JP5660944B2 - 投写型映像表示装置 - Google Patents

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本発明は投写型映像表示装置に関し、特に、複数個の投写型映像表示装置を組み合わせて大画面を構成する投写型映像表示装置に関するものである。
大画面の投写型映像表示装置を構成するための技術として、従来より、投写ユニットからスクリーンに映像を映し出す投写型映像表示装置を複数個配列した、ディスプレイウォールが知られている。
ここで、例えば特許文献2に示されるように、ディスプレイウォールは、映像を結像表示させるスクリーンのみが壁面から露出し、その他の部分は壁内に埋め込まれるように設置される構造を採るので、半ば密閉された状態で動作することになる。
そして、個々の投写型映像表示装置は、例えば特許文献1に示されるように、筐体内部の空冷のためにファンを設け、外部に熱を排出する構成を有するが、熱はその半密閉状態の空間に排出されることになる。
通常は、ディスプレイウォールの背面側に、メンテナンスのためにスペースを設けることが多いが、スペースがあっても熱を効率的に排気する方法が十分でない場合が多い。また、メンテンナンスをスクリーン側から行う映像表示装置の場合には、背面側のスペースが限られ、効率的な排熱構造が確保できない場合がある。
これらの場合には、個々の投写型映像表示装置から排出される熱が壁内の半密閉空間を循環してしまうことで、熱が籠もり、個々の投写型映像表示装置が有する冷却機構では十分に冷却できないという状況が発生する。
この改善策として、特許文献2のように、個々の装置の排気を集約して一箇所から排出する方法が考えられている。
特開2001−343708号公報 特開2010−117573号公報
しかし、上記のような排出方法を用いる場合にも、個々の装置の吸排気が十分に制御できていないため、排気を制御するための追加部材を設ける必要があった。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、複数個の投写型映像表示装置を組み合わせて大画面を構成する投写型映像表示装置において、効率の良い冷却機構を備えた投写型映像表示装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、映像を結像する複数のスクリーンを縦横における少なくとも縦方向に配列し、大画面を構成する第1の投写型映像表示装置であって、各前記スクリーンが取り付けられ、前記縦方向に配列された複数の筐体と、各前記筐体内に収納された、各前記スクリーンに映像を投写する投写ユニットとを備え、各前記筐体は、前記投写ユニットを左右に挟んで前記縦方向に延在し、複数の前記筐体に渡って貫通して形成された、第1、第2ダクトを備え、各前記投写ユニットは、前記第1ダクトに開口されたユニット吸気口と、前記第2ダクトに開口されたユニット排気口とを備え、前記ユニット吸気口及び前記ユニット排気口を介して、前記第1ダクトから前記投写ユニットを通り、前記第2ダクトに至る通風経路が形成され、前記第1ダクト内及び前記第2ダクト内にそれぞれ形成された、整流部材をさらに備え、前記整流部材が、前記縦方向における下向きの通風を遮断し、その逆の上向きの通風を開放することを特徴とする。
本発明によれば、映像を結像する複数のスクリーンを縦横における少なくとも縦方向に配列し、大画面を構成する第1の投写型映像表示装置であって、各前記スクリーンが取り付けられ、前記縦方向に配列された複数の筐体と、各前記筐体内に収納された、各前記スクリーンに映像を投写する投写ユニットとを備え、各前記筐体は、前記投写ユニットを左右に挟んで前記縦方向に延在し、複数の前記筐体に渡って貫通して形成された、第1、第2ダクトを備え、各前記投写ユニットは、前記第1ダクトに開口されたユニット吸気口と、前記第2ダクトに開口されたユニット排気口とを備え、前記ユニット吸気口及び前記ユニット排気口を介して、前記第1ダクトから前記投写ユニットを通り、前記第2ダクトに至る通風経路が形成され、前記第1ダクト内及び前記第2ダクト内にそれぞれ形成された、整流部材をさらに備え、前記整流部材が、前記縦方向における下向きの通風を遮断し、その逆の上向きの通風を開放することにより、下向きの通風を抑制でき、効率的な冷却機構を実現することが可能となる。
