JP5378865B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子ペーパなどのリライタブル媒体と非リライタブル媒体である紙などの通常印刷媒体の双方に印刷を行う画像形成装置に関する。
リライタブル媒体と通常印刷媒体の双方に印刷を行う画像形成装置が、特許文献1によって提案されている。この従来の画像形成装置は、単一の感光体ドラムを利用してリライタブル媒体と通常印刷媒体に印刷を行うために、画像形成部の動作モードを切り換えて印刷していた。
特開2003−348280号公報(段落0015〜0016、図4〜10)
前記従来の画像形成装置は、単一の画像形成部の動作モードを切り換えてリライタブル媒体への印刷と通常印刷媒体への印刷を行っていたので、リライタブル画像領域と通常印刷領域との双方を有する複合印刷媒体へ印刷するときに、一回で両方の領域に印刷することができなかった。そのため、複合印刷媒体へ印刷するときには、同一の印刷媒体に対して異なる動作モードで2度の画像形成を実行する必要が生じ、画像形成部から排出された印刷媒体を再度画像形成部に戻すための搬送機構によって装置の構造が複雑なものとなり、装置の小型化が困難であった。又、複合印刷媒体へ印刷するときには、画像形成部から排出された媒体を再度画像形成部に戻すための搬送時間の分だけ印刷時間が長くなるという不都合があった。
本発明は、前記の課題を解決するためになされたものであり、リライタブル画像領域と通常印刷領域との双方を有する複合印刷媒体への印刷に好適な画像形成装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、媒体(印刷媒体)を搬送する搬送路と、前記媒体にリライタブル画像を形成するリライタブル画像形成手段と、前記媒体に非リライタブル画像を形成する非リライタブル画像形成手段とを備えた画像形成装置において、前記非リライタブル画像形成手段が前記リライタブル画像形成手段の下流に位置するように、両者を互いに近接して配設するとともに、前記媒体の搬送速度を適切に調整することによって、単一の前記媒体に対して前記リライタブル画像の形成と前記非リライタブル画像の形成とを並列に行えるようにした。
本発明によれば、リライタブル画像形成部と非リライタブル形成部とを近接して配設できるので、両形成部間の搬送路を短くでき、装置の小型化が可能となる。又、媒体の搬送時間も短くなるので、複合印刷媒体の印刷速度が向上する。
又、本発明の他の画像形成装置は、媒体(印刷媒体)を搬送する搬送路と、前記搬送路上に配設され、前記媒体にリライタブル画像及び非リライタブル画像を形成する複合画像形成手段とを備えた画像形成装置において、前記非リライタブル画像はインク画像であり、前記複合画像形成手段は、前記インク画像を前記媒体に形成するインクヘッドと、前記リライタブル画像を前記媒体に形成するリライタブルヘッドとが、一体に形成され、前記媒体の搬送方向に直交する走査方向に移動するキャリッジとを備え、前記キャリッジが前記走査方向に移動しているときに前記媒体に対する前記リライタブル画像の形成と前記インク画像の形成とを並列に行わせるとともに、前記リライタブルヘッドが、前記インクヘッドによってすでに画像が形成された領域の上を通過しないように、前記リライタブル画像と前記インク画像の形成順序を制御するようにした。
本発明によれば、画像形成手段が小型化できるので、装置の小型化、低消費電力化が可能となる。
本発明によれば、リライタブル画像領域と通常印刷領域との双方を有する複合印刷媒体への印刷に好適な画像形成装置を提供することができる。
又、リライタブルヘッドと印刷媒体との間隙を小さくできるので、リライタブル画像の印刷性能を向上することができる。
第1実施形態に係るプリンタの機器構成を示す概念図である。 リライタブル媒体の構造を示す説明図である。 複合媒体の構造を示す説明図である。 複合媒体の内部構造を示す断面図である。 第1実施形態に係るリライタブルヘッド及びインクヘッドの底面図である。 電気泳動方式による画像形成の原理を示す説明図である。 トレイ媒体設定部の構成例を示す図である。 媒体種類設定部の設定可能項目例を示す図である。 媒体寸法設定部の設定可能項目例を示す図である。 第1実施形態に係るプリンタの機能構成を示すブロック図である。 印刷処理の全体の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態における印刷制御処理の流れを示すフローチャートである。 第2及び第3実施形態に係るプリンタの機器構成を示す概念図である。 キャリッジの移動についての説明図である。 第2実施形態に係るキャリッジの構成例を示す底面図である。 第2及び第3実施形態に係るプリンタの機能構成を示すブロック図である。 第2実施形態における片方向印刷制御処理の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態に係るキャリッジの構成例を示す底面図である。 第3実施形態における双方向印刷制御処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための最良の形態として、3つの実施形態を、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
