JP6212003B2 - 円筒型sofcハーフセルグリーン体およびその焼成物である円筒型sofc - Google Patents
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Description
そして何よりも、従来の円筒型SOFCの製造方法では、アノード支持体、電解質層、カソードが異なるステップで形成されるため、製造工程が煩雑にならざるを得なかった。
a)焼成によりSOFCのアノード材料となるアノード前駆体を含むアノード形成用組成物と、焼成によりSOFCの電解質材料となる電解質前駆体を含む電解質層形成用組成物と、を用意すること。
b)上記アノード形成用組成物を円筒形状に押出成形して円筒型アノード成形体を形成するとともに、上記円筒型アノード成形体の外周面上に上記電解質層形成用組成物を層状に一体押出成形して電解質層成形体を形成し、ハーフセルグリーン体を得ること。
c)上記ハーフセルグリーン体を焼成してSOFCハーフセルを形成すること。
そして、本明細書において「グリーン体」とは、後に本焼成が施されるものの、未だかかる本焼成が施されていない段階(状態)の成形体を意味している。例えば、完全な未焼成の成形体や、例えば100℃以下の温度で養生および/または乾燥された成形体、例えば300℃以上500℃以下の温度で脱バインダ処理された成形体、仮焼成(目的や使用材料によって異なり得るが、典型的には1000℃以下、例えば800℃以下の温度での加熱処理)された成形体(仮焼成体)等も、本発明におけるグリーン体に包含される。
また、本明細書において、「ハーフセルグリーン体」とは、少なくとも円筒型アノード成形体と電解質層成形体とを含み、焼成後にカソードとなる部材(すなわちカソード形成体ともいえる。)を含まないグリーン体をいう。
かかる構成によると、円筒型SOFCハーフセルグリーン体は、安定路にて、押出方向のみならず、円筒を構成する筒壁の厚み方向で圧縮応力を受ける。これにより、円筒型アノード成形体と電解質層成形体とのより強固で安定した接合一体化が実現される。
なお、本明細書における「複素粘度(η*)」とは、JIS K7244−10:2005(平行平板振動レオメータによる複素せん断粘度)に準拠して測定される複素せん断粘度である。
(1)焼成によりSOFCのアノード材料となるアノード前駆体を含むアノード形成用組成物を用意する。
(2)焼成によりSOFCの電解質材料となる電解質前駆体を含む電解質層形成用組成物を用意する。
(3)芯棒を中心として押出断面形状が円環となるよう形成された第一成形口と、押出断面形状が円環の同心外周円環となるよう形成された第二成形口と、を有する押出成形用金型を用意する。
(4)アノード形成用組成物を金型の第一成形口を通して円筒形状に押出成形して円筒型アノード成形体を形成するとともに、電解質層形成用組成物を金型の第二成形口を通して円筒型アノード成形体の外周面上に層状に電解質層成形体を一体押出成形する。
押出成形用材料として、アノード前駆体を含むアノード形成用組成物を用意する。かかるアノード前駆体とは、焼成によりSOFCのアノード材料となる物質であれば、特に制限なく用いることができる。好適な一例として、ここに開示されるアノード形成用組成物は、導電性粉末と、バインダと、ワックスと、溶媒とを含んでいる。かかる導電性粉末がアノード前駆体に相当する。そして、このアノード形成用組成物は、複素粘度が101Pa・s以上108Pa・s以下となるよう調整されている。
