JP6209148B2 - シリンダ装置および車両用ブレーキシステム - Google Patents
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Description
このシリンダ装置では、前部ピストンと後部ピストンとを備え、前部ピストンと後部ピストンとの間に規制機構が備わる。規制機構は、前部ピストンの後端部に固定されたリテーナと、リテーナの後端部に頭部を係合させ後部ピストンの前端部に螺合されるボルトと、ボルトの螺合によって後部ピストンの前端に固定されるばね座部材と、リテーナとばね座部材との間に縮設されるスプリングと、で構成されている。
また、プライマリピストン11のセカンダリピストン12側の端部からセカンダリピストン12の摺動方向に沿ってガイドロッド16bが延設され、セカンダリピストン12は、ガイドロッド16bにガイドされて摺動する。
そして、プライマリピストン11とセカンダリピストン12とはガイドロッド16bで連結されて直列に配置される。
第一圧力室19aは、カップシール13aと底壁10eで区画され、第二圧力室19bは、カップシール13bとカップシール14aで区画されている。
また、プライマリピストン11は、セカンダリピストン12の変位によって第二圧力室19bに発生する液圧によって変位する。つまり、プライマリピストン11はセカンダリピストン12に応動して変位する。セカンダリピストン12はブレーキペダルPとプッシュロッドP1を介して連結され、ブレーキペダルPの動作にともなってシリンダチューブ10a内を変位する。
つまり、ストロークシミュレータ20は、第一圧力室19aから導出されるブレーキ液の液圧に応じた反力を発生し、この反力をマスタシリンダ10を介してブレーキペダルPに与えるように構成される。
本実施形態においてボールねじ構造体65は、ギヤ機構61とともにアクチュエータハウジング68の機構収納部68cに収納される。
そして、略円筒状を呈するシリンダ本体71の開放された端部(開放端)がハウジング本体68aとハウジングカバー68bからなるアクチュエータハウジング68に嵌合してシリンダ本体71とアクチュエータハウジング68とが連結され、スレーブシリンダ装置A2が構成される。
そして、出力軸51の回転駆動がギヤ機構61を介してボールねじ構造体65に伝達されるように構成される。
なお、第一スレーブピストン73とシリンダ本体71の側端部と間には、第一リターンスプリング78が配設される。また、第一スレーブピストン73と第二スレーブピストン74との間には、規制機構80を構成するスプリング86が配設される。
なお、ガイドピストン79がシリンダ本体71に取り付けられる方法は限定するものではなく、例えば、図示しないサークリップで取り付けられる構成とすればよい。
さらに、本実施形態の液圧制御装置A3に代えて、ABS制御機能のみを搭載するABS装置が接続される構成であってもよい。
車両用ブレーキシステムAが正常に機能する正常時には、ブレーキ液圧発生装置A1の第一遮断弁4および第二遮断弁5が励磁されて弁閉状態となり、ノーマルクローズタイプのソレノイドバルブからなる第三遮断弁62が励磁されて弁開状態となる。したがって、第一液圧系統K1および第二液圧系統K2が遮断されているため、ブレーキ液圧発生装置A1のマスタシリンダ10で発生した液圧がディスクブレーキ機構30a〜30dのホイールシリンダ32FL,32RR,32RL,32FRに伝達されることはない。
そして、スレーブシリンダ装置A2で発生したブレーキ液圧が導入ポート101,102から液圧制御装置A3に供給される。つまり、スレーブシリンダ装置A2は、ブレーキペダルPが操作されたときに電気信号で回転駆動する電動モータ50の回転駆動力で第一スレーブピストン73および第二スレーブピストン74を駆動し、ブレーキペダルPの操作量に応じたブレーキ液圧を発生させて液圧制御装置A3に供給する。
また、本実施形態における電気信号は、例えば、電動モータ50を駆動する電力や電動モータ50を制御するための制御信号である。
例えば、ブレーキペダルPのブレーキ操作量に対応して決定される制動力(総制動力)から回生制動力を減じた制動力をスレーブシリンダ装置A2で発生させるためのブレーキ液圧を目標液圧に設定したり、総制動力に対して所定の比率の制動力をスレーブシリンダ装置A2で発生させるためのブレーキ液圧を目標液圧に設定して、制御手段150がスレーブシリンダ装置A2の作動量を決定する構成とすればよい。
続いて、本発明の一実施形態に係るスレーブシリンダ装置A2のシリンダ機構70に備わる規制機構80について、図2から図7を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明において、シリンダ本体71の底部70c側(図2参照)を前方とし、シリンダ本体71の開口側(ブレーキペダルP側、図1参照)を後方とする。
