JP5592171B2 - 身体支持部材および椅子 - Google Patents
身体支持部材および椅子 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5592171B2 JP5592171B2 JP2010137402A JP2010137402A JP5592171B2 JP 5592171 B2 JP5592171 B2 JP 5592171B2 JP 2010137402 A JP2010137402 A JP 2010137402A JP 2010137402 A JP2010137402 A JP 2010137402A JP 5592171 B2 JP5592171 B2 JP 5592171B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- region
- support
- support portion
- chair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Description
図4(A)に示すように、支持部41を囲むようにスリット43を複数配置すると、隣接するスリット同士の間において、スリットの幅方向の間隔が広い部分(固定領域61)と狭い部分(変動領域63)とが生じる。また、支持部41から外縁部57までは固定領域61と変動領域63とを交互に経由して繋がっている。即ち、上記構成であれば、本発明の周辺部を実現することができ、支持部に荷重が加えられたときにその周囲を適切に変形させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の身体支持部材において、変動領域が固定領域よりも肉薄に形成された領域であることを特徴とする。肉薄に形成された領域は、肉厚に形成された領域よりも変形しやすくなる。即ち、上記構成であれば、本発明の周辺部を実現することができ、支持部に荷重が加えられたときにその周囲を適切に変形させることができる。
このように構成された身体支持部材では、複数のセットそれぞれにおいて、支持部に荷重が加えられたときにその周囲を適切に変形させることができる。即ち、身体が複数の点で身体保持部材に接触する場合にも身体を適切に支持することができ、使用時の疲労を低減することができる。
このように構成された身体支持部材では、1つの支持部に荷重が加えられても、他のセットが変形しないため、各セットは、他のセットの影響を受けずに適切に変形することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の身体支持部材を、使用者が着座する座体に用いていることを特徴とする椅子である。
前記支持部は、前記座体の左右に配置されており、座体の裏面には、座体の左右方向の中央部において前後方向に延びるリブが形成されていることを特徴とする椅子である。
上記椅子において、支持部は、請求項9に記載されているように、座体の後方に形成されていてもよい。使用者が椅子に正しく着座すると坐骨は座体の後方に接触する。そのため、上記構成であれば適切な着座姿勢において使用者の疲労を低減することができる。また、適切な着座姿勢のときに適切な形状に変形することから、使用者を正しい着座姿勢に誘導することができる。なお、座体の後方とは、使用者が着座した際に背面側となる部分である。
また上述した請求項8に記載の発明は、座体の裏面には、座面の左右方向の中央部において前後方向に延びるリブが形成されていることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項8または請求項9に記載の椅子において、座体の裏面には、複数のスリット列の間の領域においてスリット列に沿ってリブが形成されていることを特徴とする。
[実施例]
(1)全体構成
本実施例の椅子1は、図1に示すように、下方にキャスタ11が設けられ、椅子1全体を支持する脚体13と、脚体13の上方に配置される背もたれ15と、使用者が着座する着座部21と、を備えている。
座受け23は、軸33を中心として回動可能に脚体13に支持される。
枠体27はパイプ状に形成されており、座受け23にネジなどで固定される。また、座芯29の裏面に配置されて、座芯29の周縁部を保持する。
クッション31は枠体27および座芯29を覆うシート状の部材であって、内部にウレタンシートが設けられている。
座芯29は、座芯29のやや後方側において、座芯29の左右方向に2つの支持部41が並べて配置されている。この位置は使用者が着座した際に使用者の坐骨が当たりやすい位置である。また、支持部41の周囲に複数のスリット43が形成されている。
(2)発明の効果
本実施例の椅子1は、支持部41に荷重が加えられると、座芯29全体が均等に引っ張られることがなく、支持部41を中心とした限られた領域が変形して窪むこととなる。その結果、身体における支持部41に接触した部分の周辺を適切に保持できるようになり、使用時の疲労を低減することができる。
(3)変形例
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は、上記実施例に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
また、スリットは列に形成されている必要はなく、全体として支持部を取り囲むように配置されていればよい。また、図6(E)のように単純な直線や曲線以外のスリット85を用いてもよい。
Claims (10)
- 身体に直接または間接的に接触して身体を支持する略板状の身体支持部材であって、
支持部と、前記支持部を取り囲む周辺部と、前記周辺部の外縁に位置する外縁部と、を有しており、
前記周辺部は、固定領域と、前記固定領域よりも変形しやすい変動領域とからなり、
前記支持部は、前記固定領域と前記変動領域とを交互に経由して前記外縁部と繋がっており、
また、前記周辺部と前記支持部とからなるセットは複数設けられていて、1つの前記セットにおける板面と交差する方向の変位を遮断する遮断構造が形成されている
ことを特徴とする身体支持部材。 - 前記周辺部には、前記支持部を囲むように延びる複数のスリットが形成されており、
前記変動領域は、前記スリットの幅方向に隣接する2つの前記スリット間の前記幅方向の間隔が前記固定領域と比較して狭い領域である
ことを特徴とする請求項1に記載の身体支持部材。 - 前記スリットは、それぞれが前記支持部に中心を有する円の円周上に形成されている
ことを特徴とする請求項2に記載の身体支持部材。 - 前記変動領域は、前記固定領域よりも肉薄に形成された領域である
