JP6228763B2 - 異常判定システム及び異常判定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の流体通路に設けられた圧力損失部の異常を判定する異常判定システム及び異常判定方法に関する。
流体通路として、例えばエンジンの吸気通路又は排気通路には、吸気の冷却や排気浄化等を目的として設けられる一方で、流体との摩擦等により圧力損失を生じる圧力損失部が設けられている。圧力損失部の一つであるインタークーラは、吸気通路のうち、吸気を過給する過給機の下流側に設けられ、加圧によって温度が上昇した吸気を冷却する。
圧力損失部に詰まり等の異常が生じると本来の機能が低下するため、従来より、圧力損失部の異常を検出する装置や方法が提案されている。その一例として、温度によりターボチャージャの異常及びインタークーラの異常を推定する装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、インタークーラの上流側であってターボチャージャとインタークーラとの間の温度である吐出空気温度、及びインタークーラの下流側の温度を、センサによって検出する。さらにこれらの温度から冷却効率を算出し、正常状態のインタークーラの冷却効率を示すマップと算出した冷却効率とを比較する。そして、冷却効率が正常値よりも低下した場合に、インタークーラに対して異常判定を行う。
特開2005−188479号公報
しかし上述した装置は、各センサが正常状態であることを前提にインタークーラの異常を推定し、センサに異常が発生している場合を想定していない。センサに異常が発生した場合には誤判定する可能性がある。尚、こうした問題は、上述した装置に限らず、流体通路に設けられた圧力損失部を備えるシステムにおいては、同様に生じうる問題である。
本発明は、上記実情を鑑みてなされたものであり、その目的は、圧力損失部の異常を判定する異常判定システム及び異常判定方法の信頼性を高めることにある。
上記問題点を解決する異常判定システムは、車両の流体通路に設けられ流体の圧力損失を発生させる圧力損失部の入口圧を検出する入口圧力センサと、前記圧力損失部の出口圧を検出する出口圧力センサと、前記流体通路外の圧力である外圧を検出する外圧センサと、前記圧力損失部の異常を判定する異常判定部とを備え、前記異常判定部は、前記圧力損失部の異常状態における圧力損失を示す第1圧力損失範囲、及びセンサ異常状態における第2圧力損失範囲を格納し、前記通路における流量が、前記圧力損失部の異常を検出可能な最小流量以上であるか否かを判断するとともに、流量が前記最小流量未満のときに検出された前記入口圧及び前記出口圧の差、前記出口圧及び前記外圧の差、前記外圧及び前記入口圧の差が許容範囲に含まれ、且つ流量が前記最小流量以上のときの前記入口圧及び前記出口圧の差圧が、前記第1圧力損失範囲に含まれる場合に、前記圧力損失部に対する異常判定を確定し、流量が前記最小流量未満のときに検出された前記入口圧及び前記出口圧
の差、前記出口圧及び前記外圧の差、前記外圧及び前記入口圧の差のうち少なくとも一つが前記許容範囲に含まれず、且つ流量が前記最小流量以上のときに検出された前記入口圧及び前記出口圧の差圧が前記第2圧力損失範囲に含まれる場合に、前記入口圧力センサ又は前記出口圧力センサに異常があると判定する
上記問題点を解決する異常判定方法は、車両の流体通路に設けられ流体の圧力損失を発生させる圧力損失部の異常を、異常判定部を用いて判定する異常判定方法において、前記異常判定部が、前記圧力損失部の入口圧と、前記圧力損失部の出口圧と、前記流体通路外の圧力である外圧とを入力し、前記通路における流量が、前記圧力損失部の異常を検出可能な最小流量以上であるか否かを判断するとともに、流量が前記最小流量未満のときに検出された前記入口圧及び前記出口圧の差、前記出口圧及び前記外圧の差、前記外圧及び前記入口圧の差が許容範囲に含まれ、且つ流量が前記最小流量以上のときの前記入口圧及び前記出口圧の差圧が、前記圧力損失部の異常状態における圧力損失を示す第1圧力損失範囲に含まれる場合に、前記圧力損失部に対する異常判定を確定し、流量が前記最小流量未満のときに検出された前記入口圧及び前記出口圧の差、前記出口圧及び前記外圧の差、前記外圧及び前記入口圧の差のうち少なくとも一つが前記許容範囲に含まれず、且つ流量が前記最小流量以上のときに検出された前記入口圧及び前記出口圧の差圧が、これらの圧力を検出するセンサの異常状態における第2圧力損失範囲に含まれる場合に、前記入口圧を検出するセンサ又は前記出口圧を検出するセンサに異常があると判定する
