JP6217077B2 - 駆動装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、可動部材を駆動して所定の経路を移動させる駆動装置及び、このような駆動装置を備えた画像形成装置に関する。
従来から、インクジェット方式の画像形成装置が知られている。
このインクジェット方式の画像形成装置は、インク滴(液滴)を吐出するノズルで構成された記録ヘッドを本体上の可動部材であるキャリッジに搭載している。また、そのキャリッジを駆動して軸に沿って移動させるために、駆動手段である主走査モータ(単に「走査モータ」ともいう)を含む駆動装置を本体上に備えている。なお、上記軸は、記録媒体の搬送方向である副走査方向に対して直交する主走査方向に配置されている。
このようなインクジェット方式の画像形成装置では、主走査モータによりキャリッジを駆動して軸に沿って往復移動させながら、形成すべき画像の画像データに応じたタイミングでノズルからインク滴を吐出することで、記録媒体上に画像を形成するようにしている。なお、キャリッジを主走査方向に往復移動させる制御を、「主走査キャリッジ制御」という。
ところで、このような主走査キャリッジ制御を行う画像形成装置では、記録媒体上の狙いの位置に画像を形成するため、本体上でのキャリッジの位置を正確に検出する必要がある。そのため、キャリッジの位置を検出するためのエンコーダがキャリッジに取り付けられ、本体の主走査方向の軸に沿って平行にリニアスケールを配置することが行われている。
そして、このような画像形成装置において、制御部が以下に示すようなフィードバック制御を行ってキャリッジを駆動させることが知られている。このフィードバック制御において、上記制御部は、主走査方向に移動するキャリッジのエンコーダにリニアスケールを読み取らせることで、エンコーダセンサ(単に「エンコーダ」ともいう)から出力されるエンコーダ信号に基づき、キャリッジの位置を検出して、その位置情報を取得する。そして、その位置情報から主走査モータの出力を決定し、その決定した出力に基づき主走査モータを駆動制御することによりキャリッジの速度制御及び位置制御を行う。
このようなフィードバック制御を行う画像形成装置としては、リニアスケールの読み取りによってもエンコーダからエンコーダ信号の入力がないこと(入力異常)を検出すると、異常と判断して、キャリッジを停止させるようにしたものが知られている。
例えば、特許文献1には、以下に示す構成が開示されている。特許文献1に記載の画像形成装置(シリアルプリンタ)では、キャリッジが一定距離だけ移動したことを検出し、その度に信号を出力するキャリッジ走査検出手段を備えている。また、エンコーダからのエンコーダ信号とキャリッジ走査検出手段からの信号とに基づいて、キャリッジの移動時にエンコーダ信号が正常に出力されていないこと(入力異常)を検出するエンコーダ信号異常検出手段も備えている。更に、エンコーダ信号異常検出手段によりエンコーダ信号が正常に出力されていないことが検出されたときに、走査モータの駆動を停止する走査モータ制御手段も備えている。
しかしながら、上述したような従来の画像形成装置では、上記入力異常の検出はキャリッジの駆動中の検出であるため、駆動中に予想外の挙動を検出してからの停止になってしまう。また、次の電源オン時にも上記予想外の挙動が再度発生する可能性もある。異常な状態のままユーザによる電源オフ、オンで正常状態への復帰が試みられた場合、エンコーダからの入力がない状態で制御部がフィードバック制御によるモータ出力を決定し、それに基づき主走査モータを駆動制御すると、適切な制御ができない可能性もある。
そして、上記のように適切な制御ができない場合、キャリッジが高速で壁に衝突する可能性もあり、これが実際に起こると、キャリッジの破損、マシンのゆがみ、ベルト接合部の損傷など、多くの不都合の原因となり得る。もし衝突が1度発生したとしても、2度目は防ぐ必要がある。
以上の問題は、インクジェット方式以外でも記録ヘッドを有するキャリッジ及びそれを駆動する走査モータを備えた画像形成装置において同様に発生するものである。さらに、キャリッジ以外の可動部材及びそれを駆動する駆動手段を備えた各種駆動装置においても発生し得るものである。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、可動部材を駆動して所定の経路を移動させる場合において、可動部材の駆動異常を所望のタイミングで判断できるようにすることを目的とする。
この発明は、上記の目的を達成するため、可動部材を移動させるモータと、上記可動部材の移動を検出する移動検出手段と、上記可動部材が第1の方向に移動するように第1の電圧を所定時間上記モータに出力した後に上記可動部材が所定距離移動していない場合、上記可動部材を上記第1の方向と逆方向である第2の方向に移動するように上記モータに第2の電圧を出力し、上記第2の電圧を出力した後に上記可動部材が上記所定距離移動していない場合、上記可動部材が上記第1の方向に移動するように上記第1の電圧より大きな第3の電圧を上記モータに出力し、上記第3の電圧を上記モータに出力した後に上記可動部材が上記所定距離移動していない場合、上記可動部材が上記第2の方向に移動するように上記第2の電圧より大きな第4の電圧を上記モータに出力するドライバと、上記第4の電圧を上記モータに出力した後に、上記可動部材が上記所定距離移動していない場合、異常と判断する異常判断手段と、を備えた駆動装置を提供するものである。
この発明の駆動装置によれば、可動部材を駆動して所定の経路を移動させる場合において、可動部材の駆動異常を所望のタイミングで判断することができる。
