JP6230733B1 - フットカバーの編成方法、及びフットカバー - Google Patents
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Abstract
【課題】足の甲まで履き口の広がったフットカバーの履き口周縁に、編み機によりゴム糸を挿入、又は添え糸する方法の提供。【解決手段】5本胴部12の最終コースのループを前後のニードルベッドの編針に周回状に掛止した状態で、5本胴部の最終コースの甲側中央部12aを除いた有端環状部12bのループを掛止した有端環状の針列に給糸し、以後前記有端環状の針列の両端で給糸方向を折り返すように、かつ、給糸方向を折り返す度に、前記有端環状の針列の端から給糸する編針を一又は複数針減らすとともに、前記有端環状の針列へ一往復給糸する度に、前記有端環状の針列の左右の同じ側の渡り部に給糸する編針を一又は複数針追加しながらフット部2を編成するフットカバー100の編成方法。【選択図】図1
Description
この発明は、パンプスやスニーカーの内側に隠れるように着用されるフットカバーに関し、特に、踵から足の甲の前端にまで亘る広い履き口を備えたフットカバーに関する。
従来、踵部から足の甲の前端にまで亘る広い履き口を備えたフットカバーを横編機で編成する場合、例えば、特許文献1のように、履き口のつま先側に隣接する5本胴部(特許文献1では、「つま先側甲部分」)を周回状に編成した後、5本胴部の甲側中央部のループを編針から外し、それ以外の編針に掛止されているループに続けて足の裏から左右の側方部分を、コース方向の両端で折り返すいわゆるC編により編成している。
ところが、特許文献1のような編成方法で履き口を編成すると、履き口が完成した際には、履き口の後側周縁しか編針に掛止されていないため、履き口周縁を周回状に編成することができず、従って、履き口周縁にゴム糸を挿入したり、ゴム糸を編み込んだりできないという問題が有る。
そのため、特許文献1のフットカバーでは、フットカバーの編成が終了したのち、やむなく、履き口(特許文献1では、「開口部分」)周縁に、解れ止めのリンキングを行う際に細幅のポリウレタンテープを添接することで、履き口周縁に収縮力を付与している。
しかし、特許文献1の編成方法では、このリンキング作業に手間がかかるため製作コストが嵩むという問題が有る。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、フット部から踵部まで跨った広い履き口の周縁部を横編み機で周回状に編成する方法、及び広い履き口の周縁に周回状の編成組織を備えたフットカバーの提供を目的とする。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、フット部から踵部まで跨った広い履き口の周縁部を横編み機で周回状に編成する方法、及び広い履き口の周縁に周回状の編成組織を備えたフットカバーの提供を目的とする。
上記課題を解決するためになされた発明は、前端側のつま先部と、後端側の踵部と、前記つま先部、及び前記踵部の間のフット部と、前記フット部から前記踵部に跨って甲側に開口する履き口とを備え、前記つま先部が、後端縁に甲側から足底側に亘って周回状に編成された5本胴部を有し、前記踵部が、両側に一又は複数本ずつのゴアラインを有するフットカバーを、前後のニードルベッドが左右方向に相対的にラッキング可能に、かつ前後のニードルベッドの編針間で互いに目移し可能な横編み機を用いて編成するフットカバーの編成方法である。
本発明の編成方法は、前後のニードルベッドの編針に周回状に編糸を給糸して、5本胴部を編成する5本胴部編成工程と、前記5本胴部編成工程に続けて、5本胴部の最終コースのループを前後のニードルベッドの編針に周回状に掛止した状態で、前記5本胴部の最終コースの甲側中央部を除いた有端環状部のループを掛止した有端環状の針列に給糸し、以後前記有端環状の針列の両端で給糸方向を折り返すように、かつ、給糸方向を折り返す度に、前記有端環状の針列の端から給糸する編針を一又は複数針減らすとともに、前記有端環状の針列へ一往復給糸する度に、前記有端環状の針列の左右の同じ側の渡り部に給糸する編針を一又は複数針追加しながら前記フット部を編成するフット部編成工程と、前記フット部編成工程よりあとに、両側に一又は複数本ずつのゴアラインを設けながら踵部を編成する踵部編成工程と、前記踵部編成工程の後、編針に掛止されたままループの残っている編針に、周回状に編糸を給糸して履き口周縁部を編成する履き口周縁部編成工程とを有することを特徴とする。
ここで、「有端環状」とは、図15乃至図17に1点鎖線で示すようなC字状、J字状(逆J字状も含む)、又はU字状をいうものとする。また、「有端環状の針列の端」とは、例えば、図15(a)のC字状の針列では、前側ニードルベッドFの編針f(以後、「前側の編針f」のようにいう。)と前側の編針wをいい、図16(a)のJ字状の針列では、後側の編針aと、前側の編針acをいい、図17(a)のU字状の編針では、前側の編針aと後側の編針aをいう。また、「左右の同じ側の渡り部」とは、給糸を行う有端環状の針列の左右の一方にしか渡り部が無い場合は、その一方の渡り部をいうものとする。
本発明の編成方法は、前後のニードルベッドの編針に周回状に編糸を給糸して、5本胴部を編成する5本胴部編成工程と、前記5本胴部編成工程に続けて、5本胴部の最終コースのループを前後のニードルベッドの編針に周回状に掛止した状態で、前記5本胴部の最終コースの甲側中央部を除いた有端環状部のループを掛止した有端環状の針列に給糸し、以後前記有端環状の針列の両端で給糸方向を折り返すように、かつ、給糸方向を折り返す度に、前記有端環状の針列の端から給糸する編針を一又は複数針減らすとともに、前記有端環状の針列へ一往復給糸する度に、前記有端環状の針列の左右の同じ側の渡り部に給糸する編針を一又は複数針追加しながら前記フット部を編成するフット部編成工程と、前記フット部編成工程よりあとに、両側に一又は複数本ずつのゴアラインを設けながら踵部を編成する踵部編成工程と、前記踵部編成工程の後、編針に掛止されたままループの残っている編針に、周回状に編糸を給糸して履き口周縁部を編成する履き口周縁部編成工程とを有することを特徴とする。
