JP2013148304A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、フィルタ自動清掃中における快適性の低下を抑制した多室型空気調和機を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明の空気調和機は、室外機と、室外機に接続された第1室内機及び第2室内機とを備え、第1室内機及び第2室内機は、それぞれ、吸込口及び吹出口、熱交換器、送風ファン、フィルタと、フィルタに付着した塵埃を除去するフィルタ自動清掃機構とを有し、第1室内機がフィルタ自動清掃機構によりフィルタを清掃中で且つ第2室内機が空調運転中に、第2室内機におけるフィルタの清掃開始時期となった場合、第1室内機におけるフィルタの清掃が終了した後に、第2室内機がフィルタ自動清掃機構によるフィルタの清掃を開始する。
【選択図】 図11

Description

本発明は、複数の室内機を備えた多室型の空気調和機に関する。
空気調和機は室内空気を熱交換器に循環させて、加熱、冷却、除湿機能等により調和空気にし、これを室内に吹出すことにより室内を空気調和する。また、空気調和機は、循環空気中の塵埃を除去するフィルタを備え、熱交換器に塵埃が付着し熱交換性能が低下することのないように、また、室内を清浄な空間にし、居住者が快適に過ごせるようにしている。フィルタには常に室内空気が循環しているので、室内空気中の塵埃が徐々に蓄積される。
このため、適宜な時期にフィルタを清掃する必要がある。しかしながら、家屋の全室を空調する建物等は空気調和機の数も多くなり、フィルタ清掃の手間も無視できない。更に、空気調和機は室内の高所に据付けられることが多く、フィルタの清掃自体が困難な場合がある。これに対して、フィルタの自動清掃装置を備えた空気調和機が実用化されている。
一方、家屋内の空気調和機の数が多くなると、室外機を設置する場所の確保が困難となる。これに対して、室外機の数を減らすため、1台の室外機に複数の室内機を接続した多室型の空気調和機が実用化されている。
このような従来技術として、フィルタの自動清掃装置を備え、且つ、1台の室外機に複数の室内機を接続した多室型空気調和機がある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、複数の室内ユニットのうちの何れかの検知センサが塵埃貯留部の塵埃貯留量が所定値に達したことを検出すると、リモコン側表示部に掃除サインが表示され、検知センサに対応する室内ユニットの本体側表示部に補助掃除サインが表示される。これにより、フィルタ部から除去された塵埃が溜まり込む塵埃貯留部の清掃のタイミングを確実に認識でき、且つ複数の室内ユニットのうちのどの室内ユニットの塵埃貯留部を清掃すべきかを特定可能な空気調和機を開示する。
しかしながら、1室に複数の室内機を据付け、これら複数の室内機を1台の室外機に接続するような多室型の空気調和機では、自動清掃に入った室内機の暖房/冷房が中断するため、暖房/冷房能力が不足する。さらに、同じ室内の複数の室内機が相次いで自動清掃に入ると、室温が設定温度から大きく離れ、快適性が損なわれる場合がある。
特開2009−174816号公報
本発明は、フィルタ自動清掃中における快適性の低下を抑制した多室型空気調和機を提供することを課題とする。
本発明の空気調和機は、室外機と、室外機に接続された第1室内機及び第2室内機とを備え、第1室内機及び第2室内機は、それぞれ、吸込口及び吹出口、吸込口から吸込んだ室内空気と熱交換する熱交換器、熱交換器で熱交換した室内空気を吹出口から吹出す送風ファン、吸込口と熱交換器との間に位置し側吸込口から吸込んだ室内空気から塵埃を除去するフィルタと、フィルタに付着した塵埃を除去するフィルタ自動清掃機構とを有し、第1室内機がフィルタ自動清掃機構によりフィルタを清掃中で且つ第2室内機が空調運転中に、第2室内機におけるフィルタの清掃開始時期となった場合、第1室内機におけるフィルタの清掃が終了した後に、第2室内機がフィルタ自動清掃機構によるフィルタの清掃を開始する。
本発明によれば、フィルタ自動清掃中における快適性の低下を抑制した多室型空気調和機を提供することができる。
空気調和機の斜視図。 図1の空気調和機の室内機の例1。 図1の空気調和機の室内機の例2。 空気調和機の冷凍サイクルの例1。 空気調和機の冷凍サイクルの例2。 室内機の制御フロー要部1。 室内機の制御フロー要部2。 室内機の清掃制御1フロー要部。 室内機の清掃制御2フロー要部。 室外機の制御フロー要部。 室外機の清掃可否判別フロー要部。 室外機の同室据付判定フロー要部。
最初に、空気調和機の運転状態とフィルタの自動清掃に関して次の言葉を定義する。
「暖房サイクル運転」:ヒートポンプサイクルで圧縮機を運転し、室内を加熱する運転
「冷房サイクル運転」:冷凍サイクルで圧縮機を運転し、室内を冷却する運転
「除湿サイクル運転」:除湿サイクルで圧縮機を運転し、室内を除湿する運転
「空調サイクル運転」:空調のための暖房サイクル運転、冷房サイクル運転、又は、除湿サイクル運転
「暖房運転」:暖房運転モードで空気調和機を運転している状態であり、暖房サイクル運転と、温度又は湿度調節装置による、低能力運転中又は、暖房サイクル運転の中断中を含む運転
