JP6201873B2 - 通信制御装置 - Google Patents

通信制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6201873B2
JP6201873B2 JP2014084237A JP2014084237A JP6201873B2 JP 6201873 B2 JP6201873 B2 JP 6201873B2 JP 2014084237 A JP2014084237 A JP 2014084237A JP 2014084237 A JP2014084237 A JP 2014084237A JP 6201873 B2 JP6201873 B2 JP 6201873B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
box
fixing
communication
communication device
screw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014084237A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015204727A (ja
Inventor
勝美 勝
勝美 勝
洋司 酒井
洋司 酒井
祐太 野村
祐太 野村
淳 新野
淳 新野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2014084237A priority Critical patent/JP6201873B2/ja
Publication of JP2015204727A publication Critical patent/JP2015204727A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6201873B2 publication Critical patent/JP6201873B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Indoor Wiring (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Description

この発明は、壁等に固定され、換気扇、空気調和装置、給湯機器等の家庭用電気機器とそれらを中央制御する情報収集装置とを通信接続するための通信制御装置の固定方法に関するものである。
従来より、住宅の壁等へ開口を設け、設けた開口に挿入して換気扇、コントロールスイッチ、制御装置等を取付ける固定構造に関して、数多くの固定構造が提案されている。
例えば、特許文献1では、本体とカバーで構成した箱型のケーシングの寸法が、既製の規格化されたコンセントボックス等の配線器具のモジュール寸法に合うように形成した光ワイヤレス発信機の固定構造が提案されているいる。このケーシングを壁面に取り付ける際は、あらかじめ壁面に埋設されているコンセントボックスに取付枠を介して、着脱自在に装着することができる。このように、あらかじめ埋設された既製の配線器具を利用することにより、後施工でも壁への穴開け等の特別な工事を行うことなく、容易にワイヤレス発信機を設置することができる。
また、特許文献2では、先端部が自由状態で中央部が本体の外方にふくらむ略への字状のばね材からなる固定バネを使用した窓用換気扇の固定構造が提案されている。この固定構造は、まず、窓用換気扇本体を室内側から挿入していくと、固定バネの中央部が本体中心方向に押し曲げられて本体の移動に合わせ取付部の板材に設けられた弾性枠内部を通過する。次に、固定バネの中央部が室外側に達すると中央部が反本体側に拡がり、固定バネ先端部が弾性枠に当接する、こうして本体のフランジ部と固定バネの先端部との間で弾性枠を介在させて板材を挟持して板材の開口部に固定する。本体を開口へ挿入するだけで良いため、施工性が良い。また本体のフランジ部に雌ネジ穴と、この雌ネジ穴に挿入した固定ネジを備えている。雌ネジ孔から固定ネジが螺入すると、固定ネジの先端部が固定ばねの先端部に当接するとともに本体外方に押し広げられ、固定バネの付勢力が強まって本体の固定強度が向上し、より確実に支持することもできる。
また、特許文献3では、軸方向に延材する溝部を上部に備えた円筒部とフランジ部とを備え、円筒部が板材の孔に挿入された状態で固定機構によって板材に固定される換気扇の固定構造が提案されている。この固定構造は、溝部に固定部品を設け、固定部品はネジ貫通部が形成された基部と、折り曲げられた先端部を形成し、基部をフランジ部側にし、折り曲げ部分を上にして溝部に配置している。また、フランジ部を貫通して溝部内に突き出てネジ貫通部を貫通する固定ネジのネジ締めに伴って溝部内をフランジ部へ接近移動するネジ部品とを有している。さらに固定部品は、基部の端部から幅方向に突出した凸部を形成し、この凸部を軸支持し、固定部品がフランジ部から遠ざかる方向及び上方向に移動することを規制する固定部品移動規制手段を溝部に備えている。こうしてネジ部品は、固定ネジのネジ締めによってフランジ部へ接近する際に、固定部品の基部が立ち上がるように固定部品を押圧し、固定ネジのネジ締めによってフランジ部と固定部品との間に板材を挟みこむことが出来る。このように、施工性が良好で、適度な締め付け具合で確実に丸穴に換気扇を固定するものも提案されている。