規制機構80は、リテーナ81と、ボルト84と、ばね座部材85と、スプリング86と、を備える。
底部83には、ボルト84の胴部84bが摺動可能に挿通されるボルト挿通孔83aが形成されている。底部83の内面には、ボルト84の頭部84aが当接される。
また、螺合穴74aの開口部には、図3に示すように、雄ねじ部74cの内径よりも大径とされた拡径部74bが形成されている。拡径部74bは、ばね座部材85の後記する突出部85eが挿入配置されるスペースとして機能する。
外側リブ85c2は、延在部85c1の外側端部からリテーナ81側(図2参照)に屈曲するように延設されたリブである。外側リブ85c2の幅は、図5(a)に示すように、延在部85c1の幅と同一の幅に設定されている。ばね座部材85の中心から外側リブ85c2の基端部までの距離は、スプリング86の後端部の外径よりも大きくなっている。これによって、各外側リブ85c2の内側にスプリング86の後端部が好適に保持されるようになっている。
また、ばね座部材85の形状は、任意の形状を採用することができる。ばね座部材85は、スプリング受部85c、カップシール保持部85dおよび突出部85eに相当するものが形成されていればよく、各部を任意の形状とすることができる。
また、螺合穴74aの底部74eは、ボルト84の軸に直交する平らな面(直交面)としたが、これに限られることはなく、テーパー形状や球面形状としてもよい。
71 シリンダ本体(シリンダ穴)
73 第一スレーブピストン(プライマリピストン)
74 第二スレーブピストン(セカンダリピストン)
74a 螺合穴
74b 拡径部
74e 底部
80 規制機構
81 リテーナ
84 ボルト
84a 頭部
84e 先端面(ボルト挿入方向先端部)
85 ばね座部材
85b 挿通孔
85c スプリング受部
85d カップシール保持部
85e 突出部
86 スプリング
A 車両用ブレーキシステム
A1 ブレーキ液圧発生装置
A2 スレーブシリンダ装置
A3 液圧制御装置
Claims (5)
- 有底のシリンダ穴の底部側である前部側に配置される前部ピストンと、
前記シリンダ穴の後部側に配置される後部ピストンと、
前記前部ピストンと前記後部ピストンとの間に設けられ、前記前部ピストンと前記後部ピストンとの離間距離を規制する規制機構と、を備えるシリンダ装置であって、
前記規制機構は、
前記前部ピストンに取り付けられるリテーナと、前記リテーナに頭部が係合されるとともに前記後部ピストンに設けられた螺合穴に螺合されるボルトと、前記後部ピストンに装着されるばね座部材と、前記リテーナと前記ばね座部材との間に縮設されるスプリングと、を備え、
前記ボルトは、
前記ばね座部材に設けられた挿通孔にクリアランスを介して挿通され前記後部ピストンに設けられた螺合穴へ締め付けられることで、ボルト挿入方向先端部が前記螺合穴の底部に圧接することを特徴とするシリンダ装置。 - 前記螺合穴は、開口側に形成された雌ねじ部と、前記雌ねじ部に連続して底部側に形成されたストレート部と、を備え、
前記ボルトは、前記雌ねじ部に螺合される雄ねじ部と、前記雄ねじ部の先端側に連続して形成され前記ストレート部に挿入される先端部と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載のシリンダ装置。 - 前記ばね座部材は、誤組付け時に、前記後部ピストンのフルストロークで前記リテーナと当接する突出部を備えており、前記突出部は、前記挿通孔の口縁部を前記リテーナ側の反対側に折り返して形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシリンダ装置。
- 前記螺合穴の開口部には、前記突出部が挿入される拡径部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のシリンダ装置。
- 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のシリンダ装置を備えた車両用ブレーキシステムであって、
前記シリンダ装置は電動アクチュエータを駆動させて液圧を発生させるスレーブシリンダ装置であり、
運転者からの入力によって液圧を発生させるブレーキ液圧発生装置と、
前記スレーブシリンダ装置から出力されるブレーキ液圧を用いてブレーキ制御を行う液圧制御装置と、
を備えたことを特徴とする車両用ブレーキシステム。
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