JP6195190B2 - 照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、照明装置に関する。
照明装置は、視認性を確保するためだけでなく、様々な演出にも用いられている。例えば、看板や建築物等に対しては人目を引くような照明装置が用いられている。
この種の照明装置には、透光性パネルの背面に光源を配置して照射対象物を背面から照らす方法(内照式)がある(例えば特許文献1)。また、ライトアップ等により照射対象物を前面から照らす方法(外照式)、又は、蛍光灯やネオン管等の光源を認識させたい文字や絵柄(掲示内容)等の形状に加工して発光させる方法(自発光式)等がある。
自発光式の照明装置(看板等)は、点滅させたり色を変化させたりすることによって誘目性の高い演出を行うことができるが、掲示内容を容易に変更することができない。また、昼間の消灯時においては、見ばえが好ましくない。
一方、内照式及び外照式の照明装置(看板等)は、掲示内容を比較的容易に変更することができる。例えば、内照式の照明装置では、前面の透光性パネルを取り替えることによって掲示内容を容易に変更することができる。また、外照式の照明装置では、照らされる看板そのものを取り替えることによって掲示内容を簡単に変更することができる。
特開2010−20275号公報
しかしながら、内照式及び外照式の照明装置は、照射対象物全体をほぼ均一に照らすので、誘目性が低いという課題がある。
一方、誘目性を高めるために、ネオンサイン等の光源を点滅させる等によって光の色や明るさ(照度)を大きく変化させることが考えられるが、光の色や明るさを大きく変化させると、煩わしさを感じたり光害の一因につながったりする。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、光の色や明るさを大きく変化させることなく、誘目性を向上できる照明装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る照明装置の一態様は、相対的に目立ち指数の低い第1の光と相対的に目立ち指数の高い第2の光とを出力できる光出力部と、前記第1の光と前記第2の光とを所定の時間間隔で切り替えて出力させるように前記光出力部を制御する制御部とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る照明装置の一態様において、前記光出力部は、一定の光色の光を出力する光源部と、前記光源部から出力された光の目立ち指数を変化させる目立ち指数可変部とを有する、としてもよい。
また、本発明に係る照明装置の一態様において、前記光源部は、白色光を放出する光源を含み、前記目立ち指数可変部は、略560nm〜略590nmの範囲の波長の光を選択的に吸収する波長吸収材料を含むフィルタを有し、さらに、前記光源と前記フィルタとの相対的な位置関係を変化させる駆動部を有する、としてもよい。
さらに、本発明に係る照明装置の一態様において、前記フィルタは、透光性のパネルの一部に設けられており、前記駆動部は、前記パネルを回転させるように駆動する、としてもよい。
また、本発明に係る照明装置の一態様において、前記光出力部は、光色が互いに略同一であり、かつ、目立ち指数が互いに異なる少なくとも2種類以上の複数の白色光源を有する、としてもよい。
さらに、本発明に係る照明装置の一態様において、同一種類の前記白色光源が複数配置されており、前記制御部は、前記同一種類の白色光源ごとに異なるタイミングで光を出力するように光出力部を制御する、としてもよい。
また、本発明に係る照明装置の一態様において、前記制御部は、前記第1の光と前記第2の光とを瞬時に切り替える、としてもよい。
また、本発明に係る照明装置の一態様において、前記制御部は、前記第1の光の出力又は前記第2の光の出力が徐々に変化するように、前記第1の光と前記第2の光とを切り替える、としてもよい。
また、本発明に係る照明装置の一態様において、前記制御部は、前記第1の光と前記第2の光とが交互に出力するように前記光出力部を制御する、としてもよい。
また、本発明に係る照明装置の一態様において、さらに、前記所定の時間間隔、及び、目立ち指数の異なる光を切り替えるスピードの少なくとの一方を入力するための入力部を備える、としてもよい。
本発明によれば、光の色や明るさを大きく変化させることなく、誘目性を向上できる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る照明装置のブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態1に係る照明装置の概略構成を示す図である。 図3は、本発明の実施の形態1に係る照明装置において、フィルタ透過前後における光源(白色LED光源)から出射する白色光の分光分布を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態1に係る照明装置において、光源(白色LED光源)から出射する光のフィルタ透過前後における照射対象物の表面の赤、青、黄、緑、白の見え方の変化を表す色度図である。 図5は、本発明の実施の形態1に係る照明装置において、フィルタ透過前後における光源(白色LED光源)から出射する白色光の特性を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態1に係る照明装置の動作を説明するための図である。 図7は、本発明の実施の形態2に係る照明装置のブロック図である。 図8は、本発明の実施の形態2に係る照明装置の概略構成を示す図である。 図9は、本発明の実施の形態2に係る照明装置において、第1の光源及び第2の光源から出射する白色光の分光分布を示す図である。 図10は、本発明の実施の形態2に係る照明装置において、第1の光源及び第2の光源から出射する光の照射対象物の表面の赤、青、黄、緑、白の見え方の変化を表す色度図である。 図11は、本発明の実施の形態2に係る照明装置の動作を説明するための図である。 図12は、本発明の変形例1に係る照明装置の概略構成を示す図である。 図13は、本発明の変形例2に係る照明装置の動作を説明するための図である。
