JP6219908B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、地震等の振動発生時に扉をロックするロック機構を備えた冷蔵庫に関する。
地震発生時の振動により扉をロックして扉の開放を阻止する従来のロック機構は特許文献1に開示されている。このロック機構は扉により開閉される収納棚に取り付けられる。扉は収納棚の左右の端部の鉛直な枢支軸で枢支された片端支持方式の回動型に形成され、扉の開放側の端部にロック機構が配置される。
ロック機構は前面を開口する筐体と、筐体内に収納される球体と、筐体内に配されて筐体の前面から突出するレバー部材とを有する。レバー部材は筐体に水平な回動軸で軸支して鉛直面内で回動可能に配され、前端には下方に屈曲した突出部(フック)が形成される。球体はレバー部材の後端部上に設置される。扉には突出部に係合可能な係合部(フック受け)が設けられる。
地震の振動によって筐体内の球体が転動してレバー部材から脱落すると、レバー部材の前端が降下する。これにより、突出部が係合部に係合し、扉がロックされる。従って、地震発生時に収納物の落下や扉との衝突を防止し、収納棚の安全性を向上することができる。
また、特許文献2には同様のロック機構を冷蔵庫に設けることが記載され、地震発生時に冷蔵庫の扉をロックして冷蔵庫の安全性を向上することができる。
特開平10−266674号公報(第3頁−第7頁、第1図、第9図) 特開2001−349123号公報(第2頁、第5図) 特開2001−250582号公報(第2頁−第7頁、第1図、第21図)
冷蔵庫の貯蔵室の前面を開閉する片端支持方式の回動型の断熱扉は断熱材の充填や、貯蔵室側に設けた収納ポケットによる収納物(例えば、飲料用ペットボトル、ドレッシング容器、牛乳等の紙パック等)の保持のために重量が大きくなる。このため、冷蔵庫の経年使用によって、断熱扉の自重による変形や、枢支軸を形成するヒンジピン及び軸受の摩耗による断熱扉の傾斜が生じ、断熱扉の開放側の端部が降下する。
このため、上記従来のロック機構を設けた冷蔵庫によると、振動によってレバー部材の前端が降下した際に突出部が係合部に係合しない場合がある。従って、地震発生時に断熱扉がロックされずに開放され、貯蔵室内や収納ポケットから落下した貯蔵物や断熱扉が人体に衝突する虞があった。
本発明は、地震発生時に断熱扉を確実にロックして安全性を向上できる冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、前面を開口した貯蔵室を有する本体部と、鉛直な枢支軸で前記本体部に枢支されて前記貯蔵室の前面を開閉する断熱扉と、鉛直面内で回動可能なレバー部材を有して前記本体部及び前記断熱扉の一方に取り付けられるロック機構とを備え、前記ロック機構が振動したときに前記レバー部材の前端が上下動して前記断熱扉の閉止状態をロックする冷蔵庫において、前記ロック機構を前記枢支軸の近傍に配置したことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記ロック機構を前記本体部に取り付けたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、左右方向に延びて前記レバー部材の前端に係合する係合部を前記断熱扉の上端部または下端部に設けたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記断熱扉がパッキンを介して前記本体部に対向するとともに、前記ロック機構が前記枢支軸よりも外側に配置され、前記本体部が振動したときに前記レバー部材の前端が前記パッキンにより形成される前記本体部と前記断熱扉との隙間に進入することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記枢支軸を形成するヒンジピンを保持した保持部材を備え、前記ロック機構が前記保持部材に取り付けられることを特徴としている。
