JP6226470B2 - 吸収性物品の搬送装置および搬送方法 - Google Patents

吸収性物品の搬送装置および搬送方法 Download PDF

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本発明は吸収性物品の搬送装置および搬送方法に関する。
吸収性物品の搬送装置では、装置設置面積の省スペース化や製品仕様を満足させるため等の機械設計の制約上、インライン中で搬送方向を変えることがある。伸びやすいシートやアッセンブルしたシートは、シート面に対して垂直方向のバタつきを抑制して搬送を安定させるために吸引コンベアで搬送を行うことが多く、搬送方向変換部でも吸引コンベアが適用されている(特許文献1参照。)。
特開2003−135517号公報
吸収性物品の搬送装置において、直線に沿う方向に搬送する直線搬送部から曲面に沿う方向に搬送する方向転換部を経て別の直線搬送部にかけて、連続して吸引コンベアベルトが設けられている場合、製品搬送するコンベアベルトの表面、すなわち外周側では、直線搬送部と方向転換部とで、コンベアベルトの厚さに起因して搬送速度に差が生じる。この速度差は、ベルト厚によって方向転換部におけるベルト内周の長さと外周の長さに差が生じるために発生する。通常、ベルトの搬送速度はベルトの内周側を設計速度に調整する。すると、方向転換部では、ベルトの内周側と外周側では回転速度は同じであっても周速度に差が生じる。この速度差により、方向転換部でシートの搬送が不安定になりやすい。例えば、シートの両側に配された延出部が正常な位置から傾くことがある。これは、ベルトの厚み分だけ速度が速い方向転換部によって、直線搬送部のシート本体部のみが引っ張られることで発生する。
本発明は、シートのような連続体の搬送を安定化させて、直線搬送部でも方向転換部でも連続体が垂直方向にバタつかないようにしながら、方向転換部での連続体の伸びを防止し、連続体に対して延出部が傾くことを防止する吸収性物品の搬送装置および搬送方法に関する。
本発明は、吸収性物品が製造される連続体を搬送ベルトに吸着させて吸収性物品の製造工程の流れ方向に沿って搬送する搬送装置であって、直線に沿う方向に前記連続体を搬送する直線搬送部と、曲面に沿う方向に搬送して前記連続体の搬送方向を変える方向転換部とを有し、前記搬送ベルトが前記直線搬送部と前記方向転換部とに跨って配置され、前記方向転換部より前記直線搬送部の方が前記連続体を吸引する吸引力が弱い吸収性物品の搬送装置を提供する。
本発明は、吸収性物品が製造される連続体を搬送ベルトに吸着させて吸収性物品の製造工程の流れ方向に沿って搬送する搬送方法であって、前記搬送ベルトを、直線に沿う方向に前記連続体を搬送する直線搬送部と、曲面に沿う方向に前記連続体を搬送して前記連続体の搬送方向を変える方向転換部とに跨って配置し、前記方向転換部が前記連続体を吸引する吸引力よりも前記直線搬送部が前記連続体を吸引する吸引力を弱めて前記連続体を搬送する吸収性物品の搬送方法を提供する。
本発明の吸収性物品の製造装置は、直線搬送部上のシート延出部が、直線搬送部に対してベルトの厚み分だけ速度が速い方向転換部が、直線搬送部上のシート本体を引っ張った際に、直線搬送部上のシート延出部が引っ張られた前記シート本体部に追従して動くことを可能とする。これにより、直線搬送部上のシート延出部を水平方向に動く程度の弱い力で保持することで、シート延出部が本体部に追従して搬送ベルト上を滑る。さらに、方向転換部や方向転換後の直線部などのシート自重によって垂直方向に延出部がバタつきやすい搬送部において、シートが垂直方向にバタつくことを防止することを可能にする。従って、連続体の搬送を安定化でき、かつ搬送経路中の直線搬送部でのシート伸びや製品の傾き、方向転換部や方向転換後の直線搬送部での垂直方向のシートバタつきを防止することが可能にする。
本発明の吸収性物品の製造方法は、直線搬送部上のシート延出部が、直線搬送部に対してベルトの厚み分だけ速度が速い方向転換部が、直線搬送部上のシート本体を引っ張った際に、直線搬送部上のシート延出部を水平方向に動く程度の弱い力で保持することで、シート延出部が本体部に追従して搬送ベルト上を滑る。これにより、直線搬送部上のシート延出部が引っ張られた前記シート本体部に追従して動くことを可能とする。さらに、方向転換部や方向転換後の直線部などのシート自重によって垂直方向に延出部がバタつきやすい搬送部において、吸引力を強めて前記連続体を搬送することで、シートが垂直方向にバタつくことを防止することを可能にする。したがって、連続体を安定的に搬送することができ、かつ搬送経路中の直線搬送部でのシート伸びや製品の傾き、方向転換部や方向転換後の直線搬送部での垂直方向のシートバタつきを防止することができる。
