JP6204720B2 - 枠体及びこの枠体を備えた太陽電池モジュール - Google Patents

枠体及びこの枠体を備えた太陽電池モジュール Download PDF

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Description

本発明は、太陽電池モジュール本体の周縁部を4つの枠片で保持する構造の枠体及びこの枠体を備えた太陽電池モジュールに関する。
一般に、従来の太陽電池モジュールは、太陽電池モジュール本体の周縁部を4つの枠片で保持する構造となっている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1記載の太陽電池モジュールは、枠部がアルミニウム合金を押出成型して成形した中空状の四角柱からなり、4個の枠部を組み立てて枠体が構成されている。枠部の上壁の上方の外壁側には、太陽電池モジュール本体を固定するための内側を向く断面略コ字状の挿入溝が長手方向に沿って付設されており、枠部内の対角方向の隅部には、長手方向に沿って断面C字状のねじ溝部が設けられた構成となっている。
特開2005−294455号公報
特許文献1に開示された枠体では、ねじ溝部は枠部内の対角方向の隅部に一定の距離を保って設けられている。これにより、枠部の連結部分にかかるねじりの力(モーメント)に対して一定の強度を保っているが、さらに強度を上げる場合には、ねじ溝部間の距離をさらに広げる必要がある。
この場合、2つのねじ溝部間の距離を広げるためには、枠部全体を大きくする必要があり、重量が重くなるといった問題があった。また、材料の使用量が増えるため、製造コストが高くなるといった問題があった。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、太陽電池モジュール本体の周縁部を保持する4つの枠片の突き合わせ端部同士を複数の固定部材で固定する構造の枠体に係り、より詳細には、固定部材を固定する複数の固定受け部の距離を離して設けることで枠片の固定部分にかかるねじりの力に対する強度を向上させた枠体を提供することにある。また、他の目的は、固定受け部の距離を離すことによってできる隙間を排水溝として利用可能な枠体及びこの枠体を備えた太陽電池モジュールを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の枠体は、太陽電池モジュール本体の周縁部を長尺状の4つの枠片でそれぞれ保持し、4つの枠片のそれぞれの端部同士を突き合わせ、一方の突き合わせ端部に形成された複数個の固定受け部に他方の突き合わせ端部に形成された複数個の固定穴を通じてそれぞれ固定部材を固定することで、突き合わせ端部同士が固定された構造の枠体であって、4つの枠片のうち対向する第1枠片および第2枠片は、長尺状の支持片と、支持片の側面から延設された太陽電池モジュール本体の縁部を挟む上下一対の保持片であって支持片の上端部側面から延設されて太陽電池モジュール本体の受光面上に配置された第1保持片と、第1保持片の下方で支持片の側面から延設されて太陽電池モジュール本体の裏面下に配置された第2保持片と、支持片の下端部から太陽電池モジュール本体の裏面側に沿って延設された第1延設片と、第1保持片と第2保持片との間の位置で太陽電池モジュール本体とは反対側の支持片の側面に設けられた第1固定受け部と、第2固定受け部とを備え、第1延設片の長手方向に直交する幅方向の長さは、第2保持片の長手方向に直交する幅方向の長さより長く形成されており、第1枠片は、第1延設片の支持片とは反対側の端部に第2固定受け部を備え、第2枠片は、第1延設片の支持片とは反対側の端部に設けられた土手と支持片を挟んだ第1保持片の反対側より延設された第2延設片と、第1固定受け部から離れた位置で第2延設片に設けられた第2固定受け部とを備えることを特徴としている。
本発明によれば、固定受け部の幅方向の距離を離して設けることができるので、突き合わせ端部にかかるねじりの力に対して強度を増すことができる。
また、本発明によれば、一方の固定受け部を設けた第1延設片を排水路として利用できるので、太陽電池モジュールが屋根に設置されている場合に、太陽電池モジュール本体の周縁部と保持片との間を浸入してきた水は、この排水路内を軒先側に流れることになり、浸入水の屋根上への直接の落下を防止することができる。
本発明に係る枠体を備えた太陽電池モジュールの全体構成を示す受光面側から見た斜視図である。 本発明に係る枠体を備えた太陽電池モジュールの全体構成を示す裏面側から見た斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 第1枠片の断面図である。 第2枠片の断面図である。 第3枠片の断面図である。 第4枠片の断面図である。 図1におけるC部分を矢符c1方向から見た分解斜視図である。 図1におけるD部分を矢符d1方向から見た分解斜視図である。 図1におけるE部分を矢符e1方向から見た分解斜視図である。 図1におけるF部分を矢符f1方向から見た分解斜視図である。 太陽電池モジュールを屋根上に敷設した状態を示す断面図である。 本発明の別の実施形態を示すものであって、第2枠片の断面図である。 本発明の別の実施形態を示すものであって、太陽電池モジュールの全体構成を示す受光面側から見た斜視図である。 本発明の別の実施形態を示すものであって、第4枠片の断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
