JP6203151B2 - 配線板、電動機、電気機器及び空気調和機 - Google Patents

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本発明は、配線板、電動機、電気機器及び空気調和機に関する。
従来、IC(Integrated Circuit)が備えるピンを、プリント基板とも呼ばれる配線板に形成された配線に半田により接続する際には、位置ズレが生じないようにすることが肝要である。
例えば、特許文献1には、「紫外光を含む短波長の光を可視光に変換するタイプの発光装置において、基体と枠体とを接着する樹脂接着材の劣化を抑えて基体と枠体との接合が剥がれて発光素子の発光特性が低下するのを長期にわたって防ぐことができる発光素子収納用パッケージおよび発光装置を提供すること」を目的とし、「上面の中央部に紫外光を含む光を発光する発光素子5の搭載部2aを有するセラミックスから成る基体2と、基体2の上面の外周部に搭載部2aを取り囲むように接着された金属製の枠体4とを具備しており、枠体4は、下面の外周側がアクリル樹脂系接着剤を介して接着され、内周側がシリコーン樹脂系接着剤を介して接着されている」発光素子収納用パッケージが開示されている。
また、例えば、特許文献2には、「フリップチップ実装におけるバンプや電極パッドに加わる応力集中を、工程の複雑化を招かずに効果的に緩和できる半導体装置及びその製造方法を提供する」ことを課題とし、「半導体素子2表面に配置された外部接続用の素子電極パッド3と配線基板4表面に配置された基板電極パッド5とを備え、互いに対向する素子電極パッド3と基板電極パッド5とがバンプ6を介して接続されている半導体装置において、半導体素子2の幾何学中心21から放射方向の幅より放射方向と直交する方向の長さの方が大きい細長い形状の第1素子電極パッド3b及び第2基板電極パッド5bを有する構成とする」半導体装置及び該半導体装置の製造方法が開示されている。
特開2005−183897号公報 特開2009−218233号公報
しかしながら、上記従来の技術である特許文献1の技術は、半田不良を起こさないレベルの位置ズレの抑制であって、電動機のロータ磁極回転位置を検出するホールICまたはホール素子のように、例えば0.1mm以下の高い位置精度を要求されるICの接続には適用することができない、という問題があった。
ところで、電動機のロータ磁極回転位置を検出するホールICまたはホール素子では、ロータの径方向の位置精度は要求されず、周方向の位置精度のみが要求される。そのため、例えばホールICまたはホール素子のピン引き出し方向とロータの径方向を平行に配置し、ホールICまたはホール素子のピンと、該ピンが接続されるフットプリントとの周方向のクリアランスを例えば0.1mm以下にまで小さくすると、周方向の実装位置精度を向上させることができる。
なお、本明細書において、径方向とは回転軸を基準とする放射方向をいい、周方向とは回転軸を基準として弧を描く方向をいい、径方向と周方向は直交する。また、周方向のクリアランスは、周方向においてフットプリントに接続されるピンの一端と、該一端に近いほうのフットプリントの一端との間隔である。径方向のクリアランスは、径方向においてフットプリントに接続されるピンの一端と、該一端に近いほうのフットプリントの一端と、の間隔である。
しかしながら、このように周方向のクリアランスを小さくすると、周方向における半田フィレット形成領域が小さくなる。そのため、半田強度が低下する、という問題があった。このような半田強度の低下を補うためにはフットプリントを径方向で拡大すればよい。上記従来の技術である特許文献2には、「半導体素子2の幾何学中心21から放射方向の幅より放射方向と直交する方向の長さの方が大きい細長い形状の第1素子電極パッド3b及び第2基板電極パッド5bを有する構成とする」ことが開示されている。
しかしながら、上記従来の技術を開示した特許文献2には、電極パッドにおいて放射方向の幅よりも放射方向と直交する方向の長さを大きくすることが記載されているに留まり、放射方向と直交する方向の長さによっては必要な半田強度を確保することができない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、周方向における高い実装位置精度と高い半田強度とを両立した配線板を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数のピンを有するホール素子又はホールICが実装される配線板であって、前記ピンがリフローにより半田付けされる複数のフットプリントと、表面に前記フットプリントが形成されるベース基板と、を備え、前記ピンの引き出し方向は前記配線板の中心から前記ホール素子又はホールICへの径方向に対して平行であり、前記フットプリントでは前記配線板の周方向のクリアランスよりも前記配線板の中心から前記ホール素子又はホールICへの前記径方向のクリアランスの方が大きく、前記径方向のクリアランスは、前記フットプリントの表面から前記ピンの底面までの高さと、前記ピンの厚さと、の合計以上となり、前記ホール素子又はホールICの本体側における径方向のクリアランスは、前記フットプリントの表面から前記ピンの底面までの高さであるピン浮き高さと、ピンボディ側高さと、の合計以上となり、前記ピンと前記フットプリントとの間に形成される本体側のフィレットの高さは、前記フットプリントの表面から前記ピンの底面までの高さであるピン浮き高さと、ピンボディ側高さとの合計である配線板である。
