JP6221934B2 - 給湯機リモコン及び給湯機 - Google Patents

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Description

本発明は、浴室に配置される給湯機リモコン及び当該給湯機リモコンを備えた給湯機に関する。
従来技術として、特許文献1に記載されているように、赤外線センサにより浴室内の入浴者の動作を監視する浴室用リモコン(リモートコントローラ)を備えた給湯機が知られている。従来技術の浴室用リモコンは、入浴者の有無を検出する焦電型の赤外線センサと、人体を2次元的に検出するサーモパイル型の赤外線センサアレイとを備えている。また、他の従来技術として、特許文献2に記載されているように、赤外線センサと人体検出センサとが搭載された撮像装置を浴室の天井に設置し、入浴者の人体を広い視野で検出可能な温水機器が知られている。
特開2002−269655号公報 特開2001−299622号公報
上記特許文献1に記載された従来技術では、赤外線センサ及び赤外線センサアレイを利用している。しかしながら、高温となる浴室内においては、室内温度と体温との差が小さいので、赤外線により人体を安定的に検出するのが難しいという問題がある。特に、入湯中の人体は湯温に近い温度となるので、人体の検出が更に困難となる。
一方、特許文献2に記載された従来技術では、赤外線センサと人体検出センサとを併用する構成を採用している。しかしながら、この従来技術において、赤外線センサは、浴室内の人体の有無を検出する機能しか備えていないので、例えば人体検出カメラが十分に機能しないような場合、即ち、例えば浴室内の照明が不十分であったり、入浴者が体を動かさずに静止していた場合に、人体を安定的に監視するのが難しいという問題がある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、様々な状況において、浴室内に存在する入浴者の状態を安定的に検出することが可能な給湯機リモコン及び給湯機を提供することにある。
本発明に係る給湯機リモコンは、給湯機を操作するための操作部と、赤外線を受光して浴室内の2次元温度分布データを取得する赤外線センサと、可視光を受光して浴室内の2次元画像データを取得する可視光カメラと、赤外線センサにより取得した2次元温度分布データと可視光カメラにより取得した2次元画像データとを重ね合わせる画像処理を行うことにより、入浴者の人体を2次元画像として抽出し、当該入浴者の体温分布と、浴槽水の湯温とを検出する人体検出手段と、を備えている。
本発明によれば、赤外線センサにより取得した2次元温度分布データと、可視光カメラにより取得した2次元画像データとを組合わせることにより、様々な状況において、浴室内に存在する入浴者の状態を安定的に検出することができる。
本発明の実施の形態1による貯湯式の給湯機を示す構成図である。 本発明の実施の形態1による浴室リモコンを単体で示す正面図である。 図2中の画像センサユニットを示す正面図である。 図2中の画像センサユニットを示す斜視図である。 浴室リモコンの配置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1において、実行される制御の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2による浴室リモコンを単体で示す正面図である。
実施の形態1.