[実施形態1]
実施形態1に係る枠体及びこの枠体を備えた太陽電池モジュールについて、図面を参照し説明すれば以下のとおりである。
図1Aは、本発明に係る枠体を備えた太陽電池モジュールの全体構成を示す受光面側から見た斜視図、図1Bは、本発明に係る枠体を備えた太陽電池モジュールの全体構成を示す裏面側から見た斜視図、図2A及び図2Bは、図1のA−A線概略断面図、図3は、図1のB−B線概略断面図である。本実施形態に係る太陽電池モジュールは、太陽電池モジュールに瓦の機能を持たせた瓦一体型太陽電池モジュールを例示しているが、瓦一体型に限定されるものではない。
図1A及び図1Bに示すように、本実施形態の太陽電池モジュール1は、太陽電池モジュール本体2と、太陽電池モジュール本体2の周縁部を保持する枠体3とで構成されている。
本実施形態では、太陽電池モジュール本体2の構成部品の1つである太陽電池の種類は特に限定されるものではなく、例えば、単結晶、多結晶、薄膜等のシリコン系太陽電池、GaAs,CdTe,CdS等の化合物系太陽電池、色素増感、有機薄膜等の有機系太陽電池等を挙げることができる。
枠体3は、太陽電池モジュール本体2の周縁部を保持する長尺状の4つの枠片で構成されており、太陽電池モジュール本体2の短辺側を保持する長尺状の第1枠片10及び第2枠片20と、太陽電池モジュール本体2の長辺側を保持する長尺状の第3枠片30及び第4枠片40とで構成されている。
各枠片10,20,30,40は、アルミニウムの押出加工によりそれぞれ成形されている。第1枠片10及び第2枠片20は、太陽電池モジュール本体2の左右両側縁部をそれぞれ保持している。第3枠片30は、太陽電池モジュール本体2における住宅軒側に位置する縁部を保持している。第4枠片40は、太陽電池モジュール本体2における住宅棟側に位置する縁部を保持している。また、第3枠片30の両端部に、第1枠片10及び第2枠片20の各端部を連結固定し、第1枠片10及び第2枠片20の各端部に、第4枠片40の両端部を連結固定している。
次に、これら各枠片10,20,30,40の構成について説明する。
図4は、第1枠片10の断面図、図5は、第2枠片20の断面図、図6は、第3枠片30の断面図、図7は、第4枠片40の断面図である。また、図8は、図1AにおけるC部分を矢符c1方向から見た分解斜視図、図9は、図1AにおけるD部分を矢符d1方向から見た分解斜視図、図10は、図1AにおけるE部分を矢符e1方向から見た分解斜視図、図11は、図1AにおけるF部分を矢符f1方向から見た分解斜視図である。
<第1枠片10の説明>
図2A及び図4に示すように、第1枠片10は、太陽電池モジュール本体2を保持するときの脚部となる長尺状の支持片11を備えており、支持片11の長手方向に直交する高さ方向の上端部には、その一側面(以下、右側面という。)11aに、太陽電池モジュール本体2の縁部を横方向から嵌め合わせて嵌合保持する上下一対の保持片12a,12bが水平に延設されている。
一方、右側面11aと反対側の他側面(以下、左側面という。)11bには、その上端部から太陽電池モジュール本体2とは反対側に向かって横方向に上側重なり片13が延設されており、左側面11bの下端部から太陽電池モジュール本体2とは反対側に向かって横方向に下側重なり片14が延設されている。下側重なり片14の横方向の長さは、上側重なり片13の横方向の長さより十分長くなるように設定されている。
一方、支持片11の右側面11aの下端部には、太陽電池モジュール本体2の底面側に向かって横方向に第1延設片15が設けられており、この第1延設片15の横方向(幅方向)の長さL11は、保持片12bの横方向の長さL12より長くなるように形成されている。
また、第1延設片15の横方向の先端縁部に沿って、一つのねじ溝部(固定受け部)17aが長手方向(図4中紙面に垂直方向)の全長にわたって設けられている。
より具体的には、一つのねじ溝部17aは、保持片12bの横方向の先端縁部よりさらに横方向の外側に設けられている。本実施形態では、第1延設片15と一つのねじ溝部17aとによって、太陽電池モジュール本体2の周縁部と保持片12a,12bとの間を水が侵入してきた場合でも、排水することができる排水路15aが形成されている。すなわち、ねじ溝部17aが排水路15aの土手となっている。ねじ溝部17aが、第1延設片15の横方向の先端端部に沿って全長にわたって設けられていることにより、より確実に排水できる。また、ねじ溝部17aの一部に、排水に影響を与えない程度の大きさの穴を設けてもよい。穴を設けることで、太陽電池モジュールの裏面側の空間と外部との間で、空気の流れをつくることができる。
