JP6211793B2 - 運動案内装置 - Google Patents

運動案内装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6211793B2
JP6211793B2 JP2013096949A JP2013096949A JP6211793B2 JP 6211793 B2 JP6211793 B2 JP 6211793B2 JP 2013096949 A JP2013096949 A JP 2013096949A JP 2013096949 A JP2013096949 A JP 2013096949A JP 6211793 B2 JP6211793 B2 JP 6211793B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
track rail
moving block
wiper
wiping body
wiping
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013096949A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014219025A (ja
Inventor
堀江 拓也
拓也 堀江
綾子 宮島
綾子 宮島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THK Co Ltd
Original Assignee
THK Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by THK Co Ltd filed Critical THK Co Ltd
Priority to JP2013096949A priority Critical patent/JP6211793B2/ja
Priority to PCT/JP2014/061220 priority patent/WO2014178302A1/ja
Priority to TW103115528A priority patent/TW201516286A/zh
Publication of JP2014219025A publication Critical patent/JP2014219025A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6211793B2 publication Critical patent/JP6211793B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly
    • F16C29/08Arrangements for covering or protecting the ways
    • F16C29/084Arrangements for covering or protecting the ways fixed to the carriage or bearing body movable along the guide rail or track
    • F16C29/086Seals being essentially U-shaped, e.g. for a U-shaped carriage
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly
    • F16C29/08Arrangements for covering or protecting the ways
    • F16C29/084Arrangements for covering or protecting the ways fixed to the carriage or bearing body movable along the guide rail or track
    • F16C29/088Seals extending in the longitudinal direction of the carriage or bearing body

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)

Description

本発明は、軌道レールと移動ブロックとの隙間に外部から微細な異物が進入するのを防止するための防塵部材を備えた運動案内装置に関する。
