JP6232096B2 - 鋳込口ブッシュおよびそれを備えた鋳造用金型 - Google Patents

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Description

本発明は、鋳込口ブッシュおよびそれを備えた鋳造用金型に関するものである。
金型への湯口となるとともに、スタンプおよび湯口ランナーを形成する円筒状の鋳込口ブッシュ(湯口スリーブ)を備えるダイカスト金型として、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。
特許文献1には、鋳込口ブッシュの内部に冷却媒体用通路を形成する冷却穴を軸方向に沿って複数設けることが開示されている。特許文献1に開示された鋳込口ブッシュは、湯口ランナーに接触する溶湯を効率良く冷却するために、湯口ランナーの近傍で密となるように複数の冷却穴を配置したものである。
特開2014−128828号公報
コールドチャンバー方式でダイカスト鋳造を行う場合、プランジャスリーブに設けた湯口からアルミ合金等の溶湯が注湯されると、鋳込口ブッシュの下半部の温度が上昇する。この際、鋳込口ブッシュの上半部には空間が存在するため、鋳込口ブッシュの下半部に比べ、相対的に鋳込口ブッシュの上半部の温度上昇が少なくなる。そのため、下半部が上半部よりも膨張し、鋳込口ブッシュの長手方向の両端部が上方に反る変形をする可能性がある。この場合、円筒状の鋳込口ブッシュの真円度が損なわれることとなる。
鋳込口ブッシュの内部では、プランジャチップが高速に進退することによって溶湯の射出が行われる。この際、鋳込口ブッシュの周方向の変形が大きいと、プランジャチップを進退させる際に鋳込口ブッシュの内周面と強く接触し、プランジャチップの進退速度が低下する。これにより、キャビティへの溶湯の充填速度が遅くなってしまう。キャビティへの溶湯の充填速度が変化すると、充填速度が通常である場合の製品と、充填速度が遅い場合の製品との間に品質のばらつきが生じてしまう。
また、鋳込口ブッシュの周方向の変形が大きいと、プランジャチップを進退させる際に鋳込口ブッシュの内周面と強く接触して異常摩耗が生じる可能性がある。このような異常摩耗は、プランジャチップと鋳込口ブッシュの寿命を大きく低下させる要因となる。
特許文献1に開示される鋳込口ブッシュは、湯口ランナーの近傍の冷却を強化する点では有利であるが、鋳込口ブッシュの下半部と上半部の温度差が生じやすいため鋳込口ブッシュの真円度を確保する点では不利な構造となっている。
本発明は、以上の点を鑑みてなされたものであり、円筒状に形成される本体部の真円度を高めてプランジャチップの進退速度の低下による製品の品質のばらつきや、プランジャチップとの接触による異常摩耗による寿命低下を抑制可能とした鋳込口ブッシュおよびそれを備えた鋳造用金型を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
本発明の一態様に係る鋳込口ブッシュは、鋳造用金型内において対向して配置された金型分流子との間に湯口ランナーを形成するとともに内周面に沿ってプランジャチップが進退し、軸線に沿って水平方向に延びる円筒状に形成される本体部と、冷却媒体供給流路に接続される流入部と、冷却媒体排出流路に接続される流出部と、前記本体部の内部に形成され、前記軸線回りに複数回周回しながら前記流入部から前記流出部へ向けて冷却媒体を流通させる螺旋状流路と、を備え、前記流入部が前記流出部よりも前記金型分流子に近接した位置に設けられており、前記本体部の下半部において前記螺旋状流路の各周回部分が前記水平方向に沿って配置される間隔が、前記本体部の上半部において前記螺旋状流路の各周回部分が前記水平方向に沿って配置される間隔よりも短い。
本発明の一態様に係る鋳込口ブッシュによれば、冷却媒体供給流路から供給される冷却媒体は、流入部から螺旋状流路に流入し、軸線回りに複数回周回しながら流出部へ導かれ、冷却媒体排出流路へ排出される。流入部が流出部よりも金型分流子に近接した位置に設けられているため、溶湯との距離が近い金型分流子に近接した側を適切に冷却することができる。
また、螺旋状流路の各周回部分が前記水平方向に沿って配置される間隔が、本体部の上半部よりも下半部の方が短くなっている。そのため、冷却媒体により奪われる熱量は、本体部の下半部の方が本体部の上半部よりも多くなる。よって、溶湯により温度が上昇し易い本体部の下半部から奪う熱量を上半部から奪う熱量よりも多くして鋳込口ブッシュの下半部と上半部との温度差を少なくし、鋳込口ブッシュの真円度を高めることができる。
このように、本発明の一態様に係る鋳込口ブッシュによれば、円筒状に形成される本体部の真円度を高めてプランジャチップの進退速度の低下による製品の品質のばらつきや、プランジャチップとの接触による異常摩耗による寿命低下を抑制することができる。