また本発明の冷蔵庫は、上記構成の冷蔵庫において、前記貯蔵室が左右に並設して複数の前記断熱扉により開閉されるとともに、前記本体部の左右端の前記枢支軸でそれぞれ枢支され、一方の前記断熱扉の横幅が他方の前記断熱扉よりも大きく、一方の前記断熱扉に対して前記ロック機構を前記枢支軸の近傍に配置するととともに、他方の前記断熱扉に対して前記ロック機構を開放側の端部に配置したことを特徴としている。
また本発明は、上前面を開口した貯蔵室を有する本体部と、鉛直な枢支軸で前記本体部に枢支されて前記貯蔵室の前面を開閉する断熱扉と、水平面内で回動可能なレバー部材を有して前記貯蔵室の側壁または前記断熱扉の側面に取り付けられるロック機構とを備え、前記ロック機構が振動したときに前記レバー部材の前端が左右方向に移動して前記断熱扉の閉止状態をロックすることを特徴としている。
本発明によると、鉛直面内で回動可能なレバー部材の前端が上下動して断熱扉の閉止状態をロックするロック機構を断熱扉の枢支軸の近傍に配置したので、経年使用によって断熱扉の開放端が降下しても断熱扉の開放を確実に阻止することができる。従って、冷蔵庫の安全性を向上することができる。
本発明の第1実施形態の冷蔵庫を示す正面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫を示す右側面断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の上部の右側面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の右部の上面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の冷蔵室の断熱扉のロック機構を示す側面断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の冷凍室の断熱扉のロック機構を示す側面断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の平常時の状態を示す右側面断面図 本発明の第1実施形態の冷蔵庫の地震発生時の状態を示す右側面断面図 本発明の第2実施形態の冷蔵庫を示す正面図 本発明の第3実施形態の冷蔵庫の右部の上面図 本発明の第3実施形態の冷蔵庫の平常時のロック機構の動作を示す側面断面図 本発明の第3実施形態の冷蔵庫の地震発生時のロック機構の動作を示す側面断面図 本発明の第4実施形態の冷蔵庫を示す正面図 本発明の第4実施形態の冷蔵庫の冷蔵室の断熱扉のロック機構を示す上面断面図 本発明の第4実施形態の冷蔵庫の冷蔵室の断熱扉のロック機構を示す側面断面図
<第1実施形態>
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1、図2は第1実施形態の冷蔵庫を示す正面図及び右側面断面図である。冷蔵庫1は発泡断熱材を充填した断熱箱体3により形成される本体部2を有している。本体部2の上部には冷蔵室5が設けられる。冷蔵室5の下方には断熱材を充填した仕切壁11を介して製氷室6及び冷凍室7が左右に並設される。製氷室6と冷凍室7との間には本体部2の前部に配される上下に延びた縦仕切部(不図示)が設けられる。
製氷室6及び冷凍室7の下方には本体部2の前部に配される左右に延びた仕切部13を介して冷凍室8が設けられる。冷凍室8の下方には断熱材を充填した仕切壁12を介して野菜室9が設けられる。断熱箱体3の下部後方には機械室20が設けられる。
冷蔵室5は貯蔵物を冷蔵保存し、野菜室9は冷蔵室5よりも高温に維持して野菜等の貯蔵物を冷蔵保存する。製氷室6、冷凍室7及び冷凍室8は連通し、製氷室6で製氷及び貯氷を行うとともに冷凍室7、8で貯蔵物を冷凍保存する。機械室20内には冷凍サイクルを運転する圧縮機21が配される。
冷蔵室5は左右端でそれぞれ枢支された観音開きの断熱扉14、15により開閉される。冷蔵室5の右側を覆う断熱扉15の横幅は左側を覆う断熱扉14の横幅よりも大きく(例えば、1.5倍〜2倍)形成される。また、断熱扉14、15の背面にはそれぞれドアポケット14a、15a(14aは不図示)が設けられる。尚、左右の断熱扉14、15が同じ横幅を有する構成も可能である。
製氷室6は貯氷容器(不図示)と一体の引出し式の断熱扉16により開閉される。冷凍室7、8は貯蔵物の収納ケース17a、18aと一体の引出し式の断熱扉17、18によりそれぞれ開閉される。野菜室9は収納ケース19aと一体の引出し式の断熱扉19により開閉される。