移動ブロックが荷重を負荷しながら軌道レールに沿って運動自在な運動案内装置は、例えば、各種工作機械や産業機械におけるX軸、Y軸、Z軸等の直線案内部に使用されている。使用される機械の用途に応じて運動案内装置の使用環境は様々であり、例えば、金属加工用の工作機械においては水溶性クーラント液が軌道レールに対して降りかかり、また木材加工用の工作機械においては微細粉が軌道レールに対して付着する。このような過酷環境においても軌道レールに対する移動ブロックの円滑な運動を確保するためには、これら軌道レールに付着した異物が移動ブロックの内部に侵入するのを防止する必要があり、従来から軌道レールと移動ブロックとの隙間を密封する防塵部材が提供されている。
この防塵部材としては、例えば特許文献1に開示されるものが知られている。かかる防塵部材は、前記移動ブロックに対してその移動方向の前後に取り付けられた一対の接触スクレーパと、これら一対の接触スクレーパの間で軌道レールの長手方向に沿って前記移動ブロックの側面に取り付けられたサイドスクレーパとを備えている。
前記接触スクレーパは前記移動ブロックに固定されるケーシングの内部にフェルト等からなる板状の拭き取り体を配置したものであり、かかる拭き取り体は前記軌道レールの長手方向と垂直に配置されて、当該軌道レールの表面に接触している。このため、移動ブロックが軌道レールに沿って運動すると、前記ケーシング内の拭き取り体が当該軌道レールの表面に付着した液体や微細粉等の異物を拭き取り、これら異物が軌道レールに付着したまま移動ブロックの内部に侵入するのを防止している。
また、前記サイドスクレーパも移動ブロックに固定されるケーシングの内部に板状の拭き取り体を配置したものであり、かかる拭き取り体は軌道レールの長手方向に沿って当該軌道レールと接触している。このサイドスクレーパは前記接触スクレーパのように異物を拭き取る作用は殆ど発揮しないが、軌道レールの長手方向に沿って当該軌道レールと移動ブロックとの間に存在する隙間を塞いでおり、異物が当該隙間から移動ブロックの内部に侵入するのを防止している。
実用新案登録第3132154号公報
特許文献1に示された従来の防塵構造では、前記サイドスクレーパのケーシングを前記移動ブロックに対してボルトで固定しており、その際に当該サイドスクレーパのケーシングの長手方向の端部は前記移動ブロックの前後に配置された接触スクレーパのケーシングと一部で重なっている。しかし、前記接触スクレーパのケーシング及びサイドスクレーパのケーシングはそれぞれが硬質な材料で成形されているため、ボルトを確実に締結した場合でも両者の間に僅かに隙間が生じる可能性があった。また、前記接触スクレーパの拭き取り体と前記サイドスクレーパの拭き取り体とは接触しておらず、前記軌道レールに付着した微細粉や液体等が前記接触スクレーパのケーシングとサイドスクレーパのケーシングとの隙間から移動ブロックの内部に侵入してしまう懸念があった。
本発明はこのような着眼からなされたものであり、その目的とするところは、移動ブロックと軌道レールとの隙間を当該移動ブロックの周囲に沿って完全に密封し、当該移動ブロックの内部に微細粉等の異物が侵入するのを防止し、もって軌道レールに対する移動ブロックの円滑な運動を長期にわたって確保することが可能な運動案内装置の防塵構造を提供することにある。
すなわち、本発明は、軌道レールと、防塵組立体を有すると共に前記軌道レールに沿って運動自在な移動ブロックとを備えた運動案内装置であって、前記防塵組立体は、前記移動ブロックの進行方向端部に設けられる端部防塵部材と、移動ブロックの長手方向に沿って設けられる側面防塵部材とから構成されている。前記端部防塵部材は、所定の厚みを有する板状に形成されると共に前記移動ブロックの進行方向端部における当該移動ブロックと前記軌道レールとの隙間を塞いで当該軌道レールに面接触する端部拭き取り体と、前記端部拭き取り体を前記移動ブロックに保持するための端部ケースとを備える一方、前記側面防塵部材は、所定の厚みを有する板状に形成されて前記軌道レールの長手方向に沿って当該軌道レールと面接触する側面拭き取り体と、前記側面拭き取り体を前記移動ブロックに保持する側面プレートとを備えている。そして、前記側面拭き取り体は前記端部拭き取り体と面接触している。