ここで、「有端環状」とは、図15乃至図17に1点鎖線で示すようなC字状、J字状(逆J字状も含む)、又はU字状をいうものとする。また、「有端環状の針列の端」とは、例えば、図15(a)のC字状の針列では、前側ニードルベッドFの編針f(以後、「前側の編針f」のようにいう。)と前側の編針wをいい、図16(a)のJ字状の針列では、後側の編針aと、前側の編針acをいい、図17(a)のU字状の編針では、前側の編針aと後側の編針aをいう。また、「左右の同じ側の渡り部」とは、給糸を行う有端環状の針列の左右の一方にしか渡り部が無い場合は、その一方の渡り部をいうものとする。
本発明は、このように、フット部編成工程を、5本胴部の最終コースのループを前後のニードルベッドの編針に周回状に掛止した状態で、5本胴部の最終コースの甲側中央部を除いた有端環状部のループを掛止した編針に有端環状に給糸を開始するので、5本胴部のフット部に連結されない甲側中央部のループを編針に掛止したままにできる。
また、フット部編成工程において、給糸方向を折り返す度に、前記有端環状の針列の両端から徐々に給糸する編針を減らすように編成したので、フット部の各コースの両端のループも、全て編針に掛止したままにすることができる。
従って、履き口周縁部を編成する際には、5本胴部の甲側中央部のループと、フット部の両端のループが、前後のニードルベッドの編針に掛止された状態となっているため、これらのループに続けて履き口周縁部を周回状に編成することができる。
また、フット部編成工程において、給糸方向を折り返す度に、前記有端環状の針列の両端から徐々に給糸する編針を減らすように編成したので、フット部の各コースの両端のループも、全て編針に掛止したままにすることができる。
従って、履き口周縁部を編成する際には、5本胴部の甲側中央部のループと、フット部の両端のループが、前後のニードルベッドの編針に掛止された状態となっているため、これらのループに続けて履き口周縁部を周回状に編成することができる。
また、上述したように、前後のニードルベッドの給糸を行う有端環状の針列の渡り部に給糸する編針を一又は複数針追加することで、有端環状の針列の端部で給糸する編針を減らしたことにより減少する編目数を補うことができ、フット部が浅くなることを防止できる。この際、左右の同じ側の渡り部に給糸する編針を追加することで、履き口が広がることを抑制できる。
さらに、踵部にゴアラインを設けたことで、5本胴部の甲側中央部と、フット部のコース方向の両端部と、踵部の後端縁を履き口の周縁に沿って並べることができ、これらに連続して、履き口周縁部を履き口に沿う形状に編成することができる。
前記フット部編成工程は、前記有端環状の針列の両端が、共に前後のニードルベッドの一方のニードルベッドに存する状態で開始され、前後のニードルベッドに別れたあとも継続されることが好ましい。こうすることで、5本の指袋を備えたフットカバーのように一方のニードルベッドで甲側を編成し、他方のニードルベッドで足底側を編成するフットカバーに広い履き口を設ける場合であっても、履き口周縁部を周回状に編成することができる。
前記フット部編成工程の途中で、前記フット部編成工程と前記踵部編成工程の間で、又は前記踵部編成工程の途中で、給糸されたまま編針にループの残っている全編針に周回状に編糸を給糸して中間周回部を編成する中間周回部編成工程を有することが好ましい。こうすることで、編針に掛止されたままになっている5本胴部の甲側中央部のループや、フット部のコース方向両端のループを編針から外すことができ、これらのループが長時間編針に掛止されることにより痛むことを抑制できる。
前記フット部編成工程において、前記渡り部に給糸する編針を一又は複数針追加するに先駆けて、当該追加する編針に隣接する編針からループを目移しすることが好ましい。こうすることで編針を追加した位置に生じる透孔を、他の場所に移動したり、増し目を行って透孔を埋めたりできる。
本発明は、前端側のつま先部と、後端側の踵部と、前記つま先部、及び前記踵部の間のフット部と、前記フット部から前記踵部に跨って甲側に開口する履き口と、編糸が横編み機の前後のニードルベッドを渡った跡からなる1対の側線とを備え、前記つま先部が、後端縁に甲側から足底側に亘って周回状に編成された5本胴部を有し、前記踵部が、両側に一又は複数本ずつのゴアラインを有し、前記フット部は、前記5本胴部の甲側中央部を除いた有端環状部に連続するとともに、編糸が前記履き口をかわすようにコース方向の両端部で折り返す有端環状の編成組織を有し、当該両端部のループが、後側のコースほど前記履き口から遠ざかる方向のウエールに形成され、少なくとも一部のコースが、透孔、及び/又は増し目を有しており、前記1対の側線の一方が前記フット部のコース方向の両端部と交差し、前記1対の側線の他方の側線が前記フット部の後端縁と交差するか、又は、前記一方の側線が甲側の左右方向の中央を通り、他方の側線が足底側の左右の中央を通っており、前記履き口の周縁に、編糸が周回状に編成された履き口周縁部を備えることを特徴とするフットカバーを含む。
尚、ここで、「コース方向」とは、編糸が延びる方向をいい、「ウエール」とは、コー
ス方向に垂直に編目が並んだ列をいうものとする。
尚、ここで、「コース方向」とは、編糸が延びる方向をいい、「ウエール」とは、コー
ス方向に垂直に編目が並んだ列をいうものとする。
前記1対の側線の一方が前記フット部のコース方向の両端部と交差し、前記一対の側線の他方の側線が前記フット部の後端縁と交差することが好ましい。フット部編成工程を、有端環状の針列の両端が、共に前後のニードルベッドの一方のニードルベッドに存する状態で開始し、前後のニードルベッドに別れたあとも継続することで、このような側線を形成することができる。これにより、フットカバーの意匠性を高めることができる。
前記透孔は、ライン状に並ぶことが好ましい。こうすることで、フットカバーの意匠性を高めることができる。
前記履き口周縁部は、ゴム糸が挿入、及び/又は添え糸されていることが好ましい。こうすることで、フットカバーを脱げにくくすることができる。
前記踵部は、左右のゴアラインでコース方向に折り返しながら、ゴム糸が挿入、及び/又は添え糸された締付部を備えることが好ましい。こうすることで、さらにフットカバーを脱げにくくすることができる。
以上、説明したように、本発明のフットカバーの編成方法によれば、履き口がフット部から踵部の甲側に跨るほど広いフットカバーであっても、履き口周縁部を横編み機で周回状に編成することができる。