実施の形態1にかかる投写型映像表示装置の外観を示す斜視図である。 実施の形態1にかかるディスプレイウォールの外観を示す斜視図である。 実施の形態1にかかる、背面保守タイプの投写型映像表示装置の外観を示す斜視図である。 実施の形態1にかかるダクトのフィルターの外観を示す斜視図である。 実施の形態1にかかるフィルターの構造を示す断面図である。 実施の形態1にかかる、背面保守タイプの投写型映像表示装置を背面から見た平面図である。 実施の形態1にかかる、背面保守タイプのディスプレイウォールを背面から見た平面図である。 実施の形態2にかかる、前面保守タイプの投写型映像表示装置の外観を示す斜視図である。 実施の形態2にかかる、前面保守タイプの投写型映像表示装置を背面から見た平面図である。 実施の形態2にかかる、前面保守タイプのディスプレイウォールを背面から見た平面図である。 実施の形態2にかかる、背面保守タイプの小規模ディスプレイウォールを背面から見た平面図である。
<A.実施の形態1>
<A−1.構成>
図1は、投写型映像表示装置100の外観を示す斜視図である。図1に示すように、投写型映像表示装置100は、映像を投写する投写ユニット3と、映像を結像する透過型のスクリーン1と、スクリーン1を固定し、投写ユニット3を内蔵して外光を遮光する筐体2とを備えている。
筐体2は、他の投写型映像表示装置100を積み重ねることができるように強固に構成されている。投写ユニット3は、映像を映し出すための光源や電気回路などの熱源を有し、また適度な冷却が必要となる。
図2は、本発明にかかる投写型映像表示装置100の実施形態である、ディスプレイウォール900の外観を示す斜視図である。図2に示すディスプレイウォール900は、投写型映像表示装置100を例えば縦横に3台ずつ計9台配列した構成を採り、吸気口101を有する架台4上に積み上げられている。
そして、吸気口101に対して、ディスプレイウォール900の上部には排気口102が設けられ、吸気口101及び排気口102に対応する開口部を有する外郭壁300に、スクリーン1のみが露出するようにはめ込まれている。
このためディスプレイウォール900は、吸気口101から空気202を吸気し、排気口102からディスプレイウォール900内の熱を吸収した空気203を放出することができる。
図3は、図1に示す投写型映像表示装置を背面側から見た斜視図である。この図3では特に、投写型映像表示装置が背面側から保守作業を行う背面側保守タイプである場合の構成を示しており、この投写型映像表示装置100Aと呼称する。
図3において、投写ユニット3aは、吸気200を吸い込むユニット吸気口6と、投写ユニット3a内の熱源を冷却した排気201を排出するユニット排気口7と、ユニット排気口7に直結し、ユニット吸気口6からユニット排気口7へ、投写ユニット3a内を通風させる排気ファン9とを有している。
投写ユニット3aは、投写レンズ60を中心として180度面内回転させた状態で取付け可能となるように、投写レンズ60を中心とした前後左右対称な寸法とすることができる。この場合、ユニット吸気口6とユニット排気口7とが、対称な配置、寸法で構成される。このように形成すれば、投写ユニットの組み込みの汎用性が高まる。なお、説明の都合上、実施の形態1においては、背面に向かって左側にユニット吸気口6、右側にユニット排気口7が位置するように取り付けられた場合を説明する。また、このような対称性を有する寸法にすることは、本発明の必須の要件ではない。
投写型映像表示装置100Aを構成する筐体2内部には、背面側において、投写ユニット3aを挟む左右の側面に沿って上下方向(縦方向)に延在する第1ダクト、第2ダクトとしてのダクト8a、ダクト8bが備えられている。なお、第1ダクトは吸気ダクトであり、第2ダクトは排気ダクトであるが、吸気ダクト、排気ダクトの配置位置は交換可能であるので、必ずしも順にダクト8a、ダクト8bに対応する必要はない。