「冷房運転」:冷房運転モードで空気調和機を運転している状態であり、冷房サイクル運転と、温度又は湿度調節装置による、低能力運転中又は、冷房サイクル運転の中断中を含む運転
「除湿運転」:除湿運転モードで空気調和機を運転している状態であり、除湿サイクル運転と、温度又は湿度調節装置による、低能力運転中又は、除湿サイクル運転の中断中を含む運転
「空調運転」:暖房運転モード、冷房運転モード、又は、除湿運転モードで空気調和機を運転している状態であり、暖房サイクル運転、冷房サイクル運転、又は、除湿サイクル運転と、温度又は湿度調節装置による、低能力運転中又は、暖房サイクル運転、冷房サイクル運転、又は、除湿サイクル運転の中断中を含む運転
「運転時自動清掃」:空調運転中に空調運転を一時中断して自動清掃を行い、自動清掃終了後、元の空調運転に戻るパターンの自動清掃
「停止操作時自動清掃」:空調運転の停止操作が行われたときに、空調運転を停止し、自動清掃を行うパターンの自動清掃
「停止タイマ自動清掃」:タイマによって空調運転の停止が行われたときに、空調運転を停止し、自動清掃を行うパターンの自動清掃
「停止時自動清掃」:停止操作時自動清掃と停止タイマ自動清掃の両方のパターンの自動清掃
「手動操作自動清掃」:空調の停止時に、手動操作によって自動清掃を行うパターンの自動清掃
「時期到来室内機」:前回の自動清掃からの空調又は送風の運転モードでの運転時間が自動清掃のパターンごとに定めた所定時間を経過した室内機
以下、本発明の詳細を説明する。まず、空気調和機の全体構成について図1〜図3を用いて説明する。図1は空気調和機の斜視図である。図2は図1の空気調和機の室内機の例1である。図3は図1の空気調和機の室内機の例2である。
図1において、符号1で総括的に示すのは多室型空気調和機であり、複数の室内機2a,2b,2cと室外機6とを接続配管8で繋ぎ、室内を空気調和する。図1に示したのは多室型空気調和機の一例であり、室内機として壁掛形室内機2a,2bと天井埋込形室内機2cの組合せた場合を示す。
以下の説明において、室内機2a,2b,2c用の同一の機能の部分を同じ符号で示し、室内機別に区別する時には同一の符号の後にa,b…を付けて区別する。なお、室内機を区別しない共通の説明の時には符号の後ろのa,b…を省略する。
室内機2a,2b,2cは、筐体本体21の中央部に配置された室内熱交換器33と、室内熱交換器33の下方に配置された露受皿35と、室内熱交換器33の気流の下流側に配置された横流ファン方式の室内送風機311と、筐体本体21の被空調空間に面して配置された化粧パネル25等を備える。化粧パネル25には、室内空気を吸込む空気吸込口27と、温湿度が調和された空気を吹出す空気吹出口29とが設けられる。
室内送風機311からの吹出し気流を室内送風機311の長さに略等しい幅を持つ吹出し風路290に流し、空気吹出口29に配した上下風向板291で気流の上下方向を偏向して室内に吹出す。
筐体本体21には、室内送風機311、室内熱交換器33、露受皿35等の基本的な内部構造体が取り付けられる。そして、これらの基本的な内部構造体は、筐体本体21、化粧パネル25からなる筐体20に内包され室内機2を構成する。また、化粧パネル25には、運転状況を表示する表示部と、別体のリモコン5との赤外線信号を授受する送受信部396とが配置される。
吸込パネル251は、化粧パネル25に設けた回動軸を支点として開閉アーム83をアーム駆動装置81で駆動することにより回動され、空気調和機の運転時に空気吸込口27を開くように構成される。これにより、運転時には空気吸込口27から室内機2内に室内空気が吸引される。
化粧パネル25の下面に形成される空気吹出口29は、吹出し風路290に連通する。上下風向板291は、閉鎖状態で、吹出し風路290をほぼ隠蔽する。上下風向板291は、両端部に設けた回動軸を支点にして、リモコン5からの指示に応じて、駆動モータにより空気調和機の運転時に所要の角度回動して空気吹出口29を開き、その状態に保持する。
室内機2は、内部に図示しない制御部10を備え、制御部10にマイコンが設けられる。このマイコンは、室内温度センサ、室内湿度センサ等の各種のセンサからの信号を受信すると共に、送受信部396を介してリモコン5との赤外線信号を授受する。マイコンは、これらの信号に基づいて、室内送風機311、吸込パネル駆動モータ、上下風向板駆動モータ等を制御すると共に、室外機6との通信を司り、室内機2を統括して制御する。
空気調和機の運転停止時には、図2、図3に破線で示すように、吸込パネル251は空気吸込口27を閉じるように、また、上下風向板291は空気吹出口29を閉じるように制御される。なお、リモコン5から指示することにより、空気調和機の運転中に上下風向板291を周期的に揺動させ、室内の広範囲に周期的に吹出し空気を送ることもできる。
露受皿35は、室内熱交換器33の下端部下方に配置され、冷房運転時や除湿運転時に室内熱交換器33に結露する凝縮水を受けるために設けられる。露受皿35で集められた凝縮水は、ドレン配管37を通して室外に排出される。
