JP6209884B2 - 光学フィルムの製造方法及び光学フィルム用賦型金型の製造方法 - Google Patents

光学フィルムの製造方法及び光学フィルム用賦型金型の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、パッシブ方式による3次元画像表示に適用するパターン位相差フィルム等の光学フィルムに関するものである。
近年、3次元表示可能なフラットパネルディスプレイが提供されている。ここでフラットパネルディスプレイにおいて3次元表示をするには、通常、何らかの方式で右目用の画像と、左目用の画像とを、それぞれ選択的に視聴者の右目及び左目に提供することが必要である。右目用の画像と左目用の画像とを選択的に提供する方法としては、例えば、パッシブ方式が知られている。このパッシブ方式の3次元表示方式について図を参照しながら説明する。図13は、液晶表示パネルを使用したパッシブ方式の3次元表示の一例を示す概略図である。この図13の例では、液晶表示パネルの垂直方向に連続する画素を、順次交互に、右目用の画像を表示する右目用画素、左目用の画像を表示する左目用画素に振り分け、それぞれ右目用及び左目用の画像データで駆動し、これにより右目用の画像と左目用の画像とを同時に表示する。なおこれにより液晶表示パネルの画面は、例えば短辺が垂直方向で長辺が水平方向となる帯状の領域により、右目用の画像を表示する領域と左目用の画像を表示する領域とに交互に区分される。
さらにパッシブ方式では、液晶表示パネルのパネル面にパターン位相差フィルムを配置し、右目用及び左目用の画素からの直線偏光による出射光を、右目用及び左目用で回転方向の異なる円偏光に変換する。このためパターン位相差フィルムは、液晶表示パネルにおける領域の設定に対応して、遅相軸方向(屈折率が最大となる方向)が直交する2種類の帯状領域が順次交互に形成される。これによりパッシブ方式では、対応する偏光フィルタを備えてなる眼鏡を装着して、右目用の画像と左目用の画像とをそれぞれ選択的に視聴者の右目及び左目に提供する。なおここでこの隣接する帯状領域の遅相軸方向は、通常、水平方向に対して、+45度と−45度、又は0度と+90度の組み合わせが採用される。なおこの図13の例では、通常の画像表示装置における呼称に習って画面の長辺方向を水平方向として示す。
このパッシブ方式は、応答速度の遅い液晶表示装置でも適用することができ、さらにパターン位相差フィルムと円偏光メガネとを用いた簡易な構成で3次元表示することができる。
このパッシブ方式に係るパターン位相差フィルムは、画素の割り当てに対応して透過光に位相差を与えるパターン状の位相差層が必要である。このパターン位相差フィルムに関して、特許文献1には、配向規制力を制御した光配向膜をガラス基板上に形成し、この光配向膜により液晶の配列をパターンニングして位相差層を作成する方法が開示されている。この配向膜については、例えば賦型用金型の表面に形成された微細なライン状凹凸形状を紫外線硬化性樹脂等による賦型用樹脂層に賦型して作製する方法が提案されている(特許文献2)。
ところでこの種の光学フィルムの位相差層においては、透過光に所望する位相差を精度よく付与することが求められ、このためには位相差層を構成する液晶材料を所望する方向に精度良く配向させることが求められる。しかしながら種々に検討した結果によれば、ロール版により長尺透明フィルム材を順次処理してパターン位相差フィルムを作製する場合に、この長尺透明フィルム材の幅方向端部で位相差層における光軸の向きが変化し、その結果、長尺透明フィルム材の端部で特性が劣化することが判った。
特開2005−49865号公報 特開2010−152296号公報
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、ロール版により長尺透明フィルム材を順次処理してパターン位相差フィルムを作製する場合に、この長尺透明フィルム材の端部における特性の劣化を低減することができるようにする。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究を重ね、ロール版の周側面にスパッタリングにより無機材料層を作製する際の、ターゲットに対する母材の位置関係により端部における特性の劣化が変化するとの知見を得、本発明を完成するに至った。
(1) 円柱形状による母材の周側面に、金属膜を作製するスパッタリング工程と、
前記金属膜を作製した母材の周側面をラビング処理して前記周側面にライン状凹凸形状を作製して光学フィルム用賦型金型を作製するラビング工程と、
