JP6220585B2 - ロータリーポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、駆動軸と従動軸の回転で流体を圧送するロータリーポンプに関する。
例えば食品原料等の流体を移送する装置として、ロータリーポンプが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このようなロータリーポンプは、例えば床面等に固定されたベース部に、モータ等の回転駆動部と共に取り付けられる。ロータリーポンプは、モータ等の回転軸と接続された駆動軸と、この駆動軸に対し従動回転する従動軸を有し、これらの駆動軸、従動軸にはそれぞれ駆動ロータ、従動ロータが取り付けられている。移送する流体は、ポンプの外周部に設けられた流入孔から、駆動ロータと従動ロータの間に導入され、ギヤボックス内で圧力を加えられて、流入孔とは反対側の流出孔から流出される。
一般に、ロータリーポンプは、駆動軸と従動軸の配置が異なる2通りの構成が知られている。すなわち、駆動軸と従動軸とをベース部に対し垂直に並べて配置する構成と、駆動軸と従動軸とをベース部に対し水平に並べて配置する構成である。
駆動軸と従動軸とをベース部に対し垂直に並べて配置する構成では、移送する流体の流入・流出方向はベース部に対し水平方向になる。一方、駆動軸と水平軸とをベース部に対し水平に並べて配置する構成では、移送する流体の流入・流出方向はベース部に対し垂直方向になる。
特開2010−138824号公報
上述したロータリーポンプでは、次のような問題があった。すなわち、駆動軸と従動軸とは、ベース部に固定されたギヤボックスに軸支されつつ収容されている。流体の流入・流出方向をベース部に対し水平方向にする場合、駆動軸と従動軸とをベース部に対し、垂直に並べて軸支しつつ収容するギヤボックスが必要である。一方、流入・流出方向をベース部に対し垂直方向にする場合、駆動軸と従動軸とをベース部に対し、水平に並べて軸支しつつ収容するギヤボックスが必要である。
したがって、流体の流入・流出方向がベース部に対して水平方向であるロータリーポンプと、垂直方向であるロータリーポンプとでは、異なるギヤボックスを用いる必要がある。このため、ロータリーポンプとして一旦組み立ててしまうと、容易には流入・流出方向を変更できない問題がある。
そこで本発明は、ベース部上に組み立てられた後でも、流体の流入・流出方向を容易に変更可能であるロータリーポンプを提供することを目的としている。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明のロータリーポンプは次のように構成されている。
平面状の取付面を有するベース部と、前記取付面に配置され、前記取付面に沿う回転軸を有する回転駆動部と、前記取付面に配置され、前記回転軸に対し平行な中心軸を有し、前記中心軸回りに相互に所定角度離間した第1固定位置、第2固定位置を有する環状フランジと、前記環状フランジの内周面と嵌合可能な嵌合部が形成され、前記中心軸と同軸的に設けられ、前記中心軸回りに回動可能な筒状のギヤボックス本体、前記ギヤボックス本体の外周部に、前記嵌合部に隣接して設けられたフランジ部、このフランジ部に設けられ、前記第1固定位置が固定された第1状態と、前記第2固定位置が固定された第2状態とを選択的に、前記環状フランジと前記フランジ部を固定する固定部、前記ギヤボックス本体の外周面に設けられた流入孔及び流出孔を有するギヤボックスと、前記ギヤボックスに軸支されつつ収容され、前記第1状態において、前記中心軸に対する偏心位置である第1軸位置で前記回転軸に同軸的に接続され、前記第2状態において、第2軸位置で前記回転軸に同軸的に接続される駆動軸と、前記中心軸に平行な軸回りに回転可能に、前記ギヤボックスに軸支されつつ収容され、前記駆動軸に対し逆回りに従動回転する従動軸と、前記第1状態から、第1軸位置と前記第2軸位置との間の、前記中心軸を基準とする相対距離だけ、前記中心軸を基準とする際の前記第2軸位置から前記第1軸位置へ向かう方向に、前記環状フランジの前記回転駆動部に対する位置を変位させる軸位置調整手段とを備え、前記軸位置調整手段は、前記取付面に設けられ、前記中心軸を基準とする、前記第1軸位置と前記第2軸位置との間の、前記取付面に沿う方向の寸法だけ相互に離間している第1の取付位置、第2の取付位置と、前記環状フランジと前記取付面との間に配置可能であり、前記中心軸を基準とする、前記第1軸位置と前記第2軸位置との間の、前記取付面に対し垂直な方向の寸法の、前記取付面に対する高さを具備するスペーサとを有することを特徴とする。
