JP6230548B2 - 抽出蒸留による、ヒドロクロロフルオロオレフィンから汚染物を除去するための方法 - Google Patents

抽出蒸留による、ヒドロクロロフルオロオレフィンから汚染物を除去するための方法 Download PDF

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Description

本発明は、ヒドロクロロフルオロオレフィン、例えばtrans−1,1,1−トリフルオロ−3−クロロ−2−プロペン(1233zd(E))を含む混合物から、汚染物、例えばトリクロロフルオロメタン(R1”)を抽出し除去する方法に関する。
クロロフルオロカーボン(CFC)などの塩素含有化合物は、地球のオゾン層に対して好ましいものではないと考えられている。したがって、環境を損なうことなく、しかも、冷媒、溶媒、洗浄剤、発泡剤、エアゾール噴射剤、伝熱媒体、誘電体、消火剤、殺菌剤、及び動力サイクル(power cycle)作動流体として機能させるのに必要な物性を有している化合物が探索されてきた。フッ素化オレフィン、特にその分子の中に1つ又は複数の水素を含むもの(本明細書においてはヒドロフルオロオレフィン(HFO)と呼ぶ)は、それらの用途の内のいくつか、例えば冷凍、さらにはフルオロポリマーを製造するためのプロセスにおいて使用されると考えられている。特に、trans−1,1,1−トリフルオロ−3−クロロ−2−プロペン(1233zd(E))は、無視可能なオゾン層破壊係数(ODP)と低い地球温暖化係数(GWP)を有する、有望な冷媒及び発泡性化合物である。実際のところ、1233zd(E)のODPを測定すると、0.00034であった。
しかしながら、1233zd(E)フィードストックは通常四塩化炭素で汚染されているが、これは、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパン(240fa)の前駆体化合物の1つである。フルオロ化反応器においては、四塩化炭素がフルオロ化されてR11となる。R11は23.8℃の沸点を有し、1233zd(E)は18.5℃の沸点を有している。蒸留によって1233zd(E)からR11を分離しようとしても成功しなかったが、このことは、共沸混合物又は近共沸混合物の存在を示唆している。汚染物、例えばR11(これは、1.0のODPを有している)は、その化合物のオゾン層破壊係数を大幅に低下させる可能性がある。例えば、1233zd(E)がわずか1000ppmのR11で汚染されていたとしても、そのODPが、0.00034から0.00134にまで上がるであろう。
したがって、汚染されていないか、又は精製された形態にある1233zd(E)、及びそれを製造するための分離方法が依然として必要とされている。
本発明による方法は、ヒドロクロロフルオロオレフィンから汚染物を分離するのに好適な抽出蒸留法を提供する。特に、本明細書に記載された方法及びプロセスは、通常の蒸留では分離不能な混合物から汚染物を分離するための効率的な方法を提供する。例えば、1233zd(E)とR11とは通常の蒸留では分離することができないが、クロロ化化合物を使用する本明細書に記載された抽出蒸留法を使用して、1233zd(E)からR11を抽出除去することができる。
本発明の実施形態によると、ヒドロクロロフルオロオレフィンから汚染物を除去するための方法には、クロロ化化合物を含む抽出溶媒の存在下における抽出蒸留を使用して、ヒドロクロロフルオロオレフィン及びクロロフルオロカーボンを含む混合物からクロロフルオロカーボンを抽出して、精製されたヒドロクロロフルオロオレフィンを形成させる工程が含まれる。