フィルタ231の吸込み面側に設けられた自動清掃装置240は、例えば、室内機が送風、暖房、冷房、除湿等の運転モードで空調した時間が所定時間を越えて且つ空調が停止したときにフィルタ231を自動的に清掃する。フィルタ231を自動的に清掃することにより、フィルタを清潔に維持すると共に、送風性能を維持して省エネ性能が低下しないようにする。このように、空調の停止操作が行われたときに空調を停止して行う自動清掃を「停止操作時自動清掃」という。これに対して、所定時間を越えた後に、空調を一時的に中断して自動清掃を行い、自動清掃終了後、元の空調に戻る方法を「運転時自動清掃」という。
リモコンを手動で操作して空気調和機を運転/停止させるときは停止操作時自動清掃が適用され、空気調和機を連続運転するときは運転時自動清掃が適用される。また、空調の停止をタイマに委ねる場合は、所定時間を越えた以降のタイマによる空調の停止時に自動清掃が行われ、これを停止操作時自動清掃と区別して「停止タイマ自動清掃」という。また、停止操作時自動清掃と停止タイマ自動清掃は清掃開始後の様態が同じなのでこれらを纏めて「停止時自動清掃」という。
手動操作での停止操作時自動清掃、タイマによる停止タイマ自動清掃、連続運転時の運転時自動清掃等のように、運転パターンの違いに応じて、自動清掃に移行するまでの前述の所定時間を変えるようにしてもよい。前回の自動清掃からの経過時間は自動清掃タイマでカウントされ、運転パターンの違いに応じて定めた所定時間が経過した時点で、運転パターンの違いに応じて運転時自動清掃が行われるか又はその時点以降の空調の停止時に停止時自動清掃が行われる。
次に、多室型空気調和機の制御について図4〜図5を用いて説明する。図4は空気調和機の冷凍サイクルの例1である。図5は空気調和機の冷凍サイクルの例2である。
図4は1台の室外機に室内機2台を接続した例であり、符号70で総括的に示すのは冷暖房用多室型空気調和機の冷凍サイクルである。図4において、75は圧縮機、72は冷媒流路切換弁、73は室外熱交換器、74は冷暖房絞り装置、78は細配管接続バルブ、33は室内熱交換器、79は太配管接続バルブ、171は室温センサである。
圧縮機75で圧縮された冷媒は冷媒流路切換弁72で流路が切換えられ、暖房時は太配管接続バルブ79、室内熱交換器33、細配管接続バルブ78、冷暖房絞り装置74、室外熱交換器73、冷媒流路切換弁72の順に流れて圧縮機75に戻り室内を暖房する。冷房時は冷媒流路切換弁72で流路が切換えられ、暖房時と逆の向きに冷媒が流れて室内を冷房する。また、室内熱交換器33を二分して直列につなぎ、二分された室内熱交換器33の間に除湿用絞り装置(図示せず)を用いて除湿運転を行う。
多室型空気調和機の動作について暖房を例にして説明する。多室型空気調和機の運転を開始する際には、まず、1台の室内機(例えば室内機2a)のリモコン5aで暖房運転を指示する。リモコン5aからの指示は赤外線で室内機2aの送受信部396aに送られ、室内機2aの制御部10aに達する。制御部10aは室内温度の設定と室温センサ171aからの温度情報に基づいて、必要な冷凍能力を演算し、室外機6に必要な圧縮機能力を要求圧縮機能力として伝達する。要求圧縮機能力の伝達を受けた室外機6は、室外機制御部(図示せず)で他の室内機からの要求圧縮機能力も考慮して、圧縮機75、室外送風機(図示せず)の回転数、冷暖房絞り装置74aの絞り量等を制御して、室内機2aにより室内を暖房する。
要求のあった室内が暖まり、室内機2aの室温センサ171aからの温度情報に基づいて室温が設定温度に達したと判断された場合、制御部10aは、温度調節装置(以下「サーモ」という。)が作動したとして、要求圧縮機能力をゼロにし、室外機6に伝達する。室内機2aから要求圧縮機能力ゼロの伝達を受けた室外機6は、他の室内機からの要求圧縮機能力も無い場合は、圧縮機の運転を停止する。また、他の室内機からの要求圧縮機能力がある場合は、その分の能力に見合うように、圧縮機75、室外送風機(図示せず)の回転数等を減速する。
このとき、要求圧縮機能力ゼロの室内機2a用の冷暖房絞り装置74aを完全に遮断すると、高圧冷媒が室内機2aの冷媒回路に液状で溜まり込み、冷凍サイクルが冷媒不足の状態に陥る。これを防ぐため、室内機2a用の冷暖房絞り装置74aを完全に遮断することを避け、少し開いて室内機2aの冷媒回路にも冷媒が流れるようにして、この回路に液状冷媒が溜まり込むのを防止する。このため、室内機2aの熱交換器33aには高温冷媒が少し流れるので、室内送風機311を停止にし、室内での熱交換を極力抑制する。
しかし、室内送風機311を完全に停止にすると、室内機の構造によっては熱交換器33aに流れる高温冷媒により室内機の内部が暖められ、室内機内部に設けられた室温センサ171aの温度が、室内の温度と乖離し、サーモが正常に働かなくなる恐れがある。このため更に、室内送風機311を超低速で回転させて、室温センサ171a部の温度を室温と乖離させないようにしたり、室内送風機311を定期的に短時間回転させて、その間の室温センサ171aの温度情報のみを有効とするようにする。
図5は1台の室外機に室内機4台を接続した例であり、符号70で総括的に示すのは冷暖房用多室型空気調和機の冷凍サイクルである。この場合も、室内機は、室内機2台を接続した例と同様に運転され、室外機も暖房しようとする室内機の要求圧縮機能力と他の室内機の要求圧縮機能力との関係に基づいて、前述と同様に運転される。
このように、暖房の場合は、上述のように運転され、暖房要求のあった室内を適切な暖房能力で暖房する。
