JP2019050928A - 椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】座体に適切な柔軟性を与えることができる技術を提供する。【解決手段】本開示の椅子は、着座面を有する座体を備える。上記座体は、板状の部材である板状部を有しており、上記板状部には、該板状部の主たる面に複数の穴が形成されている。上記複数の穴は、相対的に前方に形成される複数の前方穴と、相対的に後方に形成される複数の後方穴と、を含み、上記複数の後方穴それぞれの容積は、上記複数の前方穴それぞれの容積よりも大きい。【選択図】図1

Description

本開示は、椅子に関する。
従来、座体が着席者の荷重を受ける板状の部材を備える椅子がある。このような椅子において、板状の部材の柔軟性が適切でないと、座り心地が悪くなってしまう場合がある。下記特許文献1に記載の椅子は、板状の部材である底板に多数の貫通孔を形成して底板を撓みやすくすることで、座り心地の向上を図っている。
特開2005−34298号公報
座体を構成する板状の部材に求められる柔軟性の程度は、板状の部材における位置に応じて変化する。例えば、後方の坐骨(坐骨結節)付近は、前方に比較して比較的高度な柔軟性を求められる場合がある。
本開示は、座体に適切な柔軟性を与えることができる技術を提供する。
本開示の第1の態様は、着座面を有する座体を備える椅子であって、前記座体は、板状の部材である板状部を有しており、前記板状部には、該板状部の主たる面に複数の穴が形成されており、前記複数の穴は、相対的に前方に形成される複数の前方穴と、相対的に後方に形成される複数の後方穴と、を含み、前記複数の後方穴それぞれの容積は、前記複数の前方穴それぞれの容積よりも大きい椅子である。
このような椅子であれば、板状部における後方穴が形成された部分の柔軟性を、前方穴が形成された部分及び穴が形成されていない部分と比較して高くすることができる。これにより、座体に適切な柔軟性を与えることができる。例えば、坐骨結節の荷重を受ける部分の柔軟性を高めることができる。
上述した椅子において、前記複数の前方穴は、前記板状部における前後方向の中央部よりも前方側の位置に形成されており、前記複数の後方穴は、前記板状部における前記中央部よりも後方側の位置に形成されていてもよい。このような椅子であれば、板状部の後方の柔軟性を、板状部の前方部分の柔軟性よりも高めることができる。
なお、このような場合において、前記複数の後方穴の容積の和は、前記複数の前方穴の容積の和よりも大きくしてもよい。このような椅子であれば、より確実に、板状部の後方の柔軟性を高めることができる。
また上述した本開示の第1の態様の椅子において、前記複数の穴は、後方から前方に向けて徐々に容積が小さくなるように形成されていてもよい。このような椅子であれば、板状部の柔軟性を徐々に変化させることができる。そのため、急激な柔軟性の変化によって着席者に違和感を与えてしまうことを抑制できる。
また上述した本開示の第1の態様の椅子において、前記板状部には、前記主たる面における外縁に沿う位置に少なくとも1つのスリットが形成されていてもよい。このような椅子であれば、スリットによって、柔軟性を大きく変化させることができる。
上述したように、椅子に少なくとも1つのスリットが設けられる場合には、前記少なくとも1つのスリットは、前記板状部における前後方向の中央部よりも後方側の位置に形成されていてもよい。このような椅子であれば、板状部の後方部分の柔軟性をスリットによって調整することができる。
また、上述したように、椅子に少なくとも1つのスリットが設けられる場合には、前記板状部には、該板状部の後方、かつ、該板状部の左右方向に関する中央の位置に、前記少なくとも1つのスリットが形成されていない領域を有していてもよい。
このような椅子であれば、板状部の後方において、左右方向の中央部の柔軟性を周囲よりも相対的に低くすることができる。これにより、板状部における左右2箇所の坐骨結節の荷重を受ける部分の柔軟性を高めつつも、板状部が撓み過ぎることで着席者に違和感を与えてしまうことを抑制できる。
図1Aは使用状態の椅子の前方斜視図であり、図1Bは収納状態の椅子の前方斜視図であり、図1Cは使用状態の椅子の後方斜視図である。 図2Aは椅子の正面図であり、図2Bは椅子の右側面図である。 板状部の平面図である。 図4Aは板状部の側面図であり、図4Bは図4CのIVB−IVB断面図であり、図4Cは板状部の底面図である。 図5Aは枠部の平面図であり、図5Bは枠部の右側面図である。 図6Aはクッション部を板状部に取り付けた状態の底面図であり、図6Bは上記板状部の側面図であって、前端部分がVIB−VIB断面図であり、図6Cはクッション部の平面図である。 変形例の板状部の平面図である。 変形例の板状部の断面図である。 図9A及び図9Bは、変形例の板状部に形成された穴の斜視図である。 変形例の椅子の前方斜視図である。
