JP6215184B2 - 綴じ処理装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートを綴じ処理する綴じ処理装置に係わり、綴じ処理機構の改良に関する。
一般に、この種の装置は画像形成装置の排紙口に連結して配置され画像形成されたシートを部揃え集積して綴じ処理する仕上げ装置として知られている。そして外装ケーシングの1部に、外部からシート束を手差しセットして綴じ処理するマニュアル綴じ機構を備えることも知られている。
例えば特許文献1には、第1の綴じ処理部と第2の綴じ処理部を備え、第1の後処理部には、画像形成装置から送られたシートを集積させて綴じ処理する機構が配置され、第2の綴じ処理部には外部からシート束を差し込んで綴じ処理するマニュアル綴じ機構が配置されている。同文献の綴じ処理機構は、第1の後処理部と、第2の綴じ処理部にそれぞれ独立した綴じ装置が配置されている。
同様に特許文献2には、第1第2の綴じ処理装置を備えた装置が開示されている。同文献の装置は第1の後処理部と第2の折り処理部が隣接した位置に配置され、その両綴じ位置間を共通の綴じ処理装置が位置移動するように構成されている。このように構成することにより、第1、第2の綴じ処理部それぞれに綴じ処理装置を内蔵する必要がなく、装置の小型化と簡素化が可能である。
特開2005−096392号公報 特開2009−018932号公報
本発明は、シートの破損、損傷を招くことを抑える綴じ処理装置の提供をその課題としている。
上記課題を解決するため本発明に係る綴じ処理装置は、シートが載置される第1のシート載置部と、前記第1のシート載置部とは異なる位置に配置され、シートが載置される第2のシート載置部と、前記第1のシート載置部に載置されたシートを綴じるための第1の位置と、前記第2のシート載置部に載置されたシートを綴じるための、前記第1の位置とは異なる第2の位置と、に移動可能に構成される綴じ処理手段と、前記綴じ処理手段が前記第2の位置とは異なる位置に位置し、且つシートが前記第2のシート載置部に載置されている場合、前記綴じ処理手段を前記第2の位置とは異なる位置に位置させる制御手段と、を有することを特徴とる。
本発明は、綴じ処理ユニットとシートとが接触することによるシート破損を抑えることができる
本発明係わる画像形成システムの全体構成の説明図。 図1のシステムにおける後処理装置の斜視構成の説明図。 図2の後処理装置の全体構成の説明図。 後処理装置の平面構成の説明図。 後処理装置の処理トレイと手差しセット面の説明図。 後処理装置におけるステープルユニットの移動機構の説明図。 図6のステープルユニットの支持構造の説明図。 後処理装置におけるスタックトレイの昇降機構の説明図。 図1のシステムにおける制御構成の説明図。 後処理装置におけるステープルユニットの動作を示すフローチャート。 図10のステープル動作におけるステープルユニットの位置移動動作を示すフローチャート。 規制部材の説明図。 規制部材の機構説明図。 規制部材の機構説明図。 図12のシステムにおける制御構成の説明図。 図12のステープルユニットの位置移動動作を示すフローチャート。
以下、図示の好適な実施の形態に基づいて本発明を詳述する。
[画像形成システム]
図1は本発明に関わる画像形成システムを示し、シートに画像形成する画像形成装置Aと、画像形成されたシートを部揃え集積して綴じ処理する後処理装置Bと、で構成されている。画像形成装置Aは、複写機、ファクシミリ装置など単機能装置としてスタンドアロンで構成される場合と、コンピュータネットワークなどの端末装置として構成される場合がある。
[画像形成装置]
画像形成装置Aは図1に示すように給紙部1と、画像形成部2と、排紙部3と、データ処理部(不図示)と、で構成されている。そして給紙部1に収納されたシートを画像形成部2に給送して、画像形成したのちに定着部4を経て排紙部に送る。この排紙部3には後述する後処理装置Bが連結されている。図1の装置には、原稿画像を読み取る読取部5を有するスキャナ装置Cと、原稿を読取部に給送するフィーダ装置Dが設けられている。
上記画像形成部2には、画像形成機構が配置され、その機構は静電画像形成機構、インクジェット画像形成機構、オフセット画像形成機構、サーマル転写画像形成機構、シルクスクリーン画像形成機構など種々の画像を形成する機構が採用可能である。また、上記データ処理部には、外部(コンピュータネットワークなど)から転送された画像データを格納するデータ記憶手段(不図示)と画像形成するためのデータ展開手段(不図示)が設けられている。
[後処理装置]
後処理装置Bは、画像形成装置Aの排紙部(排紙エリア)に内蔵されたユニットで構成され、画像形成装置Aの排紙口6に連なるシート搬入経路10と、処理トレイ12と、スタックトレイ13が設けられている。そして画像形成装置Aの排紙口6から送られたシートを搬入経路10から処理トレイ上に案内して部揃え集積し、この処理トレイ12に配置した綴じ処理手段14で綴じ処理したのちに下流側のスタックトレイ13に収納する。
図3にその詳細を示すように、画像形成装置Aのハウジング7には、排紙エリア8に後処理装置が配置されている。後処理装置Bのハウジング20は、左右一対の側枠フレームと、両側枠フレームを連結するステー部材(底枠フレームなど)で構成されている。そしてシート搬入経路11の搬入口15が画像形成装置Aの排紙口6と連結するように配置され、この経路の排紙口6の下流側に処理トレイ12、その下流側にスタックトレイ13が配設されている。図示の装置は経路排紙口6から送られたシート後端部を処理トレイ12で、先端部をスタックトレイ13(積載シートの上面)でブリッジ支持する。
上記処理トレイ12にはシート後端を突き当て規制するシート端規制手段16と、シート側縁(排紙直交方向)を基準(センター基準、側縁基準)に位置決めするサイド整合手段30が配置されている。また、処理トレイ12には所定位置に位置決めされたシート束を綴じ処理する綴じ処理手段14(ステープラユニット;以下同様)と、綴じ処理したシート束を下流側のスタックトレイ13に収納するシート束搬出手段17が配置されている。
後処理装置Bのハウジング20には、オペレータが外部からシート束を手差し挿入するマニュアルセット部25が設けられ、外部から承認されたシート束を綴じ処理することができるようになっている。その構成の詳細は後述する。
以上の構成から、画像形成装置Aで画像形成されたシートは後処理装置Bに送られ、処理トレイ上に集積される。このシートはシート端規制手段16と整合手段30で基準位置に位置決めされ、綴じ処理手段14で綴じ処理される。そしてシート束搬出手段17で下流側のスタックトレイ13に収納される。以下この画像形成から部揃え集積、綴じ処理、スタック収納の一連の動作をオンライン綴じ処理という。
一方、マニュアルセット部25にセットされたシート束は、内部の綴じ処理手段14で綴じ処理される。以下この手差し挿入部(マニュアルセット部)25における綴じ処理をオフライン綴じ処理という。本発明は、処理トレイ上の綴じ処理とマニュアルセット部25の綴じ処理を共通の綴じ処理手段14(ステープラユニット)で綴じ処理することを特徴としている。このため、処理トレイ12のシート支持面12aとマニュアルセット部25のシートセット面25aとは、ほぼ同一平面上で並列に配置され、この支持面12aとセット面25aに設定された綴じ位置の間をステープラユニット14が位置移動可能に配置されている。このステープラユニット14を位置移動する駆動モータを含む移動手段としてのシフト手段22が装置フレームに配置されている。
「シート整合機構」
処理トレイ12には、搬入されたシートを所定の位置(処理位置)に位置決めするシート整合機構が配置されている。図示のシート整合機構は、排紙口11から送られたシートの排紙方向端面(先端面か後端面のいずれか)を位置規制する「シート端規制手段16」と排紙直交方向(シートサイド方向)を幅寄せ整合する「サイド整合手段30」で構成されている。以下この順に説明する。