これらの態様によれば、圧力損失部の入口圧及び出口圧と、外圧とを用いて圧力損失部の異常を判定する。通路における流量が最小流量未満のような低流量であるときは、入口圧、出口圧、及び外圧がほぼ等しい。このため、入口圧、出口圧、及び外圧の圧力差に基づき、各センサが正常であるか否かを判断することができる。そして高流量であるときには、各センサが正常であるといった条件の下、圧力損失部における差圧が、第1圧力損失範囲に含まれる場合には、圧力損失部の異常を確定する。このため、圧力損失部の異常判定結果の信頼性を高めることができる。
さらに、入口圧、出口圧、及び外圧がほぼ等しい状態ではなく、且つ入口圧及び出口圧の差圧が第2圧力損失範囲に含まれ異常である場合に、入口圧力センサ又は出口圧力センサが異常であると判定する。このため、圧力損失部の異常を判定する同じ処理において入口圧力センサ又は出口圧力センサの異常を判定できる。
この異常判定システムについて、前記異常判定部は、流量が前記最小流量未満のときに検出された前記入口圧及び前記出口圧の差、前記出口圧及び前記外圧の差、前記外圧及び前記入口圧の差のうち少なくとも一つが前記許容範囲に含まれず、且つ流量が前記最小流量以上のときに検出された前記入口圧及び前記出口圧の差圧が正常圧力範囲に含まれる場合に、前記外圧センサに異常があると判定することが好ましい。
この態様によれば、入口圧、出口圧、及び外圧がほぼ等しい状態ではなく、且つ圧力損失部における差圧が正常圧力範囲に含まれる場合に、外圧センサが異常であると判定する。このため、圧力損失部の異常を判定する同じ処理において外圧センサの異常を判定できる。
この異常判定システムについて、前記異常判定部は、流量が前記最小流量未満のときに検出された前記入口圧、前記出口圧、及び前記外圧のうち、他の2つの圧力値に比べ過大又は過小な圧力値があるか否かを判断し、その過大又は過小な圧力値を検出したセンサを、異常が発生したセンサとして特定することが好ましい。
この態様によれば、入口圧、出口圧、外圧の圧力値を比較することで、異常が発生したセンサを特定することができる。
この異常判定システムについて、前記圧力損失部、前記入口圧力センサ及び前記出口圧力センサは、エンジンの吸気通路又は排気通路に設けられ、前記異常判定部は、吸入空気量に応じてそれぞれ変化する、前記第1圧力損失範囲、センサ異常状態における第2圧力損失範囲、及び正常圧力損失範囲を格納し、前記吸入空気量が前記最小流量未満のときに検出された前記入口圧及び前記出口圧の差、前記出口圧及び前記外圧の差、前記外圧及び前記入口圧の差が許容範囲に含まれ、且つ前記吸入空気量が前記最小流量以上のときの前記入口圧及び前記出口圧の差圧が、同じ吸入空気量に対応する前記第1圧力損失範囲に含まれる場合に、前記圧力損失部に対する異常判定を確定することが好ましい。
この態様によれば、吸入空気量が最小流量未満のような低流量であるときは、入口圧、出口圧、及び外気圧がほぼ等しいため、入口圧、出口圧、及び外気圧の圧力差に基づき、各センサが正常であるか否かを判断することができる。そして高流量であるときには、各センサが正常であるといった条件の下、圧力損失部における差圧が、第1圧力損失範囲に含まれる場合には、圧力損失部の異常を確定するため、異常判定結果の信頼性を高めることができる。
異常判定システムの一実施形態の模式図。 異常判定処理の一実施形態のフローチャート。 同処理に含まれる一次異常判定のフロチャート。 同処理に用いられ異常箇所と圧力との関係とを示す図。 同処理に用いられる異常判定マップを示す図。 同処理に含まれる二次異常判定のフローチャート。 同処理に含まれる二次異常判定のフローチャート。 変形例の異常判定処理に用いられる表を示す図。
以下、異常判定システム及び異常判定方法の一実施形態を説明する。本実施形態では、異常判定システムを、過給機が設けられた車両のディーゼルエンジンに適用されるシステムに例示して説明する。