更に、冷房や除湿の場合も、室外機6は暖房と逆の冷凍サイクルで、冷房又は除湿しようとする室内機の要求圧縮機能力と他の室内機の要求圧縮機能力との関係に基づいて、前述と同様に運転される。サーモが動作したときの制御は、その室内機用の冷暖房絞り装置74を遮断する。これは、暖房と違い室内熱交換器33は低圧に保たれ、遮断された冷媒回路の冷媒はガス状に維持され、冷凍サイクルが冷媒不足に陥る恐れがないためである。従って、サーモ作動時に室内送風機311の運転を継続しても支障はない。
次に、多室型空気調和機における自動清掃装置の制御について図6〜図12を用いて説明する。室内機に清掃時期が到来してから自動清掃を遅延させるまでの制御について図6〜図11を用いて説明する。図6は室内機の制御フロー要部1である。図7は室内機の制御フロー要部2である。図8は室内機の清掃制御1フロー要部である。図9は室内機の清掃制御2フロー要部である。図10は室外機の制御フロー要部である。図11は室外機の清掃可否判別フロー要部である。
ここで、複数の室内機が暖房運転を行っている場合に、1台の室内機(以下「本室内機」という。)に運転時自動清掃の時期が到来しても自動清掃を遅延させ、その後に自動清掃を開始し、終了するまでを例にして説明する。また、多室型空気調和機の通常の運転制御についての説明は割愛し、多室型空気調和機の自動清掃制御に重点を置いて説明する。
図6において、空調運転中にステップS140で清掃開始フラグ(後述する図9において、自動清掃装置を駆動した(ステップS317)後に、ステップS320でオンになる)がオンであるか否かをチェックする。清掃開始フラグがオンになっている場合は、既に自動清掃を開始して、室内送風機は停止し、暖房能力は不要となるので、ステップS141に進んで、要求圧縮機能力をゼロに設定し、図7のステップS150に進む。清掃開始フラグがオフの場合は、自動清掃が行われていないので、空調を継続すべく、室温の設定温度と室温センサからの温度情報に基づいて要求圧縮機能力を演算/設定して、図7のステップS150に進む。本室内機ではまだ清掃を開始していないので、清掃開始フラグはオフであり、ステップS146及び(B)を経て、図7のステップS150に進む。
図7のステップS150では、フィルタの自動清掃の時期が到来したか否かをチェックする。具体的には、前回の自動清掃からの停止以外の運転モード(暖房、冷房、除湿、送風等の運転モード)での経過時間が、各自動清掃(運転時自動清掃、停止操作時自動清掃又は停止タイマ自動清掃)のパターンに応じて定めた所定の時間に達しているか否かを、自動清掃タイマがタイムアップしているか否かで判断する。
また、同様に、手動操作での自動清掃の要求があったか否かをチェックする。自動清掃タイマのタイムアップ又は手動操作自動清掃の要求があった場合はステップS200に進み、否の場合はステップS251に進む。本室内機は運転時自動清掃の時期が到来して時期到来室内機になっているので、ステップS200の清掃制御1に進む。
ステップS200では図8に示す清掃制御1に入る。ステップS210では、既に自動清掃装置の駆動が開始されているので、自動清掃が終了するのを待つため、清掃終了フラグ(後述する図9において、清掃が終了するとステップS332でオンになる)をチェックする。自動清掃タイマのリセット後から自動清掃装置が清掃を実行している間は、清掃終了フラグはオフのままになる。
本室内機では自動清掃が開始していないので清掃終了フラグはオフであり、ステップS210からステップS226に進む。室外機に自動清掃の許可を求めるため室外機に送る清掃送信データをオンに設定し、ステップS227から図7に示すステップS251に進む。この清掃送信データは後の図8のステップS212でオフに設定されるまで、オンに維持される。図7のステップS251で、リモコンからの指示内容、センサデータ、タイマデータなどから運転内容に応じて、室外機に送るべきデータを設定する。ステップS252で、室外機に自動清掃の許可要求も含めたデータを送信する。
室外機の制御フローを図10に示す。ステップS402で室内機からのデータを受信する。ステップS405で室外機の運転モードを他の室内機の運転モードも含めて矛盾の無いように決定する。次に、ステップS410に進んで、室内機からのデータに清掃要求を示す清掃送信データがオンか否かをチェックする。オンの場合はステップS450に進み、図11に示す清掃可否判別を行う。本室内機では先に図8のステップS226で清掃送信データをオンにしているので、ステップS450に進む。
ステップS450から図11のステップS480に進み、同一の室内に、同じ室外機に接続されていて、同時運転可能な空調運転モードで運転中の他の室内機に自動清掃中の室内機があるか、又は、清掃中若しくは清掃終了後所定時間未経過と判定された室内機があるかをチェックする。このような室内機がある場合は、清掃要求のあった室内機の清掃開始を禁ずるため、ステップS491で清掃可否データを否に設定し、ステップS497から図10のステップS501に進む。本室内機では、自動清掃が不可である場合なので、ステップS491で清掃可否データが否となって、図10のステップS501に進む。