以下、図1から図6を参照して、本発明の実施の形態1について説明する。図1は、本発明の実施の形態1による貯湯式の給湯機を示す構成図である。この図に示すように、本実施の形態による給湯機は、加熱装置1とタンクユニット2とを備えている。加熱装置1は、貯湯タンク3に貯留する湯水を加熱(沸上げ)するもので、例えばヒートポンプユニットにより構成されている。加熱装置1は、圧縮機203、放熱器204、膨張弁205及び蒸発器206等の機器と、これらの機器を環状に接続する冷媒配管207とを備えており、各機器を循環する二酸化炭素等の冷媒により湯水を加熱する。なお、加熱装置1は、高圧側において臨界圧を越える状態で運転することが好ましい。また、本発明では、ヒートポンプユニット以外の加熱装置を採用してもよい。
タンクユニット2は、貯湯タンク3と、追焚き熱交換器101と、後述する各種のポンプ、弁類及び配管とを備えている。貯湯タンク3は、上部側に高温水が滞留し、下部側に低温水が滞留する積層式タンクにより構成されている。貯湯タンク3の上部には、温水導出口211及び温水導入口213が設けられ、貯湯タンク3の下部には、水導入口212及び水導出口214が設けられている。貯湯タンク3に温水を貯留する沸上げ運転時には、沸上げポンプ215が作動することにより、水導出口214から低温水が取出される。この低温水は、沸上げポンプ215及び沸上げ往き配管216を介して放熱器204に導入され、放熱器204により加熱される。そして、放熱器204から流出した高温水は、沸上げ戻り配管217及び三方弁218を介して温水導入口213に流入し、貯湯タンク3に貯湯される。このように、沸上げポンプ215、沸上げ往き配管216、沸上げ戻り配管217及び三方弁218は、貯湯タンク3に貯湯する貯湯回路を構成している。
貯湯タンク3の温水導出口211には、例えば給湯栓、シャワー等の給湯端末に給湯するための給湯配管50が接続されている。また、水導入口212には、市水等の低温水が供給される給水配管51が接続されている。給水配管51は、貯湯タンク3及び混合弁53に低温水を供給する。また、給湯配管50と追焚き往き配管103とは、浴槽給湯配管52を介して接続され、浴槽給湯配管52の途中には、三方弁等からなる混合弁53が設けられている。混合弁53は、給水配管51から導入される低温水と給湯配管50から供給される高温水を混合して追焚き往き配管103に供給するものである。混合弁53は、浴槽給湯配管52を介して追焚き往き配管103に供給される温水の温度を調整することができる。
追焚き熱交換器101は、貯湯タンク3内の高温水を利用して、浴槽111に貯留された浴槽水を加熱(追焚き)するものである。追焚き熱交換器101の1次側と貯湯タンク3との間には、追焚き配管102が設けられている。追焚き配管102は、貯湯タンク3の上部側から取出した高温水を追焚き熱交換器101の1次側に流通させてから貯湯タンク3の下部側に戻すものである。なお、追焚き配管102には、貯湯タンク3内の高温水を追焚き配管102に流通させる加熱ポンプ(図示せず)が設けられている。
追焚き熱交換器101の2次側には、追焚き往き配管103と、追焚き戻り配管104とが設けられている。これらの配管103,104は浴室109まで伸長し、浴槽アダプタ110を介して浴槽111に接続されている。浴槽水を追焚きする追焚き運転時には、追焚き配管103に設けられた追焚きポンプ105が作動することにより、浴槽111から取出された浴槽水が追焚き往き配管103及び追焚きポンプ105を介して追焚き熱交換器101の2次側に導入される。この浴槽水は、1次側の高温水により加熱された後に、追焚き戻り配管104を介して浴槽111に戻される。このように、追焚き熱交換器101、追焚き配管102、追焚き往き配管103、追焚き戻り配管104及び追焚きポンプ105は、浴槽水を加熱する追焚き回路を構成している。
本実施の形態のシステムは、給湯機の運転状態を制御する制御装置120を備えている。制御装置120は、給湯機に搭載された各種センサの出力に基いて、各種のアクチュエータを駆動することにより、前述の沸上げ運転、追焚き運転及び給湯動作を実行する。上記アクチュエータには、加熱装置1、混合弁53、追焚きポンプ105、沸上げポンプ215、三方弁218等が含まれている。また、給湯動作では、例えばリモコン121,122により設定された給湯温度に基いて混合弁53を駆動することにより、浴槽111に供給される温水の温度が給湯温度と等しくなるように制御する。