図1に示すように、エンジン11のシリンダヘッド12には、シリンダ13内に連通する吸気マニホールド15と、排気マニホールド16とが連結されている。排気マニホールド16にはEGR(Exhaust Gas Recirculation)管17が連結され、排気の一部を吸気マニホールド15側に還流している。EGR管17の途中には、還流量を調整するためのEGRバルブ18が設けられている。また、EGR管17には、還流される排気の温度を低下させるためのEGRクーラ19が設けられている。
排気マニホールド16よりも下流の排気通路20には、ターボチャージャ21のタービン22が連結されている。タービン22のタービンホイールは、ロータシャフトを介して、コンプレッサホイール(いずれも図示略)に連結されている。
コンプレッサ23は、吸気マニホールド15よりも上流の吸気通路25に設けられている。また吸気通路25のうちコンプレッサ23よりも上流側には、質量流量である吸入空気量Gaを検出するエアフロメータ24が設けられている。
また吸気通路25のうち、コンプレッサ23よりも下流には、インタークーラ26が設けられている。インタークーラ26は、例えば空冷式の冷却装置であって、吸気を冷却するコアを備えている。このコアは、吸気が通過するチューブ、チューブと交互に積層されるフィン等を備える。インタークーラ26は、コンプレッサ23から送られた吸気を冷却することにより、吸気の密度を高める。上記チューブに詰まりが発生すると、冷却効率が低下するとともに、圧力損失が増大する。
吸気通路25のうち、インタークーラ26の上流側には、インタークーラ26の入口圧PINを検出する入口圧力センサ31が設けられている。また排気通路20のうち、インタークーラ26の下流側には、インタークーラ26の出口圧POUTを検出する出口圧力センサ32が設けられている。さらに車両のうち、外圧としての外気圧Patmを検出可能な位置には、外気圧センサ33が設けられている。
異常判定システム10は、インタークーラ26及び各センサ31〜33の異常の有無を判定するシステムであって、入口圧力センサ31、出口圧力センサ32、及び外気圧センサ33、及び異常判定装置としてのECU35を備える。ECU35は、CPU、RAM、ROM等を備え、エアフロメータ24から吸入空気量Gaの計測信号を入力するとともに、アクセル角センサ34からアクセル開度信号を入力して燃料噴射量を算出する。
さらにECU35は、外圧センサとしての外気圧センサ33から外気圧Patmの計測信号を入力し、入口圧力センサ31及び出口圧力センサ32から、入口圧PIN及び出口圧POUTの計測信号をそれぞれ入力する。
さらに排気通路20のうちタービン22よりも下流には、DPF(Diesel Particulate Filter)37が設けられている。DPF37は、セラミックスや金属多孔体から構成され、排気に含まれる粒子状物質(PM;Particulate Matter)を捕集する。捕集した粒子状物質は、各種再生処理によって焼却される。
またECU35は、インタークーラ異常又はセンサ異常を確定したとき、車両に設けられたディスプレイやインジケータ等の表示部36に異常の発生を表示して、運転者に報知する。
次に異常判定システム10の動作について説明する。異常判定処理は、例えばイグニッションスイッチがオンされたとき等の開始条件が成立したときに行う。
図2に示すように、異常判定処理が開始されると、ECU35は、RAM等に一時格納され、異常判定に用いられる各種変数や各種フラグを初期化する(ステップS1)。初期化が完了すると、ECU35は、一次異常判定を行う(ステップS2)。この一次異常判定では、入口圧力センサ31、出口圧力センサ32及び外気圧センサ33の異常の有無が判断される。
図3を参照して一次異常判定について説明する。ECU35は、各センサ31〜33から出力された、入口圧PIN、出口圧POUT及び外気圧Patmを入力し(ステップS11)、入口圧PIN、出口圧POUT及び外気圧Patmがほぼ同じ圧力であるか否かを判断する(ステップS12)。即ち、エンジン始動時の無負荷状態においては、コンプレッサ23が駆動していないため、センサ31〜33に異常がなければ入口圧PIN、出口圧POUT及び外気圧Patmが等しいはずである。但し実際には検出値の間に各種要因に基づく変動幅があるため、ECU35は、入口圧PIN、出口圧POUT及び外気圧Patmの全ての差分の絶対値である|PIN−POUT|、|POUT−Patm|、|PIN−Patm|をそれぞれ算出し、各絶対値が、予め設定された許容幅以内であるか否かを判断する。許容幅は、正常な状態の各センサ31〜33における検出値の変動幅であって、許容される範囲を規定したものである。