本発明のまた別な実施形態によると、ヒドロクロロフルオロオレフィンから汚染物を除去するための方法には、クロロ化化合物を含む抽出溶媒の存在下における抽出蒸留を使用して、トリクロロフルオロメタン(R11)及びtrans−1,1,1−トリフルオロ−3−クロロ−2−プロペン(1233zd(E))を含む混合物から、トリクロロフルオロメタン(R11)を抽出して、精製されたtrans−1,1,1−トリフルオロ−3−クロロ−2−プロペン(1233zd(E))を形成させる工程が含まれる。
本発明のまた別な実施形態によると、蒸留プロセスに、汚染物を含むヒドロクロロフルオロオレフィンを含むフィード混合物を第一の抽出蒸留塔にフィードする工程、及び第一の抽出蒸留塔においてクロロ化化合物を含む抽出溶媒を使用してそのフィード混合物から汚染物を抽出して、精製されたヒドロクロロフルオロオレフィンを含む塔頂ストリームと汚染物及び抽出溶媒を含む塔底物ストリームとを形成させる工程が含まれる。第二ステップを採用して、それにより、その塔底物ストリームを第二の蒸留塔にフィードして、第二の蒸留塔の中で汚染物を抽出溶媒から分離して、汚染物を含む第二の塔頂ストリームと抽出溶媒を含む第二の塔底物ストリームとを形成させてもよい。必要に応じて、次いで抽出溶媒を含む第二の塔底物ストリームを第一の蒸留塔にリサイクルさせて、第一の蒸留塔、すなわち抽出蒸留プロセスにおいて使用してもよい。
本発明のまた別な実施形態によると、蒸留プロセスには、トリクロロフルオロメタン(R11)及びtrans−1,1,1−トリフルオロ−3−クロロ−2−プロペン(1233zd(E))を含むフィード混合物を第一の抽出蒸留塔にフィードする工程、及び、第一の抽出蒸留塔においてクロロ化化合物を含む抽出溶媒を使用してそのフィード混合物からトリクロロフルオロメタン(R11)を抽出して、精製されたtrans−1,1,1−トリフルオロ−3−クロロ−2−プロペン(1233zd(E))を含む塔頂ストリームと、トリクロロフルオロメタン(R11)及び抽出溶媒を含む塔底物ストリームとを形成させる工程が含まれる。任意選択で、その塔底物ストリームを第二の蒸留塔にフィードしてもよく、その第二の蒸留塔の中でトリクロロフルオロメタン(R11)を、抽出溶媒から分離して、トリクロロフルオロメタン(R11)を含む第二の塔頂ストリームと抽出溶媒を含む第二の塔底物ストリームとを形成させてもよい。その抽出溶媒は、必要に応じて、第一の抽出蒸留塔にリサイクルさせてよい。
図面を参照することにより、本発明をさらに理解することができる。
本発明による抽出蒸留プロセスのフローチャートである。
本発明の態様には、ヒドロクロロフルオロオレフィン、例えばtrans−1,1,1−トリフルオロ−3−クロロ−2−プロペン(1233zd(E))を蒸留し、汚染物、例えばトリクロロフルオロメタン(R11)を除去するための方法及びプロセスが含まれる。
本発明の一実施形態によると、ヒドロクロロフルオロオレフィンから汚染物を除去するための方法には、クロロ化化合物を含む抽出溶媒の存在下における抽出蒸留を使用して、ヒドロクロロフルオロオレフィン(例えばtrans−1,1,1−トリフルオロ−3−クロロ−2−プロペン(1233zd(E)))及びクロロフルオロカーボン(例えば、R11)を含む混合物からクロロフルオロカーボン(例えばトリクロロフルオロメタン(R11))を抽出して、精製されたヒドロクロロフルオロオレフィン(例えば、精製された122zd(E))を形成させる工程が含まれる。
本明細書で使用するとき、HCCはヒドロクロロカーボンを表し、CFCはクロロフルオロカーボンを表し、HCFOはヒドロクロロフルオロオレフィンを表す。それぞれの化学種を論じる場合、その化学式、化学名、略称の慣用名などに関して相互に言い換え可能に使用される。例えば、trans−1,1,1−トリフルオロ−3−クロロ−2−プロペンは、1233zd(E)と表記してもよい。さらに、いくつかの化合物は、それらのASHRAE(アメリカ暖房冷凍空調協会(American Society of Heating,Refrigerating and Air−Conditioning Engineers))表記法に従って記述されていてもよい。表1に代表的なもののリストを挙げる。
