JP6232005B2 - 鞍乗り型車両のマフラーカバー構造 - Google Patents

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本発明は、鞍乗り型車両のマフラーカバー構造に関する。
従来技術として、エンジンの排気管が接続されるマフラーの前端部が運転者が足を乗せるメインステップの近傍に配置されるとともに、マフラーを外側から覆うマフラーカバーが設けられる鞍乗り型車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−235055号公報
ところで、上記従来の鞍乗り型車両のように、メインステップとマフラーとが互いに近くに配置されている場合、マフラーをマフラーカバーで覆いつつ、運転者の足の移動スペースを確保するとともに、必要以上に足が車両の内側に入らないようにすることが望まれる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、鞍乗り型車両のマフラーカバー構造において、マフラーをマフラーカバーで覆いつつ、運転者の足の移動スペースを確保するとともに、必要以上に足が車両の内側に入ることを防止できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、車体フレーム(5)と、当該車体フレーム(5)に搭載されるエンジン(10)と、当該エンジン(10)から延びる排気管(26)とを備え、当該排気管(26)の後端(26a)はマフラー(27)の前端部(27a)と接続され、運転者が足(F)を乗せるメインステップ(20)の近傍に前記マフラー(27)の前記前端部(27a)が配置されるとともに、前記マフラー(27)の上部を覆うマフラーカバー(41)が設けられる鞍乗り型車両のマフラーカバー構造において、前記マフラーカバー(41)は、前記メインステップ(20)の近傍で車幅方向に延びるステップ逃げ部(75)と、当該ステップ逃げ部(75)の車幅方向内側で上方に延びる側壁(76)と、当該側壁(76)の車幅方向内側で車幅方向に延びる上壁(80)とを備え、前記側壁(76)は、少なくとも一部が、前記メインステップ(20)を保持するステップ保持部(30)よりも車幅方向の内側に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、マフラーカバーは、メインステップの近傍で車幅方向に延びるステップ逃げ部と、ステップ逃げ部の車幅方向内側で上方に延びる側壁と、側壁の車幅方向内側で車幅方向に延びる上壁とを備え、側壁は、少なくとも一部が、メインステップを保持するステップ保持部よりも車幅方向の内側に配置されている。これにより、メインステップの近傍で車幅方向に延びるステップ逃げ部によって運転者の足の移動スペースを確保できるとともに、ステップ逃げ部の車幅方向内側で上方に延びる側壁によって車幅方向内側への運転者の足の移動を規制して必要以上に足が車両の内側に入ることを防止できる。さらに、側壁の車幅方向内側で車幅方向に延びる上壁によってマフラーを上方から覆ってマフラーカバーとしての機能を確保できるとともに、マフラーカバーの剛性を向上できる。
また、本発明は、前記ステップ逃げ部(75)は平面で形成されており、前記側壁(76)は、側面視で一部が前記メインステップ(20)よりも上方に位置することを特徴とする。
本発明によれば、ステップ逃げ部は平面で形成されているため、足の形状に合わせて逃げの大きさを確保でき、足の移動スペースを最大限確保できる。また、側壁は、側面視で一部がメインステップよりも上方に位置し、運転者の足の高さ位置に近くなるため、メインステップ上に置かれた運転者の足の車幅方向の位置を側壁によって効果的に規制できる。
また、本発明は、前記ステップ逃げ部(75)の後部に位置し、車幅方向に延びるように設けられる後壁(78)と、前記側壁(76)とが一体に形成されることを特徴とする。
本発明によれば、ステップ逃げ部の後部に位置し、車幅方向に平行な面に面するように設けられる後壁によって、運転者の足の後部を規制でき、足が必要以上に後方に移動することを防止できる。また、車幅方向に延びるように設けられる後壁と側壁とが一体に形成されるため、マフラーカバーの剛性を効果的に向上できる。
さらに、前記マフラーカバー(41)の上部には、前記後壁(78)の外側縁から後方に延びる後側側壁(79)と、前記後壁(78)の上縁から後方に延びる後側上壁(81)とを備え、前記後壁(78)、前記後側側壁(79)及び前記後側上壁(81)は、一体となって上方に突出する中空の凸部(82)を形成することを特徴とする。
本発明によれば、マフラーカバーの上部には、後壁の外側縁から後方に延びる後側側壁と、後壁の上縁から後方に延びる後側上壁とを備え、後壁、後側側壁及び後側上壁は、一体となって上方に突出する中空の凸部を形成するため、凸部の立体的形状によってマフラーカバーの剛性を向上できるとともに、凸部の空間にマフラーの一部を配置できる。
また、本発明は、前記マフラー(27)は、前部の細管部(48)と後部の太管部(49)とを備え、前記細管部(48)の上方に前記ステップ逃げ部(75)が配置され、前記ステップ逃げ部(75)と前記細管部(48)の上面との間は離間していることを特徴とする。
本発明によれば、マフラーは、前部の細管部と後部の太管部とを備え、細管部の上方にステップ逃げ部が配置され、ステップ逃げ部と細管部の上面との間は離間しているため、ステップ逃げ部のサイズを大きくできるとともに、空間による断熱効果により、マフラーカバーへの熱の伝達を抑制することができる。
また、本発明は、前記マフラー(27)は、前側から排気を取り込む導入通路(44)を前記細管部(48)に備え、当該マフラー(27)の排気を導出する導出通路(46)を前記太管部(49)に備え、前記太管部(49)の前方に位置する前壁部(50)は、前記導出通路(46)を前方に延長した前方延長線(L)上に位置することを特徴とする。
本発明によれば、マフラーは、前側から排気を取り込む導入通路を細管部に備え、マフラーの排気を導出する導出通路を太管部に備え、太管部の前壁部は、導出通路を前方に延長した前方延長線上に位置する。このため、前壁部の後方のスペースに必要管長を確保して導出通路を配置できるとともに、ステップ逃げ部を配置するスペースを前壁部の前側に確保できる。
また、本発明は、側面視で、前記上壁(80)の最上部(80a)と前記マフラーカバー(41)の前端部との間は、直線状に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、側面視で、上壁の最上部とマフラーカバーの前端部との間は、直線状に形成されているため、マフラーカバーの形状をシンプルにでき、マフラーカバーの加工が容易であるとともに、直線的なデザインにより外観性を向上できる。
さらに、本発明は、側面視において、前記上壁(81)と前記ステップ逃げ部(75)とは、非平行であり、互いの間隔が車両前方に向かって先細るように形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、側面視において、上壁とステップ逃げ部とは、互いの間隔が車両前方に向かって先細るように形成されているため、上壁及びステップ逃げ部の上下方向のサイズを前部でコンパクトに形成できるとともに、上壁及びステップ逃げ部の剛性を前部で効果的に向上できる。
また、本発明は、前記マフラーカバー(41)は、当該マフラーカバー(41)の前端(41a)が後端(41d)よりも車幅方向内側に位置するように配置され、前記マフラーカバー(41)の前記前端(41a)は、前記メインステップ(20)の足乗せ部(20a)よりも車幅方向の内側に位置することを特徴とする。
本発明によれば、マフラーカバーは、マフラーカバーの前端が後端よりも車幅方向内側に位置するように配置され、マフラーカバーの前端は、メインステップの足乗せ部よりも車幅方向の内側に位置する。このため、車幅方向においてステップ逃げ部が足乗せ部に重なる範囲を大きく確保できるとともに、マフラーカバーをコンパクトに配置できる。
請求項1の発明によれば、ステップ逃げ部によって運転者の足の移動スペースを確保できるとともに、側壁によって車幅方向内側への運転者の足の移動を規制して必要以上に足が車両の内側に入ることを防止できる。さらに、上壁によってマフラーを上方から覆ってマフラーカバーとしての機能を確保できるとともに、マフラーカバーの剛性を向上できる。
請求項2の発明によれば、平面のステップ逃げ部によって足の移動スペースを最大限確保できる。また、メインステップ上に置かれた運転者の足の車幅方向の位置を側壁によって効果的に規制できる。
請求項3の発明によれば、後壁によって運転者足が必要以上に後方に移動することを防止できる。また、マフラーカバーの剛性を効果的に向上できる。
請求項4の発明によれば、一体となって上方に突出する中空の凸部によってマフラーカバーの剛性を向上できるとともに、凸部の空間にマフラーの一部を配置できる。
請求項5の発明によれば、ステップ逃げ部のサイズを大きくできるとともに、マフラーカバーへの熱の伝達を抑制できる。
請求項6の発明によれば、マフラーは、前壁部の後方のスペースに必要管長を確保して導出通路を配置できるとともに、ステップ逃げ部を配置するスペースを前壁部の前側に確保できる。
請求項7の発明によれば、直線状の上壁により、マフラーカバーの加工が容易であるとともに、外観性を向上できる。
請求項8の発明によれば、上壁及びステップ逃げ部の上下方向のサイズを前部でコンパクトに形成できるとともに、上壁及びステップ逃げ部の剛性を前部で効果的に向上できる。
請求項9の発明によれば、車幅方向においてステップ逃げ部が足乗せ部に重なる範囲を大きく確保できるとともに、マフラーカバーをコンパクトに配置できる。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車の後部の右側面図である。 右側のメインステップ及びマフラーの周辺部を上方から見た平面図である。 マフラー本体を車幅方向の内側から見た断面図である。 マフラー本体を上方から見た断面図である。 メインステップ及びマフラーの周辺部を前方側から見た図である。 マフラーカバーの右側面図である。 マフラーカバーのZ矢視図である。 図7のVIII−VIII断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車の後部の右側面図である。なお、図1では、左右一対で設けられるものは、右側のものだけが図示されている。
