JP6219278B2 - 超電導線 - Google Patents

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Description

本発明は、基板上に中間層、超電導層を成膜した超電導線、特に基板表面平滑性よりも平滑性が優れた中間層を成膜して、良好な臨界電流特性(高臨界電流)を得ることができる超電導線に関するものである。
一般的な超電導線は、線材として求められる強度及び可撓性等を得るためにたとえば金属テープ等を基板とし、この基板上に酸化物層(1または複数の層)を成膜して中間層としたうえで、この中間層の上に酸化物超電導体によってなる超電導層を成膜し、さらにこの超電導層の保護、局所的発熱を発散する等のための保護層(安定化層ともいう)を超電導層の上に成膜した構造を有している。
超電導線における臨界電流は超電導層の面内配向性に依存する。上述の超電導線においては、超電導層の面内配向性は中間層の表面平滑性(表面粗さ)及び面内配向性の影響を受け、そして中間層の表面平滑性は基板の表面平滑性の影響を受ける。
そのため中間層の良好な表面平滑性(たとえば、算術平均粗さRaが1〜2nm以下。以下、算術平均粗さRaを単に「粗さRa」と表記することがある。)を得るために、機械研磨かつ/または電解研磨等によって基板を平滑化する必要がある。しかし一般的な機械研磨では、基板の平滑性が局部的に不充分となる可能性が否めない。
ここで所望の表面平滑性および面内配向性を有した中間層を成膜する技術として、IBAD法(Ion Beam Assisted Deposition:イオンビームアシスト蒸着法)、MOD法(Metal Organic Deposition:有機金属塩塗布分解法)等が知られているところ、非真空プロセスであるMOD法は真空プロセスであるIBAD法等よりも低コストである。また、スパッタリング法や蒸着法では、中間層の表面平滑性を基板の表面平滑性よりも向上させることが難しいため、そもそも基板に良好な平滑性が必要となる。
こうしたことから、超電導線において高臨界電流を得るために、局部的な平滑性不足が生じ難い平滑化方法である電解研磨によって、基板の表面を平滑化したうえで、MOD法によって中間層を成膜する技術が特許文献1に開示されている。また特許文献2には、電解研磨された基板にディップ・コーティングを施したうえでIBAD法によって中間層等を成膜する超電導線の成膜技術が開示されている。
特開2011−096510号公報 米国特許8088503号公報
しかし、基板の研磨工程は超電導線の製造コスト上昇の要因となり、また機械研磨は局部的な研磨不良による歩留まり低下が否めない、という問題がある。また基板の表面平滑性を向上させると、基板と中間層との密着強度(以下、「密着強度」と表記することがある。)が低下する。すなわち、基板の表面平滑性向上および密着強度の双方を向上させることには一定の限界がある。
そこで、本発明は、良好な表面平滑性を有する中間層を成膜することができ、良好な臨界電流特性を得るとともに、高い密着強度を得ることができる超電導線を提供することを課題とした。
上記課題を解決するため本発明に係る超電導線は、表面の最大高さ粗さRzが10nm以上である成膜面を有する基板と、前記成膜面上に形成された塗布膜を有する第1の中間層および前記第1の中間層上に形成され2軸配向した第2の中間層を備えた中間層と、前記中間層上に成膜された酸化物超電導層とを有することとした。
ここで該超電導線において、前記第1の中間層は複数の塗布薄膜層からなり、前記第1の中間層の最表面に形成された最表面塗布薄膜層が前記成膜面上に形成された第1の塗布薄膜層より薄く形成されることによって、前記第1の中間層の表面平滑性を、前記第1の中間層が塗布された前記基板の表面平滑性よりも良好なものとすることができる。また、前記第1の中間層の最表面に形成される最表面塗布薄膜層を成膜するために用いる原料溶液の粘度を、前記成膜面上に形成される第1の塗布薄膜層を成膜するために用いる前記原料溶液の粘度よりも低くすることで、前記第1の中間層の表面平滑性を前記基板の表面平滑性よりも良好なものとした。