以下、適宜図面を用いながら本発明の実施形態について詳述する。以下の説明において、フットカバーのつま先側を前側、踵側を後側といい、履き口側を上側、足底側を下側というものとする。ただし、本発明は以下の実施形態に限られるものではない。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るフットカバー100を示している。フットカバー100は、図1に示すように、つま先部1と、フット部2と、踵部3と、中間周回部4と、履き口5と、履き口周縁部6と備えている。本実施形態では、踵部3は、膨出部を1つしか備えず、踵部3全体が1つの膨出部のみからなるため、踵部3を膨出部3ともいうものとする。膨出部3は、膨出部下側部31と膨出部上側部32とを備え、膨出部上側部32は、ゴム無し部33と締付部34とを有している。
また、フットカバー100は、左右一対の側線71,72を備えている。以下の説明において、図2に示した範囲を甲側8といい、図3に示した範囲を足底側9というものとする。
図1は、本発明の第1実施形態に係るフットカバー100を示している。フットカバー100は、図1に示すように、つま先部1と、フット部2と、踵部3と、中間周回部4と、履き口5と、履き口周縁部6と備えている。本実施形態では、踵部3は、膨出部を1つしか備えず、踵部3全体が1つの膨出部のみからなるため、踵部3を膨出部3ともいうものとする。膨出部3は、膨出部下側部31と膨出部上側部32とを備え、膨出部上側部32は、ゴム無し部33と締付部34とを有している。
また、フットカバー100は、左右一対の側線71,72を備えている。以下の説明において、図2に示した範囲を甲側8といい、図3に示した範囲を足底側9というものとする。
フットカバー100は、全体を通して、表糸に綿糸を、裏糸にポリウレタン糸を芯糸としてナイロン糸等でカバリングしたシングルカバリングヤーン(以下、「SCY」ともいう。)を添えて編成されている。履き口周縁部6と締付部34においては、さらにウレタン糸を芯糸としてナイロン糸やポリエステル糸等でカバリングしたダブルカバリングヤーン(以下、「ゴム糸」ともいう。)が挿入されている。ゴム糸は、添え糸編により、履き口周縁部6や締付部34に編み込んでもよい。
つま先部1は、図1に示すように、指収容部11と5本胴部12とを有している。指収容部11は、それぞれ天竺編に編成された5つの指袋11a,11a,…を有している。5本胴部12は、つま先部1の後側の端縁に設けられ、5本の指をまとめるように足の甲から足底側にかけて編糸が周回するように編成されている。5本胴部12は、指収容部11の後側にすぐ連続して編成してもよいし、指収容部11との間に、指3本分をまとめて周回編する3本胴部(不図示)や、指4本分をまとめて周回編する4本胴部(不図示)を設けた後に編成してもよい。
フット部2は、5本胴部の最も後側のコースC1(図1では、符号121で示す)のうち中間周回部4の前側部分41に編み合わされる甲側中央部12a以外の有端環状部12bの後方に連続して編成されている。フット部2は、履き口5を設けるために、コース方向の両端部2a,2aで編糸を折り返すようにして編成されている。フット部2のコース方向の端部2aにおけるループ2bは、図4に示すように、編糸がコース方向に1往復する度に、履き口5から遠ざかる方向に1ウエールずつ移動している。
例えば、コースC2のコース方向の端部2aのループ2bは、ウエールWに位置するのに対し、次のコースC3のコース方向の端部2aのループ2bは、ウエールWより1ウエールだけ履き口5から遠ざかるウエールXに位置している。また、コースC24の端部2aのループ2bは、ウエールASに位置するのに対し、コースC24に続くコースC25のコース方向の端部2aにおけるループ2bは、コースC24のループ2bより1ウエール履き口5から遠いウエールATに位置している。
尚、本実施形態では、端部2aにおけるループ2bはタックループであるが、ニットループにすることもできる。
また、フット部2は、透孔2cがライン状に並んだ、左右1本ずつのメッシュライン21を備えている。
尚、本実施形態では、端部2aにおけるループ2bはタックループであるが、ニットループにすることもできる。
また、フット部2は、透孔2cがライン状に並んだ、左右1本ずつのメッシュライン21を備えている。
中間周回部4は、図1に示すように、前側部分41と、左右一対の側方部分42,42と、後側部分43とからなる。前側部分41は、履き口5の前側(図2の下側)で甲側8を通り、5本胴部11の甲側中央部12aに連結する。側方部分42は、履き口5の側方を通り、フット部2のコース方向の端部2aに編み合わされる。後側部分43は、足底側9を横断して左右一対の側方部分の後端を連結する。本実施形態では、後側部分43は、フット部2の後端縁2dに編み合わされる。
踵部3は、本実施形態では、1つの膨出部3のみからなる。膨出部3は、膨出部下側部31と、膨出部上側部32とを備えている。膨出部下側部31は、編糸がコース方向の両端で折り返すよう天竺編に編成され、ウエール方向の後側に向かって徐々にコース方向の編み幅が減少する。膨出部上側部32は、膨出部下側部31の後方に連続し、編糸がコース方向の両端で折り返すように天竺編に編成され、ウエール方向の後側に向かって、コース方向の編み幅が拡大する。膨出部上側部32の両端は、膨出部下側部31の両端に編み合わされており、膨出部上側部と膨出部下側部を編み合わせることにより、膨出部3に左右一対のゴアライン35,35が形成される。即ち、左右一対のゴアライン35,35が、膨出部下側部31と膨出部上側部32の両端を構成する。尚、符号35aは、ゴアラインの始端を示し、符号35bはゴアラインの終端を示している。
膨出部上側部32は、つま先側(ウエール方向前側)となるゴム無し部33と、履き口5側(ウエール方向後側)の複数コースからなる締付部34とを有している。
ゴム無し部33は、綿糸とSCYのみで天竺編に編成され、締付部34は、綿糸にSCYを添えて編成された天竺編の地組織に、ゴム糸がコース方向の両端となるゴアライン35,35で折り返しながら挿入されている。締付部34は、履き口周縁部6に沿って、略C字状に設けられ、親指側(図1の奥側)の端部34bが他方の側線72よりも前側に設けられている。
このように、踵部3に締付部34を設けることで、後述する履き口周縁部6にのみゴム糸を挿入する場合に比べて、フットカバー100をより脱げにくくすることができる。
ゴム無し部33は、綿糸とSCYのみで天竺編に編成され、締付部34は、綿糸にSCYを添えて編成された天竺編の地組織に、ゴム糸がコース方向の両端となるゴアライン35,35で折り返しながら挿入されている。締付部34は、履き口周縁部6に沿って、略C字状に設けられ、親指側(図1の奥側)の端部34bが他方の側線72よりも前側に設けられている。