Figure 0006230548
本明細書において記述されるそれぞれの化合物には、特に断らない限り、その各種の異性体及び立体異性体が含まれるが、そのようなものとしては、全ての単一の立体配置異性体、単一の立体異性体、ならびに各種比率でのそれらの各種組合せが挙げられる。
本発明には、ヒドロクロロフルオロオレフィンから汚染物を除去するための方法が含まれる。ヒドロクロロフルオロオレフィン、例えば1233zd(E)は、反応剤や、それらの製造の際に生成する中間体によって汚染されていることが多い。例えば、1233zd(E)の生産では、典型的には、フィードストックとして、1,1,1,3,3 ペンタクロロプロパン(240fa)が使用される。240faは通常、240faへの前駆体化合物の1つである四塩化炭素によって汚染されている。フルオロ化反応器においては、四塩化炭素がフルオロ化されてR11となる。先に説明したように、汚染物、例えばR11(これは1.0のODPを有している)は、その化合物のオゾン層破壊係数を、大幅に低下させる可能性がある。例えば、1233zd(E)がわずか1000ppmのR11で汚染されているとしたら、そのODPが、0.00034から0.00134にまで上がるであろう。したがって、ヒドロクロロフルオロオレフィンから汚染物を分離及び除去して、例えば、汚染されていないか又は精製された形態で1233zd(E)を製造して、そのオゾン層破壊係数を改良し、低下させるのが望ましい。したがって、その汚染物としては、ヒドロクロロフルオロオレフィンの中に残存している任意の化合物又は前駆体化合物を挙げることができる。1233zd(E)がそのヒドロクロロフルオロオレフィンであるような特定の実施形態によると、その汚染物には、四塩化炭素及びトリクロロフルオロメタン(R11)の少なくとも一方が含まれている可能性がある。
その方法には、ヒドロクロロフルオロオレフィン(例えばtrans−1,1,1−トリフルオロ−3−クロロ−2−プロペン(1233zd(E)))とクロロフルオロカーボン(例えば、R11)とを含む混合物から、クロロフルオロカーボン(汚染物、例えばトリクロロフルオロメタン(R11))を抽出する工程が含まれていてよい。その混合物は、任意の適切な供給源から得られるものであってよい。例えば、そのヒドロクロロフルオロオレフィンが、合成後に直接得られたものであっても、そのヒドロクロロフルオロオレフィンが、通常の技能を有する当業者には公知の任意の適切な方法及び技術によって合成されたものであってよい。
例えば、1233zd(E)は、フルオロ化反応で得ることができる。一実施形態によると、1,1,1,3,3−ペンタクロロプロパン(240fa)及び/又は1,1,3,3−テトラクロロロプロペン(1230za)がフルオロ化されて、trans 1233zd(1233zd(E))及び/又はcis 1233zd(1233zd(Z))が生成する。例えば、240faがフルオロ化されて1233zd(E)となる反応は次式で示される:
Figure 0006230548
必要に応じて、通常の技能を有する当業者には公知の任意の技術を使用して、1233zd(E)を1233zd(Z)から分離することもできる。フルオロ化反応は気相であっても、液相であってもよく、触媒反応であっても、無触媒反応であってもよい。適切なフルオロ化触媒は、通常の技能を有する当業者ならば、例えばTiCl4、TiF4、SnCl4、SnF4、SbF5、SbCl5、SbFxCly(x+y=5)などから選択することができる。
本明細書に記載された反応は、任意の適切な反応容器又は反応器中で実施すればよい。その容器又は反応器は、任意の適切なタイプ、形状、サイズであってよい。例えば、その反応器は、固定触媒床又は流動触媒床反応器、筒型反応器などであってよい。反応は、バッチ式、連続式、又はそれらの任意の組合せで実施してよい。反応は、本明細書で提供される教示に基づき通常の技能を有する当業者には容易に認識される、広く各種のプロセスパラメーター及びプロセス条件を使用して実施してよい。
