JP6205515B1 - 荷役運搬車のブレーキ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブレーキ装置の操作を、ハンドルの傾倒操作に加えて、足の踏込操作によっても制動可能とし、制動ロックも容易にできるようにする。【解決手段】走行用移動輪34に油圧シリンダ37を介して昇降自在に支持する荷台21と、油圧シリンダ37に油圧を供給する油圧ポンプ36と、走行用移動輪34にブレーキシュー63を圧接させて制動可能とするブレーキ体60と、ブレーキ体60を制動方向に移動させる揺動アーム46と、荷台21を前後移動させるための押し引き操作と油圧ポンプの作動操作と前記揺動アーム46の回動による制動操作とを可能とさせる操作部5とを備える荷役運搬車のブレーキ装置4において、前記揺動アーム46は操作部5の後下方に配置され、該揺動アーム46の下部にはブレーキペダル47を設ける。【選択図】図4

Description

本発明は、荷物運搬車のブレーキ装置に関し、特に、パレットリフトトラックのハンドル下方に設けるブレーキ装置の技術に関する。
従来、先端に前移動輪を備えたフォーク形の荷台と、該荷台の基端を支え、且つこれを昇降させる油圧シリンダと、前記油圧シリンダを支える後移動輪を設けたパレットリフトトラックにおいて、後移動輪にブレーキシューを圧着させて制動をかけるブレーキ操作部材を設け、該ブレーキ操作部材をハンドルの下げ操作により制動可能とした技術が公知となっている。例えば、特許文献1に示す技術である。
特許第2981841号公報
特許文献1に示す技術では、ハンドルの下げ操作によりのみ制動できる構成であったため、制動させるには、ハンドルを後方へ倒せる広さが必要となっていた。つまり、狭い空間では制動することができなかった。また、駐車ブレーキのごとく制動させた状態を保持させるには、ロックレバーを操作することにより、制動状態を維持できる構成としていたが、ハンドルを下げた状態で、ハンドル基部側に配置したロックレバーを操作する必要があったため、ハンドル先端とロックレバーとの間の距離が長く操作し難い構成となっていた。そこで、ブレーキ装置の操作を、ハンドルの傾倒操作に加えて、足の踏込操作によっても制動可能とし、制動ロック(駐車ブレーキ)も容易にできるようにしようとする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
請求項1においては、走行用移動輪に油圧シリンダを介して昇降自在に支持する荷台と、前記油圧シリンダに油圧を供給する油圧ポンプと、前記走行用移動輪にブレーキシューを圧接させて制動可能とするブレーキ体と、前記ブレーキ体を制動方向に移動させる揺動アームと、前記荷台を前後移動させる押し引き操作、前記油圧ポンプの作動操作、及び前記揺動アームを回動させて前記ブレーキ体の制動操作を可能とする操作部と、を備え、前記揺動アームは、前記操作部の後下方に配置され、前記揺動アームの上部には、前記操作部が回動した際に接当するローラが設けられ、前記揺動アームの下部には、前記ブレーキ体を操作するブレーキ操作手段が設けられている荷役運搬車のブレーキ装置である。
請求項2においては、前記ブレーキ操作手段は、ブレーキペダルとガード部材とを備え、前記ブレーキペダルは、前記揺動アームの下部から後方へ突設され、前記ガード部材は、平面視で半円状のガード空間を形成するように、前記ブレーキペダルに固定されるものである。
請求項3においては、前記ブレーキ体と前記揺動アームとの間には、駐車ブレーキが配設され、前記駐車ブレーキの駐車ブレーキ操作手段は、前記ガード部材の外周よりも内側に配設されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、操作部の後下方にブレーキ操作手段が配置されることになり、手だけでなく、足による踏込操作によっても制動できるようになり、操作性の向上を図ることができる。
また、ガード部材によっても制動操作ができ、さらに、駐車ブレーキの操作もその近傍で操作でき、安全性の向上に加えて操作性の向上もさらに図ることができる。
本発明のブレーキ装置を備える荷役運搬車の全体構成を示す側面図。 同じく平面図。 ブレーキ装置と昇降装置の後面図。 ブレーキ装置と昇降装置の側面図。 ブレーキ装置の平面図。 (a)非制動時のブレーキ体と駐車ブレーキの平面図、(b)駐車ブレーキ制動時のブレーキ体と駐車ブレーキの平面図。