前記複数の塗布薄膜層の各塗布薄膜層については、前記成膜面の表面との距離が離れるにつれて、前記塗布薄膜層の膜厚が薄く形成されていることが好ましい。また、前記基板との距離が離れるにつれて、粘度が小さい原料溶液を用いて成膜することが好ましい。そうすることで、前記第1の中間層の表面平滑性がさらに向上する。
ここで前記基板の表面上は、粗さRzが大きいほどいわゆるアンカー効果によって密着強度が高まるため、表面の最大高さ粗さRzは10nm以上であることが好ましい。また前記第1の中間層の表面平滑性が超電導層を流れる臨界電流に影響を及ぼすため、前記第1の中間層の表面の算術平均粗さRaは5nm以下であることが好ましい。
該超電導線では、基板表面の平滑性が従来よりもラフな基板上に、良好な表面平滑性を有する前記第1の中間層が成膜される。したがって該超電導線は、前記基板が圧延で成形されたものであっても、即ち、圧延によって実現可能な程度の表面平滑性であっても、良好な表面平滑性を有する前記第1の中間層を成膜することができ、良好な臨界電流特性を有することができる。
前記塗布薄膜層は、MOD法によって成膜することができ、膜厚を、たとえば300〜1000nmとすることができる。MOD法は、有機金属化合物が溶解した原料溶液を基板上に塗布した後、これを加熱して熱分解させることにより基板上に薄膜を成膜する非真空プロセスであり、低コストで高速成膜が可能なことから長尺のテープ状酸化物超電導線の製造に適している。また前記第2の中間層はイオンビームアシスト蒸着法によって形成することもでき、その場合は、前記塗布薄膜層は、アモルファス状の薄膜とすることが好ましい。
本発明によれば、基板の表面平滑性によって基板と中間層との間の高い密着強度を維持しつつ、中間層の良好な表面平滑性を実現し、高臨界電流を得られる超電導線を提供することができる。
また本発明によれば、表面平滑性の優れた中間層を成膜することができるから、基板に研磨を施す必要がなくなる。たとえば、圧延で成形した後の基板に研磨を施さず第1の中間層を成膜することができるから、超電導線の製造コストを削減することができる。
もちろん、基板に研磨を施す場合であっても、表面平滑性が比較的ラフな基板の表面上に、表面平滑性の優れた中間層を成膜することができるから、超電導線の製造コストを削減することができる。
本発明の一実施例に係る超電導線の概略構成を説明するための図である。 図1に示す超電導線の第1の中間層の一例を説明するための図である。 図1に示す超電導線の概略断面構成を説明するための図である。 図1に示す超電導線における第1の中間層の表面粗さRa(ベッド層Ra)と臨界電流との関係の一例を示すグラフである。 図1に示す超電導線における基板表面粗さRz(基板Rz)と密着強度との関係の一例を示すグラフである。
以下、図面および表を参照して本発明に係る超電導線について説明する。
<超電導線の概略構成>
本発明の一実施形態に係る超電導線1の概略構成を図1に示す。超電導線1は、基板10の上に、中間層20、超電導層(酸化物超電導層)30、保護層40の順で成膜された構成を有している。
<基板について>
基板10は、テープ状に成形されており、その主面のうちの少なくとも一面(表面)が成膜面である。基板10は、強度および耐熱性に優れた低磁性の非配向性金属、非配向性セラミック等で構成される。基板に用いる金属材料としては、例えば、強度及び耐熱性に優れた、Co、Cu、Ni、Ti、Mo、Nb、Ta、W、Mn、Fe、Ag、Cr等の金属又はこれらの合金が用いられる(以下、金属または合金を単に「金属」と表記することがある)。特に好ましいのは、耐食性及び耐熱性の点で優れているステンレス、ハステロイ(登録商標)、その他のニッケル系合金である。また、これら各種金属材料上に各種セラミックスを配してもよい。また、セラミックス基材の材料としては、例えば、MgO、SrTiO3、又はイットリウム安定化ジルコニア等が用いられる。
基板10が金属の場合には、たとえばリールに巻回等された金属板を圧延ロールで圧延しながら、所望の幅、膜厚、および長さの基板とすることができる。この圧延工程を適切に制御することで、即ち、たとえば、金属板の成分組成を考慮して、圧延ロールによる圧延回数、圧延ロールの表面の平滑性、圧延圧力、圧延時の温度等を適切に制御することで、基板10の表面を所望の粗さ(たとえば、粗さRzが10nm以上)とすることができる。