操作条件及び反応器中での反応物質の滞留時間は、それらの反応を(転化効率及び選択率を含めて)受容可能な収率で起こさせるのに十分なものとするべきであるが、それは、採用した操作条件の関数として決めることが可能であろう。反応圧力は、大気圧未満、大気圧、又は大気圧超とすることが可能である。反応の際に触媒を使用し、その触媒が時間の経過とともに不活性化する場合、当業者公知の任意の適切な方法を使用して、置き換えるか又は再生させてもよい。
汚染物(例えば、四塩化炭素及び/又はトリクロロフルオロメタン(R11))を、クロロ化化合物を含む抽出溶媒の存在下における抽出蒸留を使用して抽出して、精製されたヒドロクロロフルオロオレフィン(例えば、精製された1233zd(E))を生成させることができる。そのような純粋な、精製された、或いは汚染されていないヒドロクロロフルオロオレフィンでは、汚染物を、ヒドロクロロフルオロオレフィンを含むフィードよりも少なく含んでいる。例えば、精製された1233zd(E)には、フィードストックの中に存在していた汚染物の量よりも、最高で30%少ない、最高で50%少ない、最高で75%少ない、又は最高で100%少ない量で含むことができる。汚染物が全く含まれないか、又は無視可能な量しか残っておらず、純粋なヒドロクロロフルオロオレフィン生成物が得られるのが好ましい(例えば、その精製された1233zd(E)が、約500ppm以下、好ましくは300ppm以下、より好ましくは200ppm以下、最も好ましくは100ppm以下のクロロフルオロカーボンしか含まない)。
本明細書で使用するとき、「抽出蒸留」という用語には、化学的分離に寄与する、第三成分又は分離溶媒を使用するプロセスの操作(例えば、気液又は液液)が含まれる。その抽出剤は、分離するべき成分の間の揮発性の差を作り出すか、又は増進させるが、その混合物の中の他の成分とは共沸混合物を形成しない。このことにより、通常の蒸留によって分離される、新規な三成分混合物が可能となる。元の成分で揮発性が最大のものが、塔頂生成物又は留出物(例えば、1233zd(E))として分離される。塔底生成物は、抽出溶媒とその他の成分との混合物(例えば、抽出溶媒プラスR11)からなるが、これは、その溶媒が汚染物(例えば、R11)とは共沸混合物を形成しないので、容易に分離することが可能である。その塔底生成物は、当業者には公知の任意の適切な方法によって分離することができる(例えば、分離は、蒸留、膜分離、吸着などによって達成することができる)。
本明細書で使用するとき、「抽出剤」、「分離溶媒」、又は「抽出溶媒」という用語は、比較的に非揮発性であり、高い沸点を有し、汚染されたヒドロクロロフルオロオレフィンと相溶性があるが、共沸混合物を形成することがない溶媒を定義するのに、相互に言い換え可能に使用することができる。抽出溶媒としては、クロロ化化合物が挙げられる。例えば、抽出溶媒としては、有機塩化物、クロロ化炭化水素、又はクロロアルカンが挙げられる。特に、その抽出溶媒として、少なくとも1個の共有結合的に結合された塩素原子を含む有機化合物が挙げられる。その抽出溶媒に、少なくとも3個の塩素原子(例えば、3個又は4個の塩素原子)を含む有機塩化物が含まれているのが好ましい。抽出溶媒には、例えば1個又は2個の炭素原子が含まれていてよい。その抽出溶媒に2個以上の炭素原子が含まれている場合、その溶媒は、飽和であっても、不飽和であってもよい。一実施形態によると、その抽出溶媒が、炭素、塩素、及び任意成分の水素以外のいかなる元素も含まない。例示的一実施形態によると、その抽出溶媒が、トリクロロエチレン(C2HCl3)(TCE)、四塩化炭素すなわちテトラクロロメタン(CCl4)、クロロホルム(CHCl3)、メチルクロロホルム、又は1,1,1−トリクロロエタン(CH3CCl3)、及びそれらの混合物からなる群より選択される有機塩化物を含む。
