JP6195039B1 - データ処理装置、レーザレーダ装置、及び風測定システム - Google Patents

データ処理装置、レーザレーダ装置、及び風測定システム Download PDF

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Abstract

従来の風測定システムでは、レーザレーダ装置の前方に遮蔽物がある場合、風ベクトルに対する有効データ取得率は低下するという課題があった。本発明のデータ処理装置は、レーザレーダ装置と通信し、視線方向風速値、レーザ射出角度、姿勢情報、位置情報、時刻を取得するデータ通信装置と、視線方向風速値及び時刻を保存する記憶装置と、データ通信装置が新しく取得した視線方向風速値の時刻から設定時間内に存在する記憶装置に保存された視線方向風速値を抽出するデータ抽出部、並びにデータ通信装置が新しく取得した視線方向風速値及びデータ抽出部が抽出した視線方向風速値を用いて風ベクトルを演算する風ベクトル演算部、を実行するCentral Processing Unitと、データ抽出部及び風ベクトル演算部を保存するメモリとを備える。

Description

この発明は、データ処理装置、レーザレーダ装置、及び風測定システムに関するものである。
従来遠隔点に存在する物体の位置を計測するものとして,レーダ装置が知られている。レーダ装置は電磁波や音波などの波動を空間に放射し、対象となる物体で反射された波動を受信し、その信号を解析することにより、レーダ装置から物体までの距離や角度を計測する。レーダの中でも、大気中に浮遊する微小な液体または固体の粒子(エアロゾル)を対象とし、反射された波動の位相回転量からエアロゾルの動く速度、すなわち風の速度を知ることができる気象レーダが知られている。気象レーダの中でも特に電磁波として光を用いるレーザレーダ装置は、放射するビームの広がりが極めて小さく、高い角度分解能で物体を観測することが可能であり、風向風速レーダとして使用されている。風べクトルの算出には、一般的に、多方向の視線方向風速値を用いて、VAD(Velocity Azimuth Display)法や、ベクトル演算等により算出する。
当該レーザレーダ装置の使用用途には、例えば、以下の特許文献に示すように、風車ナセルの上に設置し、到来風を検知させ、ピッチ、ヨー制御を行う、といったフィードフォワード制御がある。風力発電所(ウィンドファーム)では複数の風車にレーザレーダ装置を搭載し、それぞれの風車の発電効率を向上させ、全体の風力発電量を最大化することが考えられる。
特開2004−301116号公報
しかし、上記のように、風車のブレードの後方にライダを設置した場合、ブレードによってライダのレーザ光が遮蔽され、観測できない状態が発生する。特に、風速が低い、もしくは風車ブレードが停止した状態の場合、連続的に当該状況が発生する。風向・風速(風ベクトル)の演算を行うためには、2次元であれば2視線以上、3次元であれば3視線以上の視線方向風速値が必要となるため、一方向でも遮断されると風ベクトルの演算ができなくなる。遮蔽される状況に対して、従来は、遮蔽物が除かれるまで待つしか対応することができない上、単純にレーザ光を切り替えながらレーザ光を走査する形式のレーザレーダ装置では、その方向の順番が来るまで待つことになる。このため、風ベクトルに対する有効データ取得率は低下するという課題があった。なお、ここで有効データ取得率とは、風向風速計算の試行回数に対して、風向風速が計算できた回数である。レーザ光が遮蔽物で遮蔽される回数が多い場合、風向風速計算を試行しても、風向風速を計算できないので、有効データ取得率は低下する。つまり、有効データ取得率が低いというのは、風向風速計算に必要なデータが取得できていないことを示している。
本発明のデータ処理装置は、レーザレーダ装置と通信し、視線方向風速値、レーザ射出角度、姿勢情報、位置情報、時刻を取得するデータ通信装置と、視線方向風速値及び時刻を保存する記憶装置と、データ通信装置が新しく取得した視線方向風速値の時刻から設定時間内であって、前記記憶装置に保存された、前記レーザレーダ装置を中心として前記レーザレーダ装置の測定距離範囲内の視線方向風速値を抽出するデータ抽出部、並びにデータ通信装置が新しく取得した視線方向風速値及びデータ抽出部が抽出した視線方向風速値を用いて風ベクトルを演算する風ベクトル演算部、を実行するCentralProcessing Unitと、データ抽出部及び風ベクトル演算部を保存するメモリとを備える。
この発明によれば、複数のレーザレーダ装置で測定した視線方向風速値を統合して風ベクトル算出を行うので、遮蔽による欠損を免れたデータを集めることができ、遮蔽物による有効データ取得率の低下を防げるという効果がある。
この発明の実施の形態1に係る風測定システムの一構成例を示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係るレーザレーダ装置の一構成例を示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係る信号処理器1010の一構成例を示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係るレンジビン分割器101が分割するレンジビンを説明する説明図である。 この発明の実施の形態1に係る積算処理器103の積算処理を示す概念図である。 この発明の実施の形態1に係るスキャナ1005が制御するレーザ光の見開き角度を表す概念図である。 この発明の実施の形態1に係るデータ処理装置2の動作フローを示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係るウィンドファーム内の複数台の風車のナセルにレーザレーダ装置が搭載されている環境を示す概念図である。 この発明の実施の形態2の風測定システムの一構成例を示す構成図である。 この発明の実施の形態2に係る信号処理器1110の一構成例を示す構成図である。 この発明の実施の形態3に係る風測定システムの一構成例を示す構成図である。 この発明の実施の形態3に係る信号処理器1210の一構成例を示す構成図である。
実施の形態1.
