JP2014079372A - クッション - Google Patents

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Takuya Furuta
拓也 古田
Naohiro Oda
尚宏 黄田
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Abstract

【課題】骨盤の矯正を可能としつつ、体圧分散性にも優れるクッションを提供する。
【解決手段】クッション1は、下層材2と、下層材2上で左右対称に配置される弾性体(ゲル9,9・・)と、弾性体上に配置され、上面4aが中央から左右両側へ行くに従って高くなるテーパ状となり、テーパ面が弾性体の上方に位置する上層材4と、を含んでなる。
【選択図】図3

Description

本発明は、椅子等の上に置いて使用されるクッションに関する。
クッションには、人が座った際の座り心地を良くする他、座った姿勢の改善効果を狙ったものも開発されている。例えば特許文献1には、骨盤の歪み、緩みを矯正するために、骨盤を左右から締め付けるために凹状に形成された、弾性体からなる骨盤載置部の座面背中側に、仙骨の腰仙角を保持するための支持部を設けた骨盤矯正クッションの発明が開示されている。
特開2008−126025号公報 特許第4221952号公報
特許文献1の骨盤矯正クッションは、骨盤の矯正効果はあるものの、体圧分散には秀でていない。一方、特許文献2には、低硬度エラストマー樹脂やゲル体からなる柱状部材を用いた弾性体ユニットが開示されているため、体圧分散性を得るためにこのような柱状部材を併用することが考えられる。しかし、この弾性体ユニットにおいては柱状部材を均等に配列しているため、体圧分散には不十分となっている。
そこで、本発明は、骨盤の矯正を可能としつつ、体圧分散性にも優れるクッションを提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、下層材と、下層材上で左右対称に配置される弾性体と、弾性体上に配置され、上面が中央から左右両側へ行くに従って高くなるテーパ状となり、テーパ面が弾性体の上方に位置する上層材と、を含んでなることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、弾性体は、下層材の前後方向の中心よりも後方のエリアから前方のエリアへ突出するように配置されていることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の構成において、弾性体は、後方のエリアでは左右方向の中心を除いて配置されることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れかの構成において、下層材と上層材との間に、下地と上地とを有して下地と上地との間に弾性体を介在させた中層材を設けて、弾性体を中層材の左右の両縁部に沿って配置したことを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れかの構成において、上層材の上方に、布製の座板が設けられることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れかの構成において、弾性体は、複数に分割されることを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、下層材と、下層材上で左右対称に配置される弾性体と、弾性体上に配置され、上面が中央から左右両側へ行くに従って高くなるテーパ状となり、テーパ面が弾性体の上方に位置する上層材と、を含んでなるクッションとしたことで、骨盤の矯正を可能としつつ、体圧分散性にも優れたものとなる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、弾性体を、下層材の前後方向の中心よりも後方のエリアから前方のエリアへ突出するように配置したことで、臀部を安定して支持でき、体圧分散効果も向上する。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2の効果に加えて、弾性体を、後方のエリアでは左右方向の中心を除いて配置したことで、臀部をバランス良く支持可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1乃至3の何れかの効果に加えて、下層材と上層材との間に、下地と上地とを有して下地と上地との間に弾性体を介在させた中層材を設けて、弾性体を中層材の左右の両縁部に沿って配置したことで、弾性体がずれにくくなって下層材と上層材との間で安定配置可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1乃至4の何れかの効果に加えて、上層材の上方に、布製の座板を設けたことで、肌触りが良くなって使用感が向上する。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1乃至5の何れかの効果に加えて、弾性体を複数に分割したことで、体圧分散効果に優れたものとなる。
クッションの斜視図である。 クッションの説明図で、(A)が正面、(B)が平面、(C)が側面をそれぞれ示す。 クッションの分解断面図である。 中層材の平面図である。 (A)はA−A線断面図、(B)はB−B線断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、クッションの一例を示す斜視図、図2は、クッションの正面、平面、側面をそれぞれ示す図である。クッション1は、図2(B)に示す左右方向の中央にくびれ部を形成した平面視長円状で、上面1aは、左右方向の中央が最も低く、そこから左右両側へ行くに従って徐々に高くなるV字状(テーパ状)に形成されている。
このクッション1は、図3に示すように、下層材2と、下層材2上に載置される中層材3と、中層材3上に載置される上層材4と、中層材3と上層材4とを覆うカバー5とを有している。
まず下層材2は、3D状に絡み合った繊維樹脂材(3Dメッシュ材)からなり、外周には、カバー5の下端外周と結合されるファスナー6が設けられている。
次に中層材3は、下層材2と同じ3Dメッシュ材からなる下地7上に、メッシュ生地からなる同形状の上地8を重ねて外周全体を縫製したものであるが、下地7と上地8との間には、図4に示すように、平面視が円形で所定の厚みを有する弾性体としての8つのゲル9,9・・が介在されている。このゲル9,9・・は、中層材3の左右に分かれて4つずつ、中層材3の外周に沿って円弧状に配列されている。この配列状態でゲル9,9・・は、前後方向(図4の下側を前方とする。)の中心線L1よりも後方のエリアに略収まっているが、先頭のゲル9(他のゲル9と区別するために(A)の符号を付す)は、中心線L1よりも前方のエリアに突出して配置されている。