本発明の一態様に係る鋳込口ブッシュにおいては、前記本体部の最下端部において前記螺旋状流路の各周回部分が前記水平方向に沿って配置される間隔が最も小さく、前記本体部の最上端部において前記螺旋状流路の各周回部分が前記水平方向に沿って配置される間隔が最も大きいものであってよい。
このようにすることで、溶湯により最も温度が上昇しやすい本体部の最下端部から奪う熱量を最大とし、本体部の最上端部から奪う熱量を最小とし、鋳込口ブッシュの真円度を高めることができる。
本発明の一態様に係る鋳込口ブッシュにおいては、前記水平方向の前記金型分流子側から順に第1の前記螺旋状流路および第2の前記螺旋状流路が設けられている構成であってもよい。
このようにすることで、本体部の内部に2系統の螺旋状流路が形成されるため、第1および第2の螺旋状流路のそれぞれで冷却媒体が独立して流通することとなる。そのため、単一の螺旋状流路で冷却媒体を流通させる場合に比べ、本体部から奪う熱量を増加させることができる。
上記構成の鋳込口ブッシュにおいては、前記第1の螺旋状流路の前記水平方向の長さが前記第2の螺旋状流路の前記水平方向の長さよりも短いものであってもよい。
このようにすることで、金型分流子に近接した側に配置される第1の螺旋状流路の流路長を短くして第1の螺旋状流路を冷却媒体が流通する際の圧力損失を低減させ、冷却媒体の流通性を向上させることができる。また、金型分流子に近接した側に配置される第1の螺旋状流路の流路長を短くして流出部から排出される冷却媒体の温度を低下させ、第1の螺旋状流路の各周回部分が本体部から奪う平均的な熱量を増加させることができる。
本発明の一態様に係る鋳込口ブッシュにおいては、前記本体部が、前記軸線に沿って進退するプランジャチップの外周面を収容する内周面を有する円筒状の第1部材と、前記第1部材の外周面と接触した状態で配置される内周面を有する円筒状の第2部材とを有し、前記第1部材の外周面には、前記軸線回りに複数回周回しながら前記流入部から前記流出部へ向けて延びる溝部が形成されており、前記螺旋状流路が、前記溝部と前記第2部材の内周面とによって画定される流路である構成としてもよい。
本構成によれば、円筒状の第1部材の外周面に溝部を形成し、第1部材の外周面と接触した状態で円筒状の第2部材の内周面を配置することにより、螺旋状流路が画定される。
このようにすることで、比較的容易に形成可能な部材を用いて鋳込口ブッシュの内部に螺旋状流路を画定し、鋳込口ブッシュの周方向の変形を抑制することができる。これにより、鋳込口ブッシュの真円度が保持される。
本発明の一態様に係る鋳込口ブッシュにおいては、前記第1部材の外周面に、前記溝部の前記軸線方向の端部を挟み込むように一対の環状溝部が前記軸線回りの周方向に沿って形成されており、前記一対の環状溝部に、一対の環状のシール部材が配置されているものであってもよい。
このようにすることで、第1部材の外周面と第2部材の内周面との間に形成される隙間から冷却媒体が漏れ出てしまう不具合を確実に防止することができる。
本発明の一態様の鋳造用金型は、上記のいずれかに記載の鋳込口ブッシュを備えることを特徴とする。このようにすることで、円筒状に形成される本体部の真円度を高めてプランジャチップの進退速度の低下による製品の品質のばらつきや、プランジャチップとの接触による異常摩耗による寿命低下を抑制可能な鋳込口ブッシュを備える鋳造用金型を提供することができる。
本発明によれば、円筒状に形成される本体部の真円度を高めてプランジャチップの進退速度の低下による製品の品質のばらつきや、プランジャチップとの接触による異常摩耗による寿命低下を抑制可能とした鋳込口ブッシュおよびそれを備えた鋳造用金型を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る鋳込口ブッシュを備えるダイカスト金型を示す縦断面図である。 図1に示す鋳込口ブッシュ近傍の縦断面図である。 図2に示す内周側本体部の外周面を示す展開図である。 第2実施形態の鋳込口ブッシュ近傍の縦断面図である。 図4に示す内周側本体部の外周面を示す展開図である。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態のダイカスト鋳造用金型について、図面を参照して説明する。
図1に示す本実施形態のダイカスト鋳造用金型100は、アルミニウム、亜鉛、またはマグネシウムの鋳造を行う装置である。
図1に示すように、本実施形態のダイカスト鋳造用金型100は、溶湯供給部1と、固定金型2と、可動金型3と、固定プラテン4と、可動プラテン5と、固定金型キャビティ6と、可動金型キャビティ7と、押出し板15と、押出しピン16と、チルベント20とを備える。可動金型キャビティ7の一部として、金型分流子17が備わっている。
溶湯供給部1は、プランジャスリーブ12と、プランジャチップ13と、鋳込口ブッシュ14とを備える。プランジャスリーブ12は、固定プラテン4に固定された略円筒状の部材である。プランジャスリーブ12の軸方向の中央部分には、溶湯の流路となる中空部が設けられている。プランジャスリーブ12の上方に設けられた溶湯供給口21から高温の溶湯が注湯されるようになっている。