(本発明の一態様を得るに至った経緯)
近年、ある光源が照射対象物の色をどれだけ鮮やかに見えるかを表す指標として、目立ち指数(FCI:Feeling of Contrast Index)というものが提案されている(例えば、新編色彩科学ハンドブック[第3版]日本色彩学会編)。
目立ち指数(FCI)は、以下の(式1)で定義される値であり、FCIが100より大きい光源は、基準の光源よりも照射対象物の色を鮮やかに演色し、目立ち感を高めることができるとされる。
なお、(式1)において、「GLAB(T)」とは、テスト光源下における赤・青・緑・黄の4色配色サンプルのLAB表色系における色域面積を示している。また、「GLAB(D65)」は、基準光源D65(デイライト6500Kの色温度)下での同4色配色サンプルのLAB表色系における色域面積を示している。
Figure 0006195190
例えば、鮮やかな色の物体を照らしたときの色の見え方を比較すると、FCIが150の光源で1000ルクスの明るさで照らしたときと、FCIが100の光源で1500ルクスの明るさで照らしたときに同等の目立ち感を得ることができる。
また、FCIの高い光とFCIの低い光とで光色が同一であれば、白、灰色又は黒色等の無彩色では色の見えの鮮やかさが変わらず、彩度の高い赤又は緑等の有彩色では色の見えの鮮やかさが大きく変化する。
一方、上述のとおり、人目を引きつけるための照明装置では、光の色や明るさを大きく変化させることなく、誘目性を向上させることが課題となっている。
そこで、本発明者らは、鋭意検討した結果、目立ち指数(FCI)の異なる複数の光の出力を制御することによって、光の色や明るさを大きく変化させることなく誘目性を向上できるということを見出した。本発明は、このような知見に基づいてなされたものである。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、並びに、ステップ及びステップの順序などは、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1に係る照明装置1の構成について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る照明装置のブロック図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る照明装置の概略構成を示す図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る照明装置1は、相対的に目立ち指数の低い第1の光と相対的に目立ち指数の高い第2の光とを出力できる光出力部110と、第1の光と第2の光とを所定の時間間隔で切り替えて出力させるように光出力部110を制御する制御部120とを備える。照明装置1は、さらに、駆動部130と、筐体140とを備える。
光出力部110から出力される光は照明装置1の照明光として放射され、光出力部110から出力される光によって所定の測定対象物が照らされる。
本実施の形態における光出力部110は、一定の光色の光を出力する光源部111と、光源部111から出力された光の目立ち指数(FCI)を時間的に変化させることができる目立ち指数可変部112とを有する。目立ち指数可変部112は、制御部120によって制御され、目立ち指数の異なる第1の光と第2の光とを出力する。
図2に示すように、本実施の形態における照明装置1は、外照式の照明装置であって、例えば看板等を照らすスポットライトである。以下、照明装置1の各構成部材について詳細に説明する。
[光源部]
光源部111は、図2に示すように、光源111aと、光源111aを配置するための基板111bとを有する。光源部111は、筐体140に固定される。
光源111aは、LED素子、有機EL素子(OLED)又は無機EL素子等の固体発光素子である。本実施の形態では、光源111aとして、LED素子(LED光源)を用いている。一例として、図2に示すように、3つの光源111aが円板状の基板111bの周方向に等間隔(120°間隔)で配置されている。3つの光源111aは、いずれも同じものであり、各々が一定の光色の光を出力する。つまり、光源111aが発する光の色温度は変化しない。
光源111a(LED素子)は、例えば、LEDチップと、蛍光体等の波長変換材とによって構成することができる。このような光源111a(LED素子)の構造としては、COB(Chip On Board)構造及びSMD(Surface Mount Device)構造のいずれであってもよい。COB構造のLED素子は、基板に直接実装された複数のLEDチップを蛍光体含有樹脂によって個々に又は複数個一括して封止した構成である。一方、SMD構造のLED素子は、パッケージ型の素子であり、凹部を有する白色樹脂等の容器(パッケージ)内に実装されたLEDチップを蛍光体含有樹脂で封止した構成である。
LEDチップは、所定の直流電力により発光する半導体発光素子の一例であって、単色の可視光を発するベアチップである。LEDチップは、例えば、通電されれば青色光を発する青色LEDチップが用いられる。青色LEDチップは、380nm〜500nmの波長域に主たる発光ピークを有し、窒化ガリウム系の半導体材料によって構成することができる。