本発明によれば、周方向における高い実装位置精度と半田強度とを両立した配線板を得ることができる、という効果を奏する。
実施の形態1にかかる配線板の構成を示す図 実施の形態1にかかる配線板上に半田付けにより実装されるICチップを示す図 ホールICとロータ回転軸との位置関係を示す図 実施の形態1にかかる配線板上にICチップが実装された状態の上面を示す図 実装位置ズレが生じる場合のICピンの底面とフットプリントの位置関係を示す図 実施の形態1にかかる配線板上においてICピンとフットプリントとを接続したときの周方向の接続状態を示す断面図 実施の形態1にかかる配線板上においてICピンとフットプリントとを接続したときの径方向の接続状態を示す断面図 実施の形態1にかかる配線板上においてICピンとフットプリントとを接続したときの径方向の接続状態を示す断面図 ホールICとロータ回転軸との位置関係を示す図 実施の形態2にかかる電動機を示す図 実施の形態3にかかる電気機器の一例である空気調和機を示す図
以下に、本発明にかかる配線板、電動機、電気機器及び空気調和機の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる配線板の実施の形態1の構成を示す図である。図1(A)には、部品が実装された側の面、すなわち配線板の表面が示され、図1(B)には、部品が実装されていない側の面、すなわち配線板の裏面が示されている。
円形の配線板10は、中心に穴11を有し、コネクタ12、面実装のインバータIC13及びホールIC14a〜14cを備える(図1(A))。なお、図示していないが、部品が実装されたベース基板10a上には配線が形成され、例えばチップ抵抗またはチップコンデンサが設けられていてもよいし、コネクタ12及びインバータIC13が設けられていなくてもよい。配線板10の穴11には、例えば回転軸が貫通し、部品が実装された配線板の表面はステータ側に配され、部品が実装されていない配線板の裏面は反ステータ側に配される。なお、ベース基板上に配線及び部品が実装されることで配線板が形成される。
図2は、図1に示す配線板10上に半田付けにより実装されるICチップを示す図である。図2に示すICチップは、IC本体20と、ICピン21a〜21cとを備える。IC本体20は図1(A)に示すホールIC14a〜14cに相当し、ICピン21a〜21cは配線板10に、例えば半田付けにより接続される。ここで、半田付けはリフローにて行われる。すなわち、リフロー実装される。リフロー実装では、フロー実装のように接着剤で実装部品を固定しないので、リフロー炉における加熱時に、融解した半田の表面張力により実装位置ズレが発生する。
なお、本実施の形態においては、説明の便宜上、ICチップが備えるICピンを3つにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、ICピンの数は適宜変更することができる。
図3は、ホールICと配線板の中心であるロータ回転軸との位置関係を示す図である。図3に示すホールIC14A〜14CのICピン引き出し方向は径方向と平行である。ホールIC14A〜14Cは、図1に示すホールIC14a〜14cに相当する。なお、図3は、8極12スロットモータに搭載される配線板を例示しており、ホールICは30度間隔で配置されている。
ホールIC14A〜14Cは、電動機のロータ磁極回転位置を検出するので、径方向の位置精度は要求されず、周方向の位置精度が要求される。例えばホールICまたはホール素子のピン引き出し方向とロータの径方向を平行に配置し、ホールICまたはホール素子のピンと、該ピンが接続されるフットプリントとの周方向のクリアランスを例えば0より大きく0.1mm以下と小さくすると、周方向の実装位置精度を向上させることができる。しかしながら、周方向のクリアランスを小さくすると、半田フィレットの形成領域が縮小してしまい、半田強度が低下してしまう。そこで、径方向のクリアランスを大きくすることで半田フィレットの形成領域を拡大することが考えられる。
図4は、配線板上にICチップが実装された状態の上面を示す図である。図4において、IC本体20から引き出されたICピン21a〜21cは、フットプリント22a〜22cに接続されている。図4に示すフットプリント22a〜22cでは、周方向でICがずれる範囲である周方向のクリアランスよりも、径方向でICがずれる範囲である径方向のクリアランスの方が大きい。このように周方向のクリアランスを小さくして径方向のクリアランスを大きくすると、半田強度の低下を抑制しつつ、周方向の実装位置精度を向上させることができると考えられる。
図5は、図4に示す構成における実装位置ズレが生じる場合のICピン21の底面とフットプリント22の位置関係を示す図である。なお、ICピン21は、ICピン21a〜21cの総称であり、フットプリント22は、フットプリント22a〜22cの総称である。図5に示すように、実装位置ズレは、ICピン21の底面の端とフットプリント22の端とが重なる状態のときに特に大きいものとなる。したがって、フットプリントを小さくすると実装位置ズレを抑制することができるが、フットプリントを単純に縮小すると半田フィレットが形成される領域を確保することができず、半田強度、すなわち、接合強度が低下してしまうという問題がある。
図6は、ICピン21とフットプリント22とを接続したときの周方向の接続状態を示す断面図である。図6(A),(B)に示されるように、半田フィレット24はフットプリント22上の半田フィレット形成領域に形成されるため、図6(A)に示されるように、フットプリント22上の半田フィレット形成領域を広く確保することができれば半田強度を高くすることができる。しかしながら、上述したように、本実施の形態においては周方向のフットプリント22を縮小するため、図6(B)に示されるように半田フィレット形成領域が狭くなってしまい、半田強度が低下してしまうことになる。半田フィレット24の縮小は、縮小されたフットプリント22の周方向の側面からICピン21の周方向の側面までの距離、すなわち周方向のクリアランスがICピン21の厚さよりも短い場合に顕著である。
なお、半田フィレットは、被形成面であるフットプリントとのなす角度が15°以上45°以下であることが好ましい。
このように、周方向のクリアランスを小さくすると、周方向における半田フィレット形成領域が縮小し、半田強度、すなわち、接合強度が低下してしまうという問題がある。
図7は、ICピン21とフットプリント22とを接続したときの径方向の接続状態を示す断面図である。図7に示すように、径方向のクリアランスは、フットプリント22の表面からICピン21の底面までの高さであるICピン浮き高さと、ICピン厚さと、の合計以上とする。このように径方向のクリアランスを設定することで、半田強度、すなわち、接合強度を高くすることができる。
図8は、ICピン21とフットプリント22とを接続したときの径方向の接続状態を示す別の断面図である。図8に示すように、ICボディであるIC本体20とは逆側における径方向のクリアランスは、図7と同様にフットプリント22の表面からICピン21の底面までの高さであるICピン浮き高さと、ICピン厚さと、の合計以上とする。ICボディであるIC本体20側における径方向のクリアランスは、フットプリント22の表面からICピン21の底面までの高さであるICピン浮き高さと、ICピンボディ側高さとの合計以上とする。このように、半田フィレット24を高く形成することができるICボディであるIC本体20側の径方向のクリアランスをさらに拡大することで、半田フィレット形成領域を広くすることができるため好ましい。なお、ICピンボディ側高さは、図8に示すように、フットプリント22の表面から、IC本体20から引き出されて屈曲していない部分におけるICピン21の裏面までの高さである。
以上説明したように本実施の形態によれば、周方向におけるクリアランスを小さくして周方向における高い実装位置精度を実現しつつ、半田フィレット形成領域を広くすることができるため、半田強度を確保することができる。
ところで、ホールICの実装方向の変更間隔が90度間隔である部品実装設備にて実装する場合には、ホールICのICピン引き出し方向と径方向を平行にすることが困難である。図9は、ホールICの実装方向の変更間隔が90度間隔である部品実装設備にて実装する場合における、ホールICとロータ回転軸との位置関係を示す図である。図9に示すように、ホールIC14D〜14Fの実装方向の変更間隔が90度間隔である部品実装設備にて実装する場合には、ホールIC14D〜14FのICピン引き出し方向と径方向の角度が45度以下となるように配置すればよい。図9では、ICピン引き出し方向と径方向の角度が30度である場合を例示している。