「シート端規制手段」
図示のシート端規制手段16は、排紙方向後端縁を突き当て規制する後端規制部材で構成されている。この後端規制部材(シート端規制手段)16は、処理トレイ上の支持面12aに沿って搬入されるシートの排紙方向後端縁を突き当て規制する規制面16aを備え、掻き込み搬送手段18で送られるシートの後端縁を突き当てて停止させる。
この後端規制部材16は、後述するステープラ手段14でマルチ綴じするときステープルユニットがシート後端に沿って(排紙直交方向に)移動する。このユニット移動の妨げとならないように(1)後端規制部材16を綴じユニットの移動路(運動軌跡)に対して進入および退避する機構を採用するか、(2)綴じユニット14と一体的に位置移動する機構を採用するか、(3)後端規制部材16を、綴じユニット14のヘッドとアンビルで構成される綴じ空間の内部に例えばチャンネル形状の折曲げ片で構成する。
図示のものは、後端規制部材16をステープル綴じ手段14の綴じ空間内に配置する断面コ字状(チャンネル形状)の板状折曲げ部材で構成している。そして最小サイズシートを基準にシートセンターに第1の部材16Aを、これと距離を隔てて左右に第2第3の部材16B,16Cを配置している(図4参照)。これによって綴じ処理手段14のシート幅方向への移動を可能にしている。
図4及び図7に示すように処理トレイ12にはチャンネル形状の折曲げ片からなる複数の後端規制部材16が固定(部材先端部をトレイ背面壁にネジで固定している)されている。上記各後端規制部材16A〜16Cには規制面16aが形成してあり、その折曲げ先端部にはシート端を規制面に案内する傾斜面16bが連設している。
「サイド整合手段」
処理トレイ12には上述の後端規制部材16に突き当たったシートを排紙直交方向(シート幅方向)に位置決めする整合手段30(以下「サイド整合部材」という)が設けられている。
サイド整合部材30は、処理トレイ上に異なるサイズのシートをセンター基準で整合するか、片側基準で整合するか、によってその構成は異なる。図4に示す装置は、排紙口11からセンター基準で異なるサイズのシートが排出され、このシートを処理トレイ上にセンター基準で整合する。そしてセンター基準で束状に整合されたシート束を綴じ処理に応じて、マルチ綴じのときには整合姿勢で綴じ位置Ma1、Ma2に、左右コーナ綴じのときには左右方向に所定量シート束をオフセットさせて綴じ位置Cp1、Cp2に、ステープルユニット14で綴じ処理する。
このため、整合手段30は、処理トレイ12の支持面12aから上方に突出し、シートの側縁と係合する規制面31xを有するサイド整合部材31(31F,31R)を、左右一対互いに対向するように配置する。そしてこの一対の左右サイド整合部材31を所定ストロークで往復動可能に処理トレイ12に配置する。このストロークは、最大サイズシートと最小サイズシートのサイズ差および整合した後のシート束を左右いずれかの方向に位置移動(オフセット搬送)するオフセット量によって設定する。つまり、左右のサイド整合部材31F,31Rの移動ストロークは、異なるサイズシートを整合するための移動量と、整合後のシート束のオフセット量で設定されている。
このためサイド整合部材31は、図4に示すように、右サイド整合部材31F(装置フロント側)と左サイド整合部材31R(装置リア側)で構成され、両サイド整合部材31には、シート側端と係合する規制面31xが互いに接近方向又は離間方向に移動するようにトレイ部材に支持されている。処理トレイ12には表裏を貫通するスリット溝が設けられ、このスリットからトレイ上面にシート側縁と係合する規制面31xを有するサイド整合部材31が摺動可能に嵌合されている。
各サイド整合部材31F,31Rはトレイ背面側で複数のガイドコロ(レール部材であっても良い)で摺動可能に支持され、ラックが一体形成されている。左右のラックにはピニオンを介して整合モータが連結されている。この左右の整合モータはステッピングモータで構成され、図示しないポジションセンサで左右のサイド整合部材31F,31Rを位置検出し、その検出値を基準に各規制部材を左右いずれの方向にも、指定された移動量で位置移動できるように構成されている。
なお、図示のラック−ピニオン機構によることなく、各サイド整合部材31F,31Rをタイミングベルトに固定し、このベルトを左右往復動させるモータにプーリで連結する構成を採用することも可能である。
このような構成で後述する制御手段75は、画像形成ユニットAなどから提供されるシートサイズ情報に基づいて左右のサイド整合部材31を所定の待機位置(シートの幅サイズ+α位置)に待機させる。この状態で処理トレイ上にシートを搬入し、シート端がシート端規制部材16に突き当たったタイミングで整合動作を開始する。この整合動作は左右の整合モータ(不図示)を同一量ずつ反対方向(接近方向)に回転する。すると処理トレイ12に搬入されたシートはシートセンターを基準に位置決めされ束状に積み重ねられる。このシートの搬入動作と整合動作の繰り返しでシートは処理トレイ上に束状に部揃え集積される。このとき異なるサイズのシートは、センター基準で位置決めされる。
このようにセンター基準で処理トレイ上に集積されたシートは、その姿勢でシート後端縁(または先端縁)を所定間隔で複数箇所綴じ処理する(マルチ綴じ処理)ことができる。またシートコーナを綴じ処理する場合には、左右のサイド整合部材31F,31Rの片側を指定された綴じ位置にシート側端が一致する位置に移動して静止させる。そして反対側のサイド整合部材を、接近方向に位置移動する。この接近方向の移動量はシートサイズに応じて算出する。これによって処理トレイ12上に搬入されたシートは、右コーナ綴じのときには右側縁が綴じ位置に一致するように整合され、左コーナ綴じ位置のときには左側縁が綴じ位置に一致するように整合される。
上述のように処理トレイ上の所定位置に整合されたシート束を後述する「エコ綴じ処理」のためにオフセット移動する場合には、
(1)移動方向前方側の整合部材をオフセット予定位置から離れた位置に退避させた状態で移動方向後方側の整合部材を予め設定された量搬送直交方向に移動するか、
(2)左右の整合部材を、同一量ずつ搬送直交方向に移動するかいずれかの駆動制御を採用する。
なお、左右のサイド整合部材31F、31Rとその整合モータには、ポジションセンサ、エンコードセンサなどのポジションセンサ(不図示)が配置され、サイド整合部材31の位置を検出するようになっている。また整合モータM6、M7をステッピングモータで構成し、サイド整合部材31のホームポジションをポジションセンサ(不図示)で検出し、モータをPWM制御することによって比較的簡単な制御構成で左右のサイド整合部材31F,31Rをコントロールすることができる。
[シート束搬出機構]
図4に示すシート束搬出機構(シート束搬出手段17)について説明する。上述の処理トレイ12には第1、第2綴じ手段14,23で綴じ処理したシート束を下流側のスタックトレイ14に搬出するシート束搬出機構が配置されている。図4に従って説明した処理トレイ12には、シートセンターSxに第1のシート後端規制部材16Aが、その左右に距離を隔てて第2、第3のシート後端規制部材16B,16Cが配置されている。そしてこの規制部材16に係止したシート束を綴じ手段14(23)で綴じ処理した後に下流側のスタックトレイ13に搬出するように構成されている。このため処理トレイ12には支持面12aに沿ってシート束搬出手段17が配置されている。
「綴じ処理方法(綴じ位置)」
