JP2005158568A - ベース付管形電球 - Google Patents

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Abstract

【課題】 封止部の温度を低減し、かつ金属端子の位置ずれが起こりにくいベース付管形電球を提供する。
【解決手段】 管状部1aとその両端に板状の封止部1bを有する管形容器1と、この管形容器1の内部に管軸に沿って配設されたフィラメント2と、このフィラメント2に電気的に接続され、前記管形容器1の封止部1bから外部に導出したリード線4と、このリード線4に接続された板状の金属端子5と、この金属端子5の端部を係止する溝6bを有し、かつ管軸方向に第1の空隙6aを有する第1の保持部、管軸に対して直角方向に前記管形容器1の封止部1bが挿入される横長状の穴を形成する第2の空隙6cを有する第2の保持部を形成するベース6とを具備し、このベース6の第1の空隙6aが外気と管軸方向に連通し、かつ第1の空隙6aと第2の空隙6cが管軸方向に連通し、さらに第2の空隙6cが外気と管軸方向に連通していることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、両端にベースが取り付けられたハロゲン電球などの管形の電球に関するものである。
管形電球は、例えば、トナー定着用、塗装の乾燥用またはストーブやこたつなどの暖房器具用のヒータなどに使用されている。
この管形電球の多くは、内部のフィラメントに電力供給するために、外部に伸びたリード線に金属の端子を溶接している。また、この金属の端子には穴が空けられており、ネジなどで装置に固定する役割もしている。しかし、この構造の管形電球は、金属の端子やランプ本体にかかる外力に弱くランプ本体の封止部にクラックが発生しやすかった。
これらの問題に対して効果のある、ランプ本体の両端にベースを取り付けたベース付管形電球がある。その従来技術の例を図11に示す。管状のバルブ101はその両端に圧潰封止部101aを形成し、バルブ101とその圧潰封止部101aにかけて、管軸に沿ってフィラメント102が延在している。フィラメント102の端部は、封着体103に接続されている。その封着体103の他端には外部導入体104が接続され、圧潰封止部101aより外部に導出し、さらに外部導入体104には点灯装置(図示なし)に取り付けるための固定孔105aを形成している端子板105が接続されている。そして、バルブ101の一部および圧潰封止部101a、端子板105を覆うように口金部材106が配置され、それらと口金部材106との接着には耐熱性接着剤107が使用され、圧潰封止部101aに近接する非圧潰のバルブ101の外周と圧潰封止部101aの一部および端子板105を口金部材106と接着している。(たとえば、特許文献1参照。)。
特開2002−289152号公報
管形電球は、点灯により熱が発生し、管全体の温度が上昇する。この際、特にバルブ101の封止部101aで発生する熱が問題になってくる。封止部101aに封止されている封着体103は、完全に密封されているわけではなく、特に封着体103と外部導入体104との接続点にかけては微細な隙間があり、大気にさらされた状態になっている。このため、封止部101aの温度が高く(約350℃)なると、封着体103の酸化が進行し接続点の導通が無くなったり、封着体103の体積増加によりバルブ101との界面に剥離を生じてスローリークを起こしたり、封止部101aのガラスをクラックさせて寿命に至ることになる。
また、バルブ101の封止部101aを口金部材106に挿入することで、端子板105も小径側の口金部材106の内部に配置され、その後、耐熱性接着剤107を流し込んで接着している。この小径側の口金部材106の穴の形状は、端子板105が入り、耐熱性接着剤107が流し込める大きさのある長方形形状をしている。しかし、端子板105が挿入される穴がこのような形状であると常に所定の位置に、かつ傾いたりしないで固定することは困難であった。端子板105の位置がずれたり、傾いた状態で固定してしまうと、当該ランプを点灯装置に取り付ける際に、点灯装置に端子板105の固定孔105aの場所が合わなかったり、無理に固定できたとしても力が加わった状態で固定されてしまう。