プランジャチップ13は、プランジャロッド13cを介して射出油圧シリンダ(図示略)に固定されるとともに、プランジャスリーブ12の内径と略同径の外径を有する外周面を備える略円柱状部材である。プランジャチップ13は、図1の13aに2点鎖線で示す位置からプランジャスリーブ12の内周面12aに沿って鋳込口ブッシュ14の内部まで進退可能となっている。
プランジャチップ13は、図1の13aの位置から鋳込口ブッシュ14に進入するまでは0.25m/秒から0.3m/秒の速度で移動し、鋳込口ブッシュ14に進入した後に2.0m/秒から4.0m/秒の速度に増速して移動する。鋳込口ブッシュ14に進入するまでの速度を比較的低速にすることにより鋳込口ブッシュ14に近付くにつれて液面が上昇する溶湯と溶湯の上方の空間の空気との置換性を高めることができる。また、鋳込口ブッシュ14に進入した後に比較的高速にすることにより、溶湯を確実にキャビティ8へ導く圧力を付与することができる。
鋳込口ブッシュ14は、固定金型2に取り付けられる略円筒状の部材である。鋳込口ブッシュ14と対向する位置に金型分流子17が配置されている。可動金型3が固定金型2に近接した図1に示す状態において、鋳込口ブッシュ14と金型分流子17との間には、湯口ランナー9が形成される。
プランジャチップ13は、鋳込口ブッシュ14の内周面14aに沿って進退可能となっている。
金型分流子17には、内部に形成される冷却穴(図示略)に冷却水を供給するための冷却水供給配管18と、冷却穴に供給された冷却水を排出するための冷却水戻り配管19とが接続されている。金型分流子17の内部を冷却することにより、湯口ランナー9を通過する溶湯が冷却される。
また、鋳込口ブッシュ14には、内部に形成される螺旋状溝部14f,14g,14h(図2参照)に冷却水を供給するための冷却水供給配管(冷却媒体供給流路)22と、螺旋状溝部14f,14g,14hに供給された冷却水を排出するための冷却水戻り配管(冷却媒体排出流路)23とが接続されている。
溶湯がプランジャスリーブ12の底部に注湯された状態で、プランジャチップ13を溶湯供給口21の右方(図1に符号13aで示す鎖線の位置)から鋳込口ブッシュ14の内部(符号13で示す実線の位置)まで移動させる。これにより、プランジャスリーブ12内の溶湯が湯口ランナー9を経由し、キャビティ8およびチルベント20に導かれる。スタンプ10は、プランジャチップ13が金型分流子17に最も近接した状態で溶湯が冷却されることによりプランジャスリーブ12内に形成される金属片の部分を示している。
固定金型2は、固定プラテン4に固定された部材である。固定金型2に形成された凹所2aには、内部に溶湯が導かれる固定金型キャビティ6が収容されている。
可動金型3は、可動プラテン5に固定された部材である。可動金型3に形成された凹所3aには、可動金型キャビティ7が収容されている。可動金型3は、可動プラテン5に連結される油圧シリンダ等の駆動機構(図示略)によって、図1に示す固定金型2に近接した位置と、固定金型2から離間した位置(図示略)とを切り替える。
可動金型3と固定金型2とが近接した状態(図1参照)で、可動金型3と固定金型2との間にキャビティ8が形成される。この状態でキャビティ8に溶湯を導いて冷却することにより、キャビティ8の形状に対応する製品が鋳造される。
押出し板15は、可動金型3の内部に配置されるとともに複数の押出しピン16が連結される板状部材である。押出し板15は、可動金型3が固定金型2から離間した状態で押出機構(図示略)によって鋳造された製品が固定金型2に近付く方向に押し出される。これにより、押出しピン16の先端がキャビティ8によって形成された製品が押し出し、製品が可動金型キャビティ7から取り外される。
チルベント20は、キャビティ8へ溶湯が導かれることによって押し出されるガスをダイカスト鋳造用金型100の外部へ放出するガス抜きをするために使用される金属部材である。
チルベント20は、固定金型2に固定される固定チルベント20aと、可動金型3に固定される可動チルベント20bとを備える。固定チルベント20aには吸引ポート20cが設けられている。
吸引ポート20cにはポンプ(図示略)が接続されている。ポンプによって吸引を行うことにより、固定チルベント20aと可動チルベント20bとの間に形成される間隙を介して、キャビティ8内のガスを吸引してポンプへ導く。
次に、本実施形態の鋳込口ブッシュ14の構造について、図2および図3を参照して説明する。
本実施形態の鋳込口ブッシュ14は、ダイカスト鋳造用金型100内において対向して配置された金型分流子17との間に湯口ランナー9を形成するとともに内周面14aに沿ってプランジャチップ13が進退する装置である。
図2に示すように、本実施形態の鋳込口ブッシュ14は、内周面14aを有する略円筒状の内周側本体部(第1部材)14bと、内周側本体部14bの外周面14eと略同径の内周面14dを有する外周側本体部(第2部材)14cとを有する。
