JP6214712B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば車両向けのインバータ装置などの電力変換装置が停止した際に、搭載された平滑用コンデンサの残留電荷を放電する放電回路を備えた電力変換装置に関するものである。
従来、例えば車両に搭載されるモータ駆動用のインバータ装置などの電力変換装置には電源電圧の変動抑制のために平滑用コンデンサを搭載することが一般的である。
平滑用コンデンサは、電力変換回路が直流電源あるいは負荷から切り離され、放電経路がなくなった時に電荷が残存してしまい、特に電力変換装置の動作停止後においては、車両メンテナンスや取外し作業によって作業者が通電部に接触してしまい感電する可能性があるため残留電荷は確実に放電しておく必要がある。
このような平滑用コンデンサの残留電荷を放電するために、例えば特許文献1では、放電する必要がある電源ラインを電圧源とした電圧レギュレータで生成される内部電圧を、リレースイッチを導通させるための電気出力として、イグニッションキーオフ時のトリガ信号をきっかけにリレースイッチを開閉制御し、負荷への給電停止時に確実に放電させる技術が開示されている。(例えば、特許文献1)
また、特許文献2では、平滑用コンデンサの残留電荷をコンバータを介して制御部側に供給することを兼ねた放電回路を備えることで、外部電源を必要とすることなく、イグニッションキー信号等に基づいて制御部から放電制御する技術が開示されている。(例えば、特許文献2)
特開2005−73399号公報 特許第3250448号公報
従来の特許文献1で開示された技術では、放電が必要な電源ラインの電源電圧が電圧レギュレータの設定電圧を下回った時、放電用のリレースイッチが遮断されるため、電圧レギュレータの設定電圧次第では十分に放電しきれずに電荷が残存してしまう虞があり、感電死リスクの少ない低電圧であっても短絡すると火花が発生し、作業者に恐怖感を与えるうえ、電子部品を壊す可能性があるという課題があった。
また、特許文献2で開示された技術のように放電回路をECU等の制御装置からオン・オフ制御する場合、制御装置の異常が生じた時に放電回路が動作せず、電荷が残存してしまう虞があるという課題があった。
さらに、近年の車両システムにおいては、モータジェネレータのような電力を必要とする補機側の直流電源にはバッテリ保護の観点からコンタクタが併設されていることが一般的であるが、該コンタクタは上位の電子制御装置によって開閉制御されることが多く、特許文献1や特許文献2のように補機に備えられた制御機構内でコンタクタを直接制御する場合が少ない。そのため、コンタクタ制御を必ずしも必要とせず、補機の制御機構内で確実に放電することができる放電回路を備えておくことが好ましいという課題もあった。
この発明は以上のような課題を解決するためになされたもので、電力変換装置の制御機構内で放電回路を構成しつつ、制御用ICの制御信号によって放電制御することなく、電力変換装置の動作停止時には平滑用コンデンサの残留電荷を確実に放電することができる簡素な構成の放電回路を備えた電力変換装置を提供することを目的とする。
この発明に係る電力変換装置は、ブリッジ接続されたパワー半導体素子が直流電源に電源ラインを介して接続された電力変換回路と、前記電力変換回路の電源ラインと接地との間に接続された平滑用コンデンサと、前記電力変換回路を駆動制御する制御回路と、前記平滑用コンデンサの両端に接続され前記制御回路を駆動する電源ラインの電圧が所定値以下になったときに導通する放電スイッチおよび放電抵抗が直列接続された放電回路と、前記放電回路に設けられた放電用スイッチと並列に設けられ前記電力変換回路の電源ラインに設けられたコンタクタの遮断状況を認識した前記制御回路内のマイクロコンピュータからの制御信号により導通する第2の放電用スイッチを備えた電力変換装置であって、前記制御回路内のマイクロコンピュータは、前記コンタクタの遮断状況を認識してから所定時間経過しても前記電力変換回路のパワー半導体素子を駆動するドライバ回路が動作しないとき前記第2の放電用スイッチを導通させることを特徴とするものである。