導電性粉末としては、従来からSOFCのアノード(燃料極)の構成材料として用いられる各種の材料の一種または二種以上を特に限定することなく使用することができる。例えば、各種の金属やその酸化物等を考慮することができる。かかる金属としては特に制限されないが、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、金(Au)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、ルテニウム(Ru)その他の白金族元素、コバルト(Co)、ランタン(La)、ストロンチウム(Sr)、チタン(Ti)等の金属および/または金属酸化物であって触媒として機能し得るものが挙げられる。なかでもNiは、他の金属に比べて安価であり、水素等の燃料ガスとの反応性が十分に大きいことから特に好適な金属種である。あるいは、上記のような金属若しくは金属酸化物と、後述する固体電解質形成材料との複合材料を用いることもできる。好適例として、ニッケル系材料(例えばNiO)と後述する安定化ジルコニアとのサーメットが挙げられる。上記アノード形成材料と後述する固体電解質形成材料との混合比(導電性粉末:固体電解質形成材料)は、質量比で、例えば、90:10〜40:60(好ましくは80:20〜45:55)程度とすることができる。かかる導電性粉末の平均粒径は特に制限されないが、0.1μm以上10μm以下程度の粉末であることが好ましく、例えば0.5μm以上5μm以下程度の粉末であるのがより好ましい。
バインダとしては、上記組成物に含まれる固形分(典型的には導電性粉末)同士を結着する作用を有し、脱バインダ処理(典型的には、約300℃以上で加熱焼成すること)によって蒸発除去し得るものであれば特に限定なく用いることができる。このようなバインダとしては、例えば、具体的には、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース、カルボキシエチルメチルセルロース、酢酸フタル酸セルロース等のセルロース系ポリマー;メタクリル酸エステル等のエステル系ポリマー;ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、ポリメチルアクリレート、ポリエチルメタクリレート等のアクリル系ポリマー;ポリアミドイミド、ポリイミド等のイミド系ポリマー;ポリエチレンオキサイド等のエチレン系ポリマー;ポリアクリロニトリル、ポリメタリロニトリル等のニトリル系ポリマー;ポリウレタン等のウレタン系ポリマー;ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリ塩化ビニリデンポリフッ化ビニル、酢酸ビニル等のビニル系重合体;スチレンブタジエンゴム等のゴム類;等を用いることができる。なかでも、セルロース系ポリマー(例えばエチルセルロース)やポリビニルブチラールを好適に用いることができる。これらはいずれか1種を用いても良いし、2種以上を組み合わせて用いるようにしてもよい。かかるバインダの割合は特に限定されないが、例えば、固形分(上記導電性粉末および後述の粉末状の副材料の合計)100質量部に対して、例えば3質量部以上20質量部以下、より好ましくは5質量部以上10質量部以下とすることができる。
ワックスは、一般に、常温(25℃)で軟らかく滑らかな固体状の物質であって、水の沸点(100℃)よりも低い融点を持ち、脱バインダ処理(典型的には、約300℃以上で加熱焼成すること)によってよく燃焼する物質である。その原料(由来)によって、動物系ワックス、植物系ワックス、鉱物系ワックス、石油系ワックス等に大別される。かかるワックスは、押出成形用材料(アノード形成用組成物)において上記の導電性粉末等の粒子間滑りを良好にする効果を奏するものであれば、特に制限なく用いることができる。例えば、品質の安定性、価格、供給安定性等の面から、石油系ワックスを用いるのが好ましい。なお、本明細書における「石油系ワックス」とは、JIS K 2235(1991)にて規定される各種のワックスを包含する。
