JPS5922312Y2 - ポンプロ−タのクリアランス調整装置 - Google Patents

ポンプロ−タのクリアランス調整装置

Info

Publication number
JPS5922312Y2
JPS5922312Y2 JP1976081260U JP8126076U JPS5922312Y2 JP S5922312 Y2 JPS5922312 Y2 JP S5922312Y2 JP 1976081260 U JP1976081260 U JP 1976081260U JP 8126076 U JP8126076 U JP 8126076U JP S5922312 Y2 JPS5922312 Y2 JP S5922312Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
pump
housing
rotor
adjustment device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1976081260U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS52171711U (ja
Inventor
征雄 竹林
昇 石井
寛 青木
Original Assignee
株式会社荏原製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社荏原製作所 filed Critical 株式会社荏原製作所
Priority to JP1976081260U priority Critical patent/JPS5922312Y2/ja
Publication of JPS52171711U publication Critical patent/JPS52171711U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5922312Y2 publication Critical patent/JPS5922312Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rotary Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 考案の技術分野 本考案はルーツ型のポンプにおけるケーシングとロータ
側面の間の間隙調整装置に関するものである。
従来技術 一般に、ルーツ型のポンプは、第1図に示すように、ポ
ンプケーシング1内に設置した一対のまゆ型のロータ2
,2を互いに逆方向に回転させて吸入口3から吐出口4
に向けて流体を流動させるものである。
このルーツ型のポンプにおいては、ロータ2.2のラジ
アル方向の周面とポンプケーシング1の内周面とのシー
ルのほかに、ロータ2,2のスラスト方向(軸方向)の
側面とケーシング内側面とのクリアランスもポンプ効率
に影響を与えるので、このクリアランスを調整する必要
がある。
従来、このクリアランスを調整するにはロータを支える
軸受の内外輪に薄い金属板で作ったシムを挿入すること
によって行っていたが、調整の際に軸受を取外し、再び
組み立てなければならないので、作業性が悪いという問
題があった。
すなわち、第2図は第1図のポンプのA方向の断面矢視
図で、ポンプケーシング1内に配置されたロータ2の軸
5は軸受10により支持され、軸5と軸受10は軸5の
段付部5aに挿入したカラー11とロックナツト12に
より取付けられている。
上記軸受10は軸受ハウジング8と軸受押え9によりボ
ルト13を介してハウジング6に取付けてあり、更に、
ハウジング6はボルト7によりポンプケーシング1に取
付けられている。
ハウジング6とロータ2との間のクリアランスCを調整
するために、第3図に示すように、軸受10の内外輪の
端部にシムS1.S2を挿入し、このシムの厚さをかえ
ることによって軸5とともにロータ2の上下位置を調節
してクリアランスCを調整していた。
このため、従来の装置においては、シムS1.S2を交
換するときに軸受押え9、軸受ハウジング8、ロックナ
ツト12、及び軸受10を外さなければならず、作業性
が悪く、またシール用に挿入した01ング14,15な
どを損傷する欠点があった。
考案の目的 そこで、本考案は、上記の如き欠点のない改良されたク
リアランス調整装置を提供することを目的とするもので
ある。
考案の概要 すなわち、本考案は、ポンプケーシング内にロータを配
置すると共に、これらの側面にポンプハウジングを設け
、ロータの軸に形成した段付部とロックナツトにより軸
受の内輪を把持し、該軸受の外輪を前記ポンプハウジン
グに重ねた軸受ハウジングの肩部と軸受押えにより挟持
して軸受ハウジングと軸受とを一体的に保つと共に、軸
受ハウジングとこれを支持するポンプハウジングとの間
の円筒面にOリングを介在させ、かつ、前記ポンプハウ
ジングと軸受ハウジングとの環状端面間に円周方向に数
分割したシムを挿入したことを特徴とするものである。
実施例 以下、図面を参照しながら本考案の実施例を説明する。
第4図は本考案に係るクリアランス調整装置をもつポン
プの側断面図、第5図は本考案のクリアランス調整装置
の要部断面図であり、従来と同一部材には同一符合を付
けて説明を省略する。
本考案においても、ロータ2の軸5は段付部5aに挿入
したカラー11とロックナツト12により軸受10に取
付けられであるが、軸受10の外輪は軸受ハウジング1
8の肩部19と軸受押え9により挾持されるように構成
されている。
そこで、軸受ハウジング18とポンプハウジング6との
間にシムSを挿入し、ポンプハウジング6に対してボル
ト13よって軸受ハウジング18と軸受押え9とを固着
して軸受10の位置、すなわち、ロータ2の位置を規制
するようにしている。
また、ポンプハウジング6と軸受ハウジング18が接触