本実施の形態は、従来、単一のレーザレーダ装置で複数の視線方向風速値を取得する方式を、複数のレーザレーダ装置で測定したデータの視線方向風速値を一律管理・集約し、利用可能な視線方向風速値データか否かを見極めた上で、風ベクトルを計算する方式にすることで、データ品質を保ちながら有効データ取得率を向上させることができるものである。なお、風ベクトルの算出には、複数の視線方向風速値が必要となるが、従来、レーザ光が遮蔽されることによって必要数の視線方向風速値が得られなかった場合、風ベクトルの算出に用いる有効データ取得率が減少していた。
図1は、この発明の実施の形態1に係る風測定システムの一構成例を示す構成図である。本風測定システムは、レーザレーダ装置1a〜1n、データ処理装置2を備える。
図2は、この発明の実施の形態1に係るレーザレーダ装置の一構成例を示す構成図である。本レーザレーダ装置1aは、光発振器1001、光カプラ1002、光変調器1003、光サーキュレータ1004、スキャナ1005、光学系1006、合波カプラ1007、光受信器1008、A/D変換器(Analog to Digital Converter)1009、信号処理器1010、角度・位置センサ1011、データ通信部1012、時刻取得部1013を備える。
光発振器1001は、レーザ光を発振する機能を有し、光カプラ1002にレーザ光を出力する光発振器である。他のデバイスとは、光カプラに融着もしくは光コネクタで接続される。なお、以降の光接続方法にはファイバをベースに記載しているが、接続方法にはファイバを用いずに空間伝搬型としても良い。例えば、光発振器1001には、半導体レーザが用いられる。
光カプラ1002は、後段の光受信器においてヘテロダイン検波を行わせるために、光発振器1001が出力した光を任意分岐比によりローカル光(光受信器方向の光)と送信光(光変調器方向の光)とに分配する分配器である。
光変調器1003は、光カプラ1002が出力したレーザ光を光周波数変調及び光強度変調する光学機器である。例えば、光変調器1003には、AO周波数シフタが用いられる。本構成では、パルス型のレーザレーダ装置を前提に記載しているが、CW(Continuous Wave)方式を用いても良い。また、出力光が不足している場合、AO(Acousto−Optic Effect)周波数シフタの後段に光増幅器を追加してもよい。
光サーキュレータ1004は、光変調器1003が周波数変調した送信光と、スキャナ1005及び光学系1006を介して得られる受信光とを分離する光サーキュレータである。送信方向を光学系1006と接続し、受信方向を合波カプラ1007と融着もしくは光コネクタを以て接続する。
スキャナ1005は、ウェッジプリズムとそれを回転させるモータ、エンコーダから成り、信号処理器10101に角度情報を出力すると共に、任意速度で回転するスキャナである。例えば、スキャナ1005のモータにはエンコーダ付ステッピングモータが使用される。上述のスキャナ構成のほか、光スイッチで光路を切り替え、それぞれの光路に異なる視線方向を持つ光学系に接続することで、多視線方向の風速値を得るような構成にしても良い。その場合、例えば、光スイッチには、通信でも用いられるメカニカル光スイッチやMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)光スイッチ等が用いられる。
光学系1006は、スキャナ1005が出力した送信光を大気中に送信し、エアロゾルからの散乱光を受信光として受信する光学系である。例えば、光学系1006には、光学望遠鏡が用いられる。
合波カプラ1007は、光カプラ1002が出力するローカル光と光サーキュレータ1004が出力する受信光とを合波する合波カプラである。合波カプラ1007には、溶融型、フィルタ型いずれかのカプラが用いられる。
光受信器1008は、合波カプラ1007が合波した光をヘテロダイン検波する光受信器である。例えば、光受信器1008には、バランスドレシーバが用いられる。
A/D変換器1009は、光受信器1008がヘテロダイン検波し、出力したアナログ電気信号を、光変調器1003が出力したレーザパルストリガ信号に同期して、デジタルに変換する変換器である。
図3は、この発明の実施の形態1に係る信号処理器1010の一構成例を示す構成図である。
信号処理器1010は、レンジビン分割器101、FFT(Fast Fourier Transform)処理器102、積算処理器103、視線方向風速算出器104、及びスキャナ制御器105を備える。
例えば、信号処理器1010は、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、マイコンなどで構成される。レンジビン分割器101、FFT(Fast Fourier Transform)処理器102、積算処理器103、視線方向風速算出器104、及びスキャナ制御器105は、FPGA、もしくはASICの論理回路で構成されても良いし、それぞれの機能をソフトウェアとして実行しても良い。
レンジビン分割器101は、A/D変換器1009が出力したデジタルの受信信号を所定の時間レンジ(レンジビン)ごとに区切る処理を行い、レンジビンごとに区切った受信信号をFFT処理器102に出力するレンジビン分割器である。
FFT処理器102は、レンジビン分割器101が出力する各レンジビンの受信信号をフーリエ変換し、スペクトラムに変換した信号を積算処理器103に出力するFFT処理器である。
積算処理器103は、FFT処理器102が出力するスペクトラム信号をレンジビンごと積算し、積算したスペクトラムを視線方向風速算出器104に出力する積算処理器である。
視線方向風速算出器104は、積算処理器103が積算したスペクトルから、ドップラ風速値、すなわち視線方向風速値を算出し、算出が終了したことを知らせる電気信号を時刻取得部、角度・位置センサ、スキャナ制御器に出力するとともに、算出した視線方向風速値をデータ通信部1012に出力する。