透明フィルム材による基材上に、賦型処理により前記光学フィルム用賦型金型の周側面に形成されたライン状凹凸形状を転写して配向膜を作製する配向膜作成工程と、
前記配向膜の配向規制力により屈折率異方性を保持した状態で液晶材料を固化し、透過光に位相差を付与する位相差層を作製する位相差層作成工程とを備え、
前記スパッタリング工程は、
前記光学フィルム用賦型金型により作製される光学フィルムの光学中心が、前記母材の回転軸方向の中心と一致するように、前記母材を配置してスパッタリング処理する。
(1)によれば、光学フィルム用賦型金型により作製される光学フィルムの光学中心が、前記母材の回転軸方向の中心と一致するように、前記母材を配置してスパッタリング処理することにより、ロール版の一方の端部における急激な光学特性の劣化を、ロール版の両端部に振り分けて、一方の端部における著しい光学特性の劣化を防止することができ、これにより長尺透明フィルム材の端部における特性の劣化を低減することができる。
(2) 賦型処理により周側面に形成されたライン状凹凸形状を転写して、前記ライン状凹凸形状による配向膜の作製に供するロール版による光学フィルム用賦型金型の製造方法において、
前記光学フィルム用賦型金型に係る母材の周側面に、金属膜を作製するスパッタリング工程と、
前記金属膜を作製した母材の周側面をラビング処理して前記周側面に前記ライン状凹凸形状を作製して前記光学フィルム用賦型金型を作製するラビング工程とを備え、
前記スパッタリング工程は、
前記光学フィルム用賦型金型により作製される光学フィルムの光学中心が、前記母材の回転軸方向の中心と一致するように、前記母材を配置してスパッタリング処理する。
(2)によれば、光学フィルム用賦型金型により作製される光学フィルムの光学中心が、前記母材の回転軸方向の中心と一致するように、前記母材を配置してスパッタリング処理することにより、ロール版の一方の端部における急激な光学特性の劣化を、ロール版の両端部に振り分けて、一方の端部における著しい光学特性の劣化を防止することができ、これにより長尺透明フィルム材の端部における特性の劣化を低減することができる。
(3) (2)において、
前記光学フィルム用賦型金型により作製される光学フィルムの光学中心を求める光学中心の計測工程を備える。
(3)によれば、より具体的構成により、尺透明フィルム材の端部における特性の劣化を低減することができる。
(4) (2)又は(3)において、
前記ラビング工程は、
回転する前記母材に回転するラビングロールを押しつけて、前記母材の回転軸に沿った方向に前記ラビングロールを移動させることにより、前記ライン状凹凸形状を作製し、
前記回転軸に沿った方向で、前記ライン状凹凸形状の延長方向が変化するように、前記ライン状凹凸形状を作製する。
(4)によれば、さらに基材の幅方向について、特性を均一化することができる。
(5) (4)において、
前記ラビングロールの傾きを変化させることにより、前記回転軸に沿った方向で、前記ライン状凹凸形状の延長方向が変化するように、前記ライン状凹凸形状を作製する。
(6) (4)又は(5)において、
前記母材の回転速度に対する前記ラビングロールの回転速度の変化により、前記回転軸に沿った方向で、前記ライン状凹凸形状の延長方向が変化するように、前記ライン状凹凸形状を作製する。
(5)又は(6)によれば、より具体的構成により、基材の幅方向について、特性を均一化することができる。
本発明は、ロール版により長尺透明フィルム材を順次処理してパターン位相差フィルムを作製する場合に、この長尺透明フィルム材の端部における特性の劣化を低減する
ことができる。
本発明の第1実施形態に係るパターン位相差フィルムを示す図である。 図1のパターン位相差フィルムの製造工程を示す図である。 ロール版の製造工程を示す図である。 図3の続きを示す図である。 ラビング処理の説明に供する図である。 スパッタリングの説明に供する図である。 位相差層の計測結果を示す図である。 図7の計測結果の説明に供する図である。 持ち上げ量の計算処理手順を示すフローチャートである。 ライン状凹凸形状について、その延長方向の可変の説明に供する図である。 具体的な可変の構成を示す図である。 第2実施形態に係る延長方向の可変の説明に供する図である。 パターン位相差フィルムの説明に供する図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
〔第1実施形態の全体構成〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像表示装置に適用されるパターン位相差フィルムを示す図である。この第1実施形態に係る画像表示装置は、垂直方向(図1においては左右方向が対応する方向である)に連続する液晶表示パネルの画素が、順次交互に、右目用の画像を表示する右目用画素、左目用の画像を表示する左目用画素に振り分けられて、それぞれ右目用及び左目用の画像データで駆動される。これにより画像表示装置は、右目用の画像を表示する帯状の領域と、左目用の画像を表示する帯状の領域とに表示画面が交互に区分され、右目用の画像と左目用の画像とを同時に表示する。この画像表示装置は、この液晶表示パネルのパネル面に、この図1に示すパターン位相差フィルム1が配置され、このパターン位相差フィルム1により右目用及び左目用の画素からの出射光にそれぞれ対応する位相差を与える。これによりこの画像表示装置は、パッシブ方式により所望の立体画像を表示する。
ここでパターン位相差フィルム1は、TAC(トリアセチルセルロース)等の透明フィルムからなる基材2の一方の面上に、配向膜3、位相差層4が順次作製される。パターン位相差フィルム1は、位相差層4が屈折率異方性を保持した状態で固化(硬化)された液晶材料により形成され、この液晶材料の配向を配向膜3の配向規制力によりパターンニングする。なおこの液晶分子の配向を図1では細長い楕円により誇張して示す。このパターンニングにより、パターン位相差フィルム1は、液晶表示パネルにおける画素の割り当てに対応して、一定の幅により、右目用の領域(第1の領域)Aと左目用の領域(第2の領域)Bとが順次交互に帯状に形成され、右目用及び左目用の画素からの出射光にそれぞれ対応する位相差を与える。
配向膜3は、基材2の表面に、微細なライン状凹凸形状の賦型に供する樹脂である賦型用樹脂が塗付され、この賦型用樹脂の賦型処理により微細なライン状凹凸形状が作製される。この実施形態では、この賦型用樹脂に紫外線硬化性樹脂が適用される。なお紫外線硬化性樹脂としては、アクリレート系、メタクリレート系、エポキシ系等の単量体、プレポリマー、或いはこれらの混合物にベンゾフェノン、芳香族ヨードニウム等の光重合開始剤を添加したものを適用することができる。
これによりパターン位相差フィルム1は、基材2の表面に紫外線硬化性樹脂5が塗布された後、この紫外線硬化性樹脂5の表面に微小なライン状凹凸形状が形成され、この微小なライン状凹凸形状により配向膜3が形成される。パターン位相差フィルム1は、後述する賦型用金型の表面に作製された微小なライン状凹凸形状を転写して、配向膜3に係る微小なライン状凹凸形状が作製され、この凹凸形状による配向規制力により位相差層4をパターンニングする。このため配向膜3は、右目用及び左目用の帯状領域A及びBにそれぞれ対応する帯状の領域が順次交互に形成され、それぞれ微小なライン状凹凸形状が作製される。ここでこの微小なライン状凹凸形状は、一方向に延長するライン状(線)の凹凸形状により形成され、この一方向に延長する方向が右目用領域Aと左目用領域Bとで90度異なる方向となるように、かつ各領域の延長方向(水平方向であり、図1に於いては右上と左下とを結ぶ方向)に対して45度傾くように形成される。パターン位相差フィルム1は、この図1に示す基本構成に加えて、粘着層、セパレータフィルム、反射防止フィルム等が必要に応じて設けられる。
なおこの微小なライン状凹凸形状は、十点平均粗さ(Rz)が、10nm以上、45nm以下であり、またさらに平均面粗さ(Ra)が、1nm以上、4nm以下である。これにより配向膜3は、位相差層4との間で十分な密着強度を確保して、いわゆる黒輝度に係る位相差層4のばらつきを十分に小さくすることができる。
図2は、このパターン位相差フィルム1の製造工程を示す略線図である。この製造工程10は、基材2がロールにより提供され、この基材2を供給リール11から供給する。製造工程10は、ダイ12によりこの基材2に紫外線硬化性樹脂の塗布液を塗布する。この製造工程10において、ロール版20は、パターン位相差フィルム1の配向膜3に係るライン状凹凸形状が周側面に形成された円筒形状の賦型用金型である。製造工程10は、紫外線硬化性樹脂が塗布された基材2を加圧ローラ14によりロール版20の周側面に押圧し、高圧水銀燈からなる紫外線照射装置15による紫外線の照射により紫外線硬化性樹脂を硬化させる。これにより製造工程10は、ロール版20の周側面に形成されたライン状凹凸形状を基材2に転写する。その後、剥離ローラ16によりロール版20から硬化した紫外線硬化性樹脂と一体に基材2を剥離し、ダイ19により液晶材料を塗布する。またその後、紫外線照射装置17による紫外線の照射により液晶材料を硬化させることにより、配向膜3の配向規制力により屈折率異方性を保持した状態で液晶材料を固化して位相差層4を作製し、その後、巻き取りリール18に巻き取る。パターン位相差フィルム1は、この巻き取りリール18に巻き取ったシート材に、必要に応じて粘着層、反射防止層等を形成した後、所望の大きさに切断して作製される。これによりパターン位相差フィルム1は、ロールにより提供される基材2を連続して処理して効率良く大量生産される。