本発明によれば、ベース部上に組み立てられた後でも、流体の流入・流出方向を容易に変更することが可能となる。
本発明の一実施の形態に係るロータリーポンプの第1状態を簡略化して示す斜視図。 本発明の一実施の形態に係るロータリーポンプの第2状態を簡略化して示す斜視図。 同ロータリーポンプの第1状態を示す平面図。 同ロータリーポンプの第1状態を一部切欠して示す側面図。 同ロータリーポンプの第1状態のポンプ部を示す断面図。 同ロータリーポンプの第1状態のオイル室の内部を示す背面図。 同ロータリーポンプの環状フランジの取付位置を示す説明図。 同環状フランジを示す正面図。 同環状フランジを示す縦断面図。 同ロータリーポンプの第1状態における流入・流出方向を示す説明図。 同ロータリーポンプの第1状態における流入・流出方向を示す説明図。 同ロータリーポンプの第2状態を示す平面図。 同ロータリーポンプの第2状態を一部切欠して示す側面図。 同ロータリーポンプの第2状態のポンプ部を示す断面図。 同ロータリーポンプの第2状態のオイル室の内部を示す背面図。 同ロータリーポンプの第2状態における流入・流出方向を示す説明図。 同ロータリーポンプの第2状態における流入・流出方向を示す説明図。 本発明の一実施の形態に係るロータリーポンプの他の状態を簡略化して示す斜視図。
図1A、図2〜5、図9,10はロータリーポンプ1の、第1状態を示す図、図1B及び図11〜16はロータリーポンプ1の、第2状態を示す図、図6は後述する環状フランジ30の取付位置を示す図、図7,8は環状フランジ30を示す図である。なお、図中Cは環状フランジ30の中心軸を示している。
以下のロータリーポンプ1の構成に係る説明では、図1A及び図2〜10を用いて説明する。また、以下の説明では、後述するモータ20に対し、環状フランジ30側を先端側、この先端側とは逆側を基端側として説明する。
ロータリーポンプ1は、図1Aに示すように、例えば床面等の固定構造物Kに取り付けられたベース部10と、ベース部10に取り付けられたモータ(回転駆動部)20と、ベース部10に取り付けられた環状フランジ30と、環状フランジ30に取り付けられ、モータ20の回転により駆動するポンプ本体40とを有している。
ベース部10は、固定構造物Kとは反対側に形成された平面状の取付面11を有している。取付面11には、軸位置調整部(軸位置調整手段)12が設けられている。
軸位置調整部12は、図2,3,6に示すように、環状フランジ30の、取付面11に沿うとともに、中心軸Cに垂直な方向の位置を調整する水平方向調整部(水平方向調整手段)13と、取付面11に垂直な方向の、中心軸Cと後述する回転軸21との相対位置を調整するスペーサ17とを有している。水平方向調整部13は、中心軸Cに垂直な方向、かつ、取付面11に平行な方向に沿って設けられた第1の取付位置14、第2の取付位置15、第3の取付位置16を有している。軸位置調整部12は、取付面11に対する環状フランジ30の位置を調整する機能を有している。
図4に示すように、第1の取付位置14と第2の取付位置15とは、中心軸Cと駆動軸80との間の寸法Rだけ変位して配置されている。第3の取付位置16は、第1の取付位置14から、第2の取付位置15とは反対側に寸法Rだけ変位して配置されている。
スペーサ17の取付面11からの高さは、図3に示すように、寸法Rである。
第1状態においては、環状フランジ30はスペーサ17を介し、第1の取付位置14に固定されている。なお、第2状態においては、図6中30A,31Aに示すように、第2の取付位置15に固定される。
モータ20は、図3に示すように、取付面11にスペーサ17を介して固定されている。モータ20は、取付面11に平行に、モータ20の先端側に突出する回転軸21を有している。回転軸21は、後述する駆動軸80に接続されている。モータ20は、回転軸21を介して駆動軸80を回転駆動させる機能を有している。
環状フランジ30は、取付面11の、モータ20の先端側に位置している。環状フランジ30は、図2,4に示すように、第1状態では第1の取付位置14に固定されている。