次に、給湯機に備えられた台所リモコン121及び浴室リモコン122について説明する。なお、本明細書では、台所リモコン121と浴室リモコン122とを纏めて「リモコン121,122」と表記する場合がある。台所リモコン121は、台所から給湯機を操作するための機器であり、後述の画像センサユニット126を除いて浴室リモコン122とほぼ同様に構成されている。リモコン121,122と制御装置120とからなる3つの機器は、相互に通信する機能を備えている。
(浴室リモコン)
浴室リモコン122は、浴室109から給湯機を操作するための給湯機リモコンであり、図1に示すように、浴室109の側壁面に配置されている。図2は、本発明の実施の形態1による浴室リモコンを単体で示す正面図である。浴室リモコン122は、図2に示すように、ケーシング123、操作部124、表示部125、画像センサユニット126及び制御部130を備えている。ケーシング123は、例えば四角形状に形成されたケース本体123Aと、ケース本体123Aから上方に突出したセンサ搭載部123Bとを備えており、センサ搭載部123Bには、画像センサユニット126が搭載されている。
操作部124は、図2に示すように、複数種類の操作ボタン、操作スイッチ等により構成されている。浴室リモコン122を使用するユーザは、操作部124を操作することにより、例えば給湯機の運転状態の切換、給湯温度の設定、沸上げ温度及び沸上げ湯量の設定等を行うことができる。表示部125は、浴室リモコン122の操作状況、給湯機及び台所リモコン121の作動状態等を表示する。
制御部130は、浴室リモコン122を制御するもので、記憶回路を備えた演算処理装置により構成されている。制御部130は、表示部125の表示内容を設定する機能と、後述の可動マウント127を揺動させる機能と、後述の赤外線センサ128及び可視光カメラ129により取得したデータを処理する機能と、制御装置120及び台所リモコン121と通信する機能とを備えている。
(画像センサユニット)
次に、図3及び図4を参照して、入浴者の状態を検出する画像センサユニット126について説明する。図3及び図4は、図2中の画像センサユニットを示す正面図及び斜視図である。これらの図に示すように、画像センサユニット126は、可動マウント127、赤外線センサ128及び可視光カメラ129を備えている。
可動マウント127は、赤外線センサ128及び可視光カメラ129の向き(検出方向)を変化させるもので、浴室109全体を走査するための可動手段を構成している。また、可動マウント127は、浴室109の側壁面からほぼ垂直方向に突出した半球状の突起物として形成され、可動マウント127の表面は、水平方向及び鉛直方向に円弧状に湾曲している。可動マウント127は、浴室リモコン122のセンサ搭載部123B上で水平方向の左右両側に揺動し、これによって赤外線センサ128及び可視光カメラ129の向きを水平方向に揺動させる。
赤外線センサ128は、赤外線を受光することにより浴室109内の温度分布を検出するもので、アレイ型の赤外線センサにより構成され、赤外線を検出可能な複数個の赤外線受光素子128Aを備えている。各赤外線受光素子128Aは、球面状をなす可動マウント127の表面に沿って鉛直方向に並べて配置されている。即ち、各赤外線受光素子128Aの向きは、鉛直方向において、可動マウント127を中心として放射状に分散するように設定されている。このため、赤外線センサ128は、各赤外線受光素子128Aにより鉛直方向の温度分布を検出しつつ、可動マウント127によって水平方向に揺動されることにより、浴室109の全体を走査して2次元温度分布データを取得する。
従って、アレイ型の赤外線センサ128及び可動マウント127を用いれば、赤外線センサ128を水平方向と鉛直方向の2方向に揺動させなくてもよいから、浴室109の全体をカバーする2次元温度分布データを短時間で効率よく取得することができる。また、1方向のみに揺動する可動マウント127を採用することができ、その構成を簡略化することができる。