蛍光体は、LEDチップが発する光によって励起されて所望の色(波長)の光を放出する。青色LEDチップを用いる場合、545nm〜595nmの波長域に主たる発光ピークを有する黄色蛍光体を用いることができる。このような黄色蛍光体の一例として、YAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系蛍光体があげられる。蛍光体は、シリコーン樹脂等の透光性絶縁材料に含有されて蛍光体含有樹脂として構成される。
このように、本実施の形態における光源111aは、青色LEDチップと黄色蛍光体とによって構成されたB−Yタイプの白色LED素子からなる白色LED光源である。この場合、黄色蛍光体は青色LEDチップが発した青色光の一部を吸収して励起されて黄色光を放出するので、この黄色光と黄色蛍光体に吸収されなかった青色光とが混ざって白色光が放出される。
なお、光源111aは、光色が同じ1種類のLED素子を3個用いているが、白色光を出力できれば種類は複数でもよく、また、個数も1つ以上あればよい。
また、本実施の形態において、光源111aは、青色LEDチップと黄色蛍光体との組み合わせとしたが、白色光を出力できれば、これ以外の構成でも構わない。例えば、黄色蛍光体を用いずに、赤色蛍光体及び緑色蛍光体を含有する蛍光体含有樹脂を用いて、これと青色LEDチップとを組み合わせることによりに白色光を放出するように構成してもよい。さらに、青色LEDチップと黄色蛍光体との組み合わせにおいて、演色性を高めるために、黄色蛍光体に加えて、さらに赤色蛍光体や緑色蛍光体を混ぜても構わない。
基板111bは、光源111aを配置するための基台である。基板111bとしては、樹脂をベースとする樹脂基板、セラミックからなるセラミック基板、金属をベースとするメタルベース基板等を用いることができる。また、基板111bの形状は、筐体140の形状等に応じて適宜選択することができ、例えば円板状や矩形板状とすることができる。本実施の形態では、円板状の基板111bを用いている。
また、基板111bは、所定形状の金属配線が形成された配線基板としてもよい。この場合、基板111bには、例えば、光源111a(LED素子)に供給する直流電力を受電するための一対の外部接続端子と、当該外部接続端子と光源111aとを電気的に接続するための金属配線(金属パターン)とが設けられる。一対の外部接続端子は、電線等によって筐体140内の電源回路と電気的に接続される。
[目立ち指数可変部]
図2に示すように、目立ち指数可変部112は、光源部111の前方(光出力側)に配置されており、光源部111から出力された光の目立ち関数を所定の時間間隔で変化させる。目立ち指数可変部112は、透光性のパネル112aと、当該パネル112aの一部に設けられたフィルタ112bとを有する。
パネル112a(前面パネル)は、例えば円板状の透光性パネルであり、光源111aに対向するように配置される。パネル112aは、ガラスや透明樹脂等の透明材料を用いて構成されており、光源部111から出射する光は、パネル112aを透過する際に、彩度及び光色は変化しない。つまり、光源部111から出射する光は、パネル112aを透過する際に、目立ち指数も色温度も変化しない。
また、パネル112aは、円板の中心を軸として回転可能となっており、駆動部130によって回転する。パネル112aが回転することによって、光源111aとフィルタ112bとの相対的な位置関係が時間的に変化する。
フィルタ112bは、可視光域の一部の波長(特定波長)を選択的に吸収する波長吸収材料を含む光透過性部品である。つまり、フィルタ112bを透過する光は、一部の波長が当該フィルタ112bによって選択的に吸収される。本実施の形態におけるフィルタ112bは、白色LED光源である光源111aから放出される白色光に対して、略560nm〜略590nmの範囲の波長の光を選択的に吸収する。フィルタ112bの材料としては、一例としてネオジウムガラスを用いることができるが、これ以外に、色素フィルタ等を用いてもよい。
フィルタ112bは、例えばパネル112aの一方の面に形成することができる。なお、フィルタ112bは、パネル112aに埋め込まれていてもよい。一例として、図2に示すように、3つのフィルタ112bが円板状のパネル112aの周方向に等間隔(120°間隔)で配置されている。3つのフィルタ112bは、いずれも同じものである。
ここで、図3〜図5を用いて、フィルタ112bを透過する前と透過した後とにおける光源111a(白色LED光源)から出力される白色光(相関色温度3000K)の特性について説明する。
図3は、フィルタ112bを透過する前と透過した後とにおける光源111a(白色LED光源)から出射する白色光の分光分布を示している。
図3に示すように、光源111a(白色LED光源)から出射する白色光は、フィルタ112bを透過することによって、略560nm〜略590nmの波長の成分が選択的に吸収される。
図4は、白色光源である光源111aから出射する光がフィルタ112bを透過する前と透過した後とについて、照射対象物の表面の赤、青、黄、緑、白の見え方の変化を表す色度図を示している。
図4に示すように、光源111aの発光色である白色については、フィルタ112bを透過する前と透過した後とでは、ほとんど変化はみられない。一方、赤色と緑色については、フィルタ112bを透過することによって変化している。つまり、光源111aの光は、フィルタ112bの透過前後で発光色は変わらないが、フィルタ112bを透過することでその光で照らされた物体の鮮やかさ(彩度)が変化することが分かる。
図5は、フィルタ112bを透過する前と透過した後とにおける光源111a(白色LED光源)から出射する白色光の特性を示している。図5において、「Duv」は、黒体放射軌跡からの偏差を示しており、「FCI」は目立ち指数を示している。
図5に示すように、光源111aから出射した光は、フィルタ112bを透過する前と透過する後とではいずれも相関色温度が3000Kである。つまり、光源111aから出射した光は、フィルタ112bの透過前後で相関色温度が変化しないことが分かる。