環状フランジ30は、取付面11に取り付けられる脚部31を有している。環状フランジ30の内周面の、中心軸Cに対し垂直な方向の断面形状は、図7に示すように、中心軸Cを中心とする円環状に形成されている。
環状フランジ30は、中心軸C回りに相互に90度(所定角度)離間した第1固定位置33、第2固定位置34を有している。第1固定位置33、第2固定位置34には、中心軸Cに対し平行な方向に貫通する第1ボルト孔35、第2ボルト孔36がそれぞれ形成されている。
環状フランジ30の、中心軸Cに関して第1ボルト孔35と対称である位置には、中心軸C方向に貫通する第3ボルト孔37が設けられている。また、環状フランジ30の、中心軸Cに関して第2ボルト孔36と対称である位置には、中心軸Cに対し平行な方向に貫通する第4ボルト孔38が設けられている。
ポンプ本体40は、図3に示すように、環状フランジ30に固定されたギヤボックス50と、このギヤボックス50の先端側に形成されたポンプ部60と、ギヤボックス50の基端側に形成されたオイル室70とを有している。
ギヤボックス50は、環状フランジ30に固定されるフランジ部51と、フランジ部51の内周部に設けられた筒状のギヤボックス本体52とを有している。ギヤボックス本体52の外周面には、環状フランジ30に嵌合する嵌合部53が、ギヤボックス本体52のフランジ部51に隣接して形成されている。嵌合部53の、中心軸Cに対し垂直な方向の断面形状は、中心軸Cを中心とする円状に形成されている。このため、ギヤボックス50は、嵌合部53が環状フランジ30に嵌合した状態で、中心軸C回りに、環状フランジ30に対し回動可能に形成されている。
フランジ部51には、図4に示すように、第1固定孔(固定部)54、第2固定孔55、第3固定孔56、第4固定孔57が、中心軸C方向に貫通して設けられている。第1固定孔54と第2固定孔55とは、中心軸C回りに相互に90度離間している。第3固定孔56は、中心軸Cに関し、第1固定孔54に対し対称の位置に設けられている。第4固定孔57は、中心軸Cに関し、第2固定孔55に対し対称の位置に設けられている。
第1固定孔54、第2固定孔55、第3固定孔56、第4固定孔57には、第1状態において、第1ボルト孔35、第2ボルト孔36、第3ボルト孔37、第4ボルト孔38がそれぞれ位置決めされている。
ギヤボックス50の先端側には、ポンプ部60が形成されている。ポンプ部60には、中心軸Cに対し垂直な方向に流体が流入する流入孔61と、中心軸Cに関し、流入孔61と対称の位置に形成され、流体が流出する流出孔62とを有している。図4に示すように、先端側からの正面視で、流入孔61は左方に位置し、流出孔62は右方に位置している。
図3に示すように、ギヤボックス50の基端側には、オイル室70が形成されている。オイル室70は、筒状のオイル室本体71と、オイル室本体71の基端側を液密に蓋する蓋部材76とを有している。オイル室70には、図5に示すように、潤滑剤Gが収容されている。
オイル室本体71には、中心軸Cに対する径方向に貫通する第1オイル孔72、第2オイル孔73、第3オイル孔74、第4オイル孔75が形成されている。第1オイル孔72は、第1状態における取付面11側に設けられている。第2オイル孔73は、第1状態において、中心軸Cに関し、第1オイル孔72に対し対称の位置に設けられている。
第3オイル孔74は、中心軸C回りに、第1オイル孔72から90度離間した位置に形成されている。第4オイル孔75は、中心軸Cに関し、第3オイル孔74と対称の位置に形成されている。第3オイル孔74は、第1状態において、基端側からの正面視で右方に位置し、第4オイル孔75は左方に位置している。
蓋部材76は透明材料、例えばアクリル樹脂で形成されている。これにより、オイル室70内部は視認可能である。
ギヤボックス本体52には、中心軸Cに対する偏心位置に、中心軸Cに平行な軸回りに回転可能に軸支された駆動軸80が収容されている。駆動軸80は、回転軸21と同軸的に接続されており、モータ20により回転駆動される。駆動軸80の先端部には、ポンプ部60に収容された駆動ロータ81が設けられている。駆動軸80の基端部には、オイル室70に収容された駆動歯車82が設けられている。
ギヤボックス本体52の、中心軸Cに関し、駆動軸80と対称な位置に、駆動軸80に対し逆向きに従動回転する従動軸90が収容されている。従動軸90の先端部には、ポンプ部60に収容された従動ロータ91が設けられている。従動軸80の基端部には、オイル室70に収容され、駆動歯車82と歯合する従動歯車92が設けられている。