このような構成によれば、図2Bに示すように、第1延設片15が排水路15aとなることで、太陽電池モジュール1が屋根に設置されている場合に、水90が、太陽電池モジュール本体2の周縁部と保持片12a,12bとの間を侵入してきた場合でも、水90はこの排水路15aに落下し、排水路15a内を軒先側に流れることになる。つまり、浸入水が直接屋根上に落ちることを防止することができる。
一方、支持片11の左側面11bの上端部(保持片12a,12bの外側面側)には、長手方向(図4中紙面に垂直方向)の全長にわたって他のねじ溝部17bが設けられている。これらねじ溝部17a,17bは、断面C字状に形成されているが、断面が完全な円筒形状であってもよい。
また、図8に示すように、第1枠片10の一方の端部(住宅棟側の端部)は、上下一対の保持片12a,12bが一定長さだけ切り欠かれており、この保持片12a,12bが切り欠かれた部分の支持片11が、後述する第4枠片40への取付片16となっている。この取付片16には、第4枠片40のねじ溝部47a,47bにねじ部材60,60をねじ込むためのねじ穴19が設けられている。
また、図9に示すように、第1枠片10の他方の端部(住宅軒側の端部)は、上下一対の保持片12a,12bが若干切り欠かれた切欠き部12a2,12b2を備えており、この切欠き部12a2,12b2に、後述する第3枠片30の端部(具体的には、保持片32a,32bの角部)が嵌まり込む構造となっている。
この構成によれば、一方のねじ溝部17aと他方のねじ溝部17bとの間の距離を離して(すなち、間隔を十分あけて)設けることができるので、第1枠片10と第4枠片40との突き合わせ端部(連結部)、及び第1枠片10と第3枠片30との突き合わせ端部(連結部)にかかるねじりの力(モーメント)に対して強度を増すことができる。
また、第1枠片10と第3枠片30との突き合わせ端部における、第1延設片15のねじ溝部17aの太陽電池モジュール本体側の一部を切り欠いた構造としてもよい。そのような構造とすることで、後述する第3枠片の高さを低くした場合でも、第1枠片10に第3枠片30を嵌め込むことが可能となる。太陽電池モジュール1の住宅軒側にある第3枠片の高さを低くすることで、太陽電池モジュール1を屋根上に設置した状態における太陽電池モジュール同士の重なり部の厚さを薄くすることが可能となるため(図12参照)、太陽電池モジュールを設置する際の、太陽電池モジュールのおさまりを良くすることが可能となる。
<第2枠片20の説明>
図2A及び図5に示すように、第2枠片20は、太陽電池モジュール本体2を保持するときの脚部となる長尺状の支持片21を備えており、支持片21の長手方向に直交する高さ方向の上端部には、その一側面(以下、左側面という。)21bに、太陽電池モジュール本体2の縁部を横方向から嵌め合わせて嵌合保持する上下一対の保持片22a,22bが水平に延設されている。
また、左側面21bの下端部には、太陽電池モジュール本体2の底面側に向かって横方向に第1延設片25が延設されている。この第1延設片25の横方向(幅方向)の長さL21は、保持片22bの横方向の長さL22より長く形成されている。
また、第1延設片25の横方向の先端縁部に沿って、一つのねじ溝部(固定受け部)27aが長手方向(図5中紙面に垂直方向)の全長にわたって設けられている。より具体的には、一つのねじ溝部27aは、保持片22bの先端縁部よりさらに横方向の外側に設けられている。本実施形態では、第1延設片25と一つのねじ溝部27aとによって、太陽電池モジュール本体2の周縁部と保持片22a,22bとの間を水が侵入してきた場合でも、排水することができる排水路が形成されている。
このような構成によれば、図2Bに示すように、第1延設片25が排水路25aとなることで、太陽電池モジュール1が屋根に設置されている場合に、水90が、太陽電池モジュール本体2の周縁部と保持片22a,22bとの間を侵入してきた場合でも、水90はこの排水路25aに落下し、排水路25a内を軒先側に流れることになる。つまり、浸入水が直接屋根上に落ちることを防止することができる。
一方、支持片21の右側面21aの上端部には、保持される太陽電池モジュール本体2と反対側に延設された第2延設片26が設けられており、この第2延設片26の先端部寄りの下面側に、他のねじ溝部27bが設けられている。これらねじ溝部27a,27bは、断面C字状に形成されているが、断面が完全な円筒形状であってもよい。
また、図11に示すように、第2枠片20の一方の端部(住宅棟側の端部)は、上下一対の保持片22a,22bが一定長さだけ切り欠かれており、この保持片22a,22bが切り欠かれた部分の支持片21が、後述する第4枠片40への取付片28となっている。この取付片28には、第4枠片40のねじ溝部47a,47bにねじ部材60,60をねじ込むためのねじ穴29が設けられている。
また、図10に示すように、第2枠片20の他方の端部(住宅軒側の端部)は、上下一対の保持片22a,22bが若干切り欠かれた切欠き部22a2,22b2となっており、この切欠き部22a2,22b2に、後述する第3枠片30の端部(具体的には、保持片32a,32bの角部)が嵌まり込む構造となっている。