この発明の一実施形態である駆動装置を備えるインクジェット方式の画像形成装置の概略構成を透視して示す斜視図である。 図1に示した画像形成装置のキャリッジ部分の機械的構成を示す平面図である。 図1に示した画像形成装置におけるメイン制御部の構成を示すブロック図である。 図3に示したメイン制御部による、電源オン時のキャリッジに関する処理を示すフローチャートである。 図3に示したFPGAによる異常検出動作に係る処理の第1例を示すフローチャートである。 図3に示したモータ制御部が異常検出動作を開始する際のキャリッジの位置の第1例を示す図である。 同じくキャリッジの位置の第2例を示す図である。 同じくキャリッジの位置の第3例を示す図である。 図3に示したFPGAによる異常検出動作に係る処理の第2例を示すフローチャートである。 図3に示したFPGAによる異常検出動作に係る処理の第3例を示すフローチャートである。 図2のエンコーダシート40の構成を示す図である。 図2のエンコーダセンサ41の検知面におけるセンサ素子の配置関係を示す図である。 図12のセンサ素子41a,41bのそれぞれによるエンコーダシートの表面の検知信号であるエンコーダパルスのタイミングと4逓倍アップダウンカウンタのカウントアップタイミングの一例を示すタイミングチャートである。 図3に示したメイン制御部によるジャム処理からの復帰後の電源オン時のキャリッジに関する処理を示すフローチャートである。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
まず、この発明の一実施形態である駆動装置を備えるインクジェット方式の画像形成装置の機械的構成について説明する。
図1はその画像形成装置内部の概略構成を透視して示す斜視図、図2はその画像形成装置のキャリッジ部分の機械的構成を上側から見た状態を示す平面図である。
図1に示すように、この画像形成装置100では、本体筐体1が、本体フレーム20上に配設されており、本体筐体1内には、主走査方向(矢示A方向)に軸である主ガイドロッド3と副ガイドロッド4が張り渡されている。主ガイドロッド3は、可動部材であるキャリッジ5を移動可能に支持されており、キャリッジ5には、副ガイドロッド4に係合してキャリッジ5の姿勢を安定化させる連結片5aが設けられている。
この画像形成装置100では、主ガイドロッド3に沿って無端ベルト状のタイミングベルト11が配設されており、このタイミングベルト11は、駆動プーリ9と従動プーリ10との間に張り渡されている。駆動プーリ9は、主走査モータ8によって回転駆動され、従動プーリ10は、タイミングベルト11に対して所定の張りを与える状態で配設されている。駆動プーリ9は、主走査モータ8によって回転駆動されることで、その回転方向に応じて、タイミングベルト11を主走査方向に移動(以下「回動」という)させる。
キャリッジ5は、タイミングベルト11に連結されており、タイミングベルト11が駆動プーリ9によって主走査方向に回動されることで、主ガイドロッド3に沿った所定の経路を主走査方向に往復移動する。
上記の主走査モータ8,駆動プーリ9,従動プーリ10,及びタイミングベルト11が、駆動手段に相当する。
このキャリッジ5には、図2に示すように、記録ヘッド6y、記録ヘッド6m、記録ヘッド6c、および記録ヘッド6kが搭載されている。そして、記録ヘッド6yはイエロー(Y)インクを、記録ヘッド6mはマゼンタ(M)インクを、記録ヘッド6cはシアン(C)インクを、記録ヘッド6kはブラック(K)インクをそれぞれ吐出する。なお、以下の説明において、記録ヘッド6y、6m、6c、6kを総称するときには、記録ヘッド6という。
記録ヘッド6は、その吐出面(ノズル面)が下方(記録媒体16側)に向くように、キャリッジ5に搭載されている。
この画像形成装置100では、本体筐体1内の主走査方向両端部位置に、カートリッジ部7と維持機構部12が収納されている。カートリッジ部7は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各インクをそれぞれ収納するカートリッジが、交換可能に収納されている。カートリッジ部7の各カートリッジは、キャリッジ5が搭載する記録ヘッド6の対応する色の記録ヘッド6y、6m、6c、6kと、図示しないパイプで連結されている。そして、そのパイプを通してカートリッジから記録ヘッド6y、6m、6c、6kに対してインクを供給する。
この画像形成装置100では、キャリッジ5を主走査方向に往復移動させながら、プラテン22(図2参照)上を、主走査方向と直交する副走査方向(図1の矢示B方向)に間欠的に搬送される記録媒体16にインクを吐出することで、記録媒体16に画像を記録出力する。つまり、記録媒体16を副走査方向に間欠的に搬送し、記録媒体16の副走査方向の搬送が停止している間に、主走査モータ8によりキャリッジ5を駆動して主ガイドロッド3と副ガイドロッド4に沿って主走査方向に移動させる。同時に、キャリッジ5に搭載された記録ヘッド6のノズル列からプラテン22上の記録媒体16上に形成すべき画像の画像データに応じたタイミングでインクを吐出して、記録媒体16に画像を形成する。
維持機構部12は、記録ヘッド6の吐出面の清掃、キャッピング、不要なインクの吐出等を行って、記録ヘッド6からの不要なインクの排出や記録ヘッド6の信頼性の維持を図っている。なお、上記キャッピングとは、電源オフ時に、インクが乾いて記録ヘッド6のノズルが詰まらないように、その記録ヘッド6に図2のインクヘッド保護キャップ23を嵌めることを云う。
この画像形成装置100では、記録媒体16の搬送部分を開閉可能にカバー2が設けられている。そして、画像形成装置100のメンテナンス時やジャム発生時に、カバー2を開けることで、本体筐体1内部のメンテナンス作業やジャムとなった記録媒体16の除去等の作業を行うことができる。
ここで、この画像形成装置100におけるキャリッジ5とその周辺の構成及び動作について、図2を参照してもう少し詳細に説明する。
この画像形成装置100において、キャリッジ5は、主走査モータ8の駆動力が駆動プーリ9と従動プーリ10とタイミングベルト11とを介してキャリッジ5に伝わることにより、図2の矢印A方向(主走査方向)に右壁52,左壁51の範囲内で往復移動する。そして、この往復移動をしながら記録ヘッド6のノズルからインクを吐出することにより、記録媒体16上への画像形成を行う。