このように、踵部3に締付部34を設けることで、後述する履き口周縁部6にのみゴム糸を挿入する場合に比べて、フットカバー100をより脱げにくくすることができる。
履き口周縁部6は、先端縁が履き口5を構成するリブ編部61と、リブ編部61の基端縁に連続する天竺編部62とを有している。天竺編部62は、前縁部62aが中間周回部4の前側部分41、及び側方部分42に編み合わされ、後縁部62bが締付部34に編み合わされるようにして周回状に編成されている。天竺編部62では、天竺編組織にゴム糸が挿入され、リブ編部61では、リブ編組織にゴム糸が挿入されている。
このように、フットカバー100では、履き口周縁部6に周回状にゴム糸が挿入されるため、フットカバー100が脱げにくい。
このように、フットカバー100では、履き口周縁部6に周回状にゴム糸が挿入されるため、フットカバー100が脱げにくい。
図1に示すように、左右一対の側線71,72のうち、小指側の側線71は、小指用の指袋11aの側方の始点71aから後方へ延出し、後端側が上方へ折れ曲がって中間周回部4の側方部分42と交差し、リブ編部61の先端縁に終点71bが設けられている。これに対し、親指側の側線72は、親指用の指袋11aの側方の始点72aから後方へ延出し、中間周回部4の後側部分43と交差し、後端側が後側部分43よりも後方で上方へ折れ曲がって、ゴアライン35と交差し、リブ編部61の先端縁に終点72bが設けられている。終点72bは終点71bよりも後方に位置する。
次に、フットカバー100の編成方法について説明する。フットカバー100は、前後のニードルベッドが、編針の並ぶ左右方向に相対的にラッキング可能に、かつ前後のニードルベッドの編針間で互いに目移し可能な横編み機を用いて編成する。フットカバー100は、全体に渡って、表糸としてキャリアF1(不図示)から綿糸を給糸し、裏糸としてキャリアF2(不図示)からSCYを給糸して、添え糸編に編成する。履き口周縁部6、及び締付部34では、綿糸とSCYで編成した地組織に、ゴム糸キャリアGから給紙したゴム糸が挿入される。以下、キャリアF1とキャリアF2との組み合わせを、キャリア組Aといい、綿糸にSCYを添え糸したものを地糸という。
フットカバー100は、5本胴部編成工程S1(S101)と、フット部編成工程S2(S201〜S248)と、中間周回部編成工程S3(S301)と、踵部編成工程S4(S401〜S419)と、履き口周縁部編成工程S5(S501〜S508)を順に実施することにより編成される。
(5本胴部編成工程S1)
5本胴部編成工程S1(以下単に「工程S1」ともいう。他の工程についても同じ。)は、つま先部1の後端の5本胴部12を編成する工程である。5本胴部12は、つま先部1の指収容部11に続けて編成され、前後のニードルベッドに周回状に編糸を給糸して編成される。図6では、5本胴部の最後尾のコースC1を編成する小工程S101のみを示している。
尚、図6〜図14の編成図において、進行方向の欄の→はキャリッジの右行を、←はキャリッジの左行を示し、符号a〜alは、編針を示し、〇は地糸によるニットループを、△は地糸によるタックループを、▲はゴム糸によるタックループを、━はミスループを、◎は、目移しした後のニットループを示し、□は、空針を示している。
また、編成方法の欄の←と→は、左右に1ピッチ(1針)だけループを移動させることを示し、↑は、前側ニードルベッドFの編針から後側ニードルベッドBの編針に目移しすることを示している。各編成図は、下の工程から順に実施される。
5本胴部編成工程S1(以下単に「工程S1」ともいう。他の工程についても同じ。)は、つま先部1の後端の5本胴部12を編成する工程である。5本胴部12は、つま先部1の指収容部11に続けて編成され、前後のニードルベッドに周回状に編糸を給糸して編成される。図6では、5本胴部の最後尾のコースC1を編成する小工程S101のみを示している。
尚、図6〜図14の編成図において、進行方向の欄の→はキャリッジの右行を、←はキャリッジの左行を示し、符号a〜alは、編針を示し、〇は地糸によるニットループを、△は地糸によるタックループを、▲はゴム糸によるタックループを、━はミスループを、◎は、目移しした後のニットループを示し、□は、空針を示している。
また、編成方法の欄の←と→は、左右に1ピッチ(1針)だけループを移動させることを示し、↑は、前側ニードルベッドFの編針から後側ニードルベッドBの編針に目移しすることを示している。各編成図は、下の工程から順に実施される。
小工程S101では、キャリッジを左行させて前側ニードルベッドFの編針abから編針aまでの全針に給糸を行ったのち、キャリッジを折り返して右行させ、後側ニードルベッドBの編針aから編針abまでの全針に給糸を行って、足の甲から足底側に亘る周回状の天竺編組織を編成する。
(フット部編成工程S2)
フット部編成工程S2は、小工程S101で編成した5本胴部12の最後尾のコースC1の甲側中央部12aのループを編針に掛止したまま、この甲側中央部12aを除いた有端環状部12bに続けて、いわゆるC編によりフット部2を編成する。工程S2は、キャリア組Aのみを用いて、地糸のみによる編成がおこなわれる。工程S2では、小工程S201から小工程S248によりコースC2からコースC25を編成する。
尚、フット部2、及び踵部3では、編糸のコース方向の1往復分を1コースというものとする。
フット部編成工程S2は、小工程S101で編成した5本胴部12の最後尾のコースC1の甲側中央部12aのループを編針に掛止したまま、この甲側中央部12aを除いた有端環状部12bに続けて、いわゆるC編によりフット部2を編成する。工程S2は、キャリア組Aのみを用いて、地糸のみによる編成がおこなわれる。工程S2では、小工程S201から小工程S248によりコースC2からコースC25を編成する。
尚、フット部2、及び踵部3では、編糸のコース方向の1往復分を1コースというものとする。
工程S2の最初の小工程S201は、図15に示すように、前側ニードルベッドの編針w〜編針abと、後側ニードルベッドの編針ab〜編針aと、前側ニードルベッドの編針a〜編針fとからなる有端環状(C字状)に並んだ針列に、右回り、又は左回りに周回状に給糸し、両端の編針f、及び編針wで、周回方向を変えながら給糸して編成を行う。