抽出溶媒は、汚染物の沸点に対する溶媒の沸点に基づいて選択することができる。例えば、R11は、23.8℃の沸点を有している。一実施形態によると、その溶媒が、R11よりもはるかに高い沸点を有するが、ただし陽圧下で蒸留できない程には高くない様に選択される。したがって、好適な抽出溶媒は、約60℃以上の標準沸点を有していてよい。例えば、その標準沸点が、約60℃〜約100℃、又は約60℃〜約90℃でよい。好適な溶媒の標準沸点としては、例えば次のものが挙げられる:トリクロロエチレン(nbp=88℃)、四塩化炭素(nbp=76.8℃)、クロロホルム(nbp=61.2℃)、及びメチルクロロホルム(74.1℃)。
抽出溶媒は、効果的かつ効率的に抽出蒸留を実施するのに適した量とするべきである。抽出溶媒の量は、通常の技能を有する当業者ならば、フィードストック中に存在しているヒドロクロロフルオロオレフィンの量に基づいて選択することができる。例えば、抽出溶媒の量は、抽出溶媒の、ヒドロクロロフルオロオレフィンのフィードストックに対する重量比を基準にしてもよい。本発明の一実施形態によると、抽出溶媒対1233zd(E)の重量比が、約0.1対10、好ましくは約1対8、より好ましくは約1対5、最も好ましくは約1対3である。
抽出蒸留は、通常の技能を有する当業者には公知の、任意の適切な(例えば、温度及び圧力)条件下で、適切な装置(例えば、蒸留塔)を使用して実施することができる。例えば、標準的な温度及び圧力下で抽出蒸留を実施してもよい。別な方法として、約26℃〜約120℃の範囲の温度を使用して、減圧又は陽圧下で抽出蒸留を実施してもよい。抽出蒸留は、バッチ式、連続式、又はそれらの各種組合せで実施してよい。蒸留塔には、棚段を備えていてもよいし、及び/又は(例えば、不活性な充填物質例えばガラスビーズ又は金属片、例えばラシヒリングを用いて)充填されていても、或いは非充填であってもよい。その充填物は、ランダム配置であっても、構造化されていてもよい。例えば、構造化された充填物としては、波形の金属シート、又は編んだ金属フィラメントなどが挙げられる。充填物は、例えば、塔全体に沿って、又はフィードポイントより下、又は塔の長さ方向に沿ったいくつかの他の領域にわたって配置してよい。
本発明の一実施形態によると、ヒドロクロロフルオロオレフィンから汚染物を除去するための方法には、クロロ化化合物を含む抽出溶媒の存在下における抽出蒸留を使用して、トリクロロフルオロメタン(R11)及びtrans−1,1,1−トリフルオロ−3−クロロ−2−プロペン(1233zd(E))を含む混合物から、トリクロロフルオロメタン(R11)を抽出して、精製されたtrans−1,1,1−トリフルオロ−3−クロロ−2−プロペン(1233zd(E))を形成させる工程が含まれる。
本発明のまた別な実施形態によると、その蒸留プロセスに、汚染物を含むヒドロクロロフルオロオレフィンを含むフィード混合物を第一の蒸留塔にフィードする工程;及び第一の蒸留塔においてクロロ化化合物を含む抽出溶媒を使用してそのフィード混合物から汚染物を抽出して、精製されたヒドロクロロフルオロオレフィンを含む塔頂ストリームと汚染物及び抽出溶媒を含む塔底物ストリームとを形成させる工程が含まれる。
図1に描いた実施態様には、第一の塔C101が示されており、そこで、フィード(ストリーム1)を、R11のためのホストとなる、充分な量の溶媒(ストリーム6及び任意のリサイクルストリーム2)と組み合わせている。そのフィードストリーム1には、ヒドロクロロフルオロオレフィン及び汚染物(例えば、1233zd(E)及びR11)を含む混合物が含まれていてよい。先に説明したように、蒸留塔にフィードするための、抽出溶媒対1233zd(E)フィードの適切な重量比(例えば、約0.1対10)を選択することができる。純粋な1233zd(E)(水蒸気(steam)3)が、第一の塔C101の塔頂物であり、R11を含む抽出溶媒が塔底物(ストリーム4)である。