また、キャリッジ5の移動の際には、キャリッジ5に設けられたエンコーダセンサ41が、キャリッジ5の移動方向に沿って備えられたエンコーダシート(リニアスケール)40を読み取る。エンコーダシート40にはその長手方向である主走査方向に所定間隔でマークが形成されているため、エンコーダシート40の読み取りによってエンコーダセンサ41からはパルス状のエンコーダ信号が出力される。そして、そのエンコーダ信号を後述する制御部へ入力し、制御部がそのパルス数をカウントすることでキャリッジ5の位置を検出(判断)して、その位置情報を取得することができる。
キャリッジ5に搭載されている記録ヘッド6の吐出面と対向する位置には、プラテン22が設けられている。プラテン22は、記録ヘッド6から記録媒体16上にインクを吐出する際に、記録媒体16を支持するためのものである。記録媒体16は、図示しない副走査モータによって駆動される搬送ローラにより挟持され、プラテン22上を副走査方向に間欠的に搬送される。
記録媒体16は、図示は省略しているが、給紙モータにより、給紙部より給紙されて搬送部へ搬送され、搬送部へ送られた記録媒体16は搬送モータにより搬送ローラが駆動されて、矢印B方向(副走査方向)に搬送され、プラテン22まで搬送される。
インクヘッド保護キャップ23は、キャリッジ5の往復移動開始前にデキャップ動作を行う。それによって、画像形成に影響を与えることがない。デキャップとは、記録ヘッド6からインクヘッド保護キャップ23を外すことを云う。
次に、この画像形成装置100におけるメイン制御部について説明する。
図3は、そのメイン制御部の構成例を示すブロック図である。
このメイン制御部200は、CPU210、FPGA(Field Programmable Gate Array)220、通信I/F(インタフェース)230、パネルI/F240、メモリ250、画像出力I/F260、及びモータドライバ270を備えている。
CPU210は、ROMとRAMを内蔵したマイクロコンピュータであり、RAMをワークエリアとしてROMに記憶されたプログラムを実行することにより、この画像形成装置100全体を制御する。それによって、各種演算を行う演算部211としての機能や、通信I/F230及び不図示のLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)等のネットワークを介してPC(パーソナルコンピュータ)等の外部機器400と通信する機能を実現する。パネルI/F240を介して、操作パネル301が備える操作部における操作を検出したり、操作パネル301が備える表示部に画像形成装置100の設定状態や動作状態を表示させたりする機能も実現する。
さらに、CPU210は、外部機器400から印刷内容を示す印刷データを受信し、その印刷データを印刷すべきカラー画像の画像データに変換する描画処理を行う機能を備える。なお、画像データは、モノクロ画像を印刷するための画像データであってもよい。また、印刷内容を画像データとして受信してもよい。その後、受信又は変換した画像データをFPGA220に渡し、画像出力I/F260経由で記録ヘッド6へ出力させて印刷を行わせる。
FPGA220は、プログラミングすることが可能なLSIであり、CPU制御部221、メモリ制御部222、記録ヘッド制御部223、センサ処理部224、及びモータ制御部225の各機能を有する。
CPU制御部221は、CPU210との通信制御を行う。
メモリ制御部222は、CPU210からの指示により、メモリ250へのアクセス制御を行う。メモリ250は、フラッシュメモリやHDD(ハードディスク装置)等の記憶装置である。
記録ヘッド制御部223は、CPU210からの指示により、後述するキャリッジ5の位置情報に連動し、上記受信又は変換した画像データを画像出力I/F260経由でキャリッジ5上の記録ヘッド6へ出力して、記録ヘッド6にその画像データに基づく画像形成を行わせる。但し、上記受信又は変換した画像データのうち、Yの画像データは記録ヘッド6yへ、Mの画像データは記録ヘッド6mへ、Cの画像データは記録ヘッド6cへ、Kの画像データは記録ヘッド6kへそれぞれ出力する。
センサ処理部224は、エンコーダセンサ41を含む各種センサ302からの信号の処理を行う。
モータ制御部225は、CPU210からの指示により、モータドライバ270を介して主走査モータ8や図示しない副走査モータを含む各種モータ303の駆動を制御する。各種モータ303には、DCモータ又はステッピングモータ等が使用される。
ここで、センサ処理部224及びモータ制御部225によるフィードバック制御について説明する。
モータ制御部225は、CPU210からの指示により、主走査モータ8によりキャリッジ5を駆動して主走査方向に移動させながら、エンコーダセンサ41にエンコーダシート(リニアスケール)40を読み取らせる。
それによって、エンコーダセンサ41からエンコーダ信号が出力されるため、そのエンコーダ信号をセンサ処理部224が入力する。
センサ処理部224は、エンコーダセンサ41から入力されるエンコーダ信号のパルス数をカウントし、そのカウント値に基づき、キャリッジ5の位置、移動速度及び移動方向を検出して、それらの情報をモータ制御部225へ出力する。よって、エンコーダセンサ41及びセンサ処理部224が移動検出手段としての機能を有する。
モータ制御部225は、センサ処理部224からのキャリッジ5の位置、移動速度及び移動方向の情報を取得して、それらの情報から主走査モータ8の出力(例えば駆動パワー及び駆動方向)を決定し、その出力に基づき主走査モータ8を駆動制御することによりキャリッジ5の速度制御及び位置制御を行う。
以下、図3のメイン制御部200によるキャリッジ5の動作制御について説明する。
まず、メイン制御部200による通常の電源オン時のキャリッジ5に関する制御について説明する。
図4は、その電源オン時のキャリッジ5に関する処理を示すフローチャートである。
メイン制御部200のCPU210は、電源がオンになると、図4の処理をスタートし、まずステップS1でFPGA220にデキャップ動作を実行させる。なお、キャッピング状態でキャリッジ5を駆動させることはないため、キャリッジ5の駆動時には必ずメイン制御部200がデキャップ動作を実行させる。