《第1実施形態》
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置であるプリンタ1の機器構成を示す概念図である。第1実施形態に係るプリンタ1は、印刷媒体の搬送路上に、リライタブル画像形成手段として、電気泳動方式の電子ペーパの画像形成部を備え、非リライタブル画像形成手段として、インクジェット方式の画像形成部を備えている。
プリンタ1は、電気泳動方式の電子ペーパの画像を形成するリライタブルヘッド2と、例えば色材としての顔料を含むインクを吐出するインクヘッド4とにより、画像データをもとに印刷媒体上に画像を形成する画像形成装置である。
プリンタ1は、画像が形成される媒体としての印刷媒体11を貯留する給紙トレイ18と、印刷媒体11を給紙トレイ18から取り出して搬送路6に供給する給紙ローラ12と、印刷媒体11を搬送路6に沿って順に普通紙媒体検出センサ7、リライタブル媒体識別センサ8、媒体位置検出センサ9、リライタブルヘッド2、及びインクヘッド4を経由し、プリンタ1の外部まで搬送する搬送ローラ5とを有してなる。
又、プリンタ1で使用可能な印刷媒体11は、全面にリライタブル画像を形成可能なリライタブル媒体11aと、全面にインク画像を形成可能な普通紙媒体11bと、リライタブル画像を形成可能なリライタブル画像領域とインク画像を形成可能なインク画像領域との双方を有する複合媒体11cとの3種類がある。
リライタブル媒体11aは、図2に示すように、電気泳動方式の電子ペーパの画像を形成可能なリライタブル画像領域40を備え、更に媒体種類を示す情報が記録されたRFID(Radio Frequency IDentification)タグ41を媒体先端付近の内部に備えている。複合媒体11cは、図3に例示するように、インク画像を形成可能なインク画像領域47と、電気泳動方式の電子ペーパの画像を形成可能なリライタブル画像領域40を備え、更に媒体種類を示す情報が記録されたRFIDタグ41を媒体先端付近の内部に備えている。
図4は、図3に例示した複合媒体11cの一点鎖線A−Aで示される部分を図面下側から見た断面図である。図4に示すように、複合媒体11cの表面は、インク画像を形成可能な無色透明プラスチックの保護シート42で構成され、リライタブル画像領域40(図3)の中層部分には、複数の電気泳動カプセル43が2次元に配列された電気泳動部材45が積層される。リライタブル媒体11aも同様の構造を有する。一方、複合媒体11cのインク画像領域47(図3)の中層は、白色もしくは任意の色に着色されたシート部材44で構成される。
リライタブルヘッド2は、図5(a)にその底面図を示すように、矢印で示した印刷媒体11の媒体搬送方向に直交するように、電極70を最大印刷幅分だけ1列に並べたライン型ヘッドである。図6にその動作原理を示すように、リライタブルヘッド2は、電極70に接続される電源71の極性を変化させることによって、電極70と、リライタブルヘッド2に対面して配設された共通電極3との間に、正又は負の電界ベクトルEを発生させ、リライタブル媒体11a内の電気泳動カプセル43内の白色及び黒色の微粒子を移動させて白黒表示を切り替えることにより、リライタブル画像を形成する。印刷性能を向上させるために、電極70とリライタブル媒体11aとの間隙は可能な限り小さくすることが好ましい。この電気泳動方式のリライタブル画像領域40は、電界ベクトルEをかけてから白黒表示の切り替えが完了するまでに10ミリ秒程度の時間を要する。したがって、A4縦のリライタブル媒体に200dpi(dot per inch)の精細度で印刷を行うのに、凡そ20〜30秒の時間を要する。これは、通常のインクジェットプリンタに比べて約1桁大きい時間である。
インクヘッド4は、図5(b)にその底面図を示すように、黒色インクを吐出する黒ノズル4K、黄色インクを吐出する黄ノズル4Y、マゼンタ色インクを吐出するマゼンタノズル4M、シアン色インクを吐出するシアンノズル4Cを、印刷媒体11の媒体搬送方向に直交するように、最大印刷幅分だけ1列ずつ並べたライン型ヘッドである。インクヘッド4は、図示しないインクタンクから供給されるインクを、所定のノズルから吐出することにより、インク画像を形成する。このインクヘッド4によって、A4縦の普通紙媒体に300dpiの精細度で印刷を行う場合の印刷速度は、凡そ10〜20枚/分である。
装置を小型化するためには、リライタブルヘッド2と、インクヘッド4とはできるだけ近接して配設することが好ましく、両者を一体化して1つのライン型ヘッドとしてもよい。ただし、図1に示したように、必ず搬送路6の上流側にリライタブルヘッド2を、下流側にインクヘッド4を配設する。その理由は、もし上流側にインクヘッド4を配設した場合、吐出されたインクの粒によってリライタブルヘッド2が汚れてしまう可能性があるため、リライタブルヘッド2と印刷媒体との間隙を大きくせざるを得ず、リライタブル画像の印刷性能が低下してしまうからである。