なお、上記構成では、各赤外線受光素子128Aを垂直方向に並べて水平方向に揺動させる場合を例示した。しかし、本発明は、互いに直交する任意の2方向のうち何れか一方の方向に対して可動マウント127を円弧状に湾曲させて形成し、当該一方の方向に沿って並べた各赤外線受光素子128Aを他方の方向に揺動させればよいものである。具体例を挙げると、本発明では、各赤外線受光素子128Aを水平方向に並べて配置し、可動マウント127が赤外線センサ128を鉛直方向に揺動させて2次元温度分布データを取得する構成としてもよい。また、赤外線センサ128を単一の赤外線受光素子128Aにより構成し、可動マウント127が赤外線センサ128を水平方向及び鉛直方向に揺動させることにより、2次元温度分布データを取得する構成としてもよい。
可視光カメラ129は、可視光を受光することにより浴室109内の画像を撮像するもので、可動マウント127に搭載されている。可視光カメラ129は、可動マウント127によって水平方向に揺動されることにより、浴室109全体を走査して2次元画像データを取得する。このように、本実施の形態では、可動マウント127により赤外線センサ128及び可視光カメラ129を水平方向に揺動させ、浴室109全体を効率よく走査することができる。
(制御部の人体検出処理)
制御部130は、可動マウント127を揺動させて浴室109内を走査しつつ、赤外線センサ128により2次元温度分布データを取得すると共に、可視光カメラ129により2次元画像データを取得する。これらの2次元温度分布データと2次元画像データとを組合わせることにより、様々な状況において、浴室109内に存在する入浴者の状態を検出することができる。具体例を挙げると、制御部130は、2次元温度分布データと2次元画像データとを重ね合わせる画像処理を行うことにより、体温分布を有する人体を2次元画像として抽出する。これにより、入浴者の有無と、浴室109内での入浴者の位置と、入浴者の人体の輪郭、動作及び体温分布と、浴槽水の湯温とを検出することができる。
上記画像処理によれば、例えば2次元画像データの有効性が低い場合、即ち、浴室109内の照明が不十分であったり、入浴者が長時間にわたって同じ姿勢で動かない場合等には、2次元温度分布データから得られた検出結果が主として検出結果に反映されるので、検出動作を確実に行うことができる。また、例えば浴室109内の雰囲気温度が高かったり、人体が入湯中である場合には、2次元画像データにより特定される人体の輪郭に基いて、浴室109の内部のうち入浴者の人体に温度が近い部分と、人体とが判別される。そして、人体と判別された部分の体温分布は、2次元温度分布データに基いて検出される。
このように、本実施の形態によれば、浴室温度が高い場合、照明が足りない場合等のような様々な状況において、浴室109内に存在する入浴者の有無、位置、動作及び体温分布を安定的に検出することができる。また、赤外線センサ128及び可視光カメラ129により浴室109の全体を走査するので、入浴者がどこにいる場合でも、安定した検出結果を得ることができる。これにより、後述のように、検出結果に対して適切な制御を実行することができ、入浴者の利便性を向上させることができる。
(浴室リモコンの配置)
次に、図5を参照して、浴室リモコン122の配置について説明する。図5は、浴室リモコンの配置を示す斜視図である。この図において、浴室109は、浴槽111、洗い場112、側壁面113、給湯端末114等を備えている。側壁面113は、浴槽111及び洗い場112の両方に接する壁面として構成されている。浴室リモコン122は、浴槽111と洗い場112の境界部分において、浴槽111の上端部(縁)よりも上側となる特定位置で側壁面113に配置されている。この特定位置は、浴槽111の底面及び洗い場112の床面に対して死角が生じない位置である。
この構成によれば、画像センサユニット126の視野を最大限に確保することができ、浴室109内の広い範囲を死角なしに監視することができる。また、画像センサユニット126は、図2に示すように、ケース本体123Aから上側に突出したセンサ搭載部123Bに搭載したので、操作部124及び表示部125と比較して画像センサユニット126を高い位置に保持することができる。これにより、浴室リモコン122の美観を維持しつつ、画像センサユニット126の視野を最大限に広げることができる。従って、従来の一般的な浴室リモコンのように、浴槽111の縁のすぐ上に配置されたとしても、縁により死角が生じるのを回避することができる。