そして、CPU210は、デキャップ動作を実行させた後、ステップS2でFPGA220に異常検出動作を実行させる。
この異常検出動作については、後述するが、キャリッジ5がフィードバック制御によって動作するよりも前にセンサ処理部224への入力値(エンコーダ信号のパルス数)に異常がないかを調べることで、キャリッジ5の駆動制御の異常を検出することができる。
異常検出動作が終了すると、FPGA220から何らかの応答があるため、CPU210は、ステップS3へ進み、その応答の内容を判定する。
そして、これが異常のないことを示す正常応答であれば、ステップS4でFPGA220にホーミング動作を実行させた後、図4の処理を終了する。
ホーミング動作とは、キャリッジ5を駆動するためのイニシャライズ処理を行うことである。例えば、キャリッジ5が所定のキャッピング位置(待機位置)からずれているような場合には、CPU210が、FPGA220に、主走査モータ8を回転させてキャリッジ5の位置ずれを補正する位置制御を行わせる。なお、キャリッジ5を所定のキャッピング位置に帰還させる動作もホーミング動作の一つである。このようなホーミング動作は、CPU210が上記の異常検出動作においてFPGA220から正常応答を受けた場合には、正常に行うことができると考えられる。
一方、ステップS3で異常を検出したことを示す異常応答であれば、ステップS5へ進み、キャリッジ5の駆動制御に異常が発生した旨をユーザへ通知して、処理を終了する。この通知は、操作パネル301へのメッセージや画像の表示、光や音声の出力、所定の宛先への電子メールの送信など、任意の手法で行うことができる。
このステップS5の処理において、CPU210は通知手段及び第2の通知手段として機能する。
次に、図5に、図4のステップS2の指示に応じてFPGA220が実行する異常検出動作に係る処理の第1例を示すフローチャートである。
表1は、FPGA220に予め設定された条件(設定条件)の第1例を示している。
Figure 0006217077
この設定条件としては、設定電圧、設定時間、変化閾値がある。
設定電圧は、異常検出動作において主走査モータ8へ出力する電圧の値(所定の電圧)である。この例では、「+3V」としている。なお、電圧の正負によってキャリッジ5の駆動方向(移動方向)が変化する。例えば、電圧がプラス(+)の場合には往路方向、マイナス(−)の場合には復路方向への駆動(移動)となる。また、電圧の絶対値が大きいほど、大きな力でキャリッジ5を駆動することになる。
設定時間は、設定電圧を主走査モータ8へ出力する時間の値(所定時間)であり、この例では「200ms(ミリ秒)」としている。
変化閾値は、設定電圧を主走査モータ8へ出力した際に、エンコーダセンサ41から出力されるエンコーダ信号の値(パルス数)と比較する閾値(所定距離の移動と対応する値)であり、この例では「2パルス」としている。この変化閾値としては、主走査モータ8に対して上記設定時間だけ上記設定電圧を印加した場合にキャリッジ5が移動すると考えられる距離より小さい値を設定する。
上記設定時間としては、負荷の大きい場所またはマシンにおいて誤検知を防ぐため、変化閾値以上の距離を十分動ける時間を、余裕をもって設定する。
また、上記設定電圧も同様に確実に起動トルクを満たせる電圧を設定するが、マシンの摺動部などの劣化を考慮してある程度の余裕をもって設定する。
しかし、大き過ぎる電圧は壁への衝突時にダメージが大きくなる。このため上記設定電圧は、上記余裕とマシンへの影響を鑑みて選択する。
FPGA220は、CPU210から異常検出動作の指示を受け付けると、モータ制御部225の機能により、図5の異常検出動作を開始する。
この処理において、FPGA220は、まずステップS11で、モータドライバ270に設定電圧(表1の例では「+3V」)を主走査モータ8へ設定時間(表1の例では「200ms」)だけ出力する動作を開始させる。それによって、主走査モータ8を制御して設定時間だけキャリッジ5を駆動させる。
また、FPGA220はその後、センサ処理部224及びモータ制御部225の機能により次の処理を行う。
すなわち、まずステップS12において、センサ処理部224が検出するキャリッジ5がその駆動の方向(表1の例では往路方向)へ所定距離以上移動したか否かを判断する。より具体的には、エンコーダセンサ41から入力されるエンコーダ信号の値(入力値)に、駆動の方向へ変化閾値(例えば表1に示す2パルス)以上の変化があったか否かを判断(監視)する。
そして、ステップS12で所定距離以上移動していた場合、FPGA220は、キャリッジ5の駆動制御は正常であると判断してステップS14でCPU210へ正常応答を返し、図5の処理を終了する。この結果は、主走査モータ8へ印加した電圧に従って想定通りにキャリッジ5が移動したことを意味するためである。
一方、ステップS12で所定距離以上移動していなかった場合、ステップS13において、ステップS11でキャリッジ5の駆動を開始してから表1の設定時間が経過したか否か判断する。
そして、経過していなければステップS12に戻って処理を繰り返す。
一方、経過していた場合、FPGA220は、キャリッジ5の駆動制御に異常があると判断してステップS15でCPU210へ異常応答を返し、図5の処理を終了する。この結果は、主走査モータ8へ電圧を印加してもキャリッジ5が(ほとんど)移動しなかった、すなわち想定通りに移動しなかったことを意味するためである。
ここで、FPGA220は、上述したステップS12,S13の判断がNOである限り、例えば1KHzの制御周期で動作を繰り返す。その場合、ステップS12,S13の判断は1ms毎に行われることになる。よって、設定時間が200msの場合、ステップS12及びS13の判断は最大200回行われることになる。その間にステップS12の判断がYESになれば、設定時間内のキャリッジ5の駆動中にキャリッジ5の駆動の方向への所定距離以上の移動を検出したということになる。
以上の処理において、FPGA220は、ステップS11で駆動制御手段として、ステップS12及びS13で判断手段及び異常検知手段として機能する。