ロータリーポンプ1は第1状態において、駆動軸80と従動軸90とが、取付面11に対し垂直に並んで配置される。流入孔61と流出孔62は、取付面11に対し平行な方向に沿って配置される。第1状態においては、潤滑剤Gは第2オイル孔73から流入し、第1オイル孔72から流出される。
ロータリーポンプ1は第1状態において、回転軸21を、先端側からの正面視で時計回りに回転駆動させることで、図9中矢印Y1,Y2に示すように、駆動ロータ82と従動ロータ92で構成される空間の膨張により、流入孔61から流体を吸込み、同様の空間の圧縮により、流出孔62から流体を吐出す。
なお、ロータリーポンプ1は、回転軸21の回転方向を、先端側からの正面視で反時計回りにすることで、流入・流出方向を逆向きにすることができる。すなわち、図10中矢印Y3,Y4に示すように、流出孔62から流体を流入させ、流入孔61から流出させることが可能である。
ロータリーポンプ1は、上述した第1状態から、以下で説明する第2状態とすることが可能である。なお、以下の説明では、ロータリーポンプ1の第2状態を示す図1B及び図11〜16を用い、図1A及び図2〜10と比較しつつ説明する。
ロータリーポンプ1は第2状態において、図11に示すように、環状フランジ30が第2の取付位置15に固定されている。この際、図12に示すように、第1状態において取付面11とモータ20との間に位置していたスペーサ17は取り外されている。
ポンプ本体40は、図4及び図13に示すように、環状フランジ30に対し、第1状態から、先端側からの正面視で、時計回りに90度回動されている。
駆動軸80は、第1状態から第2状態への転換に際し、先端側からの正面視で、環状フランジ30に対し、下方に寸法R、右方に寸法Rだけ変位している。環状フランジ30は、先端側からの正面視で、取付面11に対し、左方に寸法Rだけ変位している。したがって、第2状態における取付面11に対する駆動軸80の位置は、第1状態から下方にRだけ変位しており、また、第2状態においても、駆動軸80は回転軸21に同軸的に接続される。
ロータリーポンプ1は第2状態において、駆動軸80と従動軸90とが、取付面11に対し水平に並んで配置される。また、流入孔61は上方に配置され、流出孔62は下方に位置する。
第2状態においては、図14に示すように、第3オイル孔74が上方に位置し、第4オイル孔75が下方に位置している。したがって、潤滑剤Gは第3オイル孔74から流入し、第4オイル孔75から流出される。
ロータリーポンプ1は第2状態において、回転軸21を、先端側からの正面視で時計回りに回転駆動させることで、図15中矢印Y5,Y6に示すように、駆動ロータ82と従動ロータ92で構成される空間の膨張により、流入孔61から流体を吸込み、同様の空間の圧縮により、流出孔62から流体を吐出す。
なお、ロータリーポンプ1は、回転軸21の回転方向を、先端側からの正面視で反時計回りにすることで、流入・流出方向を逆向きにすることが可能である。すなわち、図16中矢印Y7、Y8に示すように、流出孔62から流体を流入させ、流入孔61から流出させることが可能である。
なお、ロータリーポンプ1は、図17に示すように、スペーサ17を環状フランジ30と取付面11の間に設け、環状フランジ30を第1の取付位置14に取り付けることでも、流入・流出方向を取付面11に対し水平にすることが可能である。また、モータ20を取付面11に固定し、環状フランジ30を第3の取付位置16に固定することでも、流入・流出方向を取付面に対し垂直にすることが可能である。
更に、上述した第1状態、第2状態間の転換、すなわち、流入・流出方向の変更は、取付面11に対し環状フランジ30を水平方向に移動させることで行っているが、環状フランジ30を取付面11に固定し、モータ20を水平方向に移動させることでも、流入・流出方向を変更できる。換言すると、取付面11に、モータ20を固定するボルト孔を複数設け、モータ20の取付面11上の取付位置を変更することで、流入・流出方向を変更することができる。
