JP6215691B2 - U字溝 - Google Patents

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本発明は樹脂製のU字溝に関する。
近年、軽量の樹脂製のU字溝も用いられるようになっている。この樹脂製のU字溝は肉厚が薄く、剛性があまりないので、側壁が横からの力(土圧)を受け、内側へ倒れ込んでしまうことがある。これを防止するため、樹脂製のU字溝本体の各側壁部の上縁に沿って、それぞれ断面L字状のアングル型補強部材(縦補強部材)を固定すると共に、この両アングル型補強部材に橋渡し状態に横補強部材を固定して、土圧に対して補強したU字溝が知られている(例えば特許文献1)。
特開平11−1956号公報
上記樹脂製のU字溝によれば、樹脂製のU字溝本体の上縁がアングル型補強部材により補強されると共に、両アングル型補強部材に橋渡し状態に横補強部材が固定されているので、樹脂製のものであっても、特に横補強部材の突張力により、土圧に有効に耐えられるものになっている。
しかしながら、上記樹脂製のU字溝の場合であっても、次のような課題があることが判明した。
すなわち、U字溝本体を横切る横補強部材が存在することから、大きな木の枝やごみ等が引っ掛かりやすいという課題がある。また、U字溝内に堆積した土砂や落ち葉などの堆積物の除去作業において、U字溝本体を横切る横補強部材が作業の障害となっていた。また、豪雪地帯において、積雪による重みによって横補強部材が変形を起こす事例が時々発生している。その対策として、横補強部材のアングル材料に、厚みのある強度の高い材料を用いなければならないという課題があった。
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、大きな木の枝やごみ等が引っ掛かることがなく、土砂や落ち葉等の堆積物の除去作業が容易で、また、積雪などによって補強部材が変形するなどすることのないU字溝を提供するにある。
上記の目的を達成するため、本発明は次の構成を備える。
すなわち、本発明に係るU字溝は、流体通路を形成すべく底壁部と両側壁部とが一体に形成されて断面U字状に設けられると共に、前記底壁部と前記両側壁部の外壁面が、長手方向に直交する方向に伸びる複数の凹条および凸条を有する波状に形成された樹脂製のU字溝本体と、断面L字状をなし、L字の一方の板状部が前記U字溝本体の側壁部の上端縁に沿い、L字の他方の板状部が前記U字溝本体の側壁部の内壁面上部に沿うようにして、前記各側壁部上部にそれぞれ固定されたアングル型補強部材と、U字状をなし、前記U字溝本体の前記底壁部と前記両側壁部の外壁面の凹条に沿うように配置されて、U字の各端部において、固定具により前記アングル型補強部材に固定されたU字状補強部材とを具備することを特徴とする。
また、前記固定具が前記U字溝本体を貫通し、前記U字状補強部材が、前記U字溝本体を介在させて、前記固定具により前記アングル型補強部材の他方の板状部に固定されていることを特徴とする。
前記U字状補強部材に、パイプ材をU字状に曲折したものを用いることができる。
前記U字溝本体を、波板からなる断面U字状の樹脂板と、該樹脂板の内側に一体的に固着され、平板からなる断面U字状の樹脂板との二重構造に形成することができる。
また、前記U字状補強部材に浮き上がり防止部材を取り付けるようにすることができる。該浮き上がり防止部材を、前記U字状補強部材の底辺部から外方に伸びる延伸部と、前記U字状補強部材の立ち上がり部と前記延伸部とを連結する連結部とで形成することができる。
また、前記浮き上がり防止部材を、前記U字状補強部材に取り付けられた係止部材と、該係止部材に係止可能なアンカーピンとから構成することもできる。
本発明によれば、従来のようにU字溝本体を横切る横補強材に代えて、U字溝本体の外壁面に沿うU字状補強部材を設けたので、大きな木の枝やごみ等が引っ掛かることがなく、土砂や落ち葉等の堆積物の除去作業が容易で、また、積雪などによって補強部材が変形するなどすることのないU字溝を提供することができる。