また、フィルタ112bを透過する前と透過した後とではいずれもDuvが±10以内であるので、光源111aから出射した光はフィルタ112bの透過前後で白色光のままであることが分かる。なお、フィルタ112bを透過する前の光は、Duvが−0.7であって、わずかに赤色がかった白色光であるのに対して、フィルタ112bを透過した後の光は、Duvが0.4であって、わずかに緑色がかった白色光である。
また、光源111aから出射した光のFCIは、フィルタ112bを透過する前は108であったのに対して、フィルタ112bを透過した後は129である。つまり、光源111aから出射した光は、フィルタ112bを透過することで、FCIが大きくなることが分かる。
このように、図3〜図5に示す結果から、光源111a(白色LED光源)から出力される光は、フィルタ112bを透過することによって、光色は変化しないが、その光によってたらされた物体の色の鮮やかさ(彩度)が変化する。
[制御部]
制御部120は、光源部111の点灯状態を制御する。具体的には、光源111aを点灯(発光)させたり消灯させたりするための電気信号を光出力部110に供給する。
また、制御部120は、目立ち指数が異なる第1の光と第2の光とが光出力部110から交互に出力するように光出力部110を制御する。本実施の形態において、第1の光は、相対的に目立ち指数が低い光であって、光源111aから出射する白色光がフィルタ112bを透過することなくパネル112aを透過する光である。また、第2の光は、相対的に目立ち指数が高い光であって、光源111aから出力する白色光がフィルタ112bを透過した光である。例えば、第1の光の目立ち指数は108であり、第2の光の目立ち指数は129である。
なお、本実施の形態では、目立ち指数が変化する範囲を129から108としているが、これに限らない。また、2つの光の目立ち指数の差は、少なくとも10以上あれば、目立ち指数の値はいくつであっても構わず、目立ち指数の差が大きいほど、より大きな見た目の変化を実現することができる。
制御部120は、さらに、目立ち指数可変部112を駆動するための駆動部130を制御する。具体的には、駆動部130によってパネル112aを所望の回転させるための電気信号を駆動部130に供給する。
なお、制御部120は、入力部(不図示)からの入力信号に基づいて、パネル112aの回転速度を変化させるための信号を駆動部130に供給してもよい。これにより、目立ち指数の異なる光の出力を切り替える時間の間隔と速さを調整することができる。また、制御部120は、入力部からの信号に基づいて、光源111aの点灯個数を変更する信号を光源部111に供給してもよい。
[駆動部]
駆動部130は、光源111aとフィルタ112bとの相対的な位置関係を時間的に変化させる。具体的には、駆動部130は、光源111aの前方にフィルタ112bを存在させたり存在させなかったりするように、光源111aとフィルタ112bとの相対的な位置関係を変化させる。
光源111aとフィルタ112bとの相対的な位置関係を変化させることによって、光源111aから出射する光のフィルタ112bの透過及び非透過を時間的に制御することができ、光出力部110から出力される光の分光分布を時間的に制御できる。これにより、光出力部110から出力される光の目立ち指数(FCI)を変化させることができる。つまり、目立ち指数の低い光と目立ち指数の高い光とを交互に出力させることができる。
駆動部130は、例えばモータ及びモータ軸を有し、パネル112aを回転させるように駆動する。駆動部130によってパネル112aが回転することで、光源111aから出射する光がフィルタ112bを透過したり透過しなかったりして光出力部110から出力される。また、パネル112aの回転速度を変化させることで、目立ち指数の低い光と目立ち指数の高い光とを点灯させる時間の間隔を変更することができる。
なお、本実施の形態では、光源111aとフィルタ112bとの相対的な位置を変える方法として、フィルタ112bが設けられたパネル112aを回転させる方式を示したが、他の方法を用いてもよい。例えば、パネル112a(フィルタ112b)を前後左右にスライドさせることで、光源111aとフィルタ112bとの相対的な位置を変えてもよい。
[動作]
次に、本実施の形態に係る照明装置1の動作について、図6を用いて説明する。図6は、本発明の実施の形態1に係る照明装置の動作を説明するための図である。
まず、電源をONすると光源部111(光源111a)が点灯し、光出力部110から所定の光が出力する。
例えば、図6(a)に示すように、3つのフィルタ112bが3つの光源111aから出射する光の光路上のそれぞれに重ならない位置にあるとする。
この場合、3つの光源111aから出射する光はいずれもフィルタ112bを透過しないので、図2における光出力部110からは目立ち指数が低い白色光(例えばFCI=108)が出力される。これにより、看板等の照射対象物は、目立ち指数が低い白色光で照らされる。
次いで、所定時間後、駆動部130によってパネル112aが所定の角度で回転させられると、図6(b)に示すように、3つのフィルタ112bが3つの光源111aから出射する光の光路上のそれぞれに重なる位置に移動する。図6(b)は、図6(a)の状態から、180°回転させたときの状態を示している。
この場合、3つの光源111aからの光はいずれもフィルタ112bを透過するので、図2における光出力部110からは目立ち指数が高い白色光(例えばFCI=129)が出力される。これにより、看板等の照射対象物は、目立ち指数が高い白色光で照らされる。