以下に本開示の実施形態を図面と共に説明する。
[1.実施形態]
[1−1.全体構成]
椅子1は、図1A−1C及び図2Aー2Bに示すように、背もたれ2と、左右一対の脚部3と、座体4と、を備える。椅子1は、同一の椅子1を前後方向に重ねる収納、いわゆるネスティングが可能なネスティングチェアーである。
背もたれ2は、板状の部材を、平面視で後方に向けて凸となる円弧状とすることで、全体として着席者の背中に沿うような形状とされたものである。背もたれ2の左右両側の下端には、下方に延びる一対の背側連結片11が形成されている。
脚部3は左右対称形である。脚部3の左右それぞれには、二本の柱状の部材である前脚3a及び後脚3bが設けられている。前脚3aは下側ほど前方に位置するように延びる柱状の部材であり、後脚3bは下側ほど後方に位置するように延びる柱状の部材である。また脚部3は、左右2組の前脚3a及び後脚3bの上端を連結するように、左右方向に延びる支持フレーム3cを備える。支持フレーム3cは、支持フレーム3cの左右方向の端部側それぞれの上部から上方に延びて、一対の背側連結片11と連結する一対の支持側連結片13を備えている。
一対の背側連結片11、及び、一対の支持側連結片13は、座体4の後端側を左右から挟む位置関係で配置され、この座体4を、左右方向に延びる軸部材15を回転軸として回動可能に固定している。これにより、座体4は、図1A及び図1Cに示される使用状態と、図1Bに示される収納状態と、の間で回動可能となる。使用状態とは、座体4の着座面が地面に沿った面となるように倒れた状態であり、収納状態とは、座体4の着座面が地面と交差する状態である。
[1−2.座体]
座体4は、椅子1における着席者が着席可能な部分であって、平面視で略矩形であり、板状部21と、枠部23と、クッション部25と、を有している。本実施形態の説明において、前後及び左右の方向は、椅子1が使用状態である場合に、当該椅子1の着席者から見た前後及び左右の方向を指す。
図3及び図4A〜4Cに示されるように、板状部21は、主たる面が板状の部材である。板状部21は、左右対称形であって、略水平方向に広がっており、着席者の荷重を受けて着席者を支えることができる部材である。この板状部21の主たる面には、複数の穴31が形成されている。
複数の穴31について説明する。複数の穴31は、後方から前方に向けて徐々に容積が小さくなるように形成されている。より詳細には、後端から、板状部21の前後方向の長さの1/3程度前方に進んだ位置までは、穴31は同じ容積であり、その位置より前方においては、前方の穴31ほど容積が少しずつ小さくなる。本実施形態の穴31は、貫通孔であり、板状部21の拡がる方向に関する断面積が一定である。そのため、複数の穴31は、後方から前方に向けて徐々に孔径が小さくなるように形成されている、と言い換えることができる。
また、上述した複数の穴31は、以下のように説明することもできる。
複数の穴31は、相対的に前方に形成される複数の前方穴と、相対的に後方に形成される複数の後方穴と、を含む。例えば、図3において、板状部21における前後方向の中央部よりも前方側の領域61に形成される複数の穴31を上述した前方穴とすることができる。また、上記中央部よりも後方側の領域63に形成される複数の穴31を上述した後方穴とすることができる。複数の後方穴それぞれの容積は、複数の前方穴それぞれの容積よりも大きい。また、複数の後方穴の容積の和は、複数の前方穴の容積の和よりも大きい。
また板状部21には、2つのスリット33及び2つのスリット35が形成されている。これらのスリットは、板状部21の主たる面における外縁に沿う位置において、外縁に沿う方向に長さを有するように形成されている。またそれらのスリットは、上述した後方側の領域63に形成されている。なお、スリットが形成される板状部21の外縁とは、少なくとも、着席者が適切に座体4に着席したときに、坐骨結節の直下に位置せず、坐骨結節の直下から間隔を空けた位置である。
具体的には、2つのスリット33は、板状部21の後方において、左右に別れて形成されている。板状部21は、板状部21の左右方向に関する中央の位置に、スリットが形成されていない領域37を有する。2つのスリット35は、後方側の領域63における左右の端部それぞれに形成されている。