本発明の吸収性物品の製造装置の好ましい一例を示した要部構成図である。 本発明の吸収性物品の搬送装置における搬送ベルトの好ましい一例を示した部分平面図である。 本発明の吸収性物品の搬送装置における第1直線搬送部の第1直線部天板の好ましい一例を示した部分平面図である。 本発明の吸収性物品の搬送装置における方向転換部の方向転換部天板の好ましい一例を示した部分平面図である。 本発明の吸収性物品の搬送装置における第2直線搬送部の第2直線部天板の好ましい一例を示した部分平面図である。 本発明の吸収性物品の搬送装置で駆動される搬送ベルトと第1直線部天板との位置関係の好ましい一例を示した部分平面図である。 本発明の吸収性物品の搬送装置で搬送される吸収性物品と搬送ベルトの位置関係の好ましい一例を示した部分平面図である。 本発明の吸収性物品の搬送装置で搬送される吸収性物品の一例を示した平面図である。 延出部の傾きの測定方法を示した平面図である。 延出部の正常な搬送状態を示した平面図である。 延出部が傾いた異常な搬送状態を示した平面図である。
なお、図1等において、わかりやすくするために、第1直線搬送部11、方向転換部12および第2直線搬送部13と搬送ベルト15とは離間したように記載されている。しかし実際は接触している。また搬送ベルト15と連続体1とが離間したように記載されている。しかし、実際には搬送ベルト15と連続体1とは接触している。
本発明に係る吸収性物品の搬送装置の好ましい一実施形態について、図1を参照しながら、以下に説明する。
図1に示すように、吸収性物品の搬送装置10は、吸収性物品が製造される連続体1を搬送ベルト15に吸着させて吸収性物品の製造工程の流れ方向に沿って搬送するものである。以下、吸収性物品の搬送装置10は搬送装置10ともいう。また、以下、製造工程の流れ方向をMD方向という。MDとはMachine Directionの略語であり、機械方向ともいう。また、MD方向に直交する方向をCD方向という。CDとはCross Directionの略語である。
搬送装置10は、第1直線搬送部11と方向転換部12と第2直線搬送部13とを連続体1の搬送方向の上流側から下流側に向かって、すなわち、MD方向に順に備える。さらに、第1直線搬送部11は第1直線部天板21、方向転換部12は方向転換部天板22、第2直線部は第2直線部天板23を備える。また、搬送ベルト15を回転駆動させる送りロール14が備えられている。この送りロール14には、矢印A方向に回転するように該送りロール14を回転駆動させる図示していない駆動源が配されている。
第1直線搬送部11は、第1直線部天板21および搬送ベルト15を介して連続体1を搬送ベルト15の外側から内側、すなわち図示例では上側から下側方向に吸引しながら、搬送ベルト15を直線に沿う方向に、すなわち連続体1の流れ方向の上流側から下流側に直線的に移動させるものである。第1直線搬送部11には、上記吸引を行う図示していない吸引装置が配されている。したがって、第1直線搬送部11の搬送ベルト15の配された側のほぼ全面にわたって均等に搬送ベルト15を介して連続体1が吸引されるようになっている。図面の第1直線搬送部11内に記載した矢印は吸引方向を示す。
第1直線搬送装置11では、連続体1が搬送ベルト15上に配され、吸引されながら搬送ベルト15の回転移動とともにMD方向に搬送される。第1直線搬送部11の吸引力は、連続体1を吸引する第1直線搬送部11の表面に対して垂直方向に連続体1がバタつかない状態を維持して連続体1が搬送される吸引力に調整されている。第1直線搬送装置11における吸引力は、第1直線部天板21に配した開孔の大きさと、第1直線搬送部11の吸引装置の吸引力によって決定される。第1直線搬送部11における連続体1に対する吸引力を、開孔における吸引圧力でみると、好ましくは0.0kPa以上、より好ましくは0.2kPa以上、さらに好ましくは0.5kPa以上に設定し、好ましくは5kPa以下、より好ましくは2kPa以下、さらに好ましくは1.5kPa以下に設定されている。そして、好ましくは0.0kPa以上5kPa以下、より好ましくは0.2kPa以上2kPa以下、さらに好ましくは0.5kPa以上1.5kPa以下に設定されている。なお、[吸引力]=[吸引圧力]×[開孔面積]となる。以下同様である。
方向転換部12は、第1直線搬送部11の下流側に配され、方向転換部天板22および搬送ベルト15を介して連続体1を搬送ベルト15上に吸引しながら、搬送ベルト15を方向転換部天板22の曲面に沿う方向に連続体1の搬送方向の上流側から下流側に移動させつつ、搬送方向を変えるものである。方向転換部12には、上記吸引を行う図示していない吸引装置が配されている。したがって、方向転換部12の搬送ベルト15の配された側のほぼ全面にわたって均等に搬送ベルト15が吸引されるようになっている。図面の方向転換部12内に記載した矢印は吸引方向を示す。