図3及び図4は、パターン位相差フィルムの製造用金型であるロール版20の製造工程を示す図である。なおこの図3及び図4において、パターン位相差フィルム1の領域A、Bに対応する領域を、それぞれ符号ARA、ARBにより示す。この製造工程では、面出し工程において、母材40の周側面を切削により平滑化する。続いてこの製造工程は、下地層41が作製される(図3(a))。ここで母材40は、ロール版20の外形形状に対応する円筒形状の金属材料である。母材40は、加工のしやすさや寸法安定性などから金属材料であることが好ましく、ニッケル、クロム、ステンレス、銅などであることがより好ましい。なおこの実施形態において、母材40は、銅が適用される。
下地層41は、上層に設けられる材料層について、母材40に対する密着力を強化するために設けられる。この実施形態では、下地層41は、無電解メッキにより、リンをドープしたニッケル層により膜厚500nmで作製される。
続いてこの工程は、下地層41の上に、第1の無機材料層42を作製する。この実施形態では、この第1の無機材料層42にニッケル層が適用され、スパッタリングにより膜厚100nmのニッケル層を作製する。なおこの第1の無機材料層42には、金属材料、無機酸化物、無機窒化物、無機炭化物などの各種無機材料を広く適用することができるものの、加工のしやすさなどから、クロム、チタン、ニッケル、タングステン、ステンレス系金属材料、アルミ、SiO、SiOx、Al、Cr、TiO、Si、AlN、TiN、SiO、SiC、WC、DLCなどを適用することができる。
続いてこの工程は、図3(b)に示すように、第1の凹凸形状作製工程において、第1の無機材料層42の全面に微小なライン状凹凸形状を形成する。ここでこのライン状凹凸形状は、配向膜3の右目用領域又は左目用領域の凹凸形状に対応する微小なライン状凹凸形状である。この実施形態では、ラビング布を使用したラビング処理によりこの凹凸形状が作製される。なおこの実施形態では、ラビングロールRによりラビング処理を示す。
続いてこの工程は、マスク作製工程において、レジスト材料により、右目用領域Aに対応する領域ARAを被覆し、かつ左目用領域Bに対応する領域ARBを露出させたマスク43が作製される(図3(c))。すなわちこの工程では、ポジ型のレジスト剤を全面に塗布した後、露光、現像処理することにより、左目用領域Bに対応する領域ARBを露出させたマスクが作製される。なおレジスト材料としては特に限定されるものではなく、ネガ型レジスト材料を適用しても良い。また塗布方法、露光方法にあっても種々の手法を広く適用することができる
続いて図4(d)に示すように、薄膜作製工程において、全面に、第2の無機材料層44が作製される。この実施形態では、スパッタリングにより膜厚100nmのニッケル層を作製し、これによりこの第2の無機材料層44にニッケル層が適用される。なおこの第2の無機材料層44は、金属材料、無機酸化物、無機窒化物、無機炭化物などの各種無機材料を広く適用することができるものの、加工のしやすさなどから、クロム、チタン、ニッケル、タングステン、ステンレス系金属材料、アルミ、SiO、SiO、AlO3、Cr、TiO、Si、AlN、TiN、SiO、SiC、WC、DLCなどから選択される。
続いて図4(e)に示すように、第2の凹凸形状作製工程において、第1の無機材料層43におけるライン状凹凸形状の延長方向とは異なる方向(この実施形態では第1の無機材料層43におけるラビング方向とは90度の角度をなす方向である)に全面をラビング処理し、第2無機材料層(ニッケル層)44の表面に凹凸形状を作製する。その後、製造工程は、図4(f)に示すように、続くレジスト除去工程において、マスク43を、その上層の第2無機材料層44と共に除去する。これらによりこの製造工程は、2回の凹凸形状作製処理により配向膜3の領域A及びBに対応する凹凸形状を作製し、ロール版20を作製する。
なおロール版20に係る領域ARA及びARBのラビング処理は、例えば領域ARA及びARBを交互にマスクして選択的にラビング処理する場合等、種々の手法を広く適用することができる。
