JP6225776B2 - マルチタイプ空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は複数台の室内ユニットを冷房運転、あるいは暖房運転するマルチタイプ空気調和機に関する。
従来のマルチタイプ空気調和機は、一つの室外機に対して複数の室内機が冷媒配管で接続されている。接続された室内機の台数に対応して冷媒の流量調整を行う膨張弁が室外機または室内機に設けられているので、接続された各室内機はそれぞれ独立して運転/停止制御及び能力制御を行うことができる。
上記従来のマルチタイプ空気調和機には解決すべき次の課題があった。
即ち、従来のマルチタイプ空気調和機においては、少なくとも1つの室内機が暖房運転中であって、他の室内機が運転停止中若しくは送風運転の場合(以下これらの状態を「運転休止」とする)、運転休止中の室内機に対応する膨張弁の開度を閉じて、冷媒流量を0にすべきであるが、そうすると運転休止中は冷媒回路における運転休止中の室内機に対応する膨張弁の上流側(即ち、運転休止中の室内機側)に液冷媒が滞留してしまい、空気調和機全体の冷媒循環量が減少し、能力の低下等の不具合が発生する。
この対策として、膨張弁の開度を冷媒を微小流量流すような開度にして、運転休止中の室内機側に滞留する冷媒量を減少させているが、運転停止中の場合、室内空間に空調空気を送り出す送風ファンが止まっているので、冷媒流動音が耳障りになるという問題があった。これに対し、特許文献1は、室内機の容量から優先順位を決定し、冷媒循環量が不足していないときは運転休止中の室内機に対応する膨張弁の開度を優先順位の低位順から順次全閉とし、冷媒循環量が不足した場合に運転休止中の室内機に対応する膨張弁の開度を優先順位に従って冷媒を微小流量流すように制御している。しかし、この方法は、室内機の容量で優先順位を判断していることから、冷媒が不足しているときは冷媒が多く滞留しやすい室内機に対応する膨張弁の開度を優先的に制御しているが、どういった場合にユーザが冷媒流動音を不快に感じやすいかが考慮されておらず、ユーザへの不快感低減という効果が不十分であった。
特開平8−35710号公報
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたもので、運転休止室内ユニットから冷媒流動音が発生することによるユーザへの不快感を低減しつつ、冷媒循環量低下による空気調和機の能力低下を抑制するマルチタイプ空気調和機を得ることを目的とする。
上記した課題を解決するため、本発明のマルチタイプ空気調和機は、一台の室外機に対して、室内熱交換器を有する室内機を複数台接続し、当該各室内機を個別に運転可能としたマルチタイプ空気調和機において、暖房運転中の前記室内機の冷媒循環量が不足しているか否かを判断する冷媒不足判別手段と、前記室内機が設置された室内空間が、予め定められた所定の環境か否かを検知する室内環境検知手段と、前記室内環境検知手段から取り込んだ情報を基に運転休止中の前記室内機の膨張弁を制御する優先順位を決める優先順位決定手段と、前記冷媒不足判断手段によって暖房運転中の前記室内機の冷媒循環量が不足していると判断したとき、前記優先順位決定手段によって決定した優先順位に従って、冷媒不足状態が解消されるまで順次運転休止中の前記室内機に対応する前記膨張弁の開度を開く方向に所定制御量だけ制御する膨張弁制御手段とを有していることを特徴としている。
また、前記優先順位決定手段は、前記室内環境検知手段に加えて、前記室内熱交換器が当該室内熱交換器から発する冷媒流動音が不快に感じやすい大きさか否かの情報を記憶する室内機仕様記憶手段からも情報を取り込んで前記優先順位を決めることを特徴とする。
また、前記優先順位決定手段は、前記室内機仕様記憶手段から取り込んだ情報より前記室内環境検知手段から取り込んだ情報を優先して判断することを特徴とする。
また、前記優先順位決定手段が優先順位を決めるに際し、同順位の前記室内機があった場合、前記所定制御量を当該同順位の前記室内機の台数の数で等分した制御量で、当該同順位の前記室内機に対応する前記膨張弁の開度を制御することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが冷媒流動音を不快に感じにくい環境か否かを考慮して膨張弁の開度制御の優先順位を設定しているので、ユーザの不快感を低減することができる。