以上の処理により、FPGA220は、主走査モータ8を制御して所定の出力で所定時間だけキャリッジ5を駆動し、その駆動中に、キャリッジ5が駆動の方向へ所定距離以上移動したことを検出したか否かに基づき、キャリッジ5の駆動制御における異常の有無を判定することができる。そして、この判定は、印刷のためのキャリッジ5の駆動と異なるタイミングで、任意に実行することができる。また、所定の出力や所定時間を適切に設定すれば、キャリッジ5の移動距離はわずかでよい。従って、キャリッジ5を壁に衝突させる危険を最小限にしつつ、駆動制御の異常の有無を判定することができる。
なお、所定距離について、表1の例ではエンコーダセンサ41の2パルス(キャリッジ5の移動検出の最小単位の次の単位)であるが、1パルス(同じく最小単位)としてもよい。衝突防止や衝突時の衝撃緩和のためには、上記所定距離はなるべく短いことが好ましいからである。また、断線等の場合にはキャリッジ5は全く動かないので、1パルスとしても異常有無の判定は可能である。
しかし、1パルスを基準にすると、振動等により主走査モータ8の駆動と関係なく動いてしまい、誤判定を生じる可能性もある。従って、この誤判定の可能性が無視できない環境においては、2パルスの方が好ましいと言える。言うまでもなく、振動等により動く量が2パルス以上である可能性のある場合には、当該可能性のあるパルスよりも大きいパルスを設定した方が良い。
次に、モータ制御部225が上述した異常検出動作を開始する際のキャリッジ5の位置の複数の例について説明する。ここでは、FPGA220の設定電圧を「+3V」又は「−3V」とする。
図6は、モータ制御部225が異常検出動作を開始する際のキャリッジ5の位置の第1例を示す図である。
ジャム(JAM)処理後の復帰や異常処理後の復帰である場合、キャリッジ5がどこに位置しているかは限定できない。
例えば、図6に示すように、キャリッジ5が本体の真ん中付近に位置している状態で、異常検出動作が実行されることが考えられる。上述の通り、キャリッジ5の移動範囲は、本体筐体1の左壁51と右壁52との間である。
この状態で、モータ制御部225が設定電圧「+3V」を主走査モータ8に出力した場合、キャリッジ5は主走査線上を往路方向(左方向)に移動することになる。
一方、モータ制御部225が設定電圧「−3V」を主走査モータ8に出力した場合、キャリッジ5は主走査線上を復路方向(右方向)に移動することになる。
センサ処理部224は、キャリッジ5の駆動中に、エンコーダセンサ41からの入力値に変化閾値「2パルス」以上の変化があったか否かを判断する。なお、エンコーダセンサ41に1200lpiの分解能があれば、上記入力値の「2パルス」以上の変化は、キャリッジ5のおよそ42μmの動きとなる。主走査モータ8への出力を停止した後でもキャリッジ5は惰性で更に数パルス以上動くのが通例である。
図7は、モータ制御部225が異常検出動作を開始する際のキャリッジ5の位置の第2例を示す図である。
図7に示すように、キャリッジ5が本体筐体1の左壁51に接触した状態で電源がオンになり、異常検出動作が実行されることも考えられる。
この状態で、モータ制御部225が設定電圧「−3V」を主走査モータ8に出力した場合、キャリッジ5は主走査線上を復路方向(右方向)に移動することになる。
しかしこの状態で、モータ制御部225が設定電圧「+3V」を主走査モータ8に出力した場合、往路方向(左方向)に進むべきキャリッジ5は左壁51にぶつかったまま移動することができない。そのため、キャリッジ5の駆動自体は正常であったとしても、FPGA220は、このことを示す所定距離の移動を正しく検知することができない。
あるいは、図8に示すように、キャリッジ5が本体筐体1の右壁52に接触した状態で電源がオンになり、異常検出動作が実行されることも考えられる。
この状態で、モータ制御部225が設定電圧「+3V」を主走査モータ8に出力した場合、キャリッジ5は主走査線上を往路方向(左方向)に移動することになる。
しかしこの状態で、モータ制御部225が設定電圧「−3V」を主走査モータ8に出力した場合、復路方向(右方向)に進むべきキャリッジ5は右壁52にぶつかったまま移動することができない。そのため、キャリッジ5の駆動自体は正常であったとしても、FPGA220は、このことを示す所定距離の移動を正しく検知することができない。
これらのように正しい検知のできない事態を防止するためには、キャリッジ5を往路方向へ駆動させた後に復路方向へ駆動させる(あるいは復路方向へ駆動させた後に往路方向へ駆動させる)ようにすることが考えられる。この動作については、図9によって後述する。
なお、キャリッジ5が左壁51又は右壁52に接触してはいないが近い位置にある場合には、キャリッジ5を壁に向かって大きく移動させることになると、キャリッジ5が壁に衝突したり、さらにキャリッジ5をそのまま壁に押し込んでしまうことが想定される。このため、主走査モータ8へ出力する電圧や、その出力時間はなるべく小さくなるようにするとよい。
また、図5の動作において、ステップS12でYESとなった(所定距離の移動を検出した)場合に設定時間の経過を待たずにこの時点で主走査モータ8への電圧出力を停止させるとよい。このようにすれば、キャリッジ5の移動距離を、所定距離と惰性移動の合計に留めることができ、壁への衝突や押し込みの防止に効果的である。なお、「衝突」とは離れた状態からぶつかることをいう。
但し、キャリッジ5が左壁51又は右壁52に初めから接触し、かつ壁に向かって駆動する場合には、キャリッジ5は全く移動せず、従ってステップS12がYESとならないので、押し込みは発生してしまう。しかし、この場合にも衝突は起こらない。
次に、図9に、FPGA220による異常検出動作に係る処理の第2例を示す。
表2は、図9の異常検出動作で用いる、FPGA220に予め設定された条件(設定条件)の第2例を示している。
Figure 0006217077