上述したように、本発明の一実施の形態に係るロータリーポンプ1によれば、ポンプ本体40を環状フランジ30に対し回動可能に形成することで、駆動軸80と従動軸90の配置を垂直方向と水平方向とで選択可能である。また、軸位置調整部12により、ベース部10に対する環状フランジ30の取付位置を変更することを可能としている。これにより、駆動軸80と従動軸90の配置が垂直方向・水平方向のいずれにおいても、駆動軸80とモータ20とが接続される。このため、ベース部10上に組み立てられた状態であっても、流体の流入・流出方向を水平方向と垂直方向とで容易に変更可能である。
また、オイル室70の蓋部材76を透明材料で形成することで、流体の流入・流出方向に関わらず、オイル室70内を視認可能である。このため、流入・流出方向に関わらず、潤滑剤Gの劣化等の状態を確認することができる。更に、オイル室70に第1オイル孔72、第2オイル孔73、第3オイル孔74、第5オイル孔75を形成することで、流体の流入・流出方向に関わらず、潤滑剤Gの供給・排出が可能である。
上述したように、本発明によれば、流体の流入・流出方向を容易に変更可能である。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではない。例えば、上述した例では、流体の流入方向がベース部に対し水平である場合と垂直である場合とを選択可能であるロータリーポンプについて説明したが、流入・流出方向がベース部に対し斜めに配置されている場合であっても、同様に適用できるのは勿論である。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] 平面状の取付面を有するベース部と、
前記取付面に配置され、前記取付面に沿う回転軸を有する回転駆動部と、
前記取付面に配置され、前記回転軸に対し平行な中心軸を有し、前記中心軸回りに相互に所定角度離間した第1固定位置、第2固定位置を有する環状フランジと、
前記環状フランジの内周面と嵌合可能な嵌合部が形成され、前記中心軸と同軸的に設けられ、前記中心軸回りに回動可能な筒状のギヤボックス本体、前記ギヤボックス本体の外周部に、前記嵌合部に隣接して設けられたフランジ部、このフランジ部に設けられ、前記第1固定位置が固定された第1状態と、前記第2固定位置が固定された第2状態とを選択的に、前記環状フランジと前記フランジ部を固定する固定部、前記ギヤボックス本体の外周面に設けられた流入孔及び流出孔を有するギヤボックスと、
前記ギヤボックスに軸支されつつ収容され、前記第1状態において、前記中心軸に対する偏心位置である第1軸位置で前記回転軸に同軸的に接続され、前記第2状態において、第2軸位置で前記回転軸に同軸的に接続される駆動軸と、
前記中心軸に平行な軸回りに回転可能に、前記ギヤボックスに軸支されつつ収容され、前記駆動軸に対し逆回りに従動回転する従動軸と、
前記第1状態から、第1軸位置と前記第2軸位置との間の、前記中心軸を基準とする相対距離だけ、前記中心軸を基準とする際の前記第2軸位置から前記第1軸位置へ向かう方向に、前記環状フランジの前記回転駆動部に対する位置を変位させる軸位置調整手段とを備えることを特徴とするロータリーポンプ。
[2] 前記軸位置調整手段は、前記取付面に設けられ、前記中心軸を基準とする、前記第1軸位置と前記第2軸位置との間の、前記取付面に沿う方向の寸法だけ相互に離間している第1の取付位置、第2の取付位置と、
前記環状フランジと前記取付面との間に配置可能であり、前記中心軸を基準とする、前記第1軸位置と前記第2軸位置との間の、前記取付面に対し垂直な方向の寸法の、前記取付面に対する高さを具備するスペーサとを有することを特徴とする[1]に記載のロータリーポンプ。
[3] 前記ギヤボックスの前記回転駆動部側には潤滑剤を収容するオイル室が設けられ、
前記駆動軸は、前記オイル室に収容される駆動歯車を有し、
前記従動軸は、前記オイル室に収容され、前記駆動歯車と歯合する従動歯車を有し、
前記オイル室の前記回転駆動部側には、前記オイル室を蓋する透明な蓋部材が設けられていることを特徴とする[1]に記載のロータリーポンプ。
[4] 前記オイル室の外周部には、前記第1状態において、前記取付面側に位置し、前記中心軸に対する径方向に貫通する第1オイル孔と、
前記第1状態において、前記取付面とは反対側に位置し、前記中心軸に対する径方向に貫通する第2オイル孔と、
前記第2状態において、前記取付面側に位置し、前記中心軸に対する径方向に貫通する第3オイル孔と、