特公平4−52039号公報 特開平8−327104号公報 国際公開番号WO2012/090283号
特許文献1に記載された光ワイヤレス発信機の固定構造では、既製の配線器具を用いるため、壁、天井内へ設置する際に埋め込み可能な寸法が制限されるとういう課題がある。また、製品の体積が大きい場合には、壁や天井内に埋め込めない分、壁面や天井面からの飛び出し寸法が大きくなり、インテリア性が悪化するという課題がある。また、既設の配線器具はコンセントボックスの様に壁の下側への設置が一般的で操作を行う装置には操作性、メンテナンス性が悪いという課題があった。
また、特許文献2に記載された窓用換気扇の固定構造では、固定バネの構造が複雑で、さらに弾性枠の使用が必要なことや、特許文献3に記載された固定構造は固定部品と、ネジ締めによって移動するネジ部品が必要であり、部品点数が多くまた構造が複雑で生産性が悪いという課題があった。さらに特許文献2、3に記載された窓用換気扇は、窓のような薄い板厚には対応できるものの壁厚が大きく変わる住宅の壁、天井には対応できないという課題があった。
この発明は上記の課題に鑑みて発案されたものであり、既製の配線器具を使用することなく、製品寸法に制約の少ない固定構造を得るとともに、部品点数が少なく構造が簡素化した固定構造を得るものである。
住宅内に設置した家庭用電気機器を中央制御する情報収集装置と前記情報収集装置と通信する通信機器と、通信機器を搭載し、箱状の一面を開口し開口した側にフランジ部を備えた箱体と、この箱体を住宅の壁、天井設けた開口にフランジ部で固定する通信制御装置であり、この箱体の側面には箱体の開口した面と平行にスリットを形成し、このスリットに固定部品が箱体内部から外側に向けて貫通している。また、固定部品を可動可能に案内する可動開口部をスリットと連続して設け、箱体の開口した側の可動開口部の端部より突出してネジ固定面を備え、ネジ固定面に形成した貫通穴より挿入した固定ネジと、前記可動開口部を塞ぐ不燃シートと、前記不燃シートに設けたスリットと、前記不燃シートのスリットに前記固定部品を挿入し、固定部品に備え固定ネジと螺合するネジ穴を設け、固定ネジのネジ締めに伴って固定部品が可動開口部をフランジ部側へ移動するようにしたものである。
本発明にかかる通信制御装置は、製品の箱体の側面に可動開口部を設け、箱体の内側から固定部品を挿入し、壁をフランジ部と固定部品で挟んで固定する構造を用いることにより、少ない部品点数で容易に製品を固定することができる。また、既製の配線器具を用いないため、製品寸法に制約が少ない。また、壁、天井内への埋め込み寸法を大きくとることができるため、製品体積が大きい場合にも壁、天井面から居室側への飛び出し寸法を低減することが出来る。また、可動開口部にフランジ部との距離が一般的な住宅の壁厚と同じになる位置にスリットが設けられているため、スリットを目印として可動開口部に固定部品を挿入することができ作業性が良い。可動開口部及び固定部品は、箱体の大きさ、重さに応じて複数個設置することも可能である。
本発明の実施の形態1に係る通信制御装置の使用例を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る通信制御装置の外観を示す斜視図のであり、本体の正面下方より見た図である。 本発明の実施の形態1に係る通信制御装置の概略の構成を示す分解斜視図であり図2と同様に本体の正面下方より見た図である。 本発明の実施の形態1に係る箱体の斜視図であり、内部の部品を外した状態である。 図4の箱体を下方よりみた下面図である。 通信機器を支持し箱体に固定する通信機器固定板を示す斜視図である。 通信機器固定板を固定した箱体を室内側より一様に覆う化粧パネルを示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る箱体を壁に固定する固定部品を示す斜視図である。 図8の固定部品に不燃シートを差し込んだ斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る箱体を固定する手順を示す概略の断面図である。 箱体を壁に固定した状態であり、固定部品が可動する可動開口部に不燃テープを貼った場合を示す断面図である。 本発明の通信制御装置を設置する状態を示す斜視図であり、壁の内部を模式的に透視し、通信機器固定板及び化粧パネルが外れた状態を示している。
以下に、本発明にかかる換気扇の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態