表2からわかるように、この第2の例は、異常検出動作を異なる設定条件毎に段階的に行う例である。そして、表2には、そのための複数の設定条件を示している。各設定条件における設定電圧、設定時間及び変化閾値の意味は、表1と同様である。IDは、設定条件を識別するための識別情報である。
表2において、どのIDでも、設定時間は「200ms」、変化閾値は「2パルス」である。
また、設定電圧は、ID=1では「+3V」、ID=2では「−3V」、ID=3では「+7V」、ID=4では「−7V」である。
設定電圧を、ID=1でプラス(+)、ID=2でマイナス(−)としているのは、図7及び図8を用いて説明した不具合を防止するため、ある駆動方向でキャリッジ5の移動を検出できない場合に、逆方向への駆動を試みるようにするためである。
設定電圧を、ID=3から「7V」に上げているのは、経時変化、温度、個体差等により、3Vの強さでは十分にキャリッジ5を駆動できない場合に対応するため、3Vの駆動でキャリッジ5の移動を検出できない場合に、より大きな出力での駆動を試みるようにするためである
FPGA220は、CPU210から異常検出動作の指示を受け付けると、モータ制御部225の機能により、図9の異常検出動作を開始する。
この処理において、FPGA220は、まずステップS21で、予め表2のように設定された設定条件の1つを選択する。ここでは、IDが小さいものから順に選択するとする。
次に、ステップS22で、先に選択した設定条件に従い、モータドライバ270に設定電圧を主走査モータ8へ設定時間だけ出力する動作を開始させる。表2の例では、初めはID=1の設定条件を選択するため、+3Vを200msだけ出力させ、キャリッジ5を往路方向へ駆動することになる。
また、FPGA220はその後、ステップS23及びS24で、図5のステップS12及びS13と同様、設定時間内のキャリッジ5の駆動中にキャリッジ5の駆動の方向への所定距離以上の移動を検出したか否か判断する。設定時間内にステップS23がYESになれば、ステップS26に進み、図5のステップS14と同様、CPU210へ正常応答を返し、図9の処理を終了する。
一方、所定時間経過してステップS24でYESとなった場合、ステップS25へ進み、用意されている全ての設定条件に係るステップS22乃至S24の動作が終了したか否か判断する。ここでNOの場合、まだ設定条件が残っていることになるので、ステップS27で次の設定条件を選択し、ステップS22に戻って処理を繰り返す。
ステップS25でYESの場合、全ての設定条件を試みてもキャリッジ5の駆動制御は正常であると判断できなかったことになる。そこで、FPGA220は、キャリッジ5の駆動制御に異常があると判断してステップS28でCPU210へ異常応答を返し、図9の処理を終了する。
なお、表2の設定条件が用意されている場合、FPGA220は、ID=1の設定条件に基づく駆動中にキャリッジ5の駆動の方向への所定距離以上の移動を検出しなかった場合に、ID=2の設定条件に基づきキャリッジ5をそれまでと逆方向に駆動する。従って、図7及び図8に示したように、ある方向への駆動では壁が障害となってキャリッジ5が移動できない場合でも、逆方向へ駆動して移動を検出することができる。
また、ID=1及び2に基づく駆動中にキャリッジ5の駆動の方向への所定距離以上の移動を検出しなかった場合に、ID=3及び4の設定条件に基づきキャリッジ5をそれまでより大きな出力で駆動する。従って、経時変化、温度、個体差等により、当初の強さでは十分にキャリッジ5を駆動できない場合でも、より強く駆動して移動を検出することができる。
表2等の検査用の設定条件は、キャリッジ5の移動距離を小さく留めるため、通常の画像形成時の駆動よりも弱い力で駆動を行うように定めることが望ましい。従って、条件によっては、通常の駆動に問題がない状態であっても、検査用の設定条件ではキャリッジ5が移動しないケースも考えられる。このような場合には、ID=3及び4のようにより強く駆動することが有用である。
次に、図10に、FPGA220による異常検出動作に係る処理の第3例を示す。
この第3の例は、キャリッジ5が駆動と逆方向へ移動した場合に直ちに異常応答とする点が第2の例と異なるのみである。従って、この点についてのみ説明する。
図10の処理は、ほとんど図9と同じであるが、FPGA220は、図9のステップS23に代えて、図10ではステップSAの判断を行う。すなわち、キャリッジ5の所定距離以上の移動を検出したか否か判断する。ここでは移動の方向は考慮しない。
そして、ステップSAでYESの場合にステップSBへ進み、移動方向が駆動方向であるか否か判断する。ここで移動方向であれば、図9のステップS23でYESの場合と同じであり、キャリッジ5の駆動制御は正常であると判断できるため、ステップS26でCPU210へ正常応答を返し、図10の処理を終了する。
一方、ステップSBで駆動方向でない場合には、FPGA220は、キャリッジ5が想定と異なる方向へ移動しており、キャリッジ5の駆動制御が正常に行われていないと判断する。そこで、ステップS28でCPU210へ異常応答を返し、図10の処理を終了する。
ステップSAでNOの場合には、図9のステップS23でNOの場合と同様、ステップS24以下の処理に進む。
以上の処理によれば、キャリッジ5が想定と異なる方向へ移動した場合に、速やかに異常と判定することができる。また、ステップSAでYESの場合に直ちにキャリッジ5の駆動を停止するようにすれば、キャリッジ5が想定外の挙動を示して壁に激突するような事態も効果的に防止できる。
なお、ステップS28において、FPGA220が、CPU210への「異常応答」を以下の(a)及び(b)に示す2つの異常応答として切り分けることもできる。
(a)ステップS25で用意されている全ての設定条件に係る動作が終了したと判断した後の「異常応答」は、主走査モータ8への駆動信号の出力異常とする。
(b)ステップSBで移動方向が異常と判断した後の「異常応答」は、キャリッジ5の移動方向異常とする。
なお、(a)の場合にはエンコーダ入力の断線等、(b)の場合にはエンコーダセンサ41のコネクタ異常等が発生したためにキャリッジ5の移動が適切に検出できない可能性も考えられる。従って、CPU210がFPGA220からの異常応答に基づきユーザに異常を通知したり、その他の動作を行う場合には、この可能性も考慮した対応を行うようにするとよい。
