JP6217710B2 - 電線ガイド装置及びスライドドア用電線ガイドモジュール - Google Patents

電線ガイド装置及びスライドドア用電線ガイドモジュール Download PDF

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Description

本発明は、電線ガイド装置及びスライドドア用電線ガイドモジュールに関するものである。
特許文献1には、車両ボディとスライドドアとの間に略水平に架設される電線ガイド装置が開示されている。電線ガイド装置は、細長い電線ガイド体と、電線ガイド体の一方の端部をボディに連結するためのボディ側ブラケットと、電線ガイド体の他方の端部をスライドドアに連結するためのドア側ブラケットとを備えて構成されている。電線ガイド体と両ブラケットには、スライドドアに装備された電装品等への給電を行うためのワイヤーハーネスが挿通されている。電線ガイド体は、複数のリンク部材を軸部により相対的に回動し得るように連結して構成されている。電線ガイド体は、スライドドアの開閉動作に連動して、水平面上で湾曲変形しながら前後方向へ変位する。
特開2013−067351号公報
車両の製造工程では、予め、電線ガイド装置とスライドドアをモジュール化しておき、これを車両ボディへの取付けラインへ搬送する。そして、スライドドアを車両ボディに組み付けるとともに、ボディ側ブラケットを車両ボディに固定する。
図5は、電線ガイド体101の両端部にブラケット102B,102Sが設けられている電線ガイド装置100とスライドドアSをモジュール化する場合の一形態を示している。このモジュールでは、ドア側ブラケット102SをスライドドアSにおける所定の位置に固定し、ボディ側ブラケット102Bについては、ドア側ブラケット102Sに凹凸の引掛け構造(図示省略)によって仮組みしておくことが考えられる。しかし、凹凸の引掛け構造を採用する場合、双方のブラケット102B,102Sに引掛け構造を成立させるための部位を形成する必要があるため、ブラケット102B,102Sの形状が複雑になるという問題がある。ブラケット102B,102Sは通常、樹脂材料によって金型成形されるため、ブラケット102B,102Sの形状が複雑になるということは金型(図示省略)のコストが高くなることを意味する。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ブラケットの形状の簡素化を図ることを目的とする。
第1の発明のスライドドア用電線ガイドモジュールは、
スライドドアと電線ガイド装置とを一体化したものであって、
前記電線ガイド装置は、
内部に電線を挿通した状態で車両ボディと前記スライドドアとの間に湾曲変形可能に架設される電線ガイド体と、
前記電線ガイド体の一方の端部に連結され、前記スライドドアに固定されたドア側ブラケットと、
前記電線ガイド体の他方の端部に連結され、前記車両ボディに取り付けられるボディ側ブラケットと、
前記ボディ側ブラケットに形成され、前記スライドドアに設けた受け部に対し離脱可能に係止される係止部とを備えているところに特徴を有する。
第2の発明の電線ガイド装置は、
内部に電線を挿通した状態で車両ボディとスライドドアとの間に湾曲変形可能に架設される電線ガイド体と、
前記電線ガイド体の一方の端部に連結され、前記スライドドアに固定されるドア側ブラケットと、
前記電線ガイド体の他方の端部に連結され、前記車両ボディに取り付けられるボディ側ブラケットと、
前記ボディ側ブラケットに形成され、前記スライドドアに設けた受け部に対し離脱可能に係止される係止部とを備えているところに特徴を有する。
ボディ側ブラケットは、ドア側ブラケットに係止されるのではなく、スライドドアに設けた受け部に係止されるようになっているので、ドア側ブラケットにはボディ側ブラケットを係止させるための構造が不要である。したがって、ドア側ブラケットの形状を簡素化することができる。
実施例1のスライドドア用電線ガイドモジュールの平面図 スライドドアに対するボディ側ブラケットの係止部分をあらわす部分拡大平面図 図2のX−X線断面図 ボディ側ブラケットの斜視図 従来例の平面図