その後、駆動部130によってパネル112aが回し続けられると、光源111aから出射する光がフィルタ112bを透過せずに出力される状態とフィルタ112bを透過して出力される状態とが交互に繰り返される。つまり、図2における光出力部110からは、目立ち指数の低い光(フィルタ112bを透過しない光)と目立ち指数の高い光(フィルタ112bを透過した光)とが所定の時間間隔で交互に切り替えられて出力される。例えば、このように光を変化させることによって同一の照射対象物の色の見えが、図4に示すように変化する。
なお、光出力部110から出力される光は、目立ち指数の低い光と目立ち指数の高い光とが切り変えられても光色や明るさ(照度)はほとんど変化しない。
このように、光出力部110から出力する光の目立ち指数を時間的に変化させることによって、照射対象物の無彩色や低彩度色の見えはあまり変化させることなく、高彩度色の鮮やかさだけを大きく変化させることができる。したがって、高彩度色の部分だけが明滅しているような演出効果を得ることができる。この結果、照射対象物の目立ち感を変化させることができるので、照射対象物の誘目性を高めることができる。
なお、目立ち指数の低い光と目立ち指数の高い光とを切り替えるときの時間間隔(変化速度)は、例えば、数秒程度の間隔(例えば1秒間隔)とすることができる。
[効果等]
以上、本実施の形態に係る照明装置1によれば、照明光として目立ち指数の異なる光を所定の時間間隔で切り替えて出力させることができる。これにより、照明装置1から出力される光(照明光)は、光色及び照度が同じままでその光で照らされた物体(照射対象物)の彩度(鮮やかさ)が変化する。この結果、照射対象物の色の見えがくすんだ状態と鮮やかな状態とに変化し、照射対象物の色自体が変化しているような演出効果が得られる。したがって、照射対象物の誘目性を高めることができる。また、光自体の色や明るさの大きな変化を伴わないので、煩わしさ感や光害を抑制できる。
さらに、本実施の形態に係る照明装置1は、外照式の照明装置であるので、看板等の掲示内容を変えたい場合等で照射対象物を変更したい場合であっても、容易に照射対象物を取り替えることができる。
また、本実施の形態では、光源部111として一定の光色の光を出力する光源111aを用いており、光源部111から出力される光を目立ち指数可変部112によって目立ち指数を変化させている。
この構成により、光の色や明るさの変化を抑えながら目立ち指数の異なる複数の光を容易に出力させることができる。
また、本実施の形態では、光源部111(光源111a)に白色光を出力する白色光源を用い、また、目立ち指数可変部112に略560nm〜略590nmの範囲の波長の光を選択的に吸収するフィルタ112bを用いて、そして、光源111aとフィルタ112bとの相対的な位置関係を変化させている。
この構成により、少なくとも光色が1種類の光源111aだけで目立ち指数の異なる複数の光を容易に出力させることができる。
また、本実施の形態では、フィルタ112bが設けられたパネル112aを回転させることによって、異なる目立ち指数について一方の目立ち指数の値から他方の目立ち指数の値に切り替える際に、一方の目立ち指数の光と他方の目立ち指数の光とを瞬時に切り替えて出力させている。
これにより、照射対象物の高彩度色の部分が点滅しているような視覚効果を得ることができる。
なお、違和感のない範囲で明るさを多少変化させてもよい場合は、目立ち指数を切り替える際に光源111aの光出力を徐々に変化させるように切り替えのスピードを制御してもよい。これにより、フェードイン又はフェードアウトの視覚効果を得ることができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2に係る照明装置2の構成について、図7及び図8を用いて説明する。図7は、本発明の実施の形態2に係る照明装置のブロック図である。図8は、本発明の実施の形態2に係る照明装置の概略構成を示す図である。
図7に示すように、本実施の形態に係る照明装置2は、実施の形態1の照明装置1と同様に、相対的に目立ち指数の低い第1の光と相対的に目立ち指数の高い第2の光とを出力できる光出力部210と、第1の光と第2の光とを所定の時間間隔で切り替えて出力させるように光出力部210を制御する制御部220とを備える。本実施の形態における照明装置2は、さらに、入力部250を備える。
本実施の形態における光出力部210は、光色が互いに略同一であり、かつ、目立ち指数が互いに異なる少なくとも2種類の光源を有する光源部211を備える。
図8に示すように、本実施の形態における照明装置2は、看板等を照らす外照式の照明装置である。以下、照明装置2の各構成部材について詳細に説明する。
[光源部]
光源部211は、図8に示すように、第1の光源211aと、第2の光源211bとを有する。第1の光源211a及び第2の光源211bは、実施の形態1と同様に、LED素子、有機EL素子(OLED)又は無機EL素子等の固体発光素子である。
第1の光源211a及び第2の光源211bは、実施の形態1における光源111aと同様の構成とすることができ、例えば、B−Yタイプの白色LED素子からなる白色LED光源である。
但し、本実施の形態における第1の光源211a及び第2の光源211bは、光色は互いに略同一であるが、目立ち指数は互いに異なる。例えば、第1の光源211aは、相対的に目立ち指数が低い光(第1の光)を発するように構成されており、第2の光源211bは、相対的に目立ち指数が高い光(第2の光)を発するように構成されている。
具体的には、第1の光源211aとして実施の形態1の光源111aと同じものを用い、第2の光源211bとして実施の形態1の光源111aの蛍光体含有樹脂の中にネオジウムガラスを混ぜたものを用いることができる。
ここで、図9及び図10を用いて、第1の光源211a及び第2の光源211bから出力される白色光の特性について説明する。
図9は、第1の光源211a及び第2の光源211bから出射する白色光の分光分布を示している。