スキャナ制御器105は、視線方向風速算出器104の算出処理終了の電気信号を受け、視線方向切換のための角度情報をスキャナ1005へ送信するとともに、レーザ光の照射角度を示すスキャナの角度情報をデータ通信部1012に送信するスキャナ制御器である。
角度・位置センサ1011は、視線方向風速算出器104の算出終了の電気信号を受け、その時のレーザレーダ装置の姿勢角度情報及び位置情報を出力するセンサである。例えば、角度・位置センサ1011は、ジャイロセンサとGPS(Global Positioning System)モジュールから構成される。
データ通信部1012は、視線方向風速算出器104が出力する視線方向風速値、角度・位置センサ1011が出力する姿勢角度情報、スキャナ制御器105が出力するスキャナ1005の角度情報、及び時刻取得部1013が出力する時刻情報を送信するデータ通信部である。例えば、データ通信部1012は、有線もしくは無線LAN(Local Area Network)デバイス、Bluetooth(登録商標)、USB(Universal Serial Bus)などの通信デバイスで構成される。
時刻取得部1013は、視線方向風速算出器104が出力する算出処理終了の信号に対してデータ通信部1012に時刻を出力する時刻取得部である。例えば、時刻取得部1013には、GPS受信器が用いられる。
データ処理装置2は、図1に示すように、データ通信装置201、CPU(Central Processing Unit)202、メモリ203、及び記憶装置204を備える。
データ通信装置201は、レーザレーダ装置1a〜1nから視線方向風速値及びそのSNR(Signal to Noise Ratio)、レーザレーダ装置の姿勢角度情報及び位置情報、スキャナの角度情報、並びに時刻情報を受信するデータ受信装置である。また、データ通信装置201は、風車制御装置に接続され、リクエストがあった位置の風ベクトル情報を出力する。例えば、データ受信装置201には、有線もしくは無線LANデバイス、Bluetooth、USBなどの通信デバイスが用いられる。
CPU202は、メモリ203に保存されたプログラムを実行するプロセッサである。
メモリ203は、CPU202で実行されるプログラムを保存するメモリである。メモリ203は、座標変換部2030、データ抽出部2031、及び風ベクトル演算部2032を記憶している。座標変換部2030、データ抽出部2031、及び風ベクトル演算部2032は、プログラムであり、CPU202で実行される。
記憶装置204は、CPU202が処理したデータを、データベースとして保存する記憶装置である。記憶装置204は、視線方向風速値、そのSNR、レーザ光の照射角度、姿勢角度情報(取得したレーザレーダ装置の姿勢角度)、計測位置(取得したレーザレーダ装置の位置)、取得時刻を保存する。視線方向風速値は、東西南北のような地球座標系で保存する。例えば、記憶装置204には、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクなどが用いられる。
次に、この発明の実施の形態1に係る風測定システムの動作について説明する。まず、レーザレーダ装置1aの動作を説明し、次にデータ処理装置2の動作を説明する。
光発振器1001は、光カプラ1002にレーザ光を出力する。
光カプラ1002は、光受信器1008においてヘテロダイン検波を行うために光発振器1001から出力された光を、任意分岐比によりローカル光と送信光とに分配する。その分岐比はシステム設計により決定される。システム設計のための回線計算には、例えば、以下の式が用いられる。
Figure 0006195039
β、K、S0はそれぞれ後方散乱係数(m−1sr−1)、大気透過率、散乱光のコヒーレンス径(m)を表し、システムで制御不可な大気条件を表すパラメータを表す。D(m)、F(m)、N(回)は、それぞれビーム径、集光距離、パルス幅、インコヒーレント積算数を表し、システム内において変更可能なパラメータを表す。なお、h、λ、P、ηF、Bは、それぞれプランク定数(Js)、波長(m)、送信光パルスエネルギー(J)、Far Fieldの送受信効率、受信帯域幅(Hz)、Acは、光アンテナによってケラレたガウシアンビーム(NGB:Nearest Gaussian Beam)に対して相関の高い回折限界のガウシアンビームに置き換えるための近似係数を表し、Lは観測距離(m)を表す。
光変調器1003は、光カプラ1002が出力した送信光を光周波数変調及び光強度変調し、変調した送信光を光サーキュレータ1004に出力する。また、光変調器1003は、送信するレーザ光のパルス幅、繰り返し周波数(PRF)を決定する。パルス幅は、距離分解能にも相当するため、所望する距離分解能値に相当するパルス幅を信号処理器10101において設定することも可能であるし、設計時に設定された固定のパルス幅、PRFを出力するようにしても良い。
光サーキュレータ1004は、送信光と受信光を分離する機能を有し、光変調器1003が変調した送信光をスキャナ1005に出力し、受信光である大気エアロゾルからの散乱光を合波カプラ1007に出力する。
スキャナ1005は、信号処理器1010から出力される制御信号を受け、ウェッジプリズムを回転させ、光学系1006が出射する光の方向を任意に変更する。また、エンコーダ情報に相当する電気信号を信号処理器1010に出力し、角度情報を伝達する。
光学系1006は、スキャナ1005が出力した送信光をコリメートにし、大気中に出力し、送信光に対してエアロゾルが散乱した光を受信光として受信する。光学系1006は、受信光を光サーキュレータ1004に出力する。なお、光学系1006は、集光調整機能を有するものでも良い。
合波カプラ1007は、光カプラ1002が出力するローカル光と光サーキュレータ1004が出力する受信光とを合波し、合波した光を光受信器1008に出力する。
光受信器1008は、合成カプラが出力した光を光電変換し、ヘテロダイン検波により受信光の周波数復調を行い、当該電気信号をA/D変換器1009に出力する。
A/D変換器1009は、光変調器1003において発生するパルストリガ信号に同期してサンプリング周波数fsでA/D変換を行い、デジタル信号を信号処理器1010に出力する。
図4は、この発明の実施の形態1に係るレンジビン分割器101が分割するレンジビンを説明する説明図である。
レンジビン分割器101は、A/D変換器1009が出力したデジタル信号を任意の時間幅で区切る。これは、各距離からの受信光を任意時間幅で区切ることを意味する。時間と距離は対応するので、以降では、時間を区切ったもの、すなわち距離を区切ったものをレンジビンと呼ぶ。当該レンジビン分割器101は、任意個数のレンジビンに受信波形を区切り、それに相当する電圧値をFFT処理器102に出力する。例えば、距離分解能Rresを30mと設定した場合、A/D変換された時間波形を区切る時間幅t = 2Rres/c (c:光速)のように設定できる。ゆえに、総レンジビン数がM個であった場合、各レンジビンにおいて区切られる時間は、A/Dを開始するためのトリガ、ここでは光変調器1003からのトリガ信号タイミングを基準にして表すと以下の式となる。ただし、ここでは、等時間間隔でレンジビン分割を行っているが、これに限らず、Tstartに相当する観測開始距離をユーザによって決定してもよいし、それをレンジビンごとに設定してもよいし、TstartとTendの範囲をオーバーラップさせても良い。
Figure 0006195039
Figure 0006195039
Figure 0006195039
Tstartは、各レンジビンのデータ取得開始時間、Tendは、各レンジビンのデータ取得終了時間、mはレンジビンの番号を表し、1〜Mの値を持つ。Rminは、調整用の値であり、観測最小距離を指定するためのパラメータである。
FFT処理器102は、レンジビン分割器101が出力した各レンジビンの時間波形を高速フーリエ変換し、各レンジビンの受信信号に対するスペクトルを得る。
図5は、この発明の実施の形態1に係る積算処理器103の積算処理を示す概念図である。
積算処理器103は、レンジビンごとにユーザによって指定された回数の積算処理を行う。各ショットで得られたスペクトルに対して、インコヒーレント積算を行う。積算処理は、各レンジビンのスペクトルデータに対して、以下の式で行う。
Figure 0006195039
SPCはスペクトルデータ、iは周波数便の番号、つまり、周波数順に並んだデータのうちで何番目のデータであるかを表す番号であり、iはショットの番号、Rはレンジビンの番号である。
視線方向風速算出器104は、積算されたスペクトルから当視線方向のドップラー周波数、すなわち、視線方向風速値を算出し、算出した風速値及びそのSNRをデータ通信部1012に出力する。ドップラー周波数の導出には、スペクトルのピーク検出による検出の他、重心演算を用いても良い。重心演算によるドップラー周波数fdの算出は、以下の式で表される。ここで、S(f)は、あるレンジビン(R)に対する受信信号のスペクトルであり、S(f)=S(i,R)である。fは、各周波数ビンの番号(i)に対応する周波数である。受信スペクトルに対して周波数fで重みをかけることにより、重心点を計算することができ、周波数分解能以上の風速値導出が可能となる。
Figure 0006195039
また、視線方向風速算出器104は、当該計算終了後、計算終了を示す電気信号を角度・位置センサ1011、スキャナ制御器105及び時刻取得部1013に出力する。ここでは計算終了後としているが、計算開始前もしくは上段の積算処理器103における積算処理開始時でもよい。もしくは、積算中の時間帯に得られた角度・位置の平均値をデータ処理装置2に送信してもよく、これに限るものではない。
スキャナ制御器105は、送信光の視線方向を切り替えるために、スキャナ1005の角度を制御する制御信号を生成する。また、スキャナ制御器105は、視線方向風速算出器104が出力した計算終了の信号を受信すると、その視線方向風速値を算出するためにレーザ光を照射した時のスキャナ1005の角度をデータ通信部1012に送信する。
スキャナ1005は、スキャナ制御器105の制御信号によってスキャナ内のステッピングモータを駆動し、所望ステップ動作させることによって、ミラー(もしくはウェッジプリズムでもよい)の角度を変更する。また、搭載されるエンコーダによる角度信号をスキャナ制御器105に送信し、スキャナ制御器105は、動作後の角度情報を保持する。当該角度は後述する理想的な角度φなどに相当する。
図6は、この発明の実施の形態1に係るスキャナ1005が制御するレーザ光の見開き角度を表す概念図である。当該角度は、図6に示すように、片側角度θかつ地上に対し水平方向にレーザ光を照射する。φは各2本のレーザ光の見開き角度を表している。スキャナ制御器105では、このレーザ光を左、右、左のように切り替える制御信号をスキャナ1005に出力する。
角度・位置センサ1011は、視線方向風速算出器104が出力した計算終了の信号を受信すると、受信時のレーザレーダ装置の角度及び位置をデータ通信部1012に出力する。なお、角度・位置センサ1011には、角度センサにはジャイロセンサ等の6軸自由度で動揺、並進が得られるセンサや、仰角EL、北からの方位角AZ、東西南北鉛直の並進が得られるセンサを用いられる。位置センサには、GPS等の緯度経度を知ることができるセンサや、UTM座標系が得られるセンサを用いられる。
時刻取得部1013は、視線方向風速算出器104が出力した計算終了の信号を受信すると、GPS衛星から時刻を取得し、受信時の時刻をデータ通信部1012に出力する。なお、時刻取得部1013には、GPSセンサが用いられるが、時刻同期が可能なものであれば、NTP(ネットワークタイムプロトコル)を用いてもよい。
データ通信部1012は、上述した視線方向風速値、それに紐づく時刻及びSNR、レーザレーダ装置の姿勢角度、レーザレーダ装置の位置、並びにレーザ光の照射角度をデータ処理装置2に送信する。送信手法は、光ケーブル等の有線でも良いし、bluetooth、wifiなどの無線どちらでも良い。
次にデータ処理装置2の動作について説明する。
図7は、この発明の実施の形態1に係るデータ処理装置2の動作フローを示すフローチャートである。
ステップS101において、データ処理装置2内のデータ通信装置201は、レーザレーダ装置1aのデータ通信部1012が送信した情報を受信する。なお、データ通信装置201は、上述したレーザレーダ装置1a内のデータ通信部1012と一対のものであり、例えば、bluetoothを使用した場合は、データ通信装置201も同じくbluetoothを用いる。
ステップS102において、CPU202は、メモリ203内に記憶される座標変換部2030を呼び出し、実行する。座標変換部2030は、視線方向風速値に紐づくSNRが閾値Ts以上であるか否かを判定する。Ts以上の場合は、YESの分岐によりステップS103に進む。Ts未満の場合は、Noの分岐によりENDに進み、当該閾値以下のデータは保存しない。
ステップS103において、座標変換部2030は、以下の計算を行い、データの座標を変換する。受信されるデータにおいて各レンジビンの視線方向の観測中心距離値Dsは、以下の式で表される。
Figure 0006195039
レーザレーダ装置1aを基準とした各観測点の座標(XL,XL,ZL)は、以下の式で表される。以下の式において0°<AZ<180°である。
Figure 0006195039
Figure 0006195039
Figure 0006195039
ここで、XL,YL,ZLは、レーザレーダ装置1aの向きに対し、左右方向、前後方向、鉛直方向を表し、Hは、地上に対するレーザレーダ装置1aの高さ、AZは、角度・位置センサ1011より得られるレーザレーダ装置1aの方位角であり、ELは、レーザレーダ装置1aの仰角を表す。φはレーザ光の照射角度である。
レーザレーダ装置1a〜1nが設置されるウィンドファームの東西南北鉛直のUTM(Universal Transverse Mercator)座標を(Xuw,Yuw,Zuw)とし、角度・位置センサ1011から得られるレーザレーダ装置1aのUTM座標を(Xul,Yul,Zul)とすると、各レンジビンの測定位置は(X,Y,Z)は、以下の式で表される。
Figure 0006195039
Figure 0006195039
Figure 0006195039
ここで、lは、レーザレーダ装置の番号を表す。風車のナセルに揺れ成分がない場合、基本的にEL=0となるが、項として加えることで、ナセルの揺れに基づく角度補正も可能となる。
座標変換部2030は、上記の計算を行い、各レンジビンの視線方向風速値v(t,AZ,EL)を、測定地点X,Y,Zと関連付けて、記憶装置204に保存する。これにより、記憶装置204には、データベースとして、時間t、測定地点X,Y,Zに対応した視線方向風速値vが保存される。ここで、視線方向風速値vは、方向が方位角AZ、仰角ELで表されるベクトル量である。
以下で説明するように、2次元の風ベクトルを算出するためには、2つの視線方向風速値が必要であり、それらをベクトル合成しなければならない。したがって、ステップS101において受信した視線方向風速値の他に、少なくとも、もう一つデータが必要になる。データ抽出部2031は、風ベクトルを計算するのに適したデータを捜索する。
ステップS104において、データ抽出部2031は、ステップS101で受信したデータを送信したレーザレーダ装置で、所望のSNRを満足しており直前のレーザ射出で取得した視線方向風速値が存在するか否かを調べる。これは、風ベクトルを算出するのに、レーザレーダ装置1aのレーザ光が風車のブレード等で遮断されていない場合、従来通り自身のデータのみでの風ベクトル計算を行うためである。存在しない場合、NOの分岐により、ステップS105に進む。存在する場合、YESの分岐により、ステップS112に進む。以下のNOの分岐を説明する。
ステップS105において、データ抽出部2031は、ステップS101で受信したデータに対して、記憶装置204に保存されたデータのうち、Tu(sec)以内のデータを抽出する。なお、Tuには、ユーザが決定した値を用いても良いし、過去に測定した乱流度(TI:Turbulence Intensity=水平方向風速値の標準偏差÷平均風速値) が任意値以下の場合は、風速場(風の流れ)が一様であるとするなど、条件式を与えても良い。
ステップS106において、データ抽出部2031は、ステップS105で抽出したデータのうち、ステップS101で受信したデータに対して測定された距離がD(m)以内のデータを抽出する。ここで、D=√(X+Y+Z)である。なお、上記で示したように2地点の3次元上での絶対距離として閾値処理しても良いし、X,Y,Zそれぞれの方向に対し閾値を設けても良い。
図8は、この発明の実施の形態1に係るウィンドファーム内の複数台の風車のナセルにレーザレーダ装置が搭載されている環境を示す概念図である。本実施の形態では、図8のような環境を想定している。図8中、「注目ナセル」とは、最も新しく取得された視線方向風速値の出力元のレーザレーダ装置が搭載されたナセルを表す。実線の矢印は、注目ナセルのレーザレーダ装置が測定した視線方向風速値の時刻に対して、X(sec)前の視線方向風速値を表し、点線は、Y(sec)前の視線方向風速値である。ステップS106では、注目ナセルからD(m)以内にあるレーザレーダ装置で測定したデータを抽出する。
ステップS107において、データ抽出部2031は、ステップS106で抽出したデータのうち、ステップS101で受信したデータに対して視線方向風速値の角度がX−Y平面上で任意角度δより大きいデータを抽出する。レーザレーダ装置のもともとの射出角度であるφを閾値としても良いし、さらに、ナセルのヨー運動を鑑みてφ+αとし尤度を持たせても良い。
理想的には、完全に同時刻に、同一点を測定し、成す角度が90degであるほど、風ベクトルの測定精度は向上する。しかし、現実的には、その差異が発生し、時間が経過するほど、空間が遠いほど、風ベクトルは変化するため、ステップS105〜S107で示した閾値を設けている。それぞれの閾値は、乱流度からリアルタイムに設定しても良いし、経験的な値をユーザが与えても良い。例えば、風速の水平変化よりも高度変化の方が顕著に変動する場合、高度方向には厳しい値を設け、水平方向に関しては緩い閾値を設けることによって、使えるデータの確保及び風ベクトルの精度を担保できる。
ステップS108において、データ抽出部2031は、テップS105〜S107の条件を満たすデータ数が2つ以上存在するか否かを判別する。2つ以上ある場合、YESの分岐により、ステップS109に進む。2つ未満である場合、NOの分岐によりステップS110に進む。
ステップS109において、データ抽出部2031は、ステップS107までの処理で抽出したデータのうち、ステップS101で受信したデータに対して最も距離が近いデータを抽出する。これは、低処理コストを念頭にし、また、空間的一様性が最も精度に直結する可能性を鑑みてのことである。しかし、これを時間にしても良いし、角度としても良い。また、最も距離が近く、最も時間差がなく、最も角度差が90degに近いというように複数の条件を課しても良い。
ステップS110において、風ベクトル演算部2032は、ステップS101で受信したデータと、ステップS109で抽出したデータもしくは後述するステップS112で抽出したデータとを用いて、ベクトル合成もしくは、VAD(Velocity Azimuth Display)法により、風ベクトルを算出し、算出した風ベクトルをデータ通信装置201に送信する。2つの視線方向風速値データから風ベクトルを算出する場合、視線方向風速値vは、東西方向の水平方向風速値U、南北方向の水平方向風速値V、仰角θ、北を基準とした方位角φを用いて以下の式で表されるので、2つの視線方向風速値から構成される連立方程式を解くことで、水平方向風速値U及び水平方向風速値Vを算出できる。これにより、2次元の風ベクトルを得る。記憶装置201は、得られた風ベクトルを保存する。
Figure 0006195039
ただし、この場合、2本の視線方向風速値のベクトルから成る平面上の風速値となるため、EL=0でない場合は、水平方向風速値とはならず、誤差を持つため、精度を高めるためには3視線以上の視線方向風速値を用いた風向風速算出が望ましい。
3つの視線方向風速値データから風ベクトルを算出する場合、視線方向風速値vは、以下の式で表されるので、2つの場合と同様に、連立方程式を解くことで、水平方向風速値U、水平方向風速値V、及び鉛直方向の風速値Wを算出できる。これにより、3次元の風ベクトルを得る。
Figure 0006195039
ステップS111において、データ通信装置201は、算出した風ベクトルを、ステップS101で受信したデータを送信したレーザレーダ装置1aに送信し、フローを終了する。
一方、ステップS112において、データ抽出部2031は、記憶装置204に保存されたデータのうち、ステップS101で受信したデータを送信したレーザレーダ装置が前回取得したデータを抽出する。抽出したデータは、上記で説明したように、ステップS110において、風ベクトルを算出するのに用いられる。
レーザレーダ装置1aは、データ処理装置2から得られた風ベクトルを風車制御装置もしくは自身の表示器に出力する。風車制御装置に出力する場合、風ベクトルに基づいて風車のヨー制御もしくはピッチ制御などの制御を行うことができ、風力発電量の向上に寄与ができる。
ここでは、レーダレーダ装置から風車制御装置に風ベクトルを出力する場合を説明したが、データ処理装置2から直接、風車制御装置に出力するようにしても良い。また、記憶装置204として、メモリ203を用いても良い。
なお、2視線で風ベクトルを算出する場合、ステップS102において、SNRに対する閾値の他、ELに対する閾値Teを加えても良い。到来風を検知し、風車の制御を行って風力発電量を最大化するためには、水平方向の風速値が最も重要である。そのため、水平ではない断面の風速値を出力することは逆に風力発電量を低下させてしまう恐れがある。これゆえ、ELに対する閾値を設定することで本問題を解決できる効果がある。
また、本実施の形態では説明の便宜上、照射するレーザ光の本数は水平面の2本としているが、照射本数を増やし、上下方向に照射しても良い。その場合、ナセル中央の風ベクトルのみではなく、上下方向の3次元の風ベクトルを得ることができることから、更に風力発電効率の高い風車制御が可能となる。
以上で明らかなように、この発明の実施の形態1によれば、自身の視線方向風速値だけでなく、他のレーザレーダ装置で測定した視線方向風速値を用いて、風ベクトルを算出するので、従来、風車のブレード等の遮蔽物によってレーザ光が遮蔽されることにより低下していた有効データ取得率を向上させる効果がある。また、単一のレーザレーダ装置ではビームを切り替える時間が必要になるが、本方式であれば、同時刻に取得された視線方向風速値を用いた風ベクトル演算も可能となる。これにより風速測定精度が向上する効果がある。
実施の形態2.
本実施の形態では、データ処理装置で風ベクトルを算出する実施の形態1に対して、レーザレーダ装置からデータ処理装置に視線方向風速値のリクエストを行い、レーザレーダ装置で風ベクトルを算出する方式とすることで、データ処理装置の負荷を軽減し、風ベクトル算出時間を低減する。
図9は、この発明の実施の形態2の風測定システムの一構成例を示す構成図である。
図9において、図1と同一符号は、同一または相当部分を示している。
本風測定システムは、レーザレーダ装置11a〜11n、データ処理装置20、風車制御装置3a〜3nを備える。レーザレーダ装置11a〜11nは、実施の形態1のレーザレーダ装置1a〜1nに比べて、信号処理器の部分が異なる。レーザレーダ装置11a〜11nでは、実施の形態1の信号処理器1010に代えて、後述する信号処理器1110が用いられる。データ処理装置20は、実施の形態1のデータ処理装置2と比べて、風ベクトルを計算する風ベクトル演算部2032が存在しない点が異なる。
風車制御装置3aは、風車のヨー制御もしくはピッチ制御などの制御を行なう制御装置である。例えば、風車制御装置3aには、PC(Personal Computer)やマイコンが用いられる。
図10は、この発明の実施の形態2に係る信号処理器1110の一構成例を示す構成図である。図10において、図3と同一符号は、同一または相当部分を示している。
信号処理器1110は、レンジビン分割器101、FFT処理器102、積算処理器103、視線方向風速算出器104、スキャナ制御器105、及び風ベクトル演算器106を備える。
風ベクトル演算器106は、視線方向風速算出器104が出力する視線方向風速値データと、データ通信部1012から得られる視線方向風速値データとを用いて風ベクトルの演算を行い、演算した風ベクトルをスキャナ制御器105及びデータ通信部1012に出力する演算器である。例えば、風ベクトル演算器106は、FPGA、ASIC、マイコンなどで構成される。
次に、この発明の実施の形態2に係る風測定システムの動作について説明する。
レーザレーダ装置11aの信号処理器1110以外の動作は、実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。また、信号処理器1110において、レンジビン分割器101、FFT処理器102、積算処理器103、視線方向風速算出器104、及びスキャナ制御器105の動作は、実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
風ベクトル演算器106は、視線方向風速算出器104から出力される視線方向風速値をデータ通信部1012を介し、データ処理装置20に出力する。また、風ベクトル演算器106は、上記視線方向風速値とともに風ベクトルを合成するための視線方向風速値をデータ処理装置20より受信する。
その場合、データ通信部1012からデータを受信したデータ処理装置20の動作は、図7においてステップS110を除いたフローと同じである。データ処理装置20において、座標変換部2030がデータを保存し、データ抽出部2031がデータを照合し、その結果をレーザレーダ装置11aに送信する
風ベクトル演算器106は、視線方向風速算出器104が出漁した視線方向風速値と、データ処理装置20が出力した視線方向風速値とを、図7のステップS110で説明した方法でベクトル合成し、風ベクトルを算出する。風ベクトル演算器106は、算出した風ベクトルをスキャナ制御器105及びデータ通信部1012に出力する。
データ通信部1012は、その風ベクトルを風車制御装置3aに出力する。風車制御装置3aは、風ベクトルの情報を基に風車の制御を行なう。
なお、ここではデータ抽出部2031をデータ処理装置20に持たせる構成としたが、データ抽出部2031をレーザレーダ装置11aに持たせても良い。その場合、データ処理装置20は、座標変換部2030がデータを保存し、レーザレーダ装置11aのリクエストに応じてデータを送信し、レーザレーダ装置11aでデータの照合を行う。
以上で明らかなように、この発明の実施の形態2によれば、実施の形態1と比較して、レーザレーダ装置で風ベクトルを演算するので、データ処理装置が全てのレーザレーダ装置の風ベクトル演算を行うよりも演算負荷を低減することができる。これにより、計算機コストを分散できるため、より早く風向風速情報を風車制御装置に渡すことができることから、よりリアルタイムな風車制御が可能となる。
実施の形態3.
本実施の形態では、風測定システムをレーザレーダ装置のみで構成し、レーザレーダ装置が互いにデータを交換する方式を説明する。これにより、データ処理装置が不要になり、装置構成を減らすことができる。
図11は、この発明の実施の形態3に係る風測定システムの一構成例を示す構成図である。図11において、図9と同一符号は、同一または相当部分を示している。レーザレーダ装置12a〜12nは、実施の形態2のレーザレーダ装置11a〜11nに比べて、信号処理器の部分が異なる。レーザレーダ装置12a〜12nでは、実施の形態2の信号処理器1110に代えて、後述する信号処理器1210が用いられる。
図12は、この発明の実施の形態3に係る信号処理器1210の一構成例を示す構成図である。図12において、図10と同一符号は、同一または相当部分を示している。
信号処理器1210は、レンジビン分割器101、FFT処理器102、積算処理器103、視線方向風速算出器104、スキャナ制御器105、風ベクトル演算器106、及びデータ保存器107を備える。
データ保存器107は、視線方向風速算出器104が出力する視線方向風速値及びデータ通信部1012を介して他のレーザレーダ装置から得た視線方向風速値を保存するデータ保存器である。例えば、データ保存器107は、FPGA、ASIC、マイコンなどで構成される。
次に、この発明の実施の形態3に係る風測定システムの動作について説明する。
レーザレーダ装置12aの信号処理器1210以外の動作は、実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。また、信号処理器1210において、レンジビン分割器101、FFT処理器102、積算処理器103、視線方向風速算出器104、及びスキャナ制御器105の動作は、実施の形態1と同様である。
データ保存器107は、視線方向風速算出器104が出力した視線方向データを受け取ると、周辺距離半径D(m)以内に存在するレーザレーダ装置とデータ通信部1012を介して通信し、他のレーザレーダ装置で取得した視線方向風速値を得る。そして、データ保存器107は、視線方向風速算出器104が出力した視線方向風速値データ及び他のレーザレーダ装置から得た視線方向風速値データを風ベクトル演算器106に出力する。
ここで、D(m)は、ユーザが任意に設定しても良いし、最近に得られた自身の視線方向風速値の最大距離となるように設定しても良い。その場合、D(m)は、可変値になる。ここで、最大距離とは、自身で取得した視線方向風速値に紐づくSNRが所定の値以上となる最大の距離を意味する。大気の塵の量はリアルタイムで変化するため、D(m)を上記手法で可変とすることで、とりこぼしなく、かつ、最小のデータベースで有効データ率向上が可能となる。なお、データ保存器107は、風ベクトル演算器106における計算のために抽出された視線方向風速値の座標系の統一化が必須となるため、実施の形態1記載の座標変換部2030の機能を有する。また、データ保存器107は、所望の本数よりも多く、距離範囲D以内の視線データが得られた場合のために、実施の形態1記載のデータ抽出部2031の機能を有する。
風ベクトル演算器106の動作は、実施の形態2と同様であるので、説明を省略する。
以上で明らかなように、この発明の実施の形態3によれば、実施の形態1、2と異なりデータ処理装置を介さず、レーザレーダ装置が互いに視線方向風速値データを交換する構成とすることで、データ処理装置を削減できる。また、自身のレーザレーダ装置付近にあるレーザレーダ装置とデータ通信を行うため、通信量を削減できると共に、それに伴う計算機コストを低減できる。
1a〜1n 11a〜11n 12a〜12n レーザレーダ装置、2 20 データ処理装置、3a〜3n 風車制御装置、1001 光発振器、1002 光カプラ、1003 光変調器、1004 光サーキュレータ、 1005 スキャナ、 1006 光学系、1007 合波カプラ、1008 光受信器、1009 A/D変換器、1010 1110 1210 信号処理器、1011 角度・位置センサ、1012 データ通信部、1013 時刻取得部、101 レンジビン分割器、102 FFT処理器、103 積算処理器、104 視線方向風速算出器、105 スキャナ制御器、106 風ベクトル演算器、107 データ保存器、201 データ通信装置、202 CPU、203 メモリ、204 記憶装置、2030 座標変換部、 2031 データ抽出部、2032 風ベクトル演算部。

Claims (9)

  1. レーザレーダ装置と通信し、視線方向風速値、レーザ射出角度、姿勢情報、位置情報、時刻を取得するデータ通信装置と、
    前記視線方向風速値及び前記時刻を保存する記憶装置と、
    前記データ通信装置が新しく取得した前記視線方向風速値の時刻から設定時間内であって、前記記憶装置に保存された、前記レーザレーダ装置を中心として前記レーザレーダ装置の測定距離範囲内の前記視線方向風速値を抽出するデータ抽出部、並びに前記データ通信装置が新しく取得した前記視線方向風速値及び前記データ抽出部が抽出した前記視線方向風速値を用いて風ベクトルを演算する風ベクトル演算部、を実行するCentral Processing Unitと、
    前記データ抽出部及び前記風ベクトル演算部を保存するメモリと、
    を備えたデータ処理装置。
  2. 前記データ通信装置が新しく取得した前記視線方向風速値と、前記データ抽出部が抽出した前記視線方向風速値とは、異なるレーザレーダ装置で取得したものであることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 前記Central Processing Unitは、前記レーザ射出角度、前記姿勢情報、及び前記位置情報を用いて、前記視線方向風速値を座標変換し、座標変換した前記視線方向風速値を前記記憶装置に保存する座標変換部を実行し、前記メモリは、前記座標変換部を保存することを特徴とする請求項2に記載のデータ処理装置。
  4. 請求項1に記載の前記データ処理装置と、大気中にレーザ光を照射し、レーザ光の照射方向の視線方向風速値を取得し、取得した前記視線方向風速値を前記データ処理装置に送信し、前記データ処理装置から前記風ベクトルを受信するレーザレーダ装置と、
    を備えたことを特徴とする風測定システム。
  5. 前記データ通信装置が新しく取得した前記視線方向風速値と、前記データ抽出部が抽出した前記視線方向風速値とは、異なるレーザレーダ装置で取得したものであることを特徴とする請求項4に記載の風測定システム。
  6. 前記データ処理装置において、前記Central Processing Unitは、前記レーザ射出角度、前記姿勢情報、及び前記位置情報を用いて、前記視線方向風速値を座標変化し、座標変換した前記視線方向風速値を前記記憶装置に保存する座標変換部を実行し、前記メモリは、前記座標変換部を保存することを特徴とする請求項5に記載の風測定システム。
  7. レーザ光を出力する光発振器と、
    前記光発振器が出力した前記レーザ光を変調する光変調器と、
    前記光変調器が変調した前記レーザ光を送信光として出力し、前記送信光の出力先で対象物が反射した反射光を受信光として受信する光学系と、
    前記光発振器が出力した前記レーザ光と前記光学系が受信した前記受信光とに基づいて第1の視線方向風速値を算出する視線方向風速算出器と、
    他のレーザレーダ装置と通信するデータ通信部と、
    前記第1の視線方向風速値及び前記データ通信部を介して、周辺距離半径D(m)以内に存在する前記他のレーザレーダ装置から取得した第2の視線方向風速値を用いて風ベクトルを算出する風ベクトル演算器と、
    を備えたレーザレーダ装置。
  8. 前記第1の視線方向風速値を測定した位置と、前記第2の視線方向風速値を取得した位置とが設定距離の範囲内であることを特徴とする請求項7に記載のレーザレーダ装置。
  9. 前記設定距離は、前記第1の視線方向風速値に紐づく信号対雑音比が閾値以上の最大の距離に設定されることを特徴とする請求項8に記載のレーザレーダ装置。
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