また板状部21の外縁の近傍には、図4B及び4Cに示されるように、外縁に沿う溝38と、複数の雌ネジ39と、が形成されている。これらは、板状部21が枠部23及びクッション部25と連結するために用いられる。
枠部23は、左右対称形であって、図5Aに示されるように、4つの棒状の部材を骨組みとする略矩形の枠体である。枠部23には、突条41、ネジ穴43、当接部45、及び連結片47が設けられている。
突条41は、枠部23全周に亘って設けられ、板状部21の溝38に挿入可能に構成されている。
ネジ穴43は、雌ネジ39に対応する位置に設けられている。図示しないネジを、ネジ穴43を通して雌ネジ39に締結することで、板状部21と枠部23は固定される。
当接部45は、枠部23の左右の部分から下方に突出しており、椅子1が使用状態にあるときに支持フレーム3cと当接する。支持フレーム3cは、当接部45を介して座体4に加えられた荷重を受ける。
連結片47は、枠部23の左右の部分から上方に突出している。連結片47には左右方向の貫通孔49が形成されている。貫通孔49は、軸部材15が挿入可能に構成されている。軸部材15が貫通孔49に挿入されたとき、挿入された軸部材15の先端は背側連結片11に固定される。これにより、座体4は軸部材15を中心として回転可能となる。
クッション部25は、図6A〜6Cに示されるように、板状部21に取り付けられる。クッション部25は、クッション材51と、クッション材51を覆う張地53と、を有する。張地53は、板状部21の上側面に配置されたクッション材51を上側から覆う。53の端部は、板状部21の下側面まで巻き付けられて溝38に挿入され、タッカー針55により板状部21に固定される。張地53の表側の面が、使用者(着席者)が着席する着座面となる。
そして、クッション部25が取り付けられた板状部21と、枠部23と、をネジにより固定することにより、座体4が組み立てられる。なお座体4の前端部は、下方向に垂れ下がる形状となっている。
[1−3.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)本実施形態の椅子1は、板状部21に複数の穴31を形成することにより、板状部21の柔軟性を調整することができ、それにより座体4の柔軟性を適切なものとすることができる。よって、着席者が椅子1へ着席したときの座り心地を向上させることができる。
具体的に説明すると、複数の穴31は、前方ほど容積が小さくなるように、前方に向かって徐々に孔径が小さくなるように設けられているため、穴31の容積が大きい板状部21の後方ほど柔軟性が高い。着席者の荷重は主に座体4の後方において加えられる場合が多いため、その後方部分の柔軟性が高いことにより、座り心地が向上する。
また前方の穴31の容積を小さくすることで、太腿が当接する部分を適度な柔軟性とするとともに、座体4の前方部分が撓みすぎることを抑制することができる。このため、座体4を着席者にとって好ましい状態とすることができる。
なお、上記実施形態では、均等厚の板状の部材において徐々に孔径(容積)を変化させることで板状部の柔軟性を調整している。この場合、板状部の厚さを前方に向かって徐々に薄くした場合と比べて、樹脂の成型時の流動性に影響が少なく、偏肉により生じる成型後の想定されない変形も抑制される。そのため、撓みをコントロールしつつ安定した板状部を得ることができる。
また、例えば孔径(容積)が一定である穴の数を調整すること、言い換えると穴の密度を調整することで板状部の柔軟性を調整した板状部と比較すると、前方の柔軟性の変化を緩やかにし、着席時の違和感を低減することができる。板状部21の前方に設けられる穴31の大きさを後方の穴31と同じ容積にする場合、板状部21の前方部分の柔軟性を低くするためには、その穴の数を減らす必要がある。ここで、板状部に大きな穴が1つ形成される場合と、小さな穴が分散して複数形成される場合とを比較すると、小さい穴を分散して形成する方が、広さ方向に関して柔軟性の変化が緩やかになる。なお、板状部21の後方は、大きく柔軟性を変化させる必要があるため、柔軟性の変化を緩やかにする必要性が低い。
(1b)本実施形態の椅子1では、板状部21にスリット33及びスリット35を設けることにより、板状部21の柔軟性を調整し、それにより座体4の柔軟性を適切なものとすることができる。よって、着席者が椅子1へ着席したときの座り心地を向上させることができる。
ここで、スリット33及びスリット35は、後方側の領域63において形成されているため、座体4の後方部分の柔軟性を高めることができる。