図9に示すように、第1の光源211aから出射する白色光は、第2の光源211bから出射する白色光に対して、略560nm〜略590nmの波長の成分が選択的に吸収された光である。
図10は、第1の光源211a及び第2の光源211bから出射する光について、照射対象物の表面の赤、青、黄、緑、白の見え方の変化を表す色度図を示している。
図10に示すように、第1の光源211a及び第2の光源211bの発光色である白色については、第1の光源211aと第2の光源211bフィルタ112bとでは、ほとんど変化はみられない。一方、赤色と緑色については、第1の光源211aと第2の光源211bとで変化している。つまり、第1の光源211aの光と第2の光源211bの光とについては、発光色は変わらないが、その光で照らされた物体の色の鮮やかさ(彩度)が異なっている。一例として、第1の光源211aの光の目立ち指数は108であり、第2の光源211bの光の目立ち指数は129である。
なお、本実施の形態において、第1の光源211a及び第2の光源211bは、それぞれ複数個(例えば9個ずつ)設けられているが、1個ずつでもよい。
また、第1の光源211a及び第2の光源211bは、切り替えられて点灯するが、切り替え前後の点灯時の明るさが同じになるように同数配置するとよい。これにより、切り替え前後における明るさの大きな変化に伴う煩わしさ感を抑制できる。
さらに、第1の光源211a及び第2の光源211bの切り替え前後で光強度分布が変化しないように、かつ、それぞれの点灯時に均一な光強度分布が得られるように、第1の光源211a及び第2の光源211bは均等に配置するとよい。例えば、図8に示すように、縦方向及び横方向に第1の光源211aと第2の光源211bとを交互に配置するとよい。これにより、切り替え前後における明るさの変化に伴う煩わしさ感をさらに抑制できる。
[制御部]
制御部220は、光源部211の点灯状態を制御する。具体的には、第1の光源211a及び第2の光源211bを点灯(発光)させたり消灯させたりするための電気信号を光出力部210に供給する。
また、制御部220は、相対的に目立ち指数が小さい第1の光源211aの光と相対的に目立ち指数の大きい第2の光源211bの光とが光出力部210(光源部211)から交互に出力するように光出力部210を制御する。
さらに、制御部220は、入力部250からの入力信号に基づいて、第1の光源211aと第2の光源211bとの点灯を切り替える時間の間隔や速さを変更したり、第1の光源211aと第2の光源211bとの切り替え方法(フェードイン/フェードアウト、カットイン/カットアウト)を変更したり、第1の光源211a及び第2の光源211bの点灯個数を変更したりするための信号を光源部211に供給する。例えば、制御部220は、ユーザが入力部250に入力した情報に基づいて光源部211の点灯状態を制御する。
なお、本実施の形態でも、目立ち指数が変化する範囲を129から108としているが、これに限らない。また、2つの光の目立ち指数の差は、少なくとも10以上あれば、目立ち指数の値はいくつでも構わず、目立ち指数の差が大きいほど、より大きな見た目の変化を実現することができる。
[入力部]
入力部250は、ユーザからの入力を受け付ける操作パネル等であり、例えばスイッチやダイヤルである。ユーザは、入力部250を操作することによって、第1の光源211aと第2の光源211bとを切り替える時間の間隔や速さを設定したり、第1の光源211aと第2の光源211bとの切り替え方法(フェードイン/フェードアウト、カットイン/カットアウト)を設定したり、第1の光源211a及び第2の光源211bの点灯個数を設定したりできる。入力部250は、ユーザの入力に基づいて制御部220に所定の信号を供給する。
このように入力部250を設けることによって、光出力部210(光源部211)から出力される目立ち指数の高い光と低い光とを切り替える時間の間隔又は切り替え方法(切り替えのスピード等)をユーザが望ましい状態に設定することができる。これにより、照射対象や、周辺環境、目的に合わせて得られる視覚効果を変更することができる。
[動作]
次に、本実施の形態に係る照明装置2の動作について、図11を用いて説明する。図11は、本発明の実施の形態2に係る照明装置の動作を説明するための図である。
まず、電源をONすると光源部211が点灯し、光出力部210(光源部211)から所定の光が出力する。
例えば、図11(a)に示すように、第1の光源211aが点灯する。このとき、第2の光源211bは消灯している。この場合、図8における光出力部210からは、相対的に目立ち指数の低い白色光(例えばFCI=108)のみが出力されるので、看板等の照射対象物は、目立ち指数が低い白色光で照らされる。
次いで、所定時間後、図11(b)に示すように、第1の光源211aが消灯すると同時に、第2の光源211bが点灯する。つまり、第1の光源211aと第2の光源211bとの点灯及び消灯が切り替えられる。この場合、図8における光出力部210からは、相対的に目立ち指数の高い白色光(例えばFCI=129)のみが出力されるので、看板等の照射対象物は、目立ち指数が高い色光で照らされる。
その後、設定された所定の時間間隔で、第1の光源211aの点灯及び消灯と第2の光源211bの消灯及び点灯とが交互に繰り返される。つまり、図8における光出力部210からは、目立ち指数の低い光(第1の光源211aの光)と目立ち指数の高い光(第2の光源211bの光)とが所定の時間間隔で交互に切り替えられて出力される。例えば、このように光を変化させることによって同一の照射対象物の色の見えが、図10に示すように変化する。
また、本実施の形態では、第1の光源211aの全体の光出力と第2の光源211bの全体の光出力とを同じにしているので、光出力部210(光源部211)から出力される光の明るさは、第1の光源211aと第2の光源211bとの切り替え前後において変化せず、一定に保たれる。