図1において、普通紙媒体検出手段としての普通紙媒体検出センサ7は、印刷媒体11の光反射率を検出可能なフォトリフレクタである。又、リライタブル媒体識別手段としてのリライタブル媒体識別センサ8は、リライタブル媒体11a又は複合媒体11cの媒体先端付近に備えられたRFIDタグ41(図2、図3)のデータを読み出すRFIDリーダである。媒体位置検出センサ9は、画像形成時における印刷媒体11の位置を正確に把握するために、リライタブルヘッド2の上流に設置される。
給紙トレイ18は、図7に例示するような媒体設定を行うトレイ媒体設定部10を備える。トレイ媒体設定部10は、媒体種類を示す媒体種類設定部15と、媒体寸法を示す媒体寸法設定部16を備える。媒体種類設定部15の設定可能項目例は図8の通りである。又、媒体寸法設定部16の設定可能項目例は図9の通りである。これら各設定可能項目を識別するためのデータは例えば不図示の不揮発性メモリに記憶され、現在の媒体設定の状態は外部から読み出すことができる。
次に、本実施形態に係るプリンタ1の機能構成について説明する。
図10は、プリンタ1の機能構成を示すブロック図である。
プリンタ1は、リライタブルヘッド2と、インクヘッド4と、トレイ媒体設定部10と、普通紙媒体検出センサ7と、リライタブル媒体識別センサ8と、媒体位置検出センサ9と、給紙ローラ12(図1)を駆動する給紙モータ22及び搬送ローラ5(図1)を駆動する搬送モータ23と、それらモータを駆動するドライバ21と、装置全体を制御して外部PC30から受信した画像データの印刷を行う制御手段としての制御部20とを備えて構成される。制御部20は、不図示のCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等によって構成されるコンピュータが、所定のプログラムを実行することによって、その機能が具現化される。
続いて、プリンタ1の動作を、図11及び図12に示したフローチャートに沿って詳細に説明する。図11は、制御部20が実行する、プリンタ1の印刷処理の全体の流れを表すフローチャートであり、図12は、図11の記号Aで示される印刷制御処理の内容を表すフローチャートである。
まず始めに、図11に示した印刷処理の全体の流れについて説明する。
[ステップS1]外部PC30からプリンタ1へ印刷すべき画像データ(以下、印刷データ)が送信され、この印刷データを受信すると(ステップS1でYes)、制御部20は、印刷データ待ちのループ(ステップS1でNo)を抜け、ステップS2に処理を進める。
[ステップS2]制御部20は、トレイ媒体設定部10から、トレイ媒体設定、つまり、給紙トレイ18に格納されている印刷媒体11の種類及び寸法の情報を読み出す。
[ステップS3]制御部20は、読み出したトレイ媒体設定が、外部PC30から受信した印刷データに指定された媒体の種類及び寸法と一致するか確認し、両者が一致する場合には(ステップS3でYes)ステップS5に、そうでなければ(ステップS3でNo)ステップS4に処理を進める。
[ステップS4]制御部20は、外部PC30に対し、トレイに格納されている媒体と、指定された媒体とが一致していない旨のエラーを送信し、印刷動作をキャンセルして処理を終了する。
[ステップS5]制御部20は、外部PC30から受信した印刷データより、各ヘッド用印刷データ、つまり、リライタブルヘッド2用とインクヘッド4用との2種類の印刷データを作成する。
[ステップS6]制御部20は、ドライバ21(図10)により給紙モータ22を駆動して給紙ローラ12(図1)を動作させ、給紙トレイ18内の印刷媒体11を搬送路6に給紙する。
[ステップS7]制御部20は、ドライバ21により搬送モータ23を駆動して搬送ローラ5(図1)を動作させ、印刷媒体11の搬送を開始する。このときの搬送速度は、標準の速度よりもやや速い媒体給紙用の速度に設定する。
[ステップS8]制御部20は、普通紙媒体検出センサ7及びリライタブル媒体識別センサ8によって印刷媒体11の媒体種類を検出する。具体的には、まず、普通紙媒体検出センサ7が、搬送されてきた印刷媒体11の光反射率を検出し、検出した光反射率の値を制御部20に送信する。次に、制御部20は、普通紙媒体検出センサ7から送信された光反射率の値が、リライタブル媒体11a又は複合媒体11cに対応して定められた所定範囲になければ、搬送されてきた印刷媒体11は普通紙媒体11bであると判断する。他方、この光反射率の値が、前記所定範囲にあれば、制御部20は、リライタブル媒体識別センサ8の識別結果により、媒体種類を判断する。リライタブル媒体識別センサ8は、搬送されてきた印刷媒体11の媒体先端付近に備えられたRFIDタグ41(図2、図3)から媒体種類のデータを読み出し、このデータを制御部20へ送信する。制御部20は、読み出された媒体種類のデータが例えば”1”の場合はリライタブル媒体11a、”2”の場合は複合媒体11cであると判断する。RFIDタグ41から媒体種類のデータが読み出せない、もしくは、媒体種類を判別できない場合は、媒体種類は不明と判断する。
[ステップS9]制御部20は、ステップS8において検出した媒体種類と、外部PC30から受信した印刷データに指定された媒体種類とが一致するか確認し、両者が一致する場合には(ステップS9でYes)、記号Aで示される図12の印刷制御処理を実行する(詳細は後記)。そうでなければ(ステップS9でNo)ステップS10に処理を進める。