以下では、図1、図2、図3、図4を参照して、荷役運搬車として、パレットリフトトラック1の全体的な構成について説明する。以下の説明においては、図1に示した矢印Fの方向をパレットリフトトラック1の進行方向、つまり前方向として、前後左右方向を規定するものとする。
パレットリフトトラック1は荷物を載せる荷物載置部2と、作業者が操向運搬操作や昇降操作を行う操作部5と、前記荷物載置部2を昇降させる昇降装置3と、制動させるブレーキ装置4からなる。
荷物載置部2は、荷物を載せたパレットの側部空間に差し込んで、持ち上げるものである。荷物載置部2は、左右平行で前後方向に延設されたフォーク状の荷台21・21と、左右の荷台21・21の前下部に配置され、昇降可能とされる走行用前輪22・22と、荷台21・21の後部から斜め上後方に延設されるとともに昇降装置3と連結する基部体23とを備える。
荷台21は上面がパレットの載置面とされる。荷台21は左右対称に構成されるため、左右一方について説明する。荷台21の前部にアーム24の一端が上下回動自在に支持され、荷台21内に収納されている。アーム24の他端に走行用前輪22が回転自在に支持されている。また、アーム24の一側に連結杆25の一端が枢結され、連結杆25は荷台21内に収納されて後方に延設される。連結杆25の他端は昇降アーム26の一端に連結される。昇降アーム26は側面視ベルクランク(「く」字状)に構成されて、前後中央部が基部体23に横架された支持軸27に回転自在に支持される。昇降アーム26の他端は、後述する昇降装置3の軸受体31に枢支されている。
基部体23は正面視略三角形状の箱型に構成されて、前低後高に傾斜して配設される。基部体23の左右両側の下面に荷台21・21の後端部が固設され、その上部に前記昇降アーム26を枢支する支持軸27を横設している。基部体23の左右中央の上端から後方に昇降装置連結部28が延設されている。
昇降装置3は、図4に示すように、切換バルブやリリーフバルブや油路が備えられる油圧ベース35と、油圧ベース35の前部に上下方向に貫通して固定される油圧シリンダ37と、油圧シリンダ37の下方に設ける主縦軸39の下端に横設した車軸30に回転自在に支持される走行用移動輪34と、主縦軸39の上部外周に回転自在に支持される軸受体31と、油圧ベース35上で油圧シリンダ37の外周に配設される油タンク33と、油圧ベース35後部上に設けられる油圧ポンプ36と、該油圧ポンプ36を加圧するプランジャピストン38等を備える。
前記走行用移動輪34は油圧ベース35と、操作部5と一体的に連結され、走行用移動輪34は操作部5のハンドル51の左右回動に連動して左右に回動される。本実施形態では、約180度左右に回動できる。
操作部5は、前記油タンク33の後部に固設されるハンドルベースブラケット54と、前記プランジャピストン38の上部およびハンドルベースブラケット54の後部に連結されるハンドルベース55と、該ハンドルベース55の上に固設されるハンドル51と、ハンドル51上部に設けられるグリップ52と、グリップ52に沿って配設される昇降切換レバー53等からなる。
前記グリップ52は正面視略横長の四角形ループ状に構成され、その中央部に昇降切換レバー53が設けられている。昇降切換レバー53は前記油圧ベース35に設ける切換バルブの操作部と連結されて、昇降切換レバー53の操作により油圧シリンダ37への圧油の送油と、油圧シリンダ37から油タンク33へのリリーフを切り換え可能としている。但し、前記グリップ53の形状は限定するものではなく、楕円状であっても、水平方向のバーで構成してもよい。
このような構成において、昇降切換レバー53を上昇位置に切り換えて、ハンドル51を上下に回動すると、プランジャピストン38が昇降されて、油圧ポンプ36から圧油が切換バルブを介して油圧シリンダ37に送油されて、油圧シリンダ37を伸長させる。この伸長により荷台21の後部の昇降装置連結部28及び基部体23が持ち上げられる。この基部体23の上昇により支持軸27が上昇し、昇降アーム26が回動され、連結杆25が前方に押されてアーム24が回動されて、走行用前輪22が下方に移動し、その結果、荷台21の後部及び前部が持ち上げられ、荷物を持ち上げることができる。この持ち上げた状態で、グリップ52を引っ張って、または、押すことにより、走行用前輪22と走行用移動輪34が転動して、パレットリフトトラック1により荷物を運搬することができるのである。そして、移動後に昇降切換レバー39を下降位置に切り換えると、切換バルブが切り換えられて、圧油は油タンク33に戻され、油圧シリンダ37が縮小されて、荷台21が自重により下降する。