詳細には、小工程S201は、図6に示すように、まず、キャリッジを左行させて、前側ニードルベッドFの編針abから編針xまでニットループ(○)を形成したのち、キャリッジを折返して右行させ、前側ニードルベッドFの編針wでタックループ(△)を形成し、編針xから編針abまでニットループ(○)を形成する。次に、キャリッジを左行させ、後側ニードルベッドBの編針abから編針aまでの全針でニットループ(○)を形成し、続けて、キャリッジを右行させて前側ニードルベッドの編針aから編針eまでニットループ(○)を形成したのち、キャリッジを折り返して左行させ、前側ニードルベッドの編針fでタックループ(△)を形成し、編針eから編針aまでニットループ(○)を形成する。最後に、キャリッジを右行させて、後側ニードルベッドBの編針aから編針abまで全針にニットループ(○)を形成する。
小工程S202では、後述する小工程S203で、渡り部Dに給糸する編針を、前後のニードルベッドで1針ずつ(前後の編針ac,ac)を追加するに先駆けて、この給糸を追加する編針ac,acに隣接する前後の編針ab,abからループを目移しする。
本実施形態では、図6に示すように、前後の編針ab,abだけでなく、ループを掛止した有端環状(C字状)の針列の両端から3針の編針(前側ニードルベッドの編針d,e,f、及び編針w,x,y)を除いた全ての編針を、有端環状の針列の両端の編針fと編針wから遠ざかる方の隣の編針へ目移しする。詳細には、まず、前側の編針z,aa,abを、それぞれ右隣の編針aa,ab,acに目移しし、次に、後側ニードルベッドBの編針a〜abに掛止されたループをすべて右隣の編針b〜acに目移しする。続けて前側ニードルベッドFの編針aのループを後側ニードルベッドBの編針aに目移しし前側ニードルベッドFの編針b,cに掛止したループを、それぞれ左隣の編針a,bに目移しする。
この結果、図6のS202の欄の上部の()内に示したように、ループが配置される。工程S202の目移しにより、前側ニードルベッドFの編針zと後側ニードルベッドBの編針cが空針となる。
尚、工程S2において、給糸方向を折り返す度に、給糸を行う有端環状の針列の端部から2針以上、給糸を行う編針を減じるようにしてもよい。
本実施形態では、図6に示すように、前後の編針ab,abだけでなく、ループを掛止した有端環状(C字状)の針列の両端から3針の編針(前側ニードルベッドの編針d,e,f、及び編針w,x,y)を除いた全ての編針を、有端環状の針列の両端の編針fと編針wから遠ざかる方の隣の編針へ目移しする。詳細には、まず、前側の編針z,aa,abを、それぞれ右隣の編針aa,ab,acに目移しし、次に、後側ニードルベッドBの編針a〜abに掛止されたループをすべて右隣の編針b〜acに目移しする。続けて前側ニードルベッドFの編針aのループを後側ニードルベッドBの編針aに目移しし前側ニードルベッドFの編針b,cに掛止したループを、それぞれ左隣の編針a,bに目移しする。
この結果、図6のS202の欄の上部の()内に示したように、ループが配置される。工程S202の目移しにより、前側ニードルベッドFの編針zと後側ニードルベッドBの編針cが空針となる。
尚、工程S2において、給糸方向を折り返す度に、給糸を行う有端環状の針列の端部から2針以上、給糸を行う編針を減じるようにしてもよい。
小工程S203では、工程S202でループが掛止された有端環状の針列(図15(a)参照)の両端の編針から1針ずつ減らして、それに伴いコースC3の編目数が減少するのを補うために、当該有端環状の針列に給糸する編針を追加する。
本実施形態では、編糸が前側ニードルベッドFから後ろ側のニードルベッドBに渡る左右の渡り部D,Dのうち、右側の渡り部Dの右隣りに給糸する編針を前後で1針ずつ増やした針列に給糸を行う。
具体的には、小工程S203では、図6、図15(b)に示すように、前側ニードルベッドFの、編針fと編針wへの給糸を中止する。こうすることで、小工程S201で編成されたコースC2のコース方向の両端のループ2b,2bは、前側の編針fと編針wに掛止されたまま残る。また、このように、前のコースC2のループを掛止した有端環状の針列の両端の編針fと編針wへの給糸を中止することで、コースC3の編目数がコースC2より2目少なくなるが、これを補うために、図15(b)に示すように、小工程S203では、工程S201で編糸を給糸した有端環状の針列の右側の渡り部Dを構成する編針ab,abの右隣りとなる前側の編針acと後側の編針acにも給糸を行う。こうすることで、フット部2が後方に向かうにつれ編目数を減らして、履き口が足底まで広がってしまうことを防止できる。
尚、ここで、「編目数」とは、ニットループ、タックループ、ミスループ、及び透孔の数の合計をいうものとする。
本実施形態では、編糸が前側ニードルベッドFから後ろ側のニードルベッドBに渡る左右の渡り部D,Dのうち、右側の渡り部Dの右隣りに給糸する編針を前後で1針ずつ増やした針列に給糸を行う。
具体的には、小工程S203では、図6、図15(b)に示すように、前側ニードルベッドFの、編針fと編針wへの給糸を中止する。こうすることで、小工程S201で編成されたコースC2のコース方向の両端のループ2b,2bは、前側の編針fと編針wに掛止されたまま残る。また、このように、前のコースC2のループを掛止した有端環状の針列の両端の編針fと編針wへの給糸を中止することで、コースC3の編目数がコースC2より2目少なくなるが、これを補うために、図15(b)に示すように、小工程S203では、工程S201で編糸を給糸した有端環状の針列の右側の渡り部Dを構成する編針ab,abの右隣りとなる前側の編針acと後側の編針acにも給糸を行う。こうすることで、フット部2が後方に向かうにつれ編目数を減らして、履き口が足底まで広がってしまうことを防止できる。
尚、ここで、「編目数」とは、ニットループ、タックループ、ミスループ、及び透孔の数の合計をいうものとする。
また、上述したように、工程S203に先駆けて、工程S202で、前後の編針ab,abを含む複数の編針を目移ししたのは、工程S203で、新たに給糸を追加した前後の編針ac,acで形成されるループに小工程S201で前後の編針ab,abに形成されたループを連結し、工程S203で前後のac,acの位置に生じる2目続きの大きな透孔が生じることを回避して、代わりに1目分の小さな透孔を前側の編針cと前側の編針zの位置に設けるためである。
