JP6233633B2 - 直接水冷型紫外線ランプ - Google Patents

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Description

本発明は、紫外線光源として好適な紫外線ランプに関し、特に、直接水冷型紫外線ランプに関する。
従来より紫外線殺菌用の光源として波長254nmの紫外線を発生する低圧水銀ランプが用いられる。また、樹脂硬化用又は露光用の光源として波長300〜430nmの紫外線を発生する高圧放電ランプが用いられる。これらのランプでは石英ガラス製の発光管を用いる。石英ガラス製の発光管外面の適正温度は700〜900℃程度であると言われており、1000℃を超えると石英の粘度(機械的強度)が低下する。発光管は長尺であり、自重により中心付近で撓みが生じ、湾曲することとなる。そこで、紫外線照射装置では、発光管を冷却する冷却機構が設けられる。
発光管の冷却機構として、発光管の外面を流水で直接冷却する直接冷却型(特許文献1)と発光管の外面を間接的に冷却する間接水冷型(特許文献3)が知られている。直接冷却型では、発光管とそれを覆う直管形バルブの間の環状空間に冷却水を流し、発光管と冷却水の間の熱交換によって発光管を冷却する。
実開昭63-153469号公報 特開平10-302636号公報 特開平8-148121号公報 特開2009-283226号公報 特開2010-129442号公報
直接冷却型の紫外線ランプでは、発光管とそれを覆う直管形バルブは両端にて溶着されている。直管形バルブは発光管の両端で支持されているため、外力等に起因して振動が起きると、両端の接続部付近で割れることがある。
本発明の目的は、直接水冷型紫外線ランプにおいて、外力等に起因して振動が起きても、発光管と直管形バルブの両端の接続部付近が破損することを回避することができる手段を提供することにある。
本発明の実施形態によると、紫外線透過性の材料によって形成された発光管と、前記発光管に設けられた陰極を含む陰極側(カソード側)電極ユニットと、前記発光管に設けられた陽極を含む陽極側(アノード側)電極ユニットと、前記発光管を覆うように設けられた紫外線透過性の材料によって形成された直管形バルブと、を有し、前記直管形バルブと前記発光管の間の環状空間に冷却水を供給するように構成された直接水冷型紫外線ランプにおいて、
前記発光管は、中央の胴管と、該胴管の両側に接続されたシール管と、該シール管の外端にそれぞれ接続されたサイド管とを有し、前記直管形バルブの両端は前記サイド管の両端にそれぞれ接続されており、前記シール管の外面には前記直管形バルブに向けて突出した衝撃緩衝部材が設けられている。
本実施形態によると前記直接水冷型紫外線ランプにおいて、前記衝撃緩衝部材には半径方向に弾性変形可能な弾性部が設けられてよい。
本実施形態によると前記直接水冷型紫外線ランプにおいて、前記衝撃緩衝部材の弾性部の半径方向外端は前記直管形バルブの内面に接触してよい。
本実施形態によると前記直接水冷型紫外線ランプにおいて、前記衝撃緩衝部材の半径方向外端と前記直管形バルブの間の間隔は2mm以下であってよい。
本実施形態によると前記直接水冷型紫外線ランプにおいて、前記衝撃緩衝部材は前記シール管の外面に設けられたリング状支持部材に接続されており、前記衝撃緩衝部材及び前記リング状支持部材は金属製であってよい。
本実施形態によると前記直接水冷型紫外線ランプにおいて、前記衝撃緩衝部材は円周方向に沿って複数個設けられてよい。
本実施形態によると、紫外線透過性の発光管と前記発光管を覆うように設けられた紫外線透過性の直管形バルブとを有する紫外線ランプと、前記直管形バルブの周囲に設けられた水冷ジャケットと、を有し、前記直管形バルブと前記発光管の間の環状空間に冷却水を供給するように構成された直接水冷型紫外線照射装置において、
前記発光管は、中央の胴管と、該胴管の両側に接続されたシール管と、該シール管の外端にそれぞれ接続されたサイド管とを有し、前記直管形バルブの両端は前記サイド管の両端にそれぞれ接続されており、前記シール管と前記直管形バルブの間に衝撃緩衝部材が設けられている。
本実施形態によると、前記衝撃緩衝部材は、前記シール管の外面に別体として設けられてよい。