ダクト8aは、筐体2の左側の上下面を貫通する壁面の部品群と、投写ユニット3aの側面20とで筒型に構成されることで、空気の通風経路(風路)として機能する。ダクト8aは、複数の筐体2に渡って貫通して形成される。
同様にダクト8bは、筐体2の右側の上下面を貫通する壁面の部品群と、投写ユニット3aの側面21とで筒型に構成されることで、空気の通風経路(風路)として機能する。ダクト8bは、複数の筐体2に渡って貫通して形成される。
投写ユニット3aは、左側のダクト8aと右側のダクト8bとの間の領域に収納されることで、ダクト8aとダクト8bとに対面することになる。したがってこの場合、吸気200がダクト8aから投写ユニット3aに供給され、ダクト8bへ投写ユニット3aからの排気201が排出される。ユニット吸気口6及びユニット排気口7は、それぞれダクト8a及びダクト8bに開口されているため、吸気200の供給はユニット吸気口6を介してなされ、排気201の排出はユニット排気口7を介してなされる。
ダクト8a、ダクト8bの延在方向である上下方向に対し、各投写ユニット3a内のユニット吸気口6とユニット排気口7とを結ぶ経路は左右方向となり、互いに直交する方向となっている。このように通風経路を形成することによって、吸気する空気を並列に各投写ユニット3aに供給し、複数の投写ユニット3a全体として、効率的に冷却することができる。ただし、必ずしもこのような通風経路を形成する必要はなく、投写ユニット3aを搭載した各筐体2に対し吸気を供給できる構成であればよい。
ここで、ダクト8aの上方開口部及びダクト8bの下方開口部には、図5に示す逆流できない整流部材としてのフィルター12a、フィルター12bが設けられ、空気が必ず上方に流れるように構成されている。これらのフィルター12a、フィルター12bは、ダクト8a内及びダクト8b内であればどの位置に配置されてもよいが、フィルター12aはダクト8aの上方開口部に、フィルター12bはダクト8bの下方開口部にそれぞれ配置することが望ましい。下方から空気が流入し、加熱された排気は上方に流出するように空気を誘導することができる。
図4に示すフィルターは、例えば丸穴の開いた平板30と軽量なバルブ31とで構成されている。さらに図5の断面図に示すように、通常時はバルブ31の自重で平板30の丸穴を塞いでいるが(図5(a))、下方からの静圧がかかった時は、バルブ31が持ち上がり空気が流れる仕組みになっている(図5(b))。よって、下方からの空気を通過させ、上方からの空気を遮断することができる。
<A−2.動作>
図6は、投写ユニット3aを組み込んだ背面保守タイプの投写型映像表示装置100Aを背面側から見た平面図を示している。
投写ユニット3aの排気ファン9の回転で、ダクト8aから投写ユニット3aのユニット吸気口6を通り吸気200が導かれる。吸気200は投写ユニット3aに導かれ、投写ユニット3a内で加熱され(すなわち吸熱し)、排気ファン9により、ユニット排気口7を通ってダクト8bへ排気201として排出される。その後、ダクト8bを通って上方開口部に導かれる。なお、ダクト8aの上方開口部はフィルター12aにより覆われているので、吸気200は上方にのみ導かれ、排気201が下方に通過することはできない。また、ダクト8bの下方開口部はフィルター12bにより覆われているので、排気201は上方にのみ導かれ、下方に通過することはできない。
投写ユニット3aを筐体2に組み込んだ投写型映像表示装置100Aは、例えば縦横9台組み合わせることで、図2に示されるディスプレイウォール900を形成する。ディスプレイウォール900の背面図を図7に示す。なお、便宜上筐体2の内部構造が判るように、透視図として記載している。
吸気側となるダクト8aは、架台4の開口(図示せず)から吸気される空気202を、吸気200として各投写ユニット3aに導く。
そして、吸気200は各投写ユニット3aを通った後、排気201として排出され、ダクト8bを通って各筐体2の上方開口部に導かれる。さらに、最上段に配置された筐体2のダクト8bの上方開口部から、空気203として外部に放出される。