内周側本体部14bおよび外周側本体部14cは、それぞれ軸線Xに沿って水平方向に延びる略円筒状に形成される。内周側本体部14bは、軸線Xに沿って進退するプランジャチップ13の外周面13bを収容する内周面14aを有する。また、外周側本体部14cは、内周側本体部14bの外周面14eと接触した状態で配置される内周面14dを有する。
外周側本体部14cの最下端部には、冷却水供給配管22に接続される流入部14iと、冷却水戻り配管23に接続される流出部14jが設けられている。
図2に示すように、流入部14iは、流出部14jよりも金型分流子17に近接した位置に設けられている。
前述したように、軸線X方向に進退するプランジャチップ13の外周面13bと内周側本体部14bの内周面14aとは、略同径となっている。図2に示すように、外周面13bの外径は、内周面14aの内径よりもやや小さくなっている。外周面13bと内周面14aとの間に微小の間隙を設けることにより、プランジャチップ13が鋳込口ブッシュ14の軸線X方向に進退可能となっている。
図2に示すように、内周側本体部14bの端部には、フランジ部14wが形成されている。フランジ部14wには、締結ボルト14xが挿入される貫通穴が形成されている。外周側本体部14cのフランジ部14w側の端面には、軸線X方向に沿った締結穴が形成されている。内周側本体部14bと外周側本体部14cとは、貫通穴を貫通して外周側本体部14cの締結穴に締結される締結ボルト14xによって連結される。
内周側本体部14bと外周側本体部14cとは、鋳込口ブッシュ14の周方向に等間隔の複数箇所(例えば、三箇所)において、締結ボルト14xによって連結されている。
図2に示すように、フランジ部14wには、内周面に雌ねじ部が形成された取り外し穴14yが形成されている。取り外し穴14yは、鋳込口ブッシュ14を内周側本体部14bと外周側本体部14cとに分解する場合に用いられる。
取り外し穴14yは、鋳込口ブッシュ14の周方向に等間隔の複数箇所(例えば、三箇所)に形成されている。
作業者は、締結ボルト14xを取り外した後に、取り外し穴14yの雌ねじ部に対して外周面に雄ねじ部が形成された締結ボルト(図示略)を締結して締結ボルトの先端を外周側本体部14cに突き当てる。これにより、内周側本体部14bと外周側本体部14cとが軸線X方向に相対的に移動し、内周側本体部14bと外周側本体部14cとに分解される。
次に、鋳込口ブッシュ14が備える螺旋状溝部14f,14g,14hについて説明する。
螺旋状溝部(螺旋状流路)14f,14g,14hは、内周側本体部14bの外周面14eに形成される溝部であり、軸線X回りに3回周回しながら流入部14iから流出部14jへ向けて冷却水を流通させる流路である。
図2に示すように、内周側本体部14bの外周面14eに形成された螺旋状溝部14f,14g,14hと外周側本体部14cの内周面14dとにより、螺旋状流路が画定される。
図3は、内周側本体部14bの円筒状の外周面14eを平面に展開した状態を示す展開図である。図3において、右方に示す角度は、内周側本体部14bの最下端部を0°とした場合の位相変化を示す角度である。
位相が90°以上かつ270°以下の範囲が内周側本体部14bの上半部に対応し、それ以外の範囲(0°以上かつ90°未満、270°より大きく360°未満)が内周側本体部14bの下半部に対応している。
図3に示すように、内周側本体部14bの外周面14eには、金型分流子17に近接した側(図3中の左側)から、螺旋状溝部14f,14g,14hの順に各溝部が形成されている。図3において、軸線Y1は螺旋状溝部14fの中心軸を示し、軸線Y2は螺旋状溝部14gの中心軸を示し、軸線Y3は螺旋状溝部14hの中心軸を示す。
螺旋状溝部14f,14g,14hは、流入部14iから流出部14jまで連続的に冷却水を導く1本の螺旋状流路が軸線X回りに周回する際の各周回部分に対応している。
螺旋状溝部14fは、流入部14iから流入する冷却水が軸線X回りに1周(360°)周回する部分に対応している。螺旋状溝部14fの位相360°の部分と螺旋状溝部14gの位相0°の部分は一致しており、螺旋状溝部14fで軸線X回りに1周した冷却水が螺旋状溝部14gへ流入する。
螺旋状溝部14gは、螺旋状溝部14fから流入する冷却水が軸線X回りに1周(360°)周回する部分に対応している。螺旋状溝部14gの位相360°の部分と螺旋状溝部14hの位相0°の部分は一致しており、螺旋状溝部14gで軸線X回りに1周した冷却水が螺旋状溝部14hへ流入する。
螺旋状溝部14hは、螺旋状溝部14gから流入する冷却水が軸線X回りに1周(360°)周回する部分に対応している。螺旋状溝部14hの位相360°の部分には流出部14jが配置されており、螺旋状溝部14gで軸線X回りに1周した冷却水が流出部14jから冷却水戻り配管23へ排出される。
