JP6204545B1 - 歯科診療椅子 - Google Patents
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Abstract
Description
また、バックレストの左右両側は、背板支柱から左右方向に延出する背板翼部を配設している。その背板翼部は、湾曲部を備えたことで、背中全体を広範囲にサポートすることができる。
また、かかる構成によれば、背板翼部は、背板支柱に固定された固定板部と、固定板部から延出された翼部と、を一体成型して形成されていることで、翼部に荷重が負荷されると、固定板部の左右端部を中心として前後方向に弾性変形する。このため、背板翼部は、患者が歯科診療椅子に着座してバックレストに寄りかかった場合、患者の背中全体を広範囲に亘って弾性的にサポートすることができる。
また、かかる構成によれば、背板翼部は、上部左右の隅を切り欠いて上部左右の幅を縮小していることで、医師が患者に接近して口腔内を治療することができるため、歯科診療し易くなる。
かかる構成によれば、背板翼部は、湾曲状に窪んで形成された外縁部を備えたことで、患者の肩の部分aを逃がして、肩甲骨支持部で肩甲骨の部分を安定して支持することができる。
かかる構成によれば、背板翼部において、患者がバックレストに寄りかかった際に、患者の背中に押圧されて、固定板部の左右両端の稜線を中心として前後方向に弾性変形して、患者に密着するように形成されている。
なお、本実施形態では、図1に示す歯科診療椅子DCにおいて、座部11側を前方向、背板支柱21側を後方向として説明する。また、各部品においても同様とする。
図1に示す歯科診療椅子DCは、歯科の治療時に使用される医療用椅子である。歯科診療椅子DCは、基台となるベース部1と、ベース部1に支持されたバックレスト2と、バックレスト2に支持されたヘッドレスト3と、バックレスト2及びヘッドレスト3を昇降自在に支持する昇降ブレーキ機構BMと、を有している。
ベース部1は、例えば、患者M(図2参照)が着座する座部11である。ベース部1(座部11)は、台座10上に支持されている。
バックレスト2は、座部11に着座した患者Mの背部を支えて、患者Mを所定の診療体位に保持するための背凭れである(図2参照)。バックレスト2は、背板支柱21及び背板翼部22から成る背板部23と、背板部23を覆うように配設されたクッション部24と、クッション部24を覆う表皮25と、表皮25の外周縁部を適宜な間隔で固定するカッター針26と、背板支柱21に設けられた前記昇降ブレーキ機構BMと、を備えている。
背板支柱21は、バックレスト2を背面側から支持すると共に、座部11に着座した患者Mの背骨部分を背面側に支持する支柱部材である。背板支柱21は、ベース部1に傾倒可能に立設されている。このため、バックレスト2は、背板支柱21によって、ベース部1に対して適宜な角度に傾倒可能に配置されている。背板支柱21は、背板翼部22の中央部に上下方向に延設されたバックレスト取付板211と、バックレスト取付板211からベース部1に亘って設けられた支柱本体212と、バックレスト取付板211を覆う外ケース213と、を有している。バックレスト2は、背面視して略矩形の厚板状に形成されている。
外ケース213は、バックレスト取付板211に設置された昇降ブレーキ機構BMを覆うカバーである。外ケース213は、バックレスト取付板211とで昇降ブレーキ機構BMを収容するケース半体を構成している。
図2に示すように、背板翼部22は、背面視してバックレスト2と同じ「略矩形形状」に形成されて、バックレスト2よりも小さく形成された板状の骨格部材である。図6及び図7に示すように、背板翼部22は、この背板翼部22の中央部に上下方向に延設されて背板支柱21に固定される固定板部22aと、この固定板部22aの左右端部から左右方向に延出されて翼形状に形成された翼部22bと、を一体成型して形成されている。背板翼部22は、上下方向に長い矩形の固定板部22aと、固定板部22aから左右方向に延出した翼部22bと、平面視して略円弧状に形成された湾曲部22cと、上部左右の隅に形成された肩甲骨支持部22dと、雌ねじ部22eと、ガス抜き孔22fと、枠部22gと、稜線22hと、切欠部22iと、外縁部22jと、を有している。
具体的には、図6に示すように、上辺は、患者Mの肩の部分Ma(図2参照)の高さに位置し、下辺は、腰の部分Mcの高さに位置する。左辺及び右辺は、患者Mの体側に位置するように形成されている。
なお、背板翼部22には、切欠部22iが配設されているため、上辺の長さL25は、下辺の長さL22よりも短く形成されている。
図6に示すように、背板翼部22の上下方向の長さL21は、例えば、一例を挙げると、430mmである。背板翼部22の左右方向の長さL22は、例えば、620mmである。
ガス抜き孔22fの形状、大きさ及び配置位置は、適宜変更してもよい。
枠部22gは、背板部23の外周部を縁取って囲む部位である。枠部22gは、背板翼部22の外周縁部に、厚さを厚くして枠状(細い帯状)に一体成型されている。
稜線22hは、固定板部22aの左右上端部から左右下端部に亘って折曲形成された部位である。稜線22hは、背板翼部22が撓む際に、撓み変形の起点となる部位である。
このように、クッション部24は、縦断面視して、下端部寄りの位置の厚さ厚く形成されて、患者Mの腰の部分Mc(図2参照)に当接するように形成されている。
カッター針26は、金属等によって形成されている。
図2に示すように、ヘッドレスト3は、座部11(図1参照)に着座した患者Mの頭部を支えて保持するために部位である。ヘッドレスト3は、バックレスト2の上部に昇降及び傾倒可能に設けられている。