このとき、排気201はフィルター12bによって架台4への流入が抑制されるため、空気202が排気201によって加熱されることが防止される。また、空気203はフィルター12aによってダクト8aへの流入が抑制されるため、吸気200が空気203によって加熱されることが防止される。
さらに、フィルター12a、フィルター12bは、下方からの通気を可能とするため、複数の筐体2が配列されてなるダクト8a、ダクト8bにおける吸気、排気の効率を高めることができる。
なお、筐体2の縦の列のそれぞれは独立した吸排気システムを構成することができ、架台4から流入する空気202も、各列独立に供給される構成とすることができる。
<A−3.効果>
本発明にかかる実施の形態1によれば、映像を結像する複数のスクリーン1を縦横における少なくとも縦方向に配列し、大画面を構成する投写型映像表示装置であって、各スクリーン1が取り付けられ、縦方向に配列された複数の筐体2と、各筐体2内に収納された、各スクリーン1に映像を投写する投写ユニット3aとを備え、各筐体2は、投写ユニット3aを左右に挟んで縦方向に延在し、複数の筐体2に渡って貫通して形成された、第1、第2ダクトとしてのダクト8a、ダクト8bを備え、各投写ユニット3aは、ダクト8aに開口されたユニット吸気口6と、ダクト8bに開口されたユニット排気口7とを備え、ユニット吸気口6及びユニット排気口7を介して、ダクト8aから投写ユニット3aを通り、ダクト8bに至る通風経路が形成され、ダクト8a内及びダクト8b内にそれぞれ形成された、整流部材としてのフィルター12a、フィルター12bをさらに備え、フィルター12a、フィルター12bが、縦方向における下向きの通風を遮断し、その逆の上向きの通風を開放することで、下向きの通風を抑制でき、効率的な冷却機構を実現することができる。冷却機構によって投写ユニット3aを効率的に冷却することが可能となる。
フィルター12bによって排気201の架台4への流入が抑制されるため、空気202が排気201によって加熱されることが防止される。また、フィルター12aによって空気203のダクト8aへの流入が抑制されるため、吸気200が空気203によって加熱されることが防止される。よって、投写ユニット3aを効率的に冷却することが可能となる。
また、半密閉状態で設置されるディスプレイウォール900内に熱が籠もることが防止され、熱による品質低下を防止できる。
また、半密閉空間にエアコンなどの空調機を設ける必要もないので、コストの増大も防止できる。
また、本発明にかかる実施の形態1によれば、投写型映像表示装置において、整流部材としてのフィルター12a、フィルター12bが、第1ダクトとしてのダクト8a内においては各ユニット吸気口6の開口位置より上方、第2ダクトとしてのダクト8b内においては各ユニット排気口7の開口位置より下方にそれぞれ形成されることで、各ユニット吸気口6の上方から、既に排気した空気が混入することを抑制でき、また、各ユニット排気口7の下方へ、排気した空気が混入することを抑制できる。よって、投写ユニット3aを効率的に冷却することが可能となる。
また、本発明にかかる実施の形態1によれば、投写型映像表示装置において、各投写ユニット3aは、ユニット吸気口6からユニット排気口7へ、投写ユニット3a内を通風させる、排気ファン9をさらに備え、ユニット吸気口6とユニット排気口7とを結ぶ経路が、第1ダクトとしてのダクト8a、第2ダクトとしてのダクト8bの延在方向と直交する方向に形成されることで、複数配列した筐体2内の投写ユニット3aに対し、並列に空気を供給し、全体を効率的に冷却することが可能となる。
また、投写ユニット3aで加熱されていない空気を排気ファン9に流すことで、排気ファン9の性能低下を抑えることができる。
また、本発明にかかる実施の形態1によれば、投写型映像表示装置において、各投写ユニット3aが、映像を投写する投写レンズ60を中心として、前後左右対称な寸法に設定され、ユニット吸気口6とユニット排気口7とが、投写レンズ60を中心として対称な位置及び寸法に設定されることで、投写ユニットを180度回転して筐体2に搭載することも可能となり、投写ユニットの組み込みの汎用性が高まる。