螺旋状溝部14fの幅(軸線Y1に直交する方向の長さ)は、軸線Y1に沿った各位置で一定である。螺旋状溝部14gの幅(軸線Y2に直交する方向の長さ)は、軸線Y2に沿った各位置で一定である。螺旋状溝部14hの幅(軸線Y3に直交する方向の長さ)は、軸線Y3に沿った各位置で一定である。螺旋状溝部14fと螺旋状溝部14gと螺旋状溝部14hの幅は同幅となっている。
図3に示すように、内周側本体部14bの最下端部である位相0°において螺旋状流路の各周回部分である螺旋状溝部14f,14g,14hが水平方向に沿って配置される間隔がL1となっている。
一方、内周側本体部14bの最上端部である位相180°において螺旋状流路の各周回部分である螺旋状溝部14f,14g,14hが水平方向に沿って配置される間隔がL2となっている。
図3に示すように、螺旋状溝部14f,14g,14hの水平方向の配置間隔は、内周側本体部14bの最下端部(位相0°)において最も小さい間隔L1となり、内周側本体部14bの最上端部(位相180°)において最も大きい間隔L2となる。
また、螺旋状溝部14f,14g,14hが水平方向に沿って配置される間隔は、位相0°から位相180°に位相が増加するに従って間隔L1から間隔L2まで漸次増加するようになっている。また、螺旋状溝部14f,14g,14hが水平方向に沿って配置される間隔は、位相180°から位相360°に位相が増加するに従って間隔L2から間隔L1まで漸次減少するようになっている。
次に、鋳込口ブッシュ14が備える一対の環状溝部14k,14lについて説明する。
図3に示すように、内周側本体部14bの外周面14eには、螺旋状溝部14f,14g,14hの軸線X方向の端部を挟み込むように一対の環状溝部14k,14lが軸線X回りの周方向に沿って無端状に形成されている。
図2に示すように、一対の環状溝部14k,14lには、それぞれ環状のOリング(シール部材)14m,14nが配置されている。Oリング14m,14nは、外周側本体部14cの内周面14dとの間に無端状のシール領域を形成する。
以上説明した本実施形態の鋳込口ブッシュ14が奏する作用および効果について説明する。
本実施形態の鋳込口ブッシュ14によれば、冷却水供給配管22から供給される冷却水は、流入部14iから螺旋状溝部14f,14g,14hに流入し、軸線X回りに複数回周回しながら流出部14jへ導かれ、冷却水戻り配管23へ排出される。流入部14iが流出部14jよりも金型分流子17に近接した位置に設けられているため、溶湯との距離が近い金型分流子17に近接した側を適切に冷却することができる。
また、螺旋状溝部14f,14g,14hの各周回部分が水平方向に沿って配置される間隔が、内周側本体部14bおよび外周側本体部14cの上半部よりも下半部の方が短くなっている。そのため、冷却水により奪われる熱量は、内周側本体部14bおよび外周側本体部14cの下半部の方が上半部よりも多くなる。よって、溶湯により温度が上昇し易い内周側本体部14bおよび外周側本体部14cの下半部から奪う熱量を上半部から奪う熱量よりも多くして鋳込口ブッシュ14の下半部と上半部との温度差を少なくし、鋳込口ブッシュ14の真円度を高めることができる。
このように、本実施形態の鋳込口ブッシュ14によれば、円筒状に形成される内周側本体部14bおよび外周側本体部14cの真円度を高めてプランジャチップ13の進退速度の低下による製品の品質のばらつきや、プランジャチップ13との接触による異常摩耗による寿命低下を抑制することができる。
本実施形態の鋳込口ブッシュ14においては、内周側本体部14bおよび外周側本体部14cの最下端部において螺旋状溝部14f,14g,14hの各周回部分が水平方向に沿って配置される間隔が最も小さく、内周側本体部14bおよび外周側本体部14cの最上端部において螺旋状溝部14f,14g,14hの各周回部分が水平方向に沿って配置される間隔が最も大きい。
このようにすることで、溶湯により最も温度が上昇しやすい内周側本体部14bおよび外周側本体部14cの最下端部から奪う熱量を最大とし、最上端部から奪う熱量を最小とし、鋳込口ブッシュ14の真円度を高めることができる。
本実施形態の鋳込口ブッシュ14によれば、円筒状の内周側本体部14bの外周面14eに螺旋状溝部14f,14g,14hを形成し、内周側本体部14bの外周面14eと接触した状態で円筒状の外周側本体部14cの内周面14dを配置することにより、螺旋状流路が画定される。
このようにすることで、比較的容易に形成可能な部材を用いて鋳込口ブッシュ14の内部に螺旋状流路を画定し、鋳込口ブッシュ14の周方向の変形を抑制することができる。これにより、鋳込口ブッシュ14の真円度が保持される。
本実施形態の鋳込口ブッシュ14においては、内周側本体部14bの外周面14eに、螺旋状溝部14f,14g,14hの軸線X方向の端部を挟み込むように一対の環状溝部14k,14lが軸線X回りの周方向に沿って形成されている。また、一対の環状溝部14k,14lに、一対の環状のOリング14m,14nが配置されている。