上述したようにシート搬入経路10の搬入口15に送られたシートは処理トレイ上に部揃え集積され、シート端規制部材16とサイド整合部材30で予め設定された位置と姿勢で位置決め(整合)される。そこでこのシート束に綴じ処理を施し、下流側のスタックトレイ13に搬出する。この場合の綴じ処理方法について説明する。
図示の装置は、綴じ処理方法として「シート束をステープル綴じする第1綴じ手段14」と、「シート束を針なし綴じする第2綴じ手段23」を処理トレイ12に備える。そして後述する制御手段75は、第1、第2の選択された綴じ手段14(23)でシート束を綴じ処理した後に下流側に搬出することを第1の特徴としている。これはシート束をステープル針で綴じ処理すると容易に離脱しない製本綴じが可能であるが、使用者の用途によっては綴じたシート束を簡単に引き離す利便性が必要となることがある。また使用後のシート束を、シュレッダなどで切断するとき、古紙再生するとき、などに金属針が問題となることから「針有り」、「針なし」綴じ手段を選択して使用できるようにするためである。
また、図示の装置は、シート搬入経路(排紙経路)10からシートを搬入して部揃え集積した後に綴じ処理する一連の後処理動作とは別に、装置外部(システム外)で作成したシートを綴じ処理する(以下「マニュアルステープル処理」という)ことを第2の特徴としている。
このため、外装ケーシング20bに外部からシート束をセットする手差セット部25が配置され、シート束をセットする手差セット面(マニュアルセット面)25aをケーシングに成形し、前述のステープル綴じ手段(ステープルユニット14)を、処理トレイ12のシート搬入エリアArから手差しエリアFrに位置移動するように構成している。
図4に基づいて各綴じ処理方法を説明する。図示の装置は、ステープル針でシートの複数箇所を綴じ処理する「マルチ綴位置Ma1,Ma2」と、シートコーナを束綴じ処理する「コーナ綴位置Cp1,Cp2」と、マニュアルセットしたシートを綴じ処理する「マニュアル綴位置Mp」と、シートコーナを針なし綴じする「針なし綴位置Ep」が設定されている。各綴じ位置の位置関係を説明する。
「マルチ綴じ」
図4に示すように、マルチ綴じ処理は、処理トレイ12上にシート端規制部材16とサイド整合部材31で位置決めされたシート束(以下「整合シート束」という)の端縁(図示のものは後端縁)を綴じ処理する。図4には間隔を隔てて2箇所を綴じ処理する綴位置Ma1、Ma2が設定されている。後述するステープルユニット14はホームポジションから綴位置Ma1、次いで綴位置Ma2の順に移動してそれぞれ綴じ処理する。なおこのマルチ綴位置Maは、2箇所に限らず、3箇所、或いはそれ以上に綴じ処理する場合がある。
「コーナ綴じ」
コーナ綴じ処理は、処理トレイ12に集積された整合シート束の右コーナを綴じ処理する右コーナ綴位置Cp1と、整合シート束の左コーナを綴じ処理する左コーナ綴位置Cp2との左右2箇所に綴位置が設定されている。この場合ステープル針を所定角度(約30度〜約60度)傾斜させて綴じ処理する。(後述するステープルユニット14はこの位置でユニット全体が所定角度傾斜するように装置フレームにマウントされている)。
図示の装置仕様はシート束の左右いずれか一方を選択して綴じ処理する場合と、ステープル針を所定角度傾斜させて綴じ処理する場合を示した。これに限らず左右いずれか一方のみにコーナ綴じする構成も、ステープル針を傾斜させることなくシート端縁と平行に綴じる構成も採用可能である。
「マニュアル綴じ」
マニュアル綴位置Mpは、後述する外装ケーシング20b(装置ハウジングの一部)に形成された手差セット面25aに配置されている。この手差セット面25aは処理トレイの支持面12aとほぼ同一平面を形成する高さ位置で、支持面12aと側枠フレーム20cを介して隣接する位置に配置(並行配置)されている。図示のものは処理トレイの支持面12aと手差セット面25aとは、いずれもシートを略水平姿勢で支持し、略同一高さ位置に配置されている。
つまり図4において側枠フレーム20cを介して、その右側に手差セット面25aが、左側に支持面12aが配置されている。そしてこのマニュアル綴位置Mpは紙載面に配置された前述のマルチ綴位置Maと同一直線上に配列されている。これは両綴じ位置を共通のステープルユニット14で綴じ処理するためである。従って処理トレイ12にはシート搬入エリアArと、その装置フロント側に手差しエリアFrが、装置リア側に後述するエコ綴じエリアRrが配置されている。
「針なし綴位置」
針なし綴位置Ep(以下「エコ綴位置」という)は、図4に示すようにシートの側縁部(コーナ部)を綴じ処理するように配置されている。図示のエコ綴位置Epは、シート束の排紙方向側縁部1箇所を綴じ処理する位置に配置され、シートに対して所定角度傾斜した角度位置を綴じ処理する。そして、エコ綴位置Epは、処理トレイ12のシート搬入エリアArから装置リア側に離れたエコ綴じエリアRrに配置されている。
「各綴位置相互の関係」
マルチ綴位置Ma1,Ma2は、処理トレイ12に排紙口11から搬入されるシートの搬出エリアAr内(内側)に配置されている。また、コーナ綴位置Cp1,Cp2は、シート搬入エリアArの外側で、シートの排紙基準Sx(センタ基準)から右、左いずれか一方に所定距離離れた基準位置(サイド整合基準)に配置されている。
マルチ綴位置Ma1,Ma2とマニュアル綴位置Mpは略直線上に配置されている。また、コーナ綴位置Cp1,Cp2は排紙基準Sxを介して左右対称となる傾斜角度(例えば45度角度位置)に設定されている。
マニュアル綴位置Mpは、シート搬入エリアArの外側であって装置フロント側の手差しエリアFrに配置され、エコ綴位置Epは、シート搬入エリアArの外側であって装置リア側のエコ綴じエリアRrに配置されている。
また、マニュアル綴位置Mpは、処理トレイ12の右コーナ綴じ位置から所定量(Of1)オフセットした位置に配置され、エコ綴位置Epは、処理トレイ12の左コーナ綴じ位置から所定量(Of2)オフセットした位置に配置されている。このように、シートを搬入する処理トレイ12の搬出基準(センタ基準)に基づいてマルチ綴じ位置Mpを設定し、最大サイズシートに基づいてコーナ綴じ位置Cpを設定し、更に左右のコーナ綴じ位置から装置フロント側に所定量オフセットOf1した位置にマニュアル綴じ位置Mpを設定し、同様に装置リア側に所定量オフセットOf2した位置にエコ綴位置Epを設定することによってシート移動が互いに干渉することがなく整然と配列することができる。
各綴じ処理におけるシート移動について説明すると、マルチ綴じ処理のときシートは処理トレイにセンター基準(片側基準であってもよい)で搬入され、その状態で整合されて綴じ処理される。綴じ処理後はその姿勢で下流側に搬出される。コーナ綴じ処理のときにはシートは指定されたサイドの整合位置に整合され、綴じ処理される。綴じ処理後はその姿勢で下流側に搬出する。またエコ綴じ処理のときには、処理トレイ上に搬入されたシートは束状に集積された後に装置リア側に所定量オフセットOf2され、そのオフセット移動後に綴じ処理される。綴じ処理後は、シートセンター側に所定量(例えばオフセットOf2と同一又は小さいシフト量)オフセットされその後下流側に搬出する。
またマニュアル綴じでは、オペレータは処理トレイ12からフロント側に位置する整合基準から所定量オフセットOf1、離れた手差セット面にシートをセットする。これによって複数の綴じ処理を、シートのセット位置を搬送直交方向に、振り分けられ、綴じ処理を実行するから処理スピードが迅速で、シートジャムの少ない処理が可能である。
なお、エコ綴じ処理のとき後述する制御手段75は、シートを後端基準位置から排紙方向に所定量オフセットさせて綴じ位置Epを設定している。これはシートの左コーナ綴じのためにステープルユニット14と、エコ綴じユニット(後述するプレスバインドユニット23)が干渉するのを避けるためである。従って、エコ綴じユニット23をステープル綴じユニット14と同様に綴じ位置と、これから退避した退避位置との間で移動可能に装置フレーム20にマウントすると、排紙方向にオフセットさせる必要はなくなる。