本発明のマルチタイプ空気調和機が備える冷凍サイクルを示す模式図。 本発明のマルチタイプ空気調和機が備える制御手段のブロック図。 本発明で行われる冷媒回収運転の動作を説明するためのフローチャート。 本発明で行われる優先順位決定部による優先順位設定の一例を示した表。 本発明で行われる優先順位決定部による優先順位設定の他の例を示した表。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は以下の実施形態に限定されることはなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
図1に示すように、本実施例における空気調和機1は、屋外に設置される室外機2と、屋内に設置され、室外機2に液管4a,4b,4cおよびガス管5a,5b,5cで接続された複数の室内機3a,3b,3cとを備えたマルチタイプ空気調和機となっている。詳細には、液管4a,4b,4cは、一端が室外機2の閉鎖弁25a,25b,25cに、他端が室内機3a,3b,3cの液管接続部34a,34b,34cに接続されている。また、ガス管5a,5b,5cは、一端が室外機2の閉鎖弁26a,26b,26cに、他端が室内機3a,3b,3cのガス管接続部35a,35b,35cに接続されている。以上により、空気調和機1の冷媒回路10が構成されている。なお、図1は室内機が3台の場合を示しているが、室外機2が接続可能であれば室内機3a,3b,3cと並列に室内機を追加して接続することができる。
まずは、室外機2について説明する。室外機2は、圧縮機20と、四方弁22と、室外熱交換器23と、膨張弁27a,27b,27cと、液管4a,4b,4cの一端が接続された閉鎖弁25a,25b,25cと、ガス管5の一端が接続された閉鎖弁26a,26b,26cと、アキュムレータ21と、室外ファン24とを備えている。そして、室外ファン24を除くこれら各装置が以下で詳述する各冷媒配管で相互に接続されて、冷媒回路10の一部をなしている。
圧縮機20は、図示しないインバータにより回転数が制御される図示しないモータによって駆動されることで、運転能力を可変できる能力可変型圧縮機である。圧縮機20の冷媒吐出側は、四方弁22のポートaに吐出管61で接続されており、また、圧縮機20の冷媒吸入側は、アキュムレータ21の冷媒流出側に吸入管66で接続されている。
四方弁22は、冷媒の流れる方向を切り換えるための弁であり、a、b、c、dの4つのポートを備えている。ポートaは、上述したように圧縮機20の冷媒吐出側に吐出管61で接続されている。ポートbは、室外熱交換器23の一方の冷媒出入口と冷媒配管62で接続されている。ポートcは、アキュムレータ21の冷媒流入側と冷媒配管65で接続されている。そして、ポートdは、閉鎖弁26a,26b,26cと室外機ガス管64及び室外機ガス管分岐部64a,64b,64cで接続されている。
室外熱交換器23は、冷媒と、後述する室外ファン24の回転により室外機2内部に取り込まれた外気とを熱交換させるものである。室外熱交換器23の一方の冷媒出入口は、上述したように四方弁22のポートbに冷媒配管62で接続され、他方の冷媒出入口は室外機液管63及び室外機液管分岐部63a,63b,63cで閉鎖弁25a,25b,25cに接続されている。
膨張弁27a,27b,27cは、室外機液管分岐部63a,63b,63cに設けられている。膨張弁27a,27b,27cは電子膨張弁である。膨張弁27は冷媒回路10内の冷媒循環量を調節するために制御される。冷媒循環量を調節することで冷房・暖房能力を調整し、且つ、圧縮機20の適正な冷媒吸入状態を保っている。これによって、蒸発器(暖房時は室外熱交換器23、冷房時は後述する室内熱交換器31a,31b,31c)の熱交換効率及び圧縮機20の信頼性を向上させることができる。
室外ファン24は樹脂材で形成されており、室外熱交換器23の近傍に配置されている。室外ファン24は、図示しないファンモータによって回転することで図示しない吸込口から室外機2内部へ外気を取り込み、室外熱交換器23において冷媒と熱交換した外気を図示しない吹出口から室外機2外部へ放出する。
アキュムレータ21は、上述したように、冷媒流入側が四方弁22のポートcと冷媒配管65で接続され、冷媒流出側が圧縮機20の冷媒吸入側と吸入管66で接続されている。アキュムレータ21は、冷媒配管65からアキュムレータ21内部に流入した冷媒をガス冷媒と液冷媒とに分離してガス冷媒のみを圧縮機20に吸入させる。
以上説明した構成の他に、室外機2には各種のセンサが設けられている。図1に示すように、吐出管61には、圧縮機20から吐出される冷媒の温度を検出する吐出温度センサ73が設けられている。
室外機液管63には、室外熱交換器23から流出、または、室外熱交換器23に流入する冷媒の温度を検知するための室外熱交換器温度センサ75が設けられている。また、室外機液管分岐部63a,63b,63cの膨張弁27a,27b,27cと閉鎖弁25a,25b,25cとの間に、流通する冷媒の温度を検知するための液側温度センサ77a,77b,77cが設けられている。そして、室外機2の図示しない吸込口付近には、室外機2内に流入する外気の温度、すなわち外気温度を検出する外気温度センサ76が備えられている。
また、室外機2には、室外機制御手段100が備えられている。室外機制御手段100は、室外機2の図示しない電装品箱に格納されている制御基板に搭載され、室外機2の制御プログラムや各種センサからの検出信号に基づいて、圧縮機20や室外ファン24の駆動制御を行う。さらには、取り込んだ検出結果や制御信号に基づき四方弁22の切り換え制御を行う。
次に、図1を用いて、室内機3a,3b,3cについて説明する。以下の説明は室内機3aについてなされるが、その説明は他の室内機3b,3cについても同様に成り立つ。室内機3aは、室内熱交換器31aと、液管4aの他端が接続された液管接続部34aと、ガス管5aの他端が接続されたガス管接続部35aと、室内ファン33aとを備えている。そして、室内ファン33aを除くこれら各装置が以下で詳述する各冷媒配管で相互に接続されて、冷媒回路10の一部をなしている。
室内熱交換器31aは、冷媒と後述する室内ファン33aにより図示しない吸込口から室内機3a内部に取り込まれた室内空気とを熱交換させるものであり、一方の冷媒出入口が液管接続部34aに室内機液管68aで接続され、他方の冷媒出入口がガス管接続部35aに室内機ガス管69aで接続されている。室内熱交換器31aは、室内機3aが冷房運転を行う場合は蒸発器として機能し、室内機3aが暖房運転を行う場合は凝縮器として機能する。尚、液管接続部34aやガス管接続部35aでは、各冷媒配管が溶接やフレアナット等により接続されている。
室内ファン33aは樹脂材で形成されており、室内熱交換器31aの近傍に配置されている。室内ファン31aは、図示しないファンモータによって回転することで、図示しない吸込口から室内機3a内に室内空気を取り込み、室内熱交換器31aにおいて冷媒と熱交換した室内空気を図示しない吹出口から室内へ吹き出す。
以上説明した構成の他に、室内機3aには各種のセンサが設けられている。また、室内機3aの図示しない吸込口付近には、室内機3a内に流入する室内空気の温度、すなわち室内温度を検出する室内温度センサ79aが備えられている。さらに、後述する室内環境検知部38aが設けられている。
また、室内機3aには、室内機制御手段200aが備えられている。室内機制御手段200aは、室内機3aの図示しない電装品箱に格納されている制御基板に搭載され、室内機3aの制御プログラムや各種センサからの検出信号、室外機制御手段100から受信した信号に基づいて、室内ファン33a等の制御を行う。
次に、本実施形態における空気調和機1の空調運転時の冷媒回路10における冷媒の流れや各部の動作について、図1を用いて説明する。尚、以下の説明では、室内機3aが暖房運転を行い、室内機3b,3cが運転休止している場合について説明し、冷房運転を行う場合については詳細な説明を省略する。また、図1における矢印は暖房運転時の冷媒の流れを示している。
図1に示すように、室内機3aが暖房運転を行う場合、室外機制御手段100は、四方弁22を実線で示す状態、すなわち、四方弁22のポートaとポートdとが連通するよう、また、ポートcとポートbとが連通するよう、切り換える。これにより、室外熱交換器23が蒸発器として機能するとともに、室内熱交換器31a,31b,31cが蒸発器として機能する。また、室内機3aは運転状態で、室内機3b,3cは運転休止状態なので、膨張弁27aは運転時の室外機制御手段100の要求に応じた開度とし、膨張弁27b,27cは僅かに冷媒が通過できる程度の微開となるように制御される。
圧縮機20から吐出された高圧の冷媒は、吐出管61を流れて四方弁22に流入し、四方弁22から室外機ガス管64及び室外機ガス管分岐部64a,64b,64cを流れて閉鎖弁26a,26b,26cを介してガス管5a,5b,5cに流入する。ガス管5a,5b,5cを流れた冷媒はガス管接続部35a,35b,35cを介して室内機3a,3b,3cの室内機ガス管69a,69b,69cに流入する。室内機ガス管69a,69b,69cを流れる冷媒は、室内熱交換器31a,31b,31cに流入し、室内ファン33aの回転により室内機3a内部に取り込まれた室内空気と熱交換を行って凝縮する(室内機3b,3cは休止状態なので、室内ファン33b,33cは回転していない。)。このように、室内熱交換器31aが凝縮器として機能し、室内熱交換器31aで冷媒と熱交換を行い加熱された室内空気が図示しない吹出口から室内に吹き出されることによって、室内機3aが設置された室内の暖房が行われる。室内熱交換器31a,31b,31cから流出した冷媒は室内機液管68a,68b,68cを流れ、液管接続部34a,34b,34cを介して液管4a,4b,4cに流入する。
液管4a,4b,4cを流れて閉鎖弁25a,25b,25cを介して室外機2に流入した冷媒は、
室外機液管分岐部63a,63b,63cを介して膨張弁27a,27b,27cに流入する。この時、室外機液管分岐部63aから膨張弁27aを通過した冷媒は、減圧されて低圧の冷媒となる。一方、室外機液管分岐部63b,63cを流れる冷媒は、膨張弁27b,27cが僅かにしか開いていないため、通過する冷媒がごく微量となる。したがって、室内機3b,3cを流通する冷媒の循環量がほぼ無くなるため、室内機3b,3cは運転休止状態となる。膨張弁27aを通過した冷媒(及び27b,27cを通過した僅かな冷媒)は室外機液管63で合流し、室外熱交換器23に流入する。室外熱交換器23に流入した冷媒は、室外ファン24の回転により室外機2内部に取り込まれた外気と熱交換を行って蒸発する。室外熱交換器23から流出した冷媒は、順に冷媒配管62、四方弁22、冷媒配管65、アキュムレータ21、吸入管66を流れ、圧縮機20に吸入されて再び圧縮される。以上説明したように冷媒回路10を冷媒が循環することで、空気調和機1の暖房運転が行われる。
尚、室内機3が冷房運転を行う場合、室外機制御手段100は、四方弁22が破線で示す状態、すなわち、四方弁22のポートaとポートbとが連通するよう、また、ポートcとポートdとが連通するよう、切り換える。これにより、室外熱交換器23が凝縮器として機能するとともに、室内熱交換器31が蒸発器として機能する。
上記の様に、室内機3aを暖房運転、室内機3b,3cを運転休止の状態にしていると、微開状態の膨張弁27b,27cの上流側となる室内熱交換器31b,31cに液冷媒が滞留してしまうことである。運転休止中の室内機3b,3cの室内熱交換器31b,31cに液冷媒が滞留すると、空気調和機1全体の冷媒循環量が低下し、暖房能力の低下等の不具合が発生してしまう。
これを回避するために、運転休止中の室内機3b,3cに対応する膨張弁27b,27cの開度を開方向に制御しなければならないが、運転休止中は、室内ファン33b,33cが止まってしまっているので、冷媒流動音が耳障りになるという問題があった。
そのため、本発明では、膨張弁27b,27cの開度を開方向に制御する際に、後述する複数の条件に基づき休止中の室内機から冷媒流動音が発生してもユーザが不快に感じにくい部屋に優先順位を設けて、その優先順位に従って膨張弁27の開度制御を行っている。以下、本制御について詳細に説明する。
図2は本実施例の制御ブロック図である。室外機制御手段100は、冷媒不足判別部110、優先順位決定部120、膨張弁制御部130を備えている。また、室内機制御手段200a(図示しないが、室内機制御手段200b,200cも同等)は記憶部210を備えている。
冷媒不足判別部110は、暖房運転中の室内機3aに対応する液側温度センサ77a及び室内熱交換器温度センサ78aからの検出信号に基づいて暖房運転中の室内機3aの室内熱交換器31aの過冷却度を算出し、運転に必要な冷媒循環量が不足しているか否かを判定する。冷媒循環量が不足している場合、冷媒循環量が正常な場合と比べて凝縮器として機能している室内熱交換器31a内を流通する冷媒の圧力が低下する。冷媒の圧力が低下すると室内熱交換器31a内での気液二相域が広がる。すると、室内熱交換器31a内での過冷却域が狭くなり、過冷却度が小さくなる。したがって、室内熱交換器31aの過冷却度が所定値よりも小さい場合は冷媒不足と判定され、膨張弁制御部130へ制御信号として不足判断信号を出力し、休止室内機に滞留した冷媒の回収を行う。なお、本実施形態では、運転に必要な冷媒循環量が不足しているか否かを判定条件として過冷却度を用いているが、本発明の実施形態はこの限りではない。例えば、室外熱交換器温度センサ75の検出値から蒸発器として機能している室外熱交換器23内を流通する冷媒の圧力(低圧圧力)を推定し、当該低圧圧力が所定値以下である場合でも冷媒不足と判断できる。これは、冷媒循環量が不足している場合、冷媒循環量が正常な場合と比べて圧縮機20が吸入する冷媒が少なくなることで、低圧側(蒸発器側)の圧力が下がるためである。
優先順位決定部120は、冷媒不足判別部110が冷媒不足と判断し、膨張弁制御部130が冷媒回収制御を行う際に膨張弁制御部130から制御信号として順位決定指令信号を入力される。優先順位決定部120は、運転休止中の室内機3b,3cの室内機環境検知部38b,38cが検出した、若しくは入力された情報を取り込んで、ユーザが冷媒流動音を不快に感じにくい空間に設置された室内機3に対応する膨張弁27を優先的に開度制御するための優先順位を決定する。
室内環境検知部38b,38c(38aも含む)は、室内機3から冷媒流動音が発生した場合に、それをユーザが不快に感じにくいか否かを判断するための情報を優先順位決定部120に出力する。例えば、ユーザが当該室内空間にいない場合であれば、冷媒流動音が発生しても不快に感じない。したがって、人検知センサによって在室状況を検知し人の存在が検知できなかった場合は、検出結果を取り込んだ優先順位決定部120は当該室内空間に対応する膨張弁27の開度制御の優先順位を引き上げる。また、当該室内空間において、他の騒音が大きい場合はたとえ冷媒流動音が発生しても冷媒流動音によって不快に感じることは無いと判断できる。したがって、騒音センサによって室内空間の騒音レベルを検出し、検出値が一定値以上であった場合は、検出結果を取り込んだ優先順位決定部120は当該室内空間に対応する膨張弁27の開度制御の優先順位を引き上げる。
室内環境検知部38b,38c(38aも含む)は、上記したように各種センサを用いてもよいが、ユーザがリモコンのボタン等によって手動で優先条件を入力できるようにすることで、ユーザが任意で人があまり滞在しない部屋や、比較的他の騒音が多い部屋などを設定することができる。
また、室内機制御手段200の記憶部210は室内機仕様記憶手段に該当し、各室内機3の機種情報や、室内熱交換器31の仕様である伝熱管径やパス数が記憶されている。
室内熱交換器31の伝熱管径が太い場合や、パス数が多い場合は、室内熱交換器31を流通する冷媒の流速が遅くなるため、冷媒流動音は小さくなり、たとえ冷媒流動音が発生しても不快に感じにくくなる。したがって、上記の様な場合は、当該情報を取り込んだ優先順位決定部120は当該室内空間に対応する膨張弁の開度制御の優先順位を引き上げる。
膨張弁制御部130は、冷媒不足と判断した冷媒不足判別部110から制御信号として不足判断信号が入力されたときに、冷媒回収制御を行う。膨張弁制御部130の冷媒回収制御は、まず、優先順位決定部120へ制御信号として順位決定指令信号を出力し、優先順位決定部120が各種検出結果に基づき決定した優先順位を取り込む。その後、暖房運転中の室内機3の冷媒不足が解消されるまで優先順位に従って順次各膨張弁27の開度を所定の制御量だけ制御する。このときの所定の制御量とは、膨張弁27が僅かに開方向に動作する程度のものとする。これは、制御量過多となってしまうと運転休止中の室内機3に不要に冷媒が循環してしまい、暖房運転中の室内機3の暖房能力が低下してしまうためであり、さらに、運転休止中の室内機3に対応する膨張弁27の開度をどの程度開方向に制御すれば暖房運転中の室内機3の冷媒不足が解消されるかはわからないため、少しずつ膨張弁27を開くことが望ましいためである。また、一つの運転休止中の室内機3に対応する膨張弁27の開度を制御し、滞留した冷媒を回収しただけでは他の運転休止中の室内機3に滞留した冷媒が回収されておらず、冷媒不足が解消されない可能性があるため、複数の停止中の室内機3にそれぞれ対応する各膨張弁27の開度を順次少しの制御量だけ制御するようにしている。
次に、暖房運転時の冷媒不足の回収制御について図3を用いて詳細に説明する。
暖房運転開始後、まず、ステップST1で、複数の室内機3のうち休止中の室内機が複数あるか否かが判定される。これは、本実施例の冷媒不足時の回収制御が休止中の室内機3に滞留した冷媒を当該室内機3に対応する膨張弁27を開制御することで室外機2側に回収するものであって、さらに、休止中の複数の室内機3にそれぞれ対応する膨張弁27の制御の優先順位を決定するものだからである。上述した条件が満たされた場合、ステップST2に移行する。なお、上述した条件が満たされなかった場合、本制御を行わない。例えば、運転休止中の室内機3が一台であった場合は、暖房運転中の他の室内機3に冷媒不足が生じていれば、当該運転休止中の室内機3が設置された空間が室内熱交換器31から発せられる冷媒流動音をユーザが不快に感じやすい空間であったとしても、運転休止中の室内機3に対応する膨張弁27の開度を開方向に制御し、冷媒不足の解消を図る。
ステップST2では、冷媒不足判別部110によって暖房運転中の室内機3aの運転に必要な冷媒循環量が不足しているか否かが判定される。上述した条件が満たされなかった場合はステップST1に戻り、上述した条件が満たされた場合はステップST3に移行する。
ステップST3では、優先順位決定部120によって休止中の複数の室内機3にそれぞれ対応する膨張弁27の制御の優先順位を決定する。ここで、優先順位決定部120の優先順位決定方法について、図4及び図5を用いて説明する。なお、図4および図5では室外機2に室内機3を5台接続した場合における優先順位決定部120の優先順位決定方法を示している。
優先順位決定部120が優先順位を決定する際の条件を以下にまとめた。
(1)人検知センサ(または、ユーザのリモコン操作)による室内空間の在室状況。
(2)騒音センサ(または、ユーザのリモコン操作)による室内空間の騒音状況。
(3)室内熱交換器31の伝熱管径の情報から推定する流動音の大きさ。
(4)室内熱交換器31のパス数の情報から推定する流動音の大きさ。
上記の(1)〜(4)が優先順位決定時の基準であり、また、上位の数の条件を満たすものほど優先順位を上げるようにしており、図4では、休止中の室内機A〜Eのうち(1)の条件を唯一満たしている室内機Dが優先順位1番目となる。続いて、(2)の条件を満たしている室内機Bが2番目となり、(3)の条件を満たす室内機Cが3番目となる。そして残った室内機Eの優先順位が4番目となる。
なお、このとき、図5に示すような、(1)の条件を満たす室内機が室内機D及び室内機Eと複数ある場合が考えられる。このような場合は、他の条件(2)〜(4)から判断し、図5の場合、室内機Eが(4)の条件を満たしているので優先順位1番目となる。この他、(1)〜(4)の条件全てが同じ室内機が室内機B及び室内機Cと複数ある場合は、当該同条件の室内機を「同順位」として扱う。
ステップST3で優先順位を決定した後、ステップST4でカウンターをn=1にセットする。ステップST5において、優先順位n番目の室内機が単数であるか否かが判定され、Yes判定(単数)の場合は、ステップST6Aへ移行し、No判定(複数)の場合はステップST6Bに移行する。
ステップST6Aでは、優先順位n番目の単一の室内機3に対応する膨張弁27が、開方向に前述した所定の制御量Nだけ制御される。これによって制御された休止中室内機3に対応する膨張弁27の上流側に滞留していた冷媒が膨張弁27を多く通過できるようになるため、冷媒不足が解消に向かう。その後、ステップST7に移行する。また、ステップST6Bでは、優先順位n番目の複数の室内機3にそれぞれ対応する複数の膨張弁27が、開方向に所定の制御量Nをn番目の室内機3の台数y等分した制御量(N/y)だけ制御される。これによって制御された休止中室内機3に対応する膨張弁27の上流側に滞留していた冷媒が膨張弁27を多く通過できるようになるため、冷媒不足が解消に向かう。その後、ステップST7に移行する。
ステップST7では、冷媒不足判別部110によって暖房運転中の室内機3の運転に必要な冷媒循環量が不足しているか否かが判定される。上述した条件が満たされた場合はステップST8に移行する。
ステップST8では、カウンターにセットされたnから1つ進んだn+1をカウンターにセットする。これは、例えば優先順位1(n)番目の室内機3に対応する膨張弁27の制御を完了した後でまだ冷媒不足が解消されていなかった場合、優先順位2(=n+1)番目の室内機3に対応する膨張弁27を次に制御するために行っている。その後、ステップST9では、ステップST8において1加算されたnが優先順位における最下位の数を上回っているか否かが判定される。Yes判定(n>最下位の数)の場合は、ステップST4まで戻されて、カウンターを再度n=1にセットする。これによって、再度優先順位1番目の室内機3に対応する膨張弁27が開方向に所定の制御量Nだけ制御される。また、No判定(n<=最下位の数)の場合は、優先順位n番目の室内機3が存在するので、ステップST5に戻る。
なお、ステップST7で冷媒不足が解消された(No判定)と判断された場合は、ステップST10に移行する。ステップST10では、冷媒不足が解消してから冷媒循環量に余裕ができるまでのX時間を待つ。なお、このステップST10が無い場合でも本発明の効果上の差異は無い。その後、ステップST11で休止中の全室内機3にそれぞれ対応する膨張弁27の開度が全て微開状態となるように制御される。
上記の様に、暖房運転中の冷媒不足時に休止中の室内機3に対応する膨張弁27の上流に滞留した冷媒を回収する制御を行うことで、休止中の室内機3から冷媒流動音が生じることによるユーザへの不快感を最小限に抑えることができる。
1 空気調和機
2 室外機
3 室内機
4 液管
5 ガス管
20 圧縮機
21 アキュムレータ
22 四方弁
23 室外熱交換器
24 室外ファン
25 閉鎖弁
26 閉鎖弁
27 膨張弁
31 室内熱交換器
33 室内ファン
34 液管接続部
35 ガス管接続部
38 室内環境検知部
73 吐出温度センサ
75 室外熱交換器温度センサ
76 外気温度センサ
77 液側温度センサ
78 室内熱交換器温度センサ
79 室内温度センサ
100 室外機制御手段
110 冷媒不足判別部
120 優先順位決定部
130 膨張弁制御部
200 室内機制御手段
210 記憶部

Claims (3)

  1. 一台の室外機に対して、室内熱交換器を有する室内機を複数台接続し、当該各室内機を個別に運転可能としたマルチタイプ空気調和機において、
    暖房運転中の前記室内機の冷媒循環量が不足しているか否かを判断する冷媒不足判別手段と、
    前記室内機が設置された室内空間の環境が、予め定められた所定の環境か否かを検知する室内環境検知手段と、
    前記室内環境検知手段から取り込んだ情報を基に運転休止中の前記室内機の膨張弁を制御する優先順位を決める優先順位決定手段と、
    前記冷媒不足判断手段によって暖房運転中の前記室内機の冷媒循環量が不足していると判断したとき、前記優先順位決定手段によって決定した優先順位に従って、冷媒不足状態が解消されるまで順次運転休止中の前記室内機に対応する前記膨張弁の開度を開く方向に所定制御量だけ制御する膨張弁制御手段とを有し、
    前記優先順位決定手段は、前記室内環境検知手段に加えて、前記室内熱交換器が当該室内熱交換器から発する冷媒流動音が不快に感じやすい大きさか否かの情報を記憶する室内機仕様記憶手段からも情報を取り込んで前記優先順位を決めるマルチタイプ空気調和機。
  2. 前記優先順位決定手段は、前記室内機仕様記憶手段から取り込んだ情報より前記室内環境検知手段から取り込んだ情報を優先して判断することを特徴とする請求項に記載のマルチタイプ空気調和機。
  3. 前記優先順位決定手段が優先順位を決めるに際し、同順位の前記室内機があった場合、前記所定制御量を当該同順位の前記室内機の台数の数で等分した制御量で、当該同順位の前記室内機に対応する前記膨張弁の開度を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載のマルチタイプ空気調和機。
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