ブレーキ装置4は、図4、図5、図6に示すように、前記車軸30を取り付ける主縦軸39の下部より後方に突設されるブレーキ軸40と、該ブレーキ軸40上に摺動自在に外嵌されるブレーキ体60と駐車ブレーキ70とバネ43・44と、前記主縦軸39の上下中途部から後方に突設される支持アーム45と、該支持アーム45の後部に取り付けられる揺動アーム46と、揺動アーム46の下部に配設されるブレーキ操作手段としてのブレーキペダル47とガード部材48と、揺動アーム46の上部に取り付けられる当接部材80を備える。
主縦軸39は前記油圧ベース35から下方に垂設されるもので、上部に軸受体31を回転自在に外嵌し、主縦軸39は荷物載置部2に対してハンドル51及び走行用移動輪34とともに回転可能としている。
ブレーキ体60は、左右中央のボス部61と、ボス部61の後面に形成されるカム部62と、ボス部61の左右両側から側方に突設されるブレーキシュー63・63からなる。ボス部61はブレーキ軸40に対して軸心方向に摺動自在、かつ、回転不能に外嵌される。つまり、ボス部61の軸心に形成される貫通孔とブレーキ軸40の断面形状は四角形や六角形等の多角形、または、スプライン、または、セレーションにより構成されて、ブレーキ体60はブレーキ軸40に対して軸心方向(前後方向)には摺動できるが、回転することはできないようにしている。ボス部61と主縦軸39の間のブレーキ軸40上に付勢部材としてバネ43が外嵌され、ブレーキ体60を後方へ摺動するように付勢している。
前記カム部62は、ボス部62の後面にカムプロフィールが形成され、後述する駐車ブレーキ70に形成されるカム部72と係合可能としている。カムプロフィールは凸台形状として、斜辺部62aと平面部62bとを有する。
ブレーキシュー63は前記走行用移動輪34の外周後方に配置され、走行用移動輪34の外周に押し付けることによって制動できるようにしている。ブレーキシュー63は走行用移動輪34の外周面との間の摩擦力を大きくできる部材が取り付けられて、交換可能としている。ブレーキシュー63は前記バネ43の付勢力により走行用移動輪34の外周面から離れるように付勢され、通常は制動されないようにしている。
駐車ブレーキ70は、左右中央のボス部71と、ボス部71の前面に前記カム部62と対向して形成されるカム部72と、ボス部71の左右両側から側方に突設される駐車ブレーキ操作手段としての駐車ブレーキペダル73・73からなる。ボス部71はブレーキ軸40に対して摺動自在、かつ、回転自在に支持される。ボス部71の後面と揺動アーム46の前面との間のブレーキ軸40上に付勢部材としてのバネ44が外嵌されて、揺動アーム46を後方(図4における時計回り方向)へ付勢している。なお、ブレーキ軸40の後端と揺動アーム46の前面との間には制動するためのストロークの長さ分空間が形成されている。
カム部72は前記カム部62と係合するように、ボス部72の前面にカムプロフィールが形成され、カムプロフィールは凹台形状として、斜辺部72aと前平面部72bとを有する。非作用状態では、斜辺部72aはカム部62の斜辺部62aと面で接し、ブレーキ体60の平面部62bがボス部71の凹部に嵌合するようにしている。駐車ブレーキペダル73・73は、オペレータの足を載せて踏み込めるようにしており、駐車ブレーキペダル73・73は後述するガード部材48で形成される空間の内側に突出している。左右一方の駐車ブレーキペダル73がロック用であり、他方がロック解除用としている。
このような構成において、ロック側(本実施形態では右側)の駐車ブレーキペダル73を踏むと、駐車ブレーキ70のボス部71が回転され、カム部72の斜辺部72aがブレーキ体60のカム部62の斜辺部62aに乗り上げて、ブレーキ体60を前方へ摺動させ、図6(b)に示すように、ブレーキシュー63を走行用移動輪34の外周面に圧接し、駐車ブレーキ70の前平面部72bとブレーキ体60の平面部62bが面で当接する位置まで回動する。この位置で摺動は停止し、ブレーキシュー63が走行用移動輪34の外周面に圧接した状態となって、駐車ブレーキ70を作用させた状態となり、その状態が保持される。
駐車ブレーキ70を解除するために、ロック解除側(本実施形態では左側)の駐車ブレーキペダル73を踏むと、駐車ブレーキ70のボス部71が前記と逆方向に回転され、バネ43・44の付勢力が加えられて、カム部72の斜辺部72aがブレーキ体60のカム部62の斜辺部62aを滑り、図6(a)に示すように、元の係合した状態に戻り、ブレーキシュー63は走行用移動輪34の外周面から離れ、制動は解除される。