なお、ここで装置フロント側Frは、装置設計時に設定されオペレータが各種操作を実行する外装ケーシング20bの正面側を云う。通常この装置フロント側にはコントロールパネル、シートカセットの装着カバー(扉)、或いはステープルユニットの針を補充する開閉カバーが配置されている。また、装置リア側Reとは、例えば装置を設置する際に建造物の壁面に面する側(設計上は背面に壁がある設置条件)を云う。
このように図示の装置は、シート搬入エリアArを基準に、エリア外部であって装置フロント側Frにマニュアル綴位置Mpを、装置リア側Reにエコ綴位置Epを配置している。このときシート搬入エリアArの基準(シート搬入基準Sx)とマニュアル綴位置Mpとの間の距離は、搬入基準Sxとエコ綴位置Epとの距離より長く(離れた位置)に設定してある。
このようにマニュアル綴位置Mpを処理トレイ12のシート搬入基準(Sx)から遠く離れた位置に、エコ綴位置Epを搬入基準近くの接近した位置に設定したのは、マニュアル綴位置Mpに外部からシート束をセットするとき、処理トレイ12から離れているためその操作が容易であるという利便性のためである。これと同時にエコ綴位置Epを搬入基準Sxから接近した(近い)位置に設定したのは処理トレイ上に搬入したシート(整合シート束)を綴じ位置にオフセット移動する際の移動量を少なくしてスピーディ(プロダクタビリティの向上)に綴じ処理する為である。
「ステープルユニットの移動機構」
ステープルユニット14(第1の綴じ処理手段)は、ユニットフレーム(第1ユニットフレームという)に針カートリッジ26と、ステープルヘッドと、アンビル部材を装備している。このステープルユニット14は、処理トレイ12のシート端面に沿って所定ストロークで往復動するように装置フレーム20に支持されている。以下その支持構造について説明する。
図7に、ステープルユニット14を装置フレーム20に装着した側面構成を示す。図4及び図6に示すように、装置フレーム20を構成する左右の側枠フレーム20c,20dには、シャーシフレーム20e(以下「底枠フレーム」という)が配置されている。この底枠フレーム20eに、ステープルユニット14が所定ストロークで移動可能にマウントされている。
底枠フレーム20eには、走行ガイドレール42(以下単に「ガイドレール」という)とスライドカム43が配置されている。ガイドレール42には走行レール面42xが、スライドカム43には走行カム面43xが形成され、この走行レール面42xと走行カム面43xが互いに協同してステープルユニット14(以下この項では「移動ユニット」という)を所定ストロークで往復動可能に支持し、同時にその角度姿勢を制御している。
上記走行ガイドレール42とスライドカム43は、移動ユニットの移動範囲(シート搬入エリアと手差しエリアとエコ綴じエリア)SLで往復動するようにレール面42xとカム面43xが形成されている(図6参照)。上記走行ガイドレール42は、処理トレイ12の後端規制部材16に沿ってストロークSLを有するレール部材で構成され、図示のものは底枠フレーム20eに形成された開口溝で構成されている。その開口縁に走行レール面42xが形成され、この走行レール面は処理トレイの後端規制部材16と同一直線で互いに平行な関係に配置されている。また走行レール面と間隔を隔ててスライドカム43が配置され、図示のものは底枠フレーム20eに形成した溝カムで構成されている。この溝カムには走行カム面43xが形成されている。
移動ユニット(ステープルユニット)14には、駆動モータ(走行モータ)M1に連結された走行ベルト44に固定されている。この走行ベルト44は装置フレーム20eに軸支した一対のプーリ44pに巻回され、プーリの一方に駆動モータM1が連結されている。従って、走行モータM1の正逆転でステープルユニット14はストロークSLで往復動することとなる。
上記走行レール面と走行カム面は、互いに平行な平行間隔部(スパン1)43a、43bと、狭い首振り間隔部(スパン2)43c、43dと、更に狭い間隔の首振り間隔部(スパン3)43eに間隔が形成されている。そして、スパン1>スパン2>スパン3の関係に構成されている。スパン1ではユニット14はシート後端縁と平行な姿勢に、スパン2ではユニットは左右何れかに傾斜した姿勢で、スパン3ではユニット14は更に傾斜した角度姿勢となるように首振り角度変更する。
なお走行ガイドレール42は、開口溝構造に限らず、ガイドロッド、突起状リブ、その他種々の構造が採用可能である。またスライドカム43は溝カムに限らず、突起条リブ部材、など、所定のストローク方向に移動ユニット14を案内するカム面を備えていればその形状は種々のものが採用可能である。
上記移動ユニット14は、上記走行ガイドレール42とスライドカム43に次のように係合している。図7に示すように、移動ユニット14には、走行レール面42xと係合する第1転動コロ33(レール嵌合部材)と、走行カム面43xと係合する第2転動コロ34(カムフォロア部材)が設けられている。これと共に移動ユニット14には底枠フレーム20eのサポート(支持)面と係合する滑動コロ35(図示のものは2箇所にボール形状の滑動コロ35a、35bが形成されている)。また、移動ユニット14には底枠部フレームの底面と係合するガイドコロ36が形成してあり、底枠フレームから移動ユニット14が浮上するのを防止している。
以上の構成から移動ユニット14は底枠フレーム20eに滑動コロ35a、35bとガイドコロ36で移動可能に支持されている。これと共に第1転動コロ33は走行レール面42xに、第2転動コロ34は走行カム面43xに沿って回転しながらレール面42xとカム面43xに倣って走行移動する。
そこでレール面42xとカム面43xとの間隔は、平行間隔部(スパン1)が前述のマルチ綴じ位置Ma1,Ma2に対向する図示位置43aと、マニュアル綴じ位置Mpに対向する図示位置43bに形成されている。このスパン1では移動ユニット14は首振りすることなくシート端縁と直交する姿勢で保持されている。従ってマルチ綴じ位置Maとマニュアル綴じ位置Mpではシート束はシート端縁と平行なステープル針で綴じ処理される。
また、レール面42xとカム面43xとの間隔は、首振り間隔(スパン2)が、右コーナ綴じ位置に対向する図示位置43eと、左コーナ綴じ位置に対向する図示位置43dに形成されている。そして移動ユニット14は、右傾き角度姿勢(例えば右45度傾き)と、左傾き角度姿勢(例えば左45度傾き)に傾斜した姿勢で保持されている。
また、レール面42xとカム面43xとの間隔は、首振り間隔(スパン3)が、針装填に位置に対向する図示位置43cに形成されている。このスパン3はスパン2より短い間隔に形成され、この状態で移動ユニット26は右傾き角度姿勢(例えば60度傾き)に保持されている。なお針装填位置で移動ユニット14を角度変更したのは、ユニットに針カートリッジ26を装着する角度方向にユニット姿勢を一致させるためであり、外装ケーシングに配置する開閉カバーとの関係で角度設定する。
以上の走行レール面42xと走行カム面43xで移動ユニットの角度姿勢を偏向する際に、移動長さを短くするために、第2の走行カム面を設けるか、ストッパカム面を設けて走行カム面と協調して角度偏向することがレイアウトのコンパクト性から好ましい。
図示するストッパカム面について説明する。図7に示すように底枠フレーム20eには装置フロント側の右コーナ綴じ位置Cp1と、マニュアル綴じ位置Mpでユニット姿勢を変更するために移動ユニットの一部(図示のものは滑動コロ35a)と係合するストッパ面43yが図示位置に配置してある。これによって針装填位置で傾斜しているユニット14を、マニュアル綴位置Mpで傾斜を矯正する必要があるが、前述のカム面とレール面のみで角度変更することは移動ストロークが冗長となる。