清掃可否データはステップS502で清掃要求のあった室内機に伝達される。室内機は図7のステップS255で、室外機からのデータを受信し、ステップS260で受信データ中の清掃可否データをチェックする。清掃可である場合は、自動清掃を開始するためステップS300の清掃制御2に進む。ステップS260で清掃不可である場合は、自動清掃を開始しないままステップS351に進み、室内機を適宜制御する。
本室内機では、先に、図11のステップS491で清掃可否データが否になっているので、ステップS260から直接ステップS351に進み、自動清掃が開始せず、自動清掃の開始を遅延させる。次に、ステップS360に進み、運転モードが停止であるか否かチェックし、本室内機は暖房運転中であるので(A)を介して図6のステップS136に進む。
ステップS136では、室内機の各部に設けられたセンサからのデータや各種タイマのデータを取得して、ステップS140に進み、ステップS140で清掃開始フラグがオンであるか否かをチェックする。本室内機は自動清掃の許可が得られず、清掃の開始が遅延している状態なので清掃開始フラグはオフのままで、以下、前述のように、ステップS140、S146、(B)、S150、S200、S201、S210、S226、S227、S251、S252、S402、S405、S410、S450、S451、S480、S491、S497、S501、S502、S255、S260、S351、S360、(A)、S136、S140の経路をたどって清掃の遅延が続く。この状態がステップS480であり、同じ室外機に接続されていて同時運転可能な空調運転モードで運転中の他の室内機に、自動清掃中又は自動清掃終了後所定時間未経過の同室据付けと判定された室内機がなくなるまで続く。
図11のステップS480で、他に自動清掃中又は清掃終了後所定時間未経過の同室据付けと判定された室内機がないと判定されると、ステップS480からステップS496に進み、清掃可否データが可に設定される。その後、ステップS497から図10のステップS501に進む。以下、ステップS502、S255、S260と進んで、ステップS260で自動清掃が許可されているのでステップS300の清掃制御2に進む。
清掃制御2では、図9に示すように、ステップS302で自動清掃の開始に先立ち、室内送風機を停止し、ステップS310に進んで清掃開始フラグをチェックする。本室内機ではまだ自動清掃装置の駆動が開始されていないので、清掃開始フラグはオフでステップS316に進み、自動清掃装置の駆動諸元を設定する。
次に、ステップS317で自動清掃装置の駆動を開始し、ステップS320で清掃開始フラグをオンにし、ステップS336から図7のステップS351に進む。ステップS351、S360、(A)、S136を前述と同様に実行する。ステップS140では、室内送風機は停止し、自動清掃を開始し、清掃開始フラグが図9のステップS320でオンであり、従って、暖房能力は不要なので、ステップS141に進んで、要求圧縮機能力をゼロに設定する。その後、(B)を介して図7のステップS150に進む。
図7のステップS150では、本室内機に運転時自動清掃の時期が到来して清掃タイマがタイムアップした状態、又は、手動操作による清掃要求が続いている状態なので、ステップS200の清掃制御1に入る。次に、図8のステップS210に進んで、清掃終了フラグをチェックする。清掃終了フラグはオフのままなので、ステップS226に進んで、清掃送信データのオン設定を継続する。その後、ステップS227から図7のステップS251に戻る。図7のステップS251からステップS260で、清掃可でステップS300の清掃制御2に進むまでは前述のように進行する。
清掃制御2では、図9に示すように、ステップS302で、室内送風機の停止を継続し、ステップS310に進んで清掃開始フラグをチェックする。本室内機では、既に自動清掃装置の駆動が開始され、清掃開始フラグはオンになっているのでステップS311に進み、自動清掃装置の駆動を継続する。
その後、ステップS330に進み、自動清掃が終了したか否かチェックする。自動清掃装置での清掃が終了していなければ、ステップS336に進み、図7のステップS351に戻る。本室内機は自動清掃が開始したばかりで、自動清掃中なので、清掃終了フラグはオフのままで、上述のように、ステップS330から直にステップS336を介して、図7のステップS351に進む。以下、前述のようにステップS351、S360、(A)、S136、S140、S141、(B)、S150、S200、S201、S210、S226、S227、S251、S252、S402、S405、S410、S450、S451、S480、S496、S497、S501、S502、S255、S260、S300、S301、S302、S310、S311、S330、S336、S351の経路で自動清掃が継続し、この状態が図9のステップS330で自動清掃装置での清掃が終了するまで続く。
自動清掃が終了すると、図9のステップS330からステップS331に進み、室内送風機の運転を再開する。ステップS332で清掃終了フラグをオンにし、ステップS335で清掃開始フラグをオフにして、ステップS336から図7のステップS351に進む。ステップS351、S360、(A)、S136は前述のように実行される。ステップS140では清掃開始フラグがオフのため、空調を再開すべく、ステップS146で室温の設定温度と室温センサからの温度情報に基づいて要求圧縮機能力を演算/設定して、図7のステップS150に進む。