このように、本実施の形態でも、光出力部210から出力する光の目立ち指数を時間的に変化させているので、照射対象物の無彩色や低彩度色の見えはあまり変化させずに、高彩度色の鮮やかさだけを大きく変化させることができる。したがって、高彩度色の部分だけが明滅しているような演出効果を得ることができる。この結果、照射対象物の目立ち感を変化させることができるので、照射対象物の誘目性を高めることができる。
また、上記の切り替え方法では、目立ち指数の低い光と高い光とが瞬時に切り替わるように、第1の光源211aの点灯及び消灯の切り替えと第2の光源211bの消灯及び消灯の切り替えとを瞬時に行った(つまり、カットイン/カットアウトとした)が、これに限らない。
例えば、目立ち指数の低い光と高い光とが徐々に切り替わるように、光出力を調整しながら第1の光源211aの点灯及び消灯と第2の光源211bの消灯及び点灯の切り替えを行ってもよい。
この場合、図11(a)から図11(b)の状態に切り替える際、第1の光源211aの光出力を徐々に下げると同時に、第2の光源211bの光出力を徐々に上げるように、切り替えのスピードを制御する。このとき、第1の光源211aの光出力と第2の光源211bの光出力との合計値をほぼ変化させずに常に略一定に保たれるように、第1の光源211a及び第2の光源211bの光出力バランスを制御する。
このような切り替え方法を用いることによって、光出力部210から出力される光によって照らされた物体の彩度がフェードイン又はフェードアウトするように変化させることができる。この場合、例えば、図10に示される第1の光源211aと第2の光源211bとの色の間で徐々に見え方が変化する。
なお、本実施の形態でも、目立ち指数の低い光と目立ち指数の高い光とを切り替えるときの時間間隔(変化速度)は、例えば、数秒程度の間隔(例えば1秒間隔)とすることができる。
[効果等]
以上、本実施の形態に係る照明装置2によれば、実施の形態1と同様に、照明光として目立ち指数の異なる光を所定の時間間隔で切り替えて出力させることができる。これにより、照明装置2から出力される光(照明光)は、光色及び照度が同じのままでその光で照らされた物体の彩度(鮮やかさ)が変化する。この結果、照射対象物の色の見えがくすんだ状態と鮮やかな状態とに変化し、照射対象物の色自体が変化しているような演出効果が得られる。したがって、照射対象物の誘目性を高めることができる。また、光自体の色や明るさの大きな変化を伴わないので、煩わしさ感や光害を抑制できる。
さらに、本実施の形態に係る照明装置2は、実施の形態1と同様に、外照式の照明装置であるので、看板等の掲示内容を変えたい場合等で照射対象物を変更したい場合であっても、容易に照射対象物を取り替えることができる。
また、本実施の形態では、点灯させる光源を切り替えることで照明装置2から出力する光の目立ち指数を変化させている。具体的には、目立ち指数の異なる光を出力する第1の光源211aと第2の光源211bとを排他的に点灯させている。
この構成により、光の色や明るさの変化を抑えながら目立ち指数の異なる複数の光を簡単に出力させることができる。
また、本実施の形態では、異なる目立ち指数の一方の値から他方の値に切り替える際に、第1の光源211a及び第2の光源211bの点灯及び消灯を瞬時に切り替えている。
これにより、照射対象物の高彩度色の部分が点滅しているような視覚効果を得ることができる。
あるいは、本実施の形態において、異なる目立ち指数の一方の値から他方の値に切り替える際に、光出力部210(光源部211)の合計の光出力が略一定としつつ、第1の光源211aの光出力と第2の光源211bの光出力とを負の相関関係を有するように変化させてもよい。
これにより、照射対象物の高彩度色の部分がフェードイン又はフェードアウトを繰り返しているような視覚効果を得ることができる。
(その他変形例等)
以下、上記実施の形態における照明装置の変形例について説明する。
(変形例1)
例えば、上記実施の形態1、2では、ライトアップ用の外照式の照明装置を用いて説明したが、内照式の照明装置にも適用することができる。一例として、図12に示すように、ケース内部に収納した掲示物を透明板(ガラス板等)越しに見ることができる内照式の照明装置において、目立ち指数の低い光と目立ち指数の高い光とを出力できる光出力部210Aによって掲示物を周辺から照らすように構成することができる。
この場合、光出力部210Aは、例えば、実施の形態2と同様に、相対的に目立ち指数の低い光を出力する第1の光源211Aaと、相対的に目立ち指数の高い光を第2の光源211Abとを有する光源部211Aを備えている。そして、制御部(不図示)によって、目立ち指数が小さい第1の光源211Aaの光と目立ち指数の大きい第2の光源211Abの光とが交互に出力するよう制御される。第1の光源211Aaと第2の光源211Abとの光出力の制御は、実施の形態2と同様して行うことができる。
なお、図12では、第1の光源211Aaと第2の光源211Abとは、掲示物を上下方向から照らすように掲示物の上部及び下部に配置されているが、これに限らない。また、第1の光源211Aaと第2の光源211Abとは交互に配置されているが、これに限らない。また、実施の形態1のような構成を、内照式の照明装置に適用することもできる。
(変形例2)
また、上記実施の形態2では、第1の光源211aと第2の光源211bとの点灯及び消灯が切り替えられても光出力部210によって照射されるエリアでは一定であったが、これに限らない。