従って、本発明は、封止部の温度を低減し、かつ金属端子の位置ずれが起こりにくいベース付管形電球を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のベース付管形電球は、管状部とその両端に板状の封止部を有する管形容器と、この管形容器の内部に管軸に沿って配設されたフィラメントと、このフィラメントに電気的に接続され、前記管形容器の封止部から外部に導出したリード線と、このリード線に接続された板状の金属端子と、この金属端子の端部を係止する溝を有し、かつ管軸方向に第1の空隙を有する第1の保持部、管軸に対して直角方向に前記管形容器の封止部が挿入される横長状の穴を形成する第2の空隙を有する第2の保持部を形成するベースとを具備し、このベースの第1の空隙が外気と管軸方向に連通し、かつ第1の空隙と第2の空隙が管軸方向に連通し、さらに第2の空隙が外気と管軸方向に連通していることを特徴とする。
したがって、本発明によれば、管形容器の封止部の温度を下げることができる。また、金属端子の位置ずれを防止することができる。
(第1の実施の形態)
以下に、本発明の第1の実施の形態を図1乃至図7を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態におけるベース付管形電球の全体図、図2は図1に示すベース付管形電球の管軸方向の断面図、図3は図2に示すベース付管形電球を円周周りに90度回転した管軸方向の断面図である。
第1の実施の形態のベース付管形電球は、管形容器1、フィラメント2、金属箔3、リード線4、金属端子5、ベース6で構成されている。
管形容器1は、石英ガラスからなり、管状部1aと封止部1bで構成される。管状部1aは、断面が円形で管状の部分であり、その内部にはガスが封入される。封入されるガスは、例えばヨウ素(I2)、臭素(Br2)、塩素(Cl2)などからなるハロゲンガスがあり、その他にも窒素(N2)、アルゴン(Ar)、クリプトン(Kr)などからなる不活性ガス等を封入することができる。また、真空にするだけでもよく封入する媒体に制限はない。これらは管状部1aの外側に配設されたチップ1a1により、管形容器1の内部に排気、およびガス封入を行うことができる。また、その他にチップ1a1を形成せず置換排気法により排気、およびガス封入を行うことができ、この方法でガスを封入してもよい。
封止部1bは、管状部の両端に形成された板状の部分である。加工前は管状部1aと同様で断面が円形の管状であるが、熱加工を行い、平面状の型などで圧力をかけることによって板状に形成される。
フィラメント2は、管形容器1の管状部1aのほぼ中央部に管軸に沿って配置される発光および発熱をする発熱部2aと、その両端から封止部1bの内部にのびるレグ部2bからなる。発熱部2aは、コイル状に形成されたタングステンからなり、その所々には発熱部2aを中心に配置するためにタングステンなどからなるサポーター2cが複数配置されている。ここで、発熱部2aは、図1のようなコイル状の部分ととばし巻きの部分を繰り返す構造に限らず、例えば、コイル状の部分のみで構成されるような発熱部でもよい。
レグ部2bは、タングステンまたはモリブデンからなるが、一般に発熱部2aと同じ材料であるタングステンが使用される。このレグ部2bは発熱部2aの一端であるが、その他端は管形容器1の封止部1bの内部に延出する。
金属箔3は、管形容器1の封止部1b内に封装され、一端には封止部1bの内部に延出したフィラメント2のレグ部2bが抵抗溶接などにより接続される。また、その他端にはリード線4が抵抗溶接などにより接続され、そのリード線4の他端は管形容器1の封止部1b内から外部に延出している。ここで、金属箔3に使用される材料は、管形容器1を形成する石英ガラスの熱膨張率に近い材料であれば何を使用してもよいが、現行ではモリブデンからなる。
金属端子5は、管形容器1の封止部1bから外部に導出したリード線4に接続され、薄板状に形成されたステンレスやニッケルなどからなる。この金属端子5の板状面は、扁平でもよいが、リード線4と接続しやすいようにその接続部付近が部分的に陥没していてもよい。また、この金属端子5には、点灯回路等が設けられた点灯装置(図示なし)にランプを、ネジなどにより固定するために固定孔5aが空けられている。これにより、点灯装置にランプを機械的、電気的に接続することができる。ここで、本実施の形態では、金属端子5は面の形状が凸形の形状をしているが、例えば長方形形状や途中で曲がるL字形形状でもよく、後述するベース6の溝6bに両端部が係合すれば形状に制限はない。