この構成によれば、他方のねじ溝部27bを第2延設片26に設けることで、一方のねじ溝部27aと他方のねじ溝部27bとの間の距離を離して(すなち、間隔を十分あけて)設けることができるので、第2枠片20と第4枠片40との突き合わせ端部(連結部)、及び第2枠片20と第3枠片30との突き合わせ端部(連結部)にかかるねじりの力(モーメント)に対して強度を増すことができる。
また、第1枠片と同様に、ねじ溝部27aの一部に穴や、切り欠きを設けても良い。
<第3枠片30の説明>
図3及び図6に示すように、第3枠片30は、本実施形態では太陽電池モジュール本体2の軒側の長辺を保持する枠体であって、太陽電池モジュール本体2を保持するときの脚部となる長尺状の支持片31を備えており、支持片31の長手方向に直交する高さ方向の上端部には、その一側面(以下、右側面という。)31aに、太陽電池モジュール本体2の縁部を横方向から嵌め合わせて嵌合保持する上下一対の保持片32a,32bが水平に延設されている。
また、下側の保持片32bの横方向の先端縁部から太陽電池モジュール本体2の底面側に向かって斜め下方に延設して第1屈曲片33が形成され、第1屈曲片33の横方向の先端縁部から太陽電池モジュール本体2の底面に沿って平行に延設して第2屈曲片34が形成されている。また、第1屈曲片33には、後述する棒状のサポート部材50(図12参照)の一端部を係止するための係止穴33aが設けられている。
また、支持片31には、本実施形態の太陽電池モジュール1を屋根材として屋根上(野地板上)に設置するときに、軒側に設置される太陽電池モジュール1の第4枠片40上に重ねて載置するための略L字状に形成された載置片35がねじ部材39によって支持片31に固定されている。
また、図9に示すように、第3枠片30の一方の端部は、支持片31のみを長手方向に延設した取付片36となっており、この取付片36に、第1枠片10のねじ溝部17a,17bにねじ部材60,60を取り付けるためのねじ穴37,37が設けられている。この取付片36は、第1枠片10の上側重なり片13の端まで長手方向(横方向)に延設されている。
また、図10に示すように、第3枠片30の他方の端部は、支持片31のみを長手方向に延設した取付片36となっており、この取付片36に、第2枠片20の各ねじ溝部27a,27bにねじ部材60,60を取り付けるためのねじ穴38,38が設けられている。この取付片36は、第2枠片20の第2延設片26の端まで長手方向(横方向)延設されている。
<第4枠片40の説明>
図3及び図7に示すように、第4枠片40は、本実施形態では太陽電池モジュール本体2の棟側の長辺を保持する枠体であって、長手方向に沿って矩形の第1閉断面部41aと第2閉断面部41bとを有する主体部41を備えている。主体部41の第1閉断面部41aの一方の側面(以下、右側面という。)41a1に、太陽電池モジュール本体2の縁部を横方向から嵌め合わせて嵌合保持する上下一対の保持片42a,42bが水平に延設されている。
また、保持片42bに近い第1閉断面部41aの外側傾斜面に、一つのねじ溝部47aが長手方向(図7中紙面に垂直方向)の全長にわたって設けられており、第1閉断面部41aの内部に、他のねじ溝部47bが長手方向の全長にわたって設けられている。
さらに、第2閉断面部41bの上面には、第3枠片30の載置片35を主体部41の上面に載置固定する後述する固定片70(図12参照)を取り付けるためのねじ穴48aが設けられており、第1閉断面部41aの下面には、後述するサポート部材50(図1B参照)の端部を固定するためのねじ穴48bが設けられている。
また、第2閉断面部41bの下面には、屋根に太陽電池モジュール1を敷設するときに、後述する屋根上の取付金具102(図12参照)に係止するための略L字状に形成された係止片49が設けられている。
<太陽電池モジュール1の組み立て工程の説明>
上記構成の各枠片10,20,30,40を用いて、太陽電池モジュール1を次のように組み立てる。
まず、太陽電池モジュール本体2の周端部に、図示しない端面封止部材が嵌め込まれる。この端面封止部材は、太陽電池モジュール本体2の端部の外形に沿って形成された枠形状をしており、例えばエラストマー樹脂により形成されている。そして、この端面封止部材が嵌め込まれた太陽電池モジュール本体2の周端部のうち、長辺側の対向する縁部に、第3枠片30の保持片32a,32bと第4枠片40の保持片42a,42bとをそれぞれ嵌め込み(図3参照)、短辺側の対向する縁部に、第1枠片10の保持片12a,12bと第2枠片20の保持片22a,22bとをそれぞれ嵌め込む(図2A参照)。
そして、図9に示すように、第1枠片10の端部と、第3枠片30の一方の端部の取付片36とを対峙させ、取付片36の外側からねじ部材60,60をそれぞれねじ穴37,37に通して、対峙する第1枠片10の各ねじ溝部17a,17bにねじ込む。
また、図10に示すように、第2枠片20の端部と、第3枠片30の他方の端部の取付片36とを対峙させ、取付片36の外側からねじ部材60,60をそれぞれねじ穴38,38に通して、対峙する第2枠片20の各ねじ溝部27a,27bにねじ込む。