引き出し式の断熱扉16〜19には左右の端部から後方に延びる保持部材(不図示)が設けられる。左右の保持部材によって貯氷容器や収納ケース17a、18a、19aが保持される。保持部材にはローラや下面が円弧状等の曲面の摺動部が設けられる。断熱箱体3の内壁には前後に延びるレール部材(不図示)が設けられ、摺動部を介して保持部材がレール部材上を摺動して案内される。摺動部によって引き出し式の断熱扉16〜19の開閉を円滑に行うことができる。
また、レール部材には断熱扉16〜19が閉じられた位置よりも前方で摺動部を斜め下方に案内する段差部が設けられる。これにより、断熱扉16〜19が閉じられる際に自重によって段差部上を降下して後方に案内される。従って、断熱扉16〜19が自閉性を有するとともに、断熱扉16〜19の密閉性を向上することができる。
断熱扉14〜19の内部には発泡断熱材が充填され、前面には美観や清掃性の向上のためにガラス板37(図7参照)が配される。また、断熱扉14〜19の背面周部には断熱箱体3の前面に密接するパッキン26(図3参照)が設けられる。
冷凍室7、8の背面部には冷気通路24が設けられ、冷蔵室5の背面部には冷気通路24とダンパ(不図示)を介して連通する冷気通路25が設けられる。冷気通路24には冷却器22及び送風機23が配され、冷凍室7に臨む吐出口24a及び冷却器22に冷気を戻す戻り口24bが開口する。冷却器22は圧縮機21に接続され、冷気を生成する。
冷気通路25には冷蔵室5に臨む吐出口25aが開口し、冷蔵室5からは野菜室9に連通する連通路(不図示)が導出される。野菜室9には冷却器22に冷気を戻す戻り口(不図示)が設けられる。
圧縮機21及び送風機23の駆動によって冷気通路24を流通する空気が冷却器22と熱交換して冷気が生成され、吐出口24aから冷凍室7に吐出される。冷凍室7に吐出された冷気により製氷室6、冷凍室7及び冷凍室8内が冷却され、戻り口24bを介して冷却器22に戻る。これにより、製氷室6、冷凍室7及び冷凍室8内が氷点よりも低温に維持される。
また、ダンパが開かれると冷気通路24を流通する冷気の一部が冷気通路25に流入し、吐出口25aから冷蔵室5に吐出される。冷蔵室5に吐出された冷気により冷蔵室5内が冷却され、冷蔵室5内が氷点よりも高温に維持される。冷蔵室5を流通した冷気は連通路を介して野菜室9に流入し、野菜室9が冷蔵室5よりも高温に維持される。野菜室9を流通した冷気は戻り口を介して冷却器22に戻る。
断熱箱体3の天面の左右端には保持部材30が取り付けられ、仕切壁11の前面の左右端には保持部材31が取り付けられる。保持部材30、31は詳細を後述するように枢支軸Cを形成するヒンジピン32(図3、図4参照)を保持する。
左右の保持部材30の上面には振動により断熱扉14、15の閉止状態をロックして開放を阻止するロック機構40がそれぞれ取り付けられる。仕切部13の上面には振動により断熱扉16、17の閉止状態をロックして開放を阻止するロック機構50がそれぞれ取り付けられる。仕切壁12の上面には仕切部13上と同じロック機構50が取り付けられ、振動により断熱扉18の閉止状態をロックする。断熱箱体3の底壁の上面には仕切部13上と同じロック機構50が取り付けられ、振動により断熱扉19の閉止状態をロックする。
図3、図4は冷蔵庫1の上部の右側面図及び右部の上面図を示している。保持部材30は金属板により形成され、断熱箱体3の上面にネジ止めされる。保持部材31(図1参照)も同様に金属板により形成され、仕切壁11(図1参照)の前面にネジ止めされる。
保持部材30、31は断熱箱体3よりも前方に突出し、鉛直方向に延びる金属製のヒンジピン32を保持する。断熱扉15の上下面には軸受部33が設けられ、軸受部33によりヒンジピン32を軸支して断熱扉15の鉛直な枢支軸C(図1参照)が形成される。尚、断熱扉14も同様の構成により、ヒンジピン32によって鉛直な枢支軸Cが形成される
ロック機構40はヒンジピン32に対して断熱扉15の開放端側にずれて保持部材30上にネジ止めされる。これにより、ロック機構40は枢支軸Cを形成するヒンジピン32の近傍に配置される。