この発明によれば、ブリッジ接続されたパワー半導体素子が直流電源に電源ラインを介して接続された電力変換回路と、前記電力変換回路の電源ラインと接地との間に接続された平滑用コンデンサと、前記電力変換回路を駆動制御する制御回路と、前記平滑用コンデンサの両端に接続され前記制御回路を駆動する電源ラインの電圧が所定値以下になったときに導通する放電スイッチおよび放電抵抗が直列接続された放電回路と、前記放電回路に設けられた放電用スイッチと並列に設けられ前記電力変換回路の電源ラインに設けられたコンタクタの遮断状況を認識した前記制御回路内のマイクロコンピュータからの制御信号により導通する第2の放電用スイッチを備えた電力変換装置であって、前記制御回路内のマイクロコンピュータは、前記コンタクタの遮断状況を認識してから所定時間経過しても前記電力変換回路のパワー半導体素子を駆動するドライバ回路が動作しないとき前記第2の放電用スイッチを導通させるため、電力変換装置の動作停止時には平滑用コンデンサの残留電荷を確実に放電することができる簡素な構成の放電回路を備えた電力変換装置を得ることができるとともに、マイクロコンピュータにタイマー機能が設けられていることで、通信上で一時的な誤認識が生じてしまっても所定時間内に復帰すれば意図しない放電は防止することができる効果がある。

この発明の実施の形態1における電力変換装置の概略構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態1における電力変換装置の概略構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態1における電力変換装置の起動・停止時の放電回路の動作タイミングを説明する説明図である。 この発明の実施の形態2における電力変換装置の概略構成を示す回路図である。
以下、この発明の実施の形態について説明するが、各図において同一、または相当部分については同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1aおよび図1bはこの発明の実施の形態1における電力変換装置の概略構成を示す回路図、図2はこの発明の実施の形態1における電力変換装置の起動・停止時の放電回路の動作タイミングを説明する説明図である。
図1aおよび図1bは、電力変換装置の一例として自動車用補機を駆動するインバータ装置を示したものであり、自動車用補機となるモータジェネレータ1を動作させるための電力変換回路2と、電力変換回路2を駆動制御する制御回路7を備えており、電力変換回路2はインバータ装置の外部に配設された第1の直流電源5aからコンタクタ6を介して給電され、制御回路7はインバータ装置の外部に配設された第2の直流電源5bから給電されている。
なお、第1の直流電源5a及び第2の直流電源5bは、二次電池や燃料電池またはキャパシタ等の各種蓄電デバイスが適用可能であり、また、第1の直流電源5aと第2の直流電源5bは、同電圧系か或いは大量の電力を必要とする第1の直流電源5a側が高電圧となっている。さらに、図1aおよび図1bでは、第1の直流電源5aと第2の直流電源5bを別に設けている場合について図示しているが、電力変換回路2と制御回路7に同一の直流電源から給電する構成であってもよい。
電力変換回路2内には、第1の直流電源5aがコンタクタ6を介して接続され電圧VBinが与えられる電源ラインと接地間に、ブリッジ接続されたパワー半導体素子2a群を備えており、スイッチング動作によって、駆動時には第1の直流電源5aから供給される直流電力を交流電力に変換し、また発電時にはモータジェネレータ1の交流の発電電力を直流に変換する。さらに電圧VBinの電源ラインと接地間に平滑用コンデンサ4が接続され、電源ライン上で発生するリップル電圧を平滑化する。この時、平滑用コンデンサ4は低インピーダンス(ESR)且つ比較的大きい静電容量をもつコンデンサであることが好ましい。
なお、コンタクタ6はインバータ装置の外部に搭載された、車両情報を統合しエンジン制御等を行う上位の電子制御装置3によって開閉制御される。
制御回路7は、パワー半導体素子2a群をスイッチング動作させるための駆動信号による指令を送るドライバ回路11及びマイクロコンピュータ10等の制御用IC類を備えている。また、マイクロコンピュータ10はインバータ装置の各部の情報(モータ回転数,トルク,電圧,電流或いは温度等)を統合してインバータ装置を制御する。
また、制御回路7は、第2の直流電源5bから逆接保護用(逆流防止用)のダイオード13および電源スイッチ回路12を介した電源ラインとそれに接続された内部電源電圧生成回路17を備えており、この電源スイッチ回路12は外部入力信号となるイグニッションキー信号aが入力されることで導通するスイッチ回路となっている。この時、イグニッションキー信号aは同時にマイクロコンピュータ10側にも入力され、マイクロコンピュータ10でイグニッションキー信号aのオン検知を行い、検知後、マイクロコンピュータ10側から電源スイッチ回路12にイグニッションリレー信号bを送信する。電源スイッチ回路12はイグニッションキー信号aあるいはイグニッションリレー信号bのいずれかが入力されていると導通状態となる論理和型の回路となっている。
このように電源スイッチ回路12を構成することで、イグニッションキー信号aがオフとなっても直ちに給電が遮断されず、イグニッションリレー信号bによって電源スイッチ回路12が導通状態を継続する。マイクロコンピュータ10がイグニッションキー信号aのオフを検知してから正常にインバータ装置の停止処理を完了させた後、イグニッションリレー信号bをオフにして給電を遮断することによって、インバータ装置を正常に動作停止させる。
電源スイッチ回路12の出力段の電源ラインの電圧VCinは、第2の直流電源5bの電圧VCが逆接保護用のダイオード13で順方向電圧分降下した電圧となる。また電源ラインの電圧VCinは、内部電源電圧生成回路17によって降圧され、制御回路7内のマイクロコンピュータ10や各素子などの負荷14に電源供給される。
また、電力変換回路2の電源ラインの電圧VBinをモニタするために、制御回路7内に電圧監視回路15が設けられている。電圧監視回路15は、少なくとも2個以上の直列に接続された抵抗器から構成され、電力変換回路2の電源ラインと接地間に接続されており、電圧監視回路15で分圧された電圧値をマイクロコンピュータ10に入力して電源ラインの電圧VBinを常時モニタしている。
放電回路8は、放電抵抗8aと第1の放電用スイッチ8bとが直列接続され、制御回路7の内部に配設されるとともに、電力変換回路2の停止時に放電が必要となる電圧VBinの電源ラインと接地間に接続される。第1の放電用スイッチ8bが導通することで、平滑用コンデンサ4の残留電荷が放電抵抗8aを介して放電する経路が形成される。
第1の放電用スイッチ8bのスイッチング動作は、制御回路7の電源ラインの電圧VCinに基づいて行われ、電圧VCinが所定値以下であれば導通し、電圧VCinが所定値以上であれば遮断するようスイッチングさせる。この時、図1aおよび図1bに示すようにスイッチの接触形式によって構成は異なる。
図1aに示す第1の放電用スイッチ8bは、通常は遮断状態(ノーマリーオープン)にあるa接点方式の場合の構成であり、この構成では反転スイッチ9を付加する。反転スイッチ9が制御回路7の電源ラインに接続され、電源ラインの電圧VCinに基づいて導通及び遮断し、第1の放電用スイッチ8bは反転スイッチ9の論理に基づいて導通及び遮断する。この時、反転スイッチ9においてもa接点方式のスイッチを用いる。
制御回路7の電源ラインの電圧VCinが所定値以下で反転スイッチ9が遮断すると、第1の放電用スイッチ8bは電力変換回路2の電源ラインの電圧VBinを信号源として導通状態となり、放電抵抗8aを介した放電経路が形成され、電力変換回路2の電源ライン上の平滑用コンデンサ4の残留電荷を放電する。また制御回路7の電源ラインの電圧VCinが所定値以上で反転スイッチ9が導通すると、第1の放電用スイッチ8bの信号源がインピーダンスの低い反転スイッチ9側に通電することになり、第1の放電用スイッチ8bが遮断され、放電経路が断たれる。この時、必要に応じて第1の放電用スイッチ8bの信号源経路にも電流制限抵抗を設けておき、反転スイッチ9の通電時には第1の放電用スイッチ8b側に電流が流れないようにしておく。
このように、図1aに示す第1の放電用スイッチ8bは、反転スイッチ9を介して制御回路7の電源ラインの電圧VCinに基づいて導通及び遮断する構成となる。なお、第1の放電用スイッチ8bのスイッチングの信号源は、電力変換回路2の電源ラインの電圧VBinとなる。