する円筒面にはOリング20を設けておき、軸受ハウジ
ング18が軸5の方向に移動してもポンプハウジング6
と軸受ハウジング18との間の気密が保たれるように構
成されている。
上記シムSの形状としては、第6図Aのように、円弧状
の薄い金属板の内側に向けてボルト挿入用の切り欠き2
1を設けたものを使用する。
この切り欠きは、例えばまず切り欠き21の個所にボル
ト13を嵌入させた場合には、これを支点としてシムS
を矢印X方向に回転して他の切り欠きの位置にボルトが
嵌入されるように切り欠きの形状をYを中心とする円弧
状に設けておくと良い。
シムSが2枚割りの場合は、第6図Aのように、切り欠
き21aが長くなるが、3枚割り、或いは4枚割りの場
合にはこの切り欠きを短かくすることができる。
シムの別の構造としては、第6図Bのように、複数の円
弧状に分割してボルト13を避けた位置に挿入してもよ
く、この場合、シムSの突出部22を設けて、この部分
を支持してシムの位置決めなどを行ない易くしておくと
よい。
考案の効果 上記のように、本考案は、ポンプケーシング1内にロー
タ2を配置すると共に、これらの側面にポンプハウジン
グ6を設け、ロータ2の軸5に形成した段付部5aとロ
ックナツト12により軸受10の内輪を把持し、該軸受
10の外輪を前記ポンプハウジング6に重ねた軸受ハウ
ジング18の肩部19と軸受押え9により挾持して軸受
ハウジング18と軸受10とを一体的に保つと共に、軸
受ハウジング18とこれを支持するポンプハウジング6
との間の円筒面にOリング20を介在させ、かつ、前記
ポンプハウジング6と軸受ハウジング18との環状端面
間に円周方向に数分割したシムSを挿入したので、下記
のような利点がある。
■ 本考案によれば、ボルト13を弛めるだけでシムS
を交換でき、シムSの交換に際してシムSの厚さを変更
することによってロータ2のポンプハウジング6に対す
るスラスト位置を調整できるので、クリアランスCの調
整作業が容易になる。
■ また、軸受ハウジング18をポンプハウジング6に
対して移動してクリアランスCを調整するので、実質的
に軸受支持部分を分解する必要がなく、クリアランス調
整作業が著しく簡単となり、非熟練者でも短時間で調整
することができる。
■ また、軸受ハウジング18とポンプハウジング6の
円筒部には、Oリング20を設けているので、ボルト1
3を弛めて軸受ハウジング18を上下してもポンプ内の
シールは十分で゛あり、このポンプ内の気密を破ること
がなく、また、ポンプの内部へ塵埃、大気中の水分など
が進入することがなく、軸受、軸封装置、ポンプ内部な
どを保護したままの状態でクリアランスCを調整するこ
とができるので、このポンプを使用する系への影響が全
くなく、操業上の安全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はルーツ型ポンプの概略図、第2図は第1図を矢
印Aの方向より見た従来のポンプの断面図、第3図は第
2図に示したポンプのクリアランス調整装置を示す断面
図、第4図は本考案に係るクリアランス調整装置をもつ
ポンプの側断面図、第5図は本考案のクリアランス調整
装置の要部断面図、第5図は第4図に示したポンプロー
タのクリアランスの調整装置の要部を示す断面図、第6
図A、Bは本考案装置に使用するシステムの例を示す平
面図である。 1・・・・・・ポンプケーシング、2・・・・・・ロー
タ、3・・・・・・吸入口、4・・・・・・吐出口、5
・・・・・・ロータの軸、5a・・・・・・段付部、6
・・・・・・ポンプハウジング、8,18・・・・・・
軸受ハウジング、9・・・・・・軸受押え、10・・・
・・・軸受、11・・・・・・カラー、12・・・・・
・ロックナツト、13・・・・・・ポル)、14,15
゜20・・・・・・Oリング、19・・・・・・肩部、
21・・・・・・切り欠き、22・・・・・・シムの突
出部、C・・・・・・クリアランス、S・・・・・・シ
ム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポンプケーシング1内にロータ2を配置すると共に、こ
    れらの側面にポンプハウジング6を設け、ロータ2の軸
    5に形成した段付部5aとロックナツト12により軸受
    10の内輪を把持し、該軸受10の外輪を前記ポンプハ
    ウジング6に重ねた軸受ハウジング18の肩部19と軸
    受押え9により挾持して軸受ハウジング18と軸受10
    とを一体的に保つと共に、軸受ハウジング18とこれを
    支持するポンプハウジング6との間の円筒面にOリング
    20を介在させ、かつ、前記ポンプハウジング6と軸受
    ハウジング18との環状端面間に円周方向に数分割した
    シムSを挿入したポンプロータのクリアランス調整装置
JP1976081260U 1976-06-21 1976-06-21 ポンプロ−タのクリアランス調整装置 Expired JPS5922312Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1976081260U JPS5922312Y2 (ja) 1976-06-21 1976-06-21 ポンプロ−タのクリアランス調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1976081260U JPS5922312Y2 (ja) 1976-06-21 1976-06-21 ポンプロ−タのクリアランス調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS52171711U JPS52171711U (ja) 1977-12-27
JPS5922312Y2 true JPS5922312Y2 (ja) 1984-07-03

