JP6228396B2 - 継手及びそれを備えた排水マス - Google Patents

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Description

本発明は、建物の屋内から伸びる排水枝管を、建物の屋外に敷設された排水主管に合流させるための排水マスに接続するための継手及びそれを備えた排水マスに関し、特に同一の排水マスに接続される排水枝管の径と排水主管の径とが異なる異径接続構造に使用するための継手及びそれを備えた排水マスに関する。
従来、家屋等の建物にあっては、排水設備の敷設に排水マスが使用されている。
通常、前記排水マスは、受口が設けられたマス本体を有している。そして、一の排水マスの受口と他の排水マスの受口とを連結管で繋ぐ等のように、複数の排水マス相互を管材で繋ぎ合わせることにより、排水主管が建物の屋外で該建物の基礎に沿うように敷設される。
更に前記排水マスには、分岐管が前記マス本体から分岐して設けられている。該分岐管は、その先端の開口が枝管接続部である枝管受口とされる。そして、建物の屋内から該建物の基礎を介して屋外へと伸びる排水枝管がエルボや管材等の継手を介して該枝管受口に接続されることにより、前記排水マスにおいて該排水枝管が前記排水主管に合流される。
従前の排水マスは、前記排水枝管を接続するための枝管受口が固定された構成となっているが、このような構成の場合、各設置箇所の状況や各排水枝管の接続角度に応じることが出来るように多数種の排水マスを用意したうえでそれぞれを使い分けしなければならない。また配管工事においても、各排水主管や各排水枝管の敷設状況や枝管受口の向きに応じることが出来るように、多数種の継手を用意したうえで使い分けなければならない。そして、斯様な多数種の排水マスの使い分け、多数種の継手の使い分け等が、排水設備の敷設に係る作業の複雑化及び煩雑化を招いている。
そこで、特許文献1〜5に示されるように、排水枝管を接続するための枝管受口の向きを変更可能とすることで、排水設備の敷設に係る作業の簡易化を目的とした排水マスが提供されている。
実開平6−18791号公報 特開平6−129001号公報 特開平7−83377号公報 特開平10−266323号公報 特開平10−30770号公報
ところが、上記従来構成の排水マスは、枝管接続部の向きを変更可能とするために該枝管接続部に回動機構等を設けているが、該回動機構等も含めて該排水マス全体を略一体的に成形している。このため、該排水マスを成形するための金型が複雑になる傾向がある。
更に排水マスは上記したように各設置箇所の状況や各排水枝管の接続角度に応じることが出来るように多数種を用意しなければならず、製造の繁雑化と製造コストの高騰が問題になっている。
さらにまた、同一の排水マスに接続される排水枝管の径と排水主管の径とが異なる異径接続構造の場合、上記枝管接続部に、該排水枝管の径に合わせた異径接続用の継手等を接続しなければならず、斯様な接続作業が複雑で煩雑になる傾向があるとともに、狭小地では敷設のためのスペースの確保という問題が生じる。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、製造が簡易であって、接続に係る作業の簡易化を図ることができる異径接続構造用の継手及びそれを備えた排水マスを提供することにある。
上記従来の問題点を解決する手段として、請求項1に記載の継手の発明は、建物の屋外に敷設された排水主管に該建物の屋内から伸びる排水枝管を合流させるべく設けられた排水マスに対して、該排水枝管を接続するための継手において、前記排水マスは、マス本体と、前記排水主管が接続される主管受口と、前記排水枝管が接続される枝管受口とを有しているものとし、また前記排水枝管が前記排水主管よりも小径である異径接続構造に使用するものであって、前記枝管受口に挿着される接続筒体と、前記排水枝管が一端部に接続されるエルボ部とを有し、前記接続筒体の内周に嵌合部を形成し、前記エルボ部の他端部に嵌入部を形成し、該嵌合部に嵌入部を嵌挿することで、前記接続筒体と前記エルボ部とを連結するとともに、該嵌合部と該嵌入部を相互に摺動自在とすることにより、前記接続筒体に対して前記エルボ部を回動可能に構成し、前記接続筒体は、前記枝管受口に挿着される挿着部