このようにすることで、内周側本体部14bの外周面14eと外周側本体部14cの内周面14dとの間に形成される隙間から冷却水が漏れ出てしまう不具合を確実に防止することができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態のダイカスト鋳造用金型について、図面を参照して説明する。
第2実施形態のダイカスト鋳造用金型は、第1実施形態のダイカスト鋳造用金型100の変形例であり、以下で特に説明する場合を除き、第1実施形態のダイカスト鋳造用金型100と同様であるものとする。
第1実施形態のダイカスト鋳造用金型100が備える鋳込口ブッシュ14は、内周側本体部14bの外周面14eに流入部14iから流出部14jへ冷却水を導く単一の螺旋状流路を形成するものであった。
それに対して第2実施形態のダイカスト鋳造用金型が備える鋳込口ブッシュ14’は、内周側本体部14bの外周面14eに2つの螺旋状流路を形成するものである。
図4に示すように、本実施形態の鋳込口ブッシュ14’は、軸線Xに沿って金型分流子17側から順に、螺旋状溝部14f,14g,14hからなる第1の螺旋状流路と、螺旋状溝部14o,14p,14q,14rからなる第2の螺旋状流路とを備える。
図4において、金型分流子17側に配置される螺旋状溝部14f,14g,14hは、第1実施形態の螺旋状溝部14f,14g,14hと同様であるので、説明を省略する。
本実施形態の鋳込口ブッシュ14’が備える螺旋状溝部14o,14p,14q,14rについて説明する。
螺旋状溝部(螺旋状流路)14o,14p,14q,14rは、内周側本体部14b’の外周面14eに形成される溝部であり、軸線X回りに4回周回しながら流入部14sから流出部14tへ向けて冷却水を流通させる流路である。流入部14sは冷却水を供給する冷却水供給配管24に接続されており、流出部14tは冷却水を排出する冷却水戻り配管25に接続されている。
図4に示すように、内周側本体部14b’の外周面14eに形成された螺旋状溝部14o,14p,14q,14rと外周側本体部14c’の内周面14dとにより、螺旋状流路が画定される。
図5は、内周側本体部14b’の円筒状の外周面14eを平面に展開した状態を示す展開図である。図5において、右方に示す角度は、内周側本体部14b’の最下端部を0°とした場合の位相変化を示す角度である。
図5に示すように、内周側本体部14b’の外周面14eには、金型分流子17に近接した側(図5中の左側)から、螺旋状溝部14o,14p,14q,14rの順に各溝部が形成されている。図5において、軸線Y4は螺旋状溝部14oの中心軸を示し、軸線Y5は螺旋状溝部14pの中心軸を示し、軸線Y6は螺旋状溝部14qの中心軸を示し、軸線Y7は螺旋状溝部14rの中心軸を示す。
螺旋状溝部14o,14p,14q,14rは、流入部14sから流出部14tまで連続的に冷却水を導く1本の螺旋状流路が軸線X回りに周回する際の各周回部分に対応している。
螺旋状溝部14oは、流入部14sから流入する冷却水が軸線X回りに1周(360°)周回する部分に対応している。螺旋状溝部14oの位相360°の部分と螺旋状溝部14pの位相0°の部分は一致しており、螺旋状溝部14oで軸線X回りに1周した冷却水が螺旋状溝部14pへ流入する。
螺旋状溝部14pは、螺旋状溝部14oから流入する冷却水が軸線X回りに1周(360°)周回する部分に対応している。螺旋状溝部14pの位相360°の部分と螺旋状溝部14qの位相0°の部分は一致しており、螺旋状溝部14pで軸線X回りに1周した冷却水が螺旋状溝部14qへ流入する。
螺旋状溝部14qは、螺旋状溝部14pから流入する冷却水が軸線X回りに1周(360°)周回する部分に対応している。螺旋状溝部14qの位相360°の部分と螺旋状溝部14rの位相0°の部分は一致しており、螺旋状溝部14qで軸線X回りに1周した冷却水が螺旋状溝部14rへ流入する。
螺旋状溝部14rは、螺旋状溝部14qから流入する冷却水が軸線X回りに1周(360°)周回する部分に対応している。螺旋状溝部14rの位相360°の部分には流出部14tが配置されており、螺旋状溝部14rで軸線X回りに1周した冷却水が流出部14tから冷却水戻り配管25へ排出される。
螺旋状溝部14oの幅(軸線Y4に直交する方向の長さ)は、軸線Y4に沿った各位置で一定である。螺旋状溝部14pの幅(軸線Y5に直交する方向の長さ)は、軸線Y5に沿った各位置で一定である。螺旋状溝部14qの幅(軸線Y6に直交する方向の長さ)は、軸線Y6に沿った各位置で一定である。螺旋状溝部14rの幅(軸線Y7に直交する方向の長さ)は、軸線Y7に沿った各位置で一定である。螺旋状溝部14oと螺旋状溝部14pと螺旋状溝部14qと螺旋状溝部14rの幅は同幅となっている。
図3に示すように、内周側本体部14b’の最下端部である位相0°においては、螺旋状流路の各周回部分である螺旋状溝部14o,14p,14q,14rが水平方向に沿って配置される間隔がL3となっている。