そこでストッパ面43yで移動ユニットを係止した状態でマニュアル綴じ側に進めるとユニットは傾斜した状態から元の状態に戻る。またこのユニットをマニュアル綴じ位置から反対方向に復帰動させるときには、ストッパー面43zがユニットを(強制的に)傾斜させてコーナ綴じ位置に向ける。
[スタックトレイ]
図8に従ってスタックトレイの構成について説明する。スタックトレイ13は処理トレイ12の下流側に配置され、処理トレイに集積されたシート束を積載収納する。このスタックトレイ13の積載量に応じて順次繰り下がるようにトレイ昇降機構備えている。このトレイの積載面(最上シート高さ)は処理トレイの紙載面と略同一平面となる高さ位置に制御される。また積載されたシートは、その自重で排紙方向後端縁がトレイ整合面20f(立ち面)に突き当たった角度に傾斜している。
その具体的構成を移動すると、装置フレーム20aには積載方向上下に昇降レール45が固定され、昇降レールにトレイ基台13xが昇降可能にスライドコロ46などで摺動可能に嵌合されている。これと共にトレイ基体13xには昇降方向にラック13rが一体に形成してあり、このラックには装置フレームに軸支持した駆動ピニオン47が噛合してある。そして駆動ピニオン47にはウオームギア37とウオームホイール38を介して昇降モータM2が連結してある。
従って、昇降モータM2を正逆転すると、駆動ピニオン47に連結されたラック13rが装置フレームの上方と下方に上下動する。この構成でトレイ基体13xは片持状態で昇降動作することとなる。トレイ昇降機構としては、ラックピニオン機構、以外にプーリ懸架ベルト機構などが採用可能である。
トレイ基体13xにはスタックトレイ13が一体に取り付けられ、その積載面上にシートを積載収納するように構成されている。また装置フレームには、シートの積載方向上下にシートの後端縁を支持するトレイ整合面20fが形成され、図示のものは外装ケーシングでトレイ整合面を形成している。
また、トレイ基体13xに一体に取り付けられているスタックトレイ13は図示角度方向に傾斜して形成され、シートの自重でその後端がトレイ整合面20fに突き当たるように角度設定(例えば20度〜60度)されている。
[シート押え機構]
上記スタックトレイ13には、集積された最上シートを押圧する紙押え機構27が設けられている。図示の紙押え機構は、最上シートを押圧する弾性押圧部材27aと、この弾性押圧部材を装置フレーム20aに回動可能に軸支する軸支部材27bと、この軸支部材を所定角度方向に回転する駆動モータと、その伝動機構で構成されている。図示しない駆動モータは、シート束搬出機構の駆動モータを駆動源として駆動連結し、シート束をスタックトレイ13に搬入(搬出)する際には弾性押圧部材27aは、トレイ外方に退避し、シート束の後端が積載トレイの最上シートの上に収納された後に、待機位置から図示反時計方向に回転して最上シートの上に係合してこれを押圧する。
また、上記弾性押圧部材27aは、処理トレイ上のシート束をスタックトレイ向けて搬出する駆動モータの初期回転動作で、積載トレイ上の最上シートの紙面から退避位置に退避する。
[レベルセンサ]
上記スタックトレイ25には最上シートの紙面高さを検出するレベルセンサが配置され、このレベルセンサの検知信号によって前述の巻き上げモータを回転させてトレイ紙載面13aを繰り上げ上昇させる。このレベルセンサ機構は種々のものが知られているが、図示のものは装置フレームのトレイ整合面20fからトレイ上方に検出光を照射し、その反射光を検出してその高さ位置にシートが存在するか否かを検出する検出方法を採用している。
[積載シート量センサ]
上記スタックトレイ13には、レベルセンサと同様にトレイ上からシートが取り外されたのを検出するセンサが配置されている。その構造は詳述しないが、例えば前述の紙押さえ弾性押圧部材27aと一体的に回転するセンサレバーを設け、このセンサレバーをセンサ素子で提出することによって積載面上にシートが存在するか否かを検知することができる。そして後述する制御手段75はシート束の搬出の前後でこのセンサレバーの高さ位置が異なった(変化した)ときには、例えば排紙動作を停止するかトレイを所定位置に上昇させる。
なお、このような操作は異常操作であって、装置の稼働中に使用者が不用意に積載トレイからシートを取り出したときなどに生ずる不具合である。また、スタックトレイ13にはトレイが、異常下降しないように下限位置が配定してあり、この下限位置にはトレイを検出するリミットセンサSe3が配置さている。
[画像形成システム]
画像形成ユニットAは、図1に示すように給紙部1と画像形成部2と排紙部3と信号処理部(不図示)で構成され装置ハウジング7に内蔵されている。給紙部1はシートを収納するカセット50で構成され図示のものは複数のカセット50a,50b,50cで構成され、異なるサイズのシートを収納可能に構成されている。各カセット50a〜50cにはシートを繰出す給紙ローラ51と、シートを1枚ずつ分離する分離手段(分離爪、分離ローラなど;不図示)が内蔵されている。
また、給紙部1には給紙経路52が設けられ各カセット50からシートを画像形成部2に給送する。この給紙経路52の経路端にはレジストローラ対53が設けられ各カセット50から送られたシートを先端揃えすると共に画像形成部2の画像形成タイミングに応じて給紙するまで待機させる。
このように給紙部1は装置仕様に応じて複数のカセットで構成され制御部で選択されたサイズのシートを下流側の画像形成部2に給送するように構成されている。この各カセット50はシートを補給可能なように装置ハウジング7に着脱可能に装着されている。
画像形成部2はシート上に画像形成する種々の画像形成機構が採用可能である。図示のものは静電式画像形成機構を示している。図1に示すように装置ハウジング7に感光体(ホトコンダクタ)で構成されるドラム54a〜54dが色成分に応じて複数配置されている。各ドラム54a,54b,54c,54dには発光器(レーザヘッドなど)55と現像器56が配置されている。そして各ドラム54a〜54dに発光器55で潜画像(静電画像)を形成し、現像器56でトナーインクを付着する。この各ドラム上に付着されたたインク画像は、色成分毎に転写ベルト57に転写され画像合成される。
このベルト上に形成された転写画像は給紙部1から送られたシートにチャージャ58で画像転写され、定着部(加熱ローラ)4で定着された後に排紙部3に送られる。
排紙部3は、装置ハウジング7に形成された排紙空間8にシートを搬出する排紙口11と、この排紙口に画像形成部2からシートを案内する排紙経路59で構成されている。なお排紙部3には後述するデュープレックス経路60が連設され、表面に画像形成したシートを表裏反転して再び画像形成部2に給送するようになっている。
デュープレックス経路60は画像形成部2で表面側に画像形成したシートを表裏反転して画像形成部2に再送する。そして画像形成部2で裏面側に画像形成した後に排紙口11から搬出する。このためデュープレックス経路60は画像形成部2から送られたシートを、搬送方向を反転して装置内に返送するスイッチバックパスと、装置内に返送されたシートを表裏反転するUターンパス60aで構成されている。図示の装置はこのスイッチバックパスを後述する後処理装置Bの排紙経路(シート搬入経路)10に形成している。
[画像読取ユニット]
画像読取ユニット(スキャナ装置)Cはプラテン61と、このプラテンに沿って往復動する読取キャリッジ62で構成されている。プラテン61は透明ガラスで形成され、静止画像を読取キャリッジ62の移動で走査する静止画像読取面と、所定速度で走行する原稿画像を読み取る走行画像読取面で構成されている。