[ステップS10]制御部20は、外部PC30に対し、搬送された媒体種類と、指定された媒体種類とが一致していない旨のエラーを送信する。
[ステップS11]制御部20は、印刷媒体11を排出するために、ドライバ21により搬送モータ23の出力を制御して、搬送速度をアップする。
[ステップS12]印刷媒体11が外部に排出されて媒体搬送を終了すると、制御部20は、ドライバ21により搬送モータ23を停止した後、処理を終了する。
次に、図12に示したフローチャートに沿って、図11の記号Aで示される第1実施形態における印刷制御処理の詳細について説明する。
[ステップS21]制御部20は、媒体位置検出センサ9の出力を監視することによって、搬送され移動している印刷媒体11の位置を正確に把握し、ステップS5で作成したリライタブルヘッド2用の印刷データ(以下、リライタブルデータ)を参照して、リライタブルヘッド2の位置が印刷箇所か、つまり、画像形成すべきリライタブル画像領域40(図3)がリライタブルヘッド2の位置にあるかを判定し、リライタブルヘッド2の位置が印刷箇所であれば(ステップS21でYes)ステップS22に処理を進める。そうでなければ(ステップS21でNo)ステップS26に処理を進める。
なお、印刷媒体11が普通紙媒体11bの場合には、リライタブルデータが存在しないため、常にステップS26に処理を進めることになる。
[ステップS22]制御部20は、リライタブル画像領域40への印刷を行うために、媒体の搬送速度を低搬送速度に設定する。具体的には、制御部20は、媒体の搬送速度がリライタブル画像領域40への印刷に適した低い速度になるように、ドライバ21により搬送モータ23の回転速度を制御する。
[ステップS23]制御部20は、リライタブルヘッド2内の各電極70(図5、図6)の極性を制御することにより、リライタブル画像領域40にリライタブルデータを印刷する。
[ステップS24]制御部20は、ステップS5で作成したインクヘッド4用の印刷データ(以下、インクデータ)を参照して、インクヘッド4の位置が印刷箇所か、つまり、画像形成すべきインク画像領域47(図3)がインクヘッド4の位置にあるかを判定し、インクヘッド4の位置が印刷箇所であれば(ステップS24でYes)ステップS25に処理を進める。そうでなければ(ステップS24でNo)ステップS29に処理を進める。
[ステップS25]制御部20は、インクヘッド4内の各インクノズル4K、4Y、4M、4Cからのインクの吐出量を制御することにより、インク画像領域47に低速で、つまり、インクヘッド4からのインクの吐出周期を標準よりも大きくしてインクデータを印刷する。
[ステップS26]制御部20は、インク画像領域47への印刷を行うために、媒体の搬送速度を標準搬送速度に設定する。具体的には、制御部20は、媒体の搬送速度がインク画像領域47への印刷に適した標準速度になるように、ドライバ21により搬送モータ23の回転速度を制御する。
[ステップS27]制御部20は、ステップS24と同様に、インクヘッド4の位置が印刷箇所かを判定し、インクヘッド4の位置が印刷箇所であれば(ステップS27でYes)ステップS28に処理を進める。そうでなければ(ステップS27でNo)ステップS29に処理を進める。
[ステップS28]制御部20は、インク画像領域47に標準の速度で、つまり、標準のインク吐出周期でインクデータを印刷する。
[ステップS29]制御部20は、現在印刷対象となっている印刷媒体11への印刷がすべて完了したか、つまり、未印刷のリライタブルデータもしくはインクデータが残っていないかを判定し、印刷がすべて完了していなければ(ステップS29でNo)ステップS21に処理を戻し、以後前記の処理を繰り返す。そうでなければ(ステップS29でYes)印刷制御処理を終了し、図11のステップS11に処理を戻す。
以上のように、図12に示した本発明の第1実施形態における印刷制御処理は、複合媒体11c内のリライタブル画像領域40とインク画像領域47に並列に印刷を行う必要がある場合に搬送速度を低く設定し(ステップS22)、低速で搬送される単一の複合媒体11cに対して、リライタブルデータ印刷(ステップS23)と低速インクデータ印刷(ステップS25)とを交互に実行することによって、両領域への並列印刷を行う。
以上説明したように、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置は、搬送路上にリライタブル画像形成部と非リライタブル画像形成部とが近接して配設されるので、両形成部間の搬送路が短かく、装置の小型化が可能となる。又、記録媒体の搬送時間も短くなるので、印刷速度が向上する。
《第2実施形態》
図13は、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置であるプリンタ1aの機器構成を示す概念図である。第2実施形態に係るプリンタ1aは、印刷媒体の搬送路上に、リライタブル画像を形成するリライタブルヘッドと非リライタブル画像を形成する非リライタブルヘッドとしてのインクヘッドとが一体に形成された可動式のキャリッジを有する、複合画像形成手段としての画像形成部を備えている。