一方、内周側本体部14b’の最上端部である位相180°においては、螺旋状流路の各周回部分である螺旋状溝部14o,14p,14q,14rが水平方向に沿って配置される間隔がL4となっている。
図5に示すように、螺旋状溝部14o,14p,14q,14rの水平方向の配置間隔は、内周側本体部14b’の最下端部(位相0°)において最も小さい間隔L3となり、内周側本体部14b’の最上端部(位相180°)において最も大きい間隔L4となる。
また、螺旋状溝部14o,14p,14q,14rが水平方向に沿って配置される間隔は、位相0°から位相180°に位相が増加するに従って間隔L3から間隔L4まで漸次増加するようになっている。また、螺旋状溝部14o,14p,14q,14rが水平方向に沿って配置される間隔は、位相180°から位相360°に位相が増加するに従って間隔L4から間隔L3まで漸次減少するようになっている。
なお、本実施形態において、第1の螺旋状流路(螺旋状溝部14f,14g,14h)による鋳込口ブッシュ14’の冷却特性を第2の螺旋状流路(螺旋状溝部14o,14p,14q,14r)による鋳込口ブッシュ14’の冷却特性よりも特に高めたい場合には、間隔L1を間隔L3よりも短くし、間隔L2を間隔L4よりも短くするのが望ましい。
このようにすることで、螺旋状溝部14f,14g,14hが水平方向に沿って配置される間隔を螺旋状溝部14o,14p,14q,14rが配置される間隔よりも短くし、第1の螺旋状流路(螺旋状溝部14f,14g,14h)による鋳込口ブッシュ14’の冷却特性を高めることができる。
図5に示すように、内周側本体部14b’の外周面14eには、螺旋状溝部14o,14p,14q,14rの軸線X方向の端部を挟み込むように一対の環状溝部14l,14uが軸線X回りの周方向に沿って無端状に形成されている。
図4に示すように、一対の環状溝部14l,14uには、それぞれ環状のOリング(シール部材)14n,14vが配置されている。Oリング14n,14vは、外周側本体部14c’の内周面14dとの間に無端状のシール領域を形成する。
本実施形態の鋳込口ブッシュ14’によれば、水平方向の金型分流子17側から順に第1の螺旋状流路(螺旋状溝部14f,14g,14h)および第2の螺旋状流路(螺旋状溝部14o,14p,14q,14r)が設けられている。
このようにすることで、内周側本体部14bの内部に2系統の螺旋状流路が形成されるため、第1および第2の螺旋状流路のそれぞれで冷却水が独立して流通することとなる。そのため、単一の螺旋状流路で冷却媒体を流通させる第1実施形態に場合に比べ、内周側本体部14bおよび外周側本体部14cから奪う熱量を増加させることができる。
また、第1の螺旋状流路と第2の螺旋状流路が独立しているため、例えば、第1の螺旋状流路を流通する冷却水の水圧を第2の螺旋状流路を流通する冷却水の水圧よりも高くし、第1の螺旋状流路を流通する冷却水の流量を第2の螺旋状流路を流通する冷却水の流量よりも増加させることができる。このようにすることで、第1の螺旋状流路を流通する冷却水が奪う熱量を第2の螺旋状流路を流通する冷却水が奪う熱量よりも相対的に高くすることができる。そのため、鋳込口ブッシュ14’の金型分流子17に近接した領域の冷却特性を高くし、単位時間あたりの製品の製造数量を増加させることができる。
また、本実施形態の鋳込口ブッシュ14’は、第1の螺旋状流路(螺旋状溝部14f,14g,14h)の水平方向の長さが、第2の螺旋状流路(螺旋状溝部14o,14p,14q,14r)の水平方向の長さよりも短い。
このようにすることで、金型分流子17に近接した側に配置される第1の螺旋状流路の流路長を短くして第1の螺旋状流路を冷却水が流通する際の圧力損失を低減させ、冷却水の流通性を向上させることができる。
また、金型分流子17に近接した側に配置される第1の螺旋状流路の流路長を短くして流出部14jから排出される冷却水の温度を低下させ、第1の螺旋状流路の各周回部分が内周側本体部14bおよび外周側本体部14cから奪う平均的な熱量を増加させることができる。
〔他の実施形態〕
以上の説明においては、鋳込口ブッシュ14を冷却するための冷却媒体として冷却水を用いるものとしたが、他の態様であってもよい。例えば、水以外の液体または気体等の他の冷却媒体を用いるようにしてもよい。
以上の説明においては、内周側本体部14b,14b’の外周面に螺旋状溝部を形成し、外周側本体部14c,14c’の内周面と螺旋状溝部との間に螺旋状流路を形成するものとしたが、他の態様であってもよい。
例えば、外周側本体部14c,14c’の内周面に螺旋状溝部を形成し、内周側本体部14b,14b’の外周面と螺旋状溝部との間に螺旋状流路を形成するようにしてもよい。
また、例えば、内周側本体部14b,14b’の外周面と外周側本体部14c,14c’の内周面の双方に螺旋状溝部を形成し、これらの螺旋状溝部を突き合わせて螺旋状流路を形成するようにしてもよい。