本実施の形態では、ホールICが実装される配線板を例示して説明したが、本発明はこれに限定されず、他の電子部品であってもよい。すなわち、本実施の形態にて説明した本発明の一態様は、複数のピンを有する電子部品が実装される配線板であって、前記ピンがリフローにより半田付けされる複数のフットプリントと、表面に前記フットプリントが形成されるベース基板と、を備え、前記ピンの引き出し方向は前記配線板の中心から前記電子部品への径方向に対して45度以下であり、前記フットプリントでは周方向のクリアランスよりも前記配線板の中心から前記電子部品への前記径方向のクリアランスの方が大きく、前記径方向のクリアランスは、前記フットプリントの表面から前記ピンの底面までの高さと、前記ピンの厚さと、の合計以上となる配線板である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、半田強度を低下させることなく、リフロー炉における加熱時の周方向の実装位置ズレを高精度に抑制することができる。実装位置ズレを高精度に抑制することができるため、歩留りの低下を抑制することができる。
なお、本実施の形態においては、1つのピンと1つのフットプリントとの接続に着目して説明したため、ICチップの回転方向の位置ズレについては説明していないが、ICチップのIC本体20には複数のピンが設けられているため、回転方向の位置ズレも抑制することができる。
なお、本実施の形態においては、ICチップにホールICを例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ICチップはリフロー炉加熱時の実装の位置ズレを周方向において高い位置精度で抑制すべきICであればよい。また、本実施の形態においては、配線板に接続されるICピンを有するICチップについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、配線板に接続されるピン(端子)を有する電子部品であればよい。
実施の形態2.
実施の形態1にて説明した配線板は、例えば電動機に内蔵される。図10は、本実施の形態にかかる電動機の構成を示す断面図である。図10に示す電動機は、配線板10と、回転軸30と、出力側軸受31と、反出力側軸受32と、回転子センサマグネット33と、回転子34、回転子マグネット35と、巻線端子36と、インシュレータ37と、固定子鉄心38と、巻線39と、ブラケット40と、モールド樹脂41と、モールド固定子42とを備えるブラシレスDCモータである。
配線板10は、コネクタ12と、インバータIC13と、ホールIC14とを備える。ホールIC14は、回転子34の位置を検知する。配線板10は、出力側軸受31と固定子との間にて回転軸30の軸線方向に対して垂直に配置され、インシュレータ37に固定されている。インシュレータ37は、固定子鉄心38と巻線39とを電気的に絶縁している。固定子鉄心38は、積層された電磁鋼板により形成されている。巻線39は、インシュレータ37を介して固定子鉄心38の各スロットに巻き付けられており、巻線端子36を介して配線板10のインバータIC13に接続されている。配線板10には、制御回路と接続するリード線を有するコネクタ12が配置されている。モールド固定子42は、固定子と配線板10がモールド樹脂41により一体成型された構成であり、内部に回転子34を収容可能に形成された凹部が設けられている。このように固定子と配線板10がモールド樹脂41により一体成型される場合、モールド樹脂41と半田の熱膨張係数が異なり半田に大きな熱応力がかかるため、半田強度が特に要求される。回転子34は、モールド固定子42の内側に配置され固定子鉄心38と対向して回転軸30の外周側に配置された回転子マグネット35を有する。ホールIC14の位置を検知する回転子センサマグネット33は、回転軸30を円中心とした回転子34内に配置されている。なお、回転子マグネット35は永久磁石であり、例えばフェライト磁石または希土類磁石である。回転軸30の一端には、回転軸30を回転自在に支持する出力側軸受31を有し、他端には回転軸30を回転自在に支持する反出力側軸受32を有する。ブラケット40は導電性であり、モールド固定子42の内周部に嵌め込まれてモールド固定子42の凹部の開口部を塞いでおり、ブラケット40の内側に反出力側軸受32の外輪が嵌め込まれている。
図10に示す電動機においては、放熱性及び安全性を向上させるために固定子と配線板10が一体成型されており、配線板10とホールIC14を接続する半田強度は高くすることを要する。実施の形態1にて説明したように半田強度を高く維持することで、ホールICが外れてしまうことによる電動機の故障を防止し、信頼性の低下を防ぐことができる。なお、本実施の形態の電動機においてはホールICの周方向の実装位置ズレが高精度に抑制されることで、ホールICの周方向の実装位置バラツキが抑制される。これによりモータの効率に大きく影響を及ぼす進角のバラツキが抑制され、消費電力が低減される。
実施の形態3.