前記第2状態において、前記取付面とは反対側に位置し、前記中心軸に対する径方向に貫通する第4オイル孔とが設けられていることを特徴とする[3]に記載のロータリーポンプ。
1…ロータリーポンプ、10…ベース部、11…取付面、12…軸位置調整手段、13…水平方向調整手段、14…第1の取付位置、15…第2の取付位置、16…第3の取付位置、17…スペーサ、20…モータ、21…回転軸、30…環状フランジ、31…脚部、33…第1固定位置、34…第2固定位置、35…第1ボルト孔、36…第2ボルト孔、37…第3ボルト孔、38…第4ボルト孔、40…ポンプ本体、50…ギヤボックス、51…フランジ部、52…ギヤボックス本体、53…嵌合部、54…第1固定孔、55…第2固定孔、56…第3固定孔、57…第4固定孔、60…ポンプ部、61…流入孔、62…流出孔、70…オイル室、71…オイル室本体、72…第1オイル孔、73…第2オイル孔、74…第3オイル孔、75…第4オイル孔、76…蓋部材、80…駆動軸、81…駆動ロータ、82…駆動歯車、90…従動軸、91…従動ロータ、92…従動歯車、K…固定構造物、C…中心軸。

Claims (3)

  1. 平面状の取付面を有するベース部と、
    前記取付面に配置され、前記取付面に沿う回転軸を有する回転駆動部と、
    前記取付面に配置され、前記回転軸に対し平行な中心軸を有し、前記中心軸回りに相互に所定角度離間した第1固定位置、第2固定位置を有する環状フランジと、
    前記環状フランジの内周面と嵌合可能な嵌合部が形成され、前記中心軸と同軸的に設けられ、前記中心軸回りに回動可能な筒状のギヤボックス本体、前記ギヤボックス本体の外周部に、前記嵌合部に隣接して設けられたフランジ部、このフランジ部に設けられ、前記第1固定位置が固定された第1状態と、前記第2固定位置が固定された第2状態とを選択的に、前記環状フランジと前記フランジ部を固定する固定部、前記ギヤボックス本体の外周面に設けられた流入孔及び流出孔を有するギヤボックスと、
    前記ギヤボックスに軸支されつつ収容され、前記第1状態において、前記中心軸に対する偏心位置である第1軸位置で前記回転軸に同軸的に接続され、前記第2状態において、第2軸位置で前記回転軸に同軸的に接続される駆動軸と、
    前記中心軸に平行な軸回りに回転可能に、前記ギヤボックスに軸支されつつ収容され、前記駆動軸に対し逆回りに従動回転する従動軸と、
    前記第1状態から、第1軸位置と前記第2軸位置との間の、前記中心軸を基準とする相対距離だけ、前記中心軸を基準とする際の前記第2軸位置から前記第1軸位置へ向かう方向に、前記環状フランジの前記回転駆動部に対する位置を変位させる軸位置調整手段とを備え
    前記軸位置調整手段は、前記取付面に設けられ、前記中心軸を基準とする、前記第1軸位置と前記第2軸位置との間の、前記取付面に沿う方向の寸法だけ相互に離間している第1の取付位置、第2の取付位置と、
    前記環状フランジと前記取付面との間に配置可能であり、前記中心軸を基準とする、前記第1軸位置と前記第2軸位置との間の、前記取付面に対し垂直な方向の寸法の、前記取付面に対する高さを具備するスペーサとを有することを特徴とするロータリーポンプ。
  2. 前記ギヤボックスの前記回転駆動部側には潤滑剤を収容するオイル室が設けられ、
    前記駆動軸は、前記オイル室に収容される駆動歯車を有し、
    前記従動軸は、前記オイル室に収容され、前記駆動歯車と歯合する従動歯車を有し、
    前記オイル室の前記回転駆動部側には、前記オイル室を蓋する透明な蓋部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のロータリーポンプ。
  3. 前記オイル室の外周部には、前記第1状態において、前記取付面側に位置し、前記中心軸に対する径方向に貫通する第1オイル孔と、
    前記第1状態において、前記取付面とは反対側に位置し、前記中心軸に対する径方向に貫通する第2オイル孔と、
    前記第2状態において、前記取付面側に位置し、前記中心軸に対する径方向に貫通する第3オイル孔と、
    前記第2状態において、前記取付面とは反対側に位置し、前記中心軸に対する径方向に貫通する第4オイル孔とが設けられていることを特徴とする請求項2に記載のロータリーポンプ。
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