本発明によれば、直接水冷型紫外線ランプにおいて、外力等に起因して振動が起きても、発光管と直管形バルブの両端の接続部付近が破損することを回避することができる手段を提供することができる。
図1は、本実施形態に係る直接水冷型紫外線ランプの構成例を説明する図である。 図2Aは、本実施形態に係る直接水冷型紫外線ランプの発光管の外面に設けられた衝撃緩衝部材の形状を説明する説明図である。 図2Bは、本実施形態に係る直接水冷型紫外線ランプの発光管の外面に設けられた衝撃緩衝部材の形状を説明する説明図である。 図3Aは、本実施形態に係る直接水冷型紫外線ランプの発光管の電極ユニットとシール部の構造の例を説明する説明図である。 図3Bは、本実施形態に係る直接水冷型紫外線ランプの発光管の電極ユニットとシール部の構造の例を説明する説明図である。 図4Aは、本実施形態に係る直接水冷型紫外線ランプの直管形バルブの例を説明する説明図である。 図4Bは、本実施形態に係る直接水冷型紫外線ランプの発光管の例を説明する説明図である。 図4Cは、本実施形態に係る直接水冷型紫外線ランプの直管形バルブの内部に発光管を挿入した状態を説明する説明図である。 図5は、本実施形態に係る直接水冷型紫外線ランプにおいて直管形バルブの端部と発光管の端部を溶接する方法を説明する説明図である。 図6は、本実施形態に係る直接水冷型紫外線照射装置の例を説明する説明図である。 図7Aは、本実施形態に係る直接水冷型紫外線ランプの発光管の外面に衝撃緩衝部材を装着する方法を説明する説明図である。 図7Bは、本実施形態に係る直接水冷型紫外線ランプの発光管の外面に衝撃緩衝部材を装着する方法を説明する説明図である。 図8Aは、本実施形態に係る直接水冷型紫外線ランプの発光管の外面に衝撃緩衝部材を装着する方法の他の例を説明する説明図である。 図8Bは、本実施形態に係る直接水冷型紫外線ランプの発光管の外面に衝撃緩衝部材を装着する方法の他の例を説明する説明図である。 図9は、本実施形態に係る直接水冷型紫外線ランプの発光管の外面に設けられた衝撃緩衝部材の他の例を説明する説明図である。 図10は、本実施形態に係る直接水冷型紫外線ランプの発光管の外面に設けられた衝撃緩衝部材の更に他の例を説明する説明図である。
以下、本発明に係る直接水冷型紫外線ランプの実施形態に関して、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中、同一の要素に対しては同一の参照符号を付して、重複した説明を省略する。
図1を参照して本実施形態に係る直接水冷型紫外線ランプの概略構造の一例を説明する。直接水冷型紫外線ランプ100は、外側の直管形バルブ200と内側の発光管101を有し、両者は両端でそれぞれ接続されている。直管形バルブ200と発光管101の間に環状空間202が形成されている。
直管形バルブ200には、両端近くに、それぞれ孔201A、201Bが形成されている。本実施例では、各孔201A、201Bは、円周方向に沿って等間隔に設けられた4個の孔からなるが、1個又は複数個の孔であってもよい。
発光管101は、中央の胴管101Aと、その両側に接続されたシール管101Bと、更にその外側に接続されたサイド管101Cを有する。シール管101Bの外径は、胴管101Aの外径及びサイド管101Cの外径より小さい。サイド管101Cは外側端部に広がるフレア状の形状を有し、サイド管101Cと直管形バルブ200の間の間隔は、外側端部に向けて狭くなっている。
直接水冷型紫外線ランプ100は、更に、胴管101A内に設けられた陰極側(カソード側)電極ユニット120A及び陽極側(アノード側)電極ユニット120Bと、シール管101B内に設けられたシール部130A、130Bと、サイド管101Cの外側端部に設けられたベース150A、150Bを有する。電極ユニット120A及び120Bとシール部130A、130Bの構造は後に説明する。
発光管101及び直管形バルブ200の長手方向の寸法は、500〜700mmであってよい。直管形バルブ200の外径は25〜30mmであってよい。発光管101の外径は15〜25mmであってよい。発光管101及び直管形バルブ200の厚さは、それぞれ1mmであってよい。発光管101及び直管形バルブ200は紫外線透過性の材料、例えば、石英ガラスによって形成されてよい。
