JP6002271B1 - 金型分流子およびそれを備えた鋳造用金型 - Google Patents

金型分流子およびそれを備えた鋳造用金型 Download PDF

Info

Publication number
JP6002271B1
JP6002271B1 JP2015075102A JP2015075102A JP6002271B1 JP 6002271 B1 JP6002271 B1 JP 6002271B1 JP 2015075102 A JP2015075102 A JP 2015075102A JP 2015075102 A JP2015075102 A JP 2015075102A JP 6002271 B1 JP6002271 B1 JP 6002271B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
space
mold
peripheral surface
main body
central axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015075102A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016193447A (ja
Inventor
柴田 清
清 柴田
由多可 滝口
由多可 滝口
Original Assignee
株式会社スグロ鉄工
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=57048547&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP6002271(B1) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by 株式会社スグロ鉄工 filed Critical 株式会社スグロ鉄工
Priority to JP2015075102A priority Critical patent/JP6002271B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6002271B1 publication Critical patent/JP6002271B1/ja
Publication of JP2016193447A publication Critical patent/JP2016193447A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Abstract

【課題】ビスケット部およびランナー部の各領域をそれぞれ略均等に冷却する。【解決手段】溶湯をビスケット部10からキャビティ部へ導くランナー部9が形成された本体ブロック31と、本体ブロック31に挿入されるセパレータ32とを備え、セパレータ32は、冷却水をビスケット部10と対向する第1空間S1の下方へ流入させる流入流路32bと、第1空間S1からセパレータ32の上部の第2空間S2へ導かれた冷却水を流出させる流出流路32dとを有し、ランナー部9を形成する外周面31aの軸線Xに対する第1傾斜角度θ1と第2空間S2を形成する本体ブロック31の内周面31bの軸線Xに対する第2傾斜角度θ2とが一致している金型分流子30を提供する。【選択図】図2

Description

本発明は、金型分流子およびそれを備えた鋳造用金型に関するものである。
従来、固定金型と可動金型との間に形成されるキャビティ部に溶湯を高圧で充填して鋳造を行うダイカスト鋳造用金型が知られている。ダイカスト鋳造用金型には、プランジャチップにより射出される溶湯をキャビティ部に導くための金型分流子が設けられている。
金型分流子は、プランジャチップとの間にビスケット部を形成するとともにビスケット部に射出された溶湯をキャビティ部へ導くランナー部を形成する。
ダイカスト鋳造においては、キャビティ部に溶湯が充填された後に冷却期間(型締め時間)を設け、キャビティ部内に充填された溶湯を冷却して固化させてから製品を取り出す。溶湯は、キャビティ部、ランナー部およびビスケット部に充填されているため、各部に充填された溶湯を確実に固化させてから製品を取り出す必要がある。
冷却期間(型締め時間)が短いほど単位時間あたりに製造される製品数が増加するが、冷却が十分でない状態で製品を金型から取り出すと、キャビティ部で固化した金属とランナー部で固化中の金属とが分断されてしまう不具合や、固化していないビスケット部の溶湯が破裂してしまう不具合が発生する可能性がある。
このような不具合を解決するために、ランナー部およびビスケット部に充填された溶湯の冷却を促進するために、内部に冷却水を流通させて表面温度を低下させるようにした金型分流子が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された金型分流子は、金型分流子の本体ブロック内に複数本の冷却穴を形成し、冷却穴に挿入される冷却水供給パイプから冷却水を流出させることにより金型分流子の本体ブロックを冷却するようにしたものである。
特開2014−69206号公報
特許文献1に開示された金型分流子は、冷却水供給パイプから流出した冷却水を冷却穴と冷却パイプの外周面との間を経由して排出させるものである。そのため、冷却穴の内部で乱流が発生する現象や、一部の領域に冷却水が停滞する現象が生じやすい。
また、ビスケット部に対向する金型分流子の前方壁は、複数の冷却穴によって部分的に冷却されるため、ビスケット部の各領域が均等に冷却されず、冷却されにくい領域が生じてしまう。
また、金型分流子の中心軸に沿って冷却穴が延びている一方でランナー部を形成する金型分流子の上壁部が中心軸に対して傾斜している。そのため、ランナー部に沿った各領域を均等に冷却することができない。
本発明は、以上の点を鑑みてなされたものであり、乱流や停滞を発生させることなく内部に冷却媒体を流通させるとともに、ビスケット部およびランナー部の各領域をそれぞれ略均等に冷却することを可能にした金型分流子およびそれを備えた鋳造用金型を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
本発明に係る金型分流子は、中心軸線に沿って移動して溶湯を射出するプランジャチップとの間にビスケット部を形成する金型分流子であって、それぞれ前記中心軸線に沿って略円錐台状に形成される外周面および内周面を有するとともに前記プランジャチップにより射出された溶湯を前記ビスケット部からキャビティ部へ導くランナー部が上部の前記外周面に形成された本体部と、前記中心軸線に沿って略円錐台状に形成されるとともに前記内周面に接触した状態で配置される冷却機構とを備え、前記冷却機構の先端部と前記本体部の前記内周面との間に前記ビスケット部と対向するとともに前記中心軸線に直交する断面が略円形の第1空間が形成され、前記冷却機構の上部に形成される溝部と前記本体部の前記内周面との間に前記第1空間と連通するとともに前記ランナー部と対向するように前記中心軸線に沿って延びる第2空間が形成され、前記冷却機構は、外部から流入した冷却媒体を前記第1空間の下方であって前記中心軸線よりも下方の領域へ流入させる流入流路と、前記第1空間から前記第2空間へ導かれた冷却媒体を外部へ流出させる流出流路とを有し、前記ランナー部を形成する前記外周面の前記中心軸線に対する第1傾斜角度と前記第2空間を形成する前記本体部の前記内周面の前記中心軸線に対する第2傾斜角度とが一致している。
本発明の一態様に係る金型分流子によれば、冷却機構の先端部と本体部の内周面との間にビスケット部と対向する第1空間が形成され、冷却機構の上部に形成される溝部と本体部の内周面との間に第1空間と連通するとともにランナー部と対向するように軸線に沿って延びる第2空間が形成される。
外部から流入した冷却媒体は、冷却機構が有する流入流路によって第1空間の下方へ流入し、ビスケット部の各領域を略均等に冷却しながら上方へ導かれる。
ビスケット部の各領域を均等に冷却した冷却媒体は、第1空間と連通する第2空間に導かれ、第2空間を通過して流出流路を経由して外部へ流出する。
ここで、ランナー部を形成する外周面の軸線に対する第1傾斜角度と第2空間を形成する本体部の内周面の軸線に対する第2傾斜角度とが一致している。そのため、本体部のランナー部を冷却する部分における径方向の厚さが、ランナー部が延びる軸線に沿って一定となり、ランナー部の各領域が冷却媒体によって略均等に冷却される。
また、本発明の一態様に係る金型分流子によれば、外部から流入流路を経由して第1空間の下方に流入した冷却媒体は、第1空間の上方から第2空間へ導かれるとともに流出流路を経由して外部へ流出する。
そのため、冷却穴および冷却水供給パイプを用いて冷却穴の内部に冷却媒体を流通させる方式に比べ、乱流や停滞を発生させることなく内部に冷却媒体を流通させることができる。
このように本発明の一態様に係る金型分流子によれば、乱流や停滞を発生させることなく内部に冷却媒体を流通させるとともに、ビスケット部およびランナー部の各領域をそれぞれ略均等に冷却することができる。
本発明の一態様に係る金型分流子においては、前記第2空間を形成する前記冷却機構の前記溝部の前記中心軸線に対する第3傾斜角度が、前記第1傾斜角度および前記第2傾斜角度と一致しているものであってもよい。
このようにすることで、本体部のランナー部を冷却する第2空間の各領域において、冷却機構の上部に形成される溝部と本体部の内周面との距離が一定となる。
そのため、第2空間を通過する冷却媒体が第2空間の中心軸線に沿った各領域で略均等な流速で流通し、ランナー部の中心軸線に沿った各領域が冷却媒体によって略均等に冷却される。
本発明の一態様に係る金型分流子において、前記第2空間を形成する前記冷却機構の前記溝部と前記本体部の前記内周面との距離が、前記中心軸線回りの周方向において一定であってもよい。
このようにすることで、本体部のランナー部を冷却する第2空間の周方向の各領域において、冷却機構の上部に形成される溝部と本体部の内周面との距離が一定となる。
そのため、第2空間を通過する冷却媒体が第2空間の周方向の各領域で略均等な流速で流通し、ランナー部の周方向の各領域が冷却媒体によって略均等に冷却される。
本発明の一態様に係る金型分流子においては、前記冷却機構の上部に前記中心軸線回りの周方向に間隔を空けて複数の前記溝部が形成され、該複数の溝部と前記本体部の前記内周面との間に複数の前記第2空間が形成されるものであってもよい。
このようにすることで、単一の溝部により単一の第2空間を形成する場合に比べ、第2空間の周方向の各位置における冷却媒体の流速の偏りを減少させることができる。
本発明の一態様に係る金型分流子においては、前記流出流路から流出する冷却媒体を外部へ流出させる流出口が前記本体部に形成され、前記流出流路は、前記中心軸線回りの周方向に沿って前記冷却機構の外周面に環状に形成されるとともに前記第2空間および前記流出口に連通した流路であるようにしてもよい。
このようにすることで、第1空間から第2空間へ流入した冷却媒体を中心軸線回りの周方向に沿って冷却機構の外周面に形成される流出流路に沿って流出口へ導くことができる。
本発明の一態様に係る金型分流子において、前記第1傾斜角度および前記第2傾斜角度は、3°以上かつ15°以下の範囲で設定されるようにしてもよい。
このようにすることで、ランナー部を形成する本体部の外周面の軸線に対する第1傾斜角度を型抜きに適した3°以上かつ15°以下の範囲の角度(勾配)にしつつ、ランナー部の各領域が冷却媒体によって略均等に冷却されるようにすることができる。
本発明の一態様に係る鋳造用金型は、上記のいずれかに記載の金型分流子を備えることを特徴とする。
このようにすることで、乱流や停滞を発生させることなく内部に冷却媒体を流通させるとともに、ビスケット部およびランナー部の各領域をそれぞれ略均等に冷却することを可能とした金型分流子を備える鋳造用金型を提供することができる。
本発明によれば、乱流や停滞を発生させることなく内部に冷却媒体を流通させるとともに、ビスケット部およびランナー部の各領域をそれぞれ略均等に冷却することを可能にした金型分流子およびそれを備えた鋳造用金型を提供することができる。
第1実施形態に係る金型分流子を備えるダイカスト金型を示す縦断面図である。 図1に示す金型分流子の縦断面図である。 図2に示す本体ブロックの正面図である。 図2に示すセパレータの正面図である。 図2に示す金型分流子のA−A矢視断面図である。 図2に示す金型分流子のB−B矢視断面図である。 第2実施形態に係る金型分流子の断面図である。 第3実施形態に係る金型分流子の縦断面図である。 図8に示す金型分流子のC−C矢視断面図である。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態のダイカスト鋳造用金型について、図面を参照して説明する。
図1に示す本実施形態のダイカスト鋳造用金型100(鋳造用金型)は、アルミニウム、亜鉛、またはマグネシウムの鋳造を行うための装置である。
図1に示すように、本実施形態のダイカスト鋳造用金型100は、溶湯供給部1と、固定金型2と、可動金型3と、固定プラテン4と、可動プラテン5と、固定金型キャビティ6と、可動金型キャビティ7と、押出し板15と、押出しピン16と、チルベント20とを備える。可動金型キャビティ7の一部として、金型分流子30が備わっている。
溶湯供給部1は、プランジャスリーブ12と、プランジャチップ13と、湯口スリーブ14とを備える。プランジャスリーブ12は、固定プラテン4に固定された略円筒状の部材である。プランジャスリーブ12の軸方向の中央部分には、溶湯の流路となる中空部が設けられている。プランジャスリーブ12の上方に設けられた溶湯供給口21から高温の溶湯が注入されるようになっている。
プランジャチップ13は、プランジャロッド13bを介して射出油圧シリンダ(図示略)に固定されるとともに、プランジャスリーブ12の内径と略同径の外径の外周面を備える略円柱状部材である。プランジャチップ13は、図1の13aに2点鎖線で示す位置からプランジャスリーブ12の内周面12aに沿って湯口スリーブ14の内部まで進退可能となっている。
湯口スリーブ14は、固定金型2に取り付けられた略円筒状の部材である。湯口スリーブ14と対向する位置に金型分流子30が配置されている。可動金型3が固定金型2に近接した図1に示す状態において、湯口スリーブ14と金型分流子30との間には、ランナー部9が形成される。
プランジャチップ13は、湯口スリーブ14の内周面14aに沿って進退可能となっている。
金型分流子30には、内部に形成されるセパレータ32(冷却機構)に冷却水(冷却媒体)を供給するための冷却水供給配管18と、セパレータ32に供給された冷却水を排出するための冷却水戻り配管19とが接続されている。金型分流子30の内部を冷却することにより、ランナー部9を通過する溶湯が冷却される。
また、湯口スリーブ14には、内部に形成される冷却穴(図示略)に冷却水を供給するための冷却水供給配管22と、冷却穴(図示略)に供給された冷却水を排出するための冷却水戻り配管23とが接続されている。
溶湯がプランジャスリーブ12の底部に注入された状態で、プランジャチップ13を溶湯供給口21の右方(符号13aで示す2点鎖線の位置)から湯口スリーブ14の内部(符号13で示す実線の位置)まで移動させる。これにより、プランジャスリーブ12内の溶湯がランナー部9を経由し、キャビティ部8およびチルベント20に導かれる。
ビスケット部10は、プランジャチップ13が金型分流子30に最も近接した状態で金型分流子30がプランジャチップ13との間に形成する領域を示している。
固定金型2は、固定プラテン4に固定された部材である。固定金型2に形成された凹所2aには、内部に溶湯が導かれる固定金型キャビティ6が収容されている。
可動金型3は、可動プラテン5に固定された部材である。可動金型3に形成された凹所3aには、可動金型キャビティ7が収容されている。可動金型3は、可動プラテン5に連結される油圧シリンダ等の駆動機構(図示略)によって、図1に示す固定金型2に近接した位置と、固定金型2から離間した位置(図示略)とが切り替えられる。
可動金型3と固定金型2とが近接した状態(図1参照)で、可動金型3と固定金型2との間にキャビティ部8が形成される。図1に示す状態でキャビティ部8に溶湯を導いて冷却することにより、キャビティ部8の形状に対応する製品が鋳造される。
押出し板15は、可動金型3の内部に配置されるとともに複数の押出しピン16が連結される板状部材である。押出し板15は、可動金型3が固定金型2から離間した状態で押出機構(図示略)によって鋳造された製品が固定金型2に近付く方向に押し出される。これにより、押出しピン16の先端がキャビティ部8によって形成された製品を押し出し、製品が可動金型キャビティ7から取り外される。
チルベント20は、キャビティ部8へ溶湯が導かれることによって押し出されるガスをダイカスト鋳造用金型100の外部へ放出するガス抜きをするために使用される金属部材である。
チルベント20は、固定金型2に固定される固定チルベント20aと、可動金型3に固定される可動チルベント20bとを備える。固定チルベント20aには吸引ポート20cが設けられている。
吸引ポート20cにはポンプ(図示略)が接続されている。ポンプによって吸引を行うことにより、固定チルベント20aと可動チルベント20bとの間に形成される間隙を介して、キャビティ部8内のガスを吸引してポンプへ導く。
次に、本実施形態の金型分流子30の構造について、図2から図6を参照して説明する。
図2に示すように、本実施形態の金型分流子30は、プランジャチップ13との間にビスケット部10を形成する本体ブロック31(本体部)と、本体ブロック31の内部に挿入されるセパレータ32とを備える。
図3の正面図に示すように、本体ブロック31は、それぞれ軸線Xに沿って略円錐台状に形成される外周面31aおよび内周面31bを有する部材である。本体ブロック31を形成する部材として、SKD61等の熱間工具鋼が好適に用いられる。
本体ブロック31の上部の外周面31aには、軸線Xに沿って移動するプランジャチップ13により射出された溶湯をビスケット部10からキャビティ部8へ導くランナー部9が形成されている。
本体ブロック31の下部には、冷却水供給配管18(図1参照)に接続されるとともに外周面31aから内周面31bへ向けて貫通する流入口31cが形成されている。
また、本体ブロック31の下部には、冷却水戻り配管19(図1参照)に接続されるとともに外周面31aから内周面31bへ向けて貫通する流出口31dが形成されている。
セパレータ32は、軸線Xに沿って略円錐台状に形成されるとともに本体ブロック31の内周面31bに接触した状態で配置される部材である。セパレータ32を形成する部材として、SUS303等のステンレス鋼が好適に用いられる。
図2の断面図および図4の正面図に示すように、セパレータ32は、本体ブロック31に形成された流入口31cに接続されるよう内部に形成された流入流路32bを有する。また、セパレータ32は、軸線X回りの周方向に沿ってセパレータ32の外周面に環状に形成される流出流路32dを有する。また、セパレータ32の上部には軸線Xに沿って延びる溝部32cが形成されている。
図2および図4に示すように、セパレータ32の後端側の外周面には、軸線X回りに延びる無端状の環状溝32eおよび環状溝32fが形成されている。
環状溝32eにはOリング32gが配置されている。環状溝32eに配置されたOリング32gと本体ブロック31の内周面31bが接触することにより、軸線X回りの全周に渡って冷却水の漏れを防止するシール領域が形成される。
同様に、環状溝32fにはOリング32hが配置されている。環状溝32fに配置されたOリング32hと本体ブロック31の内周面31bが接触することにより、軸線X回りの全周に渡って冷却水の漏れを防止するシール領域が形成される。
このシール領域は流入口31cと流出口31dとの間に形成される。そのため、流入口31cから流入する冷却水がセパレータ32の流入流路32bに導かれずにそのまま流出口31dへ導かれることが防止される。
図2に示すように、セパレータ32の先端部32aと、先端部32aに対向する本体ブロック31の内周面31bとの間には、軸線Xに直交する断面が略円形の第1空間S1が形成されている。第1空間S1は、ビスケット部10と対向するように配置されるとともに冷却水が流通する空間である。
図2に示すように、セパレータ32の溝部32cと本体ブロック31の内周面31bとの間にランナー部9と対向するように軸線Xに沿って延びる第2空間S2が形成されている。
図2に示すように第1空間S1の上方において、第1空間S1と第2空間S2とは連通した状態となっている。
セパレータ32が有する流入流路32bは、冷却水供給配管18(外部)から流入口31cを介して流入した冷却水を第1空間S1の下方へ流入させる。第1空間S1の下方へ流入した冷却水は、第1空間S1の上方へ導かれ、第2空間S2へ流入する。第2空間S2へ流入した冷却水は、金型分流子30の先端側(ビスケット部10側)から後端側に向けて導かれ、流出流路32dへ流入する。
図5(図2のA−A矢視断面図)に示すように、流出流路32dは、軸線X回りの周方向に沿って環状に形成されている。流出流路32dは、第1空間S1から第2空間S2へ導かれた冷却水を、図5に矢印で示す方向に沿って流出口31dへ導き、冷却水戻り配管19へ流出させる。
図2に示すように、ランナー部9を形成する外周面31aの軸線Yに対する傾斜角度は第1傾斜角度θ1となっている。軸線Yに対して第1傾斜角度θ1だけ傾斜させることにより、可動金型キャビティ7から製品を取り出す際に製品が傷つくことを防止することができる。
また、第2空間S2を形成する本体ブロック31の内周面31bの軸線Zに対する傾斜角度は第2傾斜角度θ2となっている。また、第2空間S2を形成するセパレータ32の溝部32cの軸線Zに対する傾斜角度は第3傾斜角度θ3となっている。
ここで、軸線Yおよび軸線Zは、金型分流子30およびプランジャチップ13の中心軸である軸線Xと平行な軸線となっている。
したがって、第1傾斜角度θ1は外周面31aの軸線Xに対する傾斜角度を示し、第2傾斜角度θ2は内周面31bの軸線Xに対する傾斜角度を示し、第3傾斜角度θ3は溝部32cの軸線Xに対する傾斜角度を示す。
そして、これら第1傾斜角度θ1、第2傾斜角度θ2および第3傾斜角度θ3は、それぞれ一致した同一角度となっている。同一角度として、具体的には3°以上かつ15°以下の範囲で設定するのが好ましい。
第1傾斜角度θ1と第2傾斜角度θ2を一致させることにより、本体ブロック31のランナー部9を冷却する部分における径方向(軸線Xに直交する方向)の厚さが、ランナー部9が延びる軸線Xに沿って一定(図2に示す距離D1)となる。
また、第2傾斜角度θ2と第3傾斜角度θ3を一致させることにより、本体ブロック31のランナー部9を冷却する第2空間S2の各領域において、セパレータ32の上部に形成される溝部32cと本体ブロック31の内周面31bとの距離が一定(図2に示す距離D2)となる。
また、図6(図2のB−B矢視断面図)に示すように、第2空間S2を形成するセパレータ32の溝部32cと本体ブロック31の内周面31bとの距離が、軸線X回りの周方向において一定(図6に示す距離D2)となっている。
このようにすることで、本体ブロック31のランナー部9を冷却する第2空間S2の周方向の各領域において、セパレータ32の上部に形成される溝部32cと本体ブロック31の内周面31bとの距離D2が一定となる。
以上説明した本実施形態の金型分流子30が奏する作用および効果について説明する。
本実施形態の金型分流子30によれば、セパレータ32の先端部32aと本体ブロック31の内周面31bとの間にビスケット部10と対向する第1空間S1が形成される。また、セパレータ32の上部に形成される溝部32cと本体ブロック31の内周面31bとの間に第1空間S1と連通するとともにランナー部9と対向するように軸線Xに沿って延びる第2空間S2が形成される。
冷却水供給配管18から流入した冷却水は、セパレータ32が有する流入流路32bによって第1空間S1の下方へ流入し、ビスケット部10の各領域を略均等に冷却しながら上方へ導かれる。
ビスケット部10の各領域を均等に冷却した冷却水は、第1空間S1と連通する第2空間S2に導かれ、第2空間S2を通過して流出流路32dを経由して冷却水戻り配管23へ流出する。
ここで、ランナー部9を形成する外周面31aの軸線Xに対する第1傾斜角度θ1と第2空間S2を形成する本体ブロックの内周面31bの軸線Xに対する第2傾斜角度θ2とが一致している。そのため、本体ブロック31のランナー部9を冷却する部分における径方向の厚さが、ランナー部9が延びる軸線Xに沿って一定(図2に示す距離D1)となり、ランナー部9の各領域が冷却水によって略均等に冷却される。
また、本実施形態の金型分流子30によれば、冷却水供給配管18から流入流路32bを経由して第1空間S1の下方に流入した冷却水は、第1空間S1の上方から第2空間S2へ導かれるとともに流出流路32dを経由して冷却水戻り配管19へ流出する。
そのため、冷却穴および冷却水供給パイプを用いて冷却穴の内部に冷却水を流通させる従来の方式に比べ、乱流や停滞を発生させることなく内部に冷却水を流通させることができる。
このように本実施形態の金型分流子30によれば、乱流や停滞を発生させることなく内部に冷却水を流通させるとともに、ビスケット部10およびランナー部9の各領域をそれぞれ略均等に冷却することができる。
また、本実施形態の金型分流子30は、第2空間S2を形成するセパレータ32の溝部32cの軸線Xに対する第3傾斜角度θ3が、第1傾斜角度θ1および第2傾斜角度θ2と一致している。
このようにすることで、本体ブロック31のランナー部9を冷却する第2空間S2の各領域において、セパレータ32の上部に形成される溝部32cと本体ブロック31の内周面31bとの距離が一定(図2に示す距離D2)となる。
そのため、第2空間S2を通過する冷却水が第2空間S2の軸線Xに沿った各領域で略均等な流速で流通し、ランナー部9の軸線Xに沿った各領域が冷却水によって略均等に冷却される。
本実施形態の金型分流子30においては、図6に示すように、第2空間S2を形成するセパレータ32の溝部32cと本体ブロック31の内周面31bとの距離D2が、軸線X回りの周方向において一定である。
このようにすることで、本体ブロック31のランナー部9を冷却する第2空間S2の周方向の各領域において、セパレータ32の上部に形成される溝部32cと本体ブロック31の内周面31bとの距離D2が一定となる。
そのため、第2空間S2を通過する冷却水が第2空間S2の周方向の各領域で略均等な流速で流通し、ランナー部9の周方向の各領域が冷却水によって略均等に冷却される。
本実施形態の金型分流子30においては、流出流路32dから流出する冷却水を冷却水戻り配管19へ流出させる流出口31dが本体ブロック31に形成されている。また、流出流路32dは、軸線X回りの周方向に沿ってセパレータ32の外周面に環状に形成されるとともに第2空間S2および流出口31dに連通した流路である。
このようにすることで、第1空間S1から第2空間S2へ流入した冷却水を軸線X回りの周方向に沿ってセパレータ32の外周面に形成される流出流路32dに沿って流出口31dへ導くことができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態に係るダイカスト鋳造用金型について、図7を参照して説明する。
なお、第2実施形態は第1実施形態の変形例であり、以下で特に説明する場合を除き、第1実施形態と同様であるものとし、以下での説明を省略する。
第1実施形態のダイカスト鋳造用金型は、セパレータ32に単一の溝部32cが形成され、溝部32cと本体ブロック31の内周面31bとの間に単一の第2空間S2が形成される金型分流子30を備えるものであった。
それに対して本実施形態のダイカスト鋳造用金型は、セパレータ32に複数の溝部32cが形成され、複数の溝部32cと本体ブロック31の内周面31bとの間に複数の第2空間S2が形成される金型分流子30’を備えるものである。
図7は、第2実施形態に係る金型分流子30’の断面図であり、第1実施形態に係る金型分流子30のB−B矢視断面図と同一の位置における断面図を示すものである。
本実施形態の金型分流子30’は、第1実施形態の金型分流子30に比べ、ランナー部9の軸線X回りの周方向の長さが長くなっている。この場合、ランナー部9の周方向の全領域を冷却できるようにセパレータ32に単一の溝部32cを形成すると、単一の第2空間S2の周方向の長さが長くなってしまう。
そうすると、単一の第2空間S2の周方向の各領域で冷却水の流速に偏りが生じ、ランナー部9を周方向に略均等に冷却することができなくなってしまう。
そこで、本実施形態では、図7に示すように、本実施形態の金型分流子30’は、セパレータ32の上部に軸線X回りの周方向に間隔を空けて3つの溝部32cを形成するようにした。これら3つの溝部32cと本体ブロック31の内周面31bとの間に3つの第2空間S2が形成される。
このようにすることで、単一の溝部32cにより単一の第2空間S2を形成する場合に比べ、第2空間S2の周方向の各位置における冷却水の流速の偏りを減少させることができる。
〔第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態に係るダイカスト鋳造用金型について、図8および図9を参照して説明する。
なお、第3実施形態は第2実施形態の変形例であり、以下で特に説明する場合を除き、第2実施形態と同様であるものとし、以下での説明を省略する。
第2実施形態のダイカスト鋳造用金型は、本体ブロック31に形成された流入口31cに連通するように流入流路32bを形成するとともに、本体ブロック31に形成された流出口31dに連通するように環状の流出流路32dを形成するものであった。
それに対して本実施形態のダイカスト鋳造用金型は、本体ブロック31に流入口31cおよび流出口31dを形成せず、それぞれ軸線Xに沿って延びる流入流路32bおよび流出流路32iをセパレータ32に形成するものである。
図8の縦断面図に示すように、本実施形態の金型分流子30”が備えるセパレータ32は、冷却水供給配管(図示略)に接続されるように軸線Xに沿って内部に形成された流入流路32bと、冷却水戻り配管(図示略)に接続されるように軸線Xに沿って内部に形成された流出流路32iとを有する。
流入流路32bは軸線Xに沿って流通する冷却水を第1空間S1の下方へ流入させる。図9(図8のC−C矢視断面図)に示すように、第1空間S1から3箇所の溝部32cに対応する3箇所の第2空間S2を経由して環状の流出流路32dへ流出した冷却水は、軸線X回りの3箇所からそれぞれ流出流路32iへ導かれ、流出流路32iから冷却水戻り配管(図示略)へ排出される。
図8および図9に示すように、環状の流出流路32dの下半部には、半円環状に形成される冷却駒32jが配置されている。冷却駒32jは、3箇所の溝部32cから流出流路32dへ流入した冷却水が流出流路32dの下半部に滞留することを防止するための部材である。
本実施形態の金型分流子30”は、冷却水供給配管(図示略)と冷却水戻り配管(図示略)とが図1に示すダイカスト鋳造用金型100よりも可動プラテン5側(図1中の左方)に設けられている場合に適している。この場合、金型分流子30”の本体ブロック31に冷却水供給配管に接続される流入口および冷却水戻り配管に接続される流出口を形成することなく、セパレータ32に形成さいた流入流路32bおよび流出流路32iによって冷却水を流通させることができる。
〔他の実施形態〕
以上の説明においては、金型分流子を冷却するための冷却媒体として冷却水を用いるものとしたが、他の態様であってもよい。例えば、水以外の液体または気体等の他の冷却媒体を用いるようにしてもよい。
以上の説明においては、金型分流子をダイカスト鋳造に用いられるダイカスト鋳造用金型100に用いる例を説明したが、他の態様であってもよい。例えば、重力鋳造や低圧鋳造など、ダイカスト鋳造以外の他の鋳造において用いられる鋳造用金型に適用してもよい。
1 溶湯供給部
2 固定金型
3 可動金型
8 キャビティ部
9 ランナー部
10 ビスケット部
12 プランジャスリーブ
13 プランジャチップ
14 湯口スリーブ
18 冷却水供給配管
19 冷却水戻り配管
21 溶湯供給口
22 冷却水供給配管
23 冷却水戻り配管
30,30’,30” 金型分流子
31 本体ブロック(本体部)
31a 外周面
31b 内周面
31c 流入口
31d 流出口
32 セパレータ(冷却機構)
32a 先端部
32b 流入流路
32c 溝部
32d 流出流路
32e,32f 環状溝
32g,32h Oリング
32i 流出流路
32j 冷却駒
100 ダイカスト鋳造用金型(鋳造用金型)
S1 第1空間
S2 第2空間
X,Y,Z 軸線
θ1 第1傾斜角度
θ2 第2傾斜角度
θ3 第3傾斜角度

Claims (7)

  1. 中心軸線に沿って移動して溶湯を射出するプランジャチップとの間にビスケット部を形成する金型分流子であって、
    それぞれ前記中心軸線に沿って略円錐台状に形成される外周面および内周面を有するとともに前記プランジャチップにより射出された溶湯を前記ビスケット部からキャビティ部へ導くランナー部が上部の前記外周面に形成された本体部と、
    前記中心軸線に沿って略円錐台状に形成されるとともに前記内周面に接触した状態で配置される冷却機構とを備え、
    前記冷却機構の先端部と前記本体部の前記内周面との間に前記ビスケット部と対向するとともに前記中心軸線に直交する断面が略円形の第1空間が形成され、
    前記冷却機構の上部に形成される溝部と前記本体部の前記内周面との間に前記第1空間と連通するとともに前記ランナー部と対向するように前記中心軸線に沿って延びる第2空間が形成され、
    前記冷却機構は、外部から流入した冷却媒体を前記第1空間の下方であって前記中心軸線よりも下方の領域へ流入させる流入流路と、前記第1空間から前記第2空間へ導かれた冷却媒体を外部へ流出させる流出流路とを有し、
    前記ランナー部を形成する前記外周面の前記中心軸線に対する第1傾斜角度と前記第2空間を形成する前記本体部の前記内周面の前記中心軸線に対する第2傾斜角度とが一致している金型分流子。
  2. 前記第2空間を形成する前記冷却機構の前記溝部の前記中心軸線に対する第3傾斜角度が、前記第1傾斜角度および前記第2傾斜角度と一致している請求項1に記載の金型分流子。
  3. 前記第2空間を形成する前記冷却機構の前記溝部と前記本体部の前記内周面との距離が、前記中心軸線回りの周方向において一定である請求項1または請求項2に記載の金型分流子。
  4. 前記冷却機構の上部に前記中心軸線回りの周方向に間隔を空けて複数の前記溝部が形成され、
    該複数の溝部と前記本体部の前記内周面との間に複数の前記第2空間が形成される請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の金型分流子。
  5. 前記流出流路から流出する冷却媒体を外部へ流出させる流出口が前記本体部に形成され、
    前記流出流路は、前記中心軸線回りの周方向に沿って前記冷却機構の外周面に環状に形成されるとともに前記第2空間および前記流出口に連通した流路である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の金型分流子。
  6. 前記第1傾斜角度および前記第2傾斜角度は、3°以上かつ15°以下の範囲で設定される請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の金型分流子。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の金型分流子を備える鋳造用金型。
JP2015075102A 2015-04-01 2015-04-01 金型分流子およびそれを備えた鋳造用金型 Expired - Fee Related JP6002271B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015075102A JP6002271B1 (ja) 2015-04-01 2015-04-01 金型分流子およびそれを備えた鋳造用金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015075102A JP6002271B1 (ja) 2015-04-01 2015-04-01 金型分流子およびそれを備えた鋳造用金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6002271B1 true JP6002271B1 (ja) 2016-10-05
JP2016193447A JP2016193447A (ja) 2016-11-17