溶媒としては、上記組成物における固形分、とりわけ導電性粉末を良好に分散させ得るものであれば、従来のこの種の組成物に用いられているものを特に制限なく使用することができる。かかる溶媒としては、水系溶媒と非水系溶媒(典型的には有機溶媒)を考慮することができる。水系溶媒としては、水または水を主体とする混合溶媒が挙げられる。この混合溶媒を構成する水以外の溶媒としては、水と均質に混合し得る有機溶媒(例えば、炭素数が6以下の低級アルコール、低級ケトン等)の1種を単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。この水系溶媒は、例えば、80質量%以上(より好ましくは90質量%以上、さらに好ましくは95質量%以上)が水であることが好ましい。特に好ましい例として、実質的に水からなる水系溶媒(例えば水)が挙げられる。非水系溶媒としては、例えば、具体的には、エチレングリコールおよびジエチレングリコール誘導体(グリコールエーテル系溶剤)、トルエン、キシレン、ブチルカルビトール(BC)、ターピネオール等の高沸点有機溶剤の1種を単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
なお、アノード形成用組成物の粘度は、アノード形成用組成物を構成する各材料の性質や配合等にもよる。したがって、かかる溶媒の割合は厳密には制限されないものの、典型的には、溶媒の割合は、アノード形成用組成物の固形分濃度(NV)が60質量%〜95質量%程度、例えば75質量%〜85質量%程度となるように調整することができる。換言すれば、アノード形成用組成物全体に占める溶媒の割合は、おおよそ40質量%以下を目安とすることができる。かかる構成とすることで、例えば、押出成形により円筒型アノード成形体を好適に形成できるとともに、同時に成形される電解質層成形体との接合を良好なものとすることができる。
ここに開示されるアノード形成用組成物は、必須ではないものの、導電性粉末やバインダ,ワックスの他に、任意の副材料を含むことができる。かかる副材料としては、造孔材,カップリング剤,滑剤,可塑剤等が代表的なものとして挙げられる。かかる副材料は、上記の本発明の特徴を損ねない範囲において、例えば、アノード形成用組成物全体の20質量%以下の割合で含むことができる。
(造孔材)
造孔材は、アノードを多孔質構造に形成するためにアノード形成用組成物に配合される材料であって、円筒型SOFCハーフセルグリーン体の焼成時(典型的には、800℃〜1500℃の高温での焼成時)にそのほぼ全てが燃え抜ける各種の材料を用いることができる。かかる造孔材としては、天然有機粉体、粒状の合成樹脂材料、炭素粉末等が好ましい例として挙げられる。
天然有機粉体としては、天然に存在する各種の有機物の粉末を用いることができる。かかる天然有機粉体は、グリーン体の焼成時(典型的には、800℃〜1500℃の高温での焼成時)にそのほぼ全てが燃え抜けるため、多孔質なアノードを形成する際の造孔材として好適に機能する。なお、本発明においてかかる天然有機粉体は、澱粉成分を含む植物の粉末を含むことがより好ましい。澱粉は、上記の通り焼成温度(例えば、800℃〜1500℃、好ましくは1000℃〜1500℃、より好ましくは1200℃〜1400℃)において焼失して造孔材としても機能することに加え、上記の導電性粉末に対して強い接着作用(粘着力)を示すことから、かかる発明では、造孔材とバインダとの機能を兼ね備えるものとして使用することができる。さらには、一体押出形成に適した上記粘度調整にも寄与し得るため、円筒型アノード成形体の成形性や電解質層成形体との密着性等を向上させる役割をも果たす。
粒状樹脂材料としては、グリーン体の焼成時(典型的には、800℃〜1500℃の高温での焼成時)に消失することができる各種の合成樹脂からなる粒子状の材料を用いることができる。典型的には、いわゆる樹脂ビーズを好ましく用いることができる。かかる粒状樹脂材料は、粒子の粒径が揃ったものを容易に入手することができ、また表面形態も滑らかであるため、アノード形成用組成物を調製したときの流動性を良好に保ち得るために好ましい。また、所望の多孔質構造(例えば、細孔径分布がシャープな多孔質構造等)のアノードを形成し得る点においても好ましい。かかる粒状樹脂材料を構成する樹脂の種類は特に制限されず、例えば、代表的には、ポリエチレン,ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン,スチレン・アクリロニトリル共重合体,アクリロニトリル・ブタジエン・スチレンポリマー等のポリスチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ビニルエステル系樹脂およびこれらの複合体等が例示される。