このプリンタ1aの機器構成は、前記した第1実施形態に係るプリンタ1(図1)からリライタブルヘッド2及びインクヘッド4を取り除き、キャリッジ51を追加した構成となっている。他の構成要素は、前記のプリンタ1と同様であるので、共通する要素には同一の符号を付して説明を省略し、前記のプリンタ1との差異を中心に説明する。
キャリッジ51には後記するリライタブルヘッド52とインクヘッド53とが搭載されており、図14に示すように、キャリッジ51は、不図示の搬送ベルトによって、印刷媒体の媒体搬送方向に直交する走査方向に、印刷領域外の左ポジションP1と同じく印刷領域外の右ポジションP2間を移動し、この間にリライタブルヘッド52とインクヘッド53とが、ヘッド長に依存した所定のドット数から成る行の単位で、それぞれリライタブル画像とインク画像との形成を行う。
図15に示した底面図は、キャリッジ51の走査方向に直交する媒体搬送方向に1行分の電極70が配置されたリライタブルヘッド52と、同様に4色のインクノズル4K、4Y、4M、4Cが1行分配置されたインクヘッド53とを、キャリッジ51の走査方向に並べて搭載した例を示したものである。この例では右側にリライタブルヘッド52が、左側にインクヘッド53が搭載されており、このような配置を行った場合には、キャリッジ51が左から右方向に移動するときにインク画像の印刷を行う必要がある。何故なら、この配置で右から左に移動しながら印刷を行うと、インクノズルからインクが吐出された直後にその場所をリライタブルヘッド52が通過するので、印刷媒体11とリライタブルヘッド52の間隙が小さいとリライタブルヘッド52にまだ乾いていないインクが付着してしまうからである。
なお、図15に示した例とは逆にリライタブルヘッド52を左側に配置してもよいが、その場合にはキャリッジ51が右から左方向に移動するときにインク画像を印刷する必要がある。
したがって、第2実施形態における印刷制御処理においては、キャリッジ51が特定の方向に移動しているときにだけインク画像の形成を行うように制御しなければならない。その具体的な制御方法については後記する。
次に、第2実施形態に係るプリンタ1aの機能構成について説明する。
図16は、プリンタ1aの機能構成を示すブロック図である。
このプリンタ1aの機能構成は、前記した実施形態1に係るプリンタ1(図10)からリライタブルヘッド2及びインクヘッド4を取り除き、リライタブルヘッド52とインクヘッド53とを備えたキャリッジ51と、キャリッジ51を移動させるための不図示の搬送ベルトを駆動するキャリッジ移動モータ24とを追加した構成となっている。他の構成要素は、前記のプリンタ1と同様であるので、共通する要素には同一の符号を付して説明を省略する。
続いて、プリンタ1aの動作を、フローチャートに沿って詳細に説明するが、印刷処理の全体の流れは図11に示した実施形態1と同様であるため、図及び説明を省略し、第1実施形態とは異なる印刷制御処理の流れに的を絞って説明する。
図17は、プリンタ1aの制御部20が実行する、第2実施形態における片方向印刷制御処理の流れを表すフローチャートであり、図11の記号Aで示される処理の内容を示すものである。以下、図17に示したフローチャートに沿って、第2実施形態における片方向印刷制御処理について詳細に説明する。なお、図17の処理が起動されるときには、キャリッジ51は図14に示した左ポジションP1の位置にあるものとする。
[ステップS31]制御部20は、媒体位置検出センサ9の出力を監視することによって印刷媒体11の位置を正確に把握し、図11のステップS5で作成した各ヘッド用の印刷データ(リライタブルデータとインクデータ)を参照して、これから印刷を行おうとしている印刷行内にリライタブルデータがあるか、つまり、画像形成すべきリライタブル画像領域40が印刷行内に含まれるかを判定し、印刷行内にリライタブルデータがあれば(ステップS31でYes)ステップS32に処理を進める。そうでなければ(ステップS31でNo)ステップS34に処理を進める。
なお、印刷媒体11が普通紙媒体11bの場合には、リライタブルデータが存在しないため、常にステップS34に処理を進めることになる。
[ステップS32]制御部20は、リライタブル画像領域40への印刷を行うために、キャリッジ51の搬送速度を低キャリッジ速度に設定する。具体的には、制御部20は、キャリッジ51の搬送速度がリライタブル画像領域40への印刷に適した低い速度になるように、ドライバ21によりキャリッジ移動モータ24の回転速度を設定してキャリッジ51を左ポジションP1から右方向に移動させる。
[ステップS33]制御部20は、キャリッジ51が左ポジションP1から右方向に移動する低い速度に合わせて、リライタブルヘッド52内の各電極70の極性及びインクヘッド53内の各インクノズル4K、4Y、4M、4Cからのインクの吐出量を制御することにより、当該印刷行内にあるリライタブル画像領域40にリライタブルデータを、インク画像領域47にインクデータをそれぞれ1行分同時に(並列に)印刷する。
[ステップS34]制御部20は、図11のステップS5で作成した各ヘッド用の印刷データ(リライタブルデータとインクデータ)を参照して、これから印刷を行おうとしている印刷行内にインクデータがあるか、つまり、画像形成すべきインク画像領域47が印刷行内に含まれるかを判定し、印刷行内にインクデータがあれば(ステップS34でYes)ステップS35に処理を進める。そうでなければ(ステップS34でNo)ステップS39に処理を進める。