自動二輪車1は、車体フレーム5にパワーユニットとしてのエンジン10が支持され、前輪2を支持するフロントフォーク6が車体フレーム5の前端に操舵可能に支持され、後輪3を支持するスイングアーム11が車体フレーム5の後部側に設けられた車両である。自動二輪車1は、乗員が跨るようにして着座するシート12が車体フレーム5の後部の上方に設けられた鞍乗り型の車両である。
車体フレーム5は、前端に設けられて前記フロントフォークを軸支するヘッドパイプ(不図示)と、このヘッドパイプから後方へ斜め下向きに傾斜して延出する左右一対のメインフレーム13,13と、メインフレーム13,13の後端から下方に延出する左右一対のピボットフレーム14,14と、ピボットフレーム14,14の上部及びメインフレーム13,13の後部から後上がりに車両後端部まで延びる左右一対のシートフレーム15,15とを備える。
シート12に着座した運転者は、前記フロントフォークの上端に取り付けられたハンドル7を介して前輪2を操舵する。
スイングアーム11は、左右のピボットフレーム14,14を連結するピボット軸16に前端部を軸支され、ピボット軸16を中心に上下に揺動する。スイングアーム11は、リアサスペンション(不図示)を介して車体フレーム5に懸架される。後輪3は、スイングアーム11の後端部に挿通される車軸17に軸支される。
シート12は、シートフレーム15,15に支持される。燃料タンク18は、シート12の前縁に連続してメインフレーム13,13の上方に設けられる。
左右のピボットフレーム14,14の下部の後部の外側面には、後方に延びるステップホルダ19,19が左右一対で設けられる。シート12に着座した運転者が足Fを乗せる左右一対のメインステップ20,20は、ステップホルダ19,19に取り付けられてピボットフレーム14,14の後方に位置する。運転者が後輪3の油圧式ブレーキの操作に使用するブレーキペダル21は、右側のメインステップ20の前方に設けられる。
シート12の後部に着座する同乗者が足を乗せる左右一対のタンデムステップ22,22は、シートフレーム15,15から後下方に延びるタンデムステップホルダ23,23に支持される。
エンジン10は、クランク軸を支持するクランクケース部25と、クランクケース部25に結合されるシリンダ部25aとを備える。エンジン10は、車体フレーム5に吊り下げられるようにして支持され、ピボットフレーム14,14の前方に配置される。
エンジン10の排気管26は、シリンダ部25aの前方に配置される排気ポートから引き出され、クランクケース部25の下方を通って後方に延び、右側のピボットフレーム14の後方でマフラー27に接続される。
自動二輪車1は、車両の前部を覆うフロントカバー28と、シートフレーム15,15の後部を覆うリアカバー29とを備える。
図2は、右側のメインステップ20及びマフラー27の周辺部を上方から見た平面図である。以下の説明では、メインステップ20は右側のメインステップを意味する。
図1及び図2を参照し、板状のステップホルダ19は、車幅方向外側に突出するステップ保持部30を、後部の下部に備える。
メインステップ20は、車幅方向外側に延びるブロック状に形成されており、ステップ保持部30に挿通される支持軸31に支持される。メインステップ20は、運転者が足Fを乗せる足乗せ部20aを上面に備える。メインステップ20は、支持軸31を軸に回動可能な可倒式であり、通常時は、支持軸31に取り付けられるばね32によって略水平に車幅方向外側に延びるように付勢されているが、下方から力が作用した際には、ばね32に抗して上方に回動する。
ブレーキペダル21は、ステップホルダ19に軸支され、メインステップ20の前方へ延びる。ブレーキペダル21に接続される後輪3のブレーキのマスターシリンダー33は、ステップホルダ19に支持され、ステップホルダ19の後縁に沿って上方へ延びる。ステップホルダ19の後部の上部には、マスターシリンダー33を外側方から覆うマスターシリンダーカバー34が取り付けられる。マスターシリンダーカバー34は、メインステップ20の上方に位置する。
スイングアーム11は、ピボットフレーム14,14の間に前端部が配置されて後方に延びる。マフラー27は、スイングアーム11の後部の外側方(右側方)に配置される。
マフラー27は、前後に長い管状に形成されており、その前端部27aが、メインステップ20の近傍で排気管26の後端26aに接続される。
詳細には、マフラー27の前端部27aは、側面視では、メインステップ20の下方且つ前後方向でメインステップ20と略同一の位置で排気管26の後端26aに接続される。また、マフラー27の前端部27aは、平面視では、メインステップ20及びステップ保持部30よりも車幅方向内側で排気管26の後端26aに接続される。