読取キャリッジ62は光源ランプと、原稿からの反射光を変更する反射ミラーと、光電変換素子(不図示)で構成されている。光電変換素子はプラテン上の原稿幅方向(主走査方向)に配列されたラインセンサで構成され、これと直交する副走査方向に読取キャリッジ62が往復移動することによって線順位で原稿画像を読取ようになっている。また、プラテン61の走行画像読取面の上方には原稿を所定速度で走行させる原稿自動給送ユニット(フィーダ装置)Dが搭載されている。この原稿自動給送ユニットDは給紙トレイ上にセットした原稿シートを1枚ずつプラテン61に給送し、画像を読み取った後に排紙トレイに収納するフィーダ機構で構成されている。
[制御構成の説明]
上述した画像形成システムの制御構成を図9のブロック図に従って説明する。画像形成システムは、画像形成装置Aの制御部70(以下「本体制御部」という)と後処理装置B(シート束綴じ処理装置;以下同様)の制御部75(以下「綴じ処理制御部」という)を備えている。本体制御部70は印字制御部71と給紙制御部72と入力部73(コントロールパネル)を備えている。
そして入力部73(コントロールパネル)から「画像形成モード」と「後処理モード」の設定を行う。画像形成モードはカラー・モノクロ印刷、両面・片面印刷などのモード設定と、シートサイズ、シート紙質、プリントアウト部数、拡大・縮小印刷、などの画像形成条件を設定する。また「後処理モード」は、例えば「プリントアウトモード」「ステープル綴じ処理モード」「エコ綴じ処理モード」「ジョグ仕分けモード」などに設定する。なお図示の装置には「マニュアル綴じモード」が設けられ、このモードは画像形成装置Aの本体制御部70とは別にオフラインでシート束の綴じ処理動作を実行する。
また、本体制御部70は綴じ処理制御部75に後処理モードとシート枚数、部数情報及び画像形成するシートの紙厚さ情報などをデータ転送する。これと同時に本体制御部70は画像形成を終了する都度、ジョブ終了信号を綴じ処理制御部75に転送する。
上述の後処理モードについて説明すると、上記「プリントアウトモード」は、排紙口11からのシートを、綴じ処理することなく処理トレイ12を介してスタックトレイ13に収容する。この場合にはシートを処理トレイ12に重ね合わせて集積し、本体制御部70からのジョグ終了信号で集積後のシート束をスタックトレイ13に搬出する。
上記「ステープル綴じ処理モード(第2排紙モード)」は、排紙口11からのシートを処理トレイ上に集積して部揃えし、このシート束を綴じ処理した後にスタックトレイ13に収容する。この場合には画像形成されるシートは原則として同一紙厚さで同一サイズのシートにオペレータによって指定される。このステープル綴じ処理モードは、「マルチ綴じ」「右コーナ綴じ」「左コーナ綴じ」のいずれかが選択され指定される。各綴じ位置については前述した通りである。
上記「ジョグ仕分けモード」は、画像形成装置Aで画像形成されたシートを処理トレイ上にオフセットさせて集積するグループと、オフセットさせることなく集積するグループとに区分けられ、スタックトレイ13には交互にオフセットされたシート束とオフセットされないシート束が積み上げられる。特に図示の装置は、装置フロント側にオフセットエリア(図4参照)を設け、処理トレイ上に排紙口11からセンター基準Sxで搬出されたシートをその姿勢で集積するグループと、同様にセンター基準Sxで搬出されたシートを装置フロント側Frに所定量オフセットさせて集積するグループに区分けている。
このように装置フロント側Frにオフセットエリアを配置したのは、装置フロント側でマニュアル綴じ処理、針カートリッジの交換処理などの作業エリアを確保する為である。またこのオフセットエリアは、シート束を区分けする寸法(数センチ程度)に設定されている。
「マニュアル綴じモード」
外装ケーシング20bには装置フロント側に、オペレータが綴じ処理するシート束をセットする手差しセット部25が設けられている。この手差しセット部25の手差セット面25aには、セットされたシート束を検出するセンサ(不図示)が配置され、このセンサからの信号で後述する綴じ処理制御部75は、ステープルユニット14をマニュアル綴じ位置に位置移動する。そしてオペレータが作動スイッチ24を押下すると、綴じ処理を実行するように構成されている。
従ってこのマニュアル綴じモードは綴じ処理制御部75と本体制御部70とはオフラインで制御される。ただし、マニュアル綴じモードとステープル綴じモードが同時に実行するときには、いずれか一方が優先するようにモード設定されている。
[綴じ処理制御部]
綴じ処理制御部75は、画像形成制御部70で設定された後処理モードに応じて後処理装置Bを動作させる。図示の綴じ処理制御部75は制御CPU(以下単に制御手段という)で構成されている。制御CPU75には、ROM76とRAM77が連結され、ROM76に記憶された制御プログラムとRAM77に記憶された制御データで後述する排紙動作を実行する。このため、制御CPU75には前述したすべての駆動モータの駆動回路に連結され、各モータを起動、停止および正逆転制御する。
[ステープルユニットのホームポジション]
本発明は、処理トレイ12の支持面12aと手差セット面25aとを、略同一平面でシートを支持すると共に、この紙載面とセット面それぞれに支持したシートの後端縁に沿ってステープルユニット14を位置移動可能に構成する。そしてステープルユニット14は、ストロークSLを形成する一対のプーリ44p間に掛け渡された走行ベルト44に固定され、一方(駆動側)のプーリに連結された走行モータM1の回転で、ストロークSL間の任意位置に移動可能に構成されている(図6参照)。
この走行ベルト44には、その位置を検出するポジションセンサHpSとセンサフラグSfが配置されている(図6参照)。そして走行ベルト44に連結されたステープラユニット14の位置をセンサの信号(基準信号)と、走行モータM1の回転量とで判断する。このため前述の走行モータはステッピングモータで構成するか、或いはモータ回転軸に配置したエンコーダで回転量を検出可能に構成する。図示のポジションセンサHpSは装置フレームに取り付けられたホトセンサであり、センサフラグSfは走行ベルトに一体に取付れられている。そしてステープルユニット14がホームポジションHpのとき、センサがONする位置関係に配置しである。
このような構成において、本発明はステープラユニット14を、「処理トレイ上のシートをステープル綴じしない動作モード(以下「ノンステープル動作モード」という)」のときには、手差しエリアFrに待機させることを特徴としている。つまり処理トレイ上にシートを搬入する搬入エリアArにステープルユニットを待機させて集積したシート束をステープル綴じする動作モード以外のときには、常にステープルユニットを手差し待機させる。
この場合、(1)ステープルユニット14のホームポジションHPを手差しエリアFr(シート搬入エリアの外側)に設定するか、又は(2)ノンステープル動作モードのときには、動作開始時にステープルユニット14をホームポジションから手差しエリアFrに位置移動して待機させる。いずれかの方法を採用する。
また、ステープルユニット14を手差しエリアArに初期設定(ホームポジション設定か、待機設定)するとき、その位置を(1)マニュアル綴位置Mpに設定するか、または(2)マニュアル綴じ位置以外に設定するか、いずれか選択する。
(1)の綴じ位置に設定すると、手差セット面25aにシート束がセットされ操作ボタン24がONされると即座に綴じ動作に移行することをなる。(2)の綴じ位置以外の手差しエリアArに設定すると、手差セット面25aにシート束がセットされ操作ボタン24が押された後にステープルユニット14が綴じ位置に移動して綴じ処理する。このため操作ボタン24を操作してもステープルユニット14が移動しない(移動音が発生しない)ときには装置故障を疑わせる警告となる。
