JP6215800B2 - エアバッグ装置のインフレータ用フィルタ、エアバッグ装置のインフレータ、およびエアバッグ装置 - Google Patents
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エアバッグ装置のインフレータ用フィルタであって、
中空円筒状のフィルタ部材と、
前記フィルタ部材の外周面に巻回された少なくとも1つの巻回スプリング線材と、
を備えたことを特徴とする。
第1の発明のエアバッグ装置のインフレータ用フィルタであって、
前記フィルタ部材は、円筒状のメリヤス編み金網が圧縮成形されて成る筒状体、エキスパンドメタルが多層巻きされて成る筒状体、および突起部の先端がつぶされて平坦化されたフック金属板が多層巻きされて成る筒状体のうちのいずれか1つであることを特徴とする。
第1の発明または第2の発明のエアバッグ装置のインフレータ用フィルタであって、
前記フィルタ部材の少なくとも一方の端部の内周側が、端部側に向けて拡径するフレア状に形成されていることを特徴とする。
第1の発明から第3の発明のうち何れか1つのエアバッグ装置のインフレータ用フィルタであって、
前記巻回スプリング線材は、断面円形状の線材から形成されていることを特徴とする。
第1の発明から第4の発明のうち何れか1つのエアバッグ装置のインフレータ用フィルタであって、
前記巻回スプリング線材は、前記フィルタ部材の外周面に複数回巻回されたコイルスプリングであることを特徴とする。
第5の発明のエアバッグ装置のインフレータ用フィルタであって、
前記コイルスプリングの少なくとも一方の端部に座巻が形成されていることを特徴とする。
第6の発明のエアバッグ装置のインフレータ用フィルタであって、
前記座巻は、複数巻形成されていることを特徴とする。
第5の発明のエアバッグ装置のインフレータ用フィルタであって、
前記コイルスプリングは、不等ピッチで前記フィルタ部材に巻回されていることを特徴とする。
エアバッグ装置のインフレータであって、
第1の発明から第8の発明のうち何れか1つのフィルタと、
ガス発生剤が収容された燃焼部と、
前記フィルタ、および燃焼部が軸心方向に配置されて収容される円筒状のハウジングと、
を備え、
燃焼部で発生したガスがフィルタの内周部に導入され、フィルタの外周部に向けて通過するように構成されたたことを特徴とする。
エアバッグ装置であって、
第9の発明のインフレータと、
前記インフレータから放出されたガスが導入されるエアバッグと、
を備えたことを特徴とする。
上記フィルタ部材11は、突起部の先端がつぶされて平坦化されたフック金属板が筒状に多層巻きされて成っている。フック金属板は、より詳しくは、図4(a)に示すように、金属板に針状の工具を片面または両面側から突き通して平坦部11aおよび孔11bを形成するとともに、その際に生じた突起部11cを図4(b)に示すように押しつぶして平坦化突起部11dを形成することによって作製することができる。なお、突起部11cは、平坦化する方が、フック金属板間の間隔を小さくして、同じフィルタ効果を出すためのフィルタの厚さを薄く抑えることができるが、必ずしも平坦化するのに限定されるものではない。また、図4(b)のように大幅に押しつぶすのに限らず、図4(a)(b)の間の程度に押しつぶすなどしてもよい。
コイルスプリング12は、例えば線径がおおよそ0.8〜1.0mmなどの鋼硬線や、ピアノ線、これられに亜鉛メッキ等の防錆処理をしたもの、または、ばね用ステンレス鋼線から形成されている。なお、線材の断面形状は、特に限定されないが、断面円形状の場合には、フィルタ部材11とコイルスプリング12とが線接触するので、コイルスプリング12がフィルタ部材11の孔11bおよびハウジング21のガス噴出口21aが塞がれるのを防止できる。また、断面円形状の場合には、ハウジング21に挿入する場合に、端面の外周側に面取りやr(丸み)を設けた場合と同じように挿入を容易にする効果を得ることもできる。
上記のように、フィルタ部材11にコイルスプリング12が巻回されていることによって、フィルタ部材11の半径方向の位置決めをするための部材を用いたり、そのような部材を高精度に加工したりすることなく、ハウジング21の内周面に対して、フィルタ部材11を同軸上(中央)に配置することが容易にできる。それゆえ、フィルタ部材11の内周部に効率よく高圧ガスを送り込むことができる。しかも、コイルスプリング12によって、高圧ガスがフィルタ部材11を通過する際にフィルタ部材11が膨らむことが防止されるとともに、フィルタ部材11の外周面とハウジング21の内周面との間の間隙が確保されるので、高圧ガスを安定してエアバッグに導くことが容易にできる。また、フィルタ10の外径はコイルスプリング12の外径によって定まるので、結果的にフィルタ10の外径の精度を高めることが容易にできる。