図1は、本発明で示す通信制御装置の使用例を示す模式図である。図2は通信制御装置の斜視図である。図3は図2で示した通信制御装置の分解斜視図である。
この発明の通信制御装置1は、Home Energy Management System(以下HEMS)等の家庭用電気機器の制御システムにおいて、家庭用電気機器の対象となる制御機器50と通信線51にて接続し、家庭用電気機器を中央制御する情報収集装置52とWIFI等無線接続している。通信制御装置1は情報収集装置52と相互に通信を行う通信機器5を内蔵し、家庭用電気機器のうち対象となる制御機器50の運転、停止などの信号を通信するものである。通信制御装置1は制御機器50の近くの室内の壁面に固定され、無線通信によって、情報収集装置52と通信を行う。また、通信制御装置1と情報取集装置52をLANなどの線で繋ぐことにより、有線となり通信が途絶える心配もなくなる。
通信制御装置
図2、図3を用い通信制御装置について説明する。
通信制御装置1は、箱体2と、箱体2を室内側から覆う化粧パネル3によって外殻を構成している。図3の分解斜視図に示すとおり、箱体2は一面を開口した箱状に形成しており、箱体2の内部には電源回路9を内蔵している。箱体2の開口部周囲4辺に、住宅の壁面などに接するフランジ部10を形成し、住宅の室内側には、このフランジ部10を露出し、箱体2は壁内に収まるものである。また、フランジ部10の前面側には、通信機器固定板4を設け、情報収集装置52と通信する通信機器5を固定している。なお、図3では箱体2を壁面に固定する固定部品6と、箱体2の壁面の可動開口部を覆うための不燃シート7と、不燃テープ8は取り外した状態を示しており、これら部品の詳細は後述で説明する。
箱体の説明
次に箱体2について、図3、図4を用いて説明する。図4は、図3で示した箱体2を90度回転して示し、スリット13a、13b、可動開口部12を見やすく表している。
図4の箱体2は、前面が開口された箱状の板金であって、開口した端部の4辺にフランジ部10が設けられ、側面11には固定部品6を可動可能に支持する矩形状の可動開口部12を設けている。可動開口部12には固定部品6を挿入するスリット13a、13bを2箇所に設けている。この2箇所のスリット13a、13bは住宅の壁の厚さが薄い場合にはスリット13aより固定部品6を挿入する、一方壁厚さが厚い場合にはスリット13bより固定部品6を挿入する。箱体2の開口側の可動開口部12の端部には、固定部品6をネジ締めするためのネジ固定面14を設ける。ネジ固定面14は箱体2の内側に向けて側面11より突出している、またネジ固定面14には貫通穴15を備えている。フランジ部10の図4では上下2箇所の両側には通信機器固定板4を固定するためのネジ穴17を有するネジ穴部16が設けられている。
スリット13と前フランジ部10との距離は一般的な住宅の壁厚に近い距離間隔となっているため、スリット部13から固定部品6を挿入すると固定部品6は箱体2を固定する位置と近い位置することができる。例えば、一般住宅でよく使う9、12、15mm壁の場合は13aを使い、16mm以上の壁の場合には13bを使うことにより、複数の壁厚さに対応することが可能となり、固定部品6の移動距離が短くでき施工性も良い。
可動開口部12の外側に可動開口部12を塞ぐために不燃テープ8を貼り付ける。この不燃テープ8は、箱体2への埃や砂塵等や湿気の侵入を防いでいる。また、電源回路9の電源部分のトラッキングなどで、万が一発煙、発火があった場合も箱体2の内部より外に出すことがないようにしている。固定部品6は不燃シート7を挿入し箱体2のスリット13aもしくは13bに挿入する。不燃シート7は固定部品6の可動に合わせて可動できる。このようにすることで、固定部品6が可動した際は、不燃テープ8と不燃シート7により可動開口部12の隙間を小さくできる。
通信機器固定板の説明
図6に示すように通信機器固定板4は平板状樹脂部品であって、ほぼ中央に略四角状の通信機器5を上面に固定するための嵌合リブ18を、通信機器5のコーナー部を保持する形状で4箇所突出して設けている。また、嵌合リブ18の周囲には、通信機器5の通信線30を固定するための通信線用リブ19を設けている。図6では通信線用リブ19は通信機器5の上部に湾曲して備えている。通信線用リブ19は図6に示すように2本のレール状リブ19aを通信機器固定板4より突出して形成し、レール状リブ19a内壁面には、通信線30を固定する通信線固定リブ19bを複数備えている。嵌合リブ18の内寸は、通信機器5の外寸とほぼ同じか若干大きく形成し、嵌まり込みで保持している。レール状リブ19aは、通信線30を内部に這わせるように、対向して2本形成し箱体2の内部に導く通し穴21まで形成している。