造孔材としては、各種の炭素粉末を用いることもできる。かかる炭素粉末は700℃〜900℃でほぼ焼失するため、グリーン体の焼成時(典型的には、800℃〜1500℃)にほぼ全てが燃え抜けるために好適である。炭素粉末としては、その結晶構造や製造方法等は特に制限されず、黒鉛(天然黒鉛およびその改質体、人造黒鉛)等に代表される各種の炭素材料を用いることができる。
カップリング剤は、アノード形成用組成物の流動性を向上させるために添加される。かかるカップリング剤としては、バインダとの接合性が良好な高分子化合物を好ましく用いることができる。このような高分子化合物は、バインダ成分と結合することにより、導電性粉末や造孔材等の固形分粒子とバインダ成分との乖離性を強くするため、アノード形成用組成物の流動性を向上させることができる。かかるカップリング剤としては、例えば、シランカップリング剤、チタネート系カップリング剤、アルミネート系カップリング剤等を用いることができる。また、かかるカップリング剤で上記の固形分粒子等の表面を処理しておくことで、アノード形成用組成物における固形分粒子の分散性を高め得る点でも好ましい。アノード形成用組成物全体に対するカップリング剤の割合は、例えば、0質量%(無添加)以上10質量%以下、好ましくは1質量%以上5質量%以下であるとよい。また、カップリング剤は、さらにアノード形成用組成物に含まれる固形分の種類に応じて好適なものを適宜選択するとよい。具体的には、導電性粉末と共通の構成金属元素を含む高分子化合物をカップリング剤として使用すると、アノードに含まれる不純物としてカップリング剤由来の金属成分の含有を排除できるために好ましい。また、例えば、上記造孔材として粒状樹脂材料を用いる場合、粒状樹脂材料の表面をかかるカップリング剤で処理することで、アノード形成用組成物中での粒状樹脂材料の分散性が向上されるために好ましい。カップリング剤による表面処理は、常法に従って実施することができ、例えば、乾式法または湿式法等を採用することができる。
滑剤は、必須の成分ではないが、上記のワックス同様、固形分の粒子間すべりを向上させるために添加することができる。例えば、滑剤としては、ステアリン,シリコーンオイルなどを用いることができる。このような滑剤のアノード形成用組成物全体に対する割合は、0質量%(無添加)以上10質量%以下、例えば1質量%以上5質量%以下とすることができる。
また、電解質前駆体を含む電解質層形成用組成物を用意する。かかる電解質前駆体とは、焼成によりSOFCの固体電解質材料となる物質であれば、特に制限なく用いることができる。好適な一例として、ここに開示される電解質層形成用組成物は、焼成後の段階において酸素イオン導電性を示す酸化物粉末と、バインダと、ワックスと、溶媒とを含むことができる。すなわち、酸素イオン導電性酸化物そのものや、焼成により当該酸素イオン導電性酸化物を形成し得る材料が固体電解質前駆体に相当する。そして、この電解質層形成用組成物は、複素粘度が100Pa・s以上108Pa・s以下(好ましくは101Pa・s以上105Pa・s以下、例えば101Pa・s以上103Pa・s以下)となるよう調整されている。かかる電解質層形成用組成物は、上述のアノード形成用組成物における導電性粉末を下記の酸素イオン導電性酸化物粉末に置き換え、粘度が上記範囲となるように溶媒量等を調整することで用意することができる。