次に、図8に示すように、第1枠片10の取付片16と、第4枠片40の一方の端部とを対峙させ、取付片16の外側からねじ部材60,60をそれぞれねじ穴19,19に通して、対峙する第4枠片40各ねじ溝部47a,47bにねじ込む。
次に、図11に示すように、第2枠片20の取付片28と、第4枠片40の他方の端部とを対峙させ、取付片28の外側からねじ部材60,60をそれぞれねじ穴29,29に通して、対峙する第4枠片40各ねじ溝部47a,47bにねじ込む。
これにより、図1ないし図3に示すように、太陽電池モジュール本体2の周縁部が4つの枠片10,20,30,40によって保持される。
なお、本実施形態の太陽電池モジュール1では、図1Bに示すように、枠体3をさらに補強するために、太陽電池モジュール本体2の裏面側において、第3枠片30と第4枠片40との間に複数本(この例では2本)のサポート部材50を架け渡している。このサポート部材50の一方の端部は、後述する図12に示すように、第4枠片40の第1閉断面部41aに設けられたねじ穴48b(図3,図7を併せて参照)に対して、ねじ部材78によって固定されており、他方の端部は略U字状に屈曲形成されて、第3枠片30の係止穴33aに挿通係止されている。
また、第3枠片30に取付けられた載置片35、固定片70は、導電性のある金属で作製されている。導電性のある金属を用いることにより、隣接する太陽電池モジュール1の枠体3同士を電気的に接続することが可能となる。よって、太陽電池モジュール1を設置する際に、アース接地するために、配線を用いて枠体3同士を電気的に接続する作業が不要となり、設置作業を簡便化することができる。
このようにして組み立てられた太陽電池モジュール1を、本実施形態では設置面である屋根上に順次敷設していく。
<太陽電池モジュール1の敷設構造の説明>
図12は、太陽電池モジュール1を屋根上に敷設した状態を示す断面図であり、図中左側が軒側、右側が棟側である。
屋根の野地板100上への敷設に際し、太陽電池モジュール1は、第3枠片30を軒側に、第4枠片40を棟側にして載置される。そして、軒側に敷設された太陽電池モジュール1の第4枠片40の上に、隣接する棟側の太陽電池モジュール1の第3枠片30を重なり合うように配置して、順次軒側から棟側に向かって敷設していく。
より具体的に説明すると、一つの列の太陽電池モジュール1は、野地板100上の横桟101にねじ部材110によって固定されている取付金具102に、棟側となる第4枠片40の係止片49を係止固定する。次に、対向する軒側となる第3枠片30の載置片35を、軒側に既に敷設されている太陽電池モジュール1の第4枠片40上に載置し、この状態で載置片35を第4枠片40の上面と固定片70とで挟み込み、固定片70に設けられたねじ穴71を通して第4枠片40のねじ穴48aにねじ部材75をねじ込んで、載置片35を固定片70と第4枠片40の上面とで挟持固定する。
これにより、一つの太陽電池モジュール1は、第4枠片40が野地板100上の横桟101に固定されている取付金具102によって直接固定され、第3枠片30が軒側に敷設されている他の太陽電池モジュール1の第4枠片40を介して野地板100の横桟101に固定されることになる。
なお、軒側の1列目の太陽電池モジュール1の第3枠片30の固定構造、及び棟側の最上列の太陽電池モジュール1の第4枠片40の固定構造については、図示を省略している。
また、本実施形態では、太陽電池モジュールとして瓦一体型の太陽電池モジュールを例示しているが、瓦一体型ではない通常の太陽電池モジュールにも本発明の枠体を適用可能であることは当然である。
[実施形態2]
実施形態2に係る枠体及びこの枠体を備えた太陽電池モジュールについて、図面を参照し説明する。実施形態1と異なる点は、第2枠片の固定受け部であるねじ溝部の位置と第1延設片の形状である。実施形態1と重複する箇所については説明を省略する。
図13に、本実施形態で用いた第2枠片200の断面図を示す。言い換えれば、第2枠片200は、実施形態1において図2A及び図5で示した第2枠片20の別の例である。
第2枠片200は、太陽電池モジュール本体を保持するときの脚部となる長尺状の支持片210を備えており、支持片210の長手方向に直交する高さ方向の上端部には、その一側面に太陽電池モジュール本体の縁部を横方向から嵌め合わせて勘合保持する上下一対の保持片220a、220bが水平に延設されている。言い換えると、保持片220a、220bは支持片210の左側面210bの上端部に形成している。
第2枠片210は、太陽電池モジュール本体を保持するときの脚部となる長尺状の支持片210を備えており、支持片210の下端部には、太陽電池モジュール本体の底面側に向かった横方向に第1延設片250を設けている。この第1延設片250の横方向(幅方向)の長さは、保持片220bの横方向の長さより長くなるように形成している。
また、第1延設片250の横方向の先端縁部に沿って、一つの凸部250bが長手方向(図13中紙面に垂直な方向)の全長にわたって設けている。より具体的には、一つの凸部250bは、保持片220bの先端縁部よりさらに横方向の外側に設けている。