一方、図1bに示す第1の放電用スイッチ8bは、通常は導通状態にあるb接点方式(ノーマリークローズ)の場合の構成である。この場合には、反転スイッチ9を介すことなく、制御回路7の電源ラインの電圧VCinから直接第1の放電用スイッチ8bに接続し、制御回路7の電源ラインの電圧VCinを信号源として第1の放電用スイッチ8bを導通及び遮断する。
このように図1bに示す構成にすることにより、第1の放電用スイッチ8bは、制御回路7の電源ラインの電圧VCinが直接スイッチ論理となり、制御回路7の電源ラインの電圧VCinが所定値以下で導通し、所定値以上で遮断するスイッチング動作となるため構成が簡単である。
図1aおよび図1bのいずれの構成においても、制御回路7の電源ラインの電圧VCinが所定値以下で放電回路8が動作し、制御回路7の電源ラインの電圧VCinが所定値以上で放電回路8が遮断されることとなる。この所定値は制御回路7が動作可能な電圧範囲の最小値未満に設定することが好ましく、要するにインバータ装置の動作停止に伴い、放電回路8が動作するように設定する。
また、図1aに示すように電力変換回路2の電源ラインの電圧VBinを第1の放電用スイッチ8bの信号源とする場合、放電によって信号源である電力変換回路2の電源ラインの電圧VBinが閾値まで低下すると、第1の放電用スイッチ8bが遮断され、放電回路8が止まってしまうが、電圧監視回路15の抵抗を介して放電しきることができる。
さらに、例えば平滑用コンデンサ4にアルミ電解コンデンサを用いた場合、一度放電しきっても開放状態が長期間続くと分極作用により再起電圧が生じてしまうが、電圧監視回路15が接続されていることで再起電圧を防止することが可能となる。放電回路8で放電しきれなかった時の残電圧や再起電圧が生じると、短絡による火花が発生する可能性もあるため、インバータ装置の停止時には、放電回路8にて感電死リスクの少ない安全な電圧まで急速に放電して感電リスクを早急に低減させ、放電回路8が止まった後の残留電荷等についても電圧監視回路15によって完全放電することが出来るため、短絡による火花に対する恐怖感や電子部品の故障リスクを低減させることが可能となる。
なお、制御回路7の電源ラインの電圧VCinを監視する電圧監視回路16を設けることで、インバータ装置の動作停止時に制御回路7内の残留電荷を放電できるため、残電圧なく制御回路7を停止することが可能であるとともに、放電回路8を確実に動作させることが出来る。
また好ましくは、電子制御装置3がイグニッションキー信号aのオフを検知するとともに、コンタクタ6を遮断しにいく制御を電子制御装置3側に備えておく。或いは、コンタクタ6の開閉状態の情報を、コンタクタ6の制御を行う電子制御装置3からマイクロコンピュータ10へ通信信号cによって送られるようにし、インバータ装置の停止時はイグニッションキー信号aの遮断且つコンタクタ6の遮断状態をマイクロコンピュータ10が認識した場合に、イグニッションリレー信号bによって制御回路7を停止させる制御を備えておく。このように構成することで、例えばコンタクタ6が導通時に制御回路7が停止して放電回路8が動作してしまった場合など、第1の直流電源5aが放電回路8によって異常放電されてしまう虞があるが、これらの制御を備えておくことで意図しない異常放電を避けることが出来る。
次に図2にもとづきインバータ装置の起動・停止時の放電回路の動作を説明する。図2は図1aに示す反転スイッチ9を用いた場合の放電回路8の動作例をタイムチャート形式で示したもので、最下段に記入のt1からt3が起動時の時点を示し、t4からt7が停止時の時点である。まず時点t1においてイグニッションキー信号aが入力されると、電源スイッチ回路12が導通し、第2の直流電源5bから給電されることで、制御回路7の内部の電源ラインに電圧VCinが立ち上がる。電圧VCinを元に内部電源電圧生成回路17で制御回路7の各素子の駆動に必要な電圧が生成されることによって、マイクロコンピュータ10が起動する。マイクロコンピュータ10が起動した後、時点t2において電源スイッチ回路12にイグニッションリレー信号bを送り、電源スイッチ回路12の導通状態を保持する。
また、時点t1において制御回路7の電源ラインに電圧VCinが立ち上がると同時に反転スイッチ9が導通することで、第1の放電用スイッチ8bが遮断状態を維持し、放電回路8を使用しない状態となる。