通信機器固定板4は、化粧パネル3を嵌合するための嵌合部20を4箇所に備えており、また、箱体2にネジ固定するための貫通穴22を4箇所設けている。貫通穴22は箱体2のネジ穴部16に相当する位置に4箇所設けている。通信機器5は、嵌合リブ18によって嵌合され、通信機器固定板4の上面に固定される。通信線30はレール状リブ19aによって位置決めすることができる。さらに通信線30は外れることがないようにクリップ固定用の穴31を設けコードクリップ(図示はしない)をここに用いて通信線30を固定している。
通信線30は直接通し穴21に導くことなく、一旦、通信機器固定板4の嵌合リブ18の周囲の空間で湾曲させて通し穴21に導いている。このように、レール状リブ19aの全長は、通信機器5の長手寸法の1.5倍〜2倍程度の長さにし、余裕をとっている。このように通信線30に余裕を持たせることで、通信機器5と嵌合リブ18とを容易に着脱することができる。レール状リブ19aの内側には複数の通信線固定リブ19bを備えることで通信線30をより強く押えることができる。また、外す時も容易である様に複数の通信線固定リブ19bを設けている。またレール状リブ19aの高さを通信線30の線径の2倍以上となるように設けており、通常樹脂成型部品による成型後、金型から抜きやすくする抜き勾配が付いていることで、奥に指で押さえ込むことにより、強く固定ができる。さらには、通信線30の挟みこみによる断線の危険性や、通信線30が箱体内でループ状となり、電源回路9からのノイズによって通信機器5の誤動作が発生する可能性を低減することができる。また、通信線30の線径のばらつきにも対応が出来る。通信機器固定板4を難燃グレードの樹脂とすることでWiFiの通信の悪影響を受け難くするとともに、電源回路9などより万が一発煙、発火したとしても箱体2の外部に出さない構造となっている。
化粧パネルの説明
化粧パネル3は図7に示すように箱体2の前面に備えた通信機器固定板4を覆うように形成した薄い箱状をなしている。図6に示すように、箱体2の開口に固定する通信機器固定板4の上辺と下辺には、化粧パネル3と係合する嵌合部20が上下にそれぞれ2箇所づつ設けている。化粧パネル3の内側には、嵌合部20と相対する位置に爪状の嵌合リブ23を上下にそれぞれ2箇所づつ配置している。このようにして通信機器固定板4の嵌合部20に化粧パネル3の持つ弾性を利用して嵌合される。
嵌合部20は通信機器固定板4よりも一段高く形成し、箱体2と嵌合部20との隙間に嵌合リブ23の爪が引っ掛かることで、着脱自在に固定できる。また、嵌合部20の周囲にリブを突出して備えることで、嵌合部20の強度を向上させるとともに、壁面の多少のひずみがあっても化粧パネル3を保持できるようにしている。通信機器5は化粧パネル3に覆われるが、化粧パネル3は樹脂製であるため、通信機器5は無線通信に悪影響を受け難くしている。
固定部品の説明
図8に示すように、固定部品6は、T字状で形成しており、水平形状の下辺左右両側に爪部24をそれぞれ設けている。また、固定部品6は、T字状の垂直形状の面26と水平形状の面25を有し、面25は壁をはさみこむ面となっている。一方面26はネジ穴27を有し、図4に示した箱体2のネジ固定面14の貫通穴15と相対する位置となっている。固定部品6は箱体2のスリット13aもしくは13bの位置で箱体2の内側から外側に向けて貫通して取り付ける。固定部品6が箱体2に取り付けられた状態では、爪部24は箱体2の開口部側に向くように折り曲げられた爪形状であり、箱体2の内側面に沿うように配置している。
爪部24を箱体2の内側面に沿うように配置したことで、ネジ締めを行った際に固定部品6が回転し、締付力が逃げてしまうことを防いでいる。さらに、固定部品6の可動時は、爪部24が箱体2の内側面に沿って可動するため、固定部品6の傾き等を抑え固定部品6の可動性を向上している。爪部24は説明では図8では2箇所で説明したが、複数あっても良い。
箱体2の可動開口部12を覆う不燃シート7にはスリット7aが設けており、このスリット7aに面25を挿入することによって、不燃シート7は固定部品6に固定することができる。不燃シート7は平板状の不燃材にスリット7aのみを設けた形状であるため、簡単な形状で工作性がよい。また固定部品6の面26と面25との間は左右に凹部6aを形成している。この左右に設けた凹部6aの幅は可動開口部12の幅より若干小さくし、凹部6aが可動開口部12を可動する。このようにすることで固定部品6が可動する場合は、可動開口部12より固定部品6が外れることはない。また凹部6aによって、不燃シート7をはさみやすくするとともに不燃シート7が固定部品6から抜け難くなっている。
固定方法の説明
次に、箱体2の壁面への固定方法を図10の断面図を用いて順に説明する。
図10は箱体2の可動開口部12並びに固定部品6の部分を拡大して示しており、図の上方が室内側、下方が壁もしくは天井内を表している。