以下、図6から図9の小工程S204から小工程S214まで、小工程S201から小工程S203までと同様に横編機の操作を行う。この際、給糸する編針を、小工程S203と同様に、常に、右側の渡り部Dの右隣に追加する。(ただし、フットカバーの編成に影響のない程度に、時折、左側の渡り部Dに給糸する編針を追加したり、給糸する編針の追加を省略したりできることは、もちろんである。)こうすることで、いずれ、ループを掛止した有端環状の針列の両端の編針が、図9のS213、及び図16(a)に示すように、後側の編針aと前側の編針acに移動し、前後のニードルベッドに分かれる。これにより、ニードルベッドの左側では、編糸が前後のニードルベッドを渡ることが無くなり、左側(図1の小指側)の側線71は、ここで、フット部2のコース方向の端部2aに達する。そして、これ以降、給糸を行う有端環状の針列は、図16に示すようにJ字状の針列となり、渡り部Dは右側のみとなる。
給糸を行う針列がJ字状となったあとも、給糸を行う針列がC字状のときと同様に、前のコースで給糸した針列の両端の編針への給糸を止め、代わりに、当該針列の渡り部Dの右側に連続する前後の編針に給糸を追加する。
例えば、工程S215では、図9、図16(b)に示すように、工程S213で給糸を行った後側の編針a〜ahと、前側の編針ac〜ahとからなるJ字状の針列の両端となる後側の編針aと前側の編針acへの給糸を止め、工程S213で給糸を行った針列(図16(a)参照)の渡り部Dの右隣の前後の編針ai,aiを追加して、前側の編針ad〜aiと、後側の編針b〜aiに編糸を給糸する。
例えば、工程S215では、図9、図16(b)に示すように、工程S213で給糸を行った後側の編針a〜ahと、前側の編針ac〜ahとからなるJ字状の針列の両端となる後側の編針aと前側の編針acへの給糸を止め、工程S213で給糸を行った針列(図16(a)参照)の渡り部Dの右隣の前後の編針ai,aiを追加して、前側の編針ad〜aiと、後側の編針b〜aiに編糸を給糸する。
工程S214では、図9に示すように、工程S215に先駆けて、前側の編針af〜ahと、後側の編針d〜ahに掛止されたループをそれぞれ右隣の編針に目移しする。これにより、工程S215で、前後の編針ai,aiで形成されるループに小工程S213で前後の編針ah,ahに形成されたループを連結し、工程S214で前後の編針ai,aiの位置に生じる2目続きの大きな透孔が生じることを回避して、代わりに1目分の小さな透孔を後側の編針dと前側の編針afの位置に設けるためである。
以下、図9、図10に示したように、小工程S216からS248(S219〜S246(C11〜C24)は図示を省略)まで同様の編成を繰り返して、フット部2を編成する。
小工程S248まで、ニードルベッドの右側では、前後の編針間を編糸が渡るように給糸されるため、フットカバー100の右側(親指側)の側線72は、図1に示すように、フット部2を前後方向の全長にわたって通過する。
小工程S248まで、ニードルベッドの右側では、前後の編針間を編糸が渡るように給糸されるため、フットカバー100の右側(親指側)の側線72は、図1に示すように、フット部2を前後方向の全長にわたって通過する。
(中間周回部編成工程S3)
本実施形態では、図10に示すように、フット部編成工程S2に続けて中間周回部編成工程S3を行う。工程S3は、小工程S301のみからなる。小工程S301では、5本胴部編成工程S1によりループが掛止されたままの前側の編針g〜vと、フット部編成工程S2でフット部2のコース方向の両端部2a,2aのループ2bが掛止されたままとなっている前側の編針a〜f、前側の編針w〜at、及び後側の編針a〜rとフット部の最も後側のコースC25のループが掛止された、後側の編針s〜az、及び前側の編針au〜azとを合わせて、前側の編針az〜aと後側のa〜azの全針に周回状に編糸を給糸して、天竺編のコースC26を形成する。コースC26が中間周回部4を構成する。中間周回部4のうち前側の編針g〜vで編成された部分は、前側部分41を構成し、5本胴部12の甲側中央部12aに連結される。前側の編針a〜f、及び後側の編針a〜rにより編成された部分は、左側(小指側)の側方部分42を構成し、前側の編針w〜atにより編成された部分は、右側(親指側)の側方部分42構成し、フット部の両端部2a,2aに連結される。また、編針w〜atにより編成された部分は、後側部分43を構成し、フット部2の後端縁2dのコースC26に連結される。
上述したように、工程S1で甲側中央部12aのループを編針に掛止したまま、工程S2を実施し、かつ、工程S2では、フット部2のコース方向の両端部2a,2aにおけるループを全て編針に残しながら、編成を行ったので、工程S3において、甲側中央部12aとフット部のコース方向の両端部2a,2aとフット部の後端縁2dに沿って周回状に、中間周回部4を編成できる。
また、中間周回部編成工程S3を設けることで、編針に掛止されたままになっている5本胴部の甲側中央部のループや、フット部のコース方向両端部のループを編針から外して、下方に送ることができ、編地が、前後のニードルベッドに挟まることを抑制でき、また、ループが長時間編針に掛止されることにより損傷することを抑制できる。
本実施形態では、図10に示すように、フット部編成工程S2に続けて中間周回部編成工程S3を行う。工程S3は、小工程S301のみからなる。小工程S301では、5本胴部編成工程S1によりループが掛止されたままの前側の編針g〜vと、フット部編成工程S2でフット部2のコース方向の両端部2a,2aのループ2bが掛止されたままとなっている前側の編針a〜f、前側の編針w〜at、及び後側の編針a〜rとフット部の最も後側のコースC25のループが掛止された、後側の編針s〜az、及び前側の編針au〜azとを合わせて、前側の編針az〜aと後側のa〜azの全針に周回状に編糸を給糸して、天竺編のコースC26を形成する。コースC26が中間周回部4を構成する。中間周回部4のうち前側の編針g〜vで編成された部分は、前側部分41を構成し、5本胴部12の甲側中央部12aに連結される。前側の編針a〜f、及び後側の編針a〜rにより編成された部分は、左側(小指側)の側方部分42を構成し、前側の編針w〜atにより編成された部分は、右側(親指側)の側方部分42構成し、フット部の両端部2a,2aに連結される。また、編針w〜atにより編成された部分は、後側部分43を構成し、フット部2の後端縁2dのコースC26に連結される。