例えば、目立ち指数が同じ光を出力する同一種類の白色光源を複数配置して、同一種類の白色光源ごとに異なるタイミングで光を出力させてもよい。一例として、図13に示すように、目立ち指数が互いに異なる光を4種類の白色光源として、第1の光源311a、第2の光源311b、第3の光源311c及び第4の光源311dをそれぞれ3個配置して、制御部(不図示)によって、同一種類の白色光源ごとに下から順に異なるタイミングで光を出力させる。より具体的には、まず、図13(a)に示すように、第1の光源311aのみを点灯し、次いで所定時間後に、図13(b)に示すように、第2の光源311bのみを点灯し、次いで所定時間後に、図13(c)に示すように、第3の光源311cのみを点灯し、次いで所定時間後に、図13(d)に示すように、第4の光源311dを点灯させる。
これにより、照射エリアが複数となり、また、照射エリアによって、色の見えの変化が生じるタイミングがずれる。この結果、より動きのある視覚効果を得ることができる。
なお、本変形例において、4種類の白色光源の各々の光の目立ち指数の値は、例えば、第1の光源311a、第2の光源311b、第3の光源311c及び第4の光源311dの順に段階的に高くなるように、あるいは、低くなるように設定することができる。
また、本変形例では、図13に示すように、第1の光源311a、第2の光源311b、第3の光源311c及び第4の光源311dは、それぞれ複数配置したが、少なくとも1個あればよい。
また、本変形例では、下から上に照射エリアを変化させたが、上から下に変化させてもよい。また、照射エリアは、縦方向に分割するものに限られない。例えば、照射エリアを横方向に分割し、左右方向に照射エリアを変化させてもよいし、照射エリアを中心から外側に向かって分割して照射エリアを中心から外側に変化させてもよいし、その逆でもよい。
(その他)
以上、本発明に係る照明装置について、実施の形態及び変形例に基づいて説明したが、本発明は、上記実施の形態及び変形例に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態1、2では、照射対象物として、高彩度の赤・緑・青・黄及び白色の見えの変化を示すものを用いたが、照射対象物はこのような色を全て含むものに限定されるものではなく、少なくとも1種類の有彩色を含んだものであれば同様の効果を得ることができる。
その他、各実施の形態及び変形例に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1、2 照明装置
110、210、210A 光出力部
111、211、211A 光源部
111a 光源
111b 基板
112 目立ち指数可変部
112a パネル
112b フィルタ
120、220 制御部
130 駆動部
140 筐体
211a、211Aa、311a 第1の光源
211b、211Ab、311b 第2の光源
250 入力部
311c 第3の光源
311d 第4の光源

Claims (8)

  1. 相対的に目立ち指数の低い第1の光と相対的に目立ち指数の高い第2の光とを出力できる光出力部と、
    前記第1の光と前記第2の光とを所定の時間間隔で切り替えて出力させるように前記光出力部を制御する制御部とを備え、
    前記光出力部は、白色光を放出する光源を含む光源部と、少なくとも略560nm〜略590nmの範囲の波長の光を選択的に吸収する目立ち指数可変部とを有し、
    前記第1の光は、前記白色光が前記目立ち指数可変部を透過しない光であり、
    前記第2の光は、前記白色光が前記目立ち指数可変部を透過した光である
    照明装置。
  2. 前記目立ち指数可変部は、略560nm〜略590nmの範囲の波長の光を選択的に吸収する波長吸収材料を含むフィルタを有し、
    前記照明装置は、さらに、前記光源と前記フィルタとの相対的な位置関係を変化させる駆動部を有する
    請求項1に記載の照明装置。
  3. 相対的に目立ち指数の低い第1の光と相対的に目立ち指数の高い第2の光とを出力できる光出力部と、
    前記第1の光と前記第2の光とを所定の時間間隔で切り替えて出力させるように前記光出力部を制御する制御部とを備え、
    前記光出力部は、一定の光色の光を出力する光源部と、前記光源部から出力された光の目立ち指数を変化させる目立ち指数可変部とを有し、
    前記光源部は、白色光を放出する光源を含み、
    前記目立ち指数可変部は、略560nm〜略590nmの範囲の波長の光を選択的に吸収する波長吸収材料を含むフィルタを有し、
    さらに、前記光源と前記フィルタとの相対的な位置関係を変化させる駆動部を有する
    照明装置。
  4. 前記フィルタは、透光性のパネルの一部に設けられており、
    前記駆動部は、前記パネルを回転させるように駆動する
    請求項3に記載の照明装置。
  5. 前記制御部は、前記第1の光と前記第2の光とを瞬時に切り替える
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の照明装置。
  6. 前記制御部は、前記第1の光の出力又は前記第2の光の出力が徐々に変化するように、前記第1の光と前記第2の光とを切り替える
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の照明装置。
  7. 前記制御部は、前記第1の光と前記第2の光とが交互に出力するように前記光出力部を制御する
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の照明装置。
  8. さらに、前記所定の時間間隔、及び、目立ち指数の異なる光を切り替えるスピードの少なくとの一方を入力するための入力部を備える
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の照明装置。
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