(a)第1及び第2の発明は、前記ドア側ブラケットに、前記係止部を前記受け部に係止した状態において、前記スライドドアの外面に当接することで前記ドア側ブラケットの傾きを規制する規制部が形成されていてもよい。
この構成によれば、規制部をスライドドアの外面に当接させることにより、ボディ側ブラケットの傾きが規制されるので、ボディ側ブラケットを安定してスライドドアに係止させることができる。
(b)第1の発明は、前記スライドドアにおける前記受け部と前記ドア側ブラケットの固定位置とが、前記車両ボディの前後方向に離間した位置に配されていてもよい。
この構成によれば、ボディ側ブラケットをスライドドアの受け部に係止すると、電線ガイド体は、前後方向に延びてスライドドアに沿った状態となる。これにより、搬送の際には電線ガイド体が他の部材に引っ掛かることを回避でき、保管の際には省スペース化を実現することができる。
(c)第1の発明は、(b)において、前記スライドドアを全開にしたときに、前記受け部が、前記車両ボディにおける前記ボディ側ブラケットの取付け位置と対応するように配されていてもよい。
この構成によれば、スライドドアを車両ボディに取り付けて、ボディ側ブラケットをスライドドアから外して車両ボディに取り付ける工程では、ボディ側ブラケットを車両ボディの幅方向へ少し移動させるだけで済む。このとき、電線ガイド体における車両ボディ側の端部を、車両ボディ側へ首を振るように少し変形させることになるが、電線ガイド体を前後方向へ大きく変位させたり、電線ガイド体の曲率を大きく変化させたりすることはない。したがって、ボディ側ブラケットをスライドドアから車両ボディへ移行させる過程で、電線ガイド体におけるスライドドア側の端部を適正な湾曲形態に保つことができる。これにより、スライドドアの開閉過程で電線ガイド体が不正に変形することを回避できる。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図4を参照して説明する。本実施例1のスライドドア用電線ガイドモジュールMは、車両ボディBに組み付ける前のスライドドアSと、車両ボディBに取り付ける前の電線ガイド装置10とを一体化し、車両ボディBとスライドドアSの組付けライン(図示省略)への搬送し易さを実現したものである。尚、以下の説明において、前後方向については、図1の左方を前方と定義する。また、図1は、車両ボディBに組み付けられたスライドドアSが全開状態であるときの電線ガイド装置10をあらわす。
電線ガイド装置10は、細長い電線ガイド体11と、合成樹脂製のドア側ブラケット13と、合成樹脂製のボディ側ブラケット15とを備えて構成されている。電線ガイド体11は、合成樹脂からなる複数のリンク部材12を一列に、且つ相対的に水平方向へ回動し得るように連結して構成されている。ドア側ブラケット13は、電線ガイド体11における一方の端部(最もスライドドアS側に位置するリンク部材12)に、水平方向へ回動し得るように連結されている。ドア側ブラケット13には、スライドドアSに固定するためのクリップ14が形成されている。
ボディ側ブラケット15は、電線ガイド体11における他方の端部(最も車両ボディB側に位置するリンク部材12)に、水平方向へ回動し得るように連結されている。ボディ側ブラケット15には、ボディ側ブラケット15を車両ボディBに固定するためのボルト孔16と、係止部17と、規制部20が一体に形成されている。
係止部17は、ボディ側ブラケット15の外面に一体に形成されている。図3に示すように、係止部17は、ボディ側ブラケット15の外側面から水平に延出した突出部18と、突出部18の突出端から下向きに延出した平板状の爪部19とから構成されている。規制部20は、爪部19とボディ側ブラケット15の外面との間に配され、爪部19に対し所定の間隔(後述するスライドドアSのパネルPの厚さとほぼ同じ寸法)を空けて対向している。前後方向における規制部20の形成領域は、爪部19よりも広く設定されている。
上記構成の電線ガイド体11と両ブラケット13,15には、図1に示すように、ワイヤーハーネスHが挿通されている。ワイヤーハーネスHは、スライドドアSに装備された電装品等への給電を行うためのものであり、給電用の導電路として機能する複数本の電線Wを束ねて構成されている(図3を参照)。