時点t3において電子制御装置3からの起動信号によってコンタクタ6が導通すると、第1の直流電源5aから給電され、電力変換回路2内の電源ラインに電圧VBinが立ち上がる。この状態で制御回路7のドライバ回路11からの駆動信号が電力変換回路2のパワー半導体素子2aに与えられることでインバータ装置が起動してモータジェネレータ1が動作可能となる。
次にインバータ装置の停止時においては、時点t4でイグニッションキー信号aの遮断且つ、コンタクタ6の遮断をマイクロコンピュータ10が認識すると、マイクロコンピュータ10はインバータ装置の停止処理を実施する。停止処理完了後、時点t5でマイクロコンピュータ10がイグニッションリレー信号bを切ると、電源スイッチ回路12が遮断され、第2の直流電源5bから制御回路7の電源ラインに給電されなくなり、電圧VCinが低下する。電圧VCinが予め設定されている所定値まで低下すると、反転スイッチ9が遮断され、第1の放電用スイッチ8bが導通する。
第1の放電用スイッチ8bが導通すると、放電回路8が動作して放電抵抗8aを介して時点t5から時点t6にかけて平滑用コンデンサ4の残留電荷を急速に放電させる。時点t6で電力変換回路2の電源ラインの電圧VBinが第1の放電用スイッチ8bが遮断される閾値まで低下すると、第1の放電用スイッチ8bが遮断される。その後は時点t6から時点t7にかけて電圧監視回路15によって平滑用コンデンサ4の残留電荷を完全放電させる。
以上説明したように、放電回路8が電源スイッチ回路12の出力段の制御回路7の電源ラインの電圧VCinに基づいて導通及び遮断することによって、制御ICの制御信号等を用いることなく、インバータ装置の動作停止時には平滑用コンデンサ4の残留電荷を確実に放電することができるとともに、電圧監視回路15によって再起電圧の発生も防止することができる。さらに、イグニッションキー信号aのオフによってインバータ装置が正常に停止する場合だけでなく、例えば何らかの故障等により第2の直流電源5bが不意に遮断された場合でも放電回路8は動作するため、平滑用コンデンサ4の残留電荷を確実に放電することが可能である。したがって、本発明を用いることで、簡素な構成で作業者の感電リスクや短絡による火花の発生リスクを低減できる安全なインバータ装置を提供することが出来る。
実施の形態2.
図3はこの発明の実施の形態2における電力変換装置の概略構成を示す回路図である。
上記実施の形態1では、放電回路8の第1の放電用スイッチ8bが制御回路7の電源ラインの電圧VCinに基づいて導通及び遮断する場合について説明したが、実施の形態2では、図3に示すように、第1の放電用スイッチ8bと並列にマイクロコンピュータ10による導通及び遮断の制御が可能な第2の放電用スイッチ8cを設けるとともに、第1の放電用スイッチ8b、第2の放電用スイッチ8c及び反転スイッチ9を正論理動作の半導体スイッチで構成し、さらに、制御回路7にバックアップ電源回路18を備えた電力変換装置(インバータ装置)について説明する。
なお、他の部分については、上記実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
まず第2の放電用スイッチ8cは第1の放電用スイッチ8bに並列接続され、マイクロコンピュータ10の制御信号dによって導通及び遮断動作を行うことができる。このように構成された第2の放電用スイッチ8cによって、制御回路7が正常動作時において、任意に放電回路8を動作させることができる。
例えば、イグニッションキー信号aが入力され制御回路7は起動しているがモータジェネレータ1を動作させる必要がない時や、第1の直流電源5aがモータジェネレータ1の発電動作により過充電状態に陥った時など、制御回路7が正常動作時でもコンタクタ6が遮断されるような場合に、必要に応じて第2の放電用スイッチ8cを利用するよう制御する。
マイクマイクロコンピュータ10は、コンタクタ6の遮断状態を認識し、且つドライバ回路11が動作していない時に、制御信号dによって第2の放電用スイッチ8cを導通させ、第2の放電用スイッチ8cを経由した放電回路8を形成する。マイクロコンピュータ10がコンタクタ6の導通状態を認識した場合は、直ちに第2の放電用スイッチ8cを遮断して放電回路を止める。