直接水冷型紫外線ランプ100では、直管形バルブ200の一方の孔201Aから環状空間202に冷却水が導入される。冷却水は、環状空間202を経由して、発光管101の他方の孔201Bから排出される。
本実施形態による直接水冷型紫外線ランプ100では、発光管101の外面に衝撃緩衝部材103が設けられている。衝撃緩衝部材103は、発光管101とは別体として形成されて、発光管101の外面に装着されてよい。衝撃緩衝部材103は、発光管101の外面であればどのような位置に設けてもよいが、紫外線の照射を妨げることがないように、且つ、衝撃緩衝部材の装着が容易な位置に設けられる。以下の実施形態では、衝撃緩衝部材103は発光管101のシール管101Bに設けられる。衝撃緩衝部材103の機能及び構造は図2A及び図2Bを参照して説明する。本実施形態では、衝撃緩衝部材103と発光管101の外面との間に微細な隙間が設けられている。このような場合には、衝撃緩衝部材103の軸線方向の移動を規制する規制部材を設けることにより、衝撃緩衝部材103を所定に位置に保持するに構成してよい。
図2A及び図2Bを参照して、衝撃緩衝部材の形状と機能を説明する。図2Aは図1の矢印A−Aから見たシール管101Bに設けられた衝撃緩衝部材103の断面構成を示す。図2Bは、シール管101Bに設けられた衝撃緩衝部材103の拡大図である。シール管101Bの外面にリング状支持部材104が装着されている。衝撃緩衝部材103は、リング状支持部材104から半径方向外方に、即ち、放射状に、環状空間202内に突出している。図2Aの例では、衝撃緩衝部材103は板状に形成されている。しかしながら、後に説明するように、衝撃緩衝部材103はバネ機能を有するように形成してよい。本実施形態では、3個の衝撃緩衝部材103が円周方向に沿って等間隔に設けられている。しかしながら、本実施形態によると衝撃緩衝部材103の形状、個数及び配置はこれに限定されるものではない。例えば、1個、2個、又は、4個以上の衝撃緩衝部材103を円周方向に沿って等間隔に又は非等間隔に設けてもよい。
衝撃緩衝部材103及びリング状支持部材104は、高温でも高い強度を有する材料、例えば、金属によって形成される。衝撃緩衝部材103及びリング状支持部材104は、銅、アルミニウム、ステンレス鋼、又は銅合金によって形成してよい。
衝撃緩衝部材103の機能を説明する。図1を参照して説明したように直管形バルブ200は長尺であり、その両端は、発光管101のサイド管101Cの端部に接続されて支持されている。従って、直管形バルブ200は、外力に起因した振動により撓む。撓み量が大きくなると、直管形バルブ200は端部付近で破壊することがある。衝撃緩衝部材103は直管形バルブ200の撓み量を制限し、端部付近の割れを回避する機能を有する。
図2Bを参照して説明する。衝撃緩衝部材103と直管形バルブ200の間の間隔をxとする。衝撃緩衝部材103にバネ機能が付与されている場合には、衝撃緩衝部材103の先端は直管形バルブ200の内面に接触してよい。即ち、間隔xは0であってよい。衝撃緩衝部材103にバネ機能が付与されていない場合には、衝撃緩衝部材103の先端は直管形バルブ200の内面に非接触であってよい。この場合、間隔xは、衝撃緩衝部材103の位置における直管形バルブ200の撓み量の許容値を規定する。直管形バルブ200の撓み量が大きくなると、直管形バルブ200が衝撃緩衝部材103に接触する。そのため、直管形バルブ200はそれ以上撓むことができなくなり、直管形バルブの端部付近の割れを回避することができる。従って、間隔xは、直管形バルブの端部付近の割れを回避するための撓み量の許容最大値を規定する。本実施形態では、間隔xは、2mm以下であってよく、好ましくは、1mmである。
直管形バルブ200の端部から衝撃緩衝部材103までの距離をyとする。直管形バルブ200の撓み量は中央で最大となる。従って、衝撃緩衝部材103は、できるだけ直管形バルブ200の中央に近い位置に設けた方がよい。一方、衝撃緩衝部材103は、装着及び加工の容易さを考慮して、発光管101のシール管101Bに設けられる。そこで、本実施形態では、衝撃緩衝部材103の位置yは、好ましくは10mm以上とする。
