディスプレイ1a〜1iを壁面に取り付けるための補助壁20を備え、補助壁20は、壁面と複数のディスプレイ1a〜1iとの間に配置された複数の中空フレーム7を備えたため、補助壁20は、軽量でかつ所定の剛性を有し歪みが少なくなることから、複数のディスプレイ1a〜1iの取り付け精度が向上する。
また、中空フレーム7の内部空間に沿って配線を行うことができるため、きれいに整線することができ、施工・メンテナンスを容易に行うことが可能となる。さらに、中空フレーム7の内部空間に空気を流動させることができるため、限定された設置スペースの中で効率的にディスプレイ1a〜1iを冷却することが可能となる。
補助壁20は中空フレーム7を用いて構成されたため軽量となり、マルチビジョン表示装置の軽量化を図ることが可能となる。また、補助壁20は所定の剛性を有するため、マルチビジョン表示装置の耐久性が向上し、マルチビジョン表示装置について長期使用が可能となる。
補助壁20は、中空フレーム7の内部空間を複数に仕切り、かつ、中空フレーム7の長手方向に延びるリブ103をさらに備えたため、中空フレーム7の剛性をさらに向上させることができる。また、リブ103で複数に仕切られた内部空間のうち、少なくとも1つの内部空間に沿って配線を行うことができるため、施工・メンテナンスをさらに容易に行うことが可能となるとともに、配線を行った内部空間以外の内部空間に空気を流動させることができるため、限定された設置スペースの中でさらに効率的にディスプレイ1a〜1iを冷却することが可能となる。
また、特許文献1に記載のマルチビジョン表示装置では、各吸気口からフレッシュな空気を吸い込み、排気口から内部の空気を排熱する構成となっている。すなわち、吸気口、排気口およびディスプレイが同一空間に存在している。この場合は、各ディスプレイからの発熱した空気にムラが生じるなどディスプレイ自身が排熱した熱で温められるため、冷却構造としては十分な機能を果たしていない。
これに対して実施の形態1に係るマルチビジョン表示装置では、中空フレーム7は、壁面と複数のディスプレイ1a〜1iとの間において各ディスプレイ1a〜1iの横方向両端部に対応する位置にそれぞれ配置され、補助壁20は、中空フレーム7とで各ディスプレイ1a〜1i毎に背面側を仕切る複数の仕切り板13と、中空フレーム7において各ディスプレイ1a〜1iの対角位置に対応する位置に設けられるとともに中空フレーム7の内部空間と連通する側面吸気口11a〜11cまたは側面排気口12a〜12cとをさらに備えた。
したがって、補助壁20を用いて各ディスプレイ1a〜1iの発熱空間を仕切り、かつ、中空フレーム7について吸気側と排気側とに分けてダクト構造を構成することができるため、冷却効率のよい冷却構造を構築することが可能となる。
中空フレーム7の内部空間は、リブ103を用いて3つの内部空間に仕切られ、3つの内部空間のうちの中央の内部空間である凹部104は、各ディスプレイ1a〜1iに接続されるケーブル150を通すための空間であり、凹部104と隣接する内部空間である左側フレーム部100および右側フレーム部101は、それぞれが側面吸気口11a〜11cまたは側面排気口12a〜12cと連通する吸気用または排気用通路である。
したがって、中空フレーム7について吸気側と排気側とに分けてダクト構造を構成した上、ケーブル150を通すための空間についても別途設けたことで、施工・メンテナンスの容易性と、冷却性能とをさらに向上させることが可能となる。
補助壁20は、側面吸気口11a〜11cの開口面積を調整する吸気用L型プレート9a〜9cと、側面排気口12a〜12cの開口面積を調整する排気用L型プレート10a〜10cとをさらに備えたため、ディスプレイ1a〜1iの背面側空間の温度をディスプレイ1a〜1iの容量または温度に応じて調整することができる。ディスプレイ1a〜1iを大型化する場合は、側面吸気口11a〜11cおよび側面排気口12a〜12cの開口面積を大きくし、これに対応することも可能である。
<実施の形態2>
次に、実施の形態2に係るマルチビジョン表示装置について説明する。図7は、実施の形態2に係るマルチビジョン表示装置の斜視図であり、図8は、図7のVIII-VIII線断面図である。なお、実施の形態2において、実施の形態1で説明したものと同一の構成要素については同一符号を付して説明は省略する。