また、各ゲル9は、図4にも示すように、点線で示す縫製ライン10において下地7と上地8とを縫製することで外周に沿って区画形成される収容室11,11・・内に1つずつ収容されている。これにより、左右対称で円弧状としたゲル9の配列が崩れないようになっている。さらに、左右の最後尾のゲル9(他のゲル9と区別するために(B)の符号を付す)の間で、中層材3の後部に区画形成される後部収容室12内には、下層材2と同じ3Dメッシュ材からなり、ゲル9よりも厚みの小さい板状のクッション材13が収容されている。
そして、上層材4は、下層材2と同じ3Dメッシュ材からなり、中央と左右とで厚みを変えることで、上面4aを、中央が最も低く、そこから左右両側へ行くに従って徐々に高くなるV字状に形成している。この上層材4によってクッション1の上面1aのテーパ状が維持される。
なお、カバー5は布生地で、カバー5の裏面において上層材4の上面と対向する部分には、布製の座板14が縫製されている。
以上の如く構成されたクッション1においては、下層材2上に、ゲル9,9・・を収容した中層材3をセットし、その上に上層材4をセットした状態で、上方からカバー5で覆って下層材2の外周とカバー5の外周との間でファスナー6を閉じると、図1,2に示すクッション1が得られる。この状態で上層材4の上面4aの左右のテーパ面、すなわちクッション1の上面1aの左右のテーパ面は、左右のゲル9,9・・の配列の上方にそれぞれ位置することになる。
こうして得られたクッション1は、上層材4によって上面1aがV字状となっているため、人が座った際には臀部が左右両側から中央に向けて押圧され、骨盤の矯正効果が得られる。また、中層材3にはゲル9,9・・が左右対称に配置されているため、体圧分散効果も得られる。さらに、下層材2及び中層材3、上層材4に3Dメッシュ材が用いられているため、好適な通気性も確保される。
このように、上記形態のクッション1によれば、下層材2と、下層材2上で左右対称に配置される弾性体(ゲル9,9・・)と、弾性体上に配置され、上面が中央から左右両側へ行くに従って高くなるテーパ状となり、テーパ面が弾性体の上方に位置する上層材4と、を含んでなる構成としたことで、骨盤の矯正を可能としつつ、体圧分散性にも優れたものとなる。
特にここでは、ゲル9,9・・を、下層材2の前後方向の中心線L1よりも後方のエリアから前方のエリアへ突出するように配置しているので、臀部を安定して支持でき、体圧分散効果も向上する。
また、ゲル9を、後方のエリアでは左右方向の中心を除いて配置しているので、臀部をバランス良く支持できる。
またさらに、下層材2と上層材4との間に、下地7と上地8とを有して下地7と上地8との間にゲル9,9・・を介在させた中層材3を設けて、ゲル9,9・・を中層材3の左右の両縁部に沿って配置したことで、ゲル9,9・・がずれにくくなって下層材2と上層材4との間で安定配置可能となる。
さらに、上層剤4の上方に布製の座板14を設けたことで、肌触りが良くなって使用感が向上する。
そして、弾性体を複数のゲル9,9・・に分割しているので、体圧分散効果に優れたものとなる。
なお、上記形態では、クッションの上面がV字となるテーパ状としているが、上層材の上面の形状の変更により、左右方向の中央を平坦面や湾曲面としたテーパ状としても差し支えない。
また、弾性体としてはゲルに限らず、ゴムやウレタン等の他の種類のものを用いることもできるし、弾性体の硬さを変えたり(後方側を前方側よりも硬くする)、大きさや高さを変えたりする(後方側を前方側よりも大きくする、後方側を前方側よりも高くする)こともできる。勿論弾性体の形状も円形以外に、四角形や多角形等を採用することも可能である。
さらに、弾性体の配置は円弧状以外に,への字状や直線状等に配置することも可能であるし、一列でなく複数列配置することも可能である。従って、弾性体の数は8つに限らず、適宜増減可能である。但し、弾性体は複数に分割されるものに限らず、一体の円弧状や直線状のものを左右対称に配置することもできる。
そして、上記形態では、下地と上地とを有する中層材に弾性体をセットするようにしているが、上地を省略してゲル等の弾性体を下地に接着するようにしたり、下地も省略して弾性体を下層材上に直接接着するようにしたりしてもよい。
その他、クッションの全体形状も、くびれの前後何れか一方をなくしたり、くびれの両方をなくして略完全な長円形状としたり、平面視を長円形状でなく楕円や円形、矩形としたり等、適宜変更可能である。下層材や中層材、上層材に用いられる材質も上記形態に限らず、適宜変更して差し支えない。
1・・クッション、1a・・上面、2・・下層材、3・・中層材、4・・上層材、4a・・上面、5・・カバー、7・・下地、8・・上地、9・・ゲル、11・・収容室、13・・クッション材、14・・座板。

Claims (6)

  1. 下層材と、
    前記下層材上で左右対称に配置される弾性体と、
    前記弾性体上に配置され、上面が中央から左右両側へ行くに従って高くなるテーパ状となり、テーパ面が前記弾性体の上方に位置する上層材と、
    を含んでなるクッション。
  2. 前記弾性体は、前記下層材の前後方向の中心よりも後方のエリアから前方のエリアへ突出するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のクッション。
  3. 前記弾性体は、後方のエリアでは左右方向の中心を除いて配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載のクッション。
  4. 前記下層材と前記上層材との間に、下地と上地とを有して前記下地と前記上地との間に前記弾性体を介在させた中層材を設けて、前記弾性体を前記中層材の左右の両縁部に沿って配置したことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のクッション。
  5. 前記上層材の上方に、布製の座板が設けられることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のクッション。
  6. 前記弾性体は、複数に分割されることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のクッション。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20120076681A1 (en) * 2005-08-09 2012-03-29 The Johns Hopkins University Pneumatic stepper motor
JP6489489B1 (ja) * 2017-10-20 2019-03-27 博史 田崎 骨盤矯正用クッション

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