フィルタ部材11の少なくとも一方の端部の内周側に、図5に示すように、端部側に向けてフレア状に拡径する傾斜面11eを形成し、フック金属板の各層を固着させ、および/または高圧ガスがフィルタ部材11の内周側に、より速やかに流入し得るようにしてもよい。このような加工は、例えば円錐状の金型などを軸方向に押し付けることによって行うことができるが、そのような加工をコイルスプリング12を装着した後に行えば、フィルタ部材11をスライド式(カム式等)の割型に入れて外側を固定する外型の使用を不要にすることができる。なお、さらに、フィルタ部材11の端部を外周側に向けて大きく広げ、フランジ状に形成したり、またさらに折り返してフィルタ部材11の端部付近の強度や剛性をより高めるなどしてもよい。
11 フィルタ部材
11a 平坦部
11b 孔
11c 突起部
11d 平坦化突起部
11e 傾斜面
12 コイルスプリング
12a 座巻
21 ハウジング
21a ガス噴出口
21b かしめ部
22 閉塞部材
23 仕切部材
23a 穴
Claims (10)
- 外径よりも長手方向の長さが長い中空円筒状に形成され、上記長手方向の端部から内周側にガスが流入するように構成されたフィルタ部材と、
前記フィルタ部材の外周面に巻回された少なくとも1つの巻回スプリング線材と、
を備え、
前記フィルタ部材の少なくとも一方の端部の内周側が、端部側に向けて拡径するフレア状に形成されるとともに、
前記フィルタ部材における、内周側がフレア状に形成された端部の外径が、前記端部よりも中央寄りの部分の外径以下に形成されていることを特徴とするエアバッグ装置のインフレータ用フィルタ。 - 請求項1のエアバッグ装置のインフレータ用フィルタであって、
前記フィルタ部材は、円筒状のメリヤス編み金網が圧縮成形されて成る筒状体、エキスパンドメタルが多層巻きされて成る筒状体、および突起部の先端がつぶされて平坦化されたフック金属板が多層巻きされて成る筒状体のうちのいずれか1つであることを特徴とするエアバッグ装置のインフレータ用フィルタ。 - 請求項1または請求項2のエアバッグ装置のインフレータ用フィルタであって、
前記フィルタ部材における少なくとも上記ガスが流入する側の端部の内周側が、端部側に向けて拡径するフレア状に形成されていることを特徴とするエアバッグ装置のインフレータ用フィルタ。 - 請求項1から請求項3のうち何れか1項のエアバッグ装置のインフレータ用フィルタであって、
前記巻回スプリング線材は、断面円形状の線材から形成されていることを特徴とするエアバッグ装置のインフレータ用フィルタ。 - 請求項1から請求項4のうち何れか1項のエアバッグ装置のインフレータ用フィルタであって、
前記巻回スプリング線材は、前記フィルタ部材の外周面に複数回巻回されたコイルスプリングであることを特徴とするエアバッグ装置のインフレータ用フィルタ。 - 請求項5のエアバッグ装置のインフレータ用フィルタであって、
前記コイルスプリングの少なくとも一方の端部に座巻が形成されていることを特徴とするエアバッグ装置のインフレータ用フィルタ。 - 請求項6のエアバッグ装置のインフレータ用フィルタであって、
前記座巻は、複数巻形成されていることを特徴とするエアバッグ装置のインフレータ用フィルタ。 - 請求項5のエアバッグ装置のインフレータ用フィルタであって、
前記コイルスプリングは、不等ピッチで前記フィルタ部材に巻回されていることを特徴とするエアバッグ装置のインフレータ用フィルタ。 - 請求項1から請求項8のうち何れか1項のフィルタと、
ガス発生剤が収容された燃焼部と、
前記フィルタ、および燃焼部が軸心方向に配置されて収容される円筒状のハウジングと、
を備え、
燃焼部で発生したガスがフィルタの内周部に導入され、フィルタの外周部に向けて通過するように構成されたことを特徴とするエアバッグ装置のインフレータ。 - 請求項9のインフレータと、
前記インフレータから放出されたガスが導入されるエアバッグと、
を備えたことを特徴とするエアバッグ装置。
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