マフラー27は、側面視において後上がりの姿勢で配置されており、前端部27aはスイングアーム11の前部の下方に位置し、その後端部はスイングアーム11の後部の上方に位置する。
また、マフラー27の前部は、平面視では、前端部27aから後方側ほど車幅方向の外側に位置するように傾斜して配置される。マフラー27の後部は、平面視では、前部の後端から前後方向に略真っ直ぐに後端まで延びる。
マフラー27は、消音構造が内蔵される管状のマフラー本体40と、マフラー本体40の後端部を覆う後端部カバー42とを備える。マフラー27には、マフラー本体40の前部を覆うマフラーカバー41が取り付けられる。
図3は、マフラー本体40を車幅方向の内側から見た断面図である。図4は、マフラー本体40を上方から見た断面図である。
マフラー本体40は、外筒43と、外筒43の前端に設けられる導入管44(導入通路)と、外筒43の後端を塞ぐエンドキャップ45と、外筒43の後端に設けられエンドキャップ45を貫通して後方の外側に延びる上側導出管46(導出通路)及び下側導出管47とを備える。
外筒43は、前部を構成する細管部48と、後部を構成し細管部48よりも大径の太管部49とを備える。太管部49は、断面が縦長に形成される管であり、細管部48は、太管部49の前端において、断面視における太管部49の下部から前方に延びている。細管部48の後端の上部と太管部49の前端の上部との間は、上下に延びる前壁部50によって塞がれている。このように、細管部48が太管部49の中心に対して下方にオフセットして配置されるため、細管部48の上方且つ前壁部50の前方には、空間51が形成される。
また、平面視において、細管部48は、後方側ほど車幅方向の外側に位置するように傾斜して形成され、太管部49は、前後方向に略真っ直ぐに後端まで延ばされている。
導入管44は、後部を細管部48の前端に嵌合して外筒43に結合されている。マフラー27の前端部27aは、導入管44の前端部である。細管部48の外側面には、マフラーカバー41が固定されるカバー固定部が複数設けられる。このカバー固定部は、細管部48の前端部の外側面に設けられる前側固定部52と、細管部48の後端部の外側面に設けられる後側固定部53と、前壁部50の外側面に設けられる上側固定部54とを備える。
太管部49には、太管部49の内周部に嵌合する内筒55が設けられる。内筒55と太管部49の内周部との間には、グラスウール等の吸音材56が設けられる。マフラー27を車体に固定するステー部59は、太管部49の上面に設けられる。マフラー27は、ステー部59が、右側のタンデムステップホルダ23から後方に延びる取付プレート23a(図1)に締結されることで支持される。
内筒55の内側には、内筒55内を前後に区画する前側隔壁57及び後側隔壁58が設けられる。
マフラー27は、多段膨張式であり、細管部48の内側で前側隔壁57の前方の第1膨張室61と、後側隔壁58とエンドキャップ45とによって区画される第2膨張室62と、前側隔壁57と後側隔壁58とによって区画される第3膨張室63とを備える。
第1膨張室61と第2膨張室62とは、前側隔壁57及び後側隔壁58を貫通する第1連通管64によって連通される。第2膨張室62と第3膨張室63とは、後側隔壁58を貫通する第2連通管65によって連通される。
上側導出管46は、後側隔壁58に前端を支持され、エンドキャップ45を貫通して外側に延びる。上側導出管46の前端は塞がれている。上側導出管46は、内部を第2膨張室62に連通させる連通口66を外周部に備える。太管部49の前壁部50は、上側導出管46をそのまま前方に延長した前方延長線L上に位置する。
また、第2膨張室62内において上側導出管46の外周部には、筒状部材68が取り付けられ、筒状部材68と上側導出管46の外周部との間には、グラスウール等の吸音材68aが設けられている。
下側導出管47は、後側隔壁58及びエンドキャップ45を貫通して外側に延び、第3膨張室63を外側に連通させる。下側導出管47は、前端が塞がれているとともに、内部を第3膨張室63に連通させる連通口67を外周部に備える。下側導出管47と上側導出管46とは、長さ及び孔形状等の形状が同一の同一部品である。このため、部品の種類を低減して生産性を向上できる。
上側導出管46及び下側導出管47の後端部は、後端部カバー42(図1)によって覆われる。
排気管26の排気は、導入管44から第1膨張室61に流入して膨張し、第1連通管64を通り、第2膨張室62に流入して膨張し、第2連通管65を通り、第3膨張室63に流入して膨張し、下側導出管47を通って後方の外部に排気される。また、第2膨張室62に流入した排気の一部は、連通口66から上側導出管46に流入し、第3膨張室63を通らずに上側導出管46の後端から後方の外部に排気される。
本実施の形態では、下側導出管47を、第2膨張室62よりも前方の第3膨張室63から後方に導出するため、下側導出管47が後方に出っ張ることを防止でき、マフラー27を前後にコンパクトに構成できる。