本実施形態では、第1延設片250と一つの凸部250bとによって、太陽電池モジュール本体の周縁部と保持片220a、220bとの間を水が侵入してきた場合でも、排水することができる排水路250aを形成している。すなわち、凸部250bが排水路250aの土手となっている。凸部250bが、第1延設片250の長手方向の先端縁部に沿って全長にわたって設けられていることにより、より確実に排水できる。
すなわち、このような構成によれば、太陽電池モジュールが屋根に設置されている場合に、水が太陽電池モジュール本体の周縁部と保持片220a、220bとの間を侵入してきた場合でも、水はこの排水路に落下し、排水路内を軒下側に流れることになる。つまり、侵入水が直接屋根に落ちることを防止することができる。
瓦一体型太陽電池モジュールの場合、瓦の上に太陽電池モジュールを設置するのではなく、瓦の機能も有した太陽電池モジュールを屋根に設置する。よって、侵入水が直接屋根に落ちることを防止する機能は非常に重要となる。
本実施形態の第2枠片200においては、固定受け部であるねじ溝部270aを、支持片210の右側面210aの上端部と第2延設片260とが交わる箇所に形成していく。さらに、もう1つの固定受け部であるねじ溝部270bを第2延設片260に接して形成している。ねじ溝部270aとねじ溝部270bとの距離は十分に離れている。
より具体的には、L23とL24を比較するとL24の方が長くなるように構成した。L23と、支持片210の保持片220bより下側にある辺と保持片220bの辺とで構成する長方形の対角線の長さであり、L24は、ねじ溝部270aとねじ溝部270bとの間の距離である。このように一方のねじ溝部270aと他方のねじ溝部270bとの間の距離を十分に離すことにより、第2枠片200と第3枠片との突き合わせ端部(連結部)、第2枠片200と第1枠片との突き合わせ端部(連結部)にかかるねじりの力(モーメント)に対して、接続強度を増すことができる。
[実施形態3]
実施形態3に係る枠体及びこの枠体を備えた太陽電池モジュールについて、図面を参照し説明すれば以下のとおりである。実施形態1と異なる点は、ばね鋼板を用いた点と第4枠片の形状である。実施形態1と重複する箇所については説明を省略する。図14に、本実施形態に係る枠体を備えた太陽電池モジュール1000の全体構成を示す受光面側からみた斜視図を示し、図15に、図14で示した太陽電池モジュールを構成する第4枠片400の断面図を示す。
図14に示すように、第4枠片400の受光面側にばね鋼板80が載置されている。実施形態1において図12を用いて説明したように、本発明の太陽電池モジュールは、屋根の軒側に敷置された太陽電池モジュールの第4枠片の上に、隣接する棟側の太陽電池モジュールの第3枠片を重なりあうように配置することで、屋根に敷設していく。
第4枠片の上に、隣接する棟側の太陽電池モジュールの第3枠片を重なりあうように配置したとき、第4枠片のばね鋼板80は第3枠片の載置片35と接触することになる。ばね鋼板及び載置片は導電性のある金属で作製されている。より具体的には、本実施形態においては、ステンレスを用いて作製したばね鋼板を用いた。導電性のある金属同士を物理的に接触させることで、隣接する太陽電池モジュールの枠体どうしを電気的に接続することが可能となる。よって、太陽電池モジュールを設置する際に、アース接地するために、配線を用いて枠体同士を電気的に接続する作業が不要となり、設置作業を簡便化することができる。
本実施形態においては、ばね鋼板80は第4枠片400の長手方向におけるほぼ中心に1つ、両端に近い箇所にそれぞれ1つずつの計3箇所に配置した。このような配置にすることで、太陽電池モジュールのさまざまな施工設計パターンに対応することが可能となる。例えば、屋根の軒側の太陽電池モジュールと棟側の太陽電池モジュールを互いに横方向にずらして千鳥状に配置する場合、端に近い箇所に配置したばね鋼板を介して軒側の太陽電池モジュールと棟側の太陽電池モジュールは電気的に接続される。また、軒側の太陽電池モジュールと棟側の太陽電池モジュールの長手方向の長さが異なる場合でも、3箇所のいずれかに配置したばね鋼板を介して電気的に接続することが可能である。このように、3箇所に配置することにより、太陽電池モジュールの設計を変更することなくさまざまな施工に対応することが可能となる。
次に図15を用いて第4枠片の構造について説明する。図15は第4枠片400の断面図である。言い換えれば、第4枠片400は、実施形態1において図7で示した第4枠片40の別の例である。
保持部490bは、太陽電池モジュール本体とは逆の方向に延出している。この逆の方向に延びた保持部490bにはねじ穴480aが形成されており、固定部材であるねじ部材81で保持部490bとばね鋼板80を固定している。
本実施形態において、アルミニウムを用いた枠体を用いており、枠体表面にはアルマイト処理により絶縁膜が構成されている。ステンレスを用いたねじ部材81を介して第4枠片400とばね鋼板80を接続している。よって、導電性のねじ部材81を介して、第4枠片400の導電性を有する枠体本体とばね鋼板80は電気的に接続される。ばね鋼板80が隣接する太陽電池モジュールの第3枠片と接触することにより、隣接する太陽電池モジュール同士が電気的に接続されることになる。