[ステップS35]制御部20は、インク画像領域47への印刷を行うために、キャリッジ51の搬送速度を標準キャリッジ速度に設定する。具体的には、制御部20は、キャリッジ51の搬送速度がインク画像領域47への印刷に適した標準の速度になるように、ドライバ21によりキャリッジ移動モータ24の回転速度を設定してキャリッジ51を左ポジションP1から右方向に移動させる。
[ステップS36]制御部20は、キャリッジ51が左ポジションP1から右方向に移動する標準の速度に合わせて、インクヘッド53内の各インクノズル4K、4Y、4M、4Cからのインクの吐出量を制御することにより、当該印刷行内にあるインク画像領域47にインクデータを1行分印刷する。
[ステップS37]制御部20は、キャリッジ51を次の印刷行に送るために改行を行う。具体的には、制御部20は、ドライバ21により搬送モータ23の回転角度を制御して、印刷媒体11を1行分だけ紙送りする。これにより、次にキャリッジ51を最後に印刷を行った位置から左ポジションP1に移動させるときに、リライタブルヘッド52が印刷済みのインク画像の上を通過しないようにする。
[ステップS38]制御部20は、ドライバ21によりキャリッジ移動モータ24の出力を制御して、キャリッジ51を最後に印刷を行った位置から左ポジションP1に高速で移動させる。
[ステップS39]現在の印刷行には印刷すべきデータがないため、制御部20は、キャリッジ51を次の印刷行に送るために改行を行う。具体的には、制御部20は、ドライバ21により搬送モータ23の回転角度を制御して、印刷媒体11を1行分だけ紙送りする。なお、このときキャリッジ51は左ポジションP1に停止したままである。
[ステップS40]制御部20は、現在印刷対象となっている印刷媒体11への印刷がすべて完了したか、つまり、未印刷のリライタブルデータもしくはインクデータが残っていないかを判定し、印刷がすべて完了していなければ(ステップS40でNo)ステップS31に処理を戻し、以後前記の処理を繰り返す。そうでなければ(ステップS40でYes)この印刷制御処理を終了し、図11のステップS11に処理を戻す。
以上のように、図17に示した本発明の第2実施形態における片方向印刷制御処理は、すべての印刷をキャリッジ51が左ポジションP1から右方向に移動するときに行い(ステップS33、ステップS36)、キャリッジ51を最後に印刷を行った位置から左ポジションP1に戻す前に1行分紙送りを行うことによって(ステップS37)、リライタブルヘッド52へのインクの付着を防いでいる。
以上説明したように、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置は、1行分の印刷を行うリライタブルヘッドと非リライタブルヘッドとが1つの小型のキャリッジに搭載されるので、第1実施形態に係る画像形成装置よりも画像形成部を小さくすることができ、印刷速度は遅くなるものの装置の小型化、低消費電力化が可能である。
《第3実施形態》
本発明の第3実施形態は、前記の第2実施形態に係るプリンタ1a(図13)における、キャリッジ51へのリライタブルヘッド52とインクヘッド53との搭載位置を変更したものである。その他の機器構成、機能構成は前記のプリンタ1aと同様であるので、図及び説明を省略する。
図18に示した底面図は、媒体搬送方向に1行分の電極70が2列配置されたリライタブルヘッド52と、同様に4色のインクノズル4K、4Y、4M、4Cが1行分配置されたインクヘッド53とを、媒体搬送方向に並べてキャリッジ51a(図13)に搭載した例を示したものである。この例のように、必ず上側(上流側)にリライタブルヘッド52を、下側(下流側)にインクヘッド53を搭載し、リライタブル画像領域40(図3)への印刷をインク画像領域47(図3)への印刷よりも常に1行分だけ先行して行うことによって、リライタブルヘッド52へのインクの付着を防止する。又、リライタブルヘッド52が印刷済みのインク画像領域47上を通過することがなくなるので、キャリッジ51aの移動方向を問わない双方向の印刷が可能となる。
なお、図18の例では電極70を2列配置しているが、これは、同じ位置に同じデータを2回重ね書きすることによって、リライタブル画像の印刷速度を上げるためであり、列数を増やせば増やすほど印刷速度を向上することができる。
以下、前記した第2実施形態とは異なる印刷制御処理の流れに的を絞って説明する。
図19は、プリンタ1aの制御部20が実行する、第3実施形態における双方向印刷制御処理の流れを表すフローチャートであり、図11の記号Aで示される処理の内容を示すものである。以下、図19に示したフローチャートに沿って、第3実施形態における双方向印刷制御処理について詳細に説明する。なお、図19の処理が起動されるときには、キャリッジ51aは図14に示した左ポジションP1と右ポジションP2とのいずれの位置にあってもよい。