また、第2膨張室62に流入した排気の一部は、第3膨張室63を通らずに上側導出管46の後端から後方の外部に排気されるが、上側導出管46に吸音材68aが巻き付けられているため、上側導出管46から外部に排出される排気の音を吸音材68aによって低減できる。このため、上側導出管46の排気音と下側導出管47の排気音とを均一化できる。
図5は、メインステップ20及びマフラー27の周辺部を前方側から見た図である。図6は、マフラーカバー41の右側面図である。図7は、マフラーカバー41のZ矢視図である。図8は、図7のVIII−VIII断面図である。
マフラーカバー41は、マフラー27の細管部48及び太管部49の前端部を外側方及び上方から全体的に覆うカバーである。このため、側面視では、マフラーカバー41の上下のサイズは、前端で小さく後方側ほど大きくなるように形成される。
マフラーカバー41は、マフラー本体40を保護するとともに、マフラー本体40から運転者側に伝わる熱を断熱する。
マフラーカバー41は、側面視において、細管部48の前縁に沿うように上下に延びるカバー前縁41a(マフラーカバーの前端)と、細管部48の前部の上部と太管部49の前部の上部とを繋ぐように後上がりに延びるカバー上縁41bと、細管部48の前部の下部と太管部49の前部の下部とを繋ぐように後上がりに延びるカバー下縁41cと、太管部49の前部に沿って上下に延びるカバー後縁41d(マフラーカバーの後端)とを備える。
マフラーカバー41は、マフラー27の前部の形状に沿うように形成されており、マフラー27の前部の外側面に沿うように上下に延びるカバー側壁部70と、カバー側壁部70の上縁で車幅方向内側に屈曲し、マフラー27の前部の上面に沿うように車幅方向内側へ延びるカバー上壁部71とを備える。
マフラーカバー41のカバー上壁部71には、メインステップ20に乗せられた運転者の足Fを逃げる逃げ部72が形成されている。逃げ部72は、カバー上壁部71を下方に窪ませるようにして形成される凹部である。
詳細には、逃げ部72は、図2及び図5に示すように、メインステップ20の足乗せ部20aから後方に延びる運転者の足Fを避けることができるように、メインステップ20及びステップ保持部30の後方に位置するカバー上壁部71の車幅方向の外側部を下方に窪ませるようにして形成される。マフラーカバー41は、金属の板を金型でプレス加工することで形成され、逃げ部72はプレス加工によって一体に形成される。
運転者は、通常、足Fのつま先を下げて踵を上げた状態でメインステップ20の足乗せ部20aに足を乗せる。運転者は、ブレーキペダル21の操作や車体を旋回させる操作の際等に、足乗せ部20aを軸にして足Fを前後に回動させることができる。
逃げ部72は、足乗せ部20aに乗せられた足Fの下面に略対向するように設けられる平面状のステップ逃げ部75と、ステップ逃げ部75の車幅方向内側の側縁から上方に立ち上がる側壁76と、ステップ逃げ部75の後縁から上方に立ち上がる後部壁77とを備える。
後部壁77は、側壁76の後端から車幅方向外側に延びる後壁78と、後壁78の外側縁から屈曲して後方側に延びる後側側壁79とを備える。
また、カバー上壁部71は、側壁76の上縁から車幅方向の内側に延びる上壁80と、後壁78の上縁から後方に延びる後側上壁81とを備える。後側上壁81は、後側側壁79の上縁から車幅方向内側に延びているとも言え、後側上壁81の車幅方向の内端部は、上壁80の後端に連続する。
逃げ部72の後壁78と側壁76とは、略交差するように互いに異なる方向に延び、側壁76の後端で合流して一体に形成されている。このため、その立体的形状により、単なる板形状で逃げ部72を形成した場合よりも剛性を効果的に向上できる。
また、後壁78、後側側壁79及び後側上壁81は、ステップ逃げ部75の後方で一体となって上方に突出する中空の凸部82を形成する。このため、凸部82によってマフラーカバー41の剛性を効果的に向上できる。
マフラーカバー41は、マフラー本体40に固定される固定部を内側面(裏面)に複数備える。この固定部は、図6に示すように、カバー側壁部70の前部に設けられる固定孔部83と、カバー側壁部70の後部の下部に設けられる下側係止部84と、後側側壁79の内側に設けられる上側係止部85とを備える。
マフラーカバー41は、下側係止部84及び上側係止部85がマフラー本体40の爪状の後側固定部53及び上側固定部54に引っ掛けられて係止されるとともに、固定孔部83に挿通されるボルト86(図1)が前側固定部52に締結されることでマフラー本体40に固定される。マフラー本体40の上側固定部54は、凸部82の内側に設けられる上側係止部85に係合して凸部82に位置する。このように、凸部82内に上側固定部54を収納することで、マフラー27をコンパクトに構成できる。
マフラーカバー41は、側面視において、前部がメインステップ20の後方に配置され、後部がマスターシリンダーカバー34の後方に配置される。カバー後縁41dは、タンデムステップ22の下方に配置されている。
マフラーカバー41は、メインステップ20の後方の近傍に配置されており、逃げ部72は、足乗せ部20aの足Fが逃げ部72に届く程度の近傍に形成されている。
