JP6201717B2 - 定着装置、画像形成装置 - Google Patents
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Description
R=0.15〔mm〕以上 0.5〔mm〕以下
H=50〔μm〕以上 250〔μm〕以下
請求項2に係る定着装置は、請求項1に記載の定着装置において、複数の前記突出部は、前記回転軸方向から見て、前記無端部材の周方向において同様の間隔で配置されることを特徴とする。
画像形成装置10は、図7に示されるように、各構成部品が内部に収容される装置本体10Aを備えている。この装置本体10Aの内部には、記録媒体としてのシート部材Pが収容される収容部12と、収容部12に収容されたシート部材Pを搬送する搬送部16と、搬送されるシート部材Pにトナー画像を形成する画像形成部14と、画像形成部14によってシート部材Pに形成されたトナー画像をシート部材Pに定着させる定着部18と、画像形成装置10の各部の動作を制御する制御部20と、が備えられている。
画像形成部14は、装置本体10A内の装置上下方向の中央側に配置されている。そして、この画像形成部14は、画像を保持する像保持体24を備えている。
収容部12は、画像形成部14の下方に配置されている。そして、収容部12は、上下方向に並べられると共にシート部材Pが積載される積載部材12A、12B、12Cを備えている。夫々の積載部材12A、12B、12Cは、装置奥行方向における装置手前側に引き出し可能とされており、積載部材12A、12B、12Cが装置手前側に引き出されることで、積載部材12A、12B、12Cにシート部材Pを補充することができるようになっている。
搬送部16は、収容部12及び画像形成部14の側方に配置されている。そして、搬送部16は、夫々の積載部材12A、12B、12Cに積載された最上位のシート部材Pを送り出す送出ロール46と、送出ロール46によって送り出されたシート部材Pをシート部材Pの搬送路48に沿って搬送する複数の搬送ロール50と、を備えている。
定着部18は、画像形成部14の上方に配置されている。そして、定着部18は、定着装置60を備えている。この定着装置60は、図示せぬモータから回転力が伝達されることで回転しながらシート部材Pに転写されたトナー画像を加熱することでトナー画像をシート部材Pに定着する定着部材の一例としての加熱部材62と、回転する加熱部材62と接触して従動して回転(周回)することで加熱部材62との間でシート部材Pを搬送する加圧部材64と、を備えている。なお、定着装置60については、詳細を後述する。
次に、シート部材Pへ画像を形成する画像形成動作について説明する。
次に、定着装置60について説明する。
加熱部材62は、装置奥行方向に延びる円筒状の円筒体62Aと、円筒体62Aの内部に配置された発熱体62Bと、装置奥行方向において円筒体62Aの両端側に配置された一対のベアリング(図示省略)と、を備えている。そして、加熱部材62は、図示せぬモータから回転力が伝達され、図2に示す矢印M方向に回転するようになっている。
加圧部材64は、図2、図5に示されるように、装置奥行方向に延びる無端状(環状)の無端部材の一例としての加圧ベルト82(図5では二点鎖線)と、加圧ベルト82の内部に配置されると共に加圧ベルト82を回転可能(周回可能)に支持する支持機構84と、装置奥行方向において加圧ベルト82の両端部に配置されると共に加圧ベルト82の両端の開口を閉止する一対の閉止カバー86(図5の二点鎖線)と、を備えている。
加圧ベルト82は、周長94〔mm〕、厚み80〔μm〕、幅324〔mm〕の環状の熱硬化ポリイミド樹脂を基材とし、この基材の表面(外周面)にテトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)を厚さ30〔μm〕でコーティングしたものである。
支持機構84は、図6に示されるように、板金を折り曲げて成形され、装置奥行方向に延びると共に長手方向に交差する方向の断面がL字状とされたフレーム78を備えている。詳細には、フレーム78の板面は、上下方向に向いており、フレーム78の基端側(加熱部材62が配置される側とは反対側)は、鉛直方向の下方に屈曲されている。そして、フレーム78の基体側には、屈曲部78Bが形成されている。
加圧ベルト82の両端部に配置される閉止カバー86は、図6に示されるように、板面が装置奥行方向を向いた板状の部材とされている。