また、前記支持アーム45の後端に枢支軸41を介して揺動アーム46の上下中途部が前後回動自在に枢支される。揺動アーム46は側面視L字状の上支持杆46aと、該上支持杆46aの下部から下方に突設される下支持杆46bからなる。上支持杆46aの下前端が支持アーム45の後端に枢支軸41により回転自在に枢支される。下支持杆46bの下端に:ブレーキ操作手段としてのブレーキペダル47と、平面視半円状のガード部材48が取り付けられる。
ブレーキペダル47は、下支持杆46bの下端から後下方へ突設され、ブレーキペダル47の後端はガード部材48の左右中央の後部に固定される。言い換えれば、ブレーキペダル47は揺動アーム46とガード部材48の後側との間の連結部材も兼ねて、部品点数の増加を抑えている。ブレーキペダル47は操作部5の後下方に位置し、走行用移動輪34の後方で左右中央に配置されて、後下がり傾斜に構成され、右または左の足で踏み易くしている。また、ブレーキペダル47から踏み外してもガード部材48に足が乗り、制動操作ができるようにして、制動操作が確実にできるようにして、安全性の向上も図っている。また、ガード部材48によりブレーキ操作の操作範囲の拡大も図っている。そして、下支持杆46bの上下中途部の前面はバネ44の後面に当接され、バネ44、駐車ブレーキ70を介してブレーキ体60と連動可能とされている。
即ち、ブレーキペダル47を踏むと、揺動アーム46が枢支軸41を中心に回動して、下支持杆46bの前方への回動によりバネ44、駐車ブレーキ70を介してブレーキ体60を前方へ摺動させ、ブレーキシュー63・63が走行用移動輪34の外周後面に圧接されて、制動されることになる。足の踏込を解除すると、バネ43・44の付勢力により、元の非制動状態に戻る。
ガード部材48は円弧部48aと弦部48bと連結部材48cからなり、走行用移動輪34後方からオペレータの足が走行用移動輪34下方へ侵入することを防止している。即ち、円弧部48aはブレーキ軸40の前後方向の軸心と左右の走行用移動輪34の後端を結ぶ線の交点付近を中心とする半円状に棒材を折り曲げ形成し、左右両端の前部を弦部48bの左右両側後面に固設して、円弧部48aが揺動アーム46の下端から水平方向で、後方及び左右側方に延設されて半円状のガード空間を形成している。円弧部48aの左右中央はブレーキペダル47の後部に固定して略水平方向となるように配設している。つまり、ガード部材48は地表より所定高さ(足が入らない程度)浮いた状態に配設されている。
弦部48bは、プレートからなり、ブレーキ体60の下方に配置される。弦部48bは左右中央後面に連結部材48cの前端を固定して左右水平方向に横設され、連結部材48cの後端が下支持杆46bの下端に固定されている。弦部48bの左右幅は、左右の走行用移動輪34・34の左右最外側の幅と一致させている。弦部48bの左右両側の後面に円弧部48aの左右両側を固定している。
このように構成することによって、運搬作業時に、オペレータの足が走行用移動輪34の後方に位置しても、ガード部材48に当たり、走行用移動輪34に近づけることはできず、オペレータの足が走行用移動輪34に巻き込まれることを防止することができる。また、ガード部材48とブレーキペダル47は連結されているため、足がブレーキペダル47に届かないときであっても、ガード部材48を踏むことで制動することが可能となり、制動操作性を向上することができたのである。また、ガード部材48は半円状となっているために、走行用移動輪34後方に凸部がなくなり、運搬時や操向時にハンドル51を回動した時であっても、足が引っ掛かることがないようにしている。また、平面視でガード部材48で形成するガード空間内に駐車ブレーキペダル73・73を配置している。
また、前記揺動アーム46の上支持杆46aの上端には、当接部材80が設けられ、前記ハンドル51の下降操作により制動するときに、揺動アーム46がスムースに回動して制動できるようにしている。即ち、当接部材80は上端に左右方向にローラ軸81を横架し、該ローラ軸81にローラ82を回転自在に支持している。
このように構成することにより、操作部5のグリップ52を持って引っ張りながら運搬作業をしているときに、パレットリフトトラック1の移動を停止させたいときには、ハンドル51を後下方に倒して(回動して)制動する。このとき、ハンドルベース55の後面がローラ82に当接して、揺動アーム46の上部を後方へ倒し、下支持杆46bがバネ44、駐車ブレーキ70を介してブレーキ体60を前方へ摺動させて、ブレーキシュー63・63を走行用移動輪34の後面に圧接し制動することができる。このハンドル51の後方への傾倒時にハンドルベース55がローラ82により揺動アーム46の上端が引っ掛かることがなく傾倒できて、スムースに制動させることができる。