以上のように構成された本発明の防塵構造によれば、前記移動ブロックの進行方向の端部には前記軌道レールの表面に面接触する端部拭き取り体を配置する一方、前記移動ブロックの長手方向に沿って前記軌道レールの表面に面接触する側面拭き取り体を配置し、これら端部拭き取り体と側面拭き取り体とを互いに面接触させているので、端部拭き取り体と側面拭き取り体との間に隙間が形成されるのを防止して、両者の連続性を確保することができ、移動ブロックと軌道レールとの隙間を当該移動ブロックの周囲に沿って完全に密封することが可能となる。これにより、当該移動ブロックの内部に微細粉等の異物が侵入するのを確実に防止して、軌道レールに対する移動ブロックの円滑な運動を長期にわたって確保することが可能となる。
本発明を適用した運動案内装置の実施形態の一例を示す斜視図である。 実施形態に係る端部防塵部材を示す分解斜視図である。 実施形態に係る端部防塵部材の端部ケースと側面防塵部材の側面プレートを示す分解斜視図である。 実施形態に係る端部ケースと側面プレートとの組み合わせ状態を示す斜視図である。 実施形態に係る端部防塵部材を軌道レールの長手方向と垂直な方向に沿って切断した断面図である。 実施形態に係る端部防塵部材の端部ケースに収納された端部拭き取り体と側面拭き取り体との接触状態を示す拡大図である。
以下において、添付図面を用いながら本発明を適用した運動案内装置の実施形態を説明する。
図1及び図2は本発明を適用した運動案内装置の第一実施形態を示すものである。この運動案内装置1は、長手方向に沿って転動体の転走面20が形成された軌道レール2と、多数の転動体を介して前記軌道レール2に組み付けられると共に当該転動体の無限循環路を内蔵した移動ブロック3とから構成されている。前記転動体が前記軌道レール2の転走面20を転走しながら前記無限循環路を循環することにより、前記移動ブロック3が当該軌道レール2の長手方向に沿って自在に運動することが可能となっている。尚、前記移動ブロック3としては、転動体を介して軌道レール2に組み付けられたものに限らず、低摩擦係数の滑り接触子を介して軌道レール2に組み付けられたものであっても良い。
また、前記移動ブロック3には防塵組立体6が装着されている。この防塵組立体6は、前記移動ブロック3に対してその進行方向の前後に配置される一対の端部防塵部材7と、前記軌道レール2の長手方向に沿った板状に形成されて前記移動ブロック3の下側に配置された一対の側面防塵部材8とから構成されている。これら端部防塵部材7及び側面防塵部材8を組み合わせた防塵組立体6は、前記軌道ブロック3と前記軌道レール2との隙間を外部に対して密封し、この運動案内装置1が使用される種々の使用環境下で、軌道レール2に付着した微細粉や各種液体が前記移動ブロック3の内部に侵入するのを防止している。
前記軌道レール2は断面略矩形状に形成されており、その両側面には凹部が夫々形成されている。各凹部の上下には前記転動体の転走面20が形成されており、軌道レール2全体では4条の転走面20が形成されている。各転走面20は、例えば、軌道レール2の底面21に対して45°の角度で傾斜しており、前記凹部の上側に位置する転走面20は斜め下方へ45°の角度で面する一方、下側に位置する転走面20は斜め上方へ45°の角度で面している。また、かかる軌道レール2には長手方向に沿って所定の間隔で固定ボルトの取付け孔22が形成されており、当該軌道レール2を機械装置などに敷設する際に利用される。この取り付け孔22を介して前記移動ブロック3の内部に異物が侵入するのを防止するため、実際にこの運動案内装置を使用する際には、前記取り付け孔22は固定ボルトを締結した後に円板状の閉塞キャップで塞がれる。
尚、前記軌道レール2に対する転走面20の配置、傾斜角度及びその条数は、前記移動ブロック3に必要とされる負荷能力に応じて適宜設計変更することができる。また、この例では前記転動体としてローラを用いているので、前記転走面20は平面状に仕上られているが、転動体としてボールを用いる場合には、前記転走面は長手方向に垂直な断面が曲面状に仕上げられることになる。
一方、前記移動ブロック3はワークテーブル等の搬送対象物を搭載する取付け面30を有すると共に、当該移動ブロック3の前記軌道レール2に対する進行方向の前後には一対の潤滑油供給装置4が装着されている。この潤滑油供給装置4は潤滑油を内蔵しており、軌道レール2に対して前記移動ブロック3が進行すると、かかる進行に伴って当該軌道レール2の転走面20に対して潤滑油を適量ずつ塗布する。