上述したように、工程S1で甲側中央部12aのループを編針に掛止したまま、工程S2を実施し、かつ、工程S2では、フット部2のコース方向の両端部2a,2aにおけるループを全て編針に残しながら、編成を行ったので、工程S3において、甲側中央部12aとフット部のコース方向の両端部2a,2aとフット部の後端縁2dに沿って周回状に、中間周回部4を編成できる。
また、中間周回部編成工程S3を設けることで、編針に掛止されたままになっている5本胴部の甲側中央部のループや、フット部のコース方向両端部のループを編針から外して、下方に送ることができ、編地が、前後のニードルベッドに挟まることを抑制でき、また、ループが長時間編針に掛止されることにより損傷することを抑制できる。
(踵部編成工程S4)
本実施形態では、踵部編成工程S4は、中間周回部編成工程S3に続けて実施される。工程S4のうち、図11に示した小工程S401から小工程S407において、膨出部下側部31を編成し、図12〜図14に示した小工程S408から小工程S419において、膨出部上側部32を編成する。このうち、小工程S408からS415で、ゴム無し部33を編成し、小工程S416からS419で、締付部34を編成する。
本実施形態では、踵部編成工程S4は、中間周回部編成工程S3に続けて実施される。工程S4のうち、図11に示した小工程S401から小工程S407において、膨出部下側部31を編成し、図12〜図14に示した小工程S408から小工程S419において、膨出部上側部32を編成する。このうち、小工程S408からS415で、ゴム無し部33を編成し、小工程S416からS419で、締付部34を編成する。
膨出部下側部31を編成する小工程S401からS407では、図11に示したように、コース方向の両端部となる編針で給糸方向を折返しながら、後の小工程で編成するコース程コース方向の編み幅を縮小するようにして編成を行い、給糸方向を折り返す編針でタックループ(△)を形成し、その他の編針では、ニットループ(○)を形成して、全コースを天竺編に編成する。小工程S401からS403は、前後のニードルベッドに亘るJ字状の針列で編成を行うため、図1に示すように、膨出部下側部31を親指側の側線72が通過する。
膨出部上側部32を編成する小工程S408からS419では、図12〜図14に示したように、コース方向の両端部となる編針で給糸方向を折返しながら、徐々に編成するコース程コース方向の編み幅を拡大するようにして編成を行う。給糸方向を折り返す編針でタックループ(△)を形成し、膨出部上側部32の両端を膨出部下側部の両端に編み合わせる。膨出部上側部32と膨出部下側部31の両端を編合わせたラインがゴアライン35である。その他の編針では、ニットループ(○)を形成し、全コースを天竺編に編成する。
このように、踵部3にゴアライン35,35を設けることで、踵部3の最終コースC44を甲側中央部12a、及びフット部2の両端部2a,2aと共に履き口5の周縁に沿って並べることができるので、履き口周縁部6を履き口5の周縁に沿う周回状に編成することができる。
また、図13、図14に示すように、膨出部編成工程S4のうち、小工程C416〜C419では、天竺編の地組織にゴム糸を挿入編して、締付部34を形成する。
このように、踵部3にゴアライン35,35を設けることで、踵部3の最終コースC44を甲側中央部12a、及びフット部2の両端部2a,2aと共に履き口5の周縁に沿って並べることができるので、履き口周縁部6を履き口5の周縁に沿う周回状に編成することができる。
また、図13、図14に示すように、膨出部編成工程S4のうち、小工程C416〜C419では、天竺編の地組織にゴム糸を挿入編して、締付部34を形成する。
(履き口周縁部編成工程S5)
図14に示すように、踵部編成工程S4に続けて、履き口周縁部編成工程S5を実施する。工程S5では、中間周回部編成工程S3からループが掛止されたままの編針(前側の編針a〜as、及び後側の編針a〜q)と、膨出部上側部の最後尾のコースC44のループを掛止した編針(前側の編針at〜az、及び後側の編針r〜az)を合わせて、前側の編針za〜a、及び後側の編針a〜azの全針に周回状に地糸を給糸して天竺編組織を編成し、この天竺編の地組織の1コースあたりに3本のゴム糸を挿入して、天竺編部62を編成する。
また、編成図は省略したが、天竺編部62の編成に続けて、キャリア組Aから地糸を、キャリアGからゴム糸を、それぞれ周回状に給糸して、リブ編組織の地組織にゴム糸が挿入されたリブ編部61を編成する。リブ編部61の先端縁は、伏目処理を行う。
図14に示すように、踵部編成工程S4に続けて、履き口周縁部編成工程S5を実施する。工程S5では、中間周回部編成工程S3からループが掛止されたままの編針(前側の編針a〜as、及び後側の編針a〜q)と、膨出部上側部の最後尾のコースC44のループを掛止した編針(前側の編針at〜az、及び後側の編針r〜az)を合わせて、前側の編針za〜a、及び後側の編針a〜azの全針に周回状に地糸を給糸して天竺編組織を編成し、この天竺編の地組織の1コースあたりに3本のゴム糸を挿入して、天竺編部62を編成する。
また、編成図は省略したが、天竺編部62の編成に続けて、キャリア組Aから地糸を、キャリアGからゴム糸を、それぞれ周回状に給糸して、リブ編組織の地組織にゴム糸が挿入されたリブ編部61を編成する。リブ編部61の先端縁は、伏目処理を行う。
(その他の実施形態)
本発明に係るフットカバーは、上記の実施形態に限らず、例えば、中間周回部4は、図18の第2実施形態のように省略してもよい。あるいは、中間周回部4の後側部分43は、図19の第3実施形態のように、フット部2の前後方向の途中部分を通してもよいし、図20の第4実施形態のように、ゴアライン35に沿って踵部3の膨出部下側部31と膨出部上側部32の境界を通るようにしてもよい。
本発明に係るフットカバーは、上記の実施形態に限らず、例えば、中間周回部4は、図18の第2実施形態のように省略してもよい。あるいは、中間周回部4の後側部分43は、図19の第3実施形態のように、フット部2の前後方向の途中部分を通してもよいし、図20の第4実施形態のように、ゴアライン35に沿って踵部3の膨出部下側部31と膨出部上側部32の境界を通るようにしてもよい。