図示例では、方向転換部12によって165°の方向に方向転換される。この方向転換角度は、方向転換部12に連続体1が入る角度と、方向転換部12から連続体1が出る角度によって任意に設定することができる。その方向転換角度は、例えば、0°より大きく180°以下の範囲で設定できる。方向転換部12の下流側の状態によっては、上記方向転換角度は180°を超えて、225°程度まで設定することができる。
方向転換部12では、連続体1が搬送ベルト15の外側に配され、吸引されながら搬送ベルト15の回転移動とともにMD方向に搬送される。方向転換部12における連続体1を吸引する吸引力は、第1直線搬送部11における吸引力より強くなるように設定されていることから、連続体1を吸引する方向転換部12の表面に対して垂直方向に連続体1がバタつかない状態を維持して、連続体1が搬送される吸引力に調整されている。方向転換部12における吸引力は、方向転換部天板22に設けた開孔の大きさと、方向転換部12の吸引装置の吸引力によって決定される。方向転換部12における連続体1に対する吸引力を、開孔における吸引圧力でみると、好ましくは0.1kPa以上、より好ましくは0.3kPa以上、さらに好ましくは0.6kPa以上に設定し、好ましくは8kPa以下、より好ましくは2.1kPa以下、さらに好ましくは1.6kPa以下に設定されている。そして、好ましくは0.1kPa以上8kPa以下、より好ましくは0.3kPa以上2.1kPa以下、さらに好ましくは0.6kPa以上1.6kPa以下に設定される。
第2直線搬送部13は、方向転換部12の下流側に配され、第2直線部天板23および搬送ベルト15を介して、連続体1を搬送ベルト15の外側から内側、すなわち図示例では下側から上側方向に吸引しながら、搬送ベルト15を連続体1の流れ方向上流側から下流側に直線的に移動させるものである。第2直線搬送部13には、上記吸引を行う図示していない吸引装置が配されている。したがって、第2直線搬送部13の搬送ベルト15の配された側のほぼ全面にわたって均等に搬送ベルト15が吸引されるようになっている。図面の第2直線搬送部13内に記載した矢印は吸引方向を示す。
第2直線搬送部13では、連続体1が搬送ベルト15の外側に配され、吸引されながら搬送ベルト15の回転移動とともにMD方向に搬送される。第2直線搬送部13の吸引力は、少なくとも自重により落下しようとする連続体1を支え持つ分だけ、第1直線搬送部11および方向転換部12の各吸引力よりも強くなるように設定されていて、かつ連続体1を吸引する第2直線搬送部13の表面に対して垂直方向に連続体1がバタつかない状態を維持して連続体1が搬送される吸引力に調整されている。
具体的には、第2直線搬送部13を吸引する図示していない吸引装置の吸引力を、第1直線搬送部11および方向転換部12を吸引する図示していない各吸引装置の吸引力よりも強く設定する。
第2直線搬送装置13における吸引力は、第2直線部天板23に設けた吸引孔の大きさと、第2直線搬送装置13の吸引装置の吸引力によって決定される。第2直線搬送部13における連続体1に対する吸引力を、開孔における吸引圧力でみると、好ましくは0.2kPa以上、より好ましくは0.4kPa以上、さらに好ましくは0.7kPa以上に設定し、好ましくは8.5kPa以下、より好ましくは8kPa以下、さらに好ましくは7.5kPa以下に設定されている。そして、好ましくは0.2kPa以上8.5kPa以下、より好ましくは0.4kPa以上8kPa以下、さらに好ましくは0.7kPa以上7.5kPa以下に設定される。
上記第1直線搬送部11、方向転換部12、第2直線搬送部13のそれぞれの吸引圧力を変える手段としては、それぞれに吸引装置が配されている場合には、上記のように各吸引装置の吸引量を調整すればよい。また、一つの吸引装置で各部を吸引する場合には、各部のそれぞれに接続されている図示していない吸引管に制御弁を設けて、制御弁の開閉量によって吸引量を調節することで、吸引圧力を調整してもよい。
送りロール14は、図示していない駆動源の回転駆動が伝達されて搬送ベルト15を回転させるものである。この回転駆動によって、搬送ベルト15がMD方向に回転して、連続体1を搬送する。駆動源には、モータが用いられる。なお、モータは図示していない制御部によって回転速度等が制御されることが好ましい。