フィードストック及び抽出溶媒は、蒸留塔の任意の適切なポイントに、任意の適切な形態(例えば、液相又は気相)で導入してよい。例えば、フィードストックと抽出溶媒の両方を蒸留塔の中央部に導入しても、塔の長さ方向の幾分異なったポイントに導入してもよい。
その抽出蒸留プロセスに続けて、1つ又は複数の(例えば一連の)蒸留又は分離プロセスを採用してもよい。例えば、第一の蒸留塔からの塔底物ストリームを第二の蒸留塔にフィードし、第二の蒸留塔の中で汚染物を抽出溶媒から分離して、汚染物を含む第二の塔頂ストリーム及び抽出溶媒を含む第二の塔底物ストリームを形成させてもよい。第二の塔頂ストリームには、第二の蒸留塔へのフィードの実質量(例えば、残存ヒドロクロロフルオロオレフィン及び溶媒)が含まれていてもよい。例えば、第二の塔頂ストリームには、蒸留の間に汚染物を抽出することに依然として効果的に機能しながらも、汚染物よりも多いフィードが含まれていてもよい。
したがって、一実施形態によると、抽出蒸留には、連続した2本の蒸留塔(第一の抽出蒸留及び第二の通常の蒸留)が含まれる。1233zd(E)が、ストリーム1でフィードされる。溶媒は、ストリーム1の中に含まれていてもよいし、或いは、それ自体のストリーム2として、通常はストリーム1よりも上のフィードポイントにフィードされてもよい。図1に描かれた実施態様には、第一の抽出蒸留塔C101からの塔底物ストリーム(ストリーム4)が、第二の溶媒回収塔C102のフィードとなることが示されている。第二の塔C102では、R11を塔頂物(ストリーム5、第二の溶媒回収塔C102へのフィードも含んでいる)としてストリッピングし、再生された抽出溶媒(ストリーム6)を回収する。任意選択で、第二の塔底物ストリーム6からの抽出溶媒を第一の蒸留塔C101にリサイクルさせて、その中での抽出蒸留プロセスで使用する。
必要に応じてさらなる蒸留又は分離を採用して、製品ストリーム/廃棄物ストリームそれぞれに関して所望の純度に到達させてもよいということも考えられる。例えば、塔頂ストリームをさらに蒸留するか又は分離にかけて、任意の残存している汚染物、ヒドロクロロフルオロオレフィン、又は抽出溶媒を除去してもよく、及び/又は塔底物ストリームをさらに蒸留する/分離にかけて、必要に応じて、抽出溶媒の純度を改良してもよい。
本発明の一実施形態によると、蒸留プロセスに以下の工程が含まれる:
(a)第一の蒸留塔に、トリクロロフルオロメタン(R11)及びtrans−1,1,1−トリフルオロ−3−クロロ−2−プロペン(1233zd(E))を含むフィード混合物をフィードする工程;
(b)第一の蒸留塔において、クロロ化化合物を含む抽出溶媒を使用して、そのフィード混合物からトリクロロフルオロメタン(R11)を抽出して、精製されたtrans−1,1,1−トリフルオロ−3−クロロ−2−プロペン(1233zd(E))を含む塔頂ストリームと、トリクロロフルオロメタン(R11)及び抽出溶媒を含む塔底物ストリームとを形成させる工程;
(c)その塔底物ストリームを第二の蒸留塔にフィードする工程;及び
(d)第二の蒸留塔において、抽出溶媒からトリクロロフルオロメタン(R11)を分離させて、トリクロロフルオロメタン(R11)を含む第二の塔頂ストリームと、抽出溶媒を含む第二の塔底物ストリームとを形成させる工程。
本明細書に記載された方法及びプロセスは、ヒドロクロロフルオロオレフィン、例えば1233zd(E)から(通常の蒸留技術では容易に分離することが不可能な)汚染物、例えばR11を分離するのに適した抽出蒸留を提供する。したがって、精製されたヒドロクロロフルオロオレフィン、例えば1233zd(E)を得ることが可能となり、例えば冷媒、発泡性化合物などの用途において使用して、低減されたオゾン層破壊係数及び低い地球温暖化係数を有するようにすることができる。
比較例1