ここで、FPGA220が、上記ステップSBの判断(移動方向が駆動方向であるか否か)に関し、エンコーダセンサ41から出力されるエンコーダ信号から、その判断をどのように行うのかについて、図11〜図13を参照して説明する。
図11は、図2のエンコーダシート40の構成を示す図である。
図12は、図2のエンコーダセンサ41の検知面におけるセンサ素子の配置関係を示す図である。
エンコーダシート40は、例えば図11に示すように、その長手方向である主走査方向(キャリッジ5の移動方向)に所定間隔でマーク(黒線)が形成されている。この例では、黒線と白線が交互に形成されている。
エンコーダセンサ41には、例えば図12に示すように、2つのセンサ素子41a,41bが搭載されている。そして、この2つのセンサ素子41a,41bは、図11に示したエンコーダシート40の黒線と白線が交互に形成されている主走査方向において、図12に示すようにギャップgの間隔でずらされて配置されている。
そのため、センサ素子41aとセンサ素子41bのそれぞれによるエンコーダシート40の表面の検知信号であるエンコーダ信号(エンコーダパルス)のタイミングは、図12に示したギャップgに応じた間隔だけ離れて検知される。
この実施形態においては、図3のセンサ処理部224が、例えばエンコーダ信号(エンコーダパルス)のA相とB相による4逓倍(1200LPI)アップダウンカウンタを搭載している。この4逓倍アップダウンカウンタは、2つの300LPIカウンタと、1つのステータスカウンタとを備えている。
図13は、センサ素子41a,41bのそれぞれによるエンコーダシート40の表面の検知信号であるエンコーダパルスのタイミングと4逓倍(1200LPI)アップダウンカウンタのカウントアップタイミングの一例を示すタイミングチャートである。
図13においては、センサ素子41aによる検知信号をエンコーダパルスA相とし、センサ素子41bによる検知信号をエンコーダパルスB相としている。
図13のタイミングt1に示すように、キャリッジ5が主走査方向の一方向に動きながらエンコーダセンサ41に含まれるセンサ素子41aが黒線を読み取る状態になると、エンコーダパルスA相が立ち上がる。また、センサ素子41bが黒線を読み取る状態になると、エンコーダパルスB相が立ち上がる。
エンコーダパルスA相は一方の300LPIカウンタに入力され、その300LPIカウンタがエンコーダパルスA相の立ち上がりでカウントを行う。
エンコーダパルスB相は他方の300LPIカウンタに入力され、その300LPIカウンタがエンコーダパルスB相の立ち上がりでカウントを行う。
エンコーダパルスA相及びB相はステータスカウンタにも入力され、そのステータスカウンタがエンコーダパルスA相及びB相の各立ち上がり及び立ち下がりでそれぞれカウントを行う。
カウント方向は、A相とB相の位相差により決定される。A相がB相より進んでいる場合には各カウンタがアップカウントを行う。A相がB相に遅れている場合には各カウンタがダウンカウントを行う。
よって、4逓倍アップダウンカウンタ(実際にはステータスカウンタ)のカウント値は、キャリッジ5の往路方向への移動で増加、復路方向への移動で減少する。
したがって、FPGA220は、キャリッジ5を往路方向に移動させたときに、動作開始時の上記カウント値(例えば「100」)を記憶しておき、移動後の上記カウント値(例えば「110」)から移動開始時の上記カウント値を減算することにより、その結果の絶対値から移動量を判定できる。また、符号から移動方向を判定できる。正なら往路方向、負なら復路方向という具合である。この対応関係は逆でも構わない。
従って、FPGA220は、上記カウント値がキャリッジ5の移動開始位置からの変化閾値を越えた場合に、上記減算後の値(論理値)が正であるか負であるかを参照することにより、キャリッジ5の移動方向を判断できる。
なお、以上の移動量及び移動方向の検出方式は一例であり、他の方式ももちろん採用可能である。
次に、ジャム(JAM)処理による復帰後の電源オン時のキャリッジ5に関する処理について説明する。
図14は、そのジャム処理による復帰後の電源オン時のキャリッジ5に関する処理を示すフローチャートである。なおここでは、ジャム処理からの復帰を、画像形成装置100の電源ON時にキャッピングがなされていない場合の例として用いている。
メイン制御部200のCPU210は、ジャム処理による復帰後に電源がオンになると、図14の処理をスタートする。なお、その処理を、他の原因でキャッピングされない状態で電源がオンになった場合にもスタートしてよい。
メイン制御部200のCPU210は、図14の制御をスタートすると、まずステップS41でFPGA220に異常検出動作を実行させる。
この異常検出動作により、仮にキャリッジ5の暴走後に、電源オフ、オンで復帰させようとした場合であっても、キャリッジ5の2度目の暴走を防ぐことができる。また、何らかの異常により、キャリッジ5の駆動系が異常になった場合も、キャリッジ5を暴走させることなく異常を検出できる。
異常検出動作が終了すると、CPU210は、ステップS42以降の処理へ進み、ステップS42乃至S44において、図4のステップS3乃至S5と同様、FPGA220からの応答に応じて、ホーミング動作あるいは異常の通知を行って処理を終了する。
ここで、ホーミング動作を異常検出動作後に必ずしも実行しなくて構わないが、キャリッジ5の絶対位置が判らない状態で異常検出動作を開始する場合には、ホーミング動作の実行が必要である。
以上で各実施形態の説明を終了するが、この発明において、各部の具体的な構成、処理の内容等は、各実施形態で説明したものに限るものではない。
例えば、上述した実施形態では、モータ制御部225による主走査モータ8への所定の出力を設定電圧としたが、主走査モータ8の種類によっては(電流制御が可能であれば)設定電流としても構わない。