図4は管形容器1の両端に取り付けるベース6の全体斜視図である。ベース6は例えばセラミックからなり、小径と大径の2個の円柱状部で構成され、それらの部分はほぼ第1の保持部と第2の保持部に対応している。このベース6を管形電球1の両端部に取り付けることにより、機械的に弱い部分である封止部1bを保護することができる。このベース6の第1の保持部には、その軸方向に沿って第1の空隙6aが形成されている。また、この第1の空隙6aには溝6bが設けられている。第1の空隙6aは、図示のように管軸に対して直角方向の断面図の形状がほぼ長方形であり、溝6bはこの長方形の対向する短辺に対して直角方向に形成されている。そして、第1の保持部の内部に金属端子5が挿入され、その端部が溝6bに係合することで保持されている。第2の保持部は第2の空隙6cを形成し、管形容器1の主に封止部1bを挿入、保持する。第2の空隙6cは軸方向に連続して形成された3個の空隙6c1、6c2および6c3からなる。また、第1の保持部にはリード線4と金属端子5を溶接するための第2の孔6d、第2の保持部には接着剤7を流し込むための第1の孔6eがベース6の管軸に対してそれぞれ垂直方向に形成されている。
図5はベース6の側面図であり、図6(a)は図5のA方向から見た上面図、図6(b)〜(f)は図5の直線B−B’〜F−F’に沿った切断方向の断面図である。これらの図を参照して、ベース6に管形容器1の封止部1bを挿入した内部構造の説明を行う。
図6(a)は図5のベース6をA方向から見た上面図であり、金属端子5の端部がベース6の溝6bに挿入され、係止されている。また、金属端子5に対して直角方向に隙間が形成されおり、その直角方向の空隙には金属端子5に接続されたリード線4が存在している。
図6(b)は図5の直線B−B’に沿った切断方向の断面図であり、第1の空隙6bを横切って第1の孔6dが設けられている。ここで、第1の孔6dは、金属端子5の板状面上のリード線4との溶接点を通過するように設けられている。この第1の孔6dにより、リード線4と金属端子5をベース6内で溶接することができる。後述するように、溝6bは第2の空隙6cに連通していないためリード線4と金属端子5を溶接した後、ベース6を取り付けるのは不可能である。しかし、第1の空隙6aと第1の孔6dによりベース6での溶接が可能となった。その溶接方法は、まず、管形容器1と金属端子5をベース6の第2の空隙6c、第1の空隙6aの中にそれぞれの方向から挿入し、リード線4と金属端子5の溶接位置を合わせる。次に、金属端子5によって2つに分けられた第1の空隙6aのうち、リード線4が存在している方の第1の孔6dから半田ごて(図示なし)を挿入し、他方の孔からは金属端子5を抑える支持棒(図示なし)を挿入することで溶接が可能になる。したがって、第1の孔6dは、挿入する半田ごておよび支持棒の大きさ以上であればよい。
図6(c)は図5の直線C−C’に沿った切断方向の断面図であり、このC−C’の切断位置周辺で溝6bは形成されておらず、第2の空隙6cと連通しない。
図6(d)は図5の直線D−D’に沿った切断方向の断面図であり、この切断部分には断面が円形の空隙6c1が形成され、この空隙6c1から第2の空隙6cとなる。この第2の空隙2cには封止部1bが挿入されるが、第1の空隙6aと第2の空隙6cは形状、大きさが違うため封止部1bが第1の空隙6aの方向に抜けることはない。すなわち、空隙6c1の直径は第1の空隙6aの長辺よりも大きく形成されている。また、この空隙6c1は管形容器1の封止部1bに封装された金属箔3とリード線4の接続部分の温度を下げるために形成されている。それは、その接続部分周辺の温度が高くなるとクラックやリークの原因になるためである。したがって、この空隙6c1は少なくとも金属箔3とリード線4の接続部分を含むベース6の内側部分に形成されているのが望ましい。また、空隙6c1の代わりに金属箔3とリード線4の接続部分に相当するベース6に孔を設けても同様の効果を持つので構わない。
図6(e)は図5の直線E−E’に沿った切断方向の断面図であり、内部に封止部1bが挿入される空隙6c2と第2の孔6eが形成されている。この空隙6c2はベース6の軸に対して直角方向の断面が長楕円のような形状をしており、この部分で封止部1bを保持する。すなわち、この第2の空隙6cには断面がほぼ長方形である封止部1bの4個の角部がその内壁に接触し、封止部1bの4辺とベース6の内壁との間に隙間を形成するように保持している。なお、この空隙6c2の断面形状は、封止部1bを固定保持し、かつ封止部1bと空隙6c2の間に空隙が管軸方向に形成されるならば、どのような形状でもよい。