〔ラビング処理〕
図5は、ラビング処理の説明に供する図である。ロール版20は、ラビングロールRを使用したラビング処理により、賦型処理に供する微細なライン状凹凸形状が作成される。なおこの図9の説明に係る母材40は、ラビング処理時、図3及び図4について上述したように、周側面に下地層41等が設けられている。
ここでラビングロールRは、ラビング処理に供するラビング布を周囲に巻き付けた円柱形状の部材である。ラビング処理工程では、矢印Aにより示すように、母材40を一定の回転速度で回転させた状態で、矢印Bにより示すように一定の回転速度で回転するラビングロールRを所定角度だけ傾けて母材40の周側面に押し付け、矢印Cにより示すように、ラビングロールRを母材40の回転軸に沿った方向に移動させ、これによりラビングロールRに設けられたラビング布により母材40の周側面を摩擦して全面をラビング処理する。
なおラビング布は、例えばラビング処理に使用可能な各種の布材、天然皮革、人口皮革等を広く適用することができるものの、この実施形態では、表面に多数の纖維を植毛した布材である植毛布によりラビング処理する。なおラビング布の材料としては、一般的に用いられるセルロース、レーヨン、ポリアミド(ナイロン:登録商標))、ポリエチレン等のポリオレフィン、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂などの中から適宜選択して使用する。一般的な、パイル長1〜数mm、密度2〜4万フィラメント/cm2、パイル径数十〜300ディナール、パイル本数250〜1500/cm2程度の一般的なものを使用する。好ましい材料は、ラビングかすの少ないレーヨン、ナイロンなどの化学繊維を使用した植毛布が好適であり、この場合、パイル長1〜2mm、密度2.5〜3.5万フィラメント/cm2、パイル径数50〜150ディナール、パイル本数600〜1000/cm2、フィラメントの広がる角度は5〜20゜である。
ここでこのように母材40を一定の回転速度で回転させた状態で、回転するラビングロールRを所定角度だけ傾けて母材40の周側面に押し付けてラビング処理する場合、ロール版20の周側面に形成されるライン状凹凸形状の延長方向zは、母材40の周速度yと、母材40に対するラビングロールRの傾きθと、ラビングロールRの周速度xとにより決まることになる。これによりロール版20で、それぞれこの延長方向zがロール版20の円周接線方向に対してそれぞれ+45度、−45度の角度になるように、これら母材40の回転速度、母材40に対するラビングロールRの傾きθ、ラビングロールRの回転速度を設定した状態で、矢印Cにより示すように、ラビングロールRを母材40の回転軸に沿った方向に移動させるようにすれば、ロール版20の周側面の全面に均一にライン状凹凸形状を作製することができる。
図6は、下地層41、無機材料層42のスパッタリングに供するスパッタリング装置の説明に供する図である。スパッタリング装置においては、中心軸が直立するように母材40を保持し、この母材40の周囲にターゲット材Tを保持する。ここでターゲット材Tは、断面円弧形状により形成されて、この円弧形状に係る中心軸が母材40の中心軸とほぼ一致するように、母材40から一定の距離だけ離間して配置される。スパッタリング装置では、矢印Aにより示すように、母材40を回転されながらターゲットTによりスパッタリング処理する。また母材40の中心軸方向の長さHR(1550mm)に対して、ターゲットTは、対応する長さHT(1570mm)が長く形成され、これにより母材40の周側面に均一に下地層等を作製する。パターン位相差フィルム1では、この母材40の長さHR(1550mm)に対して、透明フィルム材である基材2の幅W(1330mm)が幅狭になるように設定され、これらによりロール版の中心部分を使用して良品を生産できるように構成されている。
しかしながら長さ方向のターゲットの中心と母材40の中心とがほぼ一致するように配置して、さらに母材40によるロール版20の長さ方向の中心と基材2の中心とを一致させてパターン位相差フィルムを作製すると、基材2の一方の側の相差層における光軸が大きく変化し、これにより基材2の端部で特性が劣化することが判った。