以上のように、走行用移動輪34に油圧シリンダ37を介して昇降自在に支持する荷台21と、油圧シリンダ37に油圧を供給する油圧ポンプ36と、走行用移動輪34にブレーキシュー63を圧接させて制動可能とするブレーキ体60と、ブレーキ体60を制動方向に移動させる揺動アーム46と、荷台21を前後移動させるための押し引き操作と油圧ポンプ39の作動操作と前記揺動アーム46の回動による制動操作とを可能とさせる操作部5とを備える荷役運搬車のブレーキ装置4において、前記揺動アーム46は操作部5の後下方に配置され、該揺動アーム46の下部にはブレーキ操作手段としてのブレーキペダル47が設けられるので、操作部5の後下方にブレーキペダル47が配置されることになり、手だけでなく、足による踏込操作によっても制動できるようになり、ブレーキペダル47は左右中央に位置するため、左右何れの足でも操作でき、制動操作性を向上できるようになったのである。
また、前記揺動アーム46には走行用移動輪34への足の侵入を防止する平面視半円状のガード部材48が左右後方に水平方向で延設して取り付けられるので、操作部5による操向・運搬操作時において、ガード部材48によって足が走行用移動輪34の下側へ入り込むことを防止でき、ガード部材48およびその内側に配置される部材に引っ掛かることも防止できるとともに、ガード部材48を踏むことによりブレーキ操作もできるようになり、ブレーキ操作範囲を拡大することができて、安全性の向上に加えて操作性をさらに向上することができたのである。
また、前記ブレーキ体60と揺動アーム46との間には駐車ブレーキ70が配設され、該駐車ブレーキ70の駐車ブレーキ操作手段としての駐車ブレーキペダル73は前記ガード部材48の外周よりも内側に配設されるので、駐車ブレーキ70の操作がブレーキペダル47の近傍で操作できるようになって、足による踏込操作で可能となり、駐車ブレーキの操作性を向上できたのである。また、駐車ブレーキペダル73はガード部材48の内側に位置するため、駐車ブレーキペダル73が制動操作や操向操作の邪魔にならず、駐車ブレーキ70はブレーキ装置4を利用できるため、部品点数も抑えられて、安価に構成することができるのである。また、後方へ移動するときに、障害物等があっても、障害物等にはガード部材48が当り、駐車ブレーキ70等はガード部材48により保護される。
1 パレットリフトトラック
4 ブレーキ装置
5 操作部
21 荷台
34 走行用移動輪
36 油圧ポンプ
37 油圧シリンダ
46 揺動アーム
47 ブレーキペダル
48 ガード部材
60 ブレーキ体
63 ブレーキシュー
70 駐車ブレーキ
73 駐車ブレーキペダル

Claims (3)

  1. 走行用移動輪に油圧シリンダを介して昇降自在に支持する荷台と、前記油圧シリンダに油圧を供給する油圧ポンプと、前記走行用移動輪にブレーキシューを圧接させて制動可能とするブレーキ体と、前記ブレーキ体を制動方向に移動させる揺動アームと、前記荷台を前後移動させる押し引き操作、前記油圧ポンプの作動操作、及び前記揺動アームを回動させて前記ブレーキ体の制動操作を可能とする操作部と、を備え、
    前記揺動アームは、前記操作部の後下方に配置され、
    前記揺動アームの上部には、前記操作部が回動した際に接当するローラが設けられ、
    前記揺動アームの下部には、前記ブレーキ体を操作するブレーキ操作手段が設けられている
    ことを特徴とする荷役運搬車のブレーキ装置。
  2. 前記ブレーキ操作手段は、ブレーキペダルとガード部材とを備え、
    前記ブレーキペダルは、前記揺動アームの下部から後方へ突設され、
    前記ガード部材は、平面視で半円状のガード空間を形成するように、前記ブレーキペダルに固定される
    ことを特徴とする請求項1に記載の荷役運搬車のブレーキ装置。
  3. 前記ブレーキ体と前記揺動アームとの間には、駐車ブレーキが配設され、前記駐車ブレーキの駐車ブレーキ操作手段は、前記ガード部材の外周よりも内側に配設される
    ことを特徴とする請求項2に記載の荷役運搬車のブレーキ装置。
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