図7のステップS150では、清掃タイマがタイムアップしたままなので清掃要求ありの状態と認識され、ステップS200に進む。
その後、図8のステップS210で清掃終了フラグの設定をチェックする。清掃終了フラグはステップS332でオンに変わっているので、ステップS210からステップS211に進み、自動清掃タイマをリセットして、次回の自動清掃までの時間計測を開始する。次に、ステップS212に進んで清掃送信データをオフに設定し、清掃が終了したことを室外機に伝達する。
次に、ステップS215に進んで清掃終了フラグをオフにする。自動清掃装置の次回の駆動に備えて、ステップS227から図7のステップS251に進む。以下、ステップS251、S252、S402、S405、S410と各ステップが実行される。ステップS252で室外機に送信されるデータ中の清掃送信データはステップS212でオフに設定されているので、図10のステップS410では清掃要求無となる。その後、ステップS420に進んで、清掃可否データを否に設定し、ステップS502で室内機に伝達する。図7のステップS255で清掃不可のデータを受け取った室内機は清掃制御2を行わないので、自動清掃装置は駆動されない。以下、ステップS260、S351、S360、(A)、S136、S140、S146、(B)、S150、S251、S252、S402、S405、S410、S420、S501、S502、S255、S260の各ステップが実行され、本室内機はリモコンからの停止操作、タイマによる停止、又は次回の運転時自動清掃の時期到来までの間、空調を続行する。
なお、室内機が清掃要求発生時から清掃動作中に室外機に送る清掃送信データに代えて、室内機の清掃動作の開始時に清掃開始データを送り、清掃動作を終了時に清掃終了データを送って、室外機で室内機が清掃動作中か否かを判断しても同様の結果を得ることができる。
また、清掃時期が到来したときに、室内機から清掃送信データを室外機に送ることで、室外機から清掃可否データが室内機に送られるまでの間、室内機が清掃許可待ち中の状態であると室外機で判断しているが、清掃送信データに代えて、清掃許可待ち中に室外機に清掃許可待機データを送信し、室外機から清掃可のデータを受信したときに、清掃許可待機データを停止するようにしても同様の結果を得ることができる。
このように、本実施例の多室型空気調和機は、フィルタの自動清掃装置を備えた2台以上の室内機が同一室内に据付けられていると判断される状態で同時運転可能な運転モードで空調運転中に、運転時自動清掃の時期が到来した室内機(時期到来室内機)の自動清掃を、他の室内機が自動清掃を終了してから(又は他の室内機が自動清掃を終了して所定時間経過してから)開始する。
これにより、同じ室内に据付けられた2台以上の室内機が同時に自動清掃中となることを回避でき、自動清掃中の冷暖房能力の低下を抑制することができる。また、運転時自動清掃の時期が到来した室内機(時期到来室内機)の自動清掃を、他の室内機が自動清掃を終了して所定時間経過してから開始することにより、さらに、1台の室内機の自動清掃が終了しても、所定の時間は同室の他の室内機が自動清掃を開始するのを回避できるので、自動清掃中の冷暖房運転の中断による冷暖房能力の低下が連続するのを避けることができる。つまり、初めの1台の室内機の自動清掃が終了後冷暖房運転に復帰して、室内の温度が設定温度近くに戻ってから他の室内機が自動清掃に入るので、その間に、初めの1台の自動清掃中に乱れた室内の温度をある程度回復できるため、在室者の快適性が損なわれるのを防ぐことができる。従って、自動清掃中の快適性の低下がより抑制された多室型空気調和機を提供することができる。
次に、多室型空気調和機において、本発明の対象となる複数の室内機が同一の室内に据付けられているか否かを判定する判定法について説明する。本実施例においては、複数の室内機がそれぞれ有する据付け位置情報に基づいて、これら室内機が同一室内に設置されているか否かを判断する。具体的には、同室内に複数の室内機が据付けられている場合、室内機をグループ分けし、同室内の室内機に同じグループ名を付け、これを室外機に登録しておくことで、図11のステップS480のチェックが容易になる。具体的には、各室内機に選択スイッチを備え、室内機を据付けたときに、各室内機がどのグループに属しているかを選択スイッチの設定で明らかにする。この方法によれば、単純な論理で、明確にグループを決定することができ、自動清掃の遅延動作も確実に行うことができる。
また、室内機が搭載するセンサが出力する情報(センサが出力するデータの相関性)を基に、複数の室内機が同室に据付けられているか否かを判定することもできる。図12は室外機の同室据付判定フロー要部である。同室据付けの判定は、図12のフローにより、まず、ステップS554で運転中の各室内機のセンサ(例えば汚れセンサ)のデータを一定時間ごとに所定回蓄積し、以降、一定時間ごとに、蓄積データを更新する。本実施例では、据付後の運転開始からデータの蓄積を始め、一定時間を1分とし、所定回数を60回とする。自動清掃は累積の送風機運転時間が8時間に達すると開始するように設定し、累積の送風機運転時間が8時間に達するまでに、十分なデータの蓄積が可能となる。