酸素イオン導電性を示す酸化物粉末としては、従来からSOFCの固体電解質の構成材料として用いられる各種の材料の一種または二種以上を特に限定することなく使用することができる。例えば、ジルコニウム(Zr)、セリウム(Ce)、マグネシウム(Mg)、スカンジウム(Sc)、チタン(Ti)、アルミニウム(Al)、イットリウム(Y)、カルシウム(Ca)、ガドリニウム(Gd)、サマリウム(Sm)、バリウム(Ba)、ランタン(La)、ストロンチウム(Sr)、ガリウム(Ga)、ビスマス(Bi)、ニオブ(Nb)、タングステン(W)のうちから選択される2種類以上の元素を含む酸化物であることが好ましい。好適例として、イットリア(Y2O3)等の物質(安定化剤)で安定化されたジルコニア(ZrO2)、あるいはガドリニウム(Gd)またはランタン(La)等をドープしたセリア(CeO2)が挙げられる。なかでも、イットリア安定化ジルコニア(YSZ)やガドリニウムドープセリア(GDC)を好ましく用いることができる。これらはいずれか1種を用いても良いし、2種以上を組み合わせて用いるようにしてもよい。
安定化剤やドープ剤の含有割合は特に限定されないが、全体を100mol%としたときに、およそ5mol%〜10mol%とすることが好ましい。
固体電解質層は、緻密な酸化物イオン伝導体により形成される。そのため、かかる酸素イオン導電性酸化物粉末の平均粒径は特に制限されるものではないが、0.1μm以上10μm以下程度の粉末であることが好ましく、例えば0.2μm以上5μm以下程度の粉末であるのがより好ましい。
なお、例えば、上記の固体電解質材料として酸化ジルコニウム系の材料を用い、且つ、後述するカソード(空気極)にペロブスカイト構造の酸化物材料を用いる場合には、SOFCの運転において両者の反応を防止するために、固体電解質層の表面に反応防止層を備えることが好ましい。これにより固体電解質層とカソードとの界面を安定化することができる。そして、円筒型SOFCハーフセルグリーン体に固体電解質層形成体を設ける場合には、反応防止層前駆体を含む反応防止層形成用組成物を用意する。かかる反応防止層前駆体とは、焼成によりSOFCの反応防止層材料となる物質であれば、特に制限なく用いることができる。すなわち、反応防止層材料そのものや、焼成により当該反応防止層材料を形成し得る材料が反応防止層前駆体に相当する。好適な一例として、ここに開示される反応防止層形成用組成物は、セリウム含有酸化物粉末と、バインダと、ワックスと、溶媒とを含んでいる。かかるセリウム含有酸化物粉末が反応防止層前駆体に相当する。そして、この反応防止層形成用組成物は、複素粘度が100Pa・s以上108Pa・s以下(好ましくは101Pa・s以上105Pa・s以下、例えば101Pa・s以上103Pa・s以下)となるよう調整されている。かかる反応防止層形成用組成物は、上述のアノード形成用組成物における導電性粉末をセリウム含有酸化物粉末に置き換え、粘度が上記範囲となるように溶媒量等を調整することで用意することができる。
セリウム含有酸化物としては、Ce2O3や、これに各種の元素をドープしたものを考慮することができる。かかるセリウム含有酸化物粉末の平均粒径は特に制限されるものではないが、0.1μm以上10μm以下程度の粉末であることが好ましく、例えば0.2μm以上5μm以下程度の粉末であるのがより好ましい。
円筒型SOFCハーフセルグリーン体を一体押出成形するための押出成形用金型を用意する。図2は、ここに開示される技術で好適に用いることのできる押出成形用金型100の縦断面図を示し、図3は図2のIII−III線を含む位置での押出成形用金型の横断面図である。かかる金型100は、例えば、成形体の中空部分を構成する芯棒(マンドレル)110を中心に備えている。そしてかかる芯棒110の周囲に、押出断面形状が円環となるよう形成された第一成形口120と、押出断面形状が第一成形口120と同心外周円環となるよう形成された第二成形口130とを有している。押出成形用金型100は、典型的には、芯棒110の周囲に形成された、アノード形成用組成物を輸送するための内層材輸送路122を備えており、かかる内層材輸送路122の下流端部に第一成形口120が備えられている。