まず、図10のAは箱体2を壁の開口部に挿入した状態のフランジ部10と、可動開口部12を拡大した概略の断面図である。図10Aに示すように、箱体2を壁の開口部に挿入すると、壁28にフランジ部10が接する。可動開口部12のスリット13aもしくは13bより、固定部品6を箱体2の内側から外側に向けて挿入する。固定部品7はあらかじめ不燃シート7を挿入しておくことで、不燃シート7は箱体2の内側面に当接し可動開口部12を覆うようになる。
次に、図10Bに示すように、ネジ固定面14に設けた貫通穴15にネジ29を挿入し、ネジ29の先端を固定部品6のネジ穴27に挿入しネジ締めを行う。ネジ締めを行うことによって、固定部品6と不燃シート7が同時に可動開口部12を引き上げられ、フラン部10側に移動する。このようにして図10Cに示すように固定部品6の面25とフランジ部10とで壁を挟み込み、箱体2を固定することができる。この時、爪部24が設けられていることにより、ネジ締めによって、固定部品6が回転して力が逃げ、締付力が低下してしまうことを防いでいる。
不燃シートの設置例
さらに、図11では、箱体2の側面11に不燃テープ8を貼付し、不燃シート7を固定部品6に挿入した状態を示している。不燃テープ8は箱体2の外側面に貼付し、不燃シート7は固定部品6とともに箱体2の内側面に配置される。固定部品6は不燃テープ8を突き破って可動開口部12より挿入するが、突き破った箇所以外は不燃テープ8によって塞ぐことが出来る。固定部品6によって破られた箇所も、内側面から不燃シート7によって覆われるため、箱体2の底面に設置された電源回路9は不燃材料によって完全に覆われている。このようにすることで電源回路9部分に塵埃や湿気が侵入するのを防いでいる、また電源回路9より万が一発煙、発火した場合でも、箱体2よりも外に出すことがなく、延焼することがない。また、不燃シート7と固定部品6が同時に移動することにより、固定部品6によって破られた不燃テープ8の穴を確実に塞ぐことが出来る。また、固定部品6と箱体2の内側面に挟んでおけば不燃シート7が紛失することも無くなる。
施工手順と通信機器の設置状態
次に図12を用いて施工手順と、通信機器5の設置状態を説明する。施工手順は、まず、壁面や天井面に開口を設け、設けた開口に箱体2を挿入する。上記に示したように固定部品6を用いて箱体2を壁に固定し、電源回路9の電源線や、制御機器50との通信線51など(図示せず)を接続する。電源線と通信線51の接続は箱体2を壁に固定した後でも、前でもどちらでも良い。次に通信機器固定板4の通し穴21より、通信線30を挿入し、電源回路9に接続し、通信機器固定板4を箱体2のネジ穴部16にネジ固定する。次に通信機器5を通信機器固定板4の嵌合リブ18によって嵌合し、通信線30をレール状にリブ19aに這わせるようにして複数の通信線固定リブ19bで挟み込んで係合し、通信線30の余り分は通し穴21より箱体2に押し込む。次に、通信線30はクリップによって、通信機器固定板4のクリップ固定穴31に固定する。最後に化粧パネル3を通信機器固定板4に固定する。この時、通信線30は通信機器固定板4に一定の位置で固定されるため、這い回し状態による通信への影響が少なく、また化粧パネル3で挟まれることがない。
通信機器の銘板の確認、メンテナンス性
レール状リブ19aの全長は、通信機器5の長手寸法の1.5倍程度の長さとなっているため、通信機器5を通信機器固定板4から持ち上げて取り外し、通信機器5の裏面の状態を容易に確認することが出来る。例えば、裏面に通信の状態を示すLEDなどがある場合は、その状態をユーザーや施工業者が容易に確認することが出来る。また、レール状リブ19aによって、通信線30の位置が決まるため、通信線30が常に同じ場所に固定出来るため、通信線30にループ出来てノイズなどの影響を受け難く、通信の低下を防止できる。また、通信線30の一部をクリップにて通信機器固定板4に固定することにより、引っ張りなどの力が直接基板に掛かることがなく、抜け止めにより抜け防止しているため、基板の破損や、通信線30が外れて通信が出来なくなるなどの恐れがない。
以上の説明した構造により、通信制御装置は既製の配線器具を用いることなく、少ない部品点数で容易に壁面に取付を行うことが出来る。
この発明の通信制御装置は、HEMSにおいて制御対象機器と情報収集装置とを無線通信するための通信制御装置の固定構造として用いることができる。また、送風機、空気調和装置、熱源機、照明等のコントロールスイッチの固定構造としても適用可能である。また、コントロールスイッチに限らず、壁固定を行う各種機器の固定構造としても利用可能である。
1 通信制御装置
2 箱体
3 化粧パネル
4 通信機器固定板
5 通信機器
6 固定部品
7 不燃シート
8 不燃テープ
9 電源回路
10 フランジ部
11 側面
12 可動開口部
13 スリット
14 ネジ固定面
15 貫通穴
16 ネジ穴部
17 ネジ穴
18 嵌合リブ
19 通信線用リブ
19a レール状リブ
19b 通信線固定リブ
20 嵌合部
21 通し穴
22 貫通穴
24 爪部
25 面
26 面
27 ネジ穴
28 壁
29 ネジ
30 通信線
31 クリップ固定用穴