断熱扉15の上面には左右方向に延びるバー状の係合部35がロック機構40に対向して設けられる。軸受部33及び係合部35は断熱扉15の上面を覆う樹脂成形品の上面カバー36(図7参照)により一体に形成される。
ロック機構40は位置決めピン(不図示)により保持部材30上に位置決めされる。保持部材30は金属板により形成されるためロック機構40は本体部2上の所定位置に正確に位置決めされる。係合部35は軸受部33の近傍に配されて一体に形成されるため、軸受部33に対して所定位置に正確に配置される。このため、ロック機構40と係合部35との相対的な位置精度を高く維持することができる。
尚、断熱扉14を枢支する保持部材30上にも同様にロック機構40がネジ止めされ、枢支軸Cを形成するヒンジピン32の近傍に配置される。また、断熱扉14の上面には左右方向に延びるバー状の係合部35がロック機構40に対向して設けられる。
図5は冷蔵室5の断熱扉14、15のロック機構40の側面断面図を示している。ロック機構40は保持部材30上に配される樹脂成形品から成る中空の筐体41を有している。筐体41は前面に開口部41aを開口し、内部の底面41bが筐体41の前部に下端を有した円錐面に形成される。筐体41には前部を開口部41aから突出して前後に延びるレバー部材43が水平な回動軸を形成する軸部43aで軸支される。これにより、レバー部材43は鉛直面内で回動可能になっている。レバー部材43の前端には下方に屈曲した鉤状の突出部43bが設けられる。
筐体41内の底面41b上には金属等の球体42が配される。球体42は平常時には円錐面の底面41bの下端に配置される。この時、レバー部材43は自重によって後部が下がるように配置される。
ロック機構40が振動すると球体42が筐体41の底面41b上を転動し、一点鎖線42’で示すように軸部43aから離れる方向に移動して筐体41の後部に配される。これにより、レバー部材43は一点鎖線43’で示すように球体42により後部が持ち上げられ、前端が降下する。振動が終了すると球体42は重力により底面41bの下端に配置され、レバー部材43の自重によりレバー部材43の前端が上昇する。
図6は断熱扉16〜19のロック機構50の側面断面図を示している。ロック機構50は仕切壁12等の上面に配される樹脂成形品から成る中空の筐体51を有している。筐体51は前面に開口部51aを開口し、内部の底面51bが筐体51の後部に下端を有した円錐面に形成される。筐体51には前部を開口部51aから突出して前後に延びるレバー部材53が水平な回動軸を形成する軸部53aで軸支される。これにより、レバー部材53は鉛直面内で回動可能になっている。レバー部材53の前端には上方に屈曲した鉤状の突出部53bが設けられる。
筐体51内の底面51b上には金属等の球体52が配される。球体52は平常時には円錐面の底面51bの下端に配置される。この時、レバー部材53は自重によって前部が下がるように配置される。
ロック機構50が振動すると球体52が筐体51の底面51b上を転動し、一点鎖線52’で示すように軸部53aから離れる方向に移動して筐体51の前部に配される。これにより、レバー部材53は一点鎖線53’で示すように球体52により前端が持ち上げられる。振動が終了すると球体52は重力により底面51bの下端に配置され、レバー部材53の自重によりレバー部材53の前端が降下する。
図7、図8は冷蔵庫1の上部の右側面断面図であり、ロック機構40を通る断面を示している。平常時には図7に示すように、ロック機構40のレバー部材43の前端に設けた突出部43bは係合部35よりも上方に配置される。これにより、断熱扉14、15を開閉することができる。
地震が発生すると本体部2の振動がロック機構40に伝達されてロック機構40が振動し、レバー部材43の前端が降下する。これにより、図8に示すように断熱扉14、15は開き始めても突出部43bと係合部35との係合により閉止状態がロックされ、断熱扉14、15の開放が阻止される。
また、ロック機構50もロック機構40と同様に動作する。即ち、断熱扉16〜19の背面には係合部35と同様の左右方向に延びるバー状の係合部(不図示)がロック機構50に対向して設けられる。平常時にはロック機構50のレバー部材53の前端に設けた突出部53bは係合部よりも下方に配置される。これにより、断熱扉16〜19を開閉することができる。