図1に示すように、車両ボディBには、ボディ側ブラケット15を固定するための固定部Fが設けられている。固定部Fは、スライドドアSによって開閉される乗降口(図示省略)の近傍に配されている。一方、スライドドアSを構成するパネルPには、ドア側ブラケット13を固定するための固定孔21が形成されている。また、スライドドアSにおける固定孔21よりも前方の位置には、パネルPを貫通した形態の受け部22が形成されている。スライドドアSが全開の状態では、車両ボディBの固定部Fと、スライドドアSの受け部22とが、前後方向においてほぼ同じ位置にある。つまり、固定部Fと受け部22が、左右に並ぶように位置する。
受け部22は、略方形の窓孔状をなし、受け部22の前後方向の開口寸法は、ボディ側ブラケット15の係止部17の幅寸法と同じか、それよりも僅かに大きい寸法に設定されている。また、受け部22の上下方向の開口寸法は、係止部17の上下寸法と同じかそれよりも僅かに大きい寸法に設定されている。また、パネルPの内面のうち受け部22の下方近傍領域は、鉛直方向の平面からなる規制面23として機能する。
次に、本実施例の作用を説明する。スライドドアSを車両ボディBへの組付けラインへ搬送する際には、図1に実線で示すように、スライドドアSと電線ガイド装置10をスライドドア用電線ガイドモジュールMとして一体化しておく。即ち、ドア側ブラケット13は、そのクリップ14を固定孔21に嵌合することによってスライドドアSに固定する。ボディ側ブラケット15は、その係止部17をスライドドアSの受け部22に係止する。
係止部17を受け部22に係止する際には、爪部19を、パネルPの外側から受け部22に嵌め入れてパネルPの内側へ進入させ、その後、係止部17を下方へ移動させ、突出部18を受け部22の開口縁のうち下縁部に載置(当接)させる。これにより、ボディ側ブラケット15がパネルP(スライドドアS)に係止される。また、パネルPのうち受け部22よりも下方の領域が、爪部19と規制部20によって左右から挟まれるので、ボディ側ブラケット15は、パネルPに対して左右方向や前後方向へのガタ付きを生じることはない。
スライドドア用電線ガイドモジュールMを車両ボディBへの組付けラインへ搬送した後は、まず、スライドドアSを車両ボディBに対し前後方向へのスライド(つまり、開閉動作)可能に組み付ける。その後、図1に示すように、スライドドアSを全開状態とし、ボディ側ブラケット15の係止部17をスライドドアSの受け部22から外す。外したボディ側ブラケット15は、その向きを車両ボディB側へ約90°傾けながら、車両ボディB側へ移動させ、図1に二点鎖線で示すように、固定部Fに固定する。
このとき、固定部Fと受け部22は、前後方向においてほぼ同じ位置で対向し、また、スライドドアSと車両ボディBの左右方向の間隔は比較的狭い。これにより、スライドドアS(受け部22)から車両ボディB(固定部F)へのボディ側ブラケット15の移動経路が短くて済み、ボディ側ブラケット15を前後方向へ移動させる必要もない。したがって、電線ガイド体11は、そのボディ側ブラケット15に連結されているボディ側端部領域11Bが左右に首を振るように変形するが、それ以外の領域の変形量は僅かである。
特に、電線ガイド体11のうちドア側ブラケット13に連結されているドア側端部領域11Sは、ボディ側ブラケット15側からの押し引き力が殆ど作用しないので、殆ど変形しない。ボディ側ブラケット15をスライドドアSの係止部17に係止している状態では、ドア側端部領域11SはスライドドアSから遠ざかり且つ斜め後方へ膨らむように湾曲している。この湾曲形態は、ボディ側ブラケット15が車両ボディBに固定され、スライドドアSが全開してドア側ブラケット13がボディ側ブラケット15より後方に位置しているときの適正な湾曲形態と実質的に同じ形態である。したがって、上記のような手順でボディ側ブラケット15をスライドドアSから車両ボディBへ移し替えて固定すれば、スライドドアSの開閉の際に電線ガイド体11が不正な形態で変形したり、不正に変形に起因して破損したりする虞もない。