次に、ステップS557で蓄積データの山/谷を抽出し、ステップS560に進んで、山/谷の時刻が所定範囲内で、また、所定レベルの範囲内で連続してm回一致した場合に同室据付けと判定し、室内機をグループ登録する。本実施例では時刻の所定範囲を3分、レベルの所定範囲を平均値からの偏差の10%、連続回数をm=3とする。この場合、所定回数の60回の中に山/谷が表れない場合もあるが、山/谷が表れたときの一致、不一致をm回記憶しておくことで、同室据付けの判定を支障なく行うことができる。ここで、m回連続して一致した場合は、一致した室内機に、同一のグループ名を付与し、室外機のメモリーに登録する。
ステップS563で、山/谷の時刻又はレベルの範囲が連続してn回一致しなかった場合には、同室据付けのグループから抹消する。実施例では連続不一致回数をn=3とした。このようにすることで、たまたまデータが一致してしまった同室でない室内機があっても、同室でない場合は速やかに非同室の判定に覆るので、実用上の支障はない。
また、室内機が搭載するセンサとして音センサを用いることもできる。本実施例では一定時間を1分、所定回数を60回、時刻の所定範囲を3分、レベルの所定範囲を3dB、連続回数をm=3、連続不一致回数をn=3とする。この場合も、同室据付けの判定を良好に行うことができた。
このように、実施例の多室型空気調和機は、同一室内に据付けられていると判断される状態を、各室内機毎に設定された据付け情報又は各室内機に備えられた室内状態の検知センサの情報を基に認識する。これにより、同じ多室型空気調和機に繋がる複数の室内機の中のどの室内機が同じ室内に据付けられているかを正しく認識することができ、同じ室内に据付けられた室内機の自動清掃が連続して行われるのを防ぎ、室内の快適性が大きく損なわれるのを防止することができる。このため、自動清掃中の快適性の低下が少ない多室型空気調和機を提供することができる。
本実施例の多室型空気調和機は、同一室内に据付けられていると判断される状態を認識する情報に汚れセンサからの情報を含む。これにより、同じ多室型空気調和機に繋がる複数の室内機の中のどの室内機が同じ室内に据付けられているかを、室内機に備えられた汚れセンサからの情報により、正しく認識することができ、同じ室内に据付けられた室内機の自動清掃が連続して行われるのを防ぎ、室内の快適性が大きく損なわれるのを防止することができる。このため、自動清掃中の快適性の低下が少ない多室型空気調和機を提供することができる。
本実施例の多室型空気調和機は、同一室内に据付けられていると判断される状態を認識する情報に音センサからの情報を含む。これにより、同じ多室型空気調和機に繋がる複数の室内機の中のどの室内機が同じ室内に据付けられているかを、室内機に備えられた音センサからの情報により、正しく認識することができ、同じ室内に据付けられた室内機の自動清掃が連続して行われるのを防ぎ、室内の快適性が大きく損なわれるのを防止することができる。このため、自動清掃中の快適性の低下が少ない多室型空気調和機を提供することができる。
また、室内機が搭載するセンサとして温度センサを用いることもできる。この場合、空気調和機を運転していることから、温度データの平均値からの偏差が小さい値になる。従って、レベルの所定範囲を平均値からの偏差の10%とすると、きわめて小さい値になり、誤判定に繋がるので、レベルの所定範囲を室外温度との差の10%とする。このように、レベルの所定範囲を定めることで、同室据付けの判定を良好に行うことができた。
本実施例の多室型空気調和機は、同一室内に据付けられていると判断される状態を認識する情報に温度センサからの情報を含む。これにより、同じ多室型空気調和機に繋がる複数の室内機の中のどの室内機が同じ室内に据付けられているかを、室内機に備えられた温度センサからの情報により、正しく認識することができ、同じ室内に据付けられた室内機の自動清掃が連続して行われるのを防ぎ、室内の快適性が大きく損なわれるのを防止することができる。このため、自動清掃中の快適性の低下が少ない多室型空気調和機を提供することができる。
以上、本実施例の空気調和機は、室外機と、室外機に接続された第1室内機及び第2室内機とを備え、第1室内機及び第2室内機は、それぞれ、吸込口及び吹出口、熱交換器、送風ファン、フィルタと、フィルタに付着した塵埃を除去するフィルタ自動清掃機構とを有し、第1室内機がフィルタ自動清掃機構によりフィルタを清掃中で且つ第2室内機が空調運転中に、第2室内機におけるフィルタの清掃開始時期となった場合、第1室内機におけるフィルタの清掃が終了した後に、第2室内機がフィルタ自動清掃機構によるフィルタの清掃を開始する。これにより、同じ室内に据付けられた2台以上の室内機が同時に自動清掃中となることを回避でき、自動清掃中の冷暖房能力の低下を抑制することができる。
また、本実施例の空気調和機は、第1室内機が前記フィルタ自動清掃機構によりフィルタを清掃中で且つ第2室内機が空調運転中に、第2室内機におけるフィルタの清掃開始時期となった場合、第1室内機におけるフィルタの清掃が終了した後であって且つ所定期間が経過した後に、第2室内機がフィルタ自動清掃機構によるフィルタの清掃を開始することができる。これにより、第1室内機の自動清掃運転終了後すぐに連続して第2室内機が自動清掃運転に移行するのを回避できるので、自動清掃中の冷暖房運転の中断により冷暖房能力が連続して低下するのを回避することができる。つまり、第1室内機の自動清掃終了後、冷暖房運転に復帰して、室内の温度が設定温度近くに戻ってから、第2室内機が自動清掃に入るので、第1室内機の自動清掃終了後第2室内機自動清掃開始までの間に、第1室内機の自動清掃中に乱れた室内の環境がある程度回復するため、在室者の快適性が大きく損なわれるのを防ぐことができる。