次に、加圧ベルト82の裏面から球状に突出し、加圧ベルト82と一体的に形成される複数の突出部100について説明する。
R=0.15〔mm〕以上 0.5〔mm〕以下
H=50〔μm〕以上 250〔μm〕以下
この構成において、加圧ベルト82が、回転する加熱部材62に従動して回転することで、加圧ベルト82の裏面と摺動シート96とが摺動する。加圧ベルト82の裏面と摺動シート96とが摺動することで、摺動シート96の加圧ベルト82側には、突起部100によって、傷が付けられる(凹部が形成される)。このように、摺動シート96に傷が付けられることで、加圧ベルトに突出部が形成されていない場合と比して、摺動シート96と加圧ベルト82とが摺動することによる摺動シート96の平坦化が抑制されるようになっている。そして、摺動シート96の平坦化が抑制されることで、摺動シート96における摺動オイルの保持性の低下が抑制されるようになっている。
次に、実施例に係る加圧ベルト82と、比較例に係る加圧ベルトとを評価した評価方法、及び評価結果等を、図4に示される表を用いて説明する。
加圧ベルトについては、周長94〔mm〕、厚み80〔μm〕、幅324〔mm〕の熱硬化ポリイミド樹脂を基材とし、この基材の表面(外周面)にテトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)を厚さ30〔μm〕でコーティングしたものを用いた。さらに、加圧ベルトの裏面に下記突出部を形成させた。
全ての評価において、単層のフッ素樹脂で形成され、厚さ100〔μm〕とされる摺動シートを用いた。
前述した加圧ベルト、及び摺動シートを、富士ゼロックス製 DocuPrint C3350に取り付けた。そして、A4サイズの富士ゼロックス社製カラーペーパー(J紙)用いて文字情報を印字した通紙試験を20万枚出力した。通紙試験の前後にエリアカバレッジ100%の画像を20枚連続通紙し、20枚目の画像について下記評価を行った。
1.画質評価
目視で出力画像を評価し、出力画像の画像品質に問題がない場合を「○」、軽微な画像乱れがあるが、商品性上問題無い場合を「△」、商品性上問題がある画像乱れ、グロスムラ等が発生した場合を「×」とした。
目視で通紙後の紙しわを評価し、紙しわに問題がない場合を「○」、軽微な紙しわが発生したが、商品性上問題無い場合を「△」、商品性上問題がある紙しわが発生した場合を「×」とした。
図4に示される評価結果から分かるように、実施例1〜3については、画質評価、及び紙しわ評価共に、商品性上問題ないことが分かる。
以上の評価結果からも分かるように、突出部100が形成された加圧ベルト82を備える本実施形態に係る定着装置60では、20万枚の通紙試験を行った後も、画質評価、及び紙しわ評価共に、商品性上問題ない。つまり、加圧ベルト82に突出部100を形成させることで、加圧ベルト82の摺動性の低下が抑制され、定着装置60の定着性能の低下が抑制される。
34 転写ロール(転写部材の一例)
60 定着装置
62 加熱部材(定着部材の一例)
82 加圧ベルト(無端部材の一例)
90 押付部材
96 摺動シート(保持部材の一例)
100 突出部
Claims (3)
- 画像が転写された記録媒体を回転しながら搬送し、画像を記録媒体に定着させる定着部材と、
回転する前記定着部材に表面が接触し、周回する無端状の無端部材と、
前記無端部材の裏面側から前記無端部材を前記定着部材に押し付ける押付部材と、
前記押付部材と前記無端部材との間に配置され、前記無端部材側に潤滑剤を保持する保持部材と、
前記無端部材の裏面から複数球状に突出し、前記定着部材の回転軸方向において同一の位置には複数配置されず、前記回転軸方向から見て周方向で同一の位置に配置されておらず、前記回転軸方向の夫々の間隔をP、曲率半径をR、高さをHとした際に下記数値を満足する突出部と、
P=1〔mm〕以上 20〔mm〕以下
R=0.15〔mm〕以上 0.5〔mm〕以下
H=50〔μm〕以上 250〔μm〕以下
を備える定着装置。 - 複数の前記突出部は、前記回転軸方向から見て、前記無端部材の周方向において同様の間隔で配置される請求項1に記載の定着装置。
- 記録媒体にトナー画像を転写する転写部材と、
前記転写部材によって記録媒体に転写された画像を記録媒体に定着させる請求項1又は2に記載の定着装置と、
を備える画像形成装置。
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