<中間層について>
中間層20は、基板10の表面(成膜面)10sの上に成膜され、基板10と超電導層30との間に介在して、超電導層30における高い面内配向性を実現するための層である。また中間層20は、基板10と超電導層30との間の緩衝層としての機能も有しており、たとえば基板10に含まれる元素が超電導層30に拡散することを抑制し、また基板10と超電導層30との熱膨張率の相違の影響を和らげる。中間層20は、第1の中間層21、および第2の中間層22を有している。第1の中間層21は基板10の表面(成膜面)10sの上に成膜されており、第2の中間層22は第1の中間層21の表面21sの上に成膜されている。
なお「基板10の表面(成膜面)10sの上に成膜された」とは、基板10の成形後の状態における表面(成膜面)10sに直接成膜されたこと、および基板10の成形後に何らかの加工工程等を経た表面(成膜面)10sに成膜されたことを含む意味である。即ち、本発明における「表面上」、「基板上」とは、上記「表面(成膜面)10sの上」と同義である。
<第1の中間層について>
第1の中間層21は、例えばMOD法によって、原料溶液を基板10の表面10sの上に塗布して成膜される。このとき塗布する原料溶液は、GdZr7−δ(−1<δ<1、以下、「GZO」と表記することがある。)、YAlO(イットリウムアルミネート)、YSZ(イットリア安定化ジルコニア)、Y、Gd、Al、B、Sc、Cr、REZrO、CeO、PrO、及びRE等の希土類酸化物(REは、単一の希土類元素又は複数の希土類元素を表す。)を、たとえばトリフルオロ酢酸塩、ナフテン酸塩、オクチル酸塩、レブリン酸塩、ネオデカン酸塩のいずれか1種以上を含む溶液に混合して、金属有機酸塩溶液としたものである。この場合において、原料溶液はこれらのものに限定されない。面内配向性を向上させるためには、GZOやCeO、PrO等を用いることが好ましい。
塗布は、たとえば、特開2010−274241号公報に開示されたダイコート法によって行うことができる。ダイコート法は、長尺基材(たとえば本発明における基板10)を連続的に移送しながら、その長尺基材の表面に所定の間隔をおいて対向配置されたキャビティを有する塗布ダイスを用いて、原料溶液を塗布して薄膜(塗布薄膜)を成膜する技術である。
ダイコート法は、キャビティ内へ所定の圧力で原料溶液を供給しながら、原料溶液より生じる塗布ダイスへの反発力が所定の値に保たれるように塗布ダイスに付与する基材への荷重を制御して、長尺基材の表面に薄膜を成膜することができる。したがって、ダイコート法によれば、長尺基材の走行スピード、長尺基材やダイスの表面の凹凸にほとんど影響されることなく、膜厚精度の高い薄膜を連続的かつ高速に成膜することができる。もちろん薄膜を成膜するための原料溶液の粘度を適宜変えることができる。
こうした塗布技術によって、図2に示すように、基板10上に第1の中間層を構成するn層の塗布薄膜層21i(i=1、2・・・n)を成膜する。例えばn=2〜10とした場合には、2〜10層の塗布薄膜層21iを成膜する。塗布薄膜層21i(i=1,第1塗布薄膜層)は基板10の成膜面に最も近い一方、塗布薄膜層21i(i=n,最表面塗布薄膜層)は基板10から最も離れている。そして、たとえばこれら塗布薄膜層21iでは、i=1の層(第1塗布薄膜層)において膜厚を最も厚く、i=2、3・・・nとなるにつれて、換言すれば基板10から離れるにつれて、膜厚を暫時薄く成膜することができる。このように膜厚を変化させることで、基板10と第1の中間層21との密着性および第1の中間層21の表面形状を調整することができる。塗布薄膜層21i(i=1,第1塗布薄膜層)の膜厚を厚くすることで、基板10の表面に存在する凹凸を埋めることができ、密着性を向上させることができる。また、塗布薄膜層21i(i=n,最表面塗布薄膜層)の膜厚を薄くすることで、第1中間層21の最表面の平坦性を確保することができる。