また、各潤滑油供給装置4の外側には2枚一組のシール部材5が装着されている。各シール部材5は先端部が薄く成形されたウレタンゴム製のシールリップを有し、かかるシールリップの先端は前記転走面20を含めた軌道レール2の表面に対して撓みながら線接触している。これらシール部材5は主として潤滑油を移動ブロック3内に保持する機能を担っており、そのために当該シール部材5は前記潤滑油供給装置4の外側に配置されている。また、前記シールリップが軌道レール2の表面に摺接していることから、これらシール部材5は前記防塵組立体6をすり抜けてしまった微細粉や液体等の異物を軌道レール2の表面から排除し、かかる異物が前記移動ブロック3内に侵入するのを防止する機能も発揮している。但し、この異物排除の機能に関しては前記防塵組立体6、特に前記端部防塵部材7の方が上回っており、前記シール部材5が発揮する異物排除機能はあくまでも防塵組立体6の補助的なものである。尚、軌道レール2に付着する微細粉等の異物が少ない環境であれば、前記シール部材5は必ずしも2枚を重ねて設ける必要はなく、1枚のみを前記潤滑油供給装置4の外側に装着してもよい。
前記潤滑油供給装置4はこの運動案内装置の使用環境に応じて任意に装着又は非装着が選択される。例えば、移動ブロック3に対してグリースを封入し、かかるグリースのみで前記軌道レール2を転走する転動体を十分に潤滑できるのであれば、前記潤滑油供給装置4は省略することができる。その場合、前記シール部材5は前記移動ブロック3に対して直接固定される。
尚、図1では前記移動ブロックに対する前記潤滑油供給装置4、前記シール部材5、前記端部防塵部材60の組み合わせが理解し易いよう、移動ブロック3の一方の端部についてはこれらを分解した状態を示している。また、前記防塵組立体6を構成する一対の側面防塵部材8に関しては、一方の側面防塵部材8のみを移動ブロック3から取り外して図1中に描いてある。
次に、前記防塵組立体6の具体的構成について説明する。
前述したように、前記防塵組立体6は一対の端部防塵部材7及び一対の側面防塵部材8とから構成されている。図2は前記端部防塵部材7の詳細を示す分解斜視図である。この端部防塵部材7は、合成ゴムの発泡体からなる複数枚(図2に示す例では3枚)の端部拭き取り体70と、互いに隣接する端部拭き取り体70の間に配置されたスペーサ板71と、これら端部拭き取り体70及びスペーサ板71の収容室72を有する端部ケース73とから構成されている。
各端部拭き取り体70は所定の厚みを有する板状に成形されており、中央には前記軌道レール2が通過する凹所が設けられている。前記凹所を囲む端部拭き取り体70の内側面は軌道レール2の表面と平行に設けられており、軌道レール2の表面に面接触する拭き取り面70aを構成している。前記拭き取り面70aが前記軌道レール2の表面に対して隙間なく摺接するよう、前記凹所は軌道レール2の断面形状よりも僅かに小さく形成されており、当該拭き取り面70aは僅かな締め代を伴って軌道レール2に接している。
また、前記スペーサ板71は前記端部拭き取り体70略同じ大きさに形成された金属製又は合成樹脂製の薄板であり、中央には前記軌道レール2が通過する凹所が設けられている。但し、このスペーサ板71は前記軌道レール2に接することがないよう、前記凹所が軌道レール2の断面形状よりも僅かに大きく形成されている。このスペーサ板71は前後に隣接する2枚の端部拭き取り体70を分離し、一方の端部拭き取り体70の汚れが他方の端部拭き取り体70に転移するのを防止する。これにより、例えば軌道レール2に付着していた水溶性クーラント液が前記移動ブロック3の進行方向の最も外側に位置していた端部拭き取り体70にしみ込んだとしても、かかるクーラント液が隣接する2枚目の端部拭き取り体70に即座にしみ込んでしまうことはなく、端部防塵部材7による軌道レール2の清浄作用を長期にわたって維持することができる。
これらの端部拭き取り体70及びスペーサ板71は交互に重ね合わせた状態で前記端部ケース73の収容室72に保持されている。前記端部ケース73にも前記軌道レール2が通過する凹所が設けられており、当該端部ケース73は前記スペーサ板71と同様に前記軌道レール2とは非接触である。また、前記端部ケース73には前記軌道レール2の側面と対向する位置に保持突片74が設けられており、かかる保持突片74は前記端部防塵部材7を軌道レール2から取り外した際に前記端部拭き取り体70及びスペーサ板71が収容室72から抜け落ちるのを防止している。
この端部防塵部材7は前記端部ケース73を貫通して前記移動ブロック3に締結される複数の固定ボルトによって当該移動ブロック3に固定される。これら固定ボルトは同時に前記シール部材5及び潤滑油供給装置4も貫通し、当該固定ボルトの締結によって前記端部防塵部材7と移動ブロック3との間に前記シール部材5及び潤滑油供給装置4が保持されるようになっている。