を備えており、該挿着部の内周に立ち上がり部を設け、該立ち上がり部に前記嵌合部を形成し、前記立ち上がり部の先端面には凸体が設けられるとともに、前記エルボ部の外周面上で該凸体と対応する位置にはストッパーが設けられており、前記凸体に前記ストッパーが当接することにより、前記接続筒体に対して、前記エルボ部が必要以上に回動することを抑制することを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の継手の発明において、前記挿着部と前記立ち上がり部は、一体成形で形成されたものであることを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項又は請求項に記載の継手の発明において、前記挿着部と前記立ち上がり部との間には、肉抜き部が設けられていることを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項から請求項のうち何れか一項に記載の継手の発明において、前記接続筒体の管軸方向における前記挿着部の長さは、前記枝管受口の奥行きの長さと略同一又は短く設定されていることを要旨とする。
請求項に記載の排水マスの発明は、請求項1から請求項のうち何れか一項に記載の継手を備えたことを要旨とする。
〔作用〕
本発明の継手は、排水マスのマス本体に設けられた枝管受口に挿着される接続筒体と、排水枝管を接続するエルボ部とを、回動可能に連結して構成されたものである。このため、接続する該排水枝管に応じた位置となるように該接続筒体に対して該エルボ部を回動させることにより、該エルボ部の位置を好適に変更することができ、該排水枝管の接続に係る作業の簡易化を図ることができる。
更に上記継手は、排水マスのマス本体で使用する金型とは異なる金型を使用し、該マス本体と別々に成形することが可能であるため、多数種のマス本体で該継手として使用する部品を使い回すことができる。加えて、上記接続筒体は、異径接続構造において、上記排水枝管の径を異なる径に対応させるものであり、エルボ部を回動させるための嵌合部は、該接続筒体の内周に設けられている。従って、排水枝管を接続できるように該排水マスを選ぶ必要が無く、また該排水枝管の接続も従前のものに比して遜色がなく、更に部品点数の低減が図られていることから、該製造の簡易化を図ることができ、特に排水マスの製造コストの高騰を抑えることができる。
また上記継手において、上記接続筒体は、上記枝管受口に挿着される挿着部と、該挿着部の内周に設けられた立ち上がり部とを設け、該立ち上がり部に前記嵌合部を形成することにより、該挿着部を設計変更するのみで、多数種のマス本体に対応することができる。
また上記継手は、上記接続筒体の上記挿着部と上記立ち上がり部とを一体成形で形成することにより、成形を容易に行うことができる。
また上記継手は、前記挿着部と前記立ち上がり部との間に肉抜き部を設けることにより、軽量化を図りつつ、材料の使用量低減によって製造コストを抑えることが出来る。
また上記継手は、上記接続筒体の管軸方向における前記挿着部の長さを、前記枝管受口の奥行きの長さと略同一又は短く設定することで、設置スペースの省スペース化を図ることができる。
本発明の排水マスによれば、既存の金型を使用して成形しつつも、上記構成の継手を備えることで、排水枝管を接続するエルボ部の回動構造と、異径接続構造とを簡便に付与することができ、製造が簡易であって、接続に係る作業の簡易化を図ることができる。
〔効果〕
本発明では、異径接続構造用のものでありながら、製造が簡易であって、接続に係る作業の簡易化を図ることができる。
実施形態の継手および排水マスを示す平面図。 (a),(b)はマス本体を示す平面図。 継手を示す(a)は分解状態の断面図,(b)は組立状態の断面図。
本発明の排水マスを具体化した一実施形態を図面に基づき説明する。
図1に示すように、排水マス10は、建物の基礎Fに沿って敷設された屋外の排水主管MDに、屋内から該基礎Fを貫通して敷設された排水枝管SDを合流させるために使用するものである。該排水マス10は、前記排水主管MDを構成するマス本体11と、前記排水枝管SDを接続するべく取り付けられた継手12とを備えている。また排水主管MDと排水枝管SDについては、排水枝管SDが排水主管MDよりも小径とされている。