[ステップS41]制御部20は、媒体位置検出センサ9の出力を監視することによって印刷媒体11の位置を正確に把握し、図11のステップS5で作成した各ヘッド用の印刷データ(リライタブルデータとインクデータ)を参照して、これから印刷を行おうとしている印刷行内にリライタブルデータがあるか、つまり、画像形成すべきリライタブル画像領域40が印刷行内に含まれるかを判定し、印刷行内にリライタブルデータがあれば(ステップS41でYes)ステップS42に処理を進める。そうでなければ(ステップS41でNo)ステップS44に処理を進める。
なお、印刷媒体11が普通紙媒体11bの場合には、リライタブルデータが存在しないため、常にステップS44に処理を進めることになる。
[ステップS42]制御部20は、リライタブル画像領域40への印刷を行うために、キャリッジ51aの搬送速度を低キャリッジ速度に設定する。具体的には、制御部20は、キャリッジ51aの搬送速度がリライタブル画像領域40への印刷に適した低い速度になるように、ドライバ21によりキャリッジ移動モータ24の回転速度を設定してキャリッジ51aを走査方向に移動させる。このとき、制御部20は、現在のキャリッジ51aの位置が左ポジションP1であればそれを右方向に移動させ、現在のキャリッジ51aの位置が右ポジションP2であればそれを左方向に移動させる。
[ステップS43]制御部20は、キャリッジ51aが移動する低い速度と移動方向に合わせて、リライタブルヘッド52内の各電極70の極性及びインクヘッド53内の各インクノズル4K、4Y、4M、4Cからのインクの吐出量を制御することにより、当該印刷行のリライタブルデータとその1つ前の行のインクデータとを、リライタブル画像領域40とインク画像領域47とにそれぞれ1行分同時に(並列に)印刷し、印刷後はキャリッジ51aを、右方向へ移動中であれば右ポジションP2まで、左方向へ移動中であれば左ポジションP1まで高速で移動させる。
[ステップS44]制御部20は、図11のステップS5で作成した各ヘッド用の印刷データ(リライタブルデータとインクデータ)を参照して、これから印刷を行おうとしている印刷行の1つ前の行にインクデータがあるか、つまり、画像形成すべきインク画像領域47が1つ前の行に含まれるかを判定し、前行にインクデータがあれば(ステップS44でYes)ステップS45に処理を進める。そうでなければ(ステップS44でNo)ステップS47に処理を進める。
[ステップS45]制御部20は、インク画像領域47への印刷を行うために、キャリッジ51aの搬送速度を標準キャリッジ速度に設定する。具体的には、制御部20は、キャリッジ51aの搬送速度がインク画像領域47への印刷に適した標準の速度になるように、ドライバ21によりキャリッジ移動モータ24の回転速度を設定してキャリッジ51aを走査方向に移動させる。このとき、制御部20は、現在のキャリッジ51aの位置が左ポジションP1であればそれを右方向に移動させ、現在のキャリッジ51aの位置が右ポジションP2であればそれを左方向に移動させる。
[ステップS46]制御部20は、キャリッジ51aが移動する標準の速度と移動方向に合わせて、インクヘッド53内の各インクノズル4K、4Y、4M、4Cからのインクの吐出量を制御することにより、当該印刷行の1つ前の行のインクデータをインク画像領域47に1行分印刷し、印刷後はキャリッジ51aを、右方向へ移動中であれば右ポジションP2に、左方向へ移動中であれば左ポジションP1に高速で移動させる。
[ステップS47]制御部20は、キャリッジ51aを次の印刷行に送るために改行を行う。具体的には、制御部20は、ドライバ21により搬送モータ23の回転角度を制御して、印刷媒体11を1行分だけ紙送りする。
[ステップS48]制御部20は、現在印刷対象となっている印刷媒体11への印刷がすべて完了したか、つまり、未印刷のリライタブルデータもしくはインクデータが残っていないかを判定し、印刷がすべて完了していなければ(ステップS48でNo)ステップS41に処理を戻し、以後前記の処理を繰り返す。そうでなければ(ステップS48でYes)この印刷制御処理を終了し、図11のステップS11に処理を戻す。
以上のように、図19に示した本発明の実施形態3における印刷制御処理は、リライタブル画像をインク画像より常に1行分先行して印刷を行うことによって(ステップS43、ステップS46)、リライタブルヘッド52へのインクの付着を防ぐとともに、キャリッジ51aの移動方向を問わず双方向に印刷を行うことによって(ステップS43、ステップS46)、印刷速度の向上を図っている。
以上のように、本発明の第3実施形態に係る画像形成装置は、非リライタブル画像をリライタブル画像よりも常に1行分遅らせて印刷することで(ステップS43、ステップS46)、左右双方向での印刷が可能となり、第2実施形態に係る画像形成装置よりも印刷速度が向上する。
なお、以上に示した第1実施形態〜第3実施形態とも、リライタブル画像形成手段として電気泳動方式を採用し、非リライタブル画像形成手段としてインクジェット方式を採用したプリンタの例について説明したが、本発明は、これに限らず、他のリライタブル画像形成方式や他の非リライタブル画像形成方式の画像形成手段を採用した場合であっても同様に適用可能である。又、本発明はプリンタに限らず、複写機やファクシミリにも適用可能である。
1,1a プリンタ(画像形成装置)
2,52 リライタブルヘッド
4,53 インクヘッド
6 搬送路
7 普通紙媒体検出センサ(普通紙媒体検出手段)