一方、図1中に示すように、前記側面防塵部材8は、前記軌道レール2の長手方向に沿って伸びる板状の側面拭き取り体80と、この側面拭き取り体80を移動ブロック2に保持する側面プレート81とから構成されている。前記側面拭き取り体80は、前記端部拭き取り体70と同様に合成ゴムの発泡体を所定の厚みを有する板状に成形しており、軌道レール2の長手方向に沿ってその側面に面接触する拭き取り面80aを有している。また、この実施形態において、前記側面拭き取り体80の軌道レール2の長手方向に沿った長さは、当該側面拭き取り体80の両端部が前記移動ブロック3の両端に設けられた一対の端部防塵部材7と重なる長さに設定されている。
図3は前記側面プレート81を示す斜視図である。前記側面プレート81は前記側面拭き取り体80を載せる収容凹部82を有している。この収容凹部82の深さは前記側面拭き取り体80の厚さよりも浅くなっており、前記収容凹部82に側面拭き取り体80を配置すると、当該側面拭き取り体80が側面プレート81上に僅かに突出するようになっている。また、この側面プレート81は前記移動ブロック3に対して下側から、すなわち軌道レール2の底面の方向からねじ止めされ、当該側面プレート81にはその際に利用する複数のねじ孔が設けられている。従って、前記側面プレート81を移動ブロック3に対して固定すると、前記収容凹部82に配置された側面拭き取り体80が当該側面プレート81と移動ブロック3との間に挟み込まれ、その状態で側面拭き取り体80の拭き取り面80aが軌道レール2の側面に面接触することになる。
更に、前記側面プレート81の長手方向の両端には一対の係止突部83が設けられている。これら係止突部83は前記端部防塵部材7の端部ケース73に設けられた溝部75に嵌合する。このため、前記端部ケース73を移動ブロック3に固定した状態では、図4に示すように、前記側面プレート81が前記端部ケース73に連結され、当該側面プレート81の端部が前記端部ケース73によって保持されるようになっている。
図5及び図6は、前記端部ケース73と前記側面プレート81とを連結させた状態における前記軌道レール、前記端部拭き取り体70及び前記側面拭き取り体80の三者の接触状態を示す断面図である。
図5は前記端部防塵部材7を前記軌道レール2の長手方向と垂直な方向に沿って切断した断面図である。この図5に示すように、前記端部拭き取り体70は軌道レール2と隙間なく接触している。このため、前記移動ブロック3が軌道レール2に沿って移動すると、前記端部拭き取り体70の拭き取り面70aが軌道レール2の表面に付着した微細粉や液体などの異物を当該軌道レール2の表面から排除する。また、前記端部拭き取り体70は合成ゴムの発泡体から成形されているので、軌道レール2の表面に付着した液体を毛管現象で吸い取る効果も発揮する。また、軌道レール2に設けられた固定ボルトの取り付け孔22は閉塞キャップ23で塞がれており、前記端部拭き取り体70は前記閉塞キャップ23に対しても隙間なく接触している。
一方、前記端部ケース73の収容室72の下方には前記保持突片74と軌道レール2の側面との間に開口部が設けられており、この開口部を通じて前記収容室72内の端部拭き取り体70が前記側面防塵部材8の側面拭き取り体80に接触している。具体的には、図2に示すように、各端部拭き取り体70には前記開口部76に入り込む接続部76が設けられており、この接続部76の先端面が図5に示すように前記側面拭き取り体80に面接触している。
また、前記側面拭き取り体80はその先端の拭き取り面80aが軌道レール2の側面と隙間なく面接触しており、しかも当該側面拭き取り体80の長手方向の両端は前述のように端部拭き取り体70と面接触しているので、前記移動ブロック3の進行方向の両端に位置する一対の端部防塵部材7の間では、当該移動ブロック3と軌道レール2の側面との隙間が前記側面拭き取り体80によって完全に塞がれていることになる。すなわち、移動ブロック3の進行方向の両端に位置する一対の端部防塵部材7は軌道レール2の側面に位置する一対の側面防塵部材8によって接続されて防塵組立体6を構成し、前記端部拭き取り体70の拭き取り面70aと側面拭き取り体80の拭き取り面80aとが軌道レール2の周囲で連続した拭き取り面を形成して、移動ブロック3と軌道レール2との隙間を外部から塞いでいる。