図3A及び図3Bを参照して、陽極側(アノード側)電極ユニット120Aとシール部130Aの構造の例を説明する。電極ユニット120Aは、陽極(アノード)121、フィラメント122、電極塗布物123、1対の支柱124、1対のモリブデン箔125A、125B、ガラス体126、及び、1対のリード線128を有する。フィラメント122の両端は陽極(アノード)121によって支持されている。陽極(アノード)121はそれぞれ支柱124によって支持されている。フィラメント122には、電極塗布物123が塗布されている。
2枚のモリブデン箔125A、125Bはガラス体126を挟むように設けられている。これらのモリブデン箔125A、125Bの内端は、1対の支柱124の一方に、外端は1対のリード線128の一方に、接続されている。
図4A、図4B及び図4Cを参照して、石英ガラス製の発光管101と直管形バルブ200を組み立てる方法を説明する。図4Aは、直管形バルブ200の例を示す。直管形バルブ200は円筒状の石英ガラス製のパイプからなり、2個所に孔201A、201Bがそれぞれ形成されている。図4Bは発光管の例を示す。上述のように、発光管101は、中央の胴管101Aと、その両側に接続されたシール管101Bと、更にその外側に接続されたサイド管101Cを有する。本実施形態では、シール管101Bに衝撃緩衝部材103が設けられている。
図4Cは、図4Aに示す直管形バルブ200の内部に図4Bに示す発光管101を挿入した状態を示す。直管形バルブ200と発光管101の間に環状空間202が形成されている。図示のように、直管形バルブ200の両端と発光管101のサイド管101Cの両端はそれぞれ接近している。直管形バルブ200の両端と発光管101のサイド管101Cの両端を環状の石英部材に接続することによって、両者は一体的に接続される。直管形バルブ200の両端と発光管101のサイド管101Cの両端を接続した状態は、図1に示されている。
図5を参照して、石英ガラス製の発光管101の端部と直管形バルブ200の端部を接続する方法を説明する。直管形バルブ200の内部には、発光管101が挿入されている。発光管101の両端には予めシール部130A、130Bが形成されており、電極ユニット120A、120Bが気密封止されている。直管形バルブ200は上側チャック401によって垂直に支持されている。
直管形バルブ200及び発光管101の上端は、治具403によって支持されている。発光管101の下端の電極ユニット120Bのリード線は、直管410に挿入されて支持されている。直管410は下側チャック402によって保持されている。直管410内には、酸化防止と冷却効果を上げるために不活性ガスを供給する。2つのチャック401、402と治具403は同軸的に回転するように構成されている。直管形バルブ200及び発光管101の下端には、バーナー415が配置されている。バーナー415の中心軸線が水平面となす角θは30°〜45°である。直管形バルブの開口端部と発光管のフレア状の端部を加熱し、溶融封止する。また、直管形バルブと発光管の開口部は溶融された状態でカーボン製の押圧体413を用いて溶融端部の形状が整えられる。
直管形バルブと発光管の一方の端部が溶接されると、上下逆さまにして他方の端部を同様の手順で溶接する。
図6は、本実施形態による直接冷却型紫外線照射装置の例を示す。直接冷却型紫外線照射装置は、直接水冷型紫外線ランプ100と1対の水冷ジャケット300を有する。直接水冷型紫外線ランプ100は、図1を参照して説明したように、石英ガラス製の発光管101と、その周囲に設けられた石英ガラス製の直管形バルブ200を有する。直接水冷型紫外線ランプ100の両端にはベース150A、150Bが装着されており、各ベースには端子151が接続されている。直管形バルブ200の外周にはガラステープ310が巻かれている。
水冷ジャケット300は、円筒部材301とその円周面に設けられた短管302とを有する。水冷ジャケット300は、直管形バルブ200の端部を覆うように装着される。水冷ジャケット300は、短管302の中心軸線が直管形バルブ200の孔201A、201B(図1)に整合するように、装着される。