ことを特徴とする請求項1に記載の身体支持部材。 - 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の身体支持部材を、使用者が着座する座体に用いていることを特徴とする椅子。
- 前記支持部は、前記座体の後方に形成されている
ことを特徴とする請求項5に記載の椅子。 - 前記支持部は、前記座体の左右に配置されている
ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の椅子。 - 使用者が着座する座体を有する椅子であって、
前記座体は、複数のスリットを長さ方向に並べてなるスリット列が所定の支持部を取り囲むように並列して複数形成されており、
隣接する前記スリット列においては、前記スリットがずらして配置されており、
前記支持部は、前記座体の左右に配置されており、
前記座体の裏面には、前記座体の左右方向の中央部において前後方向に延びるリブが形
成されている
ことを特徴とする椅子。 - 前記支持部は、前記座体の後方に形成されている
ことを特徴とする請求項8に記載の椅子。 - 前記座体の裏面には、前記複数のスリット列の間の領域において前記スリット列に沿ってリブが形成されている
ことを特徴とする請求項8または請求項9に記載の椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010137402A JP5592171B2 (ja) | 2010-06-16 | 2010-06-16 | 身体支持部材および椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010137402A JP5592171B2 (ja) | 2010-06-16 | 2010-06-16 | 身体支持部材および椅子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012000242A JP2012000242A (ja) | 2012-01-05 |
JP5592171B2 true JP5592171B2 (ja) | 2014-09-17 |
Family
ID=45532930
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010137402A Active JP5592171B2 (ja) | 2010-06-16 | 2010-06-16 | 身体支持部材および椅子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5592171B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7296314B2 (ja) | 2019-12-27 | 2023-06-22 | 株式会社Subaru | 車両の着座装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2126439A (en) * | 1937-07-06 | 1938-08-09 | Louis J Zerbee | Spring assembly |
US4660887A (en) * | 1985-09-11 | 1987-04-28 | The Shaw-Walker Company | Ergonomic support |
-
2010
- 2010-06-16 JP JP2010137402A patent/JP5592171B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012000242A (ja) | 2012-01-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11076696B2 (en) | Seat, in particular an office chair | |
JP7295177B2 (ja) | 姿勢保持具 | |
JP2017121334A (ja) | 姿勢保持用クッション並びにそれに用いる姿勢保持用ベース材 | |
JP2022111251A (ja) | 姿勢保持具 | |
JP5592171B2 (ja) | 身体支持部材および椅子 | |
KR200422122Y1 (ko) | 요추받이용 의자 등받이 | |
JP7240024B2 (ja) | イス | |
JP4625399B2 (ja) | 椅子類の座 | |
JP5298328B2 (ja) | 椅子用背板 | |
JP5931395B2 (ja) | 椅子の座、椅子の背並びに椅子 | |
JP6684114B2 (ja) | 椅子の背もたれ | |
JP2020044399A (ja) | 姿勢保持具 | |
JP2014079372A (ja) | クッション | |
KR200385449Y1 (ko) | 요추받이용 의자 등받이 | |
JP2023055603A (ja) | クッション | |
JP6184010B2 (ja) | 椅子 | |
JP6207069B2 (ja) | 椅子 | |
JP2010051384A (ja) | 背もたれおよび椅子 | |
JP2018075079A (ja) | 椅子用荷重支持部材、椅子 | |
JP3033107U (ja) | 座布団 | |
JP2019050928A (ja) | 椅子 | |
KR20080000846U (ko) | 밀착형 의자 등받이 | |
JP2021058501A (ja) | 背凭れおよび椅子 | |
JP2017086466A (ja) | リクライニング椅子 | |
JP2015080630A (ja) | 椅子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130516 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140327 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140415 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140605 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140708 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140731 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5592171 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |