JP2014128828A - 湯口スリーブ - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却効率に優れ、スタンプおよび湯口ランナーに接触する溶湯を瞬時に固めることができるとともに、鋳造品質の向上を図ることができる湯口スリーブを提供すること。
【解決手段】鋳造用金型内において対向して配置された金型分流子17との間に湯口ランナー9を形成する湯口スリーブ114であって、先端部にて底部を有する冷却媒体用通路を形成する有底穴とされた冷却穴192が、軸方向に沿って複数本設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、金型への湯口となるとともに、スタンプおよび湯口ランナーを形成する湯口スリーブ(単に「スリーブ」、あるいは「ゲートスリーブ」ともいう。)に関するものである。
金型への湯口となるとともに、スタンプおよび湯口ランナーを形成する湯口スリーブとしては、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。
特開2011−25303号公報
ここで、上記特許文献1に記載された発明では、(プランジャ)スリーブ41には冷却媒体を流通させる流路が周方向に沿って設けられているが、湯口スリーブ6には冷却媒体を流通させる流路が設けられていない。そのため、上記特許文献1に記載された発明では、スタンプおよび湯口ランナーに接触する溶湯を冷却・凝固させるのに時間がかかり、上記特許文献1に記載された発明には、鋳造サイクルタイムが長くなってしまうといった問題点があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、冷却効率に優れ、スタンプおよび湯口ランナーに接触する溶湯を瞬時に固めることができるとともに、鋳造品質の向上を図ることができる湯口スリーブを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
本発明に係る湯口スリーブは、鋳造用金型内において対向して配置された金型分流子との間に湯口ランナーを形成する湯口スリーブであって、先端部にて底部を有する冷却媒体用通路を形成する有底穴とされた冷却穴が、軸方向に沿って複数本設けられていることを特徴とする。
本発明に係る湯口スリーブによれば、その内側(内部)に、水等の冷却媒体を流通させるための流路が軸方向に沿って複数本設けられているので、当該湯口スリーブの熱が十分に奪われて、当該湯口スリーブが十分に冷却されることになる。
これにより、スタンプおよび湯口ランナーに接触する溶湯を瞬時に固めることができるとともに、鋳造品質の向上を図ることができる。
上記湯口スリーブにおいて、前記冷却穴が、前記湯口ランナーの近傍で密となり、それ以外のところで疎となるように配置されているとさらに好適である。
このような湯口スリーブによれば、熱的負荷の最も高い湯口ランナーの近傍が、効率よく、かつ、確実に冷却されることになる。
これにより、湯口ランナーに接触する溶湯を瞬時に、かつ、確実に固めることができるとともに、鋳造品質をさらに向上させることができる。
上記湯口スリーブにおいて、前記冷却穴の内部に密着するようにして収容されて、その内部に、先端部にて底部を有する冷却媒体用通路を形成する、金属からなる内筒が、前記冷却穴のそれぞれに対して設けられているとさらに好適である。
このような湯口スリーブによれば、冷却穴の内側(内部)には、金属からなる内筒が密着するようにして収容されているので、当該湯口スリーブの肉厚方向に貫通する亀裂や割れが発生した場合でも、当該湯口スリーブの内側(内部)を流通する水等の冷却媒体が当該湯口スリーブの外側に漏れ出してしまうことを防止することができる。
上記湯口スリーブにおいて、前記金属は、ステンレス鋼であるとさらに好適である。
このような湯口スリーブによれば、内筒の内表面に発生する錆や、内筒の内表面に付着するカルキやスケールが抑制されることになる。その結果、当該湯口スリーブの冷却効率を長期間にわたって維持することができ、当該湯口スリーブの信頼性を向上させることができる。
本発明に係る鋳造用金型は、上記いずれかの湯口スリーブを具備している。
本発明に係る鋳造用金型によれば、冷却効率に優れ、スタンプおよび湯口ランナーに接触する溶湯を瞬時に固めることができるとともに、鋳造品質の向上を図ることができる湯口スリーブを具備していることになる。
これにより、鋳造用金型の生産性能および信頼性を向上させることができるとともに、キュアタイムおよび鋳造サイクルタイムを短縮させることができる。
本発明に係る湯口スリーブによれば、冷却効率に優れ、スタンプおよび湯口ランナーに接触する溶湯を瞬時に固めることができるとともに、鋳造品質の向上を図ることができるという効果を奏する。
本発明の第1実施形態に係る湯口スリーブを具備したダイカスト金型の概略の構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る湯口スリーブの断面図である。 本発明の第1実施形態に係る湯口スリーブを図2のIII−III矢視線に沿って見た断面図である。 本発明の第1実施形態に係る湯口スリーブを図2のIV−IV矢視線に沿って見た断面図である。 本発明の第2実施形態に係る湯口スリーブを具備したダイカスト金型の概略の構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る湯口スリーブの断面図である。 本発明の第2実施形態に係る湯口スリーブを図6のVII−VII矢視線に沿って見た断面図である。 本発明の第2実施形態に係る湯口スリーブを図6のVIII−VIII矢視線に沿って見た断面図である。 本発明の第3実施形態に係る湯口スリーブを具備したダイカスト金型の概略の構成を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る湯口スリーブの断面図である。 本発明の第3実施形態に係る湯口スリーブを図10のXI−XI矢視線に沿って見た断面図である。 本発明の第3実施形態に係る湯口スリーブを図10のXII−XII矢視線に沿って見た断面図である。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態に係る湯口スリーブについて、図1から図4を参照しながら説明する。
本実施形態に係る湯口スリーブは、例えば、図1に示すような高圧鋳造を行うダイカスト金型(鋳造用金型)101に適用されるものである。
また、図1中の符号2は固定金型、符号3は可動金型、符号4は固定プラテン、符号5は可動プラテン、符号6は固定金型キャビティ、符号7は可動金型キャビティ、符号8はキャビティ、符号9は湯口ランナー、符号10はスタンプ、符号11は溶湯供給部、符号12はプランジャスリーブ、符号13はプランジャチップ、符号114は湯口スリーブ、符号15は押出し板、符号16は押出しピン、符号17は金型分流子、符号18は冷却水供給配管、符号19は冷却水戻り配管、符号20はチルベント、符号21は溶湯供給口である。
図1から図4のいずれか一図に示すように、湯口スリーブ114は、固定金型2に設けられた凹所133内に収容されている。
湯口スリーブ114は、中空円筒状の部材であり、径方向における中央部には、溶湯の流路(湯道)となる中空部141が軸方向に沿って設けられている。
なお、この中空部141は、プランジャスリーブ12の径方向における中央部に軸方向に沿って設けられた、溶湯の流路(湯道)となる中空部42と連通するとともに、中空部42の内径と同じ内径を有している。
そして、溶湯供給口21を介して中空部141,42に供給された溶湯は、プランジャチップ13に押されてスタンプ10、湯口ランナー9、キャビティ8、およびチルベント20に導かれる。
湯口スリーブ114の内部には、湯口スリーブ114の基端側(プランジャスリーブ12と対向する側)の底面から周方向に沿って4本の流路143,144,145,146が穿設されている。(第1の)流路143および(第2の)流路144は、湯口スリーブ114の長手方向軸線と直交する同一平面上に位置しており、(第3の)流路145および(第4の)流路146は、流路143,144よりも湯口スリーブ114の先端側(金型分流子17と対向する側)に位置して、湯口スリーブ114の長手方向軸線と直交する同一平面上に位置している。
流路143は、湯口スリーブ114の底部(下部)における外周面から湯口スリーブ114の横方向(幅方向)に沿って穿設された(第1の)穴147と、湯口スリーブ114の底部(下部)における外周面から湯口スリーブ114の縦方向(高さ方向)に沿って穿設された(第2の)穴148と、湯口スリーブ114の頂部(上部)における外周面から湯口スリーブ114の横方向(幅方向)に沿って穿設された(第3の)穴149と、湯口スリーブ114の底部と頂部との間に位置する中央部における外周面から、穴147と穴148とを連通するようにして斜め下方向に向かって穿設された(第4の)穴150と、湯口スリーブ114の底部と頂部との間に位置する中央部における外周面から、穴148と穴149とを連通するようにして斜め上方向に向かって穿設された(第5の)穴151と、を備えている。
穴147,148,149,150,151の基端部の内周面には、(閉塞:止水)プラグ152の外周面に設けられた雄ねじ部(図示せず)と螺合する雌ねじ部153が設けられており、穴147,148,149,150,151の基端部はそれぞれ、プラグ152によって塞がれている。
また、湯口スリーブ114の底部には、穴147と連通する(第6の)穴154が湯口スリーブ114の底部における外周面から湯口スリーブ114の縦方向に沿って穿設されており、穴154の内周面には、(第1の)冷却水供給配管155の下流端に設けられた雄ねじ部(図示せず)と螺合する雌ねじ部156が設けられている。
流路144は、湯口スリーブ114の底部(下部)における外周面から湯口スリーブ114の横方向(幅方向)に沿って穿設された(第1の)穴157と、湯口スリーブ114の底部(下部)における外周面から湯口スリーブ114の縦方向(高さ方向)に沿って穿設された(第2の)穴158と、湯口スリーブ114の頂部(上部)における外周面から湯口スリーブ114の横方向(幅方向)に沿って穿設された(第3の)穴159と、湯口スリーブ114の底部と頂部との間に位置する中央部における外周面から、穴157と穴158とを連通するようにして斜め下方向に向かって穿設された(第4の)穴160と、湯口スリーブ114の底部と頂部との間に位置する中央部における外周面から、穴158と穴159とを連通するようにして斜め上方向に向かって穿設された(第5の)穴161と、を備えている。
穴157,158,159,160,161の基端部の内周面には、(閉塞:止水)プラグ162の外周面に設けられた雄ねじ部(図示せず)と螺合する雌ねじ部163が設けられており、穴157,158,159,160,161の基端部はそれぞれ、プラグ162によって塞がれている。
また、湯口スリーブ114の底部には、穴157と連通する(第6の)穴164が湯口スリーブ114の底部における外周面から湯口スリーブ114の縦方向に沿って穿設されており、穴164の内周面には、(第2の)冷却水供給配管165の下流端に設けられた雄ねじ部(図示せず)と螺合する雌ねじ部166が設けられている。
ここで、流路143,144は、各流路143,144に対応する2本の冷却水供給配管155,165を介して湯口スリーブ114の底部から導かれた(供給された)冷却水を、周方向に沿って流通させて、後述する下穴191に導く(分配する)、断面視八角形状の流路である。また、流路143と流路144とは連通しておらず、それぞれ独立した流路を形成している。
流路145は、湯口スリーブ114の底部(下部)における外周面から湯口スリーブ114の横方向(幅方向)に沿って穿設された(第1の)穴167と、湯口スリーブ114の底部(下部)における外周面から湯口スリーブ114の縦方向(高さ方向)に沿って穿設された(第2の)穴168と、湯口スリーブ114の頂部(上部)における外周面から湯口スリーブ114の横方向(幅方向)に沿って穿設された(第3の)穴169と、湯口スリーブ114の底部と頂部との間に位置する中央部における外周面から、穴167と穴168とを連通するようにして斜め下方向に向かって穿設された(第4の)穴170と、湯口スリーブ114の底部と頂部との間に位置する中央部における外周面から、穴168と穴169とを連通するようにして斜め上方向に向かって穿設された(第5の)穴171と、を備えている。
穴167,168,169,170,171の基端部の内周面には、(閉塞:止水)プラグ172の外周面に設けられた雄ねじ部(図示せず)と螺合する雌ねじ部173が設けられており、穴167,168,169,170,171の基端部はそれぞれ、プラグ172によって塞がれている。
また、湯口スリーブ114の底部には、穴167と連通する(第6の)穴174が湯口スリーブ114の底部における外周面から湯口スリーブ114の縦方向に沿って穿設されており、穴174の内周面には、(第1の)冷却水戻り配管175の下流端に設けられた雄ねじ部(図示せず)と螺合する雌ねじ部176が設けられている。
流路146は、湯口スリーブ114の底部(下部)における外周面から湯口スリーブ114の横方向(幅方向)に沿って穿設された(第1の)穴177と、湯口スリーブ114の底部(下部)における外周面から湯口スリーブ114の縦方向(高さ方向)に沿って穿設された(第2の)穴178と、湯口スリーブ114の頂部(上部)における外周面から湯口スリーブ114の横方向(幅方向)に沿って穿設された(第3の)穴179と、湯口スリーブ114の底部と頂部との間に位置する中央部における外周面から、穴177と穴178とを連通するようにして斜め下方向に向かって穿設された(第4の)穴180と、湯口スリーブ114の底部と頂部との間に位置する中央部における外周面から、穴178と穴179とを連通するようにして斜め上方向に向かって穿設された(第5の)穴181と、を備えている。
穴177,178,179,180,181の基端部の内周面には、(閉塞:止水)プラグ182の外周面に設けられた雄ねじ部(図示せず)と螺合する雌ねじ部183が設けられており、穴177,178,179,180,181の基端部はそれぞれ、プラグ182によって塞がれている。
また、湯口スリーブ114の底部には、穴177と連通する(第6の)穴184が湯口スリーブ114の底部における外周面から湯口スリーブ114の縦方向に沿って穿設されており、穴184の内周面には、(第2の)冷却水戻り配管185の下流端に設けられた雄ねじ部(図示せず)と螺合する雌ねじ部186が設けられている。
ここで、流路145,146は、後述する冷却穴192から導かれた(排出された)冷却水を、周方向に沿って流通させて、湯口スリーブ114の底部に接続された、各流路145,146に対応する2本の冷却水戻り配管175,185に導く(向かわせる)、断面視八角形状の流路である。また、流路145と流路146とは連通しておらず、それぞれ独立した流路を形成している。
湯口スリーブ114の内部には、湯口スリーブ114の基端側(プランジャスリーブ12と対向する側)の端面から軸方向(長手方向軸線)に沿って穿設された下穴191、およびこの下穴191の底面から軸方向に沿って穿設された冷却穴(有底穴)192が、周方向に沿って所定の間隔をあけて11本設けられている。
下穴191は、冷却穴192を穿設したり、冷却穴192の基端部の内周面に雌ねじ部193を切ったり、後述する冷却水供給パイプ(冷却媒体供給)194を取り付けたり取り外したりする際に用いられる穴である。また、下穴191の基端部の内周面には、(閉塞:止水)プラグ195の外周面に設けられた雄ねじ部(図示せず)と螺合する雌ねじ部196が設けられている。
冷却水供給パイプ194は、冷却穴192に挿通(収容)されて冷却穴192内に冷却水を導く(供給する)パイプであり、基端部にはイン六角ねじ197が取り付けられている。イン六角ねじ197の外周面には、雌ねじ部193と螺合する雄ねじ部(図示せず)が設けられている。
イン六角ねじ197には、六角レンチの先端部が挿入される平面視六角形の六角穴198と、軸方向に延在して六角穴198と連通する軸方向孔部(入水孔部)199が形成されている。冷却水供給パイプ194の基端部は、イン六角ねじ197の軸方向孔部199内に挿入されており、軸方向孔部199は、冷却水供給パイプ194の内部空間と連通している。冷却水供給パイプ194とイン六角ねじ197とは、ろう付けによって固定されている。
先端部にて底部を有する有底穴とされた冷却穴192は、その先端が湯口スリーブ114の先端側(金型分流子17と対向する側)の端面から5mm〜15mmのところに位置するようにして設けられている。また、冷却穴192の内周面(内側面)にはそれぞれ、例えば、厚さ0.1mm〜0.7mm(より好ましくは、0.1mm)のステンレス(例えば、SUS303、SUS304、SUS316、SUS321、SUS347)製で、かつ、先端部にて底部を有する図示しない内筒(ブッシュ)の外周面(外側面)が密着した状態で取り付けられている。
つぎに、冷却水供給配管155を介して湯口スリーブ114内に導かれた冷却水が、冷却水戻り配管175を介して湯口スリーブ114外に排出されるまでの冷却水の流れ(経路)を説明する。
冷却水供給配管155を介して湯口スリーブ114内に導かれた冷却水は、流路143を介して下穴191内に流入し、イン六角ねじ197の軸方向孔部199内に導かれる。
イン六角ねじ197の軸方向孔部199内に導かれた冷却水は、冷却水供給パイプ194の内部空間に流入し、冷却水供給パイプ194の先端から内筒の底部に衝突した後に流れの向きが反転させられて、冷却水供給パイプ194の外周面(外側面)と、内筒の内周面(内側面)との間を通って流路145に導かれる。
そして、流路145に導かれた冷却水は、冷却水戻り配管175を介して湯口スリーブ114外に排出される。
つづいて、冷却水供給配管165を介して湯口スリーブ114内に導かれた冷却水が、冷却水戻り配管185を介して湯口スリーブ114外に排出されるまでの冷却水の流れ(経路)を説明する。
冷却水供給配管165を介して湯口スリーブ114内に導かれた冷却水は、流路144を介して下穴191内に流入し、イン六角ねじ197の軸方向孔部199内に導かれる。
イン六角ねじ197の軸方向孔部199内に導かれた冷却水は、冷却水供給パイプ194の内部空間に流入し、冷却水供給パイプ194の先端から内筒の底部に衝突した後に流れの向きが反転させられて、冷却水供給パイプ194の外周面(外側面)と、内筒の内周面(内側面)との間を通って流路146に導かれる。
そして、流路146に導かれた冷却水は、冷却水戻り配管185を介して湯口スリーブ114外に排出される。
本実施形態に係る湯口スリーブ114によれば、その内側(内部)に、水等の冷却媒体を流通させるための冷却穴(流路)192が軸方向に沿って複数本設けられているので、当該湯口スリーブ114の熱が十分に奪われて、当該湯口スリーブ114が十分に冷却されることになる。
これにより、スタンプ10および湯口ランナー9に接触する溶湯を瞬時に固めることができるとともに、鋳造品質の向上を図ることができる。
また、本実施形態に係る湯口スリーブ114によれば、冷却穴192が、湯口ランナー9の近傍で密となり、それ以外のところで疎となるように配置されている(図3および図4参照)ので、熱的負荷の最も高い湯口ランナー9の近傍が、効率よく、かつ、確実に冷却されることになる。
これにより、湯口ランナー9に接触する溶湯を瞬時に、かつ、確実に固めることができるとともに、鋳造品質をさらに向上させることができる。
さらに、本実施形態に係る湯口スリーブ114によれば、冷却穴192の内側(内部)にはそれぞれ、金属からなる内筒が密着するようにして収容されているので、当該湯口スリーブ114の肉厚方向に貫通する亀裂や割れが発生した場合でも、当該湯口スリーブ114の内側(内部)を流通する水等の冷却媒体が当該湯口スリーブ114の外側に漏れ出してしまうことを防止することができる。
さらにまた、内筒がステンレス鋼で作られているとさらに好適であり、その場合には、内筒の内表面に発生する錆や、内筒の内表面に付着するカルキやスケールが抑制されることになる。その結果、当該湯口スリーブ114の冷却効率を長期間にわたって維持することができ、当該湯口スリーブ114の信頼性を向上させることができる。
本発明に係る鋳造用金型101によれば、冷却効率に優れ、スタンプ10および湯口ランナー9に接触する溶湯を瞬時に固めることができるとともに、鋳造品質の向上を図ることができる湯口スリーブ114を具備していることになる。
これにより、鋳造用金型101の生産性能および信頼性を向上させることができるとともに、キュアタイムおよび鋳造サイクルタイムを短縮させることができる。
〔第2実施形態〕
本発明の第2実施形態に係る湯口スリーブについて、図5から図8を参照しながら説明する。
本実施形態に係る湯口スリーブは、例えば、図5に示すような高圧鋳造を行うダイカスト金型(鋳造用金型)201に適用されるものである。
また、図1中の符号2は固定金型、符号3は可動金型、符号4は固定プラテン、符号5は可動プラテン、符号6は固定金型キャビティ、符号7は可動金型キャビティ、符号8はキャビティ、符号9は湯口ランナー、符号10はスタンプ、符号11は溶湯供給部、符号12はプランジャスリーブ、符号13はプランジャチップ、符号214は湯口スリーブ、符号15は押出し板、符号16は押出しピン、符号17は金型分流子、符号18は冷却水供給配管、符号19は冷却水戻り配管、符号20はチルベント、符号21は溶湯供給口である。
図5から図8のいずれか一図に示すように、湯口スリーブ214は、固定金型2に設けられた凹所233内に収容されている。
湯口スリーブ214は、先端部230と、内筒231および外筒232を有する本体部233と、を備え、固定金型2に設けられた凹所234内に収容されている。
図9から図12のいずれか一図に示すように、内筒231は、中空円筒状の部材であり、径方向における中央部には、溶湯の流路(湯道)となる中空部241が軸方向に沿って設けられている。
なお、この中空部241は、プランジャスリーブ12の径方向における中央部に軸方向に沿って設けられた、溶湯の流路(湯道)となる中空部42と連通するとともに、中空部42の内径と同じ内径を有している。
そして、溶湯供給口21を介して中空部241,42に供給された溶湯は、プランジャチップ13に押されてスタンプ10、湯口ランナー9、キャビティ8、およびチルベント20に導かれる。
先端部230の内部には、先端部230の基端側(本体部233と対向する側)の底面から周方向に沿って4本の流路243,244,245,246が穿設されている。(第1の)流路243および(第2の)流路244は、先端部230の長手方向軸線と直交する同一平面上に位置しており、(第3の)流路245および(第4の)流路246は、流路243,244よりも先端部230の先端側(金型分流子17と対向する側)に位置して、先端部230の長手方向軸線と直交する同一平面上に位置している。
流路243は、先端部230の底部(下部)における外周面から先端部230の横方向(幅方向)に沿って穿設された(第1の)穴247と、先端部230の底部(下部)における外周面から先端部230の縦方向(高さ方向)に沿って穿設された(第2の)穴248と、先端部230の頂部(上部)における外周面から先端部230の横方向(幅方向)に沿って穿設された(第3の)穴249と、先端部230の底部と頂部との間に位置する中央部における外周面から、穴247と穴248とを連通するようにして斜め下方向に向かって穿設された(第4の)穴250と、先端部230の底部と頂部との間に位置する中央部における外周面から、穴248と穴249とを連通するようにして斜め上方向に向かって穿設された(第5の)穴251と、を備えている。
穴247,248,249,250,251の基端部の内周面には、(閉塞:止水)プラグ252の外周面に設けられた雄ねじ部(図示せず)と螺合する雌ねじ部253が設けられており、穴247,248,249,250,251の基端部はそれぞれ、プラグ252によって塞がれている。
また、先端部230の底部には、穴247と連通する(第6の)穴254が先端部230の底部における外周面から先端部230の縦方向に沿って穿設されており、穴254の内周面には、(第1の)冷却水供給配管255の下流端に設けられた雄ねじ部(図示せず)と螺合する雌ねじ部256が設けられている。
流路244は、先端部230の底部(下部)における外周面から先端部230の横方向(幅方向)に沿って穿設された(第1の)穴257と、先端部230の底部(下部)における外周面から先端部230の縦方向(高さ方向)に沿って穿設された(第2の)穴258と、先端部230の頂部(上部)における外周面から先端部230の横方向(幅方向)に沿って穿設された(第3の)穴259と、先端部230の底部と頂部との間に位置する中央部における外周面から、穴257と穴258とを連通するようにして斜め下方向に向かって穿設された(第4の)穴260と、先端部230の底部と頂部との間に位置する中央部における外周面から、穴258と穴259とを連通するようにして斜め上方向に向かって穿設された(第5の)穴261と、を備えている。
穴257,258,259,260,261の基端部の内周面には、(閉塞:止水)プラグ262の外周面に設けられた雄ねじ部(図示せず)と螺合する雌ねじ部263が設けられており、穴257,258,259,260,261の基端部はそれぞれ、プラグ262によって塞がれている。
また、先端部230の底部には、穴257と連通する(第6の)穴264が先端部230の底部における外周面から先端部230の縦方向に沿って穿設されており、穴264の内周面には、(第2の)冷却水供給配管265の下流端に設けられた雄ねじ部(図示せず)と螺合する雌ねじ部266が設けられている。
ここで、流路243,244は、各流路243,244に対応する2本の冷却水供給配管255,265を介して先端部230の底部から導かれた(供給された)冷却水を、周方向に沿って流通させて、後述する下穴291に導く(分配する)、断面視八角形状の流路である。また、流路243と流路244とは連通しておらず、それぞれ独立した流路を形成している。
流路245は、先端部230の底部(下部)における外周面から先端部230の横方向(幅方向)に沿って穿設された(第1の)穴267と、先端部230の底部(下部)における外周面から先端部230の縦方向(高さ方向)に沿って穿設された(第2の)穴268と、先端部230の頂部(上部)における外周面から先端部230の横方向(幅方向)に沿って穿設された(第3の)穴269と、先端部230の底部と頂部との間に位置する中央部における外周面から、穴267と穴268とを連通するようにして斜め下方向に向かって穿設された(第4の)穴270と、先端部230の底部と頂部との間に位置する中央部における外周面から、穴268と穴269とを連通するようにして斜め上方向に向かって穿設された(第5の)穴271と、を備えている。
穴267,268,269,270,271の基端部の内周面には、(閉塞:止水)プラグ272の外周面に設けられた雄ねじ部(図示せず)と螺合する雌ねじ部273が設けられており、穴267,268,269,270,271の基端部はそれぞれ、プラグ272によって塞がれている。
また、先端部230の底部には、穴267と連通する(第6の)穴274が先端部230の底部における外周面から先端部230の縦方向に沿って穿設されており、穴274の内周面には、(第1の)冷却水戻り配管275の下流端に設けられた雄ねじ部(図示せず)と螺合する雌ねじ部276が設けられている。
流路246は、先端部230の底部(下部)における外周面から先端部230の横方向(幅方向)に沿って穿設された(第1の)穴277と、先端部230の底部(下部)における外周面から先端部230の縦方向(高さ方向)に沿って穿設された(第2の)穴278と、先端部230の頂部(上部)における外周面から先端部230の横方向(幅方向)に沿って穿設された(第3の)穴279と、先端部230の底部と頂部との間に位置する中央部における外周面から、穴277と穴278とを連通するようにして斜め下方向に向かって穿設された(第4の)穴280と、先端部230の底部と頂部との間に位置する中央部における外周面から、穴278と穴279とを連通するようにして斜め上方向に向かって穿設された(第5の)穴281と、を備えている。
穴277,278,279,280,281の基端部の内周面には、(閉塞:止水)プラグ282の外周面に設けられた雄ねじ部(図示せず)と螺合する雌ねじ部283が設けられており、穴277,278,279,280,281の基端部はそれぞれ、プラグ282によって塞がれている。
また、先端部230の底部には、穴277と連通する(第6の)穴284が先端部230の底部における外周面から先端部230の縦方向に沿って穿設されており、穴284の内周面には、(第2の)冷却水戻り配管285の下流端に設けられた雄ねじ部(図示せず)と螺合する雌ねじ部286が設けられている。
ここで、流路245,246は、後述する冷却穴292から導かれた(排出された)冷却水を、周方向に沿って流通させて、先端部230の底部に接続された、各流路245,246に対応する2本の冷却水戻り配管275,285に導く(向かわせる)、断面視八角形状の流路である。また、流路245と流路246とは連通しておらず、それぞれ独立した流路を形成している。
先端部230の内部には、先端部230の基端側(本体部233と対向する側)の端面から軸方向(長手方向軸線)に沿って穿設された下穴291、およびこの下穴291の底面から軸方向に沿って穿設された冷却穴(有底穴)292が、周方向に沿って所定の間隔をあけて11本設けられている。
下穴291は、冷却穴292を穿設したり、冷却穴292の基端部の内周面に雌ねじ部293を切ったり、後述する冷却水供給パイプ(冷却媒体供給)294を取り付けたり取り外したりする際に用いられる穴である。また、下穴291の基端部の内周面には、(閉塞:止水)プラグ295の外周面に設けられた雄ねじ部(図示せず)と螺合する雌ねじ部296が設けられている。
冷却水供給パイプ294は、冷却穴292に挿通(収容)されて冷却穴292内に冷却水を導く(供給する)パイプであり、基端部にはイン六角ねじ297が取り付けられている。イン六角ねじ297の外周面には、雌ねじ部293と螺合する雄ねじ部(図示せず)が設けられている。
イン六角ねじ297には、六角レンチの先端部が挿入される平面視六角形の六角穴298と、軸方向に延在して六角穴298と連通する軸方向孔部(入水孔部)299が形成されている。冷却水供給パイプ294の基端部は、イン六角ねじ297の軸方向孔部299内に挿入されており、軸方向孔部299は、冷却水供給パイプ294の内部空間と連通している。冷却水供給パイプ294とイン六角ねじ298とは、ろう付けによって固定されている。
先端部にて底部を有する有底穴とされた冷却穴292は、その先端が先端部230の先端側(金型分流子17と対向する側)の端面から5mm〜15mmのところに位置するようにして設けられている。また、冷却穴292の内周面(内側面)にはそれぞれ、例えば、厚さ0.1mm〜0.7mm(より好ましくは、0.1mm)のステンレス(例えば、SUS303、SUS304、SUS316、SUS321、SUS347)製で、かつ、先端部にて底部を有する図示しない内筒(ブッシュ)の外周面(外側面)が密着した状態で取り付けられている。
本体部233を構成する内筒231および外筒232はそれぞれ、後述する第3実施形態の湯口スリーブ14を構成する内筒31および外筒32と同じ構成を有するもの、あるいは、後述する第3実施形態の湯口スリーブ14を構成する内筒31から、符号46,51,61〜71で示すものをなくし、内筒31の頂部のところで軸方向に沿って延びて周溝45と周溝47とを連通する軸溝(切り欠き)を備えたものとされている。
なお、図5中の符号53,54はそれぞれ、図9および図10に示す冷却水供給配管53、冷却水戻り配管54と同じものを示している。
つぎに、冷却水供給配管255を介して湯口スリーブ214の先端部230内に導かれた冷却水が、冷却水戻り配管275を介して湯口スリーブ214の先端部230外に排出されるまでの冷却水の流れ(経路)を説明する。
冷却水供給配管255を介して湯口スリーブ214の先端部230内に導かれた冷却水は、流路243を介して下穴291内に流入し、イン六角ねじ297の軸方向孔部299内に導かれる。
イン六角ねじ297の軸方向孔部299内に導かれた冷却水は、冷却水供給パイプ294の内部空間に流入し、冷却水供給パイプ294の先端から内筒の底部に衝突した後に流れの向きが反転させられて、冷却水供給パイプ294の外周面(外側面)と、内筒の内周面(内側面)との間を通って流路245に導かれる。
そして、流路245に導かれた冷却水は、冷却水戻り配管275を介して湯口スリーブ214の先端部230外に排出される。
つづいて、冷却水供給配管265を介して湯口スリーブ214の先端部230内に導かれた冷却水が、冷却水戻り配管285を介して湯口スリーブ214の先端部230外に排出されるまでの冷却水の流れ(経路)を説明する。
冷却水供給配管265を介して湯口スリーブ214の先端部230内に導かれた冷却水は、流路244を介して下穴291内に流入し、イン六角ねじ297の軸方向孔部299内に導かれる。
イン六角ねじ297の軸方向孔部299内に導かれた冷却水は、冷却水供給パイプ294の内部空間に流入し、冷却水供給パイプ294の先端から内筒の底部に衝突した後に流れの向きが反転させられて、冷却水供給パイプ294の外周面(外側面)と、内筒の内周面(内側面)との間を通って流路246に導かれる。
そして、流路246に導かれた冷却水は、冷却水戻り配管285を介して湯口スリーブ214の先端部230外に排出される。
本実施形態に係る先端部230を備えた湯口スリーブ214によれば、その内側(内部)に、水等の冷却媒体を流通させるための冷却穴(流路)292が軸方向に沿って複数本設けられているので、当該湯口スリーブ214の熱が十分に奪われて、当該湯口スリーブ214が十分に冷却されることになる。
これにより、スタンプ10および湯口ランナー9に接触する溶湯を瞬時に固めることができるとともに、鋳造品質の向上を図ることができる。
また、本実施形態に係る湯口スリーブ214によれば、冷却穴292が、湯口ランナー9の近傍で密となり、それ以外のところで疎となるように配置されている(図7および図8参照)ので、熱的負荷の最も高い湯口ランナー9の近傍が、効率よく、かつ、確実に冷却されることになる。
これにより、湯口ランナー9に接触する溶湯を瞬時に、かつ、確実に固めることができるとともに、鋳造品質をさらに向上させることができる。
さらに、本実施形態に係る湯口スリーブ214によれば、冷却穴292の内側(内部)にはそれぞれ、金属からなる内筒が密着するようにして収容されているので、当該湯口スリーブ214の肉厚方向に貫通する亀裂や割れが発生した場合でも、当該湯口スリーブ214の内側(内部)を流通する水等の冷却媒体が当該湯口スリーブ214の外側に漏れ出してしまうことを防止することができる。
さらにまた、内筒がステンレス鋼で作られているとさらに好適であり、その場合には、内筒の内表面に発生する錆や、内筒の内表面に付着するカルキやスケールが抑制されることになる。その結果、当該湯口スリーブ214の冷却効率を長期間にわたって維持することができ、当該湯口スリーブ214の信頼性を向上させることができる。
本発明に係る鋳造用金型201によれば、冷却効率に優れ、スタンプ10および湯口ランナー9に接触する溶湯を瞬時に固めることができるとともに、鋳造品質の向上を図ることができる湯口スリーブ214を具備していることになる。
これにより、鋳造用金型201の生産性能および信頼性を向上させることができるとともに、キュアタイムおよび鋳造サイクルタイムを短縮させることができる。
〔第3実施形態〕
本発明の第3実施形態に係る湯口スリーブについて、図9から図12を参照しながら説明する。
本実施形態に係る湯口スリーブは、例えば、図9に示すような高圧鋳造を行うダイカスト金型(鋳造用金型)1に適用されるものである。
また、図9中の符号2は固定金型、符号3は可動金型、符号4は固定プラテン、符号5は可動プラテン、符号6は固定金型キャビティ、符号7は可動金型キャビティ、符号8はキャビティ、符号9は湯口ランナー、符号10はスタンプ、符号11は溶湯供給部、符号12はプランジャスリーブ、符号13はプランジャチップ、符号14は湯口スリーブ、符号15は押出し板、符号16は押出しピン、符号17は金型分流子、符号18は冷却水供給配管、符号19は冷却水戻り配管、符号20はチルベント、符号21は溶湯供給口である。
図9に示すように、湯口スリーブ14は、内筒31と、外筒32と、を備え、固定金型2に設けられた凹所33内に収容されている。
図9から図12のいずれか一図に示すように、内筒31は、中空円筒状の部材であり、径方向における中央部には、溶湯の流路(湯道)となる中空部41が軸方向に沿って設けられている。
なお、この中空部41は、プランジャスリーブ12の径方向における中央部に軸方向に沿って設けられた、溶湯の流路(湯道)となる中空部42と連通するとともに、中空部42の内径と同じ内径を有している。
そして、溶湯供給口21を介して中空部41,42に供給された溶湯は、プランジャチップ13に押されてスタンプ10、湯口ランナー9、キャビティ8、およびチルベント20に導かれる。
内筒31の外周面(すなわち、外筒32の内周面と対向する面)31aには、周方向に沿って連続する6本の周溝43,44,45,46,47,48が軸方向に沿って、所定の間隔をあけて設けられている。
本実施形態では、湯口スリーブ14の先端側(金型分流子17と対向する側)から(第1の)周溝43、(第2の)周溝44、(第3の)周溝45、(第4の)周溝46、(第5の)周溝47、(第6の)周溝48とされ、周溝43,44,46,48内にはそれぞれ、Oリング49,50,51,52が配置されている。
周溝47は、2本の冷却水供給配管53を介して湯口スリーブ14の底部から導かれた(供給された)冷却水を、周方向に沿って流通させて、後述する連通穴61に導く(分配する)リング状の流路であり、周溝45は、後述する連通穴62を介して導かれた(排出された)冷却水を、周方向に沿って流通させて、湯口スリーブ14の底部に接続された2本の冷却水戻り配管54に導く(向かわせる)リング状の流路である。
内筒31の内部には、内筒31の基端側(プランジャスリーブ12と対向する側)の端面から軸方向に沿って穿設された下穴63、およびこの下穴63の底面から軸方向に沿って穿設された冷却穴(有底穴)64が、周方向に沿って所定の間隔をあけて12本設けられている。
下穴63は、冷却穴64を穿設したり、冷却穴64の基端部の内周面に雌ねじ部65を切ったり、後述する冷却水供給パイプ(冷却媒体供給)66を取り付けたり取り外したりする際に用いられる穴である。また、下穴63の基端部の内周面には、(閉塞:止水)プラグ67の外周面に設けられた雄ねじ部(図示せず)と螺合する雌ねじ部68が設けられている。
冷却水供給パイプ66は、冷却穴64に挿通(収容)されて冷却穴64内に冷却水を導く(供給する)パイプであり、基端部にはイン六角ねじ69が取り付けられている。イン六角ねじ69の外周面には、雌ねじ部65と螺合する雄ねじ部(図示せず)が設けられている。
イン六角ねじ69には、六角レンチの先端部が挿入される平面視六角形の六角穴70と、軸方向に延在して六角穴70と連通する軸方向孔部(入水孔部)71が形成されている。冷却水供給パイプ66の基端部は、イン六角ねじ69の軸方向孔部71内に挿入されており、軸方向孔部71は、冷却水供給パイプ66の内部空間と連通している。冷却水供給パイプ66とイン六角ねじ69とは、ろう付けによって固定されている。
先端部にて底部を有する有底穴とされた冷却穴64は、その先端が内筒31の先端側(金型分流子17と対向する側)の端面から5mm〜15mmのところに位置するようにして設けられている。また、冷却穴64の内周面(内側面)にはそれぞれ、例えば、厚さ0.1mm〜0.7mm(より好ましくは、0.1mm)のステンレス(例えば、SUS303、SUS304、SUS316、SUS321、SUS347)製で、かつ、先端部にて底部を有する図示しない内筒(ブッシュ)の外周面(外側面)が密着した状態で取り付けられている。
外筒32は、内筒31の外周面31aと接するようにして形成された内周面32aを有する中空円筒状の部材であり、底部には、肉厚(板厚)方向に貫通するとともに、周溝47と連通する貫通穴72が周方向に沿って2個設けられており、肉厚(板厚)方向に貫通するとともに、周溝45と連通する貫通穴73が周方向に沿って2個設けられている。
貫通穴72の内周面には、冷却水供給配管53の下流端に設けられた雄ねじ部と螺合する雌ねじ部74が設けられており、貫通穴73の内周面には、冷却水戻り配管55の上流端に設けられた雄ねじ部と螺合する雌ねじ部75が設けられている。
そして、内筒31と外筒32とは、内筒31の基端部に設けられたフランジ部76を軸方向に沿って貫通する貫通穴77に挿通されるとともに、外筒32の基端部に設けられたボルト穴78にねじ込まれる複数本(本実施形態では4本)のボルト79を介して結合される。
つぎに、冷却水供給配管53を介して湯口スリーブ14内に導かれた冷却水が、冷却水戻り配管54を介して湯口スリーブ14外に排出されるまでの冷却水の流れ(経路)を説明する。
冷却水供給配管53を介して湯口スリーブ14内に導かれた冷却水は、周溝47を介して下穴63内に流入し、イン六角ねじ69の軸方向孔部71内に導かれる。
イン六角ねじ69の軸方向孔部71内に導かれた冷却水は、冷却水供給パイプ66の内部空間に流入し、冷却水供給パイプ66の先端から内筒の底部に衝突した後に流れの向きが反転させられて、冷却水供給パイプ66の外周面(外側面)と、内筒の内周面(内側面)との間を通って周溝45に導かれる。
そして、周溝45に導かれた冷却水は、冷却水戻り配管54を介して湯口スリーブ14外に排出される。
本実施形態に係る湯口スリーブ14によれば、その内側(内部)に、水等の冷却媒体を流通させるための冷却穴(流路)64が軸方向に沿って複数本設けられているので、当該湯口スリーブ14の熱が十分に奪われて、当該湯口スリーブ14が十分に冷却されることになる。
これにより、スタンプ10および湯口ランナー9に接触する溶湯を瞬時に固めることができるとともに、鋳造品質の向上を図ることができる。
また、本実施形態に係る湯口スリーブ14によれば、冷却穴64の内側(内部)にはそれぞれ、金属からなる内筒が密着するようにして収容されているので、当該湯口スリーブ14の肉厚方向に貫通する亀裂や割れが発生した場合でも、当該湯口スリーブ14の内側(内部)を流通する水等の冷却媒体が当該湯口スリーブ14の外側に漏れ出してしまうことを防止することができる。
さらにまた、内筒がステンレス鋼で作られているとさらに好適であり、その場合には、内筒の内表面に発生する錆や、内筒の内表面に付着するカルキやスケールが抑制されることになる。その結果、当該湯口スリーブ14の冷却効率を長期間にわたって維持することができ、当該湯口スリーブ14の信頼性を向上させることができる。
本発明に係る鋳造用金型1によれば、冷却効率に優れ、スタンプ10および湯口ランナー9に接触する溶湯を瞬時に固めることができるとともに、鋳造品質の向上を図ることができる湯口スリーブ14を具備していることになる。
これにより、鋳造用金型1の生産性能および信頼性を向上させることができるとともに、キュアタイムおよび鋳造サイクルタイムを短縮させることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
例えば、上述した第1実施形態および第2実施形態では、冷却穴192,292が、湯口ランナー9の近傍で密となり、それ以外のところで疎となるように配置されている、すなわち、湯口スリーブ114、先端部230の頂部で密となり、それ以外のところで疎となるように配置されている。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、第3実施形態のところで説明した冷却穴64のように、周方向に沿って等間隔に配置させることもできる。
一方、上述した第3実施形態では、冷却穴64が、周方向に沿って等間隔に配置されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、第1実施形態および第2実施形態のところで説明した冷却穴192,292のように、湯口ランナー9の近傍で密となり、それ以外のところで疎となるように配置させることもできる。
また、冷却穴64,192,292の内側(内部)に密着するようにして収容される内筒は必須の構成要素ではない。
さらに、上述した実施形態では、内筒として、ステンレスから作られたものを一具体例として挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他の金属(銅、真鍮、ダイス鋼(SKD61)等)から作られたものであってもよい。
さらにまた、上述した実施形態では、湯口スリーブ14,114,214をダイカスト鋳造において用いられるダイカスト金型1,101,201に適用したものを一具体例として挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他の鋳造(例えば、重力鋳造法、低圧鋳造)において用いられる鋳造用金型にも適用することができる。
さらにまた、上述した実施形態では、冷却媒体として冷却水を一具体例として挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、水以外の液体または気体であってもよい。
1 ダイカスト金型(鋳造用金型)
9 湯口ランナー
14 湯口スリーブ
17 金型分流子
64 冷却穴
101 ダイカスト金型(鋳造用金型)
114 湯口スリーブ
192 冷却穴
201 ダイカスト金型(鋳造用金型)
214 湯口スリーブ
292 冷却穴
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
本発明に係る湯口スリーブは、鋳造用金型内において対向して配置された金型分流子との間に湯口ランナーを形成する湯口スリーブであって、該湯口スリーブの軸方向に沿って配置され、先端部にて底部を有する冷却媒体用通路を形成する有底穴とされた冷却穴と、該複数の冷却穴のそれぞれに収容され、該冷却穴の内部に冷却媒体を導く複数の冷却媒体供給パイプと、冷却媒体供給配管から供給される前記冷却媒体を、前記複数の冷却媒体供給パイプのそれぞれに分配する分配流路と、該分配流路によって前記複数の冷却媒体供給パイプのそれぞれに分配され、該複数の冷却穴のそれぞれから排出される前記冷却媒体を冷却媒体戻り配管に導く排出流路とを備えることを特徴とする。
上記湯口スリーブにおいて、前記複数の冷却穴の配置間隔が、第1位置における前記配置間隔よりも第2位置における前記配置間隔の方が密であり、前記第2位置が前記第1位置よりも前記湯口ランナーに近いとさらに好適である。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
本発明に係る湯口スリーブは、鋳造用金型内において対向して配置された金型分流子との間に湯口ランナーを形成する湯口スリーブであって、該湯口スリーブの軸方向に沿って穿設されるとともに該湯口スリーブの周方向に沿って所定の間隔を空けて配置され、先端部にて底部を有する冷却媒体用通路を形成する有底穴とされた冷却穴と、該複数の冷却穴のそれぞれに収容され、該冷却穴の内部に冷却媒体を導く複数の冷却媒体供給パイプと、冷却媒体供給配管から供給される前記冷却媒体を、前記複数の冷却媒体供給パイプのそれぞれに分配する分配流路と、該分配流路によって前記複数の冷却媒体供給パイプのそれぞれに分配され、該複数の冷却穴のそれぞれから排出される前記冷却媒体を冷却媒体戻り配管に導く排出流路とを備え、前記分配流路は、互いに連通していない第1分配流路および第2分配流路とを備え、前記第1分配流路および前記第2分配流路は、それぞれ前記湯口スリーブの周方向に沿って前記冷却媒体を前記湯口ランナーに近付く方向に前記冷却媒体を流通させる流路であり、前記排出流路は、互いに連通していない第1排出流路および第2排出流路とを備え、前記第1排出流路および前記第2排出流路は、それぞれ前記湯口スリーブの周方向に沿って前記冷却媒体を前記湯口ランナーから遠ざかる方向に前記冷却媒体を流通させる流路であり、前記第1分配流路を流通した前記冷却媒体は、該第1分配流路上の複数の位置で前記冷却水供給パイプにより前記冷却穴の内部に導かれ、該冷却穴から前記第1排出流路上の複数の位置に排出され、該第1排出流路から前記冷却水戻り配管に導かれ、前記第2分配流路を流通した前記冷却媒体は、該第2分配流路上の複数の位置で前記冷却水供給パイプにより前記冷却穴の内部に導かれ、該冷却穴から前記第2排出流路上の複数の位置に排出され、該前記第2排出流路から前記冷却水戻り配管に導かれることを特徴とする。

Claims (5)

  1. 鋳造用金型内において対向して配置された金型分流子との間に湯口ランナーを形成する湯口スリーブであって、
    先端部にて底部を有する冷却媒体用通路を形成する有底穴とされた冷却穴が、軸方向に沿って複数本設けられていることを特徴とする湯口スリーブ。
  2. 前記冷却穴が、前記湯口ランナーの近傍で密となり、それ以外のところで疎となるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の湯口スリーブ。
  3. 前記冷却穴の内部に密着するようにして収容されて、その内部に、先端部にて底部を有する冷却媒体用通路を形成する、金属からなる内筒が、前記冷却穴のそれぞれに対して設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の湯口スリーブ。
  4. 前記金属は、ステンレス鋼であることを特徴とする請求項3に記載の湯口スリーブ。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の湯口スリーブを具備していることを特徴とする鋳造用金型。
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