実施の形態2にて説明した電動機は、様々な電気機器に適用することができ、このような電気機器には、空気調和機を例示することができる。図11は、本発明にかかる電気機器の一例である空気調和機の構成を示す外観図である。図11に示す空気調和機50は、室内機51と、室外機52と、ファン53とを備える。室外機52は室内機51に接続されている。なお、図示していないが、室内機51は室内機用送風機を備え、室外機52は室外機用送風機を備え、室内機用送風機及び室外機用送風機は、駆動源である実施の形態2にて説明した電動機を備える。
本実施の形態の室内機用送風機及び室外機用送風機に実施の形態2の電動機が適用されることで、電動機の故障を防止し、信頼性の低下を防ぐことができ、室内機用送風機及び室外機用送風機の故障を防止し、信頼性の低下を防ぐことができる。
なお、実施の形態2にて説明した電動機は、室内機用送風機及び室外機用送風機に限定されず、例えば換気扇、家電機器、工作機に搭載されてもよく、換気扇、家電機器、工作機に実施の形態2の電動機が適用されることで、電動機の故障を防止し、信頼性の低下を防ぐことができ、換気扇、家電機器、工作機の故障を防止し、信頼性の低下を防ぐことができる。
10 配線板、10a ベース基板、11 穴、12 コネクタ、13 インバータIC、14,14a〜14c,14A〜14C,14D〜14F ホールIC、20 IC本体、21,21a〜21c ICピン、22,22a〜22c フットプリント、24 半田フィレット、30 回転軸、31 出力側軸受、32 反出力側軸受、33 回転子センサマグネット、34 回転子、35 回転子マグネット、36 巻線端子、37 インシュレータ、38 固定子鉄心、39 巻線、40 ブラケット、41 モールド樹脂、42 モールド固定子、50 空気調和機、51 室内機、52 室外機、53 ファン。

Claims (5)

  1. 複数のピンを有するホール素子又はホールICが実装される配線板であって、
    前記ピンがリフローにより半田付けされる複数のフットプリントと、
    表面に前記フットプリントが形成されるベース基板と、を備え、
    前記ピンの引き出し方向は前記配線板の中心から前記ホール素子又はホールICへの径方向に対して平行であり、
    前記フットプリントでは前記配線板の周方向のクリアランスよりも前記配線板の中心から前記ホール素子又はホールICへの前記径方向のクリアランスの方が大きく、前記径方向のクリアランスは、前記フットプリントの表面から前記ピンの底面までの高さと、前記ピンの厚さと、の合計以上となり、
    前記ホール素子又はホールICの本体側における径方向のクリアランスは、前記フットプリントの表面から前記ピンの底面までの高さであるピン浮き高さと、ピンボディ側高さと、の合計以上となり、
    前記ピンと前記フットプリントとの間に形成される本体側のフィレットの高さは、前記フットプリントの表面から前記ピンの底面までの高さであるピン浮き高さと、ピンボディ側高さとの合計である配線板。
  2. 請求項に記載の配線板を備え、
    前記ベース基板が円形であり、前記配線板の中心が回転軸である電動機。
  3. 固定子と前記配線板が、樹脂によって一体成型されている請求項に記載の電動機。
  4. 請求項または請求項に記載の電動機を備える電気機器。
  5. 請求項に記載の電気機器である空気調和機。
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