実施形態1においては、隣接する太陽電池モジュールの枠体どうしの接続に、固定片を用いる例を示した。固定片は枠体とは別の部材であり、固定部材であるねじ部材で枠体に接続する構造となっている。本実施形態では、保持部490aが隣接する枠体を接続する機能を有しており、実施形態1における固定片にあたる。実施形態4においては、部材を一体化することにより、太陽電池モジュールの部品点数を減らすことが可能となり組み立てにおける工程を減らすことが可能となった。
さらに、実施形態1においては、略たん形状の主体部41は、略たん形の第1閉断面部41aと第2閉断面部41bとを備えていたが、本実施形態においては、閉断面は備えていない構造としている。このような閉断面を備えない略たん形状の構造を有する主体部410とすることで、枠体を構成するために必要となる部材の総量を減らすことが可能となる。よって、太陽電池モジュールの軽量化が可能となるとともに、低コスト化を図ることが可能となった。
太陽電池モジュール本体の裏面側にあたる主体部410の下方側の外側に、一つの固定受け部であるねじ溝部470a及び470bを長手方向(図15中紙面に垂直方向)の全長にわたって設置している。実施形態1と固定受け部の位置は異なっているが、これは、例の1つを示したものである。
本実施形態においては、ステンレスを用いたばね鋼板を用いた例を示したが、材料はステンレスに限るものではなく、またばね鋼板に限るものではない。
実施形態3として、実施形態1と異なる点を複数個述べたが、そのうち1つだけ用いても良く、いくつかの異なる点を組み合わせて用いても良いことは言うまでもない。
以上、実施形態1から実施形態3について具体的に説明を行ったが、本発明はそれらに限定されるものではない。上述した3つの実施形態それぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
なお、今回開示した実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
また、本発明の枠体は、太陽電池モジュール本体の周縁部を長尺状の4つの枠片でそれぞれ保持し、前記4つの枠片のそれぞれの端部同士を突き合わせ、一方の突き合わせ端部に形成された複数個の固定受け部に他方の突き合わせ端部に形成された複数個の固定穴を通じてそれぞれ固定部材を固定することで、前記突き合わせ端部同士が固定された構造の枠体であって、前記4つの枠片のうち対向する2つの枠片は、前記太陽電池モジュール本体の縁部を保持する複数の保持片と、前記保持片から垂下された支持片と、前記支持片の下端部から前記太陽電池モジュール本体の裏面側に沿って延設された第1延設片とを備え、前記第1延設片の長手方向に直交する幅方向の長さは、前記複数の保持片のうち前記第1延設片側にある保持片の長手方向に直交する幅方向の長さより長く形成されており、前記第1延設片の前記幅方向の先端縁部に沿って前記一つの固定受け部が設けられ、前記保持片の近傍に前記他の固定受け部が設けられていることを特徴としている。
本発明によれば、第1延設片の幅方向の先端縁部に沿って一つの固定受け部を設け、保持片の近傍に他の固定受け部を設けることで、これら固定受け部の幅方向の距離を離すことができる。
また、本発明の枠体では、前記固定受け部は、前記枠片の前記長手方向の全長にわたって形成されたねじ溝部であり、前記固定部材がねじ部材であることを特徴としている。
この構成によれば、長手方向の全長にわたって形成されたねじ溝部同士の距離を離して(すなち、間隔を十分あけて)設けることにより、突き合わせ端部にかかるねじりの力(モーメント)に対して強度を増すことができる。
また、本発明の枠体では、前記一つの固定受け部は、前記保持片の先端縁部よりさらに幅方向の外側に設けられている。
この構成によれば、一つの固定受け部を、保持片の先端縁部よりさらに幅方向の外側に設けることで、一つの固定受け部の他の固定受け部との間の距離を離して(すなち、間隔を十分あけて)設けることができるので、突き合わせ端部にかかるねじりの力(モーメント)に対して強度を増すことができる。
また、本発明の枠体は、前記第1延設片と前記一つの固定受け部とによって、前記太陽電池モジュール本体の周縁部と前記保持片との間を浸入してきた水を排水する排水路が形成された構成としている。
この構成によれば、第1延設片が排水路となることで、太陽電池モジュールが屋根に設置されている場合に、太陽電池モジュールの周縁部と保持片との間を浸入してきた水は、この排水路内を軒先側に流れることになる。つまり、浸入水が直接屋根上に落ちることを防止することができる。
また、本発明の枠体では、前記他方の固定受け部は、前記保持片の外側面に設けられた構成としている。
この構成によれば、一方の固定受け部と他方の固定受け部との間の距離を離して(すなわち、間隔を十分あけて)設けることができるので、突き合わせ端部にかかるねじりの力(モーメント)に対して強度を増すことができる。