第2の孔6eは、接着剤7を流し込むために形成されており、その形成される位置は封止部1bの板状面に対してほぼ直角方向で、かつ金属箔3とフィラメント2のレグ部2bおよびリード線4との接続部分を避けた位置になるように設けるのが最適である。第2の孔6eに流し込まれる接着剤7は、耐熱性であり、ある程度粘性を有するセメント等が使用される。このような接着剤7を使用することで、封止部1bで発生する熱で変質することなく、かつ第2の空隙6eの径程度の面積が封止部1bの板状面に付着し、固定することができる。ここで、本発明の第2の空隙6cはこの空隙6c2を指すため、空隙6c1や後述する空隙6c3は形成しなくても発明の目的である封止部の温度の低減を達成できる。
図6(f)はF−F’方向の断面図であり、管形容器1の管状部1aの直径よりも少し大きな直径の円形の空隙6c3が形成されている。この空隙6c3を形成する部分の第2の保持部は、少なくとも管状部1aの一部に掛かり、かつフィラメント2の発熱部2aを覆わないのが望ましい。この第2の保持部によって、機械的に強度が弱い管状部1aから封止部1bへの変形部分の折れやクラックの発生を防止できる。この効果を得るため、かつ空隙6c3が外気と空隙6c2と管軸方向に連通するために、管状部1aの外周面と第2の保持部の内面が例えば空隙6c3を形成する第2の保持部部分の一部のみが延出し接する、または円形の第2の保持部部分が近接するように当該第2の保持部を形成すればよい。
ベース6は図6(d)〜(f)からわかるように、第2の空隙6cを形成する空隙6c1〜6c3が管形容器1の管状部1aおよび封止部1bを挿入した状態でも管軸方向に空隙が連通している。
本発明のベース付管形電球は以上のような構成であるため次の(1)〜(4)の効果がある。
(1)第1の空隙6aが外気と管軸方向に連通し、かつ第1の空隙6aと第2の空隙6cが管軸方向に連通し、さらに第2の空隙6cが外気と管軸方向に連通している。これにより、ベース6の内部で管軸方向に空気の流路ができるので、ベース6内に発生する熱を外部に効率良く逃すことができ、また管形容器1の封止部1bを空冷により冷やすことができる。したがって、封止部1bの温度を低減することができる。
(2)ベース6の第1の保持部に第1の孔6dが形成されているため、リード線4と金属端子5をベース6の内部で溶接することができる。また、後述する変形例のように、溝6bと第2の空隙6cが連通しているため、第1の保持部の溝6bがリード線4と金属端子5を事前に溶接したあと挿入できる場合は、第1の孔6dに接着剤7を流し込むことで固定のための孔として使用することもできる。
(3)ベース6の第2の保持部に第2の孔6eが形成されている。その孔に接着剤7を流し込むことによって、さらに固定の強度が強くなる。
(4)管形容器1の管状部1bの一部にベース6の第2の保持部が掛かっているため、強度的に弱い管状部1aと封止部1bの付け根に応力がかかることで発生する折れやクラックを防止することができる。
ここで(2)〜(4)の場合において、ベース6内での空隙の連通を断つことはないことを追記しておく。
(第2の実施の形態)
図7は第2の実施の形態におけるベース付管形電球の管軸方向の断面図、図8は図7に示すベース付管形電球を円周周りに90度回転した管軸方向の断面図である。
この第2の実施の形態の各部について、図1乃至図3の第1の実施の形態のベース付管形電球の各部と同一部分は同一符号で示し、その説明を省略する。この第2の実施の形態が、第1の実施の形態と異なる点は、管形容器1の封止部1bの板状面と金属端子5の板状面が直角になるようにベース6の溝6b、第1の空隙6aおよび第2の空隙6cを形成し、保持している点、およびそれに伴い第1の孔6dと第2の孔6eも直角になるように形成されている点である。
管形容器1の封止部1bの板状面と金属端子5の板状面を直角になるようにリード線4で接続することによって、それらを平行になるように接続した場合よりも封止部1bのリード線4が外部に導出する部分付近に割れやクラックが発生しにくくなる。詳しく説明すると、これらが発生する原因の多くは、金属端子5の板状面に対して垂直な応力がかかり、この応力を板状の封止部1bの厚さ部分のみで受けてしまうため、その応力に耐えられず割れやクラックが発生していた。これに対し、直角になるように接続した場合は、板状の封止部1bの厚さに対して直角方向のより厚さがある部分で応力を受けるため、応力による耐性が増す。したがって、封止部1bで発生する割れやクラックを低減できる。