そして、前述のように、前記端部防塵部材7の端部拭き取り体70と側面防塵部材8の側面拭き取り体80とが互いに面接触して、両者の拭き取り面が間断なく連続しているので、仮に前記端部防塵部材7の端部ケース73と側面防塵部材8の側面プレート81の端部との間に意図せずして僅かな隙間が生じたとしても、軌道レール2に付着した微細分や液体等の異物が移動ブロック3の内部に侵入するのを防止できる。
一方、図6は前記端部防塵部材7の端部ケース73に収納された3枚の端部拭き取り体70と前記側面拭き取り体80との接触状態を示している。この図6に示すように、前記側面プレート81の収容凹部82内に配置された側面拭き取り体80は当該側面プレート81の上面から僅かに突出しているので、前記側面プレート81の長手方向の端部を前記端部ケース73に固定した状態で当該端部ケース73を前記移動ブロック3に対して固定すると、前記側面拭き取り体80の長手方向の端部が前記端部拭き取り体70の接続部76に対して下方から押しつけられることになる。これにより、前記端部拭き取り体70と前記側面拭き取り体80との面接触が一層確実に行われ、両者の間での隙間の発生が防止されている。
更に、前記側面プレート81の長手方向の端部に設けられた係止突部83は、図6に示すように、端部ケース73に設けられた溝部75に嵌合している。このため、前記側面拭き取り体80が前記端部拭き取り体70の接続部76に対して強く押しつけられたとしても、前記側面プレート81の端部が押しつけ力の反力で下方に撓んでしまうことはなく、この点においても前記側面拭き取り体80を前記端部拭き取り体70に対して確実に面接触させることができる。
このように、前記端部防塵部材7の端部ケース73と側面防塵部材8の側面プレート81とを組み合わせて防塵組立体6を構成した場合に、前記端部拭き取り体70と側面拭き取り体80とが単に面接触するのではなく、両者が互いに圧接しながら面接触するように構成しているので、前記端部拭き取り体70と側面拭き取り体80との連続性を一層確固たるものとすることが可能となっている。
図6に示す実施形態では、前記端部防塵部材7が3枚の端部拭き取り体70を有しており、そのうち2枚の端部拭き取り体70は前記側面拭き取り体80に圧接している。このように複数枚の端部拭き取り体70を側面拭き取り体80と面接触させることで、前記端部防塵部材7と側面防塵部材8との隙間を確実に排除し、前記移動ブロック3の内部に対する異物の侵入を防止することが可能となる。
また、前記端部ケース73内には複数枚の端部拭き取り体70が配置されているが、前記移動ブロック3の進行方向の最も外側に配置された端部拭き取り体70は、前記側面防塵部材8の側面拭き取り体80の長手方向の外側において前記側面プレート81に接触している。総ての端部拭き取り体70を前記側面プレート81に接触させることなく前記側面拭き取り体80に圧接させても良いのだが、当該端部拭き取り体70は側面拭き取り体80に圧接して僅かな弾性変形を伴っており、かかる弾性変形の影響で当該端部拭き取り体70と軌道レール2との接触状態が不安定になる懸念がある。
従って、前記移動ブロック3の進行方向の最も外側に配置された端部拭き取り体70に関しては、前記側面拭き取り体80の長手方向の外側において前記側面プレート81と接触する領域を設けてある。これにより、最も外側に配置された端部拭き取り体70はその拭き取り面70aが軌道レール2と確実に面接触し、前記端部防塵部材7がその機能、すなわち軌道レール2に付着した異物を排除するという機能を確実に発揮することが可能となる。
尚、前記端部拭き取り体70及び側面拭き取り体80は、発泡体に対して事前に潤滑油を含浸させたものであってもよい。これら端部拭き取り体70及び側面拭き取り体80は軌道レール2に対して面接触しているが、潤滑油を含浸させることで軌道レール2に対する摺動抵抗を減じることができ、軌道レール2に対する移動ブロック3の運動に作用する抵抗を抑えることが可能となる。
1…運動案内装置、2…軌道レール、3…移動ブロック、6…防塵組立体、7…端部防塵部材、8…側面防塵部材、70…端部拭き取り体、73…端部ケース、80…側面拭き取り体、81…側面プレート

Claims (6)

  1. 軌道レールと、防塵組立体を有すると共に前記軌道レールに沿って運動自在な移動ブロックとを備えた運動案内装置であって、
    前記防塵組立体は、前記移動ブロックの進行方向端部に設けられる端部防塵部材と、移動ブロックの長手方向に沿って設けられる側面防塵部材とからなり、