地震が発生すると本体部2の振動がロック機構50に伝達されてロック機構50が振動し、レバー部材53の前端が上昇する。これにより、断熱扉16〜19は開き始めても突出部53bと係合部との係合により閉止状態がロックされ、断熱扉16〜19の開放が阻止される。
従って、開放された断熱扉14〜19や、断熱扉14、15の開放により落下した貯蔵物と、使用者との衝突を防止することができる。この時、断熱扉14、15のロック機構40は枢支軸Cを形成するヒンジピン32の近傍に配置される。このため、経年使用によって断熱扉14、15の開放端が降下しても、突出部43bを係合部35に係合させることができる。これにより、断熱扉14、15の開放を確実に阻止することができる。
特に、断熱扉14、15がガラス板37を有するため重量が大きく、経年使用による開放端の降下量が大きい。しかしながら、ロック機構40を枢支軸Cの近傍に配置することにより、断熱扉14、15の開放を確実に阻止することができる。
また、断熱扉16〜19のロック機構50は貯氷ケースや収納ケース17a〜19aにより上方を覆われる。これにより、冷蔵庫1の美観を向上することができる。
本実施形態によると、鉛直面内で回動可能なレバー部材43の前端が降下して断熱扉14、15の閉止状態をロックするロック機構40を断熱扉14、15の枢支軸Cの近傍に配置している。このため、経年使用によって断熱扉14、15の開放端が降下しても突出部43bを係合部35に係合させることができる。従って、断熱扉14、15の開放を確実に阻止し、冷蔵庫1の安全性を向上することができる。
また、左右方向に延びてレバー部材43の前端の突出部43bに係合する係合部35を断熱扉14、15の上端部に設けたので、突出部43bと係合部35との係合によって容易に断熱扉14、15の開放を阻止することができる。
また、ヒンジピン32を保持する保持部材30にロック機構40を取り付けたので、枢支軸Cの近傍にロック機構40を容易に配置することができる。
本実施形態において、ロック機構40に替えて断熱扉16〜19のロック機構50を保持部材31上に設け、係合部35を断熱扉14、15の下端部に設けてもよい。また、レバー部材43、53の突出部43b、53bを左右に延びるバー状に形成し、係合部(35等)を鉤状に形成してもよい。
<第2実施形態>
次に、図9は第2実施形態の冷蔵庫1の正面図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図8に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は断熱扉14のロック機構40の配置が第1実施形態と異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
断熱扉15のロック機構40は第1実施形態と同様に、枢支軸Cの近傍に配置されるため、経年使用により開放端が降下しても確実に断熱扉15をロックすることができる。
断熱扉14のロック機構40は本体部2の天井面に取り付けられ、断熱扉14の開放側の端部に配置される。断熱扉15よりも横幅の狭い断熱扉14は自重による変形やヒンジピン32(図6参照)の摩耗による傾斜が発生しにくいため、経年使用による開放端の降下が少ない。このため、ロック機構40を断熱扉14の開放側の端部に配置しても、地震発生時に断熱扉14を確実にロックすることができる。
この時、断熱扉14のロック機構40は枢支軸Cから離れるため、開放される断熱扉14から受ける力が小さい。従って、断熱扉14のロック機構40を小型化して冷蔵庫1のコストを削減することができる。
<第3実施形態>
次に、図10は第3実施形態の冷蔵庫1の右部の上面図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図8に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は断熱扉14、15のロック機構40の配置及びレバー部材43の形状が第1実施形態と異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
断熱扉15のロック機構40は保持部材30に取り付けられ、ヒンジピン32により形成される枢支軸C(図1参照)よりも外側に配置される。断熱扉14(図1参照)のロック機構40も同様に、保持部材30に取り付けられ、枢支軸Cよりも外側に配置される。
図11は冷蔵庫1の上部のロック機構40を通る右側面断面図を示している。断熱扉14、15と断熱箱体3の前面との間にはパッキン26によって隙間Sが形成される。ロック機構40のレバー部材43の前端に設けられる突出部43bは平板状に形成され、隙間Sに進入可能な前後方向の幅を有する。
平常時には同図に示すように、ロック機構40のレバー部材43の前端に設けた突出部43bは断熱扉14、15の上面よりも上方に配置される。これにより、断熱扉14、15を開閉することができる。
地震が発生すると本体部2の振動がロック機構40に伝達されてロック機構40が振動し、図12に示すようにレバー部材43の前端が降下する。これにより、突出部43bが枢支軸Cよりも外側の隙間Sに進入し、断熱扉14、15の閉止状態がロックされて断熱扉14、15の開放が阻止される。従って、第1実施形態と同様の効果を得ることができ
る。
尚、前述の図6に示すロック機構50を本実施形態の突出部43bと同様に突出部53bを形成し、ロック機構40に替えて断熱扉14、15の下方の保持部材31(図1参照)に取り付けてもよい。
また、第1〜第3実施形態において、断熱扉14、15にヒンジピン32の保持部材30、31を設け、本体部2に軸受部33を設けてもよい。この時、ロック機構40を軸受部33に取り付けることにより、枢支軸Cの近傍にロック機構40を配置することができる。
<第4実施形態>
次に、図13は第4実施形態の冷蔵庫1の正面図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図8に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は冷蔵室5の断熱扉14(図1参照)を省いて断熱扉15が片開きに形成される。また、断熱扉15のロック機構40に替えてロック機構60が設けられる。その他の部分は第1実施形態と同様である。
冷蔵庫1は本体部2の上方から順に冷蔵室5、冷凍室8、野菜室9が設けられ、それぞれ断熱扉15、18、19により開閉される。断熱扉15は本体部2の右端部に設けた保持部材30、31に保持されるヒンジピン32によって枢支軸Cが形成される。
ロック機構60は断熱扉15の開放端である冷蔵室5の左側壁の上部に取り付けられる。断熱扉15の左側面には上下方向に延びたバー状の係合部35(図14、図15参照)が設けられる。
図14、図15はロック機構60の上面断面図及び側面断面図を示している。ロック機構60は冷蔵室5の側壁に配される樹脂成形品から成る中空の筐体61を有している。筐体61は前面に開口部61aを開口し、内部の底面61bが筐体61の前部に下端を有した円錐面に形成される。また、筐体61の内部の右側面61cは後方が左方向に傾斜した傾斜面に形成される。
筐体61には前部を開口部61aから突出して前後に延びるレバー部材63が鉛直な回動軸を形成する軸部63aで軸支される。これにより、レバー部材63は水平面内で回動可能になっている。レバー部材63の前端には右方に屈曲した鉤状の突出部63bが設けられる。
筐体61内の底面61b上には金属等の球体62が配される。球体62は平常時には円錐面の底面61bの下端に配置される。この時、レバー部材53は弾性部材(不図示)の付勢によって突出部63bが係合部35よりも左方に配置される。これにより、断熱扉15を開閉することができる。
地震の発生により本体部2の振動がロック機構60に伝達されてロック機構60が振動すると、筐体61の底面61b上を球体62が転動する。これにより、球体62が一点鎖線62’で示すように軸部63aから離れる方向に移動して筐体61の後部に配される。この時、球体62は右側面61cに沿って左方向に移動し、レバー部材63が一点鎖線63’で示すように前端を右方に回動し、突出部63bが係合部35に係合する。これにより、断熱扉15は開き始めても突出部63bと係合部35との係合により閉止状態がロックされ、断熱扉15の開放が阻止される。