1233zd(E)のサンプルを蒸留塔の中央にフィードした。フィードポイントより下は、直径3インチのGoodloe充填物が8フィートの高さであった。フィードポイントより上8フィートにも、同一の充填物のセクションが広がっていた。その塔には、7平方フィートの部分還流凝縮器が乗せられていた。塔へのフィード速度が32ポンド/時間、還流速度が120ポンド/時間であった。留出(塔頂)速度が30ポンド/時間、塔底速度が2ポンド/時間であった。蒸留圧力は55psigであった。それぞれのストリームについては、以下のような分析結果が得られた。
Figure 0006230548
表1の例では、93.75%の1233zd(E)回収率で、R11含有率が8.9%低減されていることがわかる。
実施例2
上の比較例1に記載した装置を使用して、トリクロロエチレン(TCE)を抽出溶媒として使用した抽出蒸留を実施した。1233zd(E)フィードストリーム(ストリーム1)を20ポンド/時間の速度でフィードし、TCEフィードストリーム(ストリーム2)を30ポンド/時間の速度でフィードし、塔頂留出物ストリーム(ストリーム3)の速度が18ポンド/時間であり、塔底物ストリーム(水蒸気(Steam)4)の流速が32ポンド/時間であった。還流速度が100ポンド/時間、塔の圧力が36psigであった。分析のためのサンプルを採取したときには、その再沸器温度が114.6℃であり、凝縮器の下の塔頂が53℃であった。その再沸器の体積容量は液体のTCEで約40ポンドであったので、無理のない反応時間の内に定常状態に到達させることは困難であった。抽出溶媒の1233zd(E)に対する重量比は、1.5対1であった。1233zdはスチーム加熱の熱交換器を通過させ、そのフィードポイントは塔の中央であった。TCE溶媒は、周囲温度で、塔頂と塔の中央の中間点にフィードした。塔の還流比は、留出物を基準にして5.55であった。塔への最初の仕込みから2.5時間後に、サンプルを採取した。90%の1233zd(E)回収率のところで、R11含量に49%の低減があった。表2にそれらの結果をまとめる。物質収支から、系にフィードされた1233zd(E)の95%及びR11の80%しか、流出物の中に見いだされなかった。このことは、その系がまだ定常条件に達していなかったということを意味している。それにも関わらず、これらのデータは、塔底物中において、1233zdに比較してR11が(フィードにおける0.22%から、F1233zdを基準にして1.38%へと)増加していること、及び抽出蒸留を介して塔頂物からR11が除去されていることを示している。
Figure 0006230548

Claims (14)

  1. ヒドロクロロフルオロオレフィンからクロロフルオロカーボン汚染物を除去するための方法であって、
    四塩化炭素、クロロホルム、メチルクロロホルム及びそれらの混合物よりなる群から選択される有機塩化物を含む抽出溶媒の存在下における抽出蒸留を使用して、ヒドロクロロフルオロオレフィン及びクロロフルオロカーボンを含む混合物から前記クロロフルオロカーボンを抽出して、精製されたヒドロクロロフルオロオレフィンを形成させる工程
    を含み、
    前記精製されたヒドロクロロフルオロオレフィンが500ppm以下の前記クロロフルオロカーボンを含む、精製されたtrans−1,1,1−トリフルオロ−3−クロロ−2−プロペン(1233zd(E))である方法。
  2. 前記有機塩化物が、少なくとも3個の塩素原子を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記抽出溶媒が、60℃〜100℃の標準沸点を有する、請求項1に記載の方法。
  4. ヒドロクロロフルオロオレフィンからクロロフルオロカーボン汚染物を除去するための方法であって、