また、特許文献2に記載された従来技術では、赤外線カメラ等の撮像装置を浴室109の天井に設置している。このため、浴室リモコンを撮像装置と別個に設置する必要が生じ、システムの構成及び配線が複雑化する上に、通常は手が届かない天井に撮像装置が設置されているので、設置作業性及びメンテナンス性が低下し易い。これに対し、本実施の形態では、浴室リモコン122と画像センサユニット126とを一体化して側壁面113に配置したので、システムの構成及び配線を簡略化し、設置作業性及びメンテナンス性を向上させることができる。
(上記制御を実現するための具体的な処理)
次に、図6を参照して、画像センサユニット126に関連した制御について説明する。図6は、本発明の実施の形態1において、実行される制御の一例を示すフローチャートである。この図に示すルーチンは、浴室リモコン122の制御部130により実行してもよいし、浴室リモコン122(画像センサユニット126)から情報を受信した制御装置120により実行してもよい。
図6に示すルーチンでは、まず、ステップS1において、画像センサユニット126により浴室109内の2次元温度分布データ及び2次元画像データを取得する。具体的には、可動マウント127を揺動させながら、赤外線センサ128及び可視光カメラ129により浴室109の全体(浴槽111、洗い場112等)を走査する。そして、前述のように、取得した2次元温度分布データ及び2次元画像データを組合わせることにより、入浴者の有無を検出する。そして、ステップS2では、ステップS1により取得したデータに基いて、入浴者が浴室109に入室しているか否かを判定する。ステップS2の判定が成立した場合には、ステップS3に移行し、ステップS2の判定が不成立の場合には、当該判定が成立するまでステップ1の処理を繰返す。
次に、ステップS3では、自動追焚き運転を実行する条件が成立しているか否かを判定する。自動追焚き運転とは、ユーザの操作ではなく、制御上の判定処理に基いて前述の追焚き運転を自動的に実行するものである。具体例を挙げると、ステップS3では、まず、画像センサユニット126により取得した2次元温度分布データ及び2次元画像データに基いて、入浴者の体温分布と、浴槽水の湯温とを検出する。そして、入浴者の人体のうち少なくとも一部の体温が基準値よりも低い場合、及び、浴槽水の湯温が追焚き開始用の設定温度よりも低い場合には、ステップS4に移行する。なお、基準値は、追焚き運転により浴槽水を加熱した方がよいと判断される体温であり、ユーザが浴室リモコン122を操作して設定してもよい。
ステップS4では、例えば浴室リモコン122により設定された内容に基いて、追焚き湯温、即ち、追焚き運転により実現すべき浴槽水の温度を設定する。そして、前述の加熱ポンプ及び追焚きポンプ105を作動させることにより、自動追焚き運転を開始し、浴槽水の湯温を上昇させる。また、ステップS3の判定が不成立の場合には、ステップS4で追焚き運転を実行せずに、ステップS5に移行する。
このように、ステップS3,4の制御によれば、画像センサユニット126により検出した入浴者の体温分布及び浴槽水の湯温に基いて、追焚き運転を自動的に開始することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。なお、ステップS4では、浴室リモコン122から制御装置120に追焚き運転の実行指令を送信することにより、追焚き運転を行う構成としてもよい。
次に、ステップS5では、前記ステップS1と同様の処理により、2次元温度分布データ及び2次元画像データを連続的に取得する。この場合、データを連続的に取得する動作には、一定のサンプリング周期でデータを取得する動作も含まれる。そして、ステップS5では、取得したデータに基いて入浴者の位置、動作及び体温分布と、浴槽水の湯温とを連続的に検出し、検出結果を常時監視する監視モードに移行する。検出される動作は、例えば体の部分洗い、洗髪、流し湯、シャワー、着座、起立等を含む通常動作と、転倒、長時間の動作無し、不自然な姿勢等を含む異常動作とに分類される。