本実施例1との比較例を図5を参照して説明する。図5のものでは、スライドドアSにドア側ブラケット102Sを固定し、そのドア側ブラケット102Sにボディ側ブラケット102Bを係止している。このとき、電線ガイド体101は、図5に一点鎖線で示すようにループ状をなしており、電線ガイド体101のうちドア側端部領域103Sは、本実施例1とは逆に、スライドドアSに接近し且つ斜め前方へ膨らむように湾曲している。
したがって、ボディ側ブラケット102Bをドア側ブラケット102Sから外して車両ボディBの固定部Fに固定する工程では、作業者が、ドア側端部領域103Sを含む電線ガイド体101全体を、スライドドアS側へ押し動かしながら全体として前方へ変位させていくことなる。そのため、ボディ側ブラケット102Bを固定部Fに固定する作業が終わった時点では、ドア側端部領域103Sを含む電線ガイド体101の全体が、図5に二点鎖線で示すように、スライドドアSに接近し且つ斜め前方へ膨らむような単調な湾曲形態となる。つまり、ドア側端部領域103Sは、本実施例1のようにスライドドアSから遠ざかり且つ斜め後方へ膨らむような形態で湾曲することはない。
本実施例のスライドドア用電線ガイドモジュールMは、スライドドアSと電線ガイド装置10とを一体化したものである。電線ガイド装置10は、電線ガイド体11とドア側ブラケット13とボディ側ブラケット15とを備えて構成されている。電線ガイド体11は、複数のリンク部材12を連結して構成され、内部に電線Wを挿通した状態で車両ボディBとスライドドアSとの間に湾曲変形可能に架設される。ドア側ブラケット13は、電線ガイド体11の一方の端部(ドア側端部領域11S)に回動可能に連結され、スライドドアSに固定されている。ボディ側ブラケット15は、電線ガイド体11の他方の端部(ボディ側端部領域11B)に回動可能に連結され、車両ボディBに取り付けられるようになっている。
そして、ボディ側ブラケット15には、スライドドアSに設けた受け部22に対し離脱可能に係止される係止部17が形成されている。ボディ側ブラケット15は、ドア側ブラケット13に係止されるのではなく、スライドドアSに設けた受け部22に係止されるようになっているので、ドア側ブラケット13にはボディ側ブラケット15を係止させるための構造が不要である。したがって、ドア側ブラケット13の形状を簡素化することができる。
また、ドア側ブラケット13には、係止部17を受け部22に係止した状態において、スライドドアSの外面に当接することでドア側ブラケット13の傾きを規制する規制部20が形成されている。この構成によれば、規制部20をスライドドアSの外面に当接させることにより、ボディ側ブラケット15の傾きが規制されるので、ボディ側ブラケット15を安定してスライドドアSに係止させることができる。
また、スライドドアSにおける受け部22とドア側ブラケット13の固定位置とが、車両ボディBの前後方向に離間した位置に配されている。この構成によれば、ボディ側ブラケット15をスライドドアSの受け部22に係止すると、電線ガイド体11は、スライドドアSに沿って前後方向に延びた状態となる。これにより、搬送の際には電線ガイド体11が他の部材に引っ掛かることを回避でき、保管の際には省スペース化を実現することができる。
また、スライドドアSを全開にしたときには、受け部22が、車両ボディBにおけるボディ側ブラケット15の取付け位置(固定部F)と対応するように配されている。この構成によれば、スライドドアSを車両ボディBに取り付けて、ボディ側ブラケット15をスライドドアSから外して車両ボディBに取り付ける工程では、ボディ側ブラケット15を車両ボディBの幅方向へ少し移動させるだけで済む。このとき、電線ガイド体11における車両ボディB側の端部(ボディ側端部領域11B)を、車両ボディB側へ首を振るように少し変形させることになるが、電線ガイド体11を前後方向へ大きく変位させたり、電線ガイド体11の曲率を大きく変化させたりすることはない。したがって、ボディ側ブラケット15をスライドドアSから車両ボディBへ移行させる過程で、電線ガイド体11におけるスライドドアS側の端部(ドア側端部領域11S)を適正な湾曲形態に保つことができる。これにより、スライドドアSの開閉過程で電線ガイド体11が不正に変形することを回避できる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、ボディ側ブラケットに規制部を形成したが、これに限らず、ボディ側ブラケットは、規制部を形成せず、受け部に係止した状態で前後又は左右に振れるような形態であってもよい。