搬送ベルト15は、第1直線搬送部11、方向転換部12、第2直線搬送部13、送りロール14に跨って連続的に配置されている。したがって、搬送ベルト15は無端の搬送ベルトになっている。搬送ベルト15には、連続体1を吸引する複数の開孔が配されている。
図2に示すように、搬送ベルト15は、搬送される連続体1(図1参照)の幅よりも広い幅を有し、無端のベルトからなる。その材質は、好ましくは、ポリウレタン、ポリエステル、フッ素樹脂、ナイロン、天然ゴム、合成ゴム、等の樹脂材料からなり、非粘着という観点から、より好ましくはポリエステル、フッ素樹脂からなり、さらに好ましくは、フッ素樹脂からなる。搬送ベルト15の厚さは、強度維持の観点から、好ましくは0.5mm以上、より好ましくは0.75mm以上、さらに好ましくは1mm以上、また円滑に回転駆動させる観点から、好ましくは2.5mm以下、より好ましくは2mm以下、さらに好ましくは1.5mm以下である。
搬送ベルト15には、貫通孔からなる開孔16がMD方向およびCD方向に縦横に配されている。開孔16の配置形態は、常に吸引が行えるように、後述する各天板の吸引孔に対して、MD方向のピッチが同一になる位置に配されることが好ましい。また、MD方向に配された開孔列と、この開孔列に隣接する開孔列は、搬送中の連続体1をバタつかせないという観点から、MD方向にずらして配されることが好ましい。例えば、MD方向に1/2ピッチずつずらして配されることが好ましい。開孔16の断面形状は、円、楕円、長円、多角形等、種々の形状を採用することがでる。開孔16周囲の搬送ベルトの強度を維持する観点から、好ましくは、角部を有さない円、楕円、もしくは長円が挙げられ、より好ましくは円が挙げられる。開孔16が円の場合、その直径φは、吸引面積の観点から、好ましくは3mm以上、より好ましくは3.5mm以上、さらに好ましくは4mm以上、また吸引面積の観点から、好ましくは8mm以下、より好ましくは7mm以下、さらに好ましくは6mm以下である。
次に、各天板の構成について図3乃至図5を参照して説明する。
図3に示すように、第1直線部天板21は、好ましくは、ステンレス、鉄、アルミニウム、等の金属材料からなり、強度という観点から、より好ましくはステンレス、鉄からなり、防錆の観点から、さらに好ましくはステンレスからなる。その厚さは、ステンレスからなる場合、吸引力により変形しないように、好ましくは1.5mm以上、より好ましくは3mm以上、さらに好ましくは4mm以上とし、質量の観点から、好ましくは10mm以下、より好ましくは8mm以下、さらに好ましくは7mm以下とする。その幅は、前記図2に示した搬送ベルト15の搬送経路の幅よりも広い幅を有し、その長さは、前記図1に示した第1直線搬送部11の搬送経路に沿う長さを有している。
さらに第1直線部天板21には、搬送ベルト15を介して前記図1に示した連続体1を吸引するための複数の吸引孔24が配されている。吸引孔24は、断面形状が長円、楕円、角に丸みを有する長方形、等の細長い形状の孔が好ましく、長円断面の長孔がより好ましい。長孔の場合、その長さLは、千鳥配置の観点から、好ましくは20mm以上、より好ましくは30mm以上、さらに好ましくは40mm以上とし、開孔面積の観点から、好ましくは150mm以下、より好ましくは130mm以下、さらに好ましくは120mm以下とする。その幅Wは、開孔面積の観点から、好ましくは3mm以上、より好ましくは3.5mm以上、さらに好ましくは4mm以上とし、開孔面積の観点から、好ましくは8mm以下、より好ましくは7mm以下、さらに好ましくは6mm以下とする。
そして連続体1が搬送される経路に長孔の吸引孔24がMD方向およびCD方向に縦横に配されている。吸引孔24の配置形態は、吸引孔24の長さをL、MD方向の吸引孔24、24間の間隔をD、前記図2に示した搬送ベルト15に配した開孔16の断面形状を円としてその直径をφとする。MD方向に配された吸引孔列と、この吸引孔列に隣接する吸引孔列は、開孔16を通じて常に吸引できるように、φ≦Dの場合には、MD方向にφ/(L+D)ピッチだけずらして配されることが好ましい。なお、φ>Dの場合には、全ての開孔16が吸引孔24を通して常時吸引可能となっているため、吸引孔列をMD方向にずらしても、ずらさなくても、どちらでもよい。または、MD方向の吸引孔列における隣接する吸引孔24、24間の間隔Dと、搬送ベルト15のMD方向の開孔列における隣接する開孔16、16の間隔dとが一致しないようにしてもよい。すなわち、D≠dを満たすように吸引孔24の間隔を配してもよい。
さらに、連続体1の本体部2が搬送される領域に対応する吸引孔24(24a)と延出部3が搬送される領域に対応する吸引孔24(24b)では、吸引孔24aの幅W(Wa)より吸引孔24bの幅W(Wb)のほうが狭いことがより好ましい。
第1直線部天板21は、一例として、連続体1の本体部を吸引する吸引孔24aは幅Waが5mm、延出部を抑える吸引孔24bは幅Wbが3mmであり、搬送ベルト15に設けられた開孔16の直径φは5mmである。こうすることで、延出部を吸引する吸引孔24bの吸引面積は本体部を吸引する吸引孔24aの吸引面積より小さくなるため、連続体1の延出部が方向転換部12との速度差によって引っ張られる本体部に追従して動きやすくなる。
図4に示すように、方向転換部天板22は、その構成材料、厚さ、幅が前述の第1直線天板21と同様であり、その長さは、方向転換部12の搬送経路に沿うように湾曲していて、搬送経路に沿う長さを有している。そして図1に示した連続体1が搬送される経路に長孔の吸引孔25がMD方向およびCD方向に縦横に配されている。吸引孔25の形状、配置形態は、湾曲面に配されること以外は、前記吸引孔24と同様である。なお、吸引孔25の幅Wはすべて同一である。
図5に示すように、第2直線部天板23は、その構成材料、厚さ、幅が前述の第1直線天板21と同様であり、その長さは、第2直線搬送部13の搬送経路に沿う長さを有している。そして連続体1が搬送される経路に長孔の吸引孔26がMD方向およびCD方向に縦横に配されている。吸引孔26の形状、配置形態は、前記吸引孔24と同様である。なお、吸引孔26の幅Wはすべて同一である。
図6に示すように、第1直線天板21の吸引孔24(24a、24b)のMD方向に配される貫通孔列と、搬送ベルト15の開孔16のMD方向に配される開孔列とが一致するように、第1直線天板21の幅方向の位置と搬送ベルト15の幅方向の位置とが調整されている。通常、搬送ベルトの回転駆動位置は変えず、第1直線天板21のCD方向の位置を調整して、貫通孔列と開孔列を合わせる。
上記のように第1直線天板21と搬送ベルト15とが位置合わせされた状態で、連続体1を搬送ベルト15の搬送面15sに吸着させながら搬送する場合、図7に示すように、第1直線天板21の幅の広い吸引孔24(24a)が配された領域に連続体1の本体部2が配され、幅の狭い吸引孔24(24b)が配された領域に、連続体1の延出部3が配されるようになる。したがって、本体部2に対する吸引力より延出部3に対する吸引力が弱くなる。なお、図面は、見易くするために搬送ベルト15の図示は省略し、搬送ベルトに隠れる吸引孔24は点線で示した。
上記各天板21から23に配された吸引孔24から26の幅方向の位置と搬送ベルト15の開孔16の幅方向の位置は、搬送ベルト15に設けられた図示しない桟が各天板21から23に設けられた図示しない桟溝に嵌め合うことで、ずれが生じないようにしている。
上記搬送装置10は、前述したように[吸引力]=[吸引圧力]×[開孔面積]であるから、開孔面積が小さくなると吸引力は弱くなる。したがって、第1直線搬送部21の第1直線部天板21の吸引孔24bの幅Wbを、方向転換部12および第2の直線搬送部13の各天板の吸引孔25、26の幅Wより小さくすることで、吸引圧力を変更せずに第1直線搬送部11の、とりわけ延出部3の搬送領域の吸引力を方向転換部12および第2直線搬送部13の吸引力より弱くすることが可能となる。これにより、第1直線搬送部11を搬送される延出部3は垂直方向にバタつかずに、方向転換部12の速度差によって引っ張られる本体部2に追従して動きやすくなるという効果を奏する。また吸引圧力を変えないということは、それぞれの搬送部に1つ1つ吸引装置を設けることが必要なくなる。例えば、1つの吸引装置からダクトを分岐してそれぞれの搬送装置に接続すればよい。このように、吸引孔24の開孔面積を変えて吸引力に差をつけることによって、吸引装置は1台ですむので、コスト的に大きな利点となる。
前記図7に示すように、連続体1は、一例として、本体部2と、その側部に配した延出部3を有する。この場合、延出部3が搬送中にバタつかないようにするために、本体部2を吸引する吸引力と延出部3を吸引する吸引力とを調整することがより好ましい。特に、第1直線搬送部11と方向転換部12とにおいてそれぞれの吸引力を調整することがさらに好ましい。
具体的には、第1直線部天板21の本体部2が搬送される領域に配された貫通孔24aと延出部3が搬送される領域に配された貫通孔24bの開口幅を変えて、本体部2の搬送領域の吸引力より延出部3の搬送領域の吸引力の方が小さくなるように調整されている。調整手段としては、本体部2の搬送領域の吸引と延出部3の搬送領域の吸引が同一の吸引装置(図示せず)で行われる場合には、前述したように、貫通孔24bの開口幅を貫通孔24aの開口幅よりも小さくしている。これにより、延出部3の搬送領域の吸引力が本体部2の搬送領域の吸引力よりも小さくなる。
上記連続体1には、吸収性物品が作製される不織布やフィルム等のシートが挙げられる。上記シートは単層シートであっても、複数のシートが積層された積層シートであってもよい。
連続体1の本体部2は、2層以上のシートもしくは1層のシートからなる。例えば、2層以上のシートとしては、液不透過性のシートとスパンボンドやエアースルーといった不織布である。
1枚が坪量15g/mのエアースルー不織布を2層に重ねた合計坪量が30g/mの不織布の場合、第1直線搬送部11における本体部2を吸引する吸引力を、貫通孔24aにおける吸引圧力でみると、本体部2をバタつかせず安定的に搬送するために、好ましくは0.1kPa以上、より好ましくは0.3kPa以上、さらに好ましくは0.6kPa以上に設定し、好ましくは8.5kPa以下、より好ましくは8kPa以下、さらに好ましくは7.5kPa以下に設定する。そして、好ましくは0.1kPa以上8.5kPa以下、より好ましくは0.3kPa以上8kPa以下、さらに好ましくは0.6kPa以上7.5kPa以下である。
また、延出部3の材質や坪量等にもよるが、例えば坪量が26g/mの不織布の場合、延出部3を吸引する吸引力を、貫通孔24bにおける吸引圧力でみると、本体部2を吸引する吸引圧力より弱く、かつ延出部3をバタつかせず安定的に搬送するために、好ましくは0kPa以上、より好ましくは0.2kPa以上、さらに好ましくは0.5kPa以上に設定し、好ましくは5kPa以下、より好ましくは1.5kPa以下、さらに好ましくは1.0kPa以下に設定する。そして、好ましくは0.0kPa以上5kPa以下、より好ましくは0.2kPa以上1.5kPa以下、さらに好ましくは0.5kPa以上1.0kPa以下である。
方向転換部12および第2直線搬送部13では、連続体1の搬送領域の吸引力と延出部2の搬送路の吸引力とは同じであってもよい。
上記搬送装置10によって連続体1を搬送ベルト15に吸着させて搬送した場合について説明する。搬送ベルト15の1点に着目すると、その着目点の移動速度は、第1直線搬送部11では、通常は設計速度Vsとなる。またその搬送ベルト15に載って搬送される連続体1の移動速度も設計速度Vsとなる。そして搬送ベルト15の着目点が方向転換部12に移動すると、搬送ベルト15の内側と外側とでは速度差が生じ、外側の速度が速くなる。すなわち、搬送ベルト15の内側の周速度Vr1は設計速度Vsになり、曲率半径の差から搬送ベルト15の外側の周速度Vr2は搬送ベルト15の厚み分だけ速くなる(Vr2>Vr1)。これにより、第1直線搬送部11において連続体1の本体部2がVr2とVr1の速度差分だけ引っ張られる。このとき、方向転換部12における連続体1を吸引する吸引力より第1直線搬送部11における連続体1を吸引する吸引力のほうが小さい。このため、第1直線搬送部11に対して搬送ベルト15の厚み分だけ速度が速くなる方向転換部12が、本体部2を引っ張った際に第1直線搬送部11上の延出部3を搬送ベルト15の面方向に動く程度の弱い力で保持することで、延出部3が本体部2に追従して動き、搬送ベルト15上を滑る。また方向転換部12では、連続体1は搬送ベルト15側にしっかり吸着される。
したがって、上記搬送装置10によれば、第1直線搬送部11における延出部3は本体部2に対して傾くことが防止され、方向転換部12では延出部3が垂直方向にバタつくことが防止される。
このように、傾くことが防止される吸収性物品の一例としては、図8(a)および(b)に示したテープ型おむつ100A、100Bの後部サイドフラップ部110A、110Bが挙げられる。すなわち、後部サイドフラップ部110A、110Bが上述の延出部3に相当する。
次に、本発明の吸収性物品の搬送装置による吸収性物品が製造される連続体の搬送方法を以下に、前記図1を参照して説明する。
前記図1に示すように、前述した搬送装置10を用いて、連続体1を搬送ベルトに吸着させてMD方向に搬送する。
前述したように、搬送ベルト15は、第1直線搬送部11、方向転換部12、第2直線搬送部13および送りロール14に跨って回転自在に配置する。
そして、第1直線搬送部11が連続体1を吸引する吸引力を方向転換部12が連続体1を吸引する吸引力よりも弱くし。さらに、方向転換部12および第2直線搬送部13が連続体1を吸引する吸引力を、少なくとも自重により落下しようとする連続体1を支え持つ分だけ、第1直線搬送部11が連続体1を吸引する吸引力が連続体1を吸引する吸引力よりも強くする。また、このような状態で送りロール14の回転駆動により搬送ベルト15をMD方向に回転させて、この回転する搬送ベルト15に連続体1を載せて吸着させながら搬送ベルト15とともに回転移動させることで、連続体1をMD方向に搬送する。
また前記図7に示すように、連続体1が、本体部2と延出部3を有する場合、搬送中に延出部3が本体部2の側部に対して傾かないように、本体部2を吸引する吸引力よりも延出部3を吸引する吸引力が弱くなるように調整する。その際、第1直線搬送部11および方向転換部12において、それぞれの吸引力を調整することが好ましい。
具体的な調整手段としては、本体部2の搬送領域の吸引と延出部3の搬送領域の吸引が同一の吸引装置(図示せず)で行われる場合には、貫通孔24bの開口幅Wbを貫通孔24aの開口幅Waよりも小さくすることで、延出部3の搬送領域の吸引力を本体部2の搬送領域の吸引力よりも小さくする。
第1直線搬送部11、方向転換部12および第2直線搬送部13における吸引圧力の設定値の範囲は上述した通りである。
(実施例1)
実施例1は、連続体1に、本体部2がポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)複合繊維からなる幅が21cm、坪量が30g/mの不織布シートを用い、この不織布シートの両側部に、幅4.2cm、長さ7.7cmのポリプロピレン(PP)繊維からなる坪量が26g/mの延出部3が配されているものを用いた。ここで、長さはMD方向と平行な方向とし、幅はMD方向と直交する方向とする。また、延出部3のMD方向のピッチは44cmとした。
連続体1の搬送には上述の吸収性物品の搬送装置10を用いた。
第1直線部天板21には、長さ800mm、幅400mm、厚さ6mmのステンレス製の平板を用い、連続体1の本体部2が搬送される領域には、長さ50mm、幅5mmの吸引孔24(24a)を配し、延出部3が搬送される領域には、長さ50mm、幅3mmの吸引孔24(24b)を配した。各吸引孔24のCD方向のピッチは20mm、MD方向のピッチは70mmとした。
方向転換部天板22には、長さ600mm、幅400mm、厚さ6mmのステンレス製の曲率半径が200mmの円弧状の板を用い、連続体1が搬送される領域には、長さ50mm、幅5mmの吸引孔25を配した。各吸引孔25のCD方向のピッチは20mm、MD方向のピッチは70mmとした。
第2直線部天板23には、長さ100mm、幅400mm、厚さ6mmのステンレス製の平板を用い、連続体1が搬送される領域には、長さ50mm、幅5mmの吸引孔25を配した。各吸引孔25のCD方向のピッチは20mm、MD方向のピッチは70mmとした。
第1直線搬送部11の吸引力を開孔における吸引圧力として0.5kPaに設定し、方向転換部12の吸引力を開孔における吸引圧力として1.5kPaに設定し、第2直線搬送部13の吸引力を開孔における吸引圧力として1.0kPaに設定した。
上記方向転換部12の曲率半径は204mmであり、方向転換角度は165°であった。
搬送ベルト15の搬送速度は、第1直線搬送部11上において、220m/minに設定した。この搬送ベルト15は厚さが5mmであり、搬送ベルトに配した開孔は口径を5mmの円形とし、MD方向に20mm間隔に搬送ベルト15の1周に配し、MD方向に対して直角方向に15mm間隔にして、搬送ベルト15の幅方向に10列を配した。本例では、方向転換部12における搬送ベルト15表面の搬送速度は228m/minであり、第2直線搬送部13における搬送ベルト15の搬送速度は220m/minである。
(実施例2)
実施例2は、前記実施例1において、方向転換部12における吸引力を1.0kPa、第2直線搬送部13における吸引力を1.5kPaにした以外、前記第1実施例と同様である。
(実施例3)
実施例3は、前記実施例1において、第1直線搬送部11の本体部搬送領域における吸引力を1.0kPa、第1直線搬送部11の延出部搬送領域における吸引力を0.5kPaにした以外、前記第1実施例と同様である。
(実施例4)
実施例4は、前記実施例1において、方向転換部12の本体部搬送領域における吸引力を1.2kPa、方向転換部12の延出部搬送領域における吸引力を1.0kPaにした以外、前記第1実施例と同様である。
(比較例)
比較例は、前記実施例1と同様の連続体1を用い、この連続体1の搬送に上述の吸収性物品の搬送装置10を用いた。
第1直線搬送部11の吸引力を開孔における吸引圧力として実施例1よりも高い1.5kPaに設定し、方向転換部12の吸引力を開孔における吸引圧力として実施例1と同じ1.5kPaに設定し、第2直線搬送部13の吸引力を開孔における吸引圧力として実施例1よりも高い1.5kPaに設定した。
上記吸引圧力以外の条件は実施例1と同一条件とした。
(延出部の傾きの測定方法および判定方法)
延出部傾き量は、搬送装置の吸引動作を維持した状態で搬送ベルト15の回転駆動を停止したときに、第2直線搬送部13における連続体1の延出部3の所定の長さを測定する。測定は物差しを用いて手動で行う。図9に示すように、延出部3の形状が矩形の場合、延出部3が配された側の本体部2の側部に対して、本体部2の側部から垂直方向に延出部3の角部までの距離の長い方をa、短い方をbとし、絶対値|a−b|の値がある一定値、例えば5mm以上になった場合に不良と判定し、不良となった製品は加工機の途中で製品排出する。
延出部3が傾くとその後の工程で加工トラブルにつながる。
延出部のバタつきは、方向転換部12および第2直線搬送部13が撮影できる位置に高速度カメラを設置し、この高速度カメラで搬送装置の運転中に搬送される不織布を撮影し、その撮影画像をモニターで目視により確認することで、不織布がバタついているか、否かを判定する。
不織布がバタついていることが確認された場合には、方向転換部12および第2の直線搬送部13の吸引力を強くしてバタつきが抑えられるように調整する。
(吸引力の測定方法)
第1直線搬送部11、方向転換部12、第2直線搬送部13のそれぞれの吸引力の測定は、搬送装置本体に圧力センサを接続して行う。
(評価結果)
実施例1では延出部傾き量が0.15mm、実施例2では延出部傾き量が0.14mm、実施例3では延出部傾き量が0.13mm、実施例4では延出部傾き量が0.12mmであった。いずれの実施例も、搬送ベルト15の垂直方向に不織布のバタつきは発生しなかった。
一方、比較例では、図10に示すような連続体1の本体部2および延出部3の正常な搬送状態から、図11に示すように、連続体1の本体部2に対する延出部3の傾き量|a−b|が5.1mmとなり、搬送ベルト15の垂直方向に延出部3のバタつきが発生した。
1 連続体
2 本体部
3 延出部
7 第1直線部天板
8 方向転換部天板
9 第2直線部天板
10 吸収性物品の搬送装置(搬送装置)
11 第1直線搬送部
12 方向転換部
13 第2直線搬送部
14 送りロール
15 搬送ベルト
16 開孔
D 吸引孔のMD方向の間隔
L 吸引孔のMD方向の長さ
W、Wa,Wb 吸引孔のCD方向の幅
d 開孔の間隔
φ 開孔の直径

Claims (5)

  1. 吸収性物品が製造される連続体を搬送ベルトに吸着させて吸収性物品の製造工程の流れ方向に沿って搬送する搬送装置であって、
    前記連続体を直線に沿う方向に搬送する直線搬送部と、前記連続体を曲面に沿う方向に搬送して搬送方向を変える方向転換部とを有し、
    前記搬送ベルトが前記直線搬送部と前記方向転換部とに跨って配置され、
    前記直線搬送部は、前記方向転換部の上流側に配した第1直線搬送部と前記方向転換部の下流側に配した第2直線搬送部とからなり、
    前記第2直線搬送部が前記第1直線搬送部および前記方向転換部より前記連続体を吸引する吸引力が強く、
    前記方向転換部より前記第1直線搬送部の方が前記連続体を吸引する吸引力が弱い吸収性物品の搬送装置。
  2. 前記直線搬送部は前記搬送ベルトが搬送される経路にそって複数の吸引孔を有する直線搬送部天板を有し、
    前記方向転換部は、前記搬送ベルトが搬送される経路にそって複数の吸引孔を有する方向転換部天板を有する請求項に記載の吸収性物品の搬送装置。
  3. 前記連続体は、本体部と、該本体部の側部に配された延出部とを有し、
    前記第1直線搬送部は、前記本体部を吸引する吸引力より前記延出部を吸引する吸引力のほうが弱い請求項1又は2に記載の吸収性物品の搬送装置。
  4. 前記連続体は、本体部と、該本体部の側部に配された延出部とを有し、
    前記方向転換部は、前記本体部を吸引する吸引力より前記延出部を吸引する吸引力のほうが弱い請求項1〜のいずれか1項に記載の吸収性物品の搬送装置。
  5. 吸収性物品が製造される連続体を搬送ベルトに吸着させて吸収性物品の製造工程の流れ方向に沿って搬送する搬送方法であって、
    前記搬送ベルトを、直線に沿う方向に前記連続体を搬送する直線搬送部と、曲面に沿う方向に前記連続体を搬送して前記連続体の搬送方向を変える方向転換部とに跨って配置し、
    前記方向転換部の上流側に前記直線搬送部の第1直線搬送部を配して、前記方向転換部の下流側に前記直線搬送部の第2直線搬送部を配し、
    前記第2直線搬送部の前記連続体を吸引する吸引力を前記第1直線搬送部および前記方向転換部の前記連続体を吸引する吸引力より強くし、
    前記方向転換部が前記連続体を吸引する吸引力よりも前記第1直線搬送部が前記連続体を吸引する吸引力を弱めて前記連続体を搬送する吸収性物品の搬送方法。
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