ステップS12においてECU35が、各差分の絶対値が許容幅以内であると判断すると(ステップS12においてYES)、一次異常判定において各センサ31〜33が正常であると判定する(ステップS13)。
一方、ECU35が、各差分の絶対値が許容幅を上回り、入口圧PIN、出口圧POUT及び外気圧Patmがほぼ同じ圧力ではないと判断すると(ステップS12においてNO)、異常が発生したセンサを特定する異常センサ特定を行う(ステップS14)。
図4を参照して、この異常センサ特定について説明する。ECU35は、テーブルTに示されるように、各センサ31〜33の検出値のうち、過大又は過小な値があるか否かを判断する。即ち3つの検出値のうち1つが過大又は過小であって、他の2つがほぼ等しい場合、前者の検出値を出力したセンサに異常が発生していると判断する。
例えば出口圧POUTが、外気圧Patm及び入口圧PINよりも大きく且つそれらの差分の絶対値が許容幅を上回り、外気圧Patm及び入口圧PINの差分の絶対値が許容幅内である場合、出口圧力センサ32が異常であって、その検出値が過度に高い、過大傾向にあると判断する。また、出口圧POUTが、外気圧Patm及び入口圧PINよりも小さく且つその差分の絶対値が許容幅を上回り、外気圧Patm及び入口圧PINの差分の絶対値が許容幅内である場合、出口圧力センサ32が異常であって、検出値が過度に低い、過小傾向にあると判断する。
同様に、入口圧PINが、出口圧POUT及び外気圧Patmよりも過大又は過小であるとき、入口圧力センサ31が異常であると判断する。また外気圧Patmが、入口圧PIN及び出口圧POUTよりも過大又は過小であるとき、外気圧センサ33が異常であると判断する。これ以外のときには、各センサ31〜33のうち複数が異常の可能性があると判定する。
図2に示すように、1次異常判定における正常判定、又は異常センサ特定を終了すると、ECU35は、異常があるか否かを判断する(ステップS3)。異常があると判断すると(ステップS3においてYES)、表示部36を用いて、異常の発生を報知する(ステップS6)。このように1次異常判定でセンサ異常が確定した場合には、インタークーラ26の異常判定ができないため、異常判定を終了する。異常がないと判断すると(ステップS3においてNO)、二次異常判定を行う(ステップS4)。この二次異常判定は、異常判定の終了条件が成立するか、又は異常判定が確定するまで繰り返し行われ、例えば数十ミリ秒〜数秒の間隔で繰り返される。
次に図6を参照して二次異常判定の手順について説明する。まずECU35は、エアフロメータ24から吸入空気量Gaを入力する(ステップS21)。このとき、吸入空気量Gaの変動を考慮して、エンジン回転数の変化量が所定の許容幅に含まれること、及び燃料噴射量の変化量が所定の許容幅に含まれることを条件に、吸入空気量Gaを入力してもよい。さらに所定時間内における吸入空気量Gaの平均値を算出してもよい。
またECU35は、この吸入空気量Gaが、低流量条件の目安となる基準質量流量Gth以下であるか否かを判断する(ステップS22)。基準質量流量Gthは、インタークーラ26の圧力損失から詰まりを検出するための吸入空気量の最小流量である。基準質量流量Gth以下である場合としては、例えばエンジン始動時、燃料が噴射されていない状態、停車時等の無負荷状態が挙げられる。
エンジン始動時等においては、吸入空気量Gaが基準質量流量Gth以下であると判断し(ステップS22においてYES)、ステップS11〜ステップS12と同様に、入口圧PIN、出口圧POUT及び外気圧Patmを入力し(ステップS23)、それらの値がほぼ同じ圧力であるか否かを判断する(ステップS24)。
一次異常判定から二次異常判定に移行した直後は、通常の場合、入口圧PIN、出口圧POUT及び外気圧Patmがほぼ同じ圧力である(ステップS24においてYES)。ECU35は、インタークーラ異常フラグF1が「ON」であるか否かを判断する(ステップS25)。インタークーラ異常フラグF1は、高流量条件下でインタークーラ26の圧力損失における異常が検出されたか否かを示すフラグであって、圧力損失に異常があるときは「ON」に設定され、異常がないときは「OFF」に設定される。一次異常判定から二次異常判定に移行した直後は、圧損異常フラグF1は初期化された状態であるため(ステップS25においてNO)、各センサ31〜33及びインタークーラ26の両方が正常であるとして、二次異常判定を一旦終了する。