<B.実施の形態2>
<B−1.構成>
図8は、投写型映像表示装置100Bを背面側から見た斜視図である。図8では特に、投写型映像表示装置100Bがスクリーン側から保守作業を行う前面側保守タイプである場合の構成を示している。前面側保守タイプでディスプレイウォールを構成した場合には、背面の保守スペースを必要としない。
スクリーンには、前面側へ開放するための可動機構50を有している。その他の構成は図3に示した背面側保守タイプと同様であるので、同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
ただし実施の形態2においては、対称な形状を有する投写ユニット3bを、背面に向かって右側にユニット吸気口6、左側にユニット排気口7が位置するように取り付けている。当該方向に配置することは、実施の形態1の、背面側保守タイプであっても可能であり、逆に、実施の形態2のスクリーン側保守タイプで、実施の形態1の投写ユニット3aの方向に配置することも可能である。
投写ユニット3bがダクト8aとダクト8bとの間の領域に収納されることで、ユニット排気口7、ユニット吸気口6が、ダクト8a、ダクト8bとそれぞれ対面することになる。したがって、吸気200がダクト8bから供給され、ダクト8aへ排気201が排気されることになる。
なお、投写型映像表示装置100Bにおいては、フィルター12aはダクト8aの下方開口部に、フィルター12bはダクト8bの上方開口部に配置され、それぞれ下方に空気が流れない構成となっている。
投写ユニット3bを筐体2に組み込んだ投写型映像表示装置100Bは、例えば縦横に計9台組み合わせることで、図2に示されるようなディスプレイウォールを形成することができる。
<B−2.動作>
図9は、投写ユニット3bを組み込んだ前面側保守タイプの投写型映像表示装置100Bを背面側から見た平面図示している。
また、図9においては、ダクト8bの上方開口部をフィルター12bで、ダクト8aの下方開口部をフィルター12aでそれぞれ覆っており、吸気200、排気201は上方にのみ導かれるようになる。
このような構成の投写型映像表示装置100Bを、例えば縦横に3台ずつ計9台配列してディスプレイウォール900Bを構成した場合の背面図を図10に示す。なお、便宜上筐体2の内部構造が判るように、透視図として記載している。その他、図6と同一の構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図10に示すように、投写ユニット3bの排気ファン9の回転で、ダクト8bから投写ユニット3bのユニット吸気口6を通り吸気200が導かれる。吸気200は投写ユニット3bに導かれ、投写ユニット3b内で加熱され(すなわち吸熱し)、排気ファン9により、ユニット排気口7を通ってダクト8aへ排気201として排出される。その後、ダクト8aを通って上方開口部に導かれる。
このとき、排気201はフィルター12aによって架台4への流入が抑制されるため、空気202が排気201によって加熱されることが防止される。また、空気203はフィルター12bによってダクト8bへの流入が抑制されるため、吸気200が空気203によって加熱されることが防止される。
このように、前面側保守タイプのディスプレイウォール900Bの背面にスペースのない条件においても、本発明によれば十分な冷却効果を得られることが分かる。
なお、筐体2の縦の列のそれぞれは独立した吸排気システムを構成することができ、架台4からの空気202も、各列独立に供給される構成とすることができる。
なお、以上説明した投写型映像表示装置100A、投写型映像表示装置100Bでは、投写ユニット3a、投写ユニット3bにおいて、排気口の側にファンを設けて排気ファン9とする構成を示したが、ユニット吸気口6の側にファンを設けて吸気ファンとしても良い。
また、図11に示すように、例えば縦方向の筐体2の数が少ない場合には、ダクトの縦方向の長さが短くなるため、排気ファン9の空気の流れを上方向に強制するようなガイド部材としてのガイド13を、ダクト8b内の排気ファン9の後段、すなわちユニット排気口7の開口位置に設けることで、フィルター12a、フィルター12bを設けた場合と同様の効果を発揮することができる。このようにすることで、フィルターを省略し部品構成を少なくすることもできる。なお、図11においては、実施の形態1で示した投写ユニット3aを用いて構成している。