また、第1の実施の形態で得られた効果のうち、(1)、(3)、(4)の効果が同様に得られる。(2)の効果については、第2の実施の形態の構造では、リード線4に金属端子5を接続した後でベース6を装着することは不可能であるため、第1の孔6dはベース6の内部でリード線4と金属端子5の溶接を行うことができる効果はある。
最後に第1の実施の形態および第2の実施の形態の変形例を記載する。図9は、図2に示すベース付管形電球の管軸方向切断面における溝の変形例である。これらの実施の形態において、溝6bは第2の空隙6cとつながる構造にはしていない。しかし、この溝6bは第2の空隙6cの方向に抜けなければ溝6bの形状に制限はなく、したがって図9のように溝6bが途中からスロープ状に狭まり第2の空隙6cに連通していても問題はない。また、第1の実施の形態において第1の孔6dにも接着剤7を流し込むなどして固定手段を取るならば、溝6bと第2の空隙6cとが連通し、かつ第2の空隙6cの方向に金属端子5が抜けるような溝6bでもよい。
図10は、図5に示すベース付管形電球のA方向から見た図の変形例である。これらの実施の形態において、図5に示すA方向から見たベース6は、図6(a)のように細長い溝と長方形の第1の空隙6aとの組み合わせによる構造であった。しかし、図10(a)のように第1の空隙6aが半円形であっても、図10(b)のように溝と第1の空隙6aとの区別がないような形状であってもよい。つまり、溝および第1の空隙6aは、A方向から見た図において挿入された金属端子5が上下左右に動かず、かつ最低限リード線4を通すことができ、さらに図2に示すように第2の空隙6cおよび外気と連通しているならばどのような形状でもよい。
また、本発明は以上の構成に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
第1の実施の形態におけるベース付管形電球の全体図。 図1に示すベース付管形電球の断面図。 図2に示すベース付管形電球を円周周りに90度回転した管軸方向の断面図。 第1の実施の形態におけるベース付管形電球のベースの全体斜視図。 第1の実施の形態におけるベース付管形電球の切断位置を示す側面図。 図5に示すベース付管形電球の上面図および直線方向の断面図。 第2の実施の形態におけるベース付管形電球の管軸方向の断面図。 図7に示すベース付管形電球を円周周りに90度回転した管軸方向の断面図。 図2に示すベース付管形電球の管軸方向切断面における溝の変形例。 図5に示すベース付管形電球のA方向から見た図の変形例。 従来のベース付管形電球。
符号の説明
1 管形容器
1a 管状部
1b 封止部
2 フィラメント
2a 発熱部
2b レグ部
3 金属箔
4 リード線
5 金属端子
5a 固定孔
6 ベース
6a 第1の空隙
6b 溝
6c 第2の空隙
6c1〜6c3 空隙
6d 第1の孔
6e 第2の孔
7 接着剤

Claims (5)

  1. 管状部とその両端に板状の封止部を有する管形容器と、この管形容器の内部に管軸に沿って配設されたフィラメントと、このフィラメントに電気的に接続され、前記管形容器の封止部から外部に導出したリード線と、このリード線に接続された板状の金属端子と、この金属端子の端部を係止する溝を有し、かつ管軸方向に第1の空隙を有する第1の保持部、管軸に対して直角方向に前記管形容器の封止部が挿入される横長状の穴を形成する第2の空隙を有する第2の保持部を形成するベースとを具備し、このベースの第1の空隙が外気と管軸方向に連通し、かつ第1の空隙と第2の空隙が管軸方向に連通し、さらに第2の空隙が外気と管軸方向に連通していることを特徴とするベース付管形電球。
  2. 前記ベースの第1の保持部に第1の孔が形成されていることを特徴とする請求項1記載のベース付管形電球。
  3. 前記ベースの第2の保持部に第2の孔が形成されてことを特徴とする請求項1または請求項2記載のベース付管形電球。
  4. 前記ベースの第1の保持部が少なくとも前記管形容器の管状部の一部に掛かっていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載のベース付管形電球。
  5. 前記金属端子の板状面が前記管状容器の封止部の板状面に対して直角方向に取り付けられたことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか一に記載のベース付管形電球。
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