またこれら塗布薄膜層21iでは、i=1の層(第1塗布薄膜層)を最も粘度の高い原料溶液で成膜し、i=2、3・・・nとなるにつれて、換言すれば基板10から離れるにつれて、原料溶液の粘度を暫時低いもので成膜することもできる。原料溶液の粘度を変化させることでも、基板10と塗布薄膜層21iとの密着性および塗布薄膜層21iの表面形状を調整することができる。塗布薄膜層21i(i=1,第1塗布薄膜層)に用いる原料溶液の粘度を高くすることで、基板10(成膜面)の表面に存在する凹凸を埋めることができ、基板10と第1の中間層21との密着性を向上させることができる。また、塗布薄膜層21i(i=n)に用いる原料溶液の粘度を低くすることで、第1中間層21の最表面の平坦性を確保することができる。
こうして基板10の表面(成膜面)10sの上に、複数の塗布薄膜層21iを有する第1の中間層21を成膜することで、第1の中間層21の表面平滑性を、基板10の表面(成膜面)10sの平滑性よりも良好にすることができる。たとえば、基板10の成膜面の最大高さ粗さ(表面10sの最大粗さ)Rzが10nmであっても、第1の中間層21の表面粗さ(表面21sの粗さ)Raを5nm以下に成膜することができる。ここで基板10の成膜面の最大高さ粗さ(表面最大粗さ)Rzは、密着強度を維持するために好ましくは10nm以上である。また、第1の中間層21の表面平滑性を良好なものにするためには、Rzは30nm以下であることが好ましい。また、第1の中間層21の表面平滑性をさらに良好にするためには、Rzは20nm以下であることがより好ましい。ここで算術平均粗さRa、および最大高さ粗さRzは、日本工業規格JIS B0601:2001に基づいている。
第1の中間層21の膜厚は、特に限定されないが、第1の中間層21の算術平均粗さRaを5nm以下とするためには、膜厚は300nm以上であることが好ましい。また、コスト的な面から、膜厚は1000nm以下であることが好ましい。また第1の中間層21は、緩衝層としての機能および第2の中間層22の配向性向上の視点からは、400nm以上であることがより好ましく、基板10の反りを抑制するという視点からは、800nm以下であることがより好ましい。
もちろん、第1の中間層21の膜厚を300nm以下とした場合でも、第1の中間層21における塗布薄膜層21iの塗布の厚さ、および原料溶液の粘度を調整することで第1の中間層21の算術平均粗さRaを5nm以下とすることができるため、第1の中間層21の膜厚は300nm以上に限定されない。
<第2の中間層について>
第2の中間層22は、2軸配向性を有し、第1の中間層21の表面21sの上に成膜されて、超電導層30の結晶を一定の方向に配向させるための層である。図3に示すように第2の中間層22は、たとえばMgO、LaMnO、CeO等の多結晶材料を、それぞれ主成分とする、MgO層22a、LaMnO層22bおよびCeO層22cの複数の薄膜層を有している。この第2の中間層22は、一部又は全てが強制配向層(特に、図3においてはMgO)として形成されていてもよく、この強制配向層はIBAD法によって形成することができる。強制配向層がIBAD法によって形成される場合、強制配向層が成膜される第1の中間層21の表面はアモルファス膜であることが好ましい。
<超電導層について>
超電導層30は、中間層20の表面20sの上に成膜されている。超電導層30は、酸化物超電導体で構成され、たとえば、YBaCu7−δ(以下、「YBCO」と表記することがある。)を主成分としたものである。
その他、たとえばBiSrCaCu8+δ(BiサイトにPbドープしたものも含む)、BiSrCaCu10+δ(BiサイトにPbドープしたものも含む)、(La、Ba)2CuO4−δ、(Ca、Sr)CuO2−δ[CaサイトはBaであってもよい]、(Nd、Ce)CuO4−δ、(Cu、Mo)Sr(Ce、Y)sCuO [(Cu、Mo)−12s2と称し、s=1、2、3、4である]、Ba(Pb、Bi)O又はTlBaCan−1Cu2n+4(nは2以上の整数である。)等の組成式で表される酸化物を主成分としたものであってもよい。
<保護層について>
超電導層30の表面の上には、超電導層30を保護するために、銀、金などの貴金属又はそれらの合金を材料とする保護層40が成膜されている。
超電導線1における、基板10の成膜面の最大高さ粗さRzおよび第1の中間層21の表面の算術平均粗さRaと、第1の中間層21と基板10との密着強度および臨界電流Icの関係を調べるために、表1に示す超電導線1の複数のサンプルを製作した。
Figure 0006219278
<<基板とその表面粗さ>>