この時、コンタクタ6の遮断状態をマイクロコンピュータ10が認識してから所定時間経過しても、ドライバ回路11が動作しない場合に第2の放電用スイッチ8cを導通させるようなタイマー機能を設けてもよい。タイマー機能を設けることで、通信上で一時的な誤認識が生じてしまっても、所定時間内に復帰すれば意図しない放電は防止することができる。
このように、第2の放電用スイッチ8cは基本的には制御回路7が正常動作している時に任意の設定で使用できる。
また、第1の放電用スイッチ8b、第2の放電用スイッチ8c及び反転スイッチ9には半導体スイッチを用いることが好ましい。半導体スイッチは機械動作のあるリレースイッチに比べてスイッチングが速く、小型・軽量といった利点があり、制御回路7を構成する回路基板上に搭載する上で効率的に配置できる。また摩耗がなく寿命が長いため、スイッチング動作を繰り返すような本発明において好適である。
さらに、制御回路7と電力変換回路2で電源系が異なるインバータ装置であっても接地が同一であれば、正論理動作する種類の半導体スイッチを選定すると幅広く適用可能となる。図3では、それぞれのスイッチにNチャネルMOSFETをソース接地して用いた場合を例示している。ソース側が常に一定のため、ゲート電圧も単純に設定することができ設計が容易である。放電回路8によって可能な限り低い電圧まで急速放電するためには、第1の放電用スイッチ8bにはゲート閾値電圧が低電圧である仕様のMOSFETを選定すればよい。この時、第1の放電用スイッチ8bをスイッチングさせる信号源としては電力変換回路2の電源ラインの電圧VBinが信号源となるが、電源電圧によってはそのままゲートに印加すると定格を超えてしまう可能性があるため、電流制限抵抗とともに、ゲートラインと接地間に分圧するための抵抗を入れておいてもよい。
また、反転スイッチ9は、制御回路7の動作電圧範囲の最小値未満のゲート閾値電圧を持つMOSFETを選定することが好ましい。制御回路7の動作電圧範囲内に設定した場合には、電源変動した時に動作中にも関わらず意図せず放電回路8が導通(オン)してしまう可能性があるため、インバータ装置が停止する電圧で放電回路8が動作するように設定するとよい。
さらに、図3に示すインバータ装置には、第2の直流電源5bが不意に遮断された場合に、第1の直流電源5aから速やかに制御回路7に対して給電できるバックアップ電源回路18を備えており、制御回路7側の第2の直流電源5bが失われてもインバータ装置が停止することなく動作継続できる。バックアップ電源回路18の主構成としては、降圧型DC/DCコンバータあるいはスイッチ回路が含まれた電源切換回路などであり、必要に応じてマイクロコンピュータ10によって制御信号eにより制御される。
第2の直流電源5bが遮断され、制御回路7がバックアップ電源回路18を介して第1の直流電源5aから給電されている場合、マイクロコンピュータ10がコンタクタ6の遮断状態を認識した時は、平滑用コンデンサ4の残留電荷を利用して、マイクロコンピュータ10が停止処理を実施する。停止処理が完了次第、イグニッションリレー信号bかあるいは制御信号eによりバックアップ電源回路18を停止させ、給電を遮断することで制御回路7の電源ラインの電圧VCinが低下して、放電回路8によって残留電荷を放電させる。この構成であれば、残留電荷を利用しつつ安全に停止処理した後、平滑用コンデンサ4の残留電荷を放電することができる。
この時、バックアップ電源回路18の動作状態をマイクロコンピュータ10で制御あるいは監視できていることが好ましい。例えばバックアップ電源回路18を備えた構成で、インバータ装置の停止処理が実施形態1で説明したようにイグニッションキー信号aの遮断且つコンタクタ6の遮断をマイクロコンピュータ10が認識した時に実施されるとすると、第2の直流電源5b側が遮断されてもイグニッションキー信号aがオン状態となっている場合、平滑用コンデンサ4の残留電荷を消費しながら制御回路7を動作させ、動作停止の判定が成されないまま停止してしまうことが想定される。マイクロコンピュータ10が、バックアップ電源回路18が動作していると判定している場合は、イグニッションキー信号aの導通・遮断(オン・オフ)によらず、コンタクタ6が遮断されると停止処理を実施するようにしておけば、安全に停止処理が実施される。