図2に示すように、1回目の二次異常判定が終了すると、ECU35は二次異常判定で異常判定されたか否かを判断し(ステップS5)、異常がないと判断すると(ステップS5においてNO)、二次異常判定を繰り返す(ステップ4)。
そして図6に示すように、二次異常判定が実行されている間、吸入空気量Gaが基準質量流量Gthを超えると(ステップS22においてNO)、ステップS30に進み、高流量条件下の二次異常判定を行う。
図7を参照して高流量条件の二次異常判定について説明する。ECU35は、吸入空気量Gaを入力するとともに(ステップS31)、入口圧PINと出口圧POUTとを入力する(ステップS32)。またECU35は、入口圧PINから出口圧POUTを減算した差圧ΔPを算出する(ステップS33)。さらにECU35は、自身のROM等から異常判定マップ40を読み出す(ステップS34)。
図5に示すように、異常判定マップ40は、横軸が、質量流量である吸入空気量Gaの2乗値、縦軸がステップS33で算出した差圧ΔPである。異常判定マップ40のうち、吸入空気量Gaの2乗値に比例して差圧ΔPが増大する直線は、正常なインタークーラ26の圧力損失を示す正常圧力損失傾きL1である。この正常圧力損失傾きL1に対してばらつき余裕をもたせた領域が、正常領域Z1である。
正常領域Z1よりも差圧ΔPが小さい領域は、センサ異常領域Z2である。この領域に該当する領域としては、入口圧力センサ31が異常であってその検出値が過小である場合状態、出口圧力センサ32が異常であってその検出値が過大である状態が含まれる。また吸入空気量Gaが基準質量流量Gth以上である範囲において、正常領域Z1よりも差圧ΔPが大きい領域は、インタークーラ異常領域Z3である。インタークーラ異常領域Z3の始点は、上述した基準質量流量Gthである。即ち、インタークーラ異常は、基準質量流量Gth以上でしか判定されない。
また基準質量流量Gthよりも低い質量流量で、且つ正常領域Z1よりも差圧ΔPが高い領域、及び基準質量流量Gth以上でインタークーラ異常領域Z3よりも差圧ΔPが高い領域は、センサ異常領域Z4である。この領域に該当する領域としては、入口圧力センサ31が異常であってその検出値が過大である状態、出口圧力センサ32が異常であってその検出値が過小である状態が含まれる。
図7に示すように、ECU35は、入力した吸入空気量Ga及び差圧ΔPに基づき、異常判定マップ40を用いて、差圧ΔPが正常領域Z1に含まれるか否かを判断する(ステップS35)。差圧ΔPが正常領域Z1に含まれると判断すると(ステップS35においてYES)、ECU35は、センサ異常フラグF2がON状態であるか否かを判断する(ステップS36)。センサ異常フラグF2は、低流量条件下でセンサ異常が検出されたか否かを示すフラグであって、センサ異常があるときは「ON」に設定され、センサ異常がないときは「OFF」に設定される。
ステップS36において、ECU35はセンサ異常フラグF2が「OFF」であると判断すると(ステップS36においてNO)、各センサ31〜33及びインタークーラ26の両方が正常であるとして、二次異常判定を一旦終了して、ステップS5に進む。
一方、ステップS36において、ECU35がセンサ異常フラグF2が「ON」であると判断すると(ステップS36においてYES)、センサ異常があり、且つ差圧ΔPが正常領域Z1に含まれるため、入口圧力センサ31及び出口圧力センサ32には異常がないと判断して、外気圧センサ33に異常があると判定する(ステップS37)。このように外気圧センサ33の異常を確定すると、ステップS5に進む。ECU35は、ステップS5において異常があると判断し(ステップS5においてYES)、外気圧センサ33の異常発生を運転者に報知する(ステップS6)。
一方、ステップS35において差圧ΔPが正常領域Z1に含まれないと判断すると(ステップS35においてNO)、ECU35は、差圧ΔPがインタークーラ異常領域Z3に含まれるか否かを判断する(ステップS38)。差圧ΔPがインタークーラ異常領域Z3に含まれると判断すると(ステップS38においてYES)、センサ異常フラグF2がONであるか否かを判断する(ステップS39)。
センサ異常フラグF2が「OFF」に設定されていると判断する場合は(ステップS39においてNO)、低流量条件において各センサ31〜33が正常であって、インタークーラ26における圧力損失がインタークーラ異常領域Z3に含まれる状態である。従って、圧力損失が正しく測定できた上で異常が検出されているため、インタークーラ26に異常があると確定し(ステップS40)、ステップS5に進む。ステップS39においてセンサ異常フラグF2が「ON」に設定されていると判断すると(ステップS39においてYES)、センサ異常の可能性があるため、インタークーラ異常を確定せずにステップS5に戻り、二次異常判定を繰り返す。
図2に示すように、インタークーラ異常が確定した後では、ECU35はステップS5において異常があると判定し(ステップS5においてYES)、表示部36を用いて報知を行う(ステップS6)。
また図6に示すように、エンジン始動後に入口圧力センサ31又は出口圧力センサ32に異常が発生した場合には、ステップS24において入口圧PIN、出口圧POUT及び外気圧Patmが同一ではないと判断する(ステップS24においてNO)。このときECU35は、センサ異常フラグF2を「ON」に設定する(ステップS27)。
図7に示すように、入口圧力センサ31又は出口圧力センサ32に異常が発生した場合には、高流量条件の処理では、差圧ΔPは正常領域Z1及びインタークーラ異常領域Z3に含まれず、センサ異常領域Z2,Z4に含まれる(ステップS35においてNO、ステップS38においてNO)。この場合、ECU35は、センサ異常フラグF2が「ON」であるか否かを判断する(ステップ41)。既に低流量条件の処理でセンサ異常フラグF2が「ON」に設定されている場合には(ステップS41においてYES)、1次異常判定のステップS14と同様に、異常センサの特定を行う(ステップS42)。センサ異常フラグF2が「OFF」である場合には(ステップS41においてNO)、ステップS5に進み、二次異常判定を繰り返す。そして、低流量条件でセンサ異常フラグF2が「ON」に設定された後、入口圧力センサ31及び出口圧力センサ32の異常を確定する。
このように入口圧力センサ31又は出口圧力センサ32を異常を確定すると、ステップS5に進み、センサ異常及び特定されたセンサを運転者に報知する(ステップS6)。また低流量条件でセンサ異常が検出され、高流量条件でもセンサ異常が検出された場合に、センサ異常を確定するので、センサ異常における異常判定結果の信頼性を高めることができる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)排気通路20における吸入空気量Gaが低流量であるときには、インタークーラ26の前後の圧力がほぼ等しい。このため、入口圧PIN、出口圧POUT、及び外気圧Patmの各圧力差の絶対値が許容幅に含まれるか否かによって、各センサ31〜33が正常であるか否かを判断することができる。そして吸入空気量Gaが高流量であるときには、各センサ31〜33が正常であるといった条件の下、インタークーラ26における差圧ΔPが、インタークーラ異常領域Z3に含まれる場合には、インタークーラ26の異常を確定する。このため、インタークーラ26の異常判定結果の信頼性を高めることができる。
(2)上記実施形態では、低流量条件における入口圧PIN、出口圧POUT、及び外気圧Patmの全ての圧力差のうち少なくとも一つが許容幅に含まれず、且つ高流量条件における入口圧PIN及び出口圧POUTの差圧ΔPがセンサ異常領域Z2,Z4に含まれる場合に、入口圧力センサ31又は出口圧力センサ32が異常であると判定する。このため、インタークーラ26の異常を判定する同じ処理において入口圧力センサ31又は出口圧力センサ32の異常を判定できる。また低流量条件でセンサ異常が検出され、高流量条件でもセンサ異常が検出された場合に、センサ異常を確定するので、センサ異常における異常判定結果の信頼性を高めることができる。