    前記端部防塵部材は、所定の厚みを有する板状体に形成されると共に当該板状体の一面には前記軌道レールに面接触する拭き取り面を有し、前記移動ブロックの進行方向端部における当該移動ブロックと前記軌道レールとの隙間を塞ぐ端部拭き取り体と、前記端部拭き取り体を前記移動ブロックに保持するための端部ケースとを備え、
    前記側面防塵部材は、所定の厚みを有する板状体に形成されると共に当該板状体の一面には前記軌道レールに面接触する拭き取り面を有し、前記軌道レールの長手方向に沿って当該軌道レールと面接触する側面拭き取り体と、前記側面拭き取り体を前記移動ブロックに保持する側面プレートとを備え、
    前記側面拭き取り体及び前記端部拭き取り体は、それぞれの拭き取り面と隣接する面同士で互いに面接触していることを特徴とする運動案内装置。
  2. 前記端部ケースは前記側面プレートに面する位置に開口部を有する一方、前記端部拭き取り体は前記開口部を介して前記側面拭き取り体と面接触する接続部を有していることを特徴とする請求項1記載の運動案内装置。
  3. 前記側面プレートの長手方向の端部は前記端部ケースに固定され、当該側面プレートは前記側面拭き取り体の長手方向の端部を前記端部拭き取り体に押しつけていることを特徴する請求項2記載の運動案内装置。
  4. 前記側面プレートの長手方向端部には係止突部が設けられる一方、前記端部ケースには前記係止突部が嵌合する溝部が設けられ、前記端部ケースを前記移動ブロックに固定した際に、前記側面プレートの長手方向端部が前記端部ケースによって支持されることを特徴とする請求項3記載の運動案内装置。
  5. 前記端部拭き取り体は前記軌道レールの長手方向に沿って複数枚を重ねて前記端部ケース内に収容されており、前記側面拭き取り体は複数枚の端部拭き取り体と接していることを特徴とする請求項4記載の運動案内装置。
  6. 前記端部拭き取り体の一部は前記側面拭き取り体の長手方向の外側において前記側面プレートと接触していることを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の運動案内装置。
JP2013096949A 2013-05-02 2013-05-02 運動案内装置 Active JP6211793B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013096949A JP6211793B2 (ja) 2013-05-02 2013-05-02 運動案内装置
PCT/JP2014/061220 WO2014178302A1 (ja) 2013-05-02 2014-04-22 運動案内装置
TW103115528A TW201516286A (zh) 2013-05-02 2014-04-30 運動導引裝置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013096949A JP6211793B2 (ja) 2013-05-02 2013-05-02 運動案内装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014219025A JP2014219025A (ja) 2014-11-20
JP6211793B2 true JP6211793B2 (ja) 2017-10-11

Family

ID=51843436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013096949A Active JP6211793B2 (ja) 2013-05-02 2013-05-02 運動案内装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6211793B2 (ja)
TW (1) TW201516286A (ja)
WO (1) WO2014178302A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016152123A1 (ja) * 2015-03-24 2016-09-29 日本精工株式会社 直動案内装置
EP3722630B1 (en) * 2017-12-06 2022-04-06 NSK Ltd. Linear motion guide device