    四塩化炭素、クロロホルム、メチルクロロホルム及びそれらの混合物よりなる群から選択される有機塩化物を含む抽出溶媒の存在下における抽出蒸留を使用して、トリクロロフルオロメタン(R11)及びtrans−1,1,1−トリフルオロ−3−クロロ−2−プロペン(1233zd(E))を含む混合物から、前記トリクロロフルオロメタン(R11)を抽出して、500ppm以下の前記クロロフルオロカーボンを含む精製されたtrans−1,1,1−トリフルオロ−3−クロロ−2−プロペン(1233zd(E))を形成させる工程
    を含み、
    前記汚染物がトリクロロフルオロメタン(R11)である、方法。
  5. 前記有機塩化物が、3個又は4個の塩素原子を含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記有機塩化物が、1個又は2個の炭素原子を含む、請求項4に記載の方法。
  7. 前記抽出溶媒が、60℃以上の標準沸点を有する、請求項4に記載の方法。
  8. 前記抽出溶媒対1233zd(E)の重量比が、0.1対10である、請求項4に記載の方法。
  9. 前記抽出溶媒対1233zd(E)の重量比が、1対3である、請求項4に記載の方法。
  10. 蒸留方法であって、
    第一の蒸留塔に、クロロフルオロカーボン汚染物を含むヒドロクロロフルオロオレフィンを含むフィード混合物をフィードする工程;及び
    前記第一の蒸留塔において、四塩化炭素、クロロホルム、メチルクロロホルム及びそれらの混合物よりなる群から選択される有機塩化物を含む抽出溶媒を用いて、前記フィード混合物から前記クロロフルオロカーボン汚染物を抽出して、精製されたヒドロクロロフルオロオレフィンを含む塔頂ストリームと、前記汚染物及び前記抽出溶媒を含む塔底物ストリームとを形成させる工程、
    を含み、
    前記精製されたヒドロクロロフルオロオレフィンが500ppm以下の前記クロロフルオロカーボンを含む、精製されたtrans−1,1,1−トリフルオロ−3−クロロ−2−プロペン(1233zd(E))である方法。
  11. 前記塔底物ストリームを第二の蒸留塔にフィードする工程;及び
    前記第二の蒸留塔において、前記抽出溶媒から前記汚染物を分離させ、前記汚染物を含む第二の塔頂ストリームと、前記抽出溶媒を含む第二の塔底物ストリームとを形成させる工程、
    をさらに含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記第二の塔底物ストリームからの前記抽出溶媒が、前記第一の蒸留塔にリサイクルされる、請求項11に記載の方法。
  13. 蒸留方法であって、
    第一の蒸留塔に、トリクロロフルオロメタン(R11)及びtrans−1,1,1−トリフルオロ−3−クロロ−2−プロペン(1233zd(E))を含むフィード混合物をフィードする工程;
    前記第一の蒸留塔において、四塩化炭素、クロロホルム、メチルクロロホルム及びそれらの混合物よりなる群から選択される有機塩化物を含む抽出溶媒を使用して、前記フィード混合物から前記トリクロロフルオロメタン(R11)を抽出して、500ppm以下の前記クロロフルオロカーボンを含む精製されたtrans−1,1,1−トリフルオロ−3−クロロ−2−プロペン(1233zd(E))を含む塔頂ストリームと、前記トリクロロフルオロメタン(R11)及び前記抽出溶媒を含む塔底物ストリームとを形成させる工程;
    前記塔底物ストリームを第二の蒸留塔にフィードする工程;及び
    前記第二の蒸留塔において、前記抽出溶媒から前記トリクロロフルオロメタン(R11)を分離させて、前記トリクロロフルオロメタン(R11)を含む第二の塔頂ストリームと、前記抽出溶媒を含む第二の塔底物ストリームとを形成させる工程、
    を含む、蒸留方法。
  14. 前記第二の塔底物ストリームからの前記抽出溶媒が、前記第一の蒸留塔にリサイクルされる、請求項13に記載の方法。
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