Family

ID=57048547

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015075102A Expired - Fee Related JP6002271B1 (ja) 2015-04-01 2015-04-01 金型分流子およびそれを備えた鋳造用金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6002271B1 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018187661A (ja) * 2017-05-10 2018-11-29 株式会社ワンロード ダイカスト鋳造用金型機構
CN109014131A (zh) * 2018-09-30 2018-12-18 广州市型腔模具制造有限公司 一种高效的分流锥冷却结构
CN110538967A (zh) * 2019-09-11 2019-12-06 浙江今飞摩轮有限公司 分流锥及铸造模具
CN114714588A (zh) * 2022-03-14 2022-07-08 浙江凯华模具有限公司 一种模具用的穿插保护机构
CN117564248A (zh) * 2024-01-16 2024-02-20 成都卫达机械制造有限公司 一种多通球管一体压铸成型流道及模具
CN117620125A (zh) * 2024-01-25 2024-03-01 成都卫达机械制造有限公司 一种球管压铸件生产工艺
CN109014131B (zh) * 2018-09-30 2024-06-04 广州市型腔模具制造有限公司 一种高效的分流锥冷却结构

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007275989A (ja) * 2006-03-17 2007-10-25 Koide Seisakusho:Kk 調温型
JP2010075939A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Honda Motor Co Ltd ダイカスト金型

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007275989A (ja) * 2006-03-17 2007-10-25 Koide Seisakusho:Kk 調温型
JP2010075939A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Honda Motor Co Ltd ダイカスト金型

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018187661A (ja) * 2017-05-10 2018-11-29 株式会社ワンロード ダイカスト鋳造用金型機構
CN109014131A (zh) * 2018-09-30 2018-12-18 广州市型腔模具制造有限公司 一种高效的分流锥冷却结构
CN109014131B (zh) * 2018-09-30 2024-06-04 广州市型腔模具制造有限公司 一种高效的分流锥冷却结构
CN110538967A (zh) * 2019-09-11 2019-12-06 浙江今飞摩轮有限公司 分流锥及铸造模具
CN114714588A (zh) * 2022-03-14 2022-07-08 浙江凯华模具有限公司 一种模具用的穿插保护机构
CN114714588B (zh) * 2022-03-14 2024-03-01 浙江凯华模具有限公司 一种模具用的穿插保护机构
CN117564248A (zh) * 2024-01-16 2024-02-20 成都卫达机械制造有限公司 一种多通球管一体压铸成型流道及模具
CN117564248B (zh) * 2024-01-16 2024-04-05 成都卫达机械制造有限公司 一种多通球管一体压铸成型流道的充型方法
CN117620125A (zh) * 2024-01-25 2024-03-01 成都卫达机械制造有限公司 一种球管压铸件生产工艺
CN117620125B (zh) * 2024-01-25 2024-04-05 成都卫达机械制造有限公司 一种球管压铸件生产工艺

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016193447A (ja) 2016-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6002271B1 (ja) 金型分流子およびそれを備えた鋳造用金型
US8490676B2 (en) Multi-cavity mold
US10442125B2 (en) Injection mold, molding tool comprising the mold and methods of use thereof
CN105855504A (zh) 一种冷却效果好的压铸机料筒
JP2014128828A (ja) 湯口スリーブ
JP2010075939A (ja) ダイカスト金型
US20050274483A1 (en) Runner cooling block for die casting systems
US7971628B2 (en) Method and apparatus for die casting of parts
EP3175966A1 (en) Air-cooled sprue bush for mold
RU2697294C1 (ru) Система сопла для литья под давлением
JP2008137022A (ja) 金型分流子及びその冷却構造
CN102126010A (zh) 铸造方法
KR101743944B1 (ko) 금형 냉각 장치
US8251692B2 (en) Sprue bushing for use in an injection mold
JP5774640B2 (ja) 鋳造用金型
JP5841197B1 (ja) 湯口スリーブおよびそれを備えた鋳造用金型
KR101083436B1 (ko) 다이캐스팅 금형 플런저용 냉각기
US11351708B2 (en) Injection moulding tool
CZ20014562A3 (cs) Zařízení pro kontinuální horizontální odlévání kovu vstřikováním
JP6485712B2 (ja) ダイカスト鋳造用金型機構
JP6006839B1 (ja) 金型冷却パイプ、金型冷却装置、金型冷却構造、および金型
JP5917644B2 (ja) プランジャチップおよび射出装置
JP6232096B2 (ja) 鋳込口ブッシュおよびそれを備えた鋳造用金型
JP2008272796A (ja) 金型、成形品の製造方法、および成形品
CN220387852U (zh) 一种右曲轴箱体模具

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160823

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160902

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6002271

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees