JP2012122674A - 多室型空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動清掃装置を備えフィルターのメンテナンスが容易で運転効率が良い多室型空気調和機を提供する。
【解決手段】多室型空気調和機において、フィルターの自動清掃装置を備えた二台以上の室内機が同時運転可能な運転モードで空調運転中に、運転時自動清掃の時期が到来した室内機(時期到来室内機)の自動清掃を、該室内機の中の他の室内機が自動清掃中は、遅延させる。自動清掃装置を備えフィルターのメンテナンスが容易で運転効率が良い多室型空気調和機を提供することができる。
【選択図】 図10

Description

本発明は多室型の空気調和機にかかり、特に、室内機にフィルターの自動清掃装置を備えた多室型空気調和機に好適な制御に関する。
空気調和機は室内空気を熱交換器に循環させて、加熱,冷却,除湿機能などにより調和空気にし、これを室内に吹出すことにより室内を空気調和する。このとき、循環空気中の塵埃を除去するフィルターを備えて、熱交換器に塵埃が付着し熱交換性能が低下することのないように、また、室内を清浄な空間にし、居住者が快適に過ごせるようにしている。フィルターにはこのように常に室内空気が循環しているので、室内空気中の塵埃が徐々に蓄積されて行く。
このため、適宜な時期にフィルターを清掃する必要が有る。しかし、近年、空気調和機が普及し、家屋の全室を空調する建物も多くなるに伴って、空気調和機の数も多くなり、フィルター清掃の手間も無視できなくなっている。更に、空気調和機は室内の高所に据付けられることが多く、高齢者等には手が届き難いため、フィルターの自動清掃装置を備えた空気調和機が実用化されてきている。
また、空気調和機の数が多くなるに従って、室外機を設置する場所を確保することが困難な事例が増え、解決方法として多室型の空気調和機を設置して、室外機の数を減らすことが行われている。
このような、フィルターの自動清掃装置を備え、且つ、一台の室外機に多数の室内機を接続した多室型空気調和機の制御について種々の工夫が凝らされている。この種の従来技術として、特開2009−174816号公報,特開2008−175486号公報が知られている。
特許文献1は複数の室内ユニットのうちのずれか1つで、検知センサーが塵埃貯留部の塵埃貯留量が所定値に達したことを検出すると、リモコン側表示部に掃除サインが表示され、検知センサーに対応する室内ユニットの本体側表示部に補助掃除サインが表示される。これにより、フィルタ部から除去された塵埃が溜まり込む塵埃貯留部の清掃の必要のタイミングを確実に認識でき、且つ複数の室内ユニットのうちのどの室内ユニットの塵埃貯留部を清掃すべきかを容易に特定できる空調システムについて述べている。
特許文献2はエアフィルタの清掃装置を具備した室内機ユニットにおいて、制御部が、ダストボックスに捕集した塵芥の回収時期を所定の動作条件で使用者に告知する回収時期信号を出力する回収告知手段と、回収時期信号の出力後に塵芥回収動作が行われたことを確認して確認信号を出力する塵芥回収確認手段とを備え、回収時期信号のリセット条件に確認信号の出力を含んでいる。これにより、塵芥の回収忘れや警報無視による清掃装置の異常を防止するとともに、清掃装置の異常が空調運転に及ぼす影響を最小限に抑える室内機ユニット及び空気調和装置について述べている。
特開2009−174816号公報 特開2008−175486号公報
近年、地球温暖化防止の観点から空気調和機には更なる省エネ運転の要望が強く、省エネのためにフィルターを清掃して送風性能を回復させる自動清掃装置の運転においても、その運転制御に省エネの工夫が要求されている。
特許文献1では室内機間の自動清掃動作のタイミングについての記述は無い。
特許文献2では室内機間の自動清掃動作のタイミングについての記述は無い。
本発明が解決しようとする課題は、自動清掃装置を備えフィルターのメンテナンスが容易で運転効率が良い多室型空気調和機を提供することである。
本発明が解決しようとする第1の課題は、多室型空気調和機において、フィルターの自動清掃装置を備えた二台以上の室内機が同時運転可能な運転モードで空調運転中に、運転時自動清掃の時期が到来した室内機(時期到来室内機)の自動清掃を、該室内機の中の他の室内機が自動清掃中は、遅延させることにより達成される。
本発明が解決しようとする第2の課題は、多室型空気調和機において、フィルターの自動清掃装置を備えた二台以上の室内機が同時運転可能な運転モードで空調運転中に、運転時自動清掃の時期が到来した室内機(時期到来室内機)の自動清掃を、該室内機の中の他の室内機が自動清掃中又はサーモ作動中の場合は、遅延させることにより達成される。
請求項3に記載の多室型空気調和機は請求項1乃至請求項2の多室型空気調和機において、前記時期到来室内機の自動清掃を、該室内機の中の他の全ての室内機が、自動清掃中又はサーモ作動中の場合は、遅延させるものである。
請求項4に記載の多室型空気調和機は請求項1乃至請求項3の多室型空気調和機において、前記自動清掃の遅延を、時期到来室内機のサーモが復帰の状態である時に行うものである。
請求項5に記載の多室型空気調和機は請求項1乃至請求項4の多室型空気調和機において、前記自動清掃の遅延を、前記運転モードが暖房の時に行うものである。
請求項1に記載の発明によれば、自動清掃装置を備えフィルターのメンテナンスが容易で運転効率が良い多室型空気調和機を提供することができる。
請求項2によれば、自動清掃装置を備えフィルターのメンテナンスが容易で、運転中の圧縮機を継続運転させて自動清掃する機会が増え、運転効率が良い。
請求項3によれば、自動清掃装置を備えフィルターのメンテナンスが容易で、熱交換性能の回復が適切に為され、運転中の圧縮機を継続運転させて自動清掃する機会が増え、運転効率が良い。
請求項4によれば、自動清掃装置を備えフィルターのメンテナンスが容易で、自動清掃の遅延を少なく、熱交換性能の回復が適切に為され、運転効率が良い。
請求項5によれば、自動清掃装置を備えフィルターのメンテナンスが容易で、運転効率が良く、通算暖房能力の大きい。
実施例の空気調和機の斜視図。 図1の空気調和機の室内機の例1。 図1の空気調和機の室内機の例2。 実施例の空気調和機の冷凍サイクルの例1。 実施例の空気調和機の冷凍サイクルの例2。 室内機の制御フロー要部1。 室内機の制御フロー要部2。 室内機の清掃制御1フロー要部。 室内機の清掃制御2フロー要部。 実施例1の室外機の制御フロー要部。 実施例1の室外機の清掃可否判別フロー要部。 実施例2の室外機の清掃可否判別フロー要部。 実施例3の室外機の清掃可否判別フロー要部。 実施例3の変形例の室外機の清掃可否判別フロー要部。 実施例4の室外機の清掃可否判別フロー要部。 実施例4の変形例1の室外機の清掃可否判別フロー要部。 実施例4の変形例2の室外機の清掃可否判別フロー要部。 実施例4の変形例3の室外機の清掃可否判別フロー要部。 実施例5の室外機の制御フロー要部。
最初に、空気調和機の運転状態とフィルターの自動清掃に関して次の言葉を定義する。
・暖房サイクル運転:ヒートポンプサイクルで圧縮機を運転し、室内を加熱する運転を言う。
・冷房サイクル運転:通常の冷凍サイクルで圧縮機を運転し、室内を冷却する運転を言う。
・除湿サイクル運転:除湿サイクルで圧縮機を運転し、室内を除湿する運転を言う。
・空調サイクル運転:空調のための暖房サイクル運転又は冷房サイクル運転若しくは除湿サイクル運転を言う。
・暖房運転:暖房運転モードで空気調和機を運転している状態で有り、暖房サイクル運転と、温度又は湿度調節装置による、低能力運転中又は、暖房サイクル運転の中断中を含む運転を言う。
・冷房運転:冷房運転モードで空気調和機を運転している状態で有り、冷房サイクル運転と、温度又は湿度調節装置による、低能力運転中又は、冷房サイクル運転の中断中を含む運転を言う。
・除湿運転:除湿運転モードで空気調和機を運転している状態で有り、除湿サイクル運転と、温度又は湿度調節装置による、低能力運転中又は、除湿サイクル運転の中断中を含む運転を言う。
・空調運転:暖房運転モード又は冷房運転モード若しくは除湿運転モードで空気調和機を運転している状態で有り、暖房サイクル運転又は冷房サイクル運転若しくは除湿サイクル運転と、温度又は湿度調節装置による、低能力運転中又は、暖房サイクル運転又は冷房サイクル運転若しくは除湿サイクル運転の中断中を含む運転を言う。
・運転時自動清掃:空調運転中に空調運転を一時中断して自動清掃を行い、自動清掃終了後、元の空調運転に戻るパターンの自動清掃を言う。
・停止操作時自動清掃:空調運転の停止操作が行われた時に、空調運転を停止し、自動清掃を行うパターンの自動清掃を言う。
・停止タイマー自動清掃:タイマーによって空調運転の停止が行われた時に、空調運転を停止し、自動清掃を行うパターンの自動清掃を言う。
・停止時自動清掃:停止操作時自動清掃と停止タイマー自動清掃の両方のパターンの自動清掃を言う。
・手動操作自動清掃:空調の停止時に、手動操作によって自動清掃を行うパターンの自動清掃を言う。
・時期到来室内機:前回の自動清掃からの空調又は送風の運転モードでの運転時間が自動清掃のパターンごとに定めた所定時間を経過した室内機を言う。
以下、本発明の詳細を説明する。先ず、その全体構成について図1〜図3を用いて説明する。図1は実施例の空気調和機の斜視図である。図2は図1の空気調和機の室内機の例1である。図3は図1の空気調和機の室内機の例2である。
図1において、符号1で総括的に示すのは多室型空気調和機であり、室内機2a,2b,2cと室外機6とを接続配管8で繋ぎ、室内を空気調和する。図1に示したのは本発明の多室型空気調和機の一例であり、室内機として壁掛形室内機2a,2bと天井埋込形室内機2cの組合せのものを示している。
以下の説明において、室内機2a,2b,2c用の同一の機能の部分を同じ符号で示し、室内機別に区別する時には同一の符号の後にa,b…を付けて区別する。なお、室内機を区別しない共通の説明の時には符号の後ろのa,b…を省略する。
室内機2a,2b,2cは、筐体本体21の中央部に室内熱交換器33を置き、熱交換器33の気流の下流側に横流ファン方式の送風機311を配置し、露受皿35等を取り付け、筐体本体21の被空調空間に面して化粧パネル25を取り付けている。この化粧パネル25には、室内空気を吸い込む空気吸込み口27と、温湿度が調和された空気を吹出す空気吹出し口29とが設けられている。
送風機311からの吹出し気流を送風機311の長さに略等しい幅を持つ吹出し風路290に流し、吹出し口29に配した上下風向板291で気流の上下方向を偏向して室内に吹出すことができるようになっている。
筐体本体21には、送風機311,フィルター231,室内熱交換器33,露受皿35,上下風向板291等の基本的な内部構造体が取り付けられる。そして、これらの基本的な内部構造体は、筐体本体21,化粧パネル25からなる筐体20に内包され室内機2を構成する。また、化粧パネル25には、運転状況を表示する表示部と、別体のリモコン5との赤外線信号を授受する送受信部396とが配置されている。
吸込パネル251は、化粧パネル25に設けた回動軸を支点として開閉アーム83をアーム駆動装置81で駆動することにより回動され、空気調和機の運転時に空気吸込み口27を開くように構成されている。これにより、運転時には上側空気吸込み部に加えて、前側空気吸込部からも室内機2内に室内空気が吸引される。
化粧パネル25の下面に形成される空気吹出し口29は、奥の吹出し風路290に連通している。上下風向板291は、閉鎖状態で、吹出し風路290をほぼ隠蔽する。この上下風向板291は、両端部に設けた回動軸を支点にして、リモコン5からの指示に応じて、駆動モータにより空気調和機の運転時に所要の角度回動して空気吹出し口29を開き、その状態に保持する。
室内機2は、内部に図示しない制御部10を備え、この制御部10にマイコンが設けられる。このマイコンは、室内温度センサー,室内湿度センサー等の各種のセンサーからの信号を受けると共に、送受信部396を介して、リモコン5との赤外線信号を授受する。このマイコンは、これらの信号に基づいて、室内送風機311,吸込パネル駆動モータ,上下風向板駆動モータ等を制御すると共に、室外機6との通信を司り、室内機2を統括して制御する。
空気調和機の運転停止時には、図2,図3に示す如くに、吸込パネル251は空気吸込み口27を閉じるように、また、上下風向板291は空気吹出し口29を閉じるように制御される。なお、リモコン5から指示することにより、空気調和機の運転中に上下風向板291を周期的に揺動させ、室内の広範囲に周期的に吹出し空気を送ることもできる。
露受皿35は、室内熱交換器33の下端部下方に配置され、冷房運転時や除湿運転時に室内熱交換器33に発生する凝縮水を受けるために設けられている。受けて集められた凝縮水はドレン配管37を通して室外に排出される。
240はフィルター231の吸込み面側に設けられた自動清掃装置であり、室内機が送風,暖房,冷房,除湿などの運転モードで空調を行った時間が所定時間を越えた以降に空調が停止した時にフィルター231を自動的に清掃して、フィルターを清潔に維持すると共に、送風性能を回復して、省エネ性能が低下しないようにする。
このように空調の停止操作が行われて時に空調を停止して行う自動清掃を停止操作時自動清掃と言うこととする。これに対して、所定時間を越えた時に、空調を一時中断して自動清掃を行い、自動清掃終了後、元の空調に戻る方法も有り、これを運転時自動清掃と言うこととする。
一般的に行われる、リモコンを手動で操作しての空気調和機の運転/停止の時には、停止操作時自動清掃が適用され、空気調和機を入れっ放しにする連続運転の時には運転時自動清掃が適用される。また、空調の停止をもっぱら、タイマーに委ねている場合は、所定時間を越えた以降のタイマーによる空調の停止時に自動清掃が行われ、これを停止操作時自動清掃と区別して停止タイマー自動清掃と言うこととし、停止操作時自動清掃と停止タイマー自動清掃は清掃開始後の様態が同じなのでこれを纏めて停止時自動清掃と言うこととする。
この時、手動操作での停止操作時自動清掃,タイマーによる停止タイマー自動清掃,連続運転時の運転時自動清掃などのように、運転パターンの違いに応じて、前述の所定時間を変えることも行われている。
前回の自動清掃からの経過時間は自動清掃タイマーでカウントされ、運転パターンの違いに応じて定めた所定の時間が経過した時点で、運転パターンの違いに応じて運転時自動清掃が行われるか又はその時点以降の空調の停止時に停止時自動清掃が行われる。
次に、多室型空気調和機の制御について図4〜図5を用いて簡単に説明する。図4は実施例の空気調和機の冷凍サイクルの例1である。図5は実施例の空気調和機の冷凍サイクルの例2である。
図4は一台の室外機に室内機二台を接続した例であり、符号70で総括的に示すのは冷暖房用多室型空気調和機の冷凍サイクルである。
図において、75は圧縮機、72は冷媒流路切換弁、73は室外熱交換器、74は冷暖房絞り装置、78は細配管接続バルブ、33は室内熱交換器、79は太配管接続バルブ、171は室温センサーである。
圧縮機75で圧縮された冷媒は冷媒流路切換弁72で流路を切換えられ、暖房時は太配管接続バルブ79,室内熱交換器33,細配管接続バルブ78,冷暖房絞り装置74,室外熱交換器73,冷媒流路切換弁72の順に流れて圧縮機75に戻り室内を暖房する。冷房時は冷媒流路切換弁72で流路を切換えられ、暖房時と逆の向きに冷媒が流れて室内を冷房する。また、室内熱交換器33を二分して直列につなぎ、間に図示しない除湿用絞り装置を介在させることで除湿運転を行うこともできる。
この多室型空気調和機の動作を暖房を例にとって説明する。
この多室型空気調和機を運転する時には、先ず、一台の室内機、例えば室内機2a、のリモコン5aで暖房運転の指示を行う。リモコン5aからの指示は赤外線で室内機2aの送受信部396aに送られ、室内機2aの制御部10aに達し、制御部10aは室内温度の設定と室温センサー171aからの温度情報に基づいて、必要な冷凍能力を演算し、室外機6に必要な圧縮機能力を要求圧縮機能力として伝達する。
要求圧縮機能力の伝達を受けた室外機6は図示しない室外機制御部で他の室内機からの要求圧縮機能力も考慮して、圧縮機75,室外送風機(図示せず)の回転数,冷暖房絞り装置74aの絞り量等を制御して、室内機2aの要求に応え、要求のあった室内を暖房する。
要求のあった室内が暖まり、室内機2aの室温センサー171aからの温度情報で室温が設定温度に達したと判断された場合、制御部10aは、温度調節装置(以下、略してサーモと言う)が作動したとして、要求圧縮機能力をゼロにし、室外機6に伝達する。
室内機2aから要求圧縮機能力ゼロの伝達を受けた室外機6は、他の室内機からの要求圧縮機能力も無い場合は、圧縮機の運転を停める。また、他の室内機からの要求圧縮機能力がある場合は、その分の能力に見合うように、圧縮機75,室外送風機(図示せず)の回転数等を減速する。
この時、要求圧縮機能力ゼロの室内機2a用の冷暖房絞り装置74aを完全に遮断すると、高圧冷媒が室内機2aの冷媒回路に液状で溜まり込み、冷凍サイクルが冷媒不足の状態に陥る。これを防ぐため、室内機2a用の冷暖房絞り装置74aを完全に遮断することを避け、少し、開いて室内機2aの冷媒回路にも冷媒が少し流れるようにして、この回路に液状冷媒が溜まり込むのを防止する必要がある。
このため、室内機2aの熱交換器33aには高温冷媒が少し流れるので、室内送風機311を停止にし、室内での熱交換を極力抑制する。しかし、室内送風機311を完全に停止にすると、室内機の構造によっては室内機の内部が熱交換器33aに流れる高温冷媒で暖められ、室内機内部に設けられた室温センサー171aの温度が、室内の温度と乖離し、サーモが正常に働かなくなる恐れがある。
このため更に、室内送風機311を超低速で回転させて、室温センサー171a部の温度を室温と乖離させないようにしたり、室内送風機311を定期的に短時間回転させて、その間の室温センサー171aの温度情報のみを有効とすることなどが行われている。
図5は一台の室外機に室内機四台を接続した例であり、符号70で総括的に示すのは冷暖房用多室型空気調和機の冷凍サイクルである。
この場合も、室内機は、室内機二台を接続した例と同様に運転され、室外機も暖房しようとする室内機の要求圧縮機能力と他の室内機の要求圧縮機能力との関係に基づいて、前述と同様に運転される。
このように、暖房の場合は、上記のように運転され、暖房の要求のあった室内を適切な暖房能力で暖房する。
更に、冷房や除湿の場合も、室外機6は暖房と逆の冷凍サイクルで、冷房又は除湿しようとする室内機の要求圧縮機能力と他の室内機の要求圧縮機能力との関係に基づいて、前述と同様に運転される。
サーモが動作した時の制御は、その室内機用の冷暖房搾り装置74を遮断する。これは、暖房と違い室内熱交換器33は低圧に保たれ、遮断された冷媒回路の冷媒はガス状に維持され、冷凍サイクルが冷媒不足に陥る恐れがないためである。これにより、サーモ作動時も室内送風機311の運転を継続してもなんら支障はない。
次に、多室型空気調和機に好適な自動清掃装置の制御について図6〜図19を用いて説明する。
本明細書では、多室型空気調和機の通常の運転制御についての説明は割愛し、多室型空気調和機の自動清掃制御に重点を置いて説明する。混乱を防いで判りやすくするため、複数の室内機が暖房運転を行っている場合に、一台の室内機(本室内機と言う)に運転時自動清掃の時期が到来し、始めは自動清掃を遅延し、後に自動清掃を開始し、終了するまでを例にとって説明する。
先ず、室内機に清掃時期が到来してから自動清掃を遅延させるまでの制御について図6〜図11を用いて説明する。図6は室内機の制御フロー要部1である。図7は室内機の制御フロー要部2である。図8は室内機の清掃制御1フロー要部である。図9は室内機の清掃制御2フロー要部である。図10は実施例1の室外機の制御フロー要部である。図11は実施例1の室外機の清掃可否判別フロー要部である。
空調運転中にステップS140で後述する図9のステップS320で自動清掃装置を駆動した後にオンになる清掃開始フラグがオンしているか否かチェックする。このフラグがオンになっている場合は、既に自動清掃を開始して、室内送風機は停止し、暖房能力は不要となるので、ステップS141に進んで、要求圧縮機能力をゼロに設定し、図7のステップS150に進む。
このフラグがオフになっている場合は、自動清掃が行われていないので、空調を継続すべく、室温の設定温度と室温センサーからの温度情報に基づいて要求圧縮機能力を演算し、設定して、図7のステップS150に進む。本室内機ではまだ清掃を開始していないので、清掃開始フラグはオフになっていて、上述のようにステップS146、(B)を経て図7のステップS150に進む。
図7のステップS150ではフィルターの自動清掃の時期が到来したか否かをチェックするため、前回の自動清掃からの停止以外の運転モード(暖房,冷房,除湿,送風等の運転モード)での経過時間が、運転時自動清掃,停止操作時自動清掃又は停止タイマー自動清掃の各自動清掃のパターンに応じて定めた所定の時間に達しているかどうかを、自動清掃タイマーがタイムアップしているか否かで判断する。
また、同様に、手動操作での自動清掃の要求が有ったか否かをチェックし、タイムアップ又は手動操作自動清掃の要求が有った場合は、ステップS200に進み、否の場合はステップS251に進む。本室内機は運転時自動清掃の時期が到来して時期到来室内機になっているので、ステップS200の清掃制御1に進む。
ステップS200では、図8の清掃制御1に入り、ステップS210では、既に自動清掃装置の駆動が開始されているので、自動清掃が終了するのを待つため、清掃が終了するとオンになる清掃終了フラグをチェックする。自動清掃タイマーのリセット後から、自動清掃装置が清掃を実行している間はこのフラグはオフのままになっている。本室内機では、自動清掃の開始にも至っていないので、清掃終了フラグはオフであり、ステップS210からステップS220に進む。
ステップS220で清掃開始フラグがオンか否かをチェックし、未だ自動清掃に入っていない場合は、否でステップS226に進み、室外機に自動清掃の許可を求めるため、室外機に送る清掃送信データをオンに設定し、ステップS227から図7に戻ってステップS251に進む。この清掃送信データは後にステップS212でオフに設定するまで、オンに維持される。
本室内機ではまだ清掃を開始していないので上述のようにステップS220からステップS226に進み、清掃送信データをオンに設定し、ステップS227から図7に戻ってステップS251に進む。図7のステップS251で、リモコンからの指示内容,センサーデータ,タイマーデータなどから運転内容に応じて、室外機に送るべきデータを設定し、ステップS252で室外機に自動清掃の許可要求も含めたデータを送信する。
室外機の制御フローは図10のようになっており、ステップS402で室内機からのデータを受信し、ステップS405で室外機の運転モードを他の室内機の運転モードも含めて矛盾の無い様に決定する。
次ぎに、ステップS410に進んで、室内機からのデータに清掃要求を示す清掃送信データ(室外機から見ると清掃受信データとなるが、この明細書では最初に出現した時の清掃送信データの名称を用いる。)が有るか否かをチェックし、有る場合はステップS450に進み、図11の清掃可否判別を行う。本室内機では先に図8のステップS226で清掃送信データをオンにしているので、ステップS450に進む。
ステップS450から図11のステップS480に進み、同じ室外機に接続されていて、同時運転可能な空調運転モードで運転中の他の室内機に自動清掃中の室内機が有るか否かをチェックする。有る場合は、清掃要求の有った室内機の清掃開始を禁ずるため、ステップS491で清掃可否データを否に設定し、ステップS497から図10のステップS501に戻る。本室内機が置かれている状況設定では自動清掃が不可である場合なので、ステップS491で清掃可否データが否となって、図10のステップS501に戻る。
清掃可否データはステップS502で清掃要求の有った室内機に伝達される。室内機は図7のステップS255で、室外機からのデータを受信し、ステップS260で受信データ中の清掃可否データをチェックし、清掃可である場合は、自動清掃を開始するべくステップS300の清掃制御2に進む。ステップS260で清掃不可である場合は、自動清掃を開始しないままステップS351に進み、室内機を適宜制御する。
本室内機では、先に、図11のステプS491で清掃可否データが否になっているので、ステップS260から直接ステップS351に進み、自動清掃が開始せず、遅延する結果となる。次に、ステップS360に進み、運転モードが停止であるか否かチェックし、本室内機は暖房運転中であるので(A)を介して図6のステップS136に戻る。
ステップS136では、室内機の各部に設けられたセンサーからのデータや、各種タイマーのデータを取得して、ステップS140に進み、ステップS140で清掃開始フラグがオンしているか否かチェックする。本室内機は自動清掃の許可が得られず、清掃の開始が遅延している状態なので清掃開始フラグはオフのままで、以下、前述のようにステップS140,S146,(B),S150,S200,S201,S210,S220,S226,S227,S251,S252,S402,S405,S410,S450,S451,S480,S491,S497,S501,S502,S255,S260,S351,S360,(A),S136,S140の経路をたどって清掃の遅延が続き、この状態がステップS480で、同じ室外機に接続されていて、同時運転可能な空調運転モードで運転中の他の室内機に自動清掃中の室内機が無くなるまで続く。
図11のステップS480で他に自動清掃中の室内機が無くなると、ステップS480からステップS496に進み、清掃可否データが可に設定され、ステップS497から図10のステップS501に戻り、以下、ステップS502,S255,S260と進んで、ステップS260で自動清掃が許可されているのでステップS300の清掃制御2に進む。
清掃制御2では図9に示すように、ステップS302で自動清掃の開始に先立ち、室内送風機を停止し、ステップS310に進んで清掃開始フラグをチェックする。本室内機では、まだ自動清掃装置の駆動が開始されていないので清掃開始フラグはオフでステップS316に進み、自動清掃装置の駆動諸元を設定する。
次ぎに、ステップS317で自動清掃装置の駆動を開始し、ステップS320で清掃開始フラグをオンにし、ステップS336から図7のステップS351に進む。ステップS351,S360,(A),S136は前述と同様に進み、ステップS140では、本室内機は既に室内送風機は停止し、自動清掃を開始して、このフラグが図9のステップS320でオンになっていて、暖房能力は不要なので、ステップS141に進んで、要求圧縮機能力をゼロに設定し、(B)を介して図7のステップS150に進む。
図7のステップS150では、本室内機に運転時自動清掃の時期が到来して清掃タイマーがタイムアップした状態、又は手動操作による清掃要求が続いている状態なので、ステップS200の清掃制御1に入り、図8のステップS210に進んで、清掃終了フラグをチェックし、清掃終了フラグはオフのままなので、ステップS220に進んで、清掃開始フラグをチェックし、上述のように、このフラグがオンに変わっているのでステップS227から図7のステップS251に戻る。
図7のステップS251からステップS260で、清掃可でステップS300の清掃制御2に進むまでは前述の同様に進行する。
清掃制御2では図9に示すように、ステップS302で、室内送風機の停止を継続し、ステップS310に進んで清掃開始フラグをチェックする。本室内機では、既に自動清掃装置の駆動が開始され、清掃開始フラグはオンになっているのでステップS311に進み、自動清掃装置の駆動を継続し、ステップS330に進み、自動清掃が終了したか否かチェックする。
自動清掃装置での清掃が終了していなければ、直にステップS336に進み、図7のステップS351に戻る。本室内機は自動清掃が開始したばかりで、自動清掃中であるので、清掃終了フラグはオフのままで、上述のように、ステップS330から直にステップS336を介して、図7のステップS351に戻る。以下、前述のようにステップS351,S360,(A),S136,S140,S141,(B),S150,S200,S201,S210,S220,S227,S251,S252,S402,S405,S410,S450,S451,S480,S496,S497,S501,S502,S255,S260,S300,S301,S302,S310,S311,S330,S336,S351の経路で自動清掃が継続し、この状態が自動清掃装置での清掃が終了するまで続く。
自動清掃が終了すると図9のステップS330からステップS331に進み、室内送風機の運転を再開し、ステップS332で清掃終了フラグをオンにし、ステップS335で清掃開始フラグをオフにして、ステップS336から図7のステップS351に戻る。ステップS351,S360,(A),S136は前述のように実行され、ステップS140では清掃開始フラグがオフのため、空調を再開すべく、ステップS146で室温の設定温度と室温センサーからの温度情報に基づいて要求圧縮機能力を演算し、設定して、図7のステップS150に進む。
図7のステップS150では、清掃タイマーがタイムアップしたままなので清掃要求有りの状態と認識され、ステップS200に進み、図8のステップS210で清掃終了フラグの設定をチェックする。清掃終了フラグは先刻、ステップS335でオンに変わっているので、ステップS210からステップS211に進み、自動清掃タイマーをリセットし、次回の自動清掃までの時間のカウントダウンを開始する。次に、ステップS212に進んで清掃送信データをオフに設定し、清掃が終了したことを室外機に報せる。
次いで、ステップS215に進んで、清掃終了フラグをオフにして自動清掃装置の次回の駆動に備え、ステップS227から図7に戻ってステップS251に進む。以下、ステップS251,S252,S402,S405,S410と各ステップが実行され、ステップS252で室外機に送信されるデータの中の清掃送信データは、ステップS212でオフに設定されているので、図10のステップS410では清掃要求無となり、ステップS420に進んで、清掃可否データを否に設定し、ステップS502で室内機に伝達する。
図7のステップS255で清掃不可のデータを受け取った室内機は清掃制御2を行わないので、自動清掃装置は駆動されない。以下、ステップS351,S360,(A),S136,S140,S146,(B),S150,S251,S252,S402,S405,S410,S420,S501,S502,S255,S260,S351の各ステップが実行され、本室内機はリモコンからの停止操作,タイマーによる停止、又は次回の運転時自動清掃の時期到来までの間、空調を続行する。
なお、室内機が清掃要求発生時から清掃動作中に室外機に送る清掃送信データに代えて、室内機の清掃動作の開始時に清掃開始データを送り、清掃動作を終了した時に清掃終了データを送って、室外機で室内機が清掃動作中か否かを判断してもよく、同様の結果を得ることができる。
また、清掃時期が到来した時に、室内機から清掃送信データを室外機に送ることで、室外機から清掃可否データが室内機に送られるまでの間、室内機が清掃許可待ち中の状態であると、室外機で判断しているが、清掃送信データに代えて、清掃許可待ち中に室外機に清掃許可待機データを送信し、室外機から清掃可のデータを受信した時に、清掃許可待機データを停止するようにしてもよく、同様の結果を得ることができる。
このように、実施例の多室型空気調和機は、フィルターの自動清掃装置を備えた二台以上の室内機が同時運転可能な運転モードで空調運転中に、運転時自動清掃の時期が到来した室内機(時期到来室内機)の自動清掃を、該室内機の中の他の室内機が自動清掃中は、遅延させる。
一般に、フィルターを自動清掃する時には、フィルターに付着している塵埃をブラシや真空力で引き剥がし、塵埃の貯留部まで移送する必要がある。フィルターから引き剥がされた塵埃は浮遊して一時的に不安定な状態になり、少しの気流があれば流されて他の場所に移動してしまう。
このため、フィルターの自動清掃中は空気調和機の送風ファンを停めて、塵埃がフィルターから気流で流されないようにする必要がある。
また、空気調和機は、熱負荷が同一であれば、圧縮機を熱負荷より大きい能力で運転して断続運転するよりも、圧縮機を熱負荷に見合った能力で連続運転した方が、空気調和機の運転効率が良くなることが知られている。
これは、圧縮機が断続運転すると、圧縮機の停止のたびに、冷凍サイクルの低圧側圧力,高圧側圧力がバランスするように冷凍サイクル中の冷媒が持っている熱量と共に移動するため、運転中に冷凍サイクルの高圧管路に蓄えられていた高温冷媒の放熱のための熱量が、低圧側の熱交換器で放出され、圧縮機の出力が無駄になるためである。
また、運転中に冷凍サイクルの低圧,高圧管路に蓄えられていた低温冷媒,高温冷媒の吸放熱のポテンシャルが低下してしまうので、運転を再開しても、ポテンシャルを回復するまでの間、冷房,暖房能力が低い状態で運転される。つまり、圧縮機が断続運転すると、圧縮機の停止のたびに、今まで冷えていた部分が暖かくなり、逆に温まっていた部分が冷えて、次に圧縮機を運転した時に、冷えていた部分での吸熱と、温まっていた部分での放熱が所要の能力に回復するまでに時間がかかり、冷暖房の立上りも悪くなる。
更に、圧縮機を起動する場合は、冷凍機油が圧縮機の摺動部に行き渡る前に、圧縮機を高速で回転させると、摺動部での油膜の形成が高速化に追いつかず、潤滑が破れて摺動部の磨耗や焼付きを引起す場合がある。これを防ぐため、圧縮機の起動からの数分は低速で運転することが行われている。このため、立上りの数分間は冷房,暖房能力は定格能力より低い状態で運転されることになり、冷暖房の立上りが悪くなる。
実施例の多室型空気調和機では、同時運転可能な運転モードで空調運転中の他の室内機が自動清掃中で、送風ファンの運転を停め又は運転して暖房又は冷房若しくは除湿運転を停止にしても、前記時期到来室内機は自動清掃に入らず、暖房又は冷房若しくは除湿運転中の状態を継続する。
この場合、多室型空気調和機としては空調中の状態であるので、室外機が運転を継続する。このように、室内機に運転時自動清掃の時期が到来しても、自動清掃を遅延させ、清掃動作に入らずに、従前の運転を続け、他の自動清掃中であった室内機の自動清掃が終了した後に自動清掃を開始する。
斯くして、他の室内機が自動清掃中は、該時期到来室内機は暖房又は冷房若しくは除湿中となり、室外機も運転を継続する。次に、他の室内機が自動清掃を終了して暖房又は冷房若しくは除湿に戻ってから該運転時自動清掃の時期が到来した室内機の清掃動作に入るので、室外機は運転を継続し、断続運転に伴なう効率の低下や立上りが遅くなることを免れることができる。
特に、この技術は、二台の室内機が同時に空調中である時に確実にその効果を発揮するが、より多台の室内機が同時に空調中の場合も、運転状態により、同様の効果を期待することができる。
このため、自動清掃装置を備えフィルターのメンテナンスが容易で運転効率が良い多室型空気調和機を提供することができる。
次に、実施例2の清掃可否判別フローについて図12を用いて説明する。図12は実施例2の室外機の清掃可否判別フロー要部である。
実施例2は図11の清掃可否判別のステップS480に換えて図12のステップS485を用いるものであり、他の部分は実施例1と同一である。実施例2の清掃可否判別では、図12のステップS485で、他に同時運転可能な空調運転モードで運転中の他の室内機に自動清掃中の室内機が有るか否かをチェックする。
このように、実施例の多室型空気調和機は、フィルターの自動清掃装置を備えた二台以上の室内機が同時運転可能な運転モードで空調運転中に、運転時自動清掃の時期が到来した室内機(時期到来室内機)の自動清掃を、該室内機の中の他の室内機が自動清掃中又はサーモ作動中の場合は、遅延させる。
これにより、同時運転可能な運転モードで暖房又は冷房若しくは除湿中の他の室内機が自動清掃中又はサーモ作動中で、送風ファンの運転を停め又は運転して暖房又は冷房若しくは除湿運転を停止にしても、前述のように、運転時自動清掃の時期が到来した室内機は自動清掃を遅延させ、従前の運転を続け、他の自動清掃中又はサーモ作動中であった室内機の、自動清掃が終了した後又はサーモが復帰した後に自動清掃を開始する。
言い換えると、同時運転可能な運転モードで暖房又は冷房若しくは除湿中の他の室内機の自動清掃が終了した後又はサーモが復帰した後の、清掃中でも、サーモ作動中でもない状態、つまり、他の室内機が同時運転可能な運転モードで空調サイクル運転中の状態になるので、時期到来室内機は自動清掃を開始する。
この場合、時期到来室内機は自動清掃を行い、この時、自動清掃中の室内機のファンが停止し、暖房又は冷房若しくは除湿運転も停止するが、他に同時運転可能な運転モードで暖房又は冷房若しくは除湿運転中の室内機が有るので、室外機は運転を継続し、断続運転に伴なう効率の低下や立上りが遅くなることを免れることができる。
このように、他の室内機が自動清掃中の他に、サーモが作動している時にも時期到来室内機の自動清掃を遅延させるので、圧縮機を停止させて自動清掃をする機会が減り、圧縮機を継続運転させて自動清掃をする機会が増え、断続運転に伴なう効率の低下や立上りが遅くなることが少なくなる。
特に、この技術は、二台の室内機が同時に空調中である時に確実にその効果を発揮するが、より多台の室内機が同時に空調中の場合も、運転状態により、同様の効果を期待することができる。
このため、自動清掃装置を備えフィルターのメンテナンスが容易で、運転中の圧縮機を継続運転させて自動清掃する機会が増え、運転効率が良い多室型空気調和機を提供することができる。
次に、実施例3の清掃可否判別フローについて図13〜図14を用いて説明する。図13は実施例3の室外機の清掃可否判別フロー要部である。
実施例3は図11の清掃可否判別のステップS480に換えて図13のステップS490を用いるものであり、他の部分は実施例1と同一である。実施例3の清掃可否判別では、図13のステップS490で、他の同時運転可能な空調運転モードで運転中の室内機がすべて清掃中か否かをチェックする。
次に、実施例3の変形例の清掃可否判別フローについて説明する。図14は実施例3の変形例の室外機の清掃可否判別フロー要部である。
実施例3の変形例は図12の清掃可否判別のステップS485に換えて図14のステップS470を用いるものであり、他の部分は実施例1と同一である。実施例3の変形例の清掃可否判別では、図14のステップS470で、他の同時運転可能な空調運転モードで運転中の室内機からの要求圧縮能力が有るか否かをチェックする。言い換えると、他の同時運転可能な空調運転モードで運転中の室内機の中に、清掃中でもサーモが作動中でもない、空調サイクル運転中の室内機が有るか否かをチェックする。
このように、実施例の多室型空気調和機は、前記時期到来室内機の自動清掃を、該室内機の中の他の全ての室内機が、自動清掃中又はサーモ作動中の場合は、遅延させる。
これにより、同時運転可能な運転モードで暖房又は冷房若しくは除湿中の他の全ての室内機が自動清掃中又はサーモ作動中で、送風ファンの運転を停め又は運転して暖房又は冷房若しくは除湿を停止にしても、前述のように、時期到来室内機は自動清掃を遅延させ、従前の運転を続け、他の自動清掃中又はサーモ作動中であった室内機の自動清掃が終了した後又はサーモが復帰した後に自動清掃を開始する。
従って、室外機は運転を継続し、断続運転に伴なう効率の低下や立上りが遅くなることを免れることができる。
また、他に同時運転可能な運転モードで暖房又は冷房若しくは除湿中の室内機が一台でもあれば、時期到来室内機は自動清掃を開始し、速やかにフィルターの塵埃を除去して、熱交換性能を回復し、省エネ性能の回復をはかる。この時、時期到来室内機のファンが停止し、暖房又は冷房若しくは除湿も停止する。
しかし、他に同時運転可能な運転モードで暖房又は冷房若しくは除湿中の室内機が有るので、室外機は運転を継続し、断続運転に伴なう効率の低下や立上りが遅くなることを免れることができる。
特に、この技術は、三台以上の室内機が同時に空調中である時にその効果を発揮する。
このため、自動清掃装置を備えフィルターのメンテナンスが容易で、熱交換性能の回復が適切に為され、運転中の圧縮機を継続運転させて自動清掃する機会が増え、運転効率が良い多室型空気調和機を提供することができる。
次に、実施例4の清掃可否判別フローについて図15〜図18を用いて説明する。図15は実施例4の室外機の清掃可否判別フロー要部である。
実施例4は図11の清掃可否判別のステップS480の前に図15のようにステップS460を追加するものであり、他の部分は実施例1と同一である。実施例4の清掃可否判別では、図15のステップS460で、清掃要求を出したこの室内機から要求圧縮能力が出されているか否かをチェックする。言い換えれば、清掃を遅延させることで圧縮機が連続運転するか否かをチェックする。
次に、実施例4の変形例1について説明する。図16は実施例4の変形例1の室外機の清掃可否判別フロー要部である。
実施例4の変形例1は図12の清掃可否判別のステップS485の前に図16のようにステップS460を追加するものであり、他の部分は実施例2と同一である。実施例4の変形例1の清掃可否判別では、図16のステップS460で、実施例4と同様に、清掃要求を出したこの室内機から要求圧縮能力が出されているか否かをチェックする。言い換えれば、清掃を遅延させることで圧縮機が連続運転するか否かをチェックする。
次に、実施例4の変形例2について説明する。図17は実施例4の変形例2の室外機の清掃可否判別フロー要部である。
実施例4の変形例2は図13の清掃可否判別のステップS490の前に図17のようにステップS460を追加するものであり、他の部分は実施例3と同一である。実施例4の変形例2の清掃可否判別では、図17のステップS460で、実施例4と同様に、清掃要求を出したこの室内機から要求圧縮能力が出されているか否かをチェックする。言い換えれば、清掃を遅延させることで圧縮機が連続運転するか否かをチェックする。
次に、実施例4の変形例3について説明する。図18は実施例4の変形例3の室外機の清掃可否判別フロー要部である。
実施例4の変形例3は図14の清掃可否判別のステップS470の前に図18のようにステップS460を追加するものであり、他の部分は実施例3の変形例と同一である。実施例4の変形例3の清掃可否判別では、図18のステップS460で、実施例4と同様に、清掃要求を出したこの室内機から要求圧縮能力が出されているか否かをチェックする。言い換えれば、清掃を遅延させることで圧縮機が連続運転するか否かをチェックする。
このように、実施例の多室型空気調和機は、前記自動清掃の遅延を、時期到来室内機のサーモが復帰の状態である時に行う。
これにより、同時運転可能な運転モードで暖房又は冷房若しくは除湿中の他の室内機が自動清掃中又はサーモが作動中で、送風ファンの運転を停め又は運転して暖房又は冷房若しくは除湿を停止にしても、前記時期到来室内機のサーモが復帰状態で暖房又は冷房若しくは除湿運転中である場合は自動清掃に入らず、暖房又は冷房若しくは除湿運転中の状態を継続する。
この場合、多室型空気調和機としては暖房又は冷房若しくは除湿運転中の状態であるので、室外機が運転を継続する。このように、室内機に運転時自動清掃の時期が到来しても、自動清掃を遅延させ、清掃動作に入らずに、従前の運転を続け、他の自動清掃中又はサーモが作動中であった室内機の自動清掃が終了した後又はサーモが復帰した後に自動清掃を開始する。
斯くして、他の室内機が自動清掃中又はサーモが作動中は、該時期到来室内機のサーモが復帰状態で暖房又は冷房若しくは除湿運転中である場合は、該時期到来室内機の自動清掃を遅延させ、室外機の運転を継続する。次に、他の室内機が自動清掃を終了し又はサーモが復帰して暖房又は冷房若しくは除湿に戻ってから該時期到来室内機の清掃動作に入るので、室外機は運転を継続し、断続運転に伴なう効率の低下や立上りが遅くなることを免れることができる。
言い換えれば、運転時自動清掃の時期が到来した時に室内機のサーモが作動している場合は速やかに自動清掃を行い、サーモが復帰状態である場合は他の室内機の状態に応じて自動清掃を遅延させる。
このため、自動清掃装置を備えフィルターのメンテナンスが容易で、自動清掃の遅延を少なく、熱交換性能の回復が適切に為され、運転効率が良い多室型空気調和機を提供することができる。
次に、実施例5の室外機の制御フローについて説明する。
実施例5は図10の室外機の制御フローのステップS410の後ろに図19のようにステップS430及びステップS436を追加するものであり、他の部分は実施例1〜実施例4及びその変形例と同一である。実施例5の室外機の制御では、ステップS410で室内機から清掃要求がある場合、ステップS430に進み、運転モードが暖房か否かをチェックする。
暖房運転モードの場合、ステップS450に進み、清掃可否の判別を行い、暖房運転モード以外の場合、ステップS436に進み、他の室内機の運転状態を考慮することなく清掃可否データを清掃可に設定する。
このように、実施例の多室型空気調和機は、前記自動清掃の遅延を、前記運転モードが暖房の時に行う。
これにより、暖房時に、運転時自動清掃の時期が到来した時に、他の室内機が自動清掃中又はサーモ作動中であると、時期到来室内機の自動清掃を遅延させ、室外機の運転を継続し、自動清掃中又はサーモ作動中の他の室内機が自動清掃を終了した後又はサーモが復帰した後に時期到来室内機の自動清掃を開始する。
こうすることで、圧縮機の運転を継続することができ、圧縮機の断続が回避でき、圧縮機の断続運転に伴なう、効率の低下を免れることができると共に、暖房時の圧縮機の停止からの立上げ時の低速運転,予熱運転などの時間を大幅に短縮でき、通算した暖房能力を増加させることができ、前述の各項の効果に加え、清掃動作時の暖房能力の低下状態からの暖房能力の回復が速い多室型空気調和機になる。
このため、自動清掃装置を備えフィルターのメンテナンスが容易で、運転効率が良く、通算暖房能力の大きい多室型空気調和機を提供することができる。
以上説明したように、請求項1記載の多室型空気調和機によれば、フィルターの自動清掃装置を備えた二台以上の室内機が同時運転可能な運転モードで空調運転中に、運転時自動清掃の時期が到来した室内機(時期到来室内機)の自動清掃を、該室内機の中の他の室内機が自動清掃中は、遅延させる。
これにより、同時運転可能な運転モードで空調運転中の他の室内機が自動清掃中で、送風ファンの運転を停め又は運転して暖房又は冷房若しくは除湿運転を停止にしても、前記時期到来室内機は自動清掃に入らず、暖房又は冷房若しくは除湿運転中の状態を継続する。
この場合、多室型空気調和機としては空調中の状態であるので、室外機が運転を継続する。このように、室内機に運転時自動清掃の時期が到来しても、自動清掃を遅延させ、清掃動作に入らずに、従前の運転を続け、他の自動清掃中であった室内機の自動清掃が終了した後に自動清掃を開始する。
斯くして、他の室内機が自動清掃中は、該時期到来室内機は暖房又は冷房若しくは除湿中となり、室外機も運転を継続する。次に、他の室内機が自動清掃を終了して暖房又は冷房若しくは除湿に戻ってから該運転時自動清掃の時期が到来した室内機の清掃動作に入るので、室外機は運転を継続し、断続運転に伴なう効率の低下や立上りが遅くなることを免れることができる。
特に、この技術は、二台の室内機が同時に空調中である時に確実にその効果を発揮するが、より多台の室内機が同時に空調中の場合も、運転状態により、同様の効果を期待することができる。
このため、自動清掃装置を備えフィルターのメンテナンスが容易で運転効率が良い多室型空気調和機を得ることができる。
また、請求項2記載の多室型空気調和機によれば、フィルターの自動清掃装置を備えた二台以上の室内機が同時運転可能な運転モードで空調運転中に、運転時自動清掃の時期が到来した室内機(時期到来室内機)の自動清掃を、該室内機の中の他の室内機が自動清掃中又はサーモ作動中の場合は、遅延させる。
これにより、同時運転可能な運転モードで暖房又は冷房若しくは除湿中の他の室内機が自動清掃中又はサーモ作動中で、送風ファンの運転を停め又は運転して暖房又は冷房若しくは除湿運転を停止にしても、前述のように、運転時自動清掃の時期が到来した室内機は自動清掃を遅延させ、従前の運転を続け、他の自動清掃中又はサーモ作動中であった室内機の、自動清掃が終了した後又はサーモが復帰した後に自動清掃を開始する。
言い換えると、同時運転可能な運転モードで暖房又は冷房若しくは除湿中の他の室内機の自動清掃が終了した後又はサーモが復帰した後の、清掃中でも、サーモ作動中でもない状態、つまり、他の室内機が同時運転可能な運転モードで空調サイクル運転中の状態になるので、時期到来室内機は自動清掃を開始する。
この場合、時期到来室内機は自動清掃を行い、この時、自動清掃中の室内機のファンが停止し、暖房又は冷房若しくは除湿運転も停止するが、他に同時運転可能な運転モードで暖房又は冷房若しくは除湿運転中の室内機が有るので、室外機は運転を継続し、断続運転に伴なう効率の低下や立上りが遅くなることを免れることができる。
このように、他の室内機が自動清掃中の他に、サーモが作動している時にも時期到来室内機の自動清掃を遅延させるので、圧縮機を停止させて自動清掃をする機会が減り、圧縮機を継続運転させて自動清掃をする機会が増え、断続運転に伴なう効率の低下や立上りが遅くなることが少なくなる。
特に、この技術は、二台の室内機が同時に空調中である時に確実にその効果を発揮するが、より多台の室内機が同時に空調中の場合も、運転状態により、同様の効果を期待することができる。
このため、自動清掃装置を備えフィルターのメンテナンスが容易で、運転中の圧縮機を継続運転させて自動清掃する機会が増え、運転効率が良い多室型空気調和機を得ることができる。
また、請求項3記載の多室型空気調和機によれば、前記時期到来室内機の自動清掃を、該室内機の中の他の全ての室内機が、自動清掃中又はサーモ作動中の場合は、遅延させる。
これにより、同時運転可能な運転モードで暖房又は冷房若しくは除湿中の他の全ての室内機が自動清掃中又はサーモ作動中で、送風ファンの運転を停め又は運転して暖房又は冷房若しくは除湿を停止にしても、前述のように、時期到来室内機は自動清掃を遅延させ、従前の運転を続け、他の自動清掃中又はサーモ作動中であった室内機の自動清掃が終了した後又はサーモが復帰した後に自動清掃を開始する。
従って、室外機は運転を継続し、断続運転に伴なう効率の低下や立上りが遅くなることを免れることができる。
また、他に同時運転可能な運転モードで暖房又は冷房若しくは除湿中の室内機が一台でもあれば、時期到来室内機は自動清掃を開始し、速やかにフィルターの塵埃を除去して、熱交換性能を回復し、省エネ性能の回復をはかる。この時、時期到来室内機のファンが停止し、暖房又は冷房若しくは除湿も停止する。
しかし、他に同時運転可能な運転モードで暖房又は冷房若しくは除湿中の室内機が有るので、室外機は運転を継続し、断続運転に伴なう効率の低下や立上りが遅くなることを免れることができる。
特に、この技術は、三台以上の室内機が同時に空調中である時にその効果を発揮する。
このため、自動清掃装置を備えフィルターのメンテナンスが容易で、熱交換性能の回復が適切に為され、運転中の圧縮機を継続運転させて自動清掃する機会が増え、運転効率が良い多室型空気調和機を得ることができる。
また、請求項4記載の多室型空気調和機によれば、前記自動清掃の遅延を、時期到来室内機のサーモが復帰の状態である時に行う。
これにより、同時運転可能な運転モードで暖房又は冷房若しくは除湿中の他の室内機が自動清掃中又はサーモが作動中で、送風ファンの運転を停め又は運転して暖房又は冷房若しくは除湿を停止にしても、前記時期到来室内機のサーモが復帰状態で暖房又は冷房若しくは除湿運転中である場合は自動清掃に入らず、暖房又は冷房若しくは除湿運転中の状態を継続する。
この場合、多室型空気調和機としては暖房又は冷房若しくは除湿運転中の状態であるので、室外機が運転を継続する。このように、室内機に運転時自動清掃の時期が到来しても、自動清掃を遅延させ、清掃動作に入らずに、従前の運転を続け、他の自動清掃中又はサーモが作動中であった室内機の自動清掃が終了した後又はサーモが復帰した後に自動清掃を開始する。
斯くして、他の室内機が自動清掃中又はサーモが作動中は、該時期到来室内機のサーモが復帰状態で暖房又は冷房若しくは除湿運転中である場合は、該時期到来室内機の自動清掃を遅延させ、室外機の運転を継続する。次に、他の室内機が自動清掃を終了し又はサーモが復帰して暖房又は冷房若しくは除湿に戻ってから該時期到来室内機の清掃動作に入るので、室外機は運転を継続し、断続運転に伴なう効率の低下や立上りが遅くなることを免れることができる。
言い換えれば、運転時自動清掃の時期が到来した時に室内機のサーモが作動している場合は速やかに自動清掃を行い、サーモが復帰状態である場合は他の室内機の状態に応じて自動清掃を遅延させる。
このため、自動清掃装置を備えフィルターのメンテナンスが容易で、自動清掃の遅延を少なく、熱交換性能の回復が適切に為され、運転効率が良い多室型空気調和機を得ることができる。
また、請求項5記載の多室型空気調和機によれば、前記自動清掃の遅延を、前記運転モードが暖房の時に行う。
これにより、暖房時に、運転時自動清掃の時期が到来した時に、他の室内機が自動清掃中又はサーモ作動中であると、時期到来室内機の自動清掃を遅延させ、室外機の運転を継続し、自動清掃中又はサーモ作動中の他の室内機が自動清掃を終了した後又はサーモが復帰した後に時期到来室内機の自動清掃を開始する。
こうすることで、圧縮機の運転を継続することができ、圧縮機の断続が回避でき、圧縮機の断続運転に伴なう、効率の低下を免れることができると共に、暖房時の圧縮機の停止からの立上げ時の低速運転,予熱運転などの時間を大幅に短縮でき、通算した暖房能力を増加させることができ、前述の各項の効果に加え、清掃動作時の暖房能力の低下状態からの暖房能力の回復が速い多室型空気調和機になる。
このため、自動清掃装置を備えフィルターのメンテナンスが容易で、運転効率が良く、通算暖房能力の大きい多室型空気調和機を得ることができる。
1 空気調和機
2a 室内機a
2b 室内機b
2c 室内機c
5a リモコンa
5b リモコンb
5c リモコンc
6 室外機
8 接続配管
10 制御部
20 筐体
21 筐体本体
21c 吊ボルト
25 化粧パネル
27 空気吸込み口
29 空気吹出し口
33 室内熱交換器
35 露受皿
37 ドレン配管
70 冷凍サイクル
72 冷媒流路切換弁
73 室外熱交換器
74 冷暖房絞り装置
75 圧縮機
78 細配管接続バルブ
79 太配管接続バルブ
81 アーム駆動装置
83 開閉アーム
171 室温センサー
231 フィルター
240 清掃装置
251 吸込パネル
290 吹出し風路
291 吹出風向板
311 送風ファン
313 送風モータ
396a 送受信部a
396b 送受信部b
396c 送受信部c
903 天井面

Claims (5)

  1. 多室型空気調和機において、フィルターの自動清掃装置を備えた複数の室内機が同時運転可能な運転モードで空調運転中に、運転時自動清掃の時期が到来した室内機の自動清掃を、該室内機の中の他の室内機が自動清掃中は、遅延させることを特徴とする多室型空気調和機。
  2. 多室型空気調和機において、フィルターの自動清掃装置を備えた複数の室内機が同時運転可能な運転モードで空調運転中に、運転時自動清掃の時期が到来した室内機の自動清掃を、該室内機の中の他の室内機が自動清掃中又はサーモ作動中の場合は、遅延させることを特徴とする多室型空気調和機。
  3. 請求項1又は2において、運転時自動清掃の時期が到来した前記室内機の自動清掃を、該室内機の中の他の全ての室内機が、自動清掃中又はサーモ作動中の場合は、遅延させることを特徴とする多室型空気調和機。
  4. 請求項1乃至3の何れかにおいて、前記自動清掃の遅延を、運転時自動清掃の時期が到来した前記室内機のサーモが復帰の状態である時に行うことを特徴とする多室型空気調和機。
  5. 請求項1乃至4の何れかにおいて、前記自動清掃の遅延を、前記運転モードが暖房の時に行うことを特徴とする多室型空気調和機。
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