8 リライタブル媒体識別センサ(リライタブル媒体識別手段)
9 媒体位置検出センサ
11 印刷媒体(媒体)
11a リライタブル媒体(媒体)
11b 普通紙媒体(媒体)
11c 複合媒体(媒体)
18 給紙トレイ
20 制御部(制御手段)
40 リライタブル画像領域
47 インク画像領域
51,51a キャリッジ

Claims (5)

  1. 媒体を搬送する搬送路と、
    前記媒体にリライタブル画像を形成するリライタブル画像形成手段と、
    前記媒体にインク画像を形成するインク画像形成手段と
    前記搬送路上に設けられ、前記インク画像を形成可能な普通紙媒体を検出する普通紙媒体検出手段と、
    前記搬送路上に設けられ、前記媒体が前記リライタブル画像を全面に形成可能なリライタブル媒体か、前記リライタブル画像と前記インク画像との双方を形成可能な複合印刷媒体かを識別するリライタブル媒体識別手段と
    を備えた画像形成装置において、
    前記インク画像形成手段は、前記リライタブル画像形成手段よりも前記搬送路の下流であって、前記リライタブル画像形成手段に近接する位置に配設され、前記媒体が前記インク画像の形成に適した標準速度で搬送されている場合と、前記媒体が前記リライタブル画像の形成に適した前記標準速度よりも低速な低速度で搬送されている場合とで、前記媒体へのインクの吐出量を変化させ、
    前記リライタブル媒体又は前記複合印刷媒体に単独で前記リライタブル画像を形成する場合、及び、前記複合印刷媒体の離間した2つの位置に前記リライタブル画像と前記インク画像とを同時に形成する場合は、前記媒体の搬送速度を前記低速度に設定し、前記普通紙媒体又は前記複合印刷媒体に単独で前記インク画像を形成する場合は、前記媒体の搬送速度を前記標準速度に設定することにより、前記媒体への前記リライタブル画像の形成と前記インク画像の形成とを並列に行わせる制御手段
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 媒体を搬送する搬送路と、
    前記搬送路上に配設され、前記媒体にリライタブル画像及びインク画像を形成する複合画像形成手段と
    前記搬送路上に設けられ、前記インク画像を形成可能な普通紙媒体を検出する普通紙媒体検出手段と、
    前記搬送路上に設けられ、前記媒体が前記リライタブル画像を全面に形成可能なリライタブル媒体か、前記リライタブル画像と前記インク画像との双方を形成可能な複合印刷媒体かを識別するリライタブル媒体識別手段と
    を備えた画像形成装置において、
    前記複合画像形成手段は、
    前記インク画像を前記媒体に形成するインクヘッドと、前記リライタブル画像を前記媒体に形成するリライタブルヘッドとが、一体に形成され、前記媒体の搬送方向に直交する走査方向に移動するキャリッジと、
    前記キャリッジが前記走査方向に移動しているときに前記媒体に対する前記リライタブル画像の形成と前記インク画像の形成とを行わせ、
    前記キャリッジが前記インク画像の形成に適した標準速度で搬送されている場合と、前記キャリッジが前記リライタブル画像の形成に適した前記標準速度よりも低速な低速度で搬送されている場合とで、前記媒体へのインクの吐出量を変化させ、
    前記リライタブル媒体又は前記複合印刷媒体に単独で前記リライタブル画像を形成する場合、及び、前記複合印刷媒体に前記リライタブル画像と前記インク画像とを同時に形成する場合は、前記キャリッジの搬送速度を前記低速度に設定し、前記普通紙媒体又は前記複合印刷媒体に単独で前記インク画像を形成する場合は、前記キャリッジの搬送速度を前記標準速度に設定することにより、前記媒体への前記リライタブル画像の形成と前記非リライタブル画像の形成とを並列に行わせる制御手段と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記キャリッジは、前記リライタブルヘッドと前記インクヘッドとが前記走査方向に隣接配置されて形成され、
    前記制御手段は、前記キャリッジが、前記媒体上を前記リライタブルヘッドが通過してから前記インクヘッドが通過する方向に移動しているときに、前記媒体に前記インク画像の形成を行わせる
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記キャリッジは、前記媒体の搬送方向の上流側に前記リライタブルヘッドが、前記媒体の搬送方向の下流側に前記インクヘッドが隣接配置されて形成され、
    前記制御手段は、前記複合印刷媒体への前記リライタブル画像の形成と、その1行前の前記インク画像の形成とを並列に行わせる
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記普通紙媒体検出手段又は前記リライタブル媒体識別手段によって検出された前記搬送路上を搬送中の前記媒体の種類と、画像形成すべき前記媒体の種類とが一致しないとき、前記搬送中の前記媒体に画像形成を行わせることなく前記媒体を排出させる
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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