Claims (7)

  1. 住宅内に設置した家庭用電気機器を中央制御する情報収集装置と前記情報収集装置と通信する通信機器と、
    前記通信機器を搭載した箱体と、前記箱体は箱状の一面を開口し開口した側にフランジ部を備え、前記フランジ部で前記箱体を住宅の壁、天井設けた開口に固定する通信制御装置であって、
    前記箱体の側面に備え前記開口した面と平行に形成したスリットと、
    前記スリットの前記箱体内部から外側に向けて貫通し備えた固定部品と、
    前記箱体の側面に前記固定部品を可動可能に案内する可動開口部を前記スリットと連続して形成し、
    前記箱体の開口側の前記可動開口部の端部より突出して備えたネジ固定面と、
    前記ネジ固定面に貫通穴を設け、前記貫通穴より挿入した固定ネジと、
    前記可動開口部を塞ぐ不燃シートと、前記不燃シートに設けたスリットと、前記不燃シートのスリットに前記固定部品を挿入し、
    前記固定部品に前記固定ネジと螺合するネジ穴を設け、
    前記固定ネジのネジ締めに伴って前記固定部品が前記可動開口部を前記フランジ部側へ移動することを特徴とした通信制御装置。
  2. 前記スリットを箱体の奥行方向に複数備えたことを特徴とする請求項1記載の通信制御装置
  3. 前記固定部品は前記箱体の側面側に折り曲げた複数の爪部を備えたことを特徴とする請求項1、2いずれか記載の通信制御装置。
  4. 前記可動開口部に前記箱体の外側面から不燃テープを貼ることを特徴とする請求項1〜記載の通信制御装置。
  5. 住宅内に設置した家庭用電気機器を中央制御する情報収集装置と前記情報収集装置と通信する通信機器と、
    前記通信機器を搭載した箱体と、前記箱体は箱状の一面を開口し開口した側にフランジ部を備え、前記フランジ部で前記箱体を住宅の壁、天井設けた開口に固定する通信制御装置であって、
    前記フランジ部の前面に備え前記通信機器を固定する通信機器固定板と、
    前記通信機器固定板より突出して設け前記通信機器を固定する複数の嵌合リブと、
    前記通信機器より出される通信線と、
    前記通信機器固定板より突出して設け前記通信線を固定する通信線用リブを備え、
    前記通信線用リブを前記嵌合リブの周囲に湾曲して配置したことを特徴とする通信制御装置。
  6. 前記通信線用リブは、前記通信線を挟む2本のレール状で形成したレール状リブと、前記2本のレール状リブの内壁より突出して備えた複数の通信線固定リブで形成したことを特徴とする請求項記載の通信制御装置。
  7. 前記レール状リブの長さを前記通信機器の長手寸法の1.5〜2倍程度の長さとしたことを特徴とする請求項記載の通信制御装置。
JP2014084237A 2014-04-16 2014-04-16 通信制御装置 Active JP6201873B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014084237A JP6201873B2 (ja) 2014-04-16 2014-04-16 通信制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014084237A JP6201873B2 (ja) 2014-04-16 2014-04-16 通信制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015204727A JP2015204727A (ja) 2015-11-16
JP6201873B2 true JP6201873B2 (ja) 2017-09-27