以上説明したように、本発明によれば、放電回路の放電スイッチは制御回路を駆動する電源ラインの電圧が所定値以下になったときに導通するため、インバータ装置の停止時の制御回路を駆動する電源ラインの電圧低下に伴って、平滑用コンデンサ4の残留電荷を確実に放電できるとともに、制御ICによって直接放電回路を制御する必要もなく、簡素な構成なため、種々のインバータ装置などの電力変換装置に適用することができる。
なお、この発明は、その発明の範囲内において各実施の形態を自由に組み合わせたり、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能であり、上記実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
1 モータジェネレータ、2 電力変換回路、2a パワー半導体素子、3 電子制御装置、4 平滑用コンデンサ、5a 第1の直流電源、5b 第2の直流電源、6 コンタクタ、7 制御回路、8 放電回路、8a 放電抵抗、8b 第1の放電用スイッチ、8c 第2の放電用スイッチ、9 反転スイッチ、10 マイクロコンピュータ、11 ドライバ回路、12 電源スイッチ回路、13 ダイオード、15 電圧監視回路、16 電圧監視回路、17 内部電源電圧生成回路、18 バックアップ電源回路

Claims (6)

  1. ブリッジ接続されたパワー半導体素子が直流電源に電源ラインを介して接続された電力変換回路と、前記電力変換回路の電源ラインと接地との間に接続された平滑用コンデンサと、前記電力変換回路を駆動制御する制御回路と、前記平滑用コンデンサの両端に接続され前記制御回路を駆動する電源ラインの電圧が所定値以下になったときに導通する放電スイッチおよび放電抵抗が直列接続された放電回路と、前記放電回路に設けられた放電用スイッチと並列に設けられ前記電力変換回路の電源ラインに設けられたコンタクタの遮断状況を認識した前記制御回路内のマイクロコンピュータからの制御信号により導通する第2の放電用スイッチを備えた電力変換装置であって、前記制御回路内のマイクロコンピュータは、前記コンタクタの遮断状況を認識してから所定時間経過しても前記電力変換回路のパワー半導体素子を駆動するドライバ回路が動作しないとき前記第2の放電用スイッチを導通させることを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記平滑用コンデンサの両端の電源ラインと接地との間に接続され、直列に接続した抵抗器で構成された電圧監視回路を備えていることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記制御回路内に設けられ、イグニッションキー信号および前記電力変換回路の電源ラインを開閉するコンタクタに対する上位の電子制御装置からの開閉制御信号による遮断状況を認識したとき、前記制御回路の電源ラインに設けられた電源スイッチ回路を遮断する制御信号を出力するマイクロコンピュータを備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の電力変換装置。
  4. 前記制御回路に給電するためのバックアップ電源回路が設けられている場合には、前記電力変換回路の電源ラインに設けられたコンタクタの遮断状況を認識した前記制御回路内のマイクロコンピュータからの制御信号により、前記バックアップ電源回路を停止することを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の電力変換装置。
  5. 前記放電回路に設けられた放電用スイッチは、前記制御回路を駆動する電源ラインの電圧が所定値以下になったときに動作する反転スイッチを介して導通することを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の電力変換装置。
  6. 前記放電回路に設けられた放電用スイッチは、正論理でスイッチング動作する半導体スイッチであることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の電力変換装置。
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