(2)上記実施例では、ボディ側ブラケットを受け部に係止した状態では、電線ガイド体が前後方向に延びてスライドドアに沿うようになっているが、これに限らず、ボディ側ブラケットを受け部に係止した状態で、電線ガイド体がループ状に湾曲するようにしてもよい。
(3)上記実施例では、スライドドアを全開にしたときに、受け部が車両ボディにおけるボディ側ブラケットの取付け位置と対応するように配されているが、これに限らず、スライドドアを全開にしたときに、受け部の位置と、車両ボディにおけるボディ側ブラケットの取付け位置とが、前後方向に大きくずれていてもよい。
(4)上記実施例では、係止部を突起状とし、受け部を孔状としたが、これに限らず、係止部を孔状とし、受け部を突起状としてもよく、係止部と受け部の両方を突起状としてもよい。
(5)上記実施例では、電線ガイド体が複数のリンク部材を連結して構成されているが、これに限らず、例えばコルゲートチューブなどの単一部材からなる外装材で電線ガイド体を構成してもよい。
B…車両ボディ
M…スライドドア用電線ガイドモジュール
S…スライドドア
W…電線
10…電線ガイド装置
11…電線ガイド体
13…ドア側ブラケット
15…ボディ側ブラケット
17…係止部
20…規制部
22…受け部
100…電線ガイド装置
101…電線ガイド体
102B…ボディ側ブラケット
102S…ドア側ブラケット

Claims (6)

  1. スライドドアと電線ガイド装置とを一体化したものであって、
    前記電線ガイド装置は、
    内部に電線を挿通した状態で車両ボディと前記スライドドアとの間に湾曲変形可能に架設される電線ガイド体と、
    前記電線ガイド体の一方の端部に連結され、前記スライドドアに固定されたドア側ブラケットと、
    前記電線ガイド体の他方の端部に連結され、前記車両ボディに取り付けられるボディ側ブラケットと、
    前記ボディ側ブラケットに形成され、前記スライドドアに設けた受け部に対し離脱可能に係止される係止部とを備えて構成されていることを特徴とするスライドドア用電線ガイドモジュール。
  2. 前記ドア側ブラケットに、前記係止部を前記受け部に係止した状態において、前記スライドドアの外面に当接することで前記ドア側ブラケットの傾きを規制する規制部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のスライドドア用電線ガイドモジュール。
  3. 前記スライドドアにおける前記受け部と前記ドア側ブラケットの固定位置とが、前記車両ボディの前後方向に離間した位置に配されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のスライドドア用電線ガイドモジュール。
  4. 前記スライドドアを全開にしたときに、前記受け部が、前記車両ボディにおける前記ボディ側ブラケットの取付け位置と対応するように配されていることを特徴とする請求項3記載のスライドドア用電線ガイドモジュール。
  5. 内部に電線を挿通した状態で車両ボディとスライドドアとの間に湾曲変形可能に架設される電線ガイド体と、
    前記電線ガイド体の一方の端部に連結され、前記スライドドアに固定されるドア側ブラケットと、
    前記電線ガイド体の他方の端部に連結され、前記車両ボディに取り付けられるボディ側ブラケットと、
    前記ボディ側ブラケットに形成され、前記スライドドアに設けた受け部に対し離脱可能に係止される係止部とを備えていることを特徴とする電線ガイド装置。
  6. 前記ドア側ブラケットに、前記係止部を前記受け部に係止した状態において、前記スライドドアの外面に当接することで前記ドア側ブラケットの傾きを規制する規制部が形成されていることを特徴とする請求項5記載の電線ガイド装置。
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