一方の水冷ジャケット300の短管302から冷却水を供給すると、冷却水は、直管形バルブ200の一方の孔201A(図1)を経由して、発光管101と直管形バルブ200の間の環状空間202を流れ、直管形バルブ200の他方の孔201B(図1)を経由して、他方の水冷ジャケット300の短管302から排出される。
水冷ジャケット300の円筒部材301と直管形バルブ200の間には1対のOリングが装着される。従って、水冷ジャケット300の円筒部材301と直管形バルブ200の間は密閉され、冷却水が洩れることはない。
図7A及び図7Bを参照して本実施形態による衝撃緩衝部材を発光管に装着する方法の例を説明する。図7Aに示すように、先ず、リング状支持部材104を形成し、その周囲に放射状に、複数の衝撃緩衝部材103を溶着する。本実施形態では、3つの衝撃緩衝部材103が、リング状支持部材104上に、円周方向に沿って等間隔に、又は、非等間隔に、配置される。本実施形態では、衝撃緩衝部材103は板状部材によって形成されている。衝撃緩衝部材103とリング状支持部材104は、加工が容易な金属によって形成してよい。
図7Bに示すように、発光管101の胴管101Aの端部にシール管101Bが接続されている。そこで、衝撃緩衝部材103が接続されたリング状支持部材104を、シール管101Bに挿通する。次に、シール管101Bの端部に、サイド管101C(図1)を接続することによって、発光管101が形成される。
図8A及び図8Bを参照して本実施形態による衝撃緩衝部材を発光管に装着する方法の他の例を説明する。図8Aに示すように、先ず、半円状支持部材104a、104bを形成し、その外周囲に放射状に、複数の衝撃緩衝部材103a、103bをそれぞれ接続する。こうして、半円状支持部材104a、104bと衝撃緩衝部材103a、103bからなる半体105A、105Bがそれぞれ形成される。
図8Bに示すように、発光管101の胴管101Aの端部にシール管101Bが接続され、更に、シール管101Bの端部に、サイド管101C(図1)が接続されている。そこで、半円状支持部材104a、104bがシール管101Bを挟むように、2つの半体105A、105Bを重ね合わせる。衝撃緩衝部材103a、103b同士を接続することによって、図7Aに示す例と同様に、衝撃緩衝部材103がシール管101Bに装着される。但し、この場合は、発光管101の完成後に、衝撃緩衝部材103をシール管101Bに装着することができる。衝撃緩衝部材103a、103b同士の接続のしかたは、溶接等、既知の方法を適宜利用することができる。図示の例では、2つの衝撃緩衝部材103が、リング状支持部材104上に装着されているが、衝撃緩衝部材103の個数は幾つであってもよい。
図9を参照して衝撃緩衝部材103の他の例を説明する。本実施形態による衝撃緩衝部材103にはバネ機能が設けられている。衝撃緩衝部材103は、支持部103Aとそれに接続された弾性部103Bを有する。支持部103Aはリング状支持部材104に接続されている。本実施形態では、弾性部103Bは、支持部材104の半径方向に弾性変形可能なように、疑問符形に又はS字状に曲げて形成されており、支持部103Aの先端に接続されている。弾性部103Bは、支持部103Aの先端部を曲げることによって形成してよいが、支持部103Aとは別個に形成し、それを支持部103Aの先端に接続してもよい。
本実施形態では、弾性部103Bの頂点部分、即ち支持部材104の半径方向外端部は、直管形バルブ200の内面に接触するように衝撃緩衝部材103が装着される。
図10を参照して衝撃緩衝部材103の他の例を説明する。本実施形態による衝撃緩衝部材103にはバネ機能が設けられている。衝撃緩衝部材103は、支持部103Aとそれに接続された弾性部103Bを有する。支持部103Aはリング状支持部材104に接続されている。弾性部103Bは、支持部材104の半径方向に弾性変形可能なように、湾曲状に又はU字状に曲げて形成されており、支持部103Aの先端に接続されている。弾性部103Bは、支持部103Aの先端部を曲げることによって形成してよいが、支持部103Aとは別個に形成し、それを支持部103Aの先端に接続してもよい。
本実施形態では、弾性部103Bの頂点部分、即ち支持部材104の半径方向外端部は、直管形バルブ200の内面に接触するように衝撃緩衝部材103が装着される。