実施の形態1に係るマルチビジョン表示装置は、壁200をくり抜いて形成された凹部2の壁面に設置されたが、実施の形態2に係るマルチビジョン表示装置は、壁200をくり抜かずに壁200の壁面に設置され、壁200の壁面から突出する筐体6でディスプレイ1a〜1iの前側が覆われた状態で施工されている。なお、補助壁20を含むその他の構成は実施の形態1の場合と同様であるため説明を省略する。
筐体6の下端部には吸気口4a,4b,4cが設けられ、筐体6の上端部には排気口5a,5b,5cが設けられている。吸気口4aは、左側の列のディスプレイ1a,1d,1gの左端部に配置された中空フレーム7の右側フレーム部101の下端106と直結され、当該右側フレーム部101の内部空間と連通している。吸気口4bは、中央の列のディスプレイ1b,1e,1hの左端部に配置された中空フレーム7の右側フレーム部101の下端106と直結され、当該右側フレーム部101の内部空間と連通している。吸気口4cは、右側の列のディスプレイ1c,1f,1iの左端部に配置された中空フレーム7の右側フレーム部101の下端106と直結され、当該右側フレーム部101の内部空間と連通している。
排気口5aは、左側の列のディスプレイ1a,1d,1gの右端部に配置された中空フレーム7の左側フレーム部100の上端107と直結され、当該左側フレーム部100の内部空間と連通している。排気口5bは、中央の列のディスプレイ1b,1e,1hの右端部に配置された中空フレーム7の左側フレーム部100の上端107と直結され、当該左側フレーム部100の内部空間と連通している。排気口5cは、右側の列のディスプレイ1c,1f,1iの右端部に配置された中空フレーム7の左側フレーム部100の上端107と直結され、当該左側フレーム部100の内部空間と連通している。
したがって、実施の形態2に係るマルチビジョン表示装置においても、実施の形態1の場合と同様の効果が得られる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1a,1b,1c,1d,1e,1f,1g,1h,1i ディスプレイ、7 中空フレーム、9a,9b,9c 吸気用L型プレート、10a,10b,10c 排気用L型プレート、11a,11b,11c 側面吸気口、12a,12b,12c 側面排気口、13 仕切り板、20 補助壁、103 リブ。

Claims (4)

  1. 壁面に複数のディスプレイを縦方向および横方向に配置したマルチビジョン表示装置であって、
    前記複数のディスプレイを前記壁面に取り付けるための補助壁を備え、
    前記補助壁は、前記壁面と前記複数のディスプレイとの間に配置された複数の中空部材を備え
    前記中空部材は、前記縦方向に延びて開空間を含む前記中空部材の内部空間を複数に仕切り、かつ、前記中空部材の後壁から延び前壁よりも前方に突出するリブをさらに備えた、マルチビジョン表示装置。
  2. 前記中空部材は、前記壁面と前記複数のディスプレイとの間において各前記ディスプレイの横方向両端部に対応する位置にそれぞれ配置され、
    前記補助壁は、前記中空部材とで各前記ディスプレイ毎に背面側を仕切る複数の仕切り部材と、前記中空部材において各前記ディスプレイの対角位置に対応する位置に設けられるとともに前記内部空間と連通する吸気用または排気用開口とをさらに備えた、請求項記載のマルチビジョン表示装置。
  3. 前記中空部材の内部空間は、前記リブを用いて3つの内部空間に仕切られ、
    前記3つの内部空間のうちの中央の内部空間は、各前記ディスプレイに接続される配線を通すための空間であり、
    前記中央の内部空間と隣接する内部空間は、それぞれが前記吸気用または排気用開口と連通する吸気用または排気用通路である、請求項記載のマルチビジョン表示装置。
  4. 前記補助壁は、前記吸気用または排気用開口の開口面積を調整する調整部材をさらに備えた、請求項または請求項記載のマルチビジョン表示装置。
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