図1、図5及び図6を参照し、マフラーカバー41は、前下がりの姿勢でカバー前縁41aがカバー後縁41dよりも車幅方向内側に位置するように車幅方向に傾斜して配置されており、カバー前縁41aは、メインステップ20の下方且つステップ保持部30よりも車幅方向の内側に位置する。このため、メインステップ20の下方の空きスペースを利用してマフラーカバー41をコンパクトに配置できる。
逃げ部72のステップ逃げ部75及び側壁76は、側面視では後上がりの姿勢で後方に延びるとともに、平面視では、後部側ほど車幅方向の外側に位置するように傾斜して配置されている。
ステップ逃げ部75は、前後方向及び車幅方向に延びる平面で構成されている。側壁76は、ステップ逃げ部75の車幅方向内側の側縁の全体から上方に立ち上げられている。
ステップ逃げ部75及び側壁76は、カバー前縁41aからカバー後縁41dの近傍まで形成されている。
詳細には、ステップ逃げ部75及び側壁76は、前端がメインステップ20の後下方に位置し、そこから後上がりに延び、ステップ逃げ部75及び側壁76の後端はスイングアーム11の上縁近傍まで延びる。すなわち、ステップ逃げ部75及び側壁76は、前端を除く大部分がメインステップ20の後上方に位置する。図1に示すように、ステップ逃げ部75及び側壁76は、前端を除く大部分が、メインステップ20の足乗せ部20aから後方に延びる水平線Lhよりも上方に位置する。
また、ステップ逃げ部75は、車幅方向では、前端がステップ保持部30と略同一の位置に位置し、そこから車幅方向外側に広がりながら後方へ延び、ステップ逃げ部75の後端は、足乗せ部20aの車幅方向の外端20bと略同一の位置に位置する。
また、ステップ逃げ部75の前部は、足乗せ部20aの車幅方向の内端20cよりも車幅方向の内側に位置し、ステップ逃げ部75の後部は、車幅方向において足乗せ部20aの内端20cと外端20bとの間の部分と略同一の位置に位置する。
側壁76は、前部がステップ保持部30よりも車幅方向内側に位置する。図5に示すように、正面視では、側壁76の前部は、ステップ保持部30の外端から延びる鉛直線Lvよりも車幅方向の内側に位置する。
側壁76の後部は、車幅方向では、足乗せ部20aの内端20cと外端20bとの間に位置する。
後壁78は、足乗せ部20aの後上方に位置するとともに、車幅方向では、足乗せ部20aの内端20cと外端20bとの間に位置する。
上壁80は、側壁76の上縁から車幅方向内側に延びる平面で形成されており、ステップ逃げ部75よりも一段高く形成されている。上壁80は、ステップ逃げ部75よりも大きな角度で後上がりに形成されている。すなわち、側面視では、上壁80とステップ逃げ部75とは非平行であり、上壁80とステップ逃げ部75との間隔は、前方に行くほど小さくなる。上壁80の最上部80aは凸部82の近傍に位置し、最上部80aと上壁80の前端部に一致するカバー前縁41aとの間の区間は、直線状に形成されている。
後側上壁81は、上壁80と同一の平面に形成されており、カバー後縁41dまで延びる。後側上壁81及び上壁80は、マフラー本体40を上方から覆う。
ステップ逃げ部75の後縁は、後壁78が立ち上げられる内側後縁87と、後側側壁79が立ち上げられる外側後縁88とを備える。内側後縁87は、ステップ逃げ部75の車幅方向の外側縁75aの後端よりも前方で車幅方向に延びる。外側後縁88は、内側後縁87の外端から後外側方に斜めに延びて外側縁75aの後端に接続される。すなわち、後側側壁79は、外側縁75aよりも一段だけ車幅方向の内側に位置するとともに、後方側ほど車幅方向外側に位置するように傾斜して形成される。
運転者が足乗せ部20aに乗せた足Fを後方に回動するように移動させたとしても、足Fは、マフラーカバー41から距離を取ることができる。本実施の形態では、ステップ逃げ部75が上壁80よりも一段窪んで形成されているため、足Fの移動スペースを大きく確保でき、足置きの自由度が高い。
また、足Fの車幅方向内側への移動は、足Fの内側面が側壁76に当接することで規制される。本実施の形態では、側壁76の前部がステップ保持部30よりも車幅方向の内側に配置されているため、足Fのステップ保持部30までの車幅方向の移動を許容しながら、必要以上に足Fが車幅方向の内側に移動することを防止できる。また、側壁76は、前端を除く大部分がメインステップ20よりも上方に位置する。これにより、足Fの高さ位置に側壁76が位置することになるため、足Fの位置を側壁76によって適切に規制できる。
足Fの後方への移動は、足Fの後部が後壁78に当接することで規制される。このため、必要以上に足Fが後方に移動することを防止できる。