スリット33は、図3に示されるように、板状部21の後方の外縁に沿って設けられるが、左右方向の中央部には設けられない。また、スリット33とスリット35とは、板状部21の後方左端及び後方右端では繋がっていない。スリット35は、左右それぞれの外縁に沿って長く形成される。
このようにスリットが形成されるため、左右方向の中央部はスリットに起因する柔軟性の向上の効果が低く、後方側の領域63における左側領域65及び右側領域67において柔軟性が高度に向上する。つまり、着席者が着席したとき(着席時)に荷重がもっとも強く掛かる、左右2箇所の坐骨結節に対応する部分において、柔軟性を高度に向上させることができる。また、板状部21の左右方向の中央にはスリットが形成されていないため、着席時に板状部21の中央部分が撓みすぎることを抑制できる。また、後方の左右端部においてスリットが形成されていないため、板状部21の後方の左右端部が撓みすぎることを抑制できる。
またスリット33及びスリット35は板状部21の外縁に沿って設けられるため、違和感を与えることがない。つまり、着席者に当接しやすい部分は緩やかに、そうでない部分は大きく変化させることで、板状部21に適切な柔軟性を付与することができる。
[2.その他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に何ら限定されることはなく、本開示の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
(2a)上記実施形態において例示した複数の穴31の形状や配置は、上記実施形態に開示された構成に限定されない。
例えば、上記実施形態においては、前方側の領域61に配置される穴31を前方穴とし、後方側の領域63に配置される穴31を後方穴として、前方穴の容積が後方穴の容積よりも小さくなる構成を例示した。
しかしながら、相対的に前方に位置する第1の領域に形成された複数の前方穴の容積が、第1の領域よりも後方の第2の領域に形成された複数の後方穴の容積よりも小さくなっていれば、複数の穴の態様は上記実施形態の構成に限定されない。例えば、板状部の第1の領域および第2の領域以外の領域においては、どのような穴がどのような態様で設けられていてもよい。なお上述した容積とは、例えば、第1の領域および第2の領域それぞれについての、穴の平均容積とすることができる。
また、複数の前方穴の存在する領域(前方側の領域)、及び、複数の後方穴が存在する領域(後方側の領域)は、前方側の領域が後方側の領域よりも前方に配置されているならば、それらの領域の位置、大きさなどは特に限定されない。例えば、前方側の領域及び後方側の領域は、板状部21における一部の領域であってもよい。
(2b)また、板状部21の主たる面において、複数の穴31の形成される数に偏りがあってもよい。例えば、前方側の領域61に形成される容積の小さい穴31が、後方側の領域63に形成される穴31と比較して、同一の面積当たりより多く形成されていてもよいし、より少なく形成されていてもよい。なお、前方側の領域61に設けられる穴31の容積の和は、後方側の領域63に形成される穴31の容積の和よりも少なくすることが考えられる。これにより、後方側の領域63の柔軟性を十分に高めることができる。
(2c)また、上記実施形態においては、複数の穴31は、後方から前方に向けて徐々に容積が小さくなるように形成されている構成、すなわち、複数の穴31はその容積が多数の段階に分けられ、容積が大きい穴31ほど後方に配置される構成を例示した。しかしながら、板状部21は、少なくとも2段階以上の段階的に容積が変化する構成であれば、その段階は特に限定されない。なお、容積が3段階以上に調整されることで、柔軟性の変化による違和感を低減できる。また、前方側の領域に容積の比較的大きい穴が形成されていたり、後方側の領域に容積の比較的小さい穴が形成されていたりしてもよい。これらの場合であっても、前方側の領域61に設けられる穴31の容積の和は、後方側の領域63に形成される穴31の容積の和よりも少なくすることが考えられる。
(2d)また、複数の穴31は、上記実施形態で示したように板状部21の主たる面全体に形成されていなくてもよい。例えば、図7に示すように、板状部21のうちの一部の領域のみに形成されていてもよい。
(2e)また、複数の穴31は、貫通孔でなくてもよい。例えば、図8に示される穴31aのように、貫通しない穴であってもよい。板状部21にこのような穴を形成する場合、板状部21のいずれの面に穴を形成してもよいが、少なくとも一部を裏面に形成することで、例えば収納状態において、穴を外部から視認させるように構成できる。この場合には、座体4の柔軟性が調整されていることを使用者に視認させることができ、また、穴の配置による美観の向上を図ることができる。また、上述した実施形態の椅子1のように、穴31の開口の径を後方から前方に向かってグラデーション状に変化させた場合には、より高度に柔軟効果を視覚的に訴求する美観を持たせることができる。