制御手段75は、手差しトレイ25にセットされたシート束の「待機位置から綴じ位置Mpまでの移動量を判別する判別手段を備えている。この判別手段は、例えば前述のステープルユニットのホームポジションセンサの検出信号に基づいてユニット移動量を設定する。
例えば、ステープルユニット14のホームポジションを基準に(1)ホームポジションが手差しトレイ25の綴じ位置に設定されているときには、その検出位置が綴じ位置であり、待機位置から綴じ位置までの移動量は「ゼロ」である。(2)ホームポジションが手差しトレイ25の綴じ位置以外に設定されているときには、ホームポジションから手差しトレイηの綴じ位置までの移動量を、予めROM76などに記憶しておく。このほか、待機位置から綴じ位置までの移動量を判別する判別手段を、ステープルユニット14又は走行ベルト44などに綴じ位置を検出するセンサフラグとセンサ(ホームポジションセンサとは別に)を配置するようにしても良い。
次に図10に従って後処理動作の動作状態の説明をする。制御手段75は、設定された後処理モードがステープル綴じモードであるが否か判別(St05)し、ステープル綴じモード時の場合には、どのステープル綴じモードかを判別(St05′)し以下の動作を実行する。またステープル綴じモード以外の動作モード(エコ綴じモード、プリントアウトモード、ジョグ仕分けモード)のときには、後述するステップSt31以降の動作を実行する。制御手段75は、「フロント側コーナ綴じモード」のときにはステープルユニット14を同コーナ綴じ位置Cp1に移動して待機させる(St06)。また、「リア側コーナ綴じモード」のときにはステープルユニット14を同コーナ綴じ位置Cp2に移動して待機させる(St07)。また「マルチ綴じモード」のときには、ステープルユニット26を複数の綴じ位置のいずれか1個所に移動して待機させる(St08)。これによりステープルユニット14は綴じ処理位置に移動して待機することとなる。なお、このステープルユニット14の待機位置の設定のために制御手段75は、画像形成装置Aからシートサイズ情報を取得して綴じ位置を割出して待機位置を設定する。
次に制御手段75は、画像形成装置Aから排紙指示信号を受けて画像形成されたシートを排紙経路(シート搬入経路)10から処理トレイ12上に案内する。そしてこのシートはシート端(図示のものは排紙方向後端)を規制手段16に突き当て規制し、サイド整合手段30で幅寄せ整合する。図示の装置はコーナ綴じモードのときには、綴じ側側縁を基準に片側基準で整合し、マルチ綴じモードのときにはシートセンターを基準に整合する(St13)。
制御手段75は上流の画像形成装置Aからプリントエンド信号を受信すると、コーナ綴じモードのときには、ステープルユニット14を位置移動することなく、綴じ処理を実行する(St10)。そして制御手段75は綴じ処理後のシート束を排出方向に移動し(St11)、下流側のスタックトレイ13に収納する(St12)。
またマルチ綴じモードのときには、その位置で第1の綴じ動作を実行し(St14)、次いでステープルユニット14を第2の綴じ位置に移動した後に(St15)、第2の綴じ処理動作を実行する(St16)。その後制御手段75は綴じ処理後のシート束を排出方向に移動し(St17)、下流側のスタックトレイ13に収納する(St18)。
次に図11に従ってステープルユニット14のホームポジションへの復帰動作について説明する。前述したように第1のシート載置部(処理トレイ12)に集積したシート束をコーナ綴じ処理若しくはマルチ綴じ処理したのち、制御手段75はステープルユニット14をホームポジションHpに復帰させて後処理動作を終了する。
このステープルユニット14の終了動作について説明する。制御手段75はステープルユニット14からステープルエンド信号を受信すると、移動先のシート載置部(この場合は第2のシート載置部25a)にシートが存在するか否かを判別する(St20)。この判断は制御手段(CPU)で構成する識別手段75でおこなう。図示の装置は(1)第2のシート載置部(手差しセット面25a)にシート端を検出するセンサを配置して、このセンサがセット面上に挿入されたシートの端面で検出信号発するとシートが存在すると判断する。または(2)マニュアル綴じ動作の操作スイッチ(不図示)を備えた装置構成にあって、操作スイッチがオペレータによって操作されたか否かによってシートが存在すると判断する。つまり手差しセット面25aにシート束が挿入されたのを直接センサで検出してその有無を判別するか、シート束を挿入する動作を検出してその有無を判別するかいずれかの方法を採用する。
そこで、制御手段75は識別手段の判別結果で第2シート載置部25aにシートが在るときには走行モータM1を起動する(St21)。すると、ステープルユニット14は綴じ動作を終了した綴じ位置からホームポジションHpに向かって移動する。ステープルユニット14が待機エリアWpに到達する(St22)と、制御手段75は走行モータM1を停止する(St23)。上記綴じ位置から待機エリアまでの走行モータM1の回転量は、同モータをステッピングモータで構成してパルス制御(PWM制御など)するか、エンコーダでモータの回転量を制御するか、待機エリアに配置したセンサで位置検出する。上述のステップSt20からステップSt23の動作で、移動先のシート載置部にシートが存在するときには「ステープルユニットの移動動作を中止する制御」が可能となる。
また、本発明にあってステープルユニット14の移動動作を中断する場合について説明する。この場合には先のステップSt23(待機エリア停止動作)に続いて、制御手段75は移動先のシート載置部25からシートが取り除かれたか否かを監視する(St24)。この監視は、例えば制御CPU75で手差しセット面25aのシート検出センサの状態信号をウォッチする(St25、St26)。そして同センサが「OFF」となり、セット面からシート束が取り除かれたと判断したときには走行モータM1を再起動する(St27)。そしてステープルユニット14がホームポジションに到達し、ホームポジションセンサが「ON」したとき(St28)には走行モータを停止する(St29)。
上記ステップSt25で移動先のシート載置部25の監視で、所定時間「シートあり」の状態が続いたとき(St26)、制御手段75は異常信号を発信する(St30)。この異常信号は画像形成装置Aのコントロールパネルに異常を警告するか、或いは警報を発して装置を停止する(St31)。
次に前記ステップSt20で、ステープルユニット14を先の綴じ位置からホームポジションに向けて移動するとき、移動先の第2シート載置部25aにシートがあると識別手段が判断したときには、次の動作を実行する。
制御手段75は、走行モータM1を起動(St32)してホームポジションのポジションセンサがONする(St33)までモータ回転を継続する。そしてポジションセンサがONしたときには走行モータM1を停止する(St34)。そしてこの動作でステープルユニット14はホームポジションHpに位置し、その復帰起動が終了する。
[シート規制部材]
また、第2のシート載置部に綴じ処理手段の間口を塞ぐ規制部材を設け、綴じ処理手段が第2の綴じ位置に存在しない場合にはシートを受け入れないようにすることで、綴じ処理手段の間口とシートとの接触を防ぐこともできる。
この構成では、第2のシート載置部に進退可能な規制部材を配置し、規制部材が伝動部を介して綴じ処理手段と接するように配置される。そしてこの規制部材は綴じ処理手段が第2の綴じ位置に存在しない場合にはシート載置部の間口を塞ぎ、綴じ処理手段が第2の綴じ位置に存在するときにはシート載置部の間口を開放する。
[シート規制手段の詳細説明]
シート規制部材100は綴じ処理手段間口への手差しシートの挿入を防ぐ規制部100aと、回動支点100bと、綴じ部材と接触する接触部100cを備える。