U字溝の平面図である。 U字溝の正面図である。 U字溝の底面図である。 U字溝の側面図である。 U字状補強部材の説明図である。 U字状補強部材に浮き上がり防止部材を取り付けた状態を示す説明図である。 浮き上がり防止部材の他の実施の形態を示す説明図である。
以下本発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明する。
図1はU字溝10の平面図、図2はその正面図、図3はその底面図、図4はその側面図である。
12はU字溝本体であり、高密度ポリエチレンまたは中密度ポリエチレン等の樹脂材から成る。U字溝本体12は、流体通路を形成すべく底壁部14と両側壁部16とが一体に形成されて断面U字状に設けられている。また、U字溝本体12は、底壁部14と両側壁部16の外壁面が、長手方向に直交する方向に伸びる複数の凹条18および凸条20を有する波状に形成されている。
U字溝本体12は、例えば前記特許文献1のような具体的構造を有するものを採用できる。このU字溝本体12は、内面および外面ともに波形を呈する1重構造のものである。このU字溝本体12の製造方法は、特許文献1に示すように、公知の回転成形法によって製造できる。あるいは、U字溝本体12は押出成形によっても製造できる。
あるいは、U字溝本体12は、特開2006−63541号公報に示されるような、波板からなる断面U字状の樹脂板と、該樹脂板の内側に一体的に固着され、平板からなる断面U字状の樹脂板との二重構造をなすU字溝本体であってもよい。この、U字溝本体12の製法も公知の製法を採用できるので、その説明を省略する。
次に、22はアングル型補強部材であり、断面L字状をなし、L字の一方の板状部22aがU字溝本体12の側壁部16の上端縁に沿い、L字の他方の板状部22bがL字溝本体12の側壁部16の内壁面上部に沿うようにして、側壁部16上部に固定されている。アングル型補強部材22は、両側壁部16上部にそれぞれ固定されている。またアングル型補強部材22は、U字溝本体12の側壁部16と、上記他方の板状部22bを貫通するボルトとナット等の固定具24により、側壁部16に固定されている。
アングル型補強部材22は、図1〜図3に示すように、U字溝本体12の一方の端部までには至らない長さにし、当該端部側に、U字溝本体12の波部を3つの山の部分ほど露出させるようにする。この部位に、隣接して接続するU字溝本体の一端部を係合させるようにして載せることにより、U字溝10同士を接続することができる。
次に、26はU字状補強部材である。
U字状補強部材26は、底辺部26aと、底辺部26aの両端から上方に伸びる立ち上がり部26bを有してU字状をなしている。このU字状補強部材26は、U字溝本体12の底壁部14と両側壁部16の外壁面の凹条に沿うように配置されている。そして、U字の各端部において該端部を挿通する前記固定具24により、アングル型補強部材22の前記他方の板状部22bとの間でU字状本体12の側壁部16を挟むようにして、該他方の板状部22bに固定されている。図示の例では、U字状補強部材26は、1つのU字溝10において、長手方向に間隔をおいて2個配置されているが、U字溝10の長さに応じて適宜個数配置するようにすればよい。
なお、上記では、共通の固定具24により、アングル型補強部材22とU字状補強部材26とをU字溝本体部12の側壁部16に固定するようにしたが、U字状補強部材26は、溶接により、アングル型補強部材22の一方の板状部22aに固定するようにしてもよい。
U字状補強部材26は、鋼材の丸棒であってもよいが、強度の点から、パイプ材をU字状に曲折したものであってもよい。あるいはU字状補強材26は、等辺山形鋼等の鋼材を用いたものであってもよい。
また、樹脂製のU字溝10は軽量のため、湧水から浮力を受け、浮き上がってしまうことがある。そこで、浮き上がり防止部材28をU字状補強部材26に取り付けるようにすると好適である。
浮き上がり防止部材28は、図6に示すように、U字状補強部材26の底辺部26aから両外方に伸びる延伸部28aと、U字状補強部材26の立ち上がり部26bと延伸部28aの中途部とを連結する連結部28bとを有する三角形構造とすると好適である。