また、押出成形用金型100は、典型的には、内層材輸送路122の外周側に、電解質層形成用組成物を輸送するための第一外層材輸送路132を備えており、かかる第一外層材輸送路132の下流端部に第二成形口130が備えられている。なお、押出成形用金型100の内層材輸送路122は、押出成形時には、他部材を介して、押出成形機に備えられるアノード形成用組成物を収容する内層材収容部(図示せず)にまで連通され得る。また、押出成形用金型100の第一外層材輸送路132は、押出成形時には、他部材を介して、押出成形機に備えられる電解質層形成用組成物を収容する第一外層材収容部(図示せず)にまで連通され得る。
また、押出成形用金型100は、安定路150を備えておらず、第一成形口120および第二成形口130が吐出口160そのものとなるよう構成されていても良い。
以上のような押出成形用金型100を用いることで、後述のごとく、円筒型SOFCハーフセルグリーン体を好適に形成することができる。
図1は、ここに開示される円筒型SOFCハーフセルグリーン体1の構成を模式的に示した断面図である。かかる図1は、反応防止層形成体30を備えた円筒型SOFCハーフセルグリーン体1について示しているが、反応防止層形成体30を備えない円筒型SOFCハーフセルグリーン体1についてもほぼ同様の構成であり得る。
ここでは、上記で用意したアノード形成用組成物、電解質層形成用組成物および押出成形用金型を用いて、円筒型SOFCハーフセルグリーン体を一体押出成形する。なお、一体押出成形とは、アノード形成用組成物および電解質層形成用組成物をそれぞれ押出成形すると同時に、それらの成形体を順次重ね合わせて一体化させることを意味する。一体押出成形によると、例えば、アノード形成用組成物と電解質層形成用組成物とが成形と同時に(すなわち乾燥等する前に)一体化されるため、成形体の形状を維持したまま互いの界面の滑らかで密な接合が実現され得る。アノード形成用組成物および電解質層形成用組成物は、図示しない押出成形機に備えられた内層材収容部および第一外層材収容部にそれぞれ収容され得る。また、押出成形用金型100は、図示しない押出成形機の押出成形部に備えられ得る。なお、アノード形成用組成物および電解質層形成用組成物は、押出成形用金型100の内層材輸送路122および第一外層材輸送路132に対し、押出軸方向(すなわち、芯棒110の軸方向)に沿って供給されても良いし、かかる押出軸方向に対して角度を以て供給されても良い。例えば、押出軸方向に対して0°以上120°以下(典型的には、0°以上90°以下)の範囲で供給されても良い。
かかるカソード材料は、上記のバインダと共に溶媒に分散させることでカソード形成用スラリーを調製し、かかるスラリーを円筒型SOFCのハーフセル1’の外周面上に常法に従って塗布、スプレーする等して供給すればよい。
以下の手順に従って、図5に示すような形状の円筒型SOFCを製造した。すなわち、まず、酸化ニッケル粉末(平均粒径:約0.7μm)および8mol%イットリア安定化ジルコニア(8%YSZ)粉末(平均粒径:約0.2μm)を6:4の質量比で混合することで導電性粉末を用意した。この導電性粉末に、バインダとしてのメチルセルロースおよびワックスを、順に100:4:4の質量比で混合、混練して坏土状にすることで、例1のアノード形成用組成物を用意した。このアノード形成用組成物のせん断応力1000MPaにおける複素粘度は、約104Pa・sであった。
また、反応防止層材料として10%ガドリニウムドープセリア(Gd0.1Ce0.9O2;GDC、平均粒径:約0.5μm)粉末を用い、このGDC粉末と、バインダとしてのエチルセルロース(EC)と、ワックスとを、順に100:3:3の質量比で混合、混練して坏土状にすることで、反応防止層用組成物を調製した。この反応防止層形成用組成物のせん断応力1000MPaにおける複素粘度は、約102Pa・sであった。