また、上述した実施形態では、エンコーダシート40の読み取りによってエンコーダセンサ41から出力されるエンコーダ信号のパルス数をカウントすることでキャリッジ5の位置を検出するようにしたが、キャリッジ5の位置の検出はその手法に限らない。
また、上述した実施形態では、図5,図9,又は図10に示した異常検出動作の制御を、センサ処理部224及びモータ制御部225によるフィードバック制御を行う前に行っているが、そのフィードバック制御の開始時に行うようにしても構わない。この場合、CPU210からFPGA220へのキャリッジ5の低速度且つ短距離の駆動指示を、制限時間付きで加えればよい。この場合、FPGA220内のモータ制御部225は、その制限時間内に異常検出動作を行わせた後キャリッジ5を強制停止させ、そこから通常のフィードバック制御を行わせる。
また、この発明を外部機器から印刷データを受信してカラー画像の印刷を行うインクジェット方式の画像形成装置(インクジェットプリンタ)に適用した実施形態について説明したが、この発明はこれに限らない。
すなわち、原稿のカラー画像を読み取るスキャナ等の画像読取部を備え、その画像読取部から送信される画像データを受信してカラー画像の印刷を行うデジタル複写機やデジタル複合機等の他の画像形成装置にも、この発明を適用可能である。
さらに、モノクロ等の単色の画像形成装置や、2色又は3色等の色数の画像形成装置にも、この発明を適用可能である。
さらにまた、記録ヘッドを備えるキャリッジを用いて記録媒体へ画像を形成する画像形成装置であれば、インクジェット方式の画像形成装置以外でもこの発明を適用可能である。例えば、インク滴の吐出はしないが、サーマル方式の画像形成装置にも、この発明を適用可能である。
あるいはまた、画像形成装置以外の装置において可動部材を駆動して所定の経路を移動させる駆動装置にも、この発明を適用可能である。所定の経路が直線状である必要もない。経路を軸等の物理的な部材によって規定することも必須ではない。
さらに、以上説明してきた実施形態、動作例、および変形例の構成は、相互に矛盾しない限り任意に組み合わせて実施可能であることは勿論である。
1:本体筐体、2:カバー、3:主ガイドロッド、4:副ガイドロッド、5:キャリッジ、6(6y,6m,6c,6k):記録ヘッド、7:カートリッジ部、8:主走査モータ、9:駆動プーリ、10:従動プーリ、11:タイミングベルト、12:維持機構部、16:記録媒体、22:プラテン、23:インクヘッド保護キャップ、40:エンコーダシート、41:エンコーダセンサ、41a,41b:センサ素子、51:左壁、52:右壁、100:画像形成装置、200:メイン制御部、210:CPU、211:演算部、220:FPGA、221:CPU制御部、222:メモリ制御部、223:記録ヘッド制御部、224:センサ処理部、225:モータ制御部、230:通信I/F、240:パネルI/F、250:メモリ、260:画像出力I/F、270:モータドライバ、301:操作パネル、302:各種センサ、303:各種モータ、400:外部機器
特開2003−145877号公報

Claims (8)

  1. 可動部材を移動させるモータと、
    前記可動部材の移動を検出する移動検出手段と、
    前記可動部材が第1の方向に移動するように第1の電圧を所定時間前記モータに出力した後に前記可動部材が所定距離移動していない場合、前記可動部材を前記第1の方向と逆方向である第2の方向に移動するように前記モータに第2の電圧を出力し、前記第2の電圧を出力した後に前記可動部材が前記所定距離移動していない場合、前記可動部材が前記第1の方向に移動するように前記第1の電圧より大きな第3の電圧を前記モータに出力し、前記第3の電圧を前記モータに出力した後に前記可動部材が前記所定距離移動していない場合、前記可動部材が前記第2の方向に移動するように前記第2の電圧より大きな第4の電圧を前記モータに出力するドライバと、
    前記第4の電圧を前記モータに出力した後に、前記可動部材が前記所定距離移動していない場合、異常と判断する異常判断手段と、
    を備えたことを特徴とする駆動装置。
  2. 前記第1の電圧、前記第2の電圧、前記第3の電圧、前記第4の電圧は、それぞれ前記所定時間出力されることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記所定距離は、振動等により動く可能性のある距離に対応した距離であることを特徴とする請求項1又は2に記載の駆動装置。
  4. 前記所定距離は、前記移動検出手段による前記可動部材の移動検出の最小単位又はその次の単位であることを特徴とする請求項1又は2に記載の駆動装置。
  5. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の駆動装置であって、
    前記移動検出手段が、前記所定時間内に前記モータへ入力される電圧に対応した方向への前記所定距離以上の移動を検出した場合、前記所定時間の経過前でも前記ドライバは前記モータへの電圧出力を停止することを特徴とする駆動装置。
  6. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の駆動装置であって、
    前記移動検出手段が、前記モータへ入力される電圧に対応した方向と異なる方向への前記所定距離以上の移動を検出した場合、前記異常判断手段は異常と判断することを特徴とする駆動装置。
  7. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の駆動装置であって、
    前記異常判断手段が異常と判断した場合にその旨をユーザに通知する通知手段を備えることを特徴とする駆動装置。
  8. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の駆動装置を備え、
    前記可動部材として、記録ヘッドを備えたキャリッジを備え、
    前記駆動装置により前記キャリッジを駆動することを特徴とする画像形成装置。
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