また、フット部編成工程において、図17に1点鎖線で示すように、U字状に編糸を給糸するようにしてもよい。例えば、図17(a)において、前側の編針tから編針aまでと、後側の編針tから編針aまでに、矢印で示した順に編糸を給糸する。そして、図17(b)に示した次の小工程では、図17(a)のU字の針列の両端を構成する前側の編針aと後側の編針aへの給糸を止めて、代わりに、給糸する針列に右側の渡り部Dの右隣の編針u、uを追加して、前側の編針uからbまでと、前側の編針uからbまでのU字の針列に、図中の矢印に沿って編糸を給糸する。こうすることで、フット部の両端部のループを、フット部の編成が終わるまで編針に掛止したままにすることができる。この場合、編糸が前後のニードルベッドを渡った跡からなる側線は、甲側の左右方向の中央と、足底側の左右方向の中央を通るように形成される。
その他、本発明のフットカバーは、指袋を有さなくともよいし、ゴアラインは、いわゆるYヒールのように、膨出部を2つ以上備えてもよい。履き口周縁部は、リブ編部、天竺編部の一方のみを設けるようにしてもよい。フット部等、締付部や履き口周縁部以外にゴム糸を設けることもできる。地糸やゴム糸に用いる糸は、上記の実施例に用いた糸に限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で公知の糸を適宜に用いることができる。
100 フットカバー
1 つま先部
12 5本胴部
12a 甲側中央部
12b 有端環状部
2 フット部
2a コース方向の両端部
2c 透孔
2d 後端縁
2e 増し目
3 踵部
34 締付部
35 ゴアライン
4 中間周回部
41 前側部分
42 側方部分
43 後側部分
5 履き口
6 履き口周縁部
71 一方の側線
72 他方の側線
1 つま先部
12 5本胴部
12a 甲側中央部
12b 有端環状部
2 フット部
2a コース方向の両端部
2c 透孔
2d 後端縁
2e 増し目
3 踵部
34 締付部
35 ゴアライン
4 中間周回部
41 前側部分
42 側方部分
43 後側部分
5 履き口
6 履き口周縁部
71 一方の側線
72 他方の側線
Claims (9)
- 前端側のつま先部と、後端側の踵部と、前記つま先部、及び前記踵部の間のフット部と、前記フット部から前記踵部に跨って甲側に開口する履き口とを備え、前記つま先部が、後端縁に甲側から足底側に亘って周回状に編成された5本胴部を有し、前記踵部が、両側に一又は複数本ずつのゴアラインを有するフットカバーを、前後のニードルベッドが左右方向に相対的にラッキング可能に、かつ前後のニードルベッドの編針間で互いに目移し可能な横編み機を用いて編成するフットカバーの編成方法であって、
前後のニードルベッドの編針に周回状に編糸を給糸して、5本胴部を編成する5本胴部編成工程と、
前記5本胴部編成工程に続けて、5本胴部の最終コースのループを前後のニードルベッドの編針に周回状に掛止した状態で、前記5本胴部の最終コースの甲側中央部を除いた有端環状部のループを掛止した有端環状の針列に給糸し、以後前記有端環状の針列の両端で給糸方向を折り返すように、かつ、給糸方向を折り返す度に、前記有端環状の針列の端から給糸する編針を一又は複数針減らすとともに、前記有端環状の針列へ一往復給糸する度に、前記有端環状の針列の左右の同じ側の渡り部に給糸する編針を一又は複数針追加しながら前記フット部を編成するフット部編成工程と、
前記フット部編成工程よりあとに、両側に一又は複数本ずつのゴアラインを設けながら踵部を編成する踵部編成工程と、
前記踵部編成工程の後、編針に掛止されたままループの残っている編針に、周回状に編糸を給糸して履き口周縁部を編成する履き口周縁部編成工程と
を有することを特徴とするフットカバーの編成方法。 - 前記フット部編成工程は、前記有端環状の針列の両端が、共に前後のニードルベッドの一方のニードルベッドに存する状態で開始され、前後のニードルベッドに別れたあとも継続される請求項1に記載のフットカバーの編成方法。
- 前記フット部編成工程の途中で、前記フット部編成工程と前記踵部編成工程の間で、又は前記踵部編成工程の途中で、給糸されたまま編針にループの残っている全編針に周回状に編糸を給糸して中間周回部を編成する中間周回部編成工程を有する請求項1又は請求項2に記載のフットカバーの編成方法。
- 前記フット部編成工程において、前記渡り部に給糸する編針を一又は複数針追加するに先駆けて、当該追加する編針に隣接する編針からループを目移しする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のフットカバーの編成方法。
- 前端側のつま先部と、後端側の踵部と、前記つま先部、及び前記踵部の間のフット部と、前記フット部から前記踵部に跨って甲側に開口する履き口と、編糸が横編み機の前後のニードルベッドを渡った跡からなる1対の側線とを備え、前記つま先部が、後端縁に甲側から足底側に亘って周回状に編成された5本胴部を有し、前記踵部が、両側に一又は複数本ずつのゴアラインを有するフットカバーであって、
前記フット部は、前記5本胴部の甲側中央部を除いた有端環状部に連続するとともに、編糸が前記履き口をかわすようにコース方向の両端部で折り返す有端環状の編成組織を有し、当該両端部のループが、後側のコースほど前記履き口から遠ざかる方向のウエールに形成され、少なくとも一部のコースが、透孔、及び/又は増し目を有しており、
前記1対の側線の一方が前記フット部のコース方向の両端部と交差し、前記1対の側線の他方の側線が前記フット部の後端縁と交差するか、又は、前記一方の側線が甲側の左右方向の中央を通り、他方の側線が足底側の左右の中央を通っており、
前記履き口の周縁に、編糸が周回状に編成された履き口周縁部を備えることを特徴とするフットカバー。 - 前記1対の側線の一方が前記フット部のコース方向の両端部と交差し、前記一対の側線の他方の側線が前記フット部の後端縁と交差する請求項5に記載のフットカバー。
- 前記透孔が、ライン状に並ぶ請求項5又は請求項6に記載のフットカバー。
- 前記履き口周縁部は、ゴム糸が挿入、及び/又は添え糸されている請求項5から請求項7のいずれか1項に記載のフットカバー。
- 前記踵部は、左右のゴアラインでコース方向に折り返しながら、ゴム糸が挿入、及び/又は添え糸された締付部を備える請求項5から請求項8のいずれか1項に記載のフットカバー。
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2017
- 2017-01-12 JP JP2017003501A patent/JP6230733B1/ja not_active Expired - Fee Related
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