次に、ステップS6では、上述した動作の検出結果に基いて、入浴者の動作に異常があるかどうかを判定する。ステップS6の判定が成立した場合には、ステップS7に移行して、浴室109の外部に配置された台所リモコン121等の報知手段を作動させ、報知手段によりアラームを発生させる。アラームは、異常の表示、ブザー等の警報音、音声等により実現される。なお、本発明では、例えば遠隔の携帯端末機器からなる他の情報機器を報知手段に含め、ネットワークを介して他の情報機器に入浴者の異常を報知する構成としてもよい。ステップS6,S7の処理は、異常が解消されるか、または、アラームがリセットされない限り繰返され、アラームの発生が継続される。
このように、ステップS6,7の制御によれば、画像センサユニット126により入浴者の異常を検出し、検出結果を浴室109の外部にいる人に報知することができる。また、例えば携帯電話、スマートフォン等の情報機器でもアラームを発生し、遠隔地の人にも入浴者の異常を報知することができる。これにより、緊急事態にも対応可能で利便性が高い給湯機を実現することができる。
一方、ステップS6の判定が不成立の場合には、入浴者の動作が正常と判定され、ステップS7を実行せずに、ステップS8に移行する。ステップS8では、ステップS2と同様の処理により、入浴者が浴室109から退室したか否かを判定する。ステップS8の判定が成立した場合には、入浴者が退室したので、ステップS1の処理に戻る。また、ステップS8の判定が不成立の場合には、入浴が継続されているので、ステップS5に戻って入浴者の監視を続行する。
なお、前記実施の形態1では、図6中に示すステップS1,S5が人体検出手段の具体例を示している。また、ステップS6は、異常動作判定手段の具体例を示し、ステップS3,S4は、自動追焚き手段の具体例を示している。
実施の形態2.
次に、図7を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態は、可動マウントを使用せず、赤外線センサアレイを用いることを特徴としている。図7は、本発明の実施の形態2による浴室リモコンを単体で示す正面図である。なお、本実施の形態では、前記実施の形態1と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。図7に示すように、本実施の形態の浴室リモコン300は、可動マウント127が存在しない画像センサユニット301を備えている。
画像センサユニット301は、ケーシング123のセンサ搭載部123Bに搭載された赤外線センサとしての赤外線センサアレイ302と、赤外線センサアレイ302の下側でケーシング123に搭載された可視光カメラ303とを備えている。赤外線センサアレイ302は、基板上に配置された複数個の赤外線受光素子を備え、これらの赤外線受光素子は、互いに直交する2方向(例えば、水平方向と垂直方向)に沿って格子状に並べられている。これにより、赤外線センサアレイ302は、水平方向及び垂直方向に広がる2次元の検出可能エリア(視野)を有し、浴室109内の2次元温度分布データを取得することができる。
可視光カメラ303は、実施の形態1とほぼ同様に構成されているものの、ケーシング123に固定されている。なお、赤外線センサアレイ302の各赤外線受光素子は、平板状の基板上に配置してもよいが、視野を広げるためには、凸球面状の基板上に配置するのが好ましい。また、可視光カメラ303についても、より広角なカメラを用いることで、広い視野を確保し、広範囲の2次元画像データを取得するのが好ましい。
このように構成される本実施の形態でも、前記実施の形態1とほぼ同様の効果を得ることができる。特に、本実施の形態では、可動マウント127を使用せずに、赤外線センサアレイ302により視野の広さを確保するようにしたので、可動部を減らして故障等に対する信頼性を向上させることができる。また、2次元温度分布データを取得するための走査(赤外線センサの揺動動作)を行う必要がないので、2次元温度分布データをより短時間で効率よく取得することができる。