これら超電導線1の基板10は、ハステロイC−276(登録商標)を幅1cmで厚さ0.1mmに圧延したものである。基板10の成膜面の最大高さ粗さRzは、圧延ロールの表面粗さ(例えば、算術平均粗さRa)の選択等によって、6〜18nm(6nm、9nm、11nm、14nm、18nm(何れも小数点以下切り捨て)の5つのグループ)に整えられている。
最大高さ粗さRzの測定は、原子間力顕微鏡(Atomic Force Microscope:Nanosurf AG社製 Nanosurf(登録商標) Mobile S)を用いて、X×Y=1.54μm×1.54μmの領域において行った。
<<第1の中間層および密着強度>>
第1の中間層21は、基板10の表面(成膜面)10s上に、希土類酸化物GdZrを含む金属有機酸塩溶液を原料溶液としてダイコート法によって塗布し成膜したものである。第1の中間層21は、塗布により成膜し、乾燥工程後に摂氏550度の大気雰囲気中で熱処理したものである。
ここで上記原料溶液の塗布を2〜10回行うことで、2〜10層の塗布薄膜層21iを有する第1の中間層21を成膜した。このとき、複数の塗布薄膜層21iは、基板10の成膜面からの距離が長くなるほど膜厚を薄く成膜した(図2)。このときの原料溶液の粘度は0.005Pa・sのものを用いた。こうして、塗布回数を調整することで第1の中間層21の算術平均粗さRaが0.8〜8.1nmの複数の超電導線1を製作した(表1)。このとき、第1の中間層21の表面の算術平均粗さRaが一番小さいサンプルの塗布回数が10回であり、一番大きいサンプルの塗布回数が2回であった。なお、このときの第1の中間層21はアモルファス膜からなる層であることを、XRDを用いて確認を行った。
これら超電導線1から、それらの一部分を採取して、基板10と第1の中間層21との間の密着強度(剥離強度)を測定した。密着強度については、基板10の成膜面の最大高さ粗さRzが10nm以上の15個のサンプル(サンプル11〜25)において、基板10と中間層20(第1の中間層21)との間の高い密着強度(0.10kN/m以上)が得られた。基板10の表面(成膜面)が粗くなると、いわゆるアンカー効果によって密着強度が増していると考えられる。
密着強度(剥離強度)の測定は、ダイプラ・ウィンテス株式会社(DAIPLA WINTES CO.,LTD)製の剥離強度測定装置、SAICAS(登録商標)型式NNによって行った。
<<第2の中間層>>
第2の中間層22におけるMgO層22aは、強制配向層であり、超電導層30の結晶を一定方向に配向させる機能を有している。MgO層22aは、MgOの多結晶材料を主成分とし、IBAD法により膜厚3nmで成膜されている。
LMO層22bは、MgO層22aとCeO層22cとの間に成膜されており、CeO層22cの格子整合性を向上させる機能を有している。LMO層22bは、組成式がLaMnO3+δ(δは酸素不定比量、例えば−1<δ<1)で表される結晶材料で構成されており、スパッタ法により膜厚15nmで成膜されている。
CeO層22cは、LMO層22bの表面上に成膜されたキャップ層であり、LMO層22bを保護するとともに、超電導層30の格子整合性をさらに向上させる機能を有している。このCeO層22cは、スパッタ法により膜厚500nmで成膜されている。なおキャップ層は、希土類元素を含有しかつ自己配向性を有する蛍石型結晶構造体で構成され、蛍石型結晶構造体としてはCeOの他にPrOを用いることができる。
<<超電導層>>
超電導層30は、第2の中間層22の表面(すなわち中間層の表面20s)上に、YBCOを主成分とする超電導層30をMOCVD法により膜厚1μmに成膜したものである。超電導層30の表面30s上には、保護層40として、膜厚10μmのAg層が成膜されている。
<<臨界電流の測定>>
臨界電流Icの測定は、超電導線1を液体窒素(温度77K)に浸漬した状態で四端子法を用いて行った。この臨界電流Icの測定における電圧端子間距離は1cmであり、電界基準は1μV/cmである。
<<臨界電流、密着強度および表面粗さ>>
測定の結果、第1の中間層21の表面の算術平均粗さRaが5nm以下の15個サンプルのサンプル(サンプル1〜3、6〜8、11〜13、16〜18および21〜23)において、高い臨界電流(Ic=200A)を得ることができた。