また、第1室内機及び第2室内機が有する据付け位置情報に基づいて、第1室内機及び第2室内機が同一室内に設置されているか否かを判定する。これにより、多室型空気調和機に接続された複数の室内機のうち、どの室内機が同じ室内に据付けられているかを正しく認識することができる。従って、同じ室内に据付けられた室内機の自動清掃が連続して行われるのを防ぎ、室内の快適性が大きく損なわれるのを防止することができる。
また、第1室内機及び第2室内機に設けられたセンサからのデータの相関性に基づいて、第1室内機及び第2室内機が同一室内に設置されているか否かを判定する。特に、これらのセンサとして、汚れセンサ、音センサ、温度センサを用いることができる。これにより、多室型空気調和機に接続された複数の室内機のうち、どの室内機が同じ室内に据付けられているかを正しく認識することができる。従って、同じ室内に据付けられた室内機の自動清掃が連続して行われるのを防ぎ、室内の快適性が大きく損なわれるのを防止することができる。
1 空気調和機
2a 室内機a
2b 室内機b
2c 室内機c
5a リモコンa
5b リモコンb
5c リモコンc
6 室外機
8 接続配管
10 制御部
20 筐体
21 筐体本体
21c 吊ボルト
25 化粧パネル
27 空気吸込口
29 空気吹出口
33 室内熱交換器
35 露受皿
37 ドレン配管
70 冷凍サイクル
72 冷媒流路切換弁
73 室外熱交換器
74 冷暖房絞り装置
75 圧縮機
78 細配管接続バルブ
79 太配管接続バルブ
81 アーム駆動装置
83 開閉アーム
171 室温センサ
230 フィルタ
240 清掃装置
251 吸込パネル
290 吹出し風路
291 上下風向板
311 室内送風機
313 送風モータ
396a 送受信部a
396b 送受信部b
396c 送受信部c
903 天井面

Claims (7)

  1. 室外機と、前記室外機に接続された第1室内機及び第2室内機と、を備え、
    前記第1室内機及び前記第2室内機は、それぞれ、吸込口及び吹出口、前記吸込口から吸込んだ室内空気と熱交換する熱交換器、前記熱交換器で熱交換した室内空気を前記吹出口から吹出す送風ファン、前記吸込口と前記熱交換器との間に位置し、前記側吸込口から吸込んだ室内空気から塵埃を除去するフィルタと、前記フィルタに付着した塵埃を除去するフィルタ自動清掃機構と、を有し、
    前記第1室内機が前記フィルタ自動清掃機構により前記フィルタを清掃中で且つ前記第2室内機が空調運転中に、前記第2室内機における前記フィルタの清掃開始時期となった場合、前記第1室内機における前記フィルタの清掃が終了した後に、前記第2室内機が前記フィルタ自動清掃機構による前記フィルタの清掃を開始する空気調和機。
  2. 請求項1において、前記第1室内機が前記フィルタ自動清掃機構により前記フィルタを清掃中で且つ前記第2室内機が空調運転中に、前記第2室内機における前記フィルタの清掃開始時期となった場合、前記第1室内機における前記フィルタの清掃が終了した後であって且つ所定期間が経過した後に、前記第2室内機が前記フィルタ自動清掃機構による前記フィルタの清掃を開始する空気調和機。
  3. 請求項1において、前記第1室内機及び前記第2室内機が同一室内に設置されていると判断した場合であって、前記第1室内機が前記フィルタ自動清掃機構により前記フィルタを清掃中で且つ前記第2室内機が空調運転中に、前記第2室内機における前記フィルタの清掃開始時期となった場合、前記第1室内機における前記フィルタの清掃が終了した後に、前記第2室内機が前記フィルタ自動清掃機構による前記フィルタの清掃を開始する空気調和機。
  4. 請求項2において、前記第1室内機及び前記第2室内機が同一室内に設置されていると判断した場合であって、前記第1室内機が前記フィルタ自動清掃機構により前記フィルタを清掃中で且つ前記第2室内機が空調運転中に、前記第2室内機における前記フィルタの清掃開始時期となった場合、前記第1室内機における前記フィルタの清掃が終了した後であって且つ所定期間が経過した後に、前記第2室内機が前記フィルタ自動清掃機構による前記フィルタの清掃を開始する空気調和機。
  5. 請求項3又は4において、前記第1室内機及び前記第2室内機が有する据付け位置情報に基づいて、前記第1室内機及び前記第2室内機が同一室内に設置されているか否かを判断する空気調和機。
  6. 請求項3又は4において、前記第1室内機及び前記第2室内機に設けられたセンサからのデータの相関性に基づいて、前記第1室内機及び前記第2室内機が同一室内に設置されているか否かを判断する空気調和機。
  7. 請求項6において、前記センサが、汚れセンサ、音センサ、温度センサの少なくとも何れかである空気調和機。
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