Family

ID=28560769

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1976081260U Expired JPS5922312Y2 (ja) 1976-06-21 1976-06-21 ポンプロ−タのクリアランス調整装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5922312Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5266562B2 (ja) * 2010-03-19 2013-08-21 オリオン機械株式会社 二軸回転ポンプ及びその製造方法
JP6220585B2 (ja) * 2013-07-16 2017-10-25 株式会社川本製作所 ロータリーポンプ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS52171711U (ja) 1977-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101204633B1 (ko) 터보 분자 펌프 및 터보 분자 펌프의 조립 방법
US5013226A (en) Rotating scroll machine with balance weights
US20050242515A1 (en) Dry gas seal and method for making the same
KR102519969B1 (ko) 어댑터 및 진공 펌프
JPS5922312Y2 (ja) ポンプロ−タのクリアランス調整装置
CA2137204C (en) Self aligning removable bearing carrier for a liquid ring vacuum pump
JP6882623B2 (ja) センターリングおよび真空ポンプ
JP2533508B2 (ja) 流体機械の複合水平分割形ケ−シング
JPH082477Y2 (ja) スクリュ回転機械の軸受構造
JP2005249079A (ja) シールユニット
JPS5842656Y2 (ja) ガス軸受構造
CN212717352U (zh) 一种双吸泵机械密封结构及双吸泵
JPS5931367B2 (ja) ガス遠心分離機における回転胴の製造方法
CN112814927B (zh) 涡轮分子泵及其防尘式转子元件
JPS6139120Y2 (ja)
JPS608378B2 (ja) シ−ル装着装置
JPS595199Y2 (ja) ライナリングの調整装置
JPH0228297Y2 (ja)
JPH0251621A (ja) 給排気機構付き気体軸受スピンドル
JPH03264795A (ja) ターボ分子ポンプ
JPH04136322U (ja) 空気軸受装置
JPH0988875A (ja) ターボ分子ポンプ
JPH0117620Y2 (ja)
JPS6313432Y2 (ja)
JPS61207892A (ja) タ−ボ分子ポンプ