図2に示すように、昇降ブレーキ機構BMは、バックレスト2を適宜な高さに調整して保持するバックレストブレーキ機構4と、ヘッドレスト3を適宜な高さに調整して保持するヘッドレストブレーキ機構5と、から構成されている。昇降ブレーキ機構BMは、バックレスト取付板211の背面に取り付けられている。
次に、図1〜図11を参照しながら本実施形態に係る歯科診療椅子DCの作用を説明する。
この場合、歯科診療椅子DCのバックレスト2の中央部は、ベース部1から立設された背板支柱21によって好適な剛性を確保することができる。これにより、歯科診療椅子DCは、患者Mの背骨の部分を背板支柱21に固定した固定板部22a(図5参照)によってしっかりとサポートすることで、身体の芯を安定して保持することができる。
また、クッション部24や表皮25や背板部23が汚れたり、破損した場合には、容易に取り外して清掃したり、新品のものに交換したりすることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。
また、バックレスト2の各部材の材質は、適宜変更しても構わない。例えば、背板翼部22は、弾性変形する部材であればよく、樹脂に限らず、ばね性を有する金属製のものであってもよい。
2 バックレスト
21 背板支柱
22 背板翼部
22a 固定板部
22b 翼部
22c 湾曲部
22d 肩甲骨支持部
22j 外縁部
23 背板部
24 クッション部
24a ランバーサポート
24b 隆起部
DC 歯科診療椅子
M 患者
Ma 肩の部分
Mb 肩甲骨の部分
Mc 腰の部分
Claims (6)
- 基台となるベース部と、このベース部に支持され患者を所定の診療体位に保持するバックレストと、を有する歯科診療椅子であって、
前記バックレストは、
前記ベース部から立設され、前記患者の背骨部分を支持する背板支柱と、
この背板支柱から左右方向に延出する背板翼部と、を備え、
前記背板翼部は、この背板翼部の中央部に上下方向に延設されて前記背板支柱に固定される固定板部と、
この固定板部の左右端部から左右方向に延出された翼部と、
前記患者の肩の部分に重なる箇所を切り欠いて形成して、前記患者の肩の部分が当たらないように略矩形形状をなす前記背板翼部の上部左右の隅に形成された切欠部と、
前記切欠部の前記背板支柱側の部位に形成されて着座した前記患者の肩甲骨の部分が重なって支持される肩甲骨支持部と、
左右方向において前記背板支柱から遠い方が前方へ向かうように湾曲して形成された湾曲部と、を樹脂で一体成型してなること、
を特徴とする歯科診療椅子。 - 前記肩甲骨支持部は、外縁に湾曲状に窪んで形成された外縁部を有すること、
を特徴とする請求項1に記載の歯科診療椅子。 - 前記固定板部は、下端から上端に亘って徐々に幅広になるように形成されると共に、前記固定板部の左右上端部から左右下端部に亘って稜線が折曲形成され、
前記背板翼部は、上辺の長さが下辺の長さよりも短く形成されて、撓む際に、前記稜線を起点として撓み変形すること、
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の歯科診療椅子。 - 前記翼部は、前記固定板部に対して前方向に18度から28度の角度に折り曲げて形成されて、
前記湾曲部は、前記患者の背中部分を支持した状態で、前記患者の体形に応じて前後方向に撓む可撓性を備えたこと、
を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の歯科診療椅子。 - 前記バックレストは、前記背板支柱及び前記背板翼部からなる背板部と、
この背板部を覆うように配設されたクッション部と、を有し、
前記クッション部は、前記患者の腰の部分を支持するランバーサポートを有し、
前記ランバーサポートは、前記クッション部の厚みを厚くした隆起部によって形成されていること、
を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の歯科診療椅子。 - 前記湾曲部は、前記患者の肩の部分を支持する上部よりも腰の部分を支持する下部の方が湾曲の深さが大きいこと、
を特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の歯科診療椅子。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109620626A (zh) * | 2018-12-24 | 2019-04-16 | 张凤苹 | 一种口腔科护理用头部固定装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0546547U (ja) * | 1991-11-27 | 1993-06-22 | デルタ工業株式会社 | 自動車用シート |
JP4170829B2 (ja) * | 2002-06-14 | 2008-10-22 | タカラベルモント株式会社 | 椅子における背凭れ装置 |
JP2008302060A (ja) * | 2007-06-08 | 2008-12-18 | Itoki Corp | 椅子 |
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2016
- 2016-07-29 JP JP2016150131A patent/JP6204545B1/ja active Active
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