(3)上記実施形態では、低流量条件における入口圧PIN、出口圧POUT、及び外気圧Patmの全ての圧力差のうち少なくとも一つが許容幅に含まれず、且つ高流量条件における入口圧PIN及び出口圧POUTの差圧ΔPが正常領域Z1に含まれる場合に、外気圧センサ33が異常であると判定する。このため、インタークーラ26の異常を判定する同じ処理において外気圧センサ33の異常を判定できる。また低流量条件でセンサ異常が検出され、高流量条件でも圧力損失が正常であることが検出された場合に、センサ異常を確定するので、センサ異常における異常判定結果の信頼性を高めることができる。
(4)上記実施形態では、低流量条件で計測された入口圧PIN、出口圧POUT、及び外気圧Patmのうち、他の2つの圧力値に比べ過大又は過小な圧力値があるか否かを判断した。従って、その過大又は過小な圧力値を検出したセンサを、異常が発生したセンサとして特定することができる。
尚、上記実施形態は、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・図8に示すように、異常判定処理は、吸入空気量Ga、インタークーラ26の圧力損失、及び各センサ31〜33の圧力値と、異常発生箇所とを関連付けたテーブルTやマップを用いてもよい。そして、その時々の吸入空気量Ga、圧力損失及び各センサ31〜33の圧力値を入力して、それらの値とテーブルT等とを比較して、異常の有無、及び異常発生箇所を判断してもよい。
・異常判定処理では、吸入空気量Gaが基準質量流量Gth以上であるか否かといった条件に応じて、圧力損失に基づく判定、入口圧PIN、出口圧POUT及び外気圧Patmがほぼ等しいか否かを判断する判定を行うようにしたが、燃料噴射量に応じて変更してもよい。例えば燃料噴射量が基準噴射量以上である場合に、インタークーラ26の圧力損失に基づく判定を行い、燃料噴射量が基準噴射量未満である場合に、入口圧PIN、出口圧POUT及び外気圧Patmがほぼ等しいかを判断してもよい。
・異常判定処理は、1次異常判定で異常がある場合には2次異常判定に進まないようにしたが、2次異常判定を行っても良い。
・ECU35は、燃料噴射量Qfinを演算する機能を有するようにしたが、異常判定部のみとして機能してもよい。
・上記実施形態における異常判定処理では、インタークーラ26の異常、及び各センサ31〜33の異常を判定するようにしたが、少なくともインタークーラ26の異常が検出できればよい。また、異常が発生したセンサを特定せず、各センサ31〜33のうちいずれかに異常が発生したことを検出するのみでもよい。
・異常判定システム10が搭載されるエンジン11の構成はディーゼルエンジンに限定されない。エンジン11はガソリンエンジンであってもよい。さらに、エンジンはEGRシステムを搭載しないエンジンであってもよい。
・圧力損失部は、インタークーラ以外の車両の流体通路に設けられる圧力損失部であってもよい。例えば、圧力損失部はEGRクーラ19であってもよい。この構成では、異常判定システムは、EGR管17のうちEGRクーラ19の前後に設けられた圧力センサを有する。また圧力損失部は、DPF37や、DPF37の上流側に設けられる酸化触媒(図示略)、選択還元型触媒といった排気浄化触媒であってもよい。圧力損失部が排気浄化触媒である場合、異常判定システム10は、排気通路20のうち異常判定の対象となる触媒の前後に設けられた圧力センサを有する。また流体は、気体に限られず、液体でもよい。例えば、流体はエンジンオイルでもよく、圧力損失はオイル回路に設けられたオイルフィルター、オイルクーラであってもよい。また流体は冷却水であってもよく、圧力損失部はラジエータであってもよい。流体が液体である場合、「外圧」は、流体通路外の液体の圧力であって、例えばタンクやオイルパン内の液体の圧力である。
10…異常判定システム、11…エンジン、20…排気通路、21…ターボチャージャ、24…エアフロメータ、25…吸気通路、26…圧力損失部としてのインタークーラ、31…入口圧力センサ、32…出口圧力センサ、33…外圧センサとしての外気圧センサ、35…異常判定部としてのECU、Z2…第1圧力損失範囲としてのインタークーラ異常領域、Gth…最小流量としての基準質量流量、Z1…正常圧力範囲としての正常領域、Z3,Z4…第2圧力損失範囲としてのセンサ異常領域。

Claims (5)

  1. 車両の流体通路に設けられ流体の圧力損失を発生させる圧力損失部の入口圧を検出する入口圧力センサと、
    前記圧力損失部の出口圧を検出する出口圧力センサと、
    前記流体通路外の圧力である外圧を検出する外圧センサと、
    前記圧力損失部の異常を判定する異常判定部とを備え、
    前記異常判定部は、
    前記圧力損失部の異常状態における圧力損失を示す第1圧力損失範囲、及びセンサ異常状態における第2圧力損失範囲を格納し、
    前記通路における流量が、前記圧力損失部の異常を検出可能な最小流量以上であるか否かを判断するとともに、
    流量が前記最小流量未満のときに検出された前記入口圧及び前記出口圧の差、前記出口圧及び前記外圧の差、前記外圧及び前記入口圧の差が許容範囲に含まれ、且つ流量が前記最小流量以上のときの前記入口圧及び前記出口圧の差圧が、前記第1圧力損失範囲に含まれる場合に、前記圧力損失部に対する異常判定を確定し、
    流量が前記最小流量未満のときに検出された前記入口圧及び前記出口圧の差、前記出口圧及び前記外圧の差、前記外圧及び前記入口圧の差のうち少なくとも一つが前記許容範囲に含まれず、且つ流量が前記最小流量以上のときに検出された前記入口圧及び前記出口圧の差圧が前記第2圧力損失範囲に含まれる場合に、前記入口圧力センサ又は前記出口圧力センサに異常があると判定する異常判定システム。
  2. 前記異常判定部は、
    流量が前記最小流量未満のときに検出された前記入口圧及び前記出口圧の差、前記出口圧及び前記外圧の差、前記外圧及び前記入口圧の差のうち少なくとも一つが前記許容範囲に含まれず、且つ流量が前記最小流量以上のときに検出された前記入口圧及び前記出口圧の差圧が正常圧力範囲に含まれる場合に、前記外圧センサに異常があると判定する請求項に記載の異常判定システム。
  3. 前記異常判定部は、
    流量が前記最小流量未満のときに検出された前記入口圧、前記出口圧、及び前記外圧の
    うち、他の2つの圧力値に比べ過大又は過小な圧力値があるか否かを判断し、その過大又は過小な圧力値を検出したセンサを、異常が発生したセンサとして特定する請求項1または2に記載の異常判定システム。
  4. 前記圧力損失部、前記入口圧力センサ及び前記出口圧力センサは、エンジンの吸気通路又は排気通路に設けられ、
    前記異常判定部は、
    吸入空気量に応じてそれぞれ変化する、前記第1圧力損失範囲、センサ異常状態における第2圧力損失範囲、及び正常圧力損失範囲を格納し、
    前記吸入空気量が前記最小流量未満のときに検出された前記入口圧及び前記出口圧の差、前記出口圧及び前記外圧の差、前記外圧及び前記入口圧の差が許容範囲に含まれ、且つ前記吸入空気量が前記最小流量以上のときの前記入口圧及び前記出口圧の差圧が、同じ吸入空気量に対応する前記第1圧力損失範囲に含まれる場合に、前記圧力損失部に対する異常判定を確定する請求項1〜のいずれか1項に記載の異常判定システム。
  5. 車両の流体通路に設けられ流体の圧力損失を発生させる圧力損失部の異常を、異常判定部を用いて判定する異常判定方法において、
    前記異常判定部が、
    前記圧力損失部の入口圧と、前記圧力損失部の出口圧と、前記流体通路外の圧力である外気圧とを入力し、
    前記通路における流量が、前記圧力損失部の異常を検出可能な最小流量以上であるか否かを判断するとともに、
    流量が前記最小流量未満のときに検出された前記入口圧及び前記出口圧の差、前記出口圧及び前記外気圧の差、前記外気圧及び前記入口圧の差が許容範囲に含まれ、且つ流量が前記最小流量以上のときの前記入口圧及び前記出口圧の差圧が、前記圧力損失部の異常状態における圧力損失を示す第1圧力損失範囲に含まれる場合に、前記圧力損失部に対する異常判定を確定し、
    流量が前記最小流量未満のときに検出された前記入口圧及び前記出口圧の差、前記出口圧及び前記外気圧の差、前記外気圧及び前記入口圧の差のうち少なくとも一つが前記許容範囲に含まれず、且つ流量が前記最小流量以上のときに検出された前記入口圧及び前記出口圧の差圧が、これらの圧力を検出するセンサの異常状態における第2圧力損失範囲に含まれる場合に、前記入口圧を検出するセンサ又は前記出口圧を検出するセンサに異常があると判定する異常判定方法。
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