図4は、第1の中間層21の算術平均粗さRa(横軸:Ra(nm)と表記してある)と、超電導線1の臨界電流Ic(縦軸:同図ではIc(A)と表記してある)との関係を示すものである。ここでは、第1の中間層21の表面の算術平均粗さRaと、超電導線1の臨界電流Icとの間には、第1の中間層21の表面の算術平均粗さRaが小さいほど臨界電流Icが高くなるという相関関係が存在する。
そして、第1の中間層21の表面の算術平均粗さRaが約4nm以下の複数のサンプルでは臨界電流が約230A以上(サンプル13の臨界電流は233Aである)である一方、第1の中間層21の表面の算術平均粗さRaが約6nm以上の複数のサンプルでは臨界電流が約100A以下(サンプル9の臨界電流は102Aである)だから、両者間には、有意な臨界電流特性の相違(約130A以上の臨界電流の相違)がある。図4においても、第1の中間層21の表面の算術平均粗さRaが約4nm以下と約6nm以上との間には、有意な隔たりがある。これらから、第1の中間層21の表面の算術平均粗さRaは5nm以下であることが好ましいといえる。
高い臨界電流が得られた15個のサンプルにおいて、良好な密着強度(0.10kN/m以上)を有するものは、基板10の成膜面の最大高さ粗さRzが10nm以上の9個のサンプル(サンプル11〜13、16〜18および21〜23)である。これら9個のサンプルにおいて高い臨界電流及び良好な密着強度が得られたといえる。
図5は、超電導線1における基板10の成膜面の最大高さ粗さRzと(横軸:Rz(nm)と表記してある)、剥離強度(縦軸:P(kN/m))との関係を示すものである。ここでは、基板10の成膜面の最大高さ粗さRzと密着強度(剥離強度)との間には、最大高さ粗さRzが粗くなるほど密着強度(剥離強度)Pが高くなるという相関関係が存在する。
そして、基板10の成膜面の最大高さ粗さRzが約6nmおよび約9nmの複数のサンプルでは剥離強度が約0.07kN/m以下(サンプル7および8の剥離強度は0.07kN/mである)である一方、基板10の最大高さ粗さRzが約11nm、14nmおよび18nmの複数のサンプルでは剥離強度が0.10kN/m以上(サンプル13の剥離強度は0.10kN/mである)だから、両者間には、有意な密着強度(剥離強度)の相違がある。図5においても、基板10の成膜面の最大高さ粗さRzが10nm以下と10nm以上との間には、有意な隔たりがある。これらから、基板10の成膜面の最大高さ粗さRzは10nm以上であることが好ましいといえる。
高い臨界電流と良好な密着強度が得られた9個のサンプルのうち、第1の中間層21の算術平均粗さRaが3nm以下の6個のサンプル(サンプル11、12、16、17、21および22)は、臨界電流Icが282A(サンプル17)〜355A(サンプル16)の範囲にあるから、より良好な臨界電流特性を有しているといえる。
これら6個のサンプルのうち、第1の中間層21の表面の算術平均粗さRaが1.5nm以下の3個のサンプル(サンプル11、16および21)は、臨界電流Icが320A(サンプル21)〜355A(サンプル16)の範囲にあるから、さらに良好な臨界電
流特性を有しているといえる。
このように超電導線1は、圧延ロールの表面粗さ(算術平均粗さRa)を選択することで、基板10の成膜面の最大高さ粗さRzが10nm以上となるように基板10を圧延して高い密着強度を得るとともに、第1の中間層21の表面粗さRaを5nm以下、好ましくは3nm以下、さらに好ましくは1.5nmとすることができ、良好な臨界電流特性を実現できる。
超電導線1では、第1の中間層21の表面の算術平均粗さRaは小さいほど好ましい。たとえば第1の中間層21における塗布薄膜層21iの層数を増やすことで、第1の中間層21の表面粗さRaを小さくすることができる。また超電導線1では、基板10の成膜面の最大高さ粗さRzが10nm以上であっても良好な臨界電流特性を得ることができ、たとえば基板10の成膜面の最大高さ粗さRzが30nm以上であっても、中間層21における塗布薄膜層21iの層数を増やすことで、第1の中間層21の表面の算術平均粗さRaを小さくすることができる。