なお、前記実施の形態1,2では、画像センサユニット126,301をON/OFFする機能と、画像センサユニット126,301を覆うカバーとを設ける構成としてもよい。この構成によれば、画像センサユニット126,301により浴室109内を撮像されることに抵抗感がある入浴者は、画像センサユニット126,301を停止させて隠した状態で入浴を行うことができ、ユーザの要望に対処することができる。
また、前記実施の形態1では、浴室リモコン122を備えた給湯機において、各種の制御を行う場合について説明したが、これらの制御は、浴室リモコン300を備えた給湯機にも適用することができる。
1 加熱装置,2 タンクユニット,3 貯湯タンク,50 給湯配管,51 給水配管,53 混合弁,101 追焚き熱交換器,102 追焚き配管,103 追焚き往き配管,104 追焚き戻り配管,105 追焚きポンプ,109 浴室,111 浴槽,112 洗い場,113 側壁面,114 給湯端末,120 制御装置,121 台所リモコン(報知手段),122,300 浴室リモコン(給湯機リモコン),123 ケーシング,123A ケース本体,123B センサ搭載部,124 操作部,125 表示部,126,301 画像センサユニット,127 可動マウント(可動手段),128 赤外線センサ,128A 赤外線受光素子,129,303 可視光カメラ,130 制御部,302 赤外線センサアレイ(赤外線センサ)

Claims (10)

  1. 給湯機を操作するための操作部と、
    赤外線を受光して浴室内の2次元温度分布データを取得する赤外線センサと、
    可視光を受光して浴室内の2次元画像データを取得する可視光カメラと、
    前記赤外線センサにより取得した2次元温度分布データと前記可視光カメラにより取得した2次元画像データとを重ね合わせる画像処理を行うことにより、入浴者の人体を2次元画像として抽出し、当該入浴者の体温分布と、浴槽水の湯温とを検出する人体検出手段と、
    を備えた給湯機リモコン。
  2. 前記人体検出手段は、浴室の内部のうち入浴者の人体に温度が等しい部分と前記人体との判別を前記可視光カメラの2次元画像データに基いて実行し、当該判別結果に基いて入浴者の動作及び体温分布を検出する構成としてなる請求項1に記載の給湯機リモコン。
  3. 浴室内を走査するために前記赤外線センサ及び前記可視光カメラの向きを変化させる可動手段を備えてなる請求項1または2に記載の給湯機リモコン。
  4. 浴室の側壁面から突出し、表面が互いに直交する2方向のうち何れか一方の方向に対して円弧状に湾曲して形成されると共に、他方の方向に揺動する可動マウントを備え、
    前記赤外線センサは、前記可動マウントの表面に前記一方の方向に沿って並べられた複数個の赤外線受光素子を備えてなる請求項1または2に記載の給湯機リモコン。
  5. 前記赤外線センサは、互いに直交する2方向に沿って格子状に並べられた複数個の赤外線受光素子を備えてなる請求項1または2に記載の給湯機リモコン。
  6. 前記赤外線センサ及び前記可視光カメラにより取得したデータに基いて入浴者の動作に異常があるか否かを判定する異常動作判定手段を備えてなる請求項1から5のうち何れか1項に記載の給湯機リモコン。
  7. 前記異常動作判定手段により入浴者の動作を異常と判定した場合に、当該判定結果を浴室の外部に報知する報知手段を備えてなる請求項6に記載の給湯機リモコン。
  8. 前記赤外線センサ及び前記可視光カメラは、浴室の側壁面の特定位置に配置し、前記特定位置は、浴槽の上端部よりも上側であって前記浴槽の底面及び洗い場の床面に対して死角が生じない位置である請求項1から7のうち何れか1項に記載の給湯機リモコン。
  9. 請求項1から8のうち何れか1項に記載の給湯機リモコンを備え、
    前記給湯機リモコンにより取得された入浴者の体温と浴槽水の湯温とに基いて追焚き運転を実行する自動追焚き手段を備え
    前記自動追焚き手段は、入浴者の人体のうち少なくとも一部の体温が基準値よりも低い場合、及び、浴槽水の湯温が追焚き開始用の設定温度よりも低い場合には、自動追焚き運転を開始する給湯機。
  10. 請求項1から8のうち何れか1項に記載の給湯機リモコンを備え、
    前記給湯機リモコンにより得られた情報をネットワークにより他の情報機器に送信する構成とした給湯機。
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