前記マス本体11の概略の構成を説明する。該マス本体11は、両端が排水主管MDの管軸Atの伸びる方向に開口された筒状に形成されている。該マス本体11の両端部は、中間部に比べて拡径されており、該拡径された両端部の開口の内側が主管受口13とされている。該主管受口13には、排水マス10同士を繋ぐ連結管が嵌入接続される。
また前記マス本体11には、主管受口13の他にマス受口14が設けられており、該マス受口14を介してマス本体11の内部を清掃したり確認したりすることができるようになっている。
前記マス本体11には、前記排水枝管SDを接続するべく枝管受口16が形成されている。該枝管受口16は、前記排水主管MDの管軸Atの伸びる方向と直交する開口方向となるように該マス本体11に形成される。通常は、主管受口13や枝管受口16の形状や構成が異なるマス本体11が複数種類用意されており、排水マス10の設置位置や排水の状態等を考慮して使い分ける。
図2(a),(b)に、構成が異なるマス本体11を例示する。
図2(a)に示す第1のマス本体11Aは、該マス本体11Aを真っ直ぐな円筒状とし、該マス本体11Aの両端開口をそれぞれ主管受口13としている。よって前記排水主管MDの管軸Atは該マス本体11の中心を通るように伸びる。該マス本体11からは筒状の分岐筒15が、該マス本体11の周壁から突出して形成されている。そして該分岐筒15の先端開口は、拡径されており、枝管受口16とされている。該枝管受口16は、前記排水主管MDの管軸Atの伸びる方向と直交する開口方向とされている。
図2(b)に示す第2のマス本体11Bは、該マス本体11Bを略L字型の曲管状とし、該マス本体11Bの一端側(図中で右端側)の開口を主管受口13としている。よって前記排水主管MDの管軸Atは該主管受口13の中心を通るように伸びる。また該マス本体11Bの他端側(図中で左端側)の開口は、枝管受口16とされ、前記排水主管MDの管軸Atの伸びる方向と直交する開口方向とされている。
なお、図2(a),(b)中においては、主管受口13と枝管受口16は同径に例示しているが、本発明はこの例示の形態に限定されるものではなく、主管受口13と枝管受口16を相互に異なる径としてもよい。
また、前記枝管受口16は、前記マス本体11Aに例示したように必ずしも分岐筒15を設けて形成することに限らず、マス本体の管壁に例えばホルソー等の道具を用いて穴を形成し、該穴を枝管受口16としてもよい。加えて、前記分岐筒15の形成についても、マス本体の成形に際して金型を用いて該分岐筒15をマス本体11Aと一体的に形成してもよく、あるいはホルソー等の道具を用いてマス本体11Aの管壁に枝管受口16を形成し、該枝管受口16に被せるように支管等の管材を接合する等して該分岐筒15をマス本体11Aと別体的に形成してもよい。
前記継手12の構成を説明する。該継手12は、上記枝管受口16に挿着される接続筒体17と、該接続筒体17の先端に設けられたエルボ部18とを有している。そして該エルボ部18は、その一端側(先端側)の開口19Aに前記排水枝管SDが直接的に、あるいはエルボ等を介して間接的に繋げられる(図1参照)。
図3(a),(b)に示すように、前記継手12において、前記接続筒体17と前記エルボ部18とは、該接続筒体17に対して該エルボ部18を回動可能とするべく構成されている。
すなわち、前記接続筒体17は、筒状に形成された挿着部21を備えており、該挿着部21が前記排水マス10の枝管受口16の内周に挿着されるように構成されている。該挿着部21は、筒状をなす立ち上がり部22と一体成形されたものであり、該立ち上がり部22の基端から該立ち上がり部22を拡径する方向に差し出されている。該立ち上がり部22の内側には、前記エルボ部18の基端部19Bが嵌入されるように構成されている。そして、該立ち上がり部22の先端で内周面には、爪状をなす嵌合部23が等間隔おきに複数凸設されている。
前記接続筒体17においては、前記立ち上がり部22に前記エルボ部18が嵌入されることから、該立ち上がり部22の管軸が前記エルボ部18の管軸と一致する。従って、該立ち上がり部22から差し出された前記挿着部21により、前記枝管受口16の管軸と前記エルボ部18の管軸との位置関係を設定することが可能となる。本実施形態では、前記枝管受口16の管軸と前記エルボ部18の管軸とを一致させるように、前記挿着部21は、前記立ち上がり部22の管軸を中心として均等に拡径する方向に差し出されている。
なお前記枝管受口16の管軸と前記エルボ部18の管軸とが一致するのであれば、本実施形態の連続する筒環状の挿着部21とすることに限らず、断続的な筒状の挿着部としたり、あるいは断面円弧状の板体を所定間隔おきに設けて挿着部としたりしてもよい。
あるいは、本実施形態の挿着部21のように前記枝管受口16の管軸と前記エルボ部18の管軸とを必ずしも一致させる必要はなく、前記枝管受口16の管軸に対して前記エルボ部18の管軸を偏心させるように挿着部を設けてもよい。
すなわち、前記接続筒体17においては、前記挿着部21の設計変更のみで、例えば枝管受口の径や形状が異なったり、枝管受口の管軸に対してエルボ部の管軸を偏心させたりする多数種のマス本体に対応することができる。
前記挿着部21と前記立ち上がり部22との間には、肉抜き部24が設けられており、該接続筒体17の軽量化および材料の使用量の低減化が図られている。また前記立ち上がり部22の基端で内周面には、当接体25が凸設されており、該当接体25に前記エルボ部18の基端部19Bの端面が当接することにより、該エルボ部18の該接続筒体17に対する嵌入量を規制している。
また上記当接体25の基端側の内周面は、先端側、つまりエルボ部18側へ向かうに従い縮径する形状のテーパ部25Aとされており、前記排水枝管SDから前記排水主管MDへ流れる排水を、該テーパ部25Aによって、前記エルボ部18から前記マス本体11へと円滑に流すことができる。
前記エルボ部18の基端部19Bの外周面には、凸状をなす嵌入部26が等間隔おきに複数凸設されている。そして、上記立ち上がり部22の内側に該エルボ部18の基端部19Bが嵌入される際に、上記嵌合部23と該嵌入部26とが相互に嵌合することにより、上記接続筒体17と該エルボ部18とが連結されている。また上記立ち上がり部22の先端で内周面には、上記嵌合部23に隣接して凹溝27が形成されている。該凹溝27に上記嵌入部26が収容されることにより、該嵌入部26と上記嵌合部23は相互に摺動自在とされており、該接続筒体17に対して該エルボ部18が回動可能となっている。
上記エルボ部18の基端部19Bの外周面上には、水漏れを防止するためのシールリング28が嵌着されている。加えて、前記立ち上がり部22の先端面には凸体29が設けられるとともに、前記エルボ部18の外周面上で該凸体29と対応する位置にはストッパー30が設けられており、該凸体29に該ストッパー30が当接することにより、該接続筒体17に対して該エルボ部18が必要以上に回動することを抑制している。なお上記凸体29は、前記立ち上がり部22の先端面に180度間隔で2箇所に設けられており、図1に示す状態でエルボ部18が回動軸Arを中心に左右方向でそれぞれ90度を超えて回動しないように規制することで、排水の逆流を抑制している。
また前記接続筒体17に対する前記エルボ部18の回動方向は、該エルボ部18の回動軸Arが前記排水主管MDの管軸Atと直交する方向となるように設定されている(図1参照)。これは、該エルボ部18の回動軸Arが前記排水主管MDの管軸Atと直交する方向でなく交差する方向となっていた場合、該エルボ部18で前記排水枝管SDを接続する先端の開口19Aが、前記基礎Fから突出する該排水枝管SDに対して斜め方向に回転してしまうことになり、却って該排水枝管SDの接続作業が繁雑になるためである。
本実施形態において、前記接続筒体17は、その管軸方向における前記挿着部21の長さLが前記枝管受口16の奥行きの長さLと略同一に設定されている(L=L)。これは前記継手12を上記マス本体11に取り付けた際に、該挿着部21の全てを前記枝管受口16の内部に収容することで、上記排水マス10の設置スペースを省スペース化するためである。但し、該挿着部21の全てを前記枝管受口16の内部に収容し、排水マス10の省スペース化を図ることができるのであれば、前記挿着部21の長さLを前記枝管受口16の奥行きの長さLよりも短くしてもよい(L<L)。
さらに、前記接続筒体17においては、その管軸方向における前記挿着部21の長さLよりも前記立ち上がり部22の長さLが短く設定されている(L>L)。これは該立ち上がり部22の全てを前記挿着部21の内部に収容することで、上記接続筒体17を省スペース化するためである。
そして、前記挿着部21の長さLを前記枝管受口16の奥行きの長さL以下とし、かつ前記立ち上がり部22の長さLを前記挿着部21の長さL未満(L<L≦L)に設定することで、上記接続筒体17の全てを前記枝管受口16の内部に収容することが可能であり、排水マス10のさらなる省スペース化を図ることができる。
前記エルボ部18には、基端部19Bの開口と先端の開口19Aの開口方向が90度を為すもの、60度を為すもの、45度を為すもの、30度を為すもの等、種々のものが使用可能である。中でも基端部19Bの開口と先端の開口19Aの開口方向が90度を為すものとしたエルボ部18は、該エルボ部18を回動させても、該エルボ部18の先端の開口19Aは、該エルボ部18の回動軸Arに対して常に直交する方向を向くため、前記排水枝管SDを接続しやすいという利点を有する。
排水設備にあっては、複数のマス本体11を基礎Fに沿って所定間隔おきに配し、該マス本体11の枝管受口16に上記継手12の接続筒体17を嵌入し、該接続筒体17の挿着部21を該枝管受口16に接着等することにより、排水マス10を構成する。
上記排水マス10にあっては、上記継手12の前記エルボ部18が前記接続筒体17に対して回動可能に構成されていることから、例えば図1に示すように排水主管MDの管軸Atの伸びる方向で排水枝管SDの端部とエルボ部18とがずれている場合であっても、排水枝管SDの端部方向を向くように該エルボ部18を回動させることで、該排水枝管SDの端部と該エルボ部18とを最短距離で繋ぐことができる。
本発明にあっては、異径接続構造用の継手及びそれを備えた排水マスにおいて、製造が簡易であって、接続に係る作業の簡易化を図ることができるから、産業上の利用可能性がある。
10 排水マス
11 マス本体
12 継手
13 主管受口
16 枝管受口
17 接続筒体
18 エルボ部
21 挿着部
22 立ち上がり部
23 嵌合部
24 肉抜き部
26 嵌入部
At 管軸
Ar 回動軸
F 基礎
MD 排水主管
SD 排水枝管

Claims (5)

  1. 建物の屋外に敷設された排水主管に該建物の屋内から伸びる排水枝管を合流させるべく設けられた排水マスに対して、該排水枝管を接続するための継手において、
    前記排水マスは、マス本体と、前記排水主管が接続される主管受口と、前記排水枝管が接続される枝管受口とを有しているものとし、また前記排水枝管が前記排水主管よりも小径である異径接続構造に使用するものであって、
    前記枝管受口に挿着される接続筒体と、前記排水枝管が一端部に接続されるエルボ部とを有し、
    前記接続筒体の内周に嵌合部を形成し、前記エルボ部の他端部に嵌入部を形成し、該嵌合部に嵌入部を嵌挿することで、前記接続筒体と前記エルボ部とを連結するとともに、
    該嵌合部と該嵌入部を相互に摺動自在とすることにより、前記接続筒体に対して前記エルボ部を回動可能に構成し
    前記接続筒体は、前記枝管受口に挿着される挿着部を備えており、該挿着部の内周に立ち上がり部を設け、該立ち上がり部に前記嵌合部を形成し、
    前記立ち上がり部の先端面には凸体が設けられるとともに、前記エルボ部の外周面上で該凸体と対応する位置にはストッパーが設けられており、
    前記凸体に前記ストッパーが当接することにより、前記接続筒体に対して、前記エルボ部が必要以上に回動することを抑制することを特徴とする継手。
  2. 前記挿着部と前記立ち上がり部は、一体成形で形成されたものである
    ことを特徴とする請求項に記載の継手。
  3. 前記挿着部と前記立ち上がり部との間には、肉抜き部が設けられている
    ことを特徴とする請求項又は請求項に記載の継手。
  4. 前記接続筒体の管軸方向における前記挿着部の長さは、前記枝管受口の奥行きの長さと略同一又は短く設定されている
    ことを特徴とする請求項から請求項のうち何れか一項に記載の継手。
  5. 請求項から請求項のうち何れか一項に記載の継手を備えた
    ことを特徴とする排水マス。
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