かかる押出成形機には、図2に示したような、アノード形成用組成物を外径10mm,内径8mmの円筒形状に成形すると同時に、かかる円筒形状体の表面に外層1および外層2を順に積層状態に、全て一体的に押出成形可能とする金型が装着されている。この押出成形機により、上記アノード形成用組成物、固体電解質層形成用組成物および反応防止層用組成物をそれぞれにかかる押出圧力が2〜5MPaとなる条件で押出成形した。そして、円筒形状に一体的に押出成形された成形体を、糸きりすることで約100cmの長さに切り出した。これにより、外径10mm,内径8mmの円筒体形状の円筒型アノード成形体の表面に、厚み約15μmの電解質層成形体および厚み約10μmの反応防止層成形体が順に積層された構成の円筒型SOFCハーフセルグリーン体を得た。
次いで、La0.6Sr0.4Co0.2Fe0.8O3で表されるカソード材料を調製し、このカソード材料と、バインダ(EC)および溶媒(TE)とを、順に80:3:17の質量比で混練することにより、ペースト状のカソード形成用組成物を得た。これを上記で用意した円筒型SOFCのハーフセルの外周に塗布法により層状に供給し、乾燥させることで、厚み30μmの空気極グリーン層成形体を備える円筒型SOFCグリーン体を作製した。その後、これを1100℃で焼成し、例1の円筒型SOFCを得た。
アノード形成用組成物の副材料として、下記表1に示す米粉(例2)、樹脂ビーズ(例3)、樹脂ビーズおよびカップリング剤(例4)、カーボン(例5)を用い、一体押出成形法を利用して円筒型SOFCを作製した。具体的には、例1と同様の導電性粉末と、各副材料と、バインダとしてのメチルセルロースと、ワックスとを、順に100:10:3:3の質量比で混合、混練して坏土状にすることで、例2〜5のアノード形成用組成物を用意した。
なお、副材料の米粉としては、日本コーンスターチ社製ライススターチ(平均粒径5μm)を、樹脂ビーズとしては積水化成品工業(株)製EXM−5(平均粒径5μm)を、カーボンとしては日本カーボン(株)製のカーボン粉末(平均粒径9μm)を用いた。また、カップリング剤としては、味の素ファインテクノ(株)社製プレンアクトKR TTSを用いた。また、これらのアノード形成用組成物のせん断応力1000MPaにおける複素粘度は、約104Pa・sであった。
そして、例2〜5のアノード形成用組成物を用いること以外は、例1と同様にして、例2〜5の円筒型SOFCを得た。
例1と同様のアノード形成用組成物を用意し、例1と同じ口金を備えた押出成形機の円筒材料容器に収容した。そして、このアノード形成用組成物のみを押出成形して、外径10mm,内径8mmの円筒型アノード成形体(グリーン体)を得た。
また、固体電解質材料として上記の8%YSZ粉末を用い、この8%YSZ粉末と、エチルセルロース(EC)と、溶媒(TE)とを、65:4:31の質量比で混練することにより、ペースト状の固体電解質層形成用組成物を調製した。
反応防止層材料として上記と同じGDC粉末を用い、このGDC粉末と、バインダ(EC)と、溶媒(α−テルピネオール;TE)とを、65:4:31の質量比で混練することにより、ペースト状の反応防止層用組成物を調製した。
次いで、例1と同様にして、円筒型SOFCのハーフセルの外周にカソード材料を塗布、乾燥し、焼成することで、例6の円筒型SOFCを得た。
上記で得られた例1〜6の円筒型SOFCについて電解質層の厚みを測定した。なお、電解質層の厚みは、円筒型SOFCの任意の一方の端部(側面)における円環状の電解質層断面において、当該円環の任意の直径に沿う2カ所で厚みを測定した。また、かかる電解質層の厚みは、各例で作製した100個ずつのSOFCについて測定した。このように測定した電解質層の厚みのばらつきが、±3μm以内の場合を成形性良;「○」と判定し、±3μmを超えて±5μm以内の場合を成形性可;「△」、ばらつきが±5μmを超える場合を成形性不良;「×」と判定した。その結果を、下記表1の「成形性」の欄に併せて示した。
得られた例1〜6の円筒型SOFCについて、アルコールを用いたリークチェックを行った。具体的には、焼成後の円筒型SOFCの表面全面にアルコールを滴下し、その浸み込み具合によってピンホール(貫通孔)やクラックの有無を確認した。かかるリークチェックは、各例で作製した100個ずつのSOFCについて行った。その結果、全てのSOFCについてアルコールの浸み込みが1つも認められなかった場合を「◎」と判定し、浸み込みが確認されたSOFCが5個以下だった場合を「○」と判定し、浸み込みが確認されたSOFCが6個以上だった場合を「×」(不良)と判定した。この結果を、下記表1の「緻密性」の欄に示した。
また、上記「電解質層成形性」および「緻密性」の評価において、いずれか一方でも不良と評価されたSOFCの割合を、下記表1の「不良発生率」の欄に示した。
得られた例1〜6の円筒型SOFCについて、下記の条件で運転させた際の電力密度を測定し、得られた最大出力密度(W/cm2)を発電性能として、下記表1の「発電性能」の欄に示した。
燃料極供給ガス:水素ガス(50ml/min)
空気極供給ガス:空気(100ml/min)
運転温度:650℃
そして、アノード副材料として樹脂ビーズを用いた場合には、例4のように、かかる樹脂ビーズの表面をカップリング剤により処理することで、一体押出成形性および緻密等のいずれをも改善でき、さらに不良発生率を低減できることがわかった。これは、樹脂ビーズの表面をカップリング剤により処理することで、樹脂ビーズと、導電性粉末およびワックス等との親和性、さらには電解質層成形体との界面状態が改善されて、一体押出成形により適した坏土が実現されたことに因るものと考えられる。
上述の通り、本発明によれば、円筒型SOFCのハーフセルを一体押出成形により簡便に製造することができる。かかる製法によると、電解質層の厚み等を均一に成形することができ、発電性能に優れた円筒型SOFCを簡便に作製することが可能とされる。また、本発明によれば、かかる円筒型SOFCを作製するに適した押出成形用金型および一体型押出成形に適したアノード/電解質層/反応防止層形成用組成物が提供される。
1’ 円筒型SOFCハーフセル
2 円筒型SOFC
10 円筒型アノード成形体
10’ 円筒型アノード支持体
20 電解質成形体
20’ 固体電解質層
30 反応抑止層成形体
30’ 反応抑止層
40’ カソード
50 中空部
100 押出成形用金型
110 芯棒
120 第一成形口
130 第二成形口
140 第三成形口
150 安定路
Claims (4)
- 導電性粉末とバインダとワックスとを含むアノード形成用組成物からなる円筒型アノード成形体と、
酸素イオン導電性を示す酸化物粉末と、バインダと、ワックスとを含む電解質層形成用組成物からなり、前記円筒型アノード成形体の外周面上に層状に備えられた電解質層成形体と、
の一体押出成形品であって、当該一体押出成形品を支持する支持材を含まない、円筒型SOFCハーフセルグリーン体。 - 反応防止層前駆体と、バインダと、ワックスとを含む反応防止層形成用組成物からなり、前記電解質層成形体の外周面上に備えられた反応防止層成形体をさらに含み、前記円筒型アノード成形体と、前記電解質層成形体と、前記反応防止層成形体との一体押出成形品である、請求項1に記載の円筒型SOFCハーフセルグリーン体。
- 前記円筒型アノード成形体の、円筒軸に直交する横断面における厚みが0.5mm以上1mm以下であって、
前記電解質層成形体の前記横断面における厚みが5μm以上30μm以下である、請求項1または2に記載の円筒型SOFCハーフセルグリーン体。 - 円筒型アノードの外周面上に電解質層が備えられたSOFCハーフセルと、
該SOFCハーフセルの外周面上に備えられるカソードと、を含む円筒型SOFCであって、
前記SOFCハーフセルは、請求項1〜3のいずれか1項に記載の円筒型SOFCハーフセルグリーン体の焼成物である、円筒型SOFC。
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