この特性の劣化を種々に検討した結果、この特性の劣化は、ターゲットTに対する母材40の位置関係により発生することが判った。図7は、この検討に供した計測結果を示す図であり、種々にロール版20に係る設定を異ならせてパターン位相差フィルムを作製し、位相差層の光軸の向きを計測した結果である。また図8は、この計測結果の説明に供する模式図である。なお図8において、符号LXは、スパッタリング装置において、母材40の下側端部が当接する基準面の位置を示すものである。また破線は、計測結果の予測に係る部位を示すものである。またこれらの計測結果は、ロール版20、20Wの周側面に均一にライン状凹凸形状を作製した場合である。
符号L1は、基材2の幅Wに比して220mmだけ長さの長い、生産に供するロール版20に係る母材20より長さの長い母材によりロール版20Wを作製した場合の計測結果を示す図である(図8(A))。このように生産に供するロール版20より幅広のロール版20Wを作製し、この幅広のロール版20Wの中心と基材2の中心とが一致するようにしてパターン位相差フィルムを作製して光軸の向きを計測した。
また符号L2A、L2B、L2C(図8(B))は、上述したロール版20を使用してパターン位相差フィルムを作製した場合の計測結果である。また符号L3A及びL3B(図8(B)及び図8(C))は、母材40を上下逆さまにしてスパッタリング処理した場合の例であり、符号L3Bは、これに対応して賦型処理時におけるロール版20のセットを逆向きにした場合の例である。
これらの計測結果によれば、ロール版の中央部分では、目的とする光軸の向きである斜め45度方向に精度良く光軸が作製されてはいるものの、端部に向かうに従って徐々に光軸の向きが変化し、さらに端部に極端に近づくと、それまでとは逆方向に光軸が急激に変化し、これにより全体としてMの字の特性により光軸の向きが計測されることが判った。またこのMの字の特性によりスパッタリング装置における母材の下側端に対応するパターン位相差フィルムの端部で、急激に光学特性が劣化することが判った。
これによりこの実施形態では、このMの字の特性による計測結果に基づいて、スパッタリング装置に所定の部材を介して母材40をセットすることにより、この部材の厚みDの分だけ母材40を上側に持ち上げてセットし(図8(D))、これによりこの光学特性の中央が母材40の長手方向の中央に一致するように母材40をセットする。これによりこの実施形態では、スパッタリング装置の上下端に対応する箇所での急激な光学特性の変化については、ロール版の両端部に均等に振り分けて極力使用しないようにし、長尺透明フィルム材の端部における特性の劣化を低減する。なおこのように母材を持ち上げてのスパッタリングは、上述した下地層、第1の無機材料層等、スパッタリング装置を使用した全てのスパッタリングに適用されるものの、実用上十分な特性を確保できる場合には、例えば第1及び第2無機材料層についてのみ実行するようにして、下地層については、母材の機械中心とターゲットの機械中心とが一致するように配置してもよい。
図9は、この母材40のセットに係る処理手順を示すフローチャートである。この製造工程では、均一にラビング処理したロール版を使用してパターン位相差フィルムを試作し(ステップSP1−SP2)、この試作したパターン位相差フィルムを使用して光軸の向きを計測し(ステップSP3)、この計測結果より光学中心を検出する(ステップSP4)。ここでこの計測及び光学中心の検出にあっては、基材2の幅方向に一定のピッチにより光軸の向きを計測し、この計測結果を算術処理することにより求めることができる。この工程は、このようにして検出した光学中心がロール版の中心となるように、スパッタリング装置にセットする際の母材40の持ち上げ量Dを計算する(ステップSP5)。またロール版の生産時においては、この計算した持ち上げ量だけ母材40を持ち上げてスパッタリング装置にセットする(ステップSP6)。
ところでこのように母材40をセットしてロール版を作製してパターン位相差フィルムを生産する場合、基材2の中央部分では光軸の向きをほぼ45度とすることができるもの、基材2の端部では、中央部分に比して5度程度、光軸の向きが変化することになる(図7参照)。そこでこの実施形態では、ラビング処理により作製するライン状凹凸形状の延長方向の向きの制御により、端部における光軸の変化を低減し、さらに光学特性を向上する。
すなわち均一にライン状凹凸形状を作製して基材2の端部で光軸の向きが50度となり、基材2の中央で45度となる場合、それぞれライン状凹凸形状の延長方向が40度及び45度となるように設定すれば、基材2の中央及び端部における光軸方向を共に45度に設定することができる。