(2f)板状部21に設けられる穴の形状は、特に限定されない。例えば、深さ方向に関して、変化する断面形状を有するものであってもよい。例えば、図9A、9Bに示される穴31b、31cのように、穴の深さ方向に関して断面積が小さくなる形状であってもよい。また、例えば、板状部21の表面近傍における穴の断面形状は矩形であるが、奥部は円形となるように、断面形状が変化するように構成されていてもよい。
(2g)スリットの配置は、上述した実施形態の構成に限定されない。例えば、板状部21にはスリット33及びスリット35のいずれか一方のみが形成されていてもよい。また、スリット33及びスリット35以外のスリットが形成されていてもよい。また、前方側の領域61においてスリットが形成されていてもよい。
(2h)椅子1を構成する背もたれ2、脚部3、及び座体4の具体的な構成は、上記実施形態の構成に限定されない。例えば、背もたれ2は設けられていなくともよい。また、ネスティングができない構成であってもよいし、座体が回転しない構成であってもよい。
また、板状部は、一定の広さを有しており、着席者の荷重を受けて着席者を支えることができる部材であれば、その具体的な形状や座体における板状部の設けられる範囲は特に限定されない。
また、座体4は、クッション部25を有していなくともよい。例えば、図10に示される椅子1aのように、座板21aが着席者に当接するように構成されていてもよい。この場合、上述した座板が板状部に相当する。座板21aは使用状態において、その上面側に穴31が位置する。よって、この椅子1aでは、使用状態であっても、座板21aの柔軟性が調整されたものであることを使用者に視認させることができる。
(2i)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…椅子、1a…椅子、3…脚部、3a…前脚、3b…後脚、3c…支持フレーム、4…座体、11…背側連結片、13…支持側連結片、15…軸部材、21…板状部、21a…座板、23…枠部、25…クッション部、31…穴、31a…穴、31b…穴、33…スリット、35…スリット、37…領域、38…溝、39…雌ネジ、41…突条、43…ネジ穴、45…当接部、47…連結片、49…貫通孔、51…クッション材、53…張地、55…タッカー針、61…前方側の領域、63…後方側の領域、65…左側領域、67…右側領域

Claims (7)

  1. 着座面を有する座体を備える椅子であって、
    前記座体は、板状の部材である板状部を有しており、
    前記板状部には、該板状部の主たる面に複数の穴が形成されており、
    前記複数の穴は、相対的に前方に形成される複数の前方穴と、相対的に後方に形成される複数の後方穴と、を含み、
    前記複数の後方穴それぞれの容積は、前記複数の前方穴それぞれの容積よりも大きい、椅子。
  2. 請求項1に記載の椅子において、
    前記複数の前方穴は、前記板状部における前後方向の中央部よりも前方側の位置に形成されており、前記複数の後方穴は、前記板状部における前記中央部よりも後方側の位置に形成されている、椅子。
  3. 請求項2に記載の椅子において、
    前記複数の後方穴の容積の和は、前記複数の前方穴の容積の和よりも大きい、椅子。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の椅子において、
    前記複数の穴は、後方から前方に向けて徐々に容積が小さくなるように形成されている、椅子。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の椅子において、
    前記板状部には、前記主たる面における外縁に沿う位置に少なくとも1つのスリットが形成されている、椅子。
  6. 請求項5に記載の椅子において、
    前記少なくとも1つのスリットは、前記板状部における前後方向の中央部よりも後方側の位置に形成されている、椅子。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の椅子において、
    前記板状部には、該板状部の後方、かつ、該板状部の左右方向に関する中央の位置に、前記少なくとも1つのスリットが形成されていない領域を有する、椅子。
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