CN110919334A (zh) * 2019-12-25 2020-03-27 嘉善万润精密机械股份有限公司 组合滑块的组装方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0754660Y2 (ja) * 1990-03-20 1995-12-18 日本精工株式会社 直動案内軸受
JP2931465B2 (ja) * 1991-12-18 1999-08-09 日本トムソン株式会社 直動転がり案内ユニット
JP3802938B2 (ja) * 1994-05-31 2006-08-02 Thk株式会社 転がり案内装置および転がり案内装置用密封装置
JP2006009893A (ja) * 2004-06-24 2006-01-12 Nsk Ltd 直動案内軸受装置
DE102007030883A1 (de) * 2007-07-03 2009-01-08 Schaeffler Kg Dichtung für eine hydrostatische Linearführung
JP5032288B2 (ja) * 2007-12-11 2012-09-26 日本トムソン株式会社 ワイパーシールを備えた直動案内ユニット
JP5760402B2 (ja) * 2010-11-19 2015-08-12 日本精工株式会社 リニアガイド装置用サイドシール、リニアガイド装置
JP5772159B2 (ja) * 2011-04-04 2015-09-02 日本精工株式会社 直動案内装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014219025A (ja) 2014-11-20
TW201516286A (zh) 2015-05-01
WO2014178302A1 (ja) 2014-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4938547B2 (ja) 内面シールを備えた直動案内ユニット
JP5600468B2 (ja) 運動案内装置及びねじ装置
JP5691393B2 (ja) リニアガイド装置用サイドシール、リニアガイド装置
JP5032288B2 (ja) ワイパーシールを備えた直動案内ユニット
WO2012029232A1 (ja) 直動案内装置
US7717621B2 (en) Linear motion guide system with highly-tight sealing units
US7740406B2 (en) Linear motion guide system with highly-tight sealing units
JP6211793B2 (ja) 運動案内装置
US8113714B2 (en) Linear motion guide unit
JP2007211900A (ja) エンドシール及びそれを備えた直動案内装置
JP5760402B2 (ja) リニアガイド装置用サイドシール、リニアガイド装置
JP3599751B2 (ja) 支承部材のための掻取りユニット
JP5358652B2 (ja) 運動案内装置
JP4944704B2 (ja) 取付板を備えた直動案内ユニット
JP2005291341A (ja) 直動案内軸受装置及びアンダーシール
KR101923294B1 (ko) 먼지막이 시트를 구비하는 선형 슬라이딩 레일
JP5682630B2 (ja) リニアガイド装置
JP5237934B2 (ja) 転動装置用シール部材、転動装置
JP6161932B2 (ja) 内面シールを備えた直動案内ユニット
JPH11287245A (ja) リニアガイド用シール装置
JP4523870B2 (ja) 直動案内ユニット
JP3728333B2 (ja) 直動転がり案内ユニット
JP2016183742A (ja) 直動案内装置のサイドシール、直動案内装置
JP2008032180A (ja) 直動案内装置
JP2015218880A (ja) 直動案内装置のサイドシール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170912

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170914

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6211793

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250