そこでこの実施形態では、図5との対比により図10に示すように、ロール版20の軸方向で、ラビングロールRの傾きθを異ならせ、これにより基材2の幅方向で、賦型処理により形成されるライン状凹凸形状の延長方向を変化させる。なおこの傾きθについては、図9のステップSP3の計測結果により求めることができる。またこのように傾きθを可変して作製したパターン位相差フィルムを再度計測して、より詳細に傾きθを求めるようにしてもよい。
より具体的に、図11に示すように、この実施形態では、母材40の回転速度及びラビングロールRの回転速度を一定速度に維持するようにして、さらに矢印Cにより示すように、母材40の回転軸に沿った方向にラビングロールR移動させるようにして、符号RA〜REにより示すように、ラビングロールRの傾きを徐々に変化させ、これによりライン状凹凸形状の延長方向が変化するように設定して、位相差層の作製精度を向上する。
すなわち符号RAにより示すように、ラビング処理の開始端側では例えば傾きθを50度に設定してラビング処理する。またほぼ中央(RC)では、傾きθを45度に設定してラビング処理し、中央から終了端側に向かうに従って、傾きθを元に戻す。
〔第2実施形態〕
図12は、図11との対比により本発明の第2実施形態に係るパターン位相差フィルムの製造工程の説明に供する図である。この実施形態では、この図12に係るラビング処理工程が異なる点を除いて第1実施形態と同一に構成される。
ここでこの実施形態では、母材40の回転軸方向の位置に応じてラビングロールRの傾きθを変化させる代わりに、母材40に対するラビングロールRの相対的な回転速度を可変する。
この実施の形態のように、母材40に対するラビングロールRの相対的な回転速度の可変により、ライン状凹凸形状の延長方向を可変するようにしても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。またこの場合、第1実施形態に係る構成に比して、このライン状凹凸形状の延長方向の可変に係る構成を簡略化することができる。
なお母材40の回転軸方向の位置に応じてラビングロールRの傾きθを変化させると共に、母材40に対するラビングロールRの相対的な回転速度を可変することにより、ライン状凹凸形状の延長方向を可変しても良い。
〔他の実施形態〕
以上、本発明の実施に好適な具体的な構成を詳述したが、本発明は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述の実施形態の構成を種々に組み合わせたり、変更したりすることができる。
すなわち上述の実施形態では、ライン状凹凸形状の延長方向の制御により、スパッタリングの処理由来するM字の特性による光軸の向きを均一化する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、併せて基材2の光軸の向きによる位相差層の光軸の向きの変化を補正するようにしても良い。
また上述の実施形態では、本発明をパターン位相差フィルムに適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば円偏光板等、パターン位相差フィルム以外の各種光学フィルムに広く適用することができる。
1 パターン位相差フィルム
2 基材
3 配向膜
4 位相差層
5 賦型層
10 製造工程
11 供給リール
12、19 ダイ
14 加圧ローラ
15、17 紫外線照射装置
16 剥離ローラ
18 巻き取りリール
20 ロール版
40 母材
41 下地層
42、44 無機材料層
43 マスク
R ラビングロール

Claims (5)

  1. 円柱形状の母材の周側面にライン状凹凸形状を作製して光学フィルム用賦型金型を作製する金型作製工程と、
    透明フィルム材による基材上に、賦型処理により前記光学フィルム用賦型金型の周側面に形成されたライン状凹凸形状を転写して配向膜を作製する配向膜作成工程と、
    前記配向膜の配向規制力により屈折率異方性を保持した状態で液晶材料を固化し、透過光に位相差を付与する位相差層を作製する位相差層作成工程と、
    を備える光学フィルムの製造方法であって、
    前記金型作製工程は、
    円柱形状であり周側面にライン状凹凸形状が形成された試作用金型を用いて、ウェブ状の透明フィルム材による基材上に、前記ライン状凹凸形状を転写して配向膜を作製し、前記配向膜の配向規制力により屈折率異方性を保持した状態で液晶材料を固化し、透過光に位相差を付与する位相差層が形成された試作用光学フィルムを作製する試作工程と、