浮き上がり防止部材28をこのような三角形構造とすることによって、U字溝10の浮き上がりを防止できるだけでなく、U字状補強部材26の立ち上がり部26bの内側への倒れ込みをさらに防止できる、補強部材としての機能も有するようになる。なお、連結部28bは、板状の他、パイプ状、棒状のものとしてもよい。
なおまた、U字状補強部材26は、図6に示すようにコの字状に設けてもよい。U字状補強部材のU字は、このようなコの字を含む概念として用いている。
図7は、浮き上がり防止部材28の他の実施の形態を示す。
本実施の形態では、浮き上がり防止部材28を、U字状補強部材26に溶接等によって取り付けたパイプ状等の係止部材28cと、この係止部材28cを挿通して係止部材28cに係止可能なアンカーピン28dとで構成している。したがって、アンカーピン28dを地中に打ち込むことで、U字溝本体12の浮き上がりを防止できる。
本実施の形態に係るU字溝10は上記のように構成され、従来のように、U字溝10を横切る補強部材が存在しないから、大きな木の枝やゴミ等が引っ掛かることがなくなる。また、U字溝の内部に堆積した土砂や落ち葉等の堆積物の除去作業も容易に行うことができる。また、豪雪地帯において、積雪による重みによって横補強材が変形するような不具合もなくなる。
また、外部に露出するU字状補強部材26を利用して浮き上がり防止部材28を取り付けることも容易にできる。
10 U字溝
12 U字溝本体
14 底壁部
16 側壁部
18 凹条
20 凸条
22 アングル型補強部材
22a 一方の板状部
22b 他方の板状部
24 固定具
26 U字状補強部材
26a 底辺部
26b 立ち上がり部
28 浮き上がり防止部材
28a 延伸部
28b 連結部
28c 係止部材
28d アンカーピン

Claims (7)

  1. 流体通路を形成すべく底壁部と両側壁部とが一体に形成されて断面U字状に設けられると共に、前記底壁部と前記両側壁部の外壁面が、長手方向に直交する方向に伸びる複数の凹条および凸条を有する波状に形成された樹脂製のU字溝本体と、
    断面L字状をなし、L字の一方の板状部が前記U字溝本体の側壁部の上端縁に沿い、L字の他方の板状部が前記U字溝本体の側壁部の内壁面上部に沿うようにして、前記各側壁部上部にそれぞれ固定されたアングル型補強部材と、
    U字状をなし、前記U字溝本体の前記底壁部と前記両側壁部の外壁面の凹条に沿うように配置されて、U字の各端部において、固定具により前記アングル型補強部材に固定されたU字状補強部材とを具備することを特徴とするU字溝。
  2. 前記固定具が前記U字溝本体を貫通し、前記U字状補強部材が、前記U字溝本体を介在させて、前記固定具により前記アングル型補強部材の前記他方の板状部に固定されていることを特徴とする請求項1記載のU字溝。
  3. 前記U字状補強部材がパイプ材をU字状に曲折したものであることを特徴とする請求項1または2記載のU字溝。
  4. 前記U字溝本体が、波板からなる断面U字状の樹脂板と、該樹脂板の内側に一体的に固着され、平板からなる断面U字状の樹脂板との二重構造をなすことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載のU字溝。
  5. 前記U字状補強部材に浮き上がり防止部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載のU字溝。
  6. 前記浮き上がり防止部材が、前記U字状補強部材の底辺部から外方に伸びる延伸部と、前記U字状補強部材の立ち上がり部と前記延伸部とを連結する連結部とを有することを特徴とする請求項5記載のU字溝。
  7. 前記浮き上がり防止部材が、前記U字状補強部材に取り付けられた係止部材と、該係止部材に係止可能なアンカーピンとからなることを特徴とする請求項5記載のU字溝。
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