図1及び図5に示すように、マフラーカバー41は、マフラー本体40の細管部48を外側方及び上方から覆うように設けられ、細管部48の上方の空間51を上方から覆っている。図3に示すように、ステップ逃げ部75は空間51を上方から覆うように配置される。このため、細管部48とマフラーカバー41との間の距離を大きく確保でき、高い断熱効果を得ることができるとともに、空間51側に凹ますように逃げ部72を大きく形成できる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、自動二輪車1は、車体フレーム5と、車体フレーム5に搭載されるエンジン10と、エンジン10から延びる排気管26とを備え、排気管26の後端26aはマフラー27の前端部27aと接続され、運転者が足Fを乗せるメインステップ20の近傍にマフラー27の前端部27aが配置されるとともに、マフラー27の上部を覆うマフラーカバー41が設けられ、マフラーカバー41は、メインステップ20の近傍で車幅方向に延びるステップ逃げ部75と、ステップ逃げ部75の車幅方向内側で上方に延びる側壁76と、側壁76の車幅方向内側で車幅方向に延びる上壁80とを備え、側壁76は、少なくとも一部(前部)が、メインステップ20を保持するステップ保持部30よりも車幅方向の内側に配置されている。これにより、メインステップ20の近傍で車幅方向に延びるステップ逃げ部75によって運転者の足Fの移動スペースを確保できるとともに、ステップ逃げ部75の車幅方向内側で上方に延びる側壁76によって車幅方向内側への足Fの移動を規制して必要以上に足Fが車両の内側に入ることを防止できる。さらに、側壁76の車幅方向内側で車幅方向に延びる上壁80によってマフラー27を上方から覆ってマフラーカバーとしての機能を確保できるとともに、マフラーカバー41の剛性を向上できる。
また、ステップ逃げ部75は平面で形成されているため、足Fの平らな形状に合わせて逃げの大きさを確保でき、足Fの移動スペースを最大限確保できる。また、側壁76は、側面視で一部(前端を除く大部分)がメインステップ20よりも上方に位置し、運転者の足Fの高さ位置に近くなるため、メインステップ20上に置かれた足Fの車幅方向の位置を側壁76によって効果的に規制できる。
また、ステップ逃げ部75の後部に位置し、車幅方向に延びるように設けられる後壁78によって、足Fの後部を規制でき、足Fが必要以上に後方に移動することを防止できる。また、車幅方向に平行な面に面するように設けられる後壁78と側壁76とが一体に形成されるため、マフラーカバー41の剛性を効果的に向上できる。
さらに、マフラーカバー41の上部には、後壁78の外側縁から後方に延びる後側側壁79と、後壁78の上縁から後方に延びる後側上壁81とを備え、後壁78、後側側壁79及び後側上壁81は、一体となって上方に突出する中空の凸部82を形成するため、凸部82の立体的形状によってマフラーカバー41の剛性を向上できるとともに、凸部82の空間にマフラー27の一部を配置できる。
また、マフラー27は、前部の細管部48と後部の太管部49とを備え、細管部48の上方にステップ逃げ部75が配置され、ステップ逃げ部75と細管部48の上面との間は離間しているため、ステップ逃げ部75のサイズを大きくできるとともに、空間による断熱効果により、マフラーカバー41への熱の伝達を抑制できる。
また、マフラー27は、前側から排気を取り込む導入管44を細管部48に備え、マフラー27の排気を導出する上側導出管46を太管部49に備え、太管部49の前壁部50は、上側導出管46を前方に延長した前方延長線L上に位置する。このため、前壁部50の後方のスペースに必要管長を確保して上側導出管46を配置できるとともに、ステップ逃げ部75を配置するスペースを前壁部50の前側に確保できる。
また、側面視で、上壁80の最上部80aとマフラーカバー41の前端部との間は、直線状に形成されているため、マフラーカバー41の形状をシンプルにでき、マフラーカバー41の加工が容易であるとともに、直線的なデザインにより外観性を向上できる。
さらに、側面視において、上壁80とステップ逃げ部75とは、非平行であり、互いの間隔が車両前方に向かって先細るように形成されているため、上壁80及びステップ逃げ部75の上下方向のサイズを前部でコンパクトに形成できるとともに、上壁80及びステップ逃げ部75の剛性を前部で効果的に向上できる。
また、マフラーカバー41は、マフラーカバー41のカバー前縁41aがカバー後縁41dよりも車幅方向内側に位置するように配置され、カバー前縁41aは、メインステップ20の足乗せ部20aよりも車幅方向の内側に位置する。このため、車幅方向においてステップ逃げ部75が足乗せ部20aに重なる範囲を大きく確保できるとともに、マフラーカバー41をコンパクトに配置できる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、側壁76は、前部がステップ保持部30よりも車幅方向の内側に配置されているものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、側壁76の全体がステップ保持部30よりも車幅方向の内側に配置されても良い。
また、上記実施の形態では、マフラーカバー41は、金属の板を金型でプレス加工することで形成されるものとして説明したが、これに限らず、マフラーカバー41は、樹脂成型によって形成したり、セラミックスを成形したりして形成しても良い。