    前記試作工程において作製された前記試作用光学フィルムにおいて、前記試作用金型の長手方向に相当する方向を前記試作用光学フィルムの幅方向とし、該幅方向における前記試作用光学フィルムの位相差層の光軸の角度を測定し、前記試作用光学フィルムの幅方向においてM字形状の分布を示す前記角度の変化特性の前記M字形状の中央部の極小値を光学中心として算術処理により検出する光学中心検出工程と、
    前記光学中心検出工程で得られた前記試作用光学フィルムの幅方向における前記光学中心と、前記光学フィルム用賦型金型の円柱形状の母材の長手方向の長さの中心とが一致するように、前記母材の持ち上げ量を算出する持ち上げ量計算工程と、
    スパッタリング装置内に、前記母材の長手方向に平行な方向に延在し、前記母材の径方向に所定の距離だけ離間させて配置されたターゲット材の長手方向の中心に対して、前記母材の長手方向の長さの中心が、前記持ち上げ量だけ前記長手方向に沿って移動させた位置となるように前記母材を配置する母材配置工程と、
    前記母材配置工程で配置された前記母材の周側面に金属膜を作製するスパッタリング工程と、
    前記スパッタリング工程において前記金属膜を作製した前記母材の周側面にラビング処理を行い、前記周側面に前記ライン状凹凸形状を作製するラビング工程と、
    を備える
    光学フィルムの製造方法。
  2. 賦型処理により周側面に形成されたライン状凹凸形状を転写して、前記ライン状凹凸形状による配向膜の作製に供するロール版である光学フィルム用賦型金型の製造方法において、
    円柱形状であり周側面にライン状凹凸形状が形成された試作用金型を用いて、ウェブ状の透明フィルム材による基材上に、前記ライン状凹凸形状を転写して配向膜を作製し、前記配向膜の配向規制力により屈折率異方性を保持した状態で液晶材料を固化し、透過光に位相差を付与する位相差層が形成された試作用光学フィルムを作製する試作工程と、
    前記試作工程において作製された前記試作用光学フィルムにおいて、前記試作用金型の長手方向に相当する方向を前記試作用光学フィルムの幅方向とし、該幅方向における前記試作用光学フィルムの位相差層の光軸の角度を測定し、前記試作用光学フィルムの幅方向においてM字形状の分布を示す前記角度の変化特性の前記M字形状の中央部の極小値を光学中心として算術処理により検出する光学中心検出工程と、
    前記光学中心検出工程で得られた前記試作用光学フィルムの幅方向における前記光学中心と、前記光学フィルム用賦型金型の円柱形状の母材の長手方向の長さの中心とが一致するように、前記母材の持ち上げ量を算出する持ち上げ量計算工程と、
    スパッタリング装置内に、前記母材の長手方向に平行な方向に延在し、前記母材の径方向に所定の距離だけ離間させて配置されたターゲット材の長手方向の中心に対して、前記母材の長手方向の長さの中心が、前記持ち上げ量だけ前記長手方向に沿って移動させた位置となるように前記母材を配置する母材配置工程と、
    前記母材配置工程で配置された前記母材の周側面に、金属膜を作製するスパッタリング工程と、
    前記スパッタリング工程において前記金属膜を作製した前記母材の周側面にラビング処理を行い、前記周側面に前記ライン状凹凸形状を作製するラビング工程と、
    を備える
    光学フィルム用賦型金型の製造方法。
  3. 前記ラビング工程では、
    前記円柱形状の中心軸を回転軸として回転する前記母材に回転するラビングロールを押しつけて、前記母材の前記回転軸に沿った方向に前記ラビングロールを移動させることにより、前記ライン状凹凸形状を作製し、
    前記回転軸に沿った方向で、前記ライン状凹凸形状の延長方向が変化するように、前記ライン状凹凸形状を作製する
    請求項2に記載の光学フィルム用賦型金型の製造方法。
  4. 前記ラビング工程では、
    前記母材の前記回転軸に沿って前記ラビングロールの傾きを変化させながら前記ラビングロールを移動させることにより、前記回転軸に沿った方向で、前記ライン状凹凸形状の延長方向が変化するように、前記ライン状凹凸形状を作製する
    請求項3に記載の光学フィルム用賦型金型の製造方法。
  5. 前記ラビング工程では、
    前記母材の前記回転軸に沿って前記母材の回転速度に対する前記ラビングロールの回転速度を変化させながら前記ラビングロールを移動させることにより、前記回転軸に沿った方向で、前記ライン状凹凸形状の延長方向が変化するように、前記ライン状凹凸形状を作製する
    請求項3又は請求項4に記載の光学フィルム用賦型金型の製造方法。
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