振動が終了すると球体62は重力により底面61bの下端に配置され、レバー部材63の前端が弾性部材により左方に移動する。
本実施形態によると、水平面内で回動可能なレバー部材63の前端が左右方向に移動して断熱扉15の閉止状態をロックするロック機構60を設けている。このため、経年使用によって断熱扉15の開放端が降下しても突出部63bが係合部35に係合して断熱扉15をロックすることができる。従って、断熱扉15の開放を確実に阻止し、冷蔵庫1の安全性を向上することができる。
また、上下方向に延びてレバー部材63の前端の突出部63bに係合する係合部35を断熱扉15の側面に設けたので、突出部63bと係合部35との係合によって容易に断熱扉15の開放を阻止することができる。
本実施形態において、突出部63bを前述の図11に示す第3実施形態の突出部43bと同様に形成し、ロック機構60を断熱扉15の枢支側である冷蔵室5の右側壁に取り付けてもよい。また、レバー部材63の突出部63bをバー状に形成して係合部35を鉤状に形成してもよい。
また、第1〜第4実施形態において、ロック機構40、50、60のレバー部材43、53、63が球体42、52、62の転動により回動するが、筐体41、51、61に一端を支持した錘の揺動により回動してもよい。
また、第1〜第4実施形態において、ロック機構40、50、60を本体部2に替えて断熱扉14〜19の上下の端部や側面に設け、振動発生時にレバー部材43、53、63が本体部2に係合してもよい。
本発明は、地震発生時に扉をロックするロック機構を備えた冷蔵庫に利用することができる。
1 冷蔵庫
2 本体部
3 断熱箱体
4、10 断熱材
5 冷蔵室
6 製氷室
7、8 冷凍室
9 野菜室
11、12 仕切壁
13 仕切部
14〜19 断熱扉
15a ドアポケット
17a〜19a 収納ケース
20 機械室
21 圧縮機
22 冷却器
23 送風機
24、25 冷気通路
26 パッキン
30、31 保持部材
32 ヒンジピン
33 軸受部
35 係合部
36 上面カバー
40、50、60 ロック機構
41、51、61 筐体
42、52、62 球体
43、53、63 レバー部材
43b、53b、63b 突出部

Claims (4)

  1. 前面を開口した貯蔵室を有する本体部と、鉛直な枢支軸で前記本体部に枢支されて前記貯蔵室の前面を開閉する断熱扉と、鉛直面内で回動可能なレバー部材を有するロック機構とを備え、前記ロック機構が振動したときに前記レバー部材の前端が上下動して前記断熱扉の閉止状態をロックするとともに、振動停止時に前記レバー部材の前端が前記断熱扉をロックする位置から退避して前記断熱扉の閉止状態のロックを解除する冷蔵庫において、前記枢支軸を形成するヒンジピンを保持した保持部材が前記本体部に固定されるとともに前記ロック機構が前記保持部材上に位置決めされて取り付けられ、前記ヒンジピンを軸支して前記枢支軸を形成する軸受部及び前記レバー部材に対向する係合部が前記断熱扉の上端部または下端部に一体に形成されて、前記ロック機構が非振動の状態では前記レバー部材が前記係合部に接触せず、前記ロック機構が振動したときは前記レバー部材が前記係合部に係合することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記ロック機構が前記枢支軸の近傍となるように、前記枢支軸と前記断熱扉の開放側の端部との中間位置よりも前記枢支軸側に前記ロック機構を配置したことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記断熱扉の前面にガラス板を配したことを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記断熱扉の背面にドアポケットを配したことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の冷蔵庫。
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