本実施形態では、衝撃緩衝部材103にバネ機能が設けるための構造として、図9及び図10に示す例に限定されるものではない。例えば、衝撃緩衝部材103を、薄い板状部材、又は、断面が波形の板状部材によって構成してもよいし、更に、スプリングばねを用いるように構成してもよい。
以上、本実施形態に係る直接水冷型紫外線ランプの例を説明したが、これらは例示であって、本発明の範囲を制限するものではない。当業者が、本実施形態に対して容易になしえる追加・削除・変更・改良等は、本発明の範囲内である。本発明の技術的範囲は、添付の特許請求の記載によって定められる。
100…直接水冷型紫外線ランプ、101…発光管、101B…シール管、101C…サイド管、103…衝撃緩衝部材、103A…支持部、103B…弾性部、104…リング状支持部材、105A、105B…半体、120A、120B…電極ユニット、121…陽極(アノード)、122…フィラメント、123…電極塗布物、124…支柱、125A、125B…モリブデン箔、126…ガラス体、128…リード線、130A、130B…シール部、131…ステム、150A、150B…ベース、151…端子、200…直管形バルブ、201A、201B…孔、202…環状空間、300…水冷ジャケット、301…円筒部材、302…短管、310…ガラステープ、401…上側チャック、402…下側チャック、403…治具、410…直管、415…バーナー、416…押圧体

Claims (6)

  1. 紫外線透過性の材料によって形成された発光管と、前記発光管に設けられた陰極を含む陰極側(カソード側)電極ユニットと、前記発光管に設けられた陽極を含む陽極側(アノード側)電極ユニットと、前記発光管を覆うように設けられた紫外線透過性の材料によって形成された直管形バルブと、を有し、前記直管形バルブと前記発光管の間の環状空間に冷却水を供給するように構成された直接水冷型紫外線ランプにおいて、
    前記発光管は、中央の胴管と、該胴管の両側に接続されたシール管と、該シール管の外端にそれぞれ接続されたサイド管とを有し、前記直管形バルブの両端は前記サイド管の両端にそれぞれ接続されており、前記シール管の外径は、前記胴管の外径及び前記サイド管の外径より小さく、前記シール管の外面には前記直管形バルブに向けて突出した衝撃緩衝部材が設けられており、前記衝撃緩衝部材の半径方向外端と前記直管形バルブの間に間隔が形成されていることを特徴とする直接水冷型紫外線ランプ。
  2. 請求項1記載の直接水冷型紫外線ランプにおいて、
    前記衝撃緩衝部材には半径方向に弾性変形可能な弾性部が設けられていることを特徴とする直接水冷型紫外線ランプ。
  3. 請求項1記載の直接水冷型紫外線ランプにおいて、
    前記衝撃緩衝部材の半径方向外端と前記直管形バルブの間の間隔は2mm以下であることを特徴とする直接水冷型紫外線ランプ。
  4. 請求項1記載の直接水冷型紫外線ランプにおいて、
    前記衝撃緩衝部材は前記シール管の外面に設けられたリング状支持部材に接続されており、前記衝撃緩衝部材及び前記リング状支持部材は金属製であることを特徴とする直接水冷型紫外線ランプ。
  5. 請求項1記載の直接水冷型紫外線ランプにおいて、
    前記衝撃緩衝部材は円周方向に沿って複数個設けられていることを特徴とする直接水冷型紫外線ランプ。
  6. 紫外線透過性の発光管と前記発光管を覆うように設けられた紫外線透過性の直管形バルブとを有する紫外線ランプと、前記直管形バルブの周囲に設けられた水冷ジャケットと、を有し、前記直管形バルブと前記発光管の間の環状空間に冷却水を供給するように構成された直接水冷型紫外線照射装置において、
    前記発光管は、中央の胴管と、該胴管の両側に接続されたシール管と、該シール管の外端にそれぞれ接続されたサイド管とを有し、前記直管形バルブの両端は前記サイド管の両端にそれぞれ接続されており、前記シール管の外径は、前記胴管の外径及び前記サイド管の外径より小さく、前記シール管の外面には前記直管形バルブに向けて突出した衝撃緩衝部材が設けられており、前記衝撃緩衝部材の半径方向外端と前記直管形バルブの間に間隔が形成されていることを特徴とする直接水冷型紫外線照射装置。
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