いずれの場合においても、第1の中間層21における塗布薄膜層21iの層数を増やすことのコストを勘案して、基板10の成膜面の最大高さ粗さRz及び第1の中間層21の表面の算術平均粗さRaを定めることができる。
なお本発明に係る超電導線は、上記実施例に限定されるものではなく、その趣旨を変更することなく、適宜変形して実施できる。
例えば、原料溶液の塗布を複数回行い、複数の塗布薄膜層21iを有する第1の中間層21を成膜する際に、複数の塗布薄膜層21iに用いる原料溶液は、基板10の成膜面との距離が離れる層に対して粘度を低くすることができる。このときの原料溶液の粘度は0.0005Pa・s〜0.05Pa・sのものを用いることが好ましく、0.001Pa・s〜0.01Pa・sがより好ましい。特に、塗布薄膜層21iの層数によって、粘度を調整すればよく、更に、各層の膜厚を調整することで、最表面をより高平滑にすることができ、好ましい。
1 超電導線
10 基板
10s 基板の表面(成膜面)
20 中間層
20s 中間層の表面
21 第1の中間層
21i 塗布薄膜層
21s 第1の中間層の表面
22 第2の中間層
22a 強制配向層
30 酸化物超電導層(超電導層)
40 保護層(安定化層)

Claims (7)

  1. 表面の最大高さ粗さRzが10nm以上である成膜面を有する基板と、
    前記成膜面上に形成された塗布膜を有する第1の中間層と前記第1の中間層上に形成され2軸配向した第2の中間層とを有する中間層と、
    前記中間層上に形成された酸化物超電導層とを有し、
    前記第1の中間層は複数の塗布薄膜層からなり、前記第1の中間層の最表面に形成された最表面塗布薄膜層が前記成膜面上に形成された第1の塗布薄膜層より薄く形成されていることを特徴とする超電導線。
  2. 表面の最大高さ粗さRzが10nm以上である成膜面を有する基板と、
    前記成膜面上に形成された塗布膜を有する第1の中間層と前記第1の中間層上に形成され2軸配向した第2の中間層とを有する中間層と、
    前記中間層上に形成された酸化物超電導層とを有し、
    前記第1の中間層は複数の塗布薄膜層からなり、前記成膜面の表面との距離が離れるにつれて、前記塗布薄膜層の膜厚が薄く形成されていることを特徴とする超電導線。
  3. 前記第1の中間層の膜厚が300〜1000nmであることを特徴とする請求項1または2項に記載の超電導線。
  4. 表面の最大高さ粗さRzが10nm以上の成膜面を有する基板の前記成膜面上に原料溶液を塗布して第1の中間層を形成する工程と、
    前記第1の中間層上に2軸配向した第2の中間層を形成する工程と、
    前記第2の中間層上に酸化物超電導層を形成する工程とを有し、
    前記第1の中間層を形成する工程が塗布薄膜層を複数形成する塗布薄膜層形成工程を有し、
    前記塗布薄膜層形成工程は、形成する前記塗布薄膜層と前記成膜面との距離が離れるにつれて、前記塗布薄膜層の膜厚が薄くなるように前記塗布薄膜層を複数形成することを特徴とする超電導線の製造方法。
  5. 表面の最大高さ粗さRzが10nm以上の成膜面を有する基板の前記成膜面上に原料溶液を塗布して第1の中間層を形成する工程と、
    前記第1の中間層上に2軸配向した第2の中間層を形成する工程と、
    前記第2の中間層上に酸化物超電導層を形成する工程とを有し、
    前記第1の中間層を形成する工程が塗布薄膜層を複数形成する塗布薄膜層形成工程を有し、
    前記塗布薄膜層形成工程において、前記成膜面上に形成される第1の塗布薄膜層に用いる原料溶液が、前記第1の中間層の最表面に形成される最表面塗布薄膜層に用いる原料溶液よりも、粘度が高いことを特徴とする超電導線の製造方法。
  6. 前記塗布薄膜層がアモルファス膜からなり、前記第2の中間層を形成する工程において前記第2の中間層の少なくとも一部をイオンビームアシスト蒸着法によって形成することを特徴とする請求項4または5に記載の超電導線の製造方法。
  7. 前記塗布薄膜層形成工程において前記塗布薄膜層をMOD法によって形成することを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の超電導線の製造方法。
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