<B−3.効果>
本発明にかかる実施の形態2によれば、映像を結像する複数のスクリーン1を縦横における少なくとも縦方向に配列し、大画面を構成する投写型映像表示装置であって、各スクリーン1に取り付けられ、縦方向に配列された複数の筐体2と、各筐体2内に収納された、各スクリーン1に映像を投写する投写ユニット3aとを備え、各筐体2は、投写ユニット3aを左右に挟んで縦方向に延在し、複数の筐体2に渡って貫通して形成された、第1、第2ダクトとしてのダクト8a、ダクト8bを備え、各投写ユニット3aは、ダクト8aに開口されたユニット吸気口6と、ダクト8bに開口されたユニット排気口7とを備え、ユニット吸気口6及びユニット排気口7を介して、ダクト8aから投写ユニット3aを通り、ダクト8bに至る通風経路が形成され、ダクト8bにおいて、ユニット排気口7の開口位置に形成された、ガイド部材としてのガイド13をさらに備え、ガイド13が、縦方向における上向きの通風を誘導することで、下向きの通風を抑制でき、効率的な冷却機構を実現することが可能となる。また、フィルターを省略し部品構成を少なくすることができる。
1 スクリーン、2 筐体、3,3a,3b 投写ユニット、4 架台、6 ユニット吸気口、7 ユニット排気口、8a,8b ダクト、9 排気ファン、12a,12b フィルター、13 ガイド、20,21 側面、30 平板、31 バルブ、50 可動機構、60 投写レンズ、100,100A,100B 投写型映像表示装置、101 吸気口、102 排気口、200 吸気、201 排気、202,203 空気、300 外郭壁、900,900B ディスプレイウォール。

Claims (4)

  1. 映像を結像する複数のスクリーンを縦横における少なくとも縦方向に配列し、大画面を構成する投写型映像表示装置であって、
    各前記スクリーンが取り付けられ、前記縦方向に配列された複数の筐体と、
    各前記筐体内に収納された、各前記スクリーンに映像を投写する投写ユニットとを備え、
    各前記筐体は、前記投写ユニットを左右に挟んで前記縦方向に延在し、複数の前記筐体に渡って貫通して形成された、第1、第2ダクトを備え、
    各前記投写ユニットは、前記第1ダクトに開口されたユニット吸気口と、前記第2ダクトに開口されたユニット排気口とを備え、
    前記ユニット吸気口及び前記ユニット排気口を介して、前記第1ダクトから前記投写ユニットを通り、前記第2ダクトに至る通風経路が形成され、
    前記第1ダクト内及び前記第2ダクト内にそれぞれ形成された、整流部材をさらに備え、
    前記整流部材が、前記縦方向における下向きの通風を遮断し、その逆の上向きの通風を開放することを特徴とする、
    投写型映像表示装置。
  2. 前記整流部材が、前記第1ダクト内においては各前記ユニット吸気口の開口位置より上方、前記第2ダクト内においては各前記ユニット排気口の開口位置より下方にそれぞれ形成されることを特徴とする、
    請求項1に記載の投写型映像表示装置。
  3. 各前記投写ユニットは、前記ユニット吸気口から前記ユニット排気口へ、前記投写ユニット内を通風させる、排気ファンをさらに備え、
    前記ユニット吸気口と前記ユニット排気口とを結ぶ経路が、前記第1、第2ダクトの延在方向と直交する方向に形成されることを特徴とする、
    請求項1又は請求項2に記載の投写型映像表示装置。
  4. 各前記投写ユニットが、映像を投写する投写レンズを中心として、前後左右対称な寸法に設定され、
    前記ユニット吸気口と前記ユニット排気口とが、前記投写レンズを中心として対称な位置及び寸法に設定されることを特徴とする、
    請求項1から請求項のうちのいずれか1項に記載の投写型映像表示装置。
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