また、本発明の枠体によれば、前記保持片には、周縁部が保持される前記太陽電池モジュール本体と反対側に延設された第2延設片が設けられ、前記他方の固定受け部は、前記第2延設片に設けられた構成としている。
この構成によれば、他方の固定受け部を第2延設片に設けることで、一方の固定受け部と他方の固定受け部との間の距離を離して(すなわち、間隔を十分あけて)設けることができるので、突き合わせ端部にかかるねじりの力(モーメント)に対して強度を増すことができる。
また、本発明の枠体では、前記第1延設片の前記幅方向の先端縁部に沿って設けられた前記一つの固定受け部の一部に切り込みが設けられた構成としている。このように、切り込みを設けることで、太陽電池モジュールを施工する際に、太陽電池モジュールのおさまりをよくすることができる。
また、本発明の太陽電池モジュールは、上記各構成の枠体によって太陽電池モジュール本体が保持されていることを特徴としている。
本発明によれば、ねじりの力に対して十分な強度を持った太陽電池モジュールを実現することができる。
1 太陽電池モジュール
2 太陽電池モジュール本体
3 枠体
10 第1枠片
11 支持片
11a 右側面
11b 左側面
12a,12b 保持片
12a2,12b2 切欠き部
13 上側重なり片
14 下側重なり片
15 第1延設片
15a 排水路
16 取付片
17a,17b ねじ溝部(固定受け部)
19 ねじ穴
20、200 第2枠片
21、210 支持片
21a、210a 右側面
21b、210b 左側面
22a,22b、220a,220b 保持片
25、250 第1延設片
25a、250a 排水路
250b 凸部
26、260 第2延設片
27a,27b、270a,270b ねじ溝部(固定受け部)
28 取付片
29 ねじ穴
30、300 第3枠片
31 支持片
31a 右側面
32a,32b 保持片
33 第1屈曲片
33a 係止穴
34 第2屈曲片
35 載置片
36 取付片
37,38 ねじ穴
39 ねじ部材
40、400 第4枠片
41、410 主体部
41a 第1閉断面部
41a1 右側面
41b 第2閉断面部
42a,42b、420a,420b 保持片
47a,47b、470a,470b ねじ溝部
48a,48b、480a ねじ穴
49 係止片
490a、490b 保持部
60,75,78 ねじ部材
70 固定片
71 ねじ穴
81 ねじ部材
90 水
100 野地板
101 横桟
102 取付金具

Claims (5)

  1. 太陽電池モジュール本体の周縁部を長尺状の4つの枠片でそれぞれ保持し、前記4つの枠片のそれぞれの端部同士を突き合わせ、一方の突き合わせ端部に形成された複数個の固定受け部に他方の突き合わせ端部に形成された複数個の固定穴を通じてそれぞれ固定部材を固定することで、前記突き合わせ端部同士が固定された構造の枠体であって、
    前記4つの枠片のうち対向する第1枠片および第2枠片は、長尺状の支持片と、該支持片の側面から延設された前記太陽電池モジュール本体の縁部を挟む上下一対の保持片であって、前記支持片の上端部側面から延設されて前記太陽電池モジュール本体の受光面上に配置された第1保持片と、前記第1保持片の下方で前記支持片の側面から延設されて前記太陽電池モジュール本体の裏面下に配置された第2保持片と、前記支持片の下端部から前記太陽電池モジュール本体の裏面側に沿って延設された第1延設片と、前記第1保持片と前記第2保持片との間の位置で前記太陽電池モジュール本体とは反対側の前記支持片の側面に設けられた第1固定受け部と、第2固定受け部とを備え、
    前記第1延設片の長手方向に直交する幅方向の長さは、前記第2保持片の長手方向に直交する幅方向の長さより長く形成されており、
    前記第1枠片は、前記第1延設片の前記支持片とは反対側の端部に前記第2固定受け部を備え、
    前記第2枠片は、前記第1延設片の前記支持片とは反対側の端部に設けられた土手と前記支持片を挟んだ前記第1保持片の反対側より延設された第2延設片と、前記第1固定受け部から離れた位置で前記第2延設片に設けられた前記第2固定受け部とを備えることを特徴とする枠体。
  2. 前記第2枠片において、前記第1固定受け部と前記第2固定受け部との間の距離は、前記第2保持片と前記第2保持片より下側の前記支持片とでなす長方形の対角線の長さよりも長いことを特徴とする請求項1に記載の枠体。
  3. 前記第1枠片が、前記支持片の上端から前記第1保持片とは反対側へ延設された上側重なり片と、前記支持片の下端から前記第1延設片とは反対方向へ延設された下側重なり片
    とを備える、請求項1または2に記載の枠体。
  4. 前記下側重なり片が前記上側重なり片よりも長いことを特徴とする請求項3に記載の枠体。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の枠体によって太陽電池モジュール本体が保持されていることを特徴とする太陽電池モジュール。
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