以上の説明においては、螺旋状溝部14fと螺旋状溝部14gと螺旋状溝部14hの幅は同幅であり、それぞれ中心軸に沿った各位置で一定であるものとしたが他の態様であってもよい。例えば、流入部14iから流出部14jへ向けて漸次幅が短くなるようにしてもよい。例えば、流入部14iで幅20mmとし、流出部14jで幅12mmとし、流入部14iから流出部14jへ向けて一定の勾配で漸次幅が短くなるようにしてもよい。
このようにすることで、流入部14iから流出部14jへ向けて冷却水の流速が漸次速くなり、溝幅を一定とする場合に比べて流出部14jの近傍で奪う熱量を増加させることができる。
同様に、以上の説明においては、螺旋状溝部14oと螺旋状溝部14pと螺旋状溝部14qと螺旋状溝部14rの幅は同幅であり、それぞれ中心軸に沿った各位置で一定であるものとしたが他の態様であってもよい。例えば、流入部14sから流出部14tへ向けて漸次幅が短くなるようにしてもよい。例えば、流入部14sで幅20mmとし、流出部14tで幅12mmとし、流入部14sから流出部14tへ向けて一定の勾配で漸次幅が短くなるようにしてもよい。
このようにすることで、流入部14sから流出部14tへ向けて冷却水の流速が漸次速くなり、溝幅を一定とする場合に比べて流出部14tの近傍で奪う熱量を増加させることができる。
1 溶湯供給部
9 湯口ランナー
14 鋳込口ブッシュ
14a 内周面
14b 内周側本体部(第1部材)
14c 外周側本体部(第2部材)
14d 内周面
14e 外周面
14f,14g,14h 螺旋状溝部(螺旋状流路)
14i 流入部
14j 流出部
14k,14l 環状溝部
14m,14n Oリング(シール部材)
14o,14p,14q,14r 螺旋状溝部(螺旋状流路)
14s 流入部
14t 流出部
14u 環状溝部
14v Oリング
14w フランジ部
14x 締結ボルト
14y 取り外し穴
17 金型分流子
18 冷却水供給配管
19 冷却水戻り配管
21 溶湯供給口
22 冷却水供給配管(冷却媒体供給流路)
23 冷却水戻り配管(冷却媒体排出流路)
100 ダイカスト鋳造用金型(鋳造用金型)
X 軸線

Claims (7)

  1. 鋳造用金型内において対向して配置された金型分流子との間に湯口ランナーを形成するとともに内周面に沿ってプランジャチップが進退する鋳込口ブッシュであって、
    軸線に沿って水平方向に延びる円筒状に形成される本体部と、
    冷却媒体供給流路に接続される流入部と、
    冷却媒体排出流路に接続される流出部と、
    前記本体部の内部に形成され、前記軸線回りに複数回周回しながら前記流入部から前記流出部へ向けて冷却媒体を流通させる螺旋状流路と、を備え、
    前記流入部が前記流出部よりも前記金型分流子に近接した位置に設けられており、
    前記本体部の下半部において前記螺旋状流路の各周回部分が前記水平方向に沿って配置される間隔が、前記本体部の上半部において前記螺旋状流路の各周回部分が前記水平方向に沿って配置される間隔よりも短い鋳込口ブッシュ。
  2. 前記本体部の最下端部において前記螺旋状流路の各周回部分が前記水平方向に沿って配置される間隔が最も小さく、前記本体部の最上端部において前記螺旋状流路の各周回部分が前記水平方向に沿って配置される間隔が最も大きい請求項1に記載の鋳込口ブッシュ。
  3. 前記水平方向の前記金型分流子側から順に第1の前記螺旋状流路および第2の前記螺旋状流路が設けられている請求項1または請求項2に記載の鋳込口ブッシュ。
  4. 前記第1の螺旋状流路の前記水平方向の長さが前記第2の螺旋状流路の前記水平方向の長さよりも短い請求項3に記載の鋳込口ブッシュ。
  5. 前記本体部が、
    前記軸線に沿って進退するプランジャチップの外周面を収容する内周面を有する円筒状の第1部材と、
    前記第1部材の外周面と接触した状態で配置される内周面を有する円筒状の第2部材とを有し、
    前記第1部材の外周面には、前記軸線回りに複数回周回しながら前記流入部から前記流出部へ向けて延びる溝部が形成されており、
    前記螺旋状流路が、前記溝部と前記第2部材の内周面とによって画定される流路である請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の鋳込口ブッシュ。
  6. 前記第1部材の外周面に、前記溝部の前記軸線方向の端部を挟み込むように一対の環状溝部が前記軸線回りの周方向に沿って形成されており、
    前記一対の環状溝部に、一対の環状のシール部材が配置されている請求項5に記載の鋳込口ブッシュ。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の鋳込口ブッシュを備える鋳造用金型。
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