規制部100aは、手差し挿入部に設けられた貫通部102から手差し挿入部に進退可能に取り付けられており、回動支点100bを境にしてその重量は100a<100cとなるように構成されている。したがって、通常時には100aは持ち上がり、挿入部に突出した状態(図12の規制部材100・・・点線)となるため、綴じ処理手段が綴じ位置にない場合の綴じ処理手段間口へのシートの挿入を防ぐ。
綴じ処理手段が所定のマニュアル綴じ位置に移動し、綴じ処理手段に設けられた押上げ部101が接触部100cが接触すると、接触部100cは押し上げられ規制部100aは退避状態(図12の規制部材100・・・実線)となる。これにより、綴じ処理手段がマニュアル綴じ位置に位置した状態ではシート載置部にシートを挿入することが可能となる。また、上述のような綴じ処理手段の移動を利用してシート規制部材を作動させる構成の他、シート規制部材にモータやソレノイド等の駆動源を備え、このモータやソレノイドを図15に記載の制御CPUに接続させ、綴じ処理手段の間口が第2のシート載置部に達したことをホームポジションセンサによって検知し(図16、St102)、制御CPUが駆動源を駆動させて(St103)シート載置部を開放するように構成してもよい。
A 画像形成装置
B 後処理装置
10 シート搬入経路
11 排紙口
12 処理トレイ(第1のシート載置部)
12a シート支持面
13 スタックトレイ
14 綴じ処理手段(ステープラユニット)
15 搬入口
16 シート端規制手段(後端規制部材)
22 シフト手段(移動手段)
25 マニュアルセット部
25a セット面(第2のシート載置部)
30 サイド整合手段
75 制御手段

Claims (16)

  1. シート載置される第1のシート載置部と、
    前記第1のシート載置部とは異なる位置に配置され、シート載置される第2のシート載置部と、
    前記第1のシート載置部に載置されたシートを綴じるための第1の位置と、前記第2のシート載置部に載置されたシートを綴じるための、前記第1の位置とは異なる第2の位置と、に移動可能に構成され綴じ処理手段と、
    前記綴じ処理手段が前記第2の位置とは異なる位置に位置し、且つシートが前記第2のシート載置部に載置されている場合、前記綴じ処理手段を前記第2の位置とは異なる位置に位置させる制御手段と、
    有することを特徴とする綴じ処理装置。
  2. 前記第2のシート載置部にシートが載置されているか否かを判別する判別手段を有し
    前記制御手段は、前記綴じ処理手段が前記第2の位置とは異なる位置に位置し且つ前記判別手段が前記第2のシート載置部にシートが載置されていると判別した場合、前記綴じ処理手段を前記第2の位置とは異なる位置に位置させことを特徴とする請求項1に記載の綴じ処理装置。
  3. 前記判別手段は、前記第2のシート載置部に載置されたシートの有無を検出するシート検出手段を有することを特徴とする請求項2に記載の綴じ処理装置。
  4. 前記綴じ処理手段による綴じ処理を指示するための操作スイッチ手段を有し
    前記判別手段は、前記操作スイッチ手段の作動によって、前記第2のシート載置部にシートが存在するか否かを判別することを特徴とする請求項又はに記載の綴じ処理装置。
  5. 前記第1のシート載置部のシート載置面、前記第2のシート載置部のシート載置面と、は略同一平面上に配置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の綴じ処理装置。
  6. 前記綴じ処理手段のホームポジションは、前記第1の位置とは異なる位置に設定され、
    前記制御手段は、前記第1のシート載置部に積載されたシートの綴じ処理を実行したのちに前記綴じ処理手段を前記ホームポジションに移動させる際に、前記第2のシート載置部にシートが存在するときには前記綴じ処理手段を前記ホームポジションとは異なる位置に位置させることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の綴じ処理装置。
  7. 前記綴じ処理手段のホームポジションは、前記第1の位置及び前記第2の位置とは異なる位置に設定されていることを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の綴じ処理装置。
  8. シート載置される第1のシート載置部と、
    前記第1のシート載置部とは異なる位置に配置され、シートが載置される第2のシート載置部と、
    前記第1のシート載置部に載置されたシートを綴じるための第1の位置と、前記第2のシート載置部に載置されたシートを綴じるための、前記第1の位置とは異なる第2の位置と、に移動可能に構成される綴じ処理手段と
    前記第1の位置から前記第2の位置へ前記綴じ処理手段を移動させる制御手段と、
    前記綴じ処理手段が前記第2の位置に位置していない場合、シートが前記第2のシート載置部に載置されることを規制し、前記綴じ処理手段が前記第2の位置に位置している場合は、シートが前記第2のシート載置部に載置されることを許容する規制手段と、
    を有することを特徴とする綴じ処理装置。
  9. シートが載置される第1のシート載置部と、
    前記第1のシート載置部とは異なる位置に配置され、シートが載置される第2のシート載置部と、
    前記第1のシート載置部に載置されたシートを綴じるための第1の位置と、前記第2のシート載置部に載置されたシートを綴じるための、前記第1の位置とは異なる第2の位置と、に移動可能に構成される綴じ処理手段と、
    前記第1の位置から前記第2の位置へ前記綴じ処理手段を移動させる制御手段と、
    前記綴じ処理手段が前記第2の位置に位置していない場合、シートが前記第2のシート載置部に挿入されないように規制し、前記綴じ処理手段が前記第2の位置に位置している場合は、前記第2のシート載置部を開放する規制手段と、
    を有することを特徴とする綴じ処理装置。
  10. 前記規制手段は、
    前記綴じ処理手段の移動に連動して、移動可能に構成されることを特徴とする請求項8又は9に記載のシート綴じ処理装置。
  11. 前記第1のシート載置部は、搬送経路から搬入したシートを集積するように構成されることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の綴じ処理装置。
  12. 前記第2のシート載置部は、手差しシートが載置されるように構成されることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の綴じ処理装置。
  13. シートが載置されるシート載置部と、
    複数の位置に移動可能であって、前記シート載置部に載置されたシートを所定の位置で綴じる綴じ処理手段と、
    前記綴じ処理手段を移動させる制御手段と、
    前記綴じ処理手段が前記所定の位置に位置していない場合、シートが前記シート載置部に挿入されないように規制し、前記綴じ処理手段が前記所定の位置に位置している場合は、前記シート載置部を開放する規制手段と、
    を有することを特徴とする綴じ処理装置。
  14. 前記シート載置部は、手差しシートが載置されるように構成されることを特徴とする請求項13に記載の綴じ処理装置。
  15. 前記規制手段は、
    前記綴じ処理手段の移動に連動して、移動可能に構成されることを特徴とする請求項13又は14に記載の綴じ処理装置。
  16. シート上に画像形成する画像形成部と、
    前記画像形成部から送られたシートを部揃え集積して綴じ処理する綴じ処理部と、
    を備え、
    前記綴じ処理部は、請求項1から15のいずれか1項に記載の綴じ処理装置で構成されていることを特徴とする画像形成装置。
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