Family

ID=54597879

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014084237A Active JP6201873B2 (ja) 2014-04-16 2014-04-16 通信制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6201873B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7243550B2 (ja) * 2019-09-25 2023-03-22 住友電装株式会社 電気接続箱

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5353598U (ja) * 1976-10-10 1978-05-09
JP5044444B2 (ja) * 2008-02-26 2012-10-10 パナソニック株式会社 操作端末器
JP5462478B2 (ja) * 2008-12-16 2014-04-02 積水化学工業株式会社 アウトレットボックスの防火措置構造
JP5347837B2 (ja) * 2009-08-26 2013-11-20 パナソニック株式会社 監視制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015204727A (ja) 2015-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20150047262A1 (en) Waterproof lockable door and automatic pressure adjusting plug set thereof
JP6270658B2 (ja) 空気調和機の室内機
JP2010002076A (ja) 天井設置型空調室内機
JP2010117111A (ja) 換気装置
CA2898278C (en) Monitor system for an elevator door
JP6201873B2 (ja) 通信制御装置
KR102356112B1 (ko) 건축용 통신단자함 방수구조
JP2010164202A (ja) 天井埋込形換気扇
CA2902518A1 (en) Integrated cover plate and sensor system
KR101644855B1 (ko) 공동주택용 스위치보호함
JPWO2018134978A1 (ja) 通信アダプタ取付装置
JP6173269B2 (ja) 通信機器および空気調和機
KR20180122773A (ko) 스마트 조명 스위치
JP2013148225A (ja) 換気装置
JP5791789B2 (ja) 換気扇
JP2012154565A (ja) 空気調和機の室外機
JP5145978B2 (ja) 換気扇
KR100820887B1 (ko) 천장형 에어컨의 컨트롤박스 설치구조
JP5942440B2 (ja) 空気調和機
JP6523651B2 (ja) 空気調和機の室内機
JP2015081737A (ja) 温風暖房機
JP6289745B2 (ja) 換気扇
JP6708115B2 (ja) 配線カバーおよび蓄電池ユニット
JP5454550B2 (ja) 換気装置
JP2012247123A (ja) ダクト用換気扇装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160805

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170519

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170530

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170718

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170801

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170814

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6201873

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250