また、上記実施の形態では、鞍乗り型車両として自動二輪車を例に挙げて説明したが、鞍乗り型車両は例えば3輪以上の車輪を備える車両であっても良い。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
5 車体フレーム
10 エンジン
20 メインステップ
20a 足乗せ部
26 排気管
26a 後端(排気管の後端)
27 マフラー
27a 前端部(マフラーの前端部)
30 ステップ保持部
41 マフラーカバー
41a カバー前縁(マフラーカバーの前端)
41d カバー後縁(マフラーカバーの後端)
44 導入管(導入通路)
46 上側導出管(導出通路)
48 細管部
49 太管部
50 前壁部
75 ステップ逃げ部
76 側壁
78 後壁
79 後側側壁
80 上壁
80a 最上部
81 後側上壁
82 凸部
F 足
L 前方延長線

Claims (9)

  1. 車体フレーム(5)と、当該車体フレーム(5)に搭載されるエンジン(10)と、当該エンジン(10)から延びる排気管(26)とを備え、当該排気管(26)の後端(26a)はマフラー(27)の前端部(27a)と接続され、運転者が足(F)を乗せるメインステップ(20)の近傍に前記マフラー(27)の前記前端部(27a)が配置されるとともに、前記マフラー(27)の上部を覆うマフラーカバー(41)が設けられる鞍乗り型車両のマフラーカバー構造において、
    前記マフラーカバー(41)は、前記メインステップ(20)の近傍で車幅方向に延びるステップ逃げ部(75)と、当該ステップ逃げ部(75)の車幅方向内側で上方に延びる側壁(76)と、当該側壁(76)の車幅方向内側で車幅方向に延びる上壁(80)とを備え、
    前記側壁(76)は、少なくとも一部が、前記メインステップ(20)を保持するステップ保持部(30)よりも車幅方向の内側に配置されていることを特徴とする鞍乗り型車両のマフラーカバー構造。
  2. 前記ステップ逃げ部(75)は平面で形成されており、前記側壁(76)は、側面視で一部が前記メインステップ(20)よりも上方に位置することを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両のマフラーカバー構造。
  3. 前記ステップ逃げ部(75)の後部に位置し、車幅方向に延びるように設けられる後壁(78)と、前記側壁(76)とが一体に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗り型車両のマフラーカバー構造。
  4. 前記マフラーカバー(41)の上部には、前記後壁(78)の外側縁から後方に延びる後側側壁(79)と、前記後壁(78)の上縁から後方に延びる後側上壁(81)とを備え、
    前記後壁(78)、前記後側側壁(79)及び前記後側上壁(81)は、一体となって上方に突出する中空の凸部(82)を形成することを特徴とする請求項3記載の鞍乗り型車両のマフラーカバー構造。
  5. 前記マフラー(27)は、前部の細管部(48)と後部の太管部(49)とを備え、前記細管部(48)の上方に前記ステップ逃げ部(75)が配置され、前記ステップ逃げ部(75)と前記細管部(48)の上面との間は離間していることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の鞍乗り型車両のマフラーカバー構造。
  6. 前記マフラー(27)は、前側から排気を取り込む導入通路(44)を前記細管部(48)に備え、当該マフラー(27)の排気を導出する導出通路(46)を前記太管部(49)に備え、前記太管部(49)の前方に位置する前壁部(50)は、前記導出通路(46)を前方に延長した前方延長線(L)上に位置することを特徴とする請求項5記載の鞍乗り型車両のマフラーカバー構造。
  7. 側面視で、前記上壁(80)の最上部(80a)と前記マフラーカバー(41)の前端部との間は、直線状に形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の鞍乗り型車両のマフラーカバー構造。
  8. 側面視において、前記上壁(81)と前記ステップ逃げ部(75)とは、非平行であり、互いの間隔が車両前方に向かって先細るように形成されていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の鞍乗り型車両のマフラーカバー構造。
  9. 前記マフラーカバー(41)は、当該マフラーカバー(41)の前端(41a)が後端(41d)よりも車幅方向内側に位置するように配置され、前記マフラーカバー(41)の前記前端(41a)は、前記メインステップ(20)の足乗せ部(20a)よりも車幅方向の内側に位置することを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の鞍乗り型車両のマフラーカバー構造。
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