JP6194996B2 - 形状測定装置、形状測定方法、構造物の製造方法、及び形状測定プログラム - Google Patents

形状測定装置、形状測定方法、構造物の製造方法、及び形状測定プログラム Download PDF

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Description

本発明は、形状測定装置、形状測定方法、構造物の製造方法、及び形状測定プログラムに関する。
従来、形状測定装置には、例えば歯車やタービンなど複雑な形状を有する測定対象の表面形状を接触センサによって測定するものが知られている。このような形状測定装置は、接触センサを測定対象の表面に接触させた状態の接触センサの位置を、測定対象の表面の空間座標に変換して測定対象の表面形状を測定している(例えば、特許文献1を参照)。
特公平08―025092号公報
しかしながら、上述のような形状測定装置は、測定時間を短くすることが望まれるが、接触センサを測定対象の表面に接触させる動作を繰り返すことから、測定時間が長くなるために測定点の数を多くすることができないことがある。このような場合、上述のような形状測定装置は、測定時間を短くするために測定点の数を減らして測定している。つまり、上述のような形状測定装置は、形状を正確に測定することができないという問題があった。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、形状を正確に測定することができる形状測定装置、形状測定方法、構造物の製造方法、及び形状測定プログラムを提供することにある。
本発明の態様に従えば、
繰り返しの凹凸形状を有する測定対象の形状を測定する形状測定装置であって、
前記測定対象の前記繰り返しの凹凸形状を含む測定領域にライン状に測定光を照射する照射部と、
前記照射部により照射された位置を含む前記測定領域の像を取得する撮像部と、
前記測定対象を載置するテーブルと、
前記撮像部に対して前記テーブルに載置された前記測定対象を回転する回転移動部とを有し、
前記照射部は前記測定光の前記ラインの向きが、前記回転移動部の回転方向及び前記凹凸形状の稜線方向の両方に対して傾くように前記測定光を照射する形状測定装置が提供される。
本発明によれば、形状測定装置は、形状を正確に測定することができる。
本発明の第1の実施形態に係る形状測定装置の構成の一例を示す構成図である。 本実施形態における形状測定装置の構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態における測定対象(平歯車)の形状測定方向の一例を示す構成図である。 本実施形態における測定対象(はすば歯車)の形状測定方向の一例を示す構成図である。 本実施形態における測定対象(かさ歯車)の形状測定方向の一例を示す構成図である。 本実施形態における測定対象(曲りばかさ歯車)の形状測定方向の一例を示す構成図である。 本実施形態における測定対象(ウォーム歯車)の形状測定方向の一例を示す構成図である。 本実施形態における制御部の動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る形状測定方法を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る形状測定装置の構成の一例を示す構成図である。 本実施形態における測定対象(はすば歯車)への照射方向の一例を示す構成図である。 本発明の第3の実施形態に係る構造物製造システムの構成の一例を示す構成図である。 本実施形態における構造物製造システムの動作の一例を示すフローチャートである。
[第1の実施形態]
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態による形状測定装置100の概略構成を示す模式図である。
形状測定装置100は、測定機本体1と制御ユニット40(図2を参照)とを備えている。
図2は、本発明の一実施形態による測定機本体1と制御ユニット40とのブロック図である。
図1に示されるように、測定機本体1は、水平な上面(基準面)を備えている基台2と、この基台2上に設けられ、測定ヘッド13を支持して移動させる移動部10と、基台2上に設けられ測定対象3を載置する支持装置30とを備えている。ここで、本実施形態の形状測定装置100は、例えば、歯車やタービンなど円周方向に周期的に配列されかつ円周方向とは異なる方向に延在した凹凸形状の表面を有する測定対象3の表面形状を測定する。特に、歯車やタービンなどは、円周方向を含む面に対して垂直方向から射影した形状について、当該円周方向に中心に対して、放射状に凸部の稜線又は凹部の谷線が形成されている。したがって、凹凸形状が延在した方向の一例として、このような凸部の稜線や凹部の谷線が対応する。
ここで、この基台2の基準面を基準とする直交座標系を定義する。互いに直交するX軸とY軸とが基準面に対して平行に定められ、Z軸が基準面に対して直交する方向に定められている。また、基台2には、Y方向(紙面に垂直な方向でこれを前後方向とする)に延びるガイドレール(不図示)が設けられている。
移動部10(第2移動部)は、そのガイドレール上をY方向に移動自在に設けられ、支柱10aと、支柱10aと対をなす支柱10bとの間で水平に延びるように架け渡された水平フレーム10cとを備え、門型の構造体を形成している。また、移動部10は、水平フレーム10cにおいて、X方向(左右方向)に移動自在に設けられたキャリッジ(不図示)を備えており、そのキャリッジに対してZ方向(上下方向)に移動自在に設けられた測定ヘッド13を備えている。
測定ヘッド13の下部には、測定対象3の形状を検出する検出部20(保持部)が設けられている。この検出部20は、検出部20の下方に配置される測定対象3との距離を検出するように、測定ヘッド13に支持されている。測定ヘッド13の位置を制御することにより、検出部20の位置を移動させることができる。また、検出部20とキャリッジとの間には、Z軸方向と平行な軸に対して検出部20を回転するヘッド回転機構13aを有
している。
また、移動部10の内部には、入力される駆動信号に基づき測定ヘッド13を3方向(X、Y、Z方向)に電動で移動させるヘッド駆動部14(図2を参照)と、測定ヘッド13の座標を検出し測定ヘッド13の座標値を示す信号を出力するヘッド位置検出部15(図2を参照)と、が設けられている。
基台2上には、支持装置30が設けられている。支持装置30は、ステージ31と、支持テーブル32とを備えている。
ステージ31は、測定対象3を載置して把持する。
支持テーブル32は、直交する2方向の回転軸周りにステージ31を回転可能に支持することによりステージ31を基準面に対して傾斜または水平回転させる。本実施形態の支持テーブル32は、例えば、垂直(Z軸方向)に延びる回転軸θを中心として水平面内で図1に示すA方向に回転可能、かつ、水平(X軸方向)に延びる回転軸φを中心として図1に示すB方向に回転可能にステージ31を支持している。
また、支持装置30には、入力される駆動信号に基づきステージ31を回転軸θ及び回転軸φ回りに電動でそれぞれ回転駆動させるステージ駆動部33(移動部、第1移動部)(図2を参照)と、ステージ31の座標を検出し、ステージ座標値を示す信号を出力するステージ位置検出部34(図2を参照)とが設けられている。
制御ユニット40は、制御部41と、入力装置42と、モニタ44とを備える。
制御部41は、測定機本体1を制御する。その詳細は後述する。入力装置42は、各種指示情報を入力するキーボードなどである。モニタ44は、計測画面、指示画面、計測結果等を表示する。
続いて、図2を参照し、測定機本体1の構成について説明する。
測定機本体1は、駆動部16と、位置検出部17と、検出部20(保持部)とを備えている。
駆動部16は、前述のヘッド駆動部14と、ステージ駆動部33(移動部)とを備えている。
ヘッド駆動部14は、支柱10a、10bをY方向に駆動するY軸用モータ、キャリッジをX方向に駆動するX軸用モータ、測定ヘッド13をZ方向に駆動するZ軸用モータ及び検出部20をZ軸方向と平行な軸に回転するヘッド回転用モータを備えている。ヘッド
駆動部14は、後述の駆動制御部54から供給される駆動信号を受け取る。ヘッド駆動部14は、その駆動信号に基づき測定ヘッド13を3方向(X、Y、Z方向)に電動で移動させる。
ステージ駆動部33(移動部)は、ステージ31を回転軸θ回りに回転駆動するロータリ軸用モータ及び回転軸φ回りに回転駆動するチルト軸用モータを備える。また、ステージ駆動部33は、駆動制御部54から供給される駆動信号を受け取り、受け取った駆動信号に基づきステージ31を回転軸θ及び回転軸φ回りに、電動でそれぞれ回転させる。また、ステージ駆動部33は、測定光が照射される測定対象3の位置を、円周方向に対応して定められる検出部20(保持部)の移動方向DR3(第3方向)に相対的に移動させる。また、ステージ駆動部33は、検出部20を、測定対象3に対して検出部20の移動方向DR3に相対的に移動させる。また、ステージ駆動部33は、測定対象3の中心軸AXと回転移動の回転軸θとを一致させて測定対象3を回転移動させる。
ここで、例えば、測定対象3としての歯車の形状を測定する場合、ステージ駆動部33(移動部、第1移動部)は、測定光が照射される測定対象3の位置を、歯の歯幅の方向に対応して定められる検出部20(保持部)の移動方向DR3(第3方向)に相対的に移動させる。
位置検出部17は、前述のヘッド位置検出部15と、ステージ位置検出部34とを備えている。
ヘッド位置検出部15は、測定ヘッド13のX軸、Y軸、及びZ軸方向の位置及びヘッドの設置角度をそれぞれ検出するX軸用エンコーダ、Y軸用エンコーダ、Z軸用エンコーダ、及びヘッド回転用エンコーダを備えている。また、ヘッド位置検出部15は、それらのエンコーダによって測定ヘッド13の座標を検出し、測定ヘッド13の座標値を示す信号を後述の座標検出部51へ供給する。
ステージ位置検出部34は、ステージ31の回転軸θ及び回転軸φ回りの回転位置をそれぞれ検出するロータリ軸用エンコーダ及びチルト軸用エンコーダを備えている。また、ステージ位置検出部34は、それらのエンコーダを用いて、ステージ31の回転軸θ及び回転軸φ回りの回転位置を検出し、検出した回転位置を表す信号を座標検出部51へ供給する。
検出部20(保持部)は、照射部21と、撮像部22とを有する光プローブ20Aを備えており、光切断方式により測定対象3の表面形状を検出する。つまり、検出部20(保持部)は、照射部21と撮像部22との間の相対的な位置が変化しないように、照射部21と撮像部22とを保持している。
照射部21は、後述の間隔調整部52から供給される光の照射を制御する制御信号に基づき、所定の光量分布を有する測定光を、測定対象3の表面の法線方向に対応して定められる照射方向DR1(第1方向)によって測定対象の測定領域(測定対象の表面)に照射する。この測定光は、例えば、平面に照射された場合にライン状に形成される光量分布を有している。この場合、測定対象3に照射された測定光は、測定対象3の凹凸形状に応じて長手方向が設定されたたライン状の投影パターンを測定対象3に投影することでに形成される。この長手方向が前述のような方向になるように、ヘッド回転機構13aを駆動制御している。このような測定光は、例えば、点光源から発せられた光が屈折または掃引されてライン状に形成されてもよい。このライン状に形成された測定光によって、測定対象3の表面に光切断線PCLが形成される。つまり、光切断線PCLは、測定対象3の表面形状に応じて形成される。
ここで、例えば、測定対象3としての歯車の形状を測定する場合、照射部21は、測定対象3の歯車が有する歯の表面にある形状に応じた光量分布を有する測定光を、歯の歯面の法線方向に対応して定められる照射方向DR1(第1方向)によって歯面に照射する。この場合、光切断線PCLは、測定対象3の表面形状(例えば、歯車の歯面の形状)に応じて形成される。
撮像部22は、測定光が照射された表面の所定の方向(測定対象3の円周方向とは異なる方向)に対応して定められる撮像方向DR2(第2方向)から測定光が撮像された撮像画像を生成する。例えば、本実施形態の撮像部22は、測定対象3の凹凸形状が延在する方向を撮像方向DR2にして、測定光が撮像された撮像画像を生成する。ここで、測定対象3が歯車である場合には、測定対象3の凹凸形状(つまり歯車の歯)が延在する方向は、例えば歯車の歯すじの方向である。この場合、本実施形態の撮像部22は、測定対象3としての歯車の歯すじの方向から測定光が投影された歯面の像を撮像画像として生成する。このように、撮像部22は、照射部21からの照射光により測定対象3の表面に形成される光切断線PCLを撮像する。
なお、測定対象3の凹凸形状が延在する方向に対応して撮像方向DR2が設定されているが、必ずしも凹凸形状が延在する方向と一致する必要は無く、延在方向を中心に、測定部位の凸部又は凹部が、隣接する凸部により撮像部22から見て隠れない方向であればよい。
また、撮像部22は、測定対象3の表面に形成される陰影パターンを撮像し、撮像した画像情報を間隔調整部52へ供給する。これにより、制御ユニット40は、形状測定データを取得する。撮像部22は、CCD(Charge Coupled Device)、C−MOS(Complementary
Metal Oxide Semiconductor)センサなどの個体撮像素子を備えている。
ここで、例えば、測定対象3としての歯車の形状を測定する場合、撮像部22は、測定光が照射された歯面の歯すじの向きに対応して定められる撮像方向DR2(第2方向)から光切断線が撮像された撮像画像を生成する。
続いて、制御ユニット40について説明する。上述したように、制御ユニット40は、制御部41と、入力装置42と、モニタ44とを備える。
入力装置42は、ユーザが各種指示情報を入力するキーボードを備えており、例えばキーボードに入力された指示情報を検出し、検出した指示情報を記憶部55に書き込み記憶させる。本実施形態の入力装置42には、例えば、測定対象3の種類が指示情報として入力される。例えば、測定対象3が歯車である場合に、入力装置42には、測定対象3の種類としては、歯車の種類(例えば、平歯車SG、はすば歯車HG、かさ歯車BG、曲りばかさ歯車SBG、ウォーム歯車WGなど)が指示情報として入力される。
モニタ44は、データ出力部57から供給された測定データ(全測定ポイントの座標値)等を受け取る。モニタ44は、受け取った測定データ(全測定ポイントの座標値)等を表示する。また、モニタ44は、計測画面、指示画面等を表示する。
制御部41は、座標検出部51と、間隔調整部52と、座標算出部53(測定部)と、駆動制御部54と、記憶部55と、移動指令部56と、データ出力部57と、位置設定部58とを備えている。
記憶部55には、測定対象3の種類ごとに、測定対象3の凹凸形状が延在する方向の位置と、凹凸形状が延在する方向の位置毎に凹凸形状が延在する方向を示す情報とが関連付けられて予め記憶されている。本実施形態の記憶部55には、例えば、歯車の種類ごとに、歯車の歯すじ方向の位置と、歯すじ方向の位置毎に歯すじの方向を示す情報とが関連付けられて予め記憶されている。つまり、記憶部55には、測定ポイントの移動方向が、歯車の種類に関連付けられて予め記憶されている。また、記憶部55には、測定対象3の種類ごとに、測定対象3の測定開始位置(最初の測定ポイント)の座標値と測定終了位置(最後の測定ポイント)の座標値、及び各測定ポイントの距離間隔が、測定対象3の種類に関連付けられて予め記憶されている。また、記憶部55には、座標算出部53から供給された三次元座標値の点群データが測定データとして保持される。また、記憶部55には、座標検出部51から供給された各測定ポイントの座標情報が保持される。また、記憶部55には、設計データ(CADデータ)が保持される。位置設定部58は、後述のように、記憶部55に保持された測定対象3の設計データ等の形状情報から、歯すじ方向を特定し、歯すじ方向に関する情報を移動指令部56に出力する。
座標検出部51は、ヘッド位置検出部15から出力される座標信号により、ヘッド位置検出部15に支持されている光プローブ20Aの位置、すなわち水平方向における観察位置と上下方向における観察位置と、光プローブ20Aの撮像方向を検知する。また、座標検出部51は、ステージ位置検出部34から出力される回転位置を示す信号により、ステージ31の回転軸θ及び回転軸φ回りの回転位置を検知する。座標検出部51は、それぞれ検知された水平方向における観察位置と上下方向における観察位置の情報と、ステージ位置検出部34から出力される回転位置を示す情報(ステージ31の回転位置情報)とから、座標情報を検出する。そして、座標検出部51は、光プローブ20Aの座標情報、撮像方向とステージ31の回転位置情報とを座標算出部53へ供給する。また、座標検出部51は、光プローブ20Aの座標情報、撮像方向とステージ31の回転位置情報とに基づいて、光プローブ20Aとステージ31との相対的な移動経路、移動速度、移動が停止しているか否かなどの情報を検出し、検出した情報を移動指令部56へ供給する。
間隔調整部52は、座標計測開始前に記憶部55からサンプリング周波数を指定するデータを読み出す。間隔調整部52は、そのサンプリング周波数で、撮像部22から画像情報を受け取る。そして、間隔調整部52は、該画像情報から測定対象3の表面の形状データを算出するためのフレームを間引いた画像情報を、座標算出部53に供給する。
また、間隔調整部52は、撮像部制御部52Aを備えている。
撮像部制御部52Aは、測定光が照射されている測定対象3の回転移動の半径方向の位置に応じて、撮像部22の撮影間隔を可変する。例えば、撮像部制御部52Aは、測定光が照射されている測定対象3の回転移動の半径方向の位置が最外周に近い場合は、当該位置が回転中心に近い場合に比べて、撮像部22の撮影間隔(つまり、撮像部22が測定対象3を撮像する時間の間隔)を短くする。このように、撮像部制御部52Aは、撮像部22の露光時間が、測定光が照射されている測定対象3の回転移動の半径方向の位置が最外周を撮像しても、撮像した画像にぶれが生じない程度に十分早い場合には、撮影間隔を可変する。これにより、形状測定装置100は、測定対象3の回転移動の速度を変化させることなく形状を測定することができる。なお、特に、撮影間隔については、測定光が測定対象3に照射された場合における、測定光の長手方向の長さ(或いは、測定光の半径方向に射影したときの長さ)と、測定位置における回転線速度とに基づいて、撮影間隔を可変することが好ましい。
駆動制御部54は、移動指令部56からの指令信号に基づいて、ヘッド駆動部14に駆動信号を出力して、測定ヘッド13の駆動制御を行う。また、駆動制御部54は、移動制御部54Aと、速度制御部54Bとを備えている。
移動制御部54Aは、測定対象3を、測定対象3の円周方向に対応して定められる検出部20(保持部)の移動方向DR3(第3方向)に相対的に回転移動させて、測定光が照射される位置を移動させる。本実施形態の移動制御部54Aは、例えば、測定対象3としての歯車を、歯車の円周方向に一致するように定められる移動方向DR3(つまり歯車の円周方向)に回転移動させて、測定光が照射される位置を移動させる。すなわち、移動制御部54Aは、歯車を検出部20の移動方向DR3(第3方向)に相対的に回転移動させて、測定光が照射される位置を検出部20の移動方向DR3に相対的に移動させる。このようにして、本実施形態の形状測定装置100は、測定対象3の円周方向に周期的に配列されかつ円周方向とは異なる方向に延在した凹凸形状(例えば、測定対象3としての歯車の歯やタービンのブレード)に対して順に測定光を照射して、測定対象3の表面形状を測定する。
速度制御部54Bは、測定光が照射されている測定対象3の回転移動のステージ半径rs方向(半径方向)の位置に応じて、測定対象3を相対的に回転移動させる移動速度を制御する。例えば、測定対象3としての、かさ歯車BGの形状を測定する場合、本実施形態の速度制御部54Bは、測定光が照射されているステージ半径rs方向の位置が、かさ歯車BGの回転中心部から外周部に移動するに従って遅くするようにステージ31の回転移動速度を制御する。つまり、速度制御部54Bは、かさ歯車BGに測定光が照射されている位置が、かさ歯車BGの内周部では速く、外周部では遅くするようにステージ31の回転移動速度を制御する。
座標算出部53(測定部)は、光プローブ20Aにより検出された測定対象3の表面の形状に基づいて、測定対象3の表面の形状データ、すなわち三次元形状データを算出する。つまり、座標算出部53(測定部)は、撮像部22からの撮像画像から、撮像部22の撮像面上での測定光が検出された位置に基づいて、表面の形状を測定する。また、座標算出部53は、間隔調整部52から供給されたフレームが間引かれた画像情報を受け取る。座標算出部53は、座標検出部51から供給された光プローブ20Aの座標情報、撮像方向と、ステージ31の回転位置情報とを受け取る。また、座標算出部53は、間隔調整部52から供給された画像情報と、光プローブ20Aの座標情報、撮像方向と、ステージ31の回転位置情報とに基づき、各測定ポイントの座標値(三次元座標値)の点群データを算出する。
ここで、例えば、測定対象3としての歯車の形状を測定する場合、座標算出部53(測定部)は、撮像部22からの撮像画像に撮像されている像の測定光の位置に基づいて、歯の形状を測定する。
具体的な算出方法は以下の通りである。まず、座標算出部53は、受け取った光プローブ20Aの座標から、光プローブ20Aに固定された照射部21の座標と、撮像部22の座標を算出する。
ここで、照射部21は光プローブ20Aに固定されているので、照射部21の照射角度は、光プローブ20Aに対して固定である。また、撮像部22も光プローブ20Aに固定されているので、撮像部22の撮像角度は、光プローブ20Aに対して固定である。
座標算出部53は、照射した光が測定対象3にあたった点の座標を、撮像された画像の画素毎に、三角測量を用いて算出する。ここで、照射した光が測定対象3にあたった点の座標は、照射部21の座標から照射部21の照射角度で描画される直線と、撮像部22の座標から撮像部22の撮像角度で描画される直線(光軸)とが交わる点の座標である。なお、上記の撮像された画像は、測定位置に配置された光プローブ20Aによって検出された画像を示す。
このようにして、座標算出部53(測定部)は撮像部22からの撮像画像に撮像されている像の測定光の位置に基づいて、表面の形状を測定する。
また、測定対象3は、ステージ31に支持されている。測定対象3は、支持テーブル32によって、ステージ31が回転軸θ周りに回転することにより、ステージ31の回転軸θを中心にステージ31と一緒に回転する。また、測定対象3は、ステージ31が回転軸φ周りに回転することにより、ステージ31の回転軸φを中心にステージ31と一緒に回転する。つまり、算出された光が照射された位置の座標は、ステージ31の回転軸θ及び回転軸φを中心に回転したことによって姿勢が傾けられた測定対象3の表面の位置を示す情報である。このようにして、座標算出部53は、光が照射された位置の座標を、ステージ31の傾き、即ち回転軸θ及び回転軸φ周りの回転位置情報に基づいて、ステージ31の傾きを補正することにより、実際の測定対象3の表面形状データを算出する。
また、座標算出部53は、算出した測定対象3の表面形状データである三次元座標値の点群データを記憶部55に記憶させる。
駆動制御部54は、移動指令部56からの指令信号に基づいて、ヘッド駆動部14及びステージ駆動部33(移動部)に駆動信号を出力して、測定ヘッド13及びステージ31の駆動制御を行う。
移動指令部56は、記憶部55から、入力装置42によって記憶された指示情報(つまり測定対象3の種類)を読み出す。また、移動指令部56は、読み出した測定対象3の種類に関連付けられた測定対象3の測定範囲を示す測定ポイントの座標値、測定対象3の測定開始位置(最初の測定ポイント)の座標値、測定終了位置(最後の測定ポイント)の座標値、測定ポイントの移動方向、及び各測定ポイントの距離間隔(例えば、一定距離間隔の測定ピッチ)を示すデータ等を記憶部55から読み出す。移動指令部56は、記憶部55から読み出した情報のうち、測定対象3の形状に関する情報を位置設定部58に送る。位置設定部58は、測定対象3の形状に関する情報から、測定対象3の歯すじ方向を特定し、移動指令部56に送る。移動指令部56は、上記読み出したデータ及び位置設定部58から送られた歯すじ方向に関するデータに基づいて、測定対象3に対するスキャンの移動経路を算出する。そして、移動指令部56は、算出した移動経路及び記憶部55から読み出した各測定ポイントの距離間隔(例えば、一定距離間隔の測定ピッチ)等に従って、測定ヘッド13及びステージ31を駆動させるための指令信号を駆動制御部54に供給し、ヘッド駆動部14とステージ駆動部33(移動部)とに測定ヘッド13及びステージ31を駆動させる。
例えば、移動指令部56は、移動経路及び測定ピッチに従って、測定ヘッド13の移動または移動の停止と、ステージ31の回転または回転の停止を駆動させる指令信号を供給して、光プローブ20Aとステージ31との相対的な位置を移動させて測定ポイント毎に停止させる。また、移動指令部56は、この指令信号を間隔調整部52に供給する。
データ出力部57は、記憶部55から測定データ(全測定ポイントの座標値)等を読み出す。データ出力部57は、その測定データ等をモニタ44に供給する。また、データ出力部57は、測定データ等をプリンタやCADシステムなど設計システム(不図示)へ出力する。
例えば、間隔調整部52は、所定のサンプリング周波数で光プローブ20Aにより測定対象3の表面に照射される計測光によって形成される陰影パターンを撮像した画像情報を受け取る。座標算出部53は、この画像情報に基づいて、照射した光が測定対象3にあたった点(陰影パターン上の点)の座標を、撮像された画像の画素毎に、三角測量を用いて算出する。そして、座標算出部53は、所定のサンプリング周波数で撮像される画像情報毎に、陰影パターンの座標値の点群データを算出する。
次に、本実施形態の形状測定装置100が測定対象3である歯車の形状を測定する場合の、照射方向DR1、撮像方向DR2、移動方向DR3及び移動方向DR4の各方向について、平歯車SG、はすば歯車HG、かさ歯車BG、曲がりばかさ歯車SBG及びウォーム歯車WGの形状を測定する場合を例にして説明する。
[平歯車の測定]
本実施形態の形状測定装置100は、例えば、図3に示すように、平歯車SGを測定対象3にして測定対象3の形状を測定することができる。
図3は、平歯車SGの形状を測定する形状測定装置100の構成を示す図である。
形状測定装置100によって平歯車SGの形状を測定する場合、測定対象3である平歯車SGは、例えば、平歯車SGの回転軸の中心とステージ31の回転軸θの中心とを一致させてステージ31上に載置される。つまり、ステージ駆動部33(移動部)は、平歯車SGの回転軸と回転移動の回転軸とを一致させて、平歯車SGを回転移動させる。
ここで、照射部21は、図3(a)に示すように、測定光を、平歯車SGの歯面の法線方向に対応して定められる照射方向DR1(第1方向)によって平歯車SGの歯面に照射する。具体的には、各歯の頭頂部の包絡面を想定し、測定領域における包絡面に対して垂直な方向となる。この場合、撮像部22は、測定光が照射された平歯車SGの歯面(表面)の歯すじの方向(円周方向とは異なる方向)に対応して定められる撮像方向DR2(第2方向)から測定光を撮像する。つまり、撮像部22は、図3(b)に示すように、平歯車SGの歯すじの方向、つまりZ軸方向を撮像方向DR2にして、光切断線PCLを撮像する。また、この場合、移動制御部54Aは、図3(b)に示すように、回転軸θを中心にした移動方向DR3の方向に支持テーブル32を回転させる。すなわち、移動制御部54Aは、測定光が照射される測定対象3の位置を、円周方向に対応して定められる検出部20(保持部)の移動方向DR3(第3方向)に相対的に移動させる。このようにして、形状測定装置100は、平歯車SGの形状を測定する。
また、本実施形態の形状測定装置100は、測定光が照射される測定領域の位置を、円周方向に対応した移動方向DR3(第3方向)に移動させるように照射部21と測定対象3とを相対的に移動する移動部10を備えている。また、撮像部22は、第3方向に測定領域が変位する毎に撮像画像を生成し、座標算出部53(測定部)は、撮像画像に基づいて、複数の凹凸形状を測定する。また、移動部10は、更に凹凸形状が延在する方向に対応して定められる移動方向DR4(第4方向)に移動させるように照射部21と測定対象3とを相対的に移動する。
具体的には、形状測定装置100は、測定領域を平歯車SGの歯の配列方向(例えば、図3(a)の回転軸θの回転方向)に沿って移動させながら、歯すじの方向(例えば、図3(a)の回転軸θの軸線方向)に沿って順次移動させる。例えば、形状測定装置100は、平歯車SGを回転軸θの回転方向(例えば、図3(b)の移動方向DR3(第3方向))に回転させて、各々の歯が測定領域になるように測定領域を移動させる。これとともに、形状測定装置100は、照射部21及び撮像部22を平歯車SGの回転軸θの軸線方向(例えば、図3(b)の移動方向DR4(第4方向))に移動させて、歯面のそれぞれの位置が測定領域になるように測定領域を移動させる。このようにして、本実施形態の形状測定装置100は、平歯車SGの各々の歯の形状を順次測定することができる。これにより、本実施形態の形状測定装置100は、歯車の歯面の形状の測定速度を向上することができる。
また、このとき、照射部21は、測定対象3の凹凸形状の最凸部と最凹部とにライン(光切断線PCL)が形成される測定光の照射方向である照射方向DR1(第1方向)によって、測定光を照射する。つまり、照射部21は、測定対象3としての歯車の歯先と歯底とに光切断線PCLが形成される照射方向DR1によって、測定光を照射する。これにより、形状測定装置100は、歯車の歯面の形状の測定速度を向上することができる。
このようにして、撮像部22は、測定対象3表面の凹凸形状の円周方向の長さと、表面に照射されている測定光が撮像される長さとに応じて撮像した複数の撮像画像を生成する。また、座標算出部53(測定部)は、撮像部22によって撮像された撮像画像に基づいて、複数の凹凸形状を測定する。ここで、測定対象3が歯車である場合には、歯車の円周方向における測定対象3の凹凸形状(つまり歯車の歯)の寸法は、歯車の歯厚の方向である。また、表面に照射されている測定光が撮像される長さとは、例えば、測定対象3の表面に形成される光切断線PCLの撮像方向DR2から見た長さのうちの、撮像部22によって撮像される長さである。つまり、測定対象3が歯車である場合には、撮像部22は、歯の歯幅の長さと歯面に照射されている測定光が撮像される長さとに応じて撮像した複数の撮像画像を生成する。すなわち、撮像部22は、歯車が有する複数の歯をそれぞれ撮像した複数の撮像画像を生成する。この場合、座標算出部53(測定部)は、これら複数の撮像画像に基づいて、複数の歯の形状を測定する。
なお、照射部21は、測定対象3の円周方向に交差する方向を光切断線PCL(ライン)の方向にして測定光を照射してもよい。つまり、照射部21は、光切断線PCLが、例えば、平歯車SGの円周方向から歯すじの方向に傾いて形成されるように測定光を照射してもよい。また、歯すじに対して左右のどちらか一方の面を測定したい場合には、測定光を測定したい歯の面に対して垂直に近くなるように設定しても良い。
また、本実施形態の形状測定装置100は、測定光が照射される測定領域の位置が、円周方向に対応した移動方向DR3(第3方向)に移動するように照射部21と測定対象3とを相対的に移動させる移動部10を備えていてもよい。また、撮像部22は、第3方向に測定領域が変位する毎に測定対象を撮像して撮像画像を生成し、座標算出部53(測定部)は、撮像部22によって生成された撮像画像に基づいて、複数の凹凸形状を測定してもよい。また、移動部10は、更に凹凸形状が延在する方向に対応して定められる移動方向DR4(第4方向)に移動するように照射部21と測定対象3とを相対的に移動させてもよい。このようにして、本実施形態の形状測定装置100は、平歯車SGの各々の歯の形状を順次測定することができる。これにより、本実施形態の形状測定装置100は、歯車の歯面の形状の測定速度を向上することができる。
また、本実施形態の形状測定装置100が備える移動部10は、移動制御部54Aにより制御されてもよい。また、移動制御部54Aは、移動方向DR3(第3方向)への角度変位量は、1回転を1とし、かつ移動方向DR4(第4方向)への凹凸形状が延在する方向への寸法を1としたときに、移動方向DR3(第3方向)の角度変位量に対する移動方向DR4(第4方向)の移動量は、1よりも大きい値となるように制御してもよい。例えば、移動制御部54Aは、移動方向DR3(第3方向)への角度変位量を回転軸θ周りの1回転を1として正規化し、移動方向DR4(第4方向)への凹凸形状が延在する方向への測定光が照射される測定領域の寸法を1として正規化した場合において、移動方向DR3(第3方向)の角度変位量に対する移動方向DR4(第4方向)の移動量は、1よりも大きい値となるように制御してもよい。これにより、本実施形態の形状測定装置100は、回転軸θ周りに1回転する毎に回転軸θの半径方向に測定領域を移動させることができるため、測定領域を重複させずに測定対象3の形状を測定することができる。つまり、本実施形態の形状測定装置100は、凹凸形状(例えば、歯車の歯面の形状)の測定速度を向上することができる。
また、この場合において、本実施形態の形状測定装置100が備える移動制御部54Aは、移動方向DR3(第3方向)への角度変位量に応じた連続した移動量によって、移動方向DR4(第4方向)への凹凸形状が延在する方向に移動部10を移動させてもよい。また、本実施形態の形状測定装置100が備える移動制御部54Aは、移動方向DR3(第3方向)への角度変位量に応じた段階的な移動量(例えば、移動方向DR3(第3方向)への角度変位量が回転軸θ周りに1回転する毎に段階的に増加する移動量)によって、移動方向DR4(第4方向)への凹凸形状が延在する方向に移動部10を移動させてもよい。また、本実施形態の形状測定装置100が備える移動制御部54Aは、移動方向DR3(第3方向)への角度変位量に応じた段階的な移動量(例えば、移動方向DR3(第3方向)への角度変位量が回転軸θ周りに所定の角度だけ変位する毎に段階的に増加する移動量)によって、移動方向DR4(第4方向)への凹凸形状が延在する方向に移動部10を移動させてもよい。
[はすば歯車の測定]
本実施形態の形状測定装置100は、例えば、図4に示すように、はすば歯車HGを測定対象3にして測定対象3の形状を測定することができる。
図4は、はすば歯車HGの形状を測定する形状測定装置100の構成を示す図である。
形状測定装置100によってはすば歯車HGの形状を測定する場合、測定対象3であるはすば歯車HGは、例えば、はすば歯車HGの回転軸の中心とステージ31の回転軸θの中心とを一致させてステージ31上に載置される。つまり、ステージ駆動部33(移動部)は、はすば歯車HGの回転軸と回転移動の回転軸θとを一致させてはすば歯車HGを回転移動させる。
形状測定装置100は、はすば歯車HGを測定する場合には、上述した平歯車SGの場合と同様に、各方向を設定する。例えば、照射部21は、図4(a)に示すように、測定光を、はすば歯車HGの歯面の法線方向に対応して定められる照射方向DR1(第1方向)によってはすば歯車HGの歯面に照射する。この場合、撮像部22は、測定光が照射されたはすば歯車HGの歯面(表面)の歯すじの方向(円周方向とは異なる方向)に対応して定められる撮像方向DR2(第2方向)から測定光を撮像する。つまり、撮像部22は、図4(b)に示すように、はすば歯車HGの歯すじの方向を撮像方向DR2にして、光切断線PCLを撮像する。また、この場合、移動制御部54Aは、図4(b)に示すように、回転軸θを中心にした移動方向DR3の方向に支持テーブル32を回転させる。すなわち、移動制御部54Aは、測定光が照射される測定対象3の位置を、円周方向に対応して定められる検出部20(保持部)の移動方向DR3(第3方向)に相対的に移動させる。このようにして、形状測定装置100は、はすば歯車HGの形状を測定する。
また、形状測定装置100は、測定領域をはすば歯車HGの歯の配列方向(例えば、図4(a)の回転軸θの回転方向)に沿って移動させながら、歯すじの方向(例えば、図4(a)の回転軸θの軸線方向)に沿って順次移動させる。例えば、形状測定装置100は、はすば歯車HGを回転軸θの回転方向(例えば、図4(b)の移動方向DR3(第3方向))に回転させて、各々の歯が測定領域になるように測定領域を移動させる。これとともに、形状測定装置100は、照射部21及び撮像部22をはすば歯車HGの回転軸θの軸線方向(例えば、図4(b)の移動方向DR4(第4方向))に移動させて、歯面のそれぞれの位置が測定領域になるように測定領域を移動させる。このようにして、本実施形態の形状測定装置100は、はすば歯車HGの各々の歯の形状を順次測定することができる。これにより、本実施形態の形状測定装置100は、歯車の歯面の形状の測定速度を向上することができる。
[かさ歯車の測定]
本実施形態の形状測定装置100は、例えば、図5に示すように、かさ歯車BGを測定対象3にして測定対象3の形状を測定することができる。
図5は、かさ歯車BGの形状を測定する形状測定装置100の構成を示す図である。
形状測定装置100によってかさ歯車BGの形状を測定する場合、測定対象3であるかさ歯車BGは、例えば、かさ歯車BGの回転軸の中心とステージ31の回転軸θの中心とを一致させてステージ31上に載置される。つまり、ステージ駆動部33(移動部)は、かさ歯車BGの回転軸と回転移動の回転軸θとを一致させてかさ歯車BGを回転移動させる。
ここで、照射部21は、図5(a)に示すように、測定光を、かさ歯車BGの歯面の法線方向に対応して定められる照射方向DR1(第1方向)によってかさ歯車BGの歯面に照射する。この場合、撮像部22は、測定光が照射されたかさ歯車BGの歯面(表面)の歯すじの方向(円周方向とは異なる方向)に対応して定められる撮像方向DR2(第2方向)から測定光を撮像する。つまり、撮像部22は、図5(b)に示すように、かさ歯車BGの歯すじの方向を撮像方向DR2にして、光切断線PCLを撮像する。また、この場合、移動制御部54Aは、図5(b)に示すように、回転軸θを中心にした移動方向DR3の方向に支持テーブル32を回転させる。すなわち、移動制御部54Aは、測定光が照射される測定対象3の位置を、円周方向に対応して定められる検出部20(保持部)の移動方向DR3(第3方向)に相対的に移動させる。このようにして、形状測定装置100は、かさ歯車BGの形状を測定する。
また、形状測定装置100は、測定領域をかさ歯車BGの歯の配列方向(例えば、図5(a)の回転軸θの回転方向)に沿って移動させながら、歯すじの方向(例えば、図5(a)の回転軸θの軸線方向に交わる方向)に沿って順次移動させる。例えば、形状測定装置100は、かさ歯車BGを回転軸θの回転方向(例えば、図5(b)の移動方向DR3(第3方向))に回転させて、各々の歯が測定領域になるように測定領域を移動させる。これとともに、形状測定装置100は、照射部21及び撮像部22をかさ歯車BGの回転軸θの軸線方向に交わる方向(例えば、図5(b)の移動方向DR4(第4方向))に移動させて、歯面のそれぞれの位置が測定領域になるように測定領域を移動させる。このようにして、本実施形態の形状測定装置100は、かさ歯車BGの各々の歯の形状を順次測定することができる。これにより、本実施形態の形状測定装置100は、歯車の歯面の形状の測定速度を向上することができる。
[曲がりばかさ歯車の測定]
本実施形態の形状測定装置100は、例えば、図6に示すように、曲りばかさ歯車SBGを測定対象3にして測定対象3の形状を測定することができる。
図6は、曲りばかさ歯車SBGの形状を測定する形状測定装置100の構成を示す図である。
形状測定装置100によって曲りばかさ歯車SBGの形状を測定する場合、測定対象3である曲りばかさ歯車SBGは、例えば、曲りばかさ歯車SBGの回転軸の中心とステージ31の回転軸θの中心とを一致させてステージ31上に載置される。つまり、ステージ駆動部33(移動部)は、曲りばかさ歯車SBGの回転軸と回転移動の回転軸θとを一致させて曲りばかさ歯車SBGを回転移動させる。
ここで、照射部21は、図6(a)に示すように、測定光を、曲りばかさ歯車SBGの歯面の法線方向に対応して定められる照射方向DR1(第1方向)によって曲りばかさ歯車SBGの歯面に照射する。この場合、撮像部22は、測定光が照射された曲りばかさ歯車SBGの歯面(表面)の歯すじの方向(円周方向とは異なる方向)に対応して定められる撮像方向DR2(第2方向)から測定光を撮像する。つまり、撮像部22は、図6(b)に示すように、曲りばかさ歯車SBGの歯すじの方向を撮像方向DR2にして、光切断線PCLを撮像する。なお、曲がりかさば歯車SBGは、径の位置に応じて歯すじの方向が変わるので、測定領域が曲がりかさば歯車SBGの径方向の位置でどの位置に該当するかによって、光プローブ20Aの向きをヘッド回転機構13aによって変えている。これにより、ライン状の投影パターンを撮像する方向が変えられる。また、この場合、移動制御部54Aは、図6(b)に示すように、回転軸θを中心にした移動方向DR3の方向に支持テーブル32を回転させる。すなわち、移動制御部54Aは、測定光が照射される測定対象3の位置を、円周方向に対応して定められる検出部20(保持部)の移動方向DR3(第3方向)に相対的に移動させる。このようにして、形状測定装置100は、曲りばかさ歯車SBGの形状を測定する。
また、形状測定装置100は、測定領域を曲がりかさば歯車SBGの歯の配列方向(例えば、図6(a)の回転軸θの回転方向)に沿って移動させながら、歯すじの方向(例えば、図6(a)の回転軸θの軸線方向とねじれの位置になる方向)に沿って順次移動させる。例えば、形状測定装置100は、曲がりかさば歯車SBGを回転軸θの回転方向(例えば、図6(b)の移動方向DR3(第3方向))に回転させて、各々の歯が測定領域になるように測定領域を移動させる。これとともに、形状測定装置100は、照射部21及び撮像部22を曲がりかさば歯車SBGの回転軸θの軸線方向とねじれの位置になる方向(例えば、図6(b)の移動方向DR4(第4方向))に移動させて、歯面のそれぞれの位置が測定領域になるように測定領域を移動させる。このようにして、本実施形態の形状測定装置100は、曲がりかさば歯車SBGの各々の歯の形状を順次測定することができる。これにより、本実施形態の形状測定装置100は、歯車の歯面の形状の測定速度を向上することができる。
[ウォーム歯車の測定]
本実施形態の形状測定装置100は、例えば、図7に示すように、ウォーム歯車WGを測定対象3にして測定対象3の形状を測定することができる。
図7は、ウォーム歯車WGの形状を測定する形状測定装置100の構成を示す図である。
形状測定装置100によってウォーム歯車WGの形状を測定する場合、測定対象3であるウォーム歯車WGは、例えば、ウォーム歯車WGの回転軸の中心とステージ31の回転軸θの中心とを一致させてステージ31上に載置される。つまり、ステージ駆動部33(移動部)は、ウォーム歯車WGの回転軸と回転移動の回転軸θとを一致させてウォーム歯車WGを回転移動させる。なお、照射部21及び撮像部22は、互いの相対位置を維持しつつ、不図示の回転移動機構により、z軸の周り(θz方向)に回転させることができる。
ここで、照射部21は、図7(a)に示すように、測定光を、ウォーム歯車WGの歯面の法線方向に対応して定められる照射方向DR1(第1方向)によってウォーム歯車WGの歯面に照射する。具体的には、各歯の頭頂部の包絡面を想定し、測定領域における包絡面に対して垂直な方向となる。この場合、撮像部22は、測定光が照射されたウォーム歯車WGの歯面(表面)の歯すじの方向(円周方向とは異なる方向)に対応して定められる撮像方向DR2(第2方向)から測定光を撮像する。つまり、撮像部22は、図7(b)に示すように、ウォーム歯車WGの歯すじの方向を撮像方向DR2にして、光切断線PCLを撮像する。また、この場合、移動制御部54Aは、図7(b)に示すように、回転軸θを中心にした移動方向DR3の方向に支持テーブル32を回転させる。すなわち、移動制御部54Aは、測定光が照射される測定対象3の位置を、円周方向に対応して定められる検出部20(保持部)の移動方向DR3(第3方向)に相対的に移動させる。このようにして、形状測定装置100は、ウォーム歯車WGの形状を測定する。歯すじに対して左右のどちらか一方の面を測定したい場合には、測定光を測定したい歯の面に対して垂直に近くなるように設定しても良い。
また、形状測定装置100は、測定領域をウォーム歯車WGの歯の配列方向(例えば、図7(a)の回転軸θの軸線方向)に沿って移動させながら、歯すじの方向(例えば、図7(a)の回転軸θの回転方向)に沿って順次移動させる。例えば、形状測定装置100は、ウォーム歯車WGを回転軸θの回転方向(例えば、図7(b)の移動方向DR3(第3方向))に回転させて、歯面のそれぞれの位置が測定領域になるように測定領域を移動させる。これとともに、形状測定装置100は、照射部21及び撮像部22をウォーム歯車WGの回転軸θの軸線方向(例えば、図7(b)の移動方向DR4(第4方向))に移動させて、各々の歯が測定領域になるように測定領域を移動させる。このようにして、本実施形態の形状測定装置100は、ウォーム歯車WGの各々の歯の形状を順次測定することができる。これにより、本実施形態の形状測定装置100は、歯車の歯面の形状の測定速度を向上することができる。
次に、図8が示すフローチャートを用いて、形状測定装置100が測定対象3の形状測定を実行する処理について説明する。
図8は、本実施形態における形状測定処理の一例を示すフローチャートである。
最初に、ユーザは、測定対象3の測定開始位置(最初の測定ポイント)及び測定終了位置(最後の測定ポイント)を入力装置42から入力して設定する。入力装置42は、入力された測定開始位置(最初の測定ポイント)及び測定終了位置(最後の測定ポイント)を記憶部55に記憶させる(ステップS1)。また、ユーザは、測定対象3の測定ポイントの距離間隔を入力装置42から入力して設定する。入力装置42は、入力された測定ポイントの距離間隔を記憶部55に記憶させる(ステップS2)。次に、測定対象3の測定ポイントにおける歯車の緒元データを基に、測定光の投影方向及び撮像方向を設定する。具体的には、歯車の歯面の方向に応じて、投影方向が設定され、歯車の歯すじの方向に沿って、撮影方向が設定される。なお、上述のように、歯車の歯すじの方向は、位置設定部58により導出されて、移動司令部56に送られる。移動指令部56は、記憶部55から入力されて設定された情報である測定開始位置(最初の測定ポイント)と測定終了位置(最後の測定ポイント)との座標値、及び各測定ポイントの距離間隔(例えば、一定距離間隔の測定ピッチ)を示すデータや、予め設定された情報である測定範囲を示す測定ポイントの座標値、及び測定ポイントの移動方向等を読み出す。移動指令部56は、上記読み出したデータ及び位置設定部58が算出したデータに基づいて、測定対象3に対するスキャンの移動経路を算出する。
次に、移動指令部56は、算出した移動経路に基づいて、測定ヘッド13及びステージ31を駆動させるための指令信号を駆動制御部54に供給し、ヘッド駆動部14とステージ駆動部33(移動部)とに測定ヘッド13及びステージ31を駆動させる。これにより、移動指令部56は、測定ヘッド13とステージ31との相対的な位置を移動させて光プローブ20Aを測定対象3の測定開始位置(最初の測定ポイント)に移動させる(ステップS3)。
次に、間隔調整部52は、光プローブ20Aを介して測定対象3の表面の形状を検出し、検出した画像情報を座標算出部53へ供給する。また、座標検出部51は、位置検出部17より光プローブ20Aの座標情報とステージ31の回転位置情報とを検出し、検出した情報を座標算出部53へ供給する(ステップS6)。
座標算出部53は、間隔調整部52から供給された画像情報、及び座標検出部51から供給された光プローブ20Aの座標情報とステージ31の回転位置情報とに基づき、測定ポイントの座標値(三次元座標値)の点群データを算出して記憶部55に保存する(ステップS7)。
次に、移動指令部56は、直前に測定した測定ポイントが測定終了位置(最後の測定ポイント)であるか否かを判定する(ステップS8)。
ステップS8において、直前に測定した測定ポイントが測定終了位置(最後の測定ポイント)でない(測定終了位置以外の測定ポイントである)と判定された場合、移動指令部56は、次の測定ポイントに光プローブ20Aを移動させた後停止させる。例えば、移動指令部56は、移動経路に従って次の測定ポイントへ移動させるために、測定ヘッド13及びステージ31を駆動させるための指令信号を駆動制御部54に供給し、ヘッド駆動部14とステージ駆動部33(移動部)とに測定ヘッド13及びステージ31を駆動させる(ステップS9)。そして、移動指令部56は、ステップS6に制御を戻す。
一方、ステップS8において、直前に測定した測定ポイントが測定終了位置(最後の測定ポイント)であると判定された場合、座標算出部53は、各測定ポイントにおいて算出した測定ポイント毎の座標値(三次元座標値)の点群データに基づいて、測定対象3の表面形状データを算出する。例えば、座標算出部53は、間隔調整部52を介して光プローブ20Aにより検出された画像情報、及び座標検出部51により検出された光プローブ20Aの座標情報と、ステージ31の回転位置情報とに基づいて測定ポイントことに算出された座標値(三次元座標値)の点群データを、記憶部55から読み出して測定対象3の表面形状データである三次元座標値の点群データを算出して記憶部55に保存する(ステップS10)。
以上説明したように、本実施形態の形状測定装置100は、円周方向に周期的に配列されかつ円周方向とは異なる方向に延在した凹凸形状の表面を有する測定対象3の凹凸形状に応じた光量分布を有する測定光を、表面の法線方向に対応して定められる照射方向DR1(第1方向)によって表面に照射する照射部21を備えている。また、形状測定装置100は、測定光が照射された表面の異なる方向に対応して定められる撮像方向DR2(第2方向)から測定光が撮像された撮像画像を生成する撮像部22を備えている。また、形状測定装置100は、撮像部22からの撮像画像に撮像されている像の測定光の位置に基づいて、表面の形状を測定する座標算出部53(測定部)を備えている。これにより、形状測定装置100は、測定対象3の表面形状の測定精度を、測定光を撮像する撮像部22の解像度に応じた精度にすることができる。つまり、本実施形態の形状測定装置100は、測定対象3の表面形状を正確に測定することができる。
本実施形態の形状測定装置100を用いて測定対象3の表面形状を測定する場合、図9に示すように、円周方向に周期的に配列されかつ円周方向とは異なる方向に延在した凹凸形状の表面を有する測定対象3の凹凸形状に応じた光量分布を有する測定光を、表面の法線方向に対応して定められる照射方向DR1(第1方向)によって表面に照射する
(ステップSS1)。そして、測定光が照射された表面の異なる方向に対応して定められる撮像方向DR2(第2方向)から測定光が撮像された撮像画像を生成す(ステップSS2)。そして、撮像画像に撮像されている像の測定光の位置に基づいて、表面の形状を測定する(ステップSS3)。
また、本実施形態の形状測定装置100は、測定光が照射される測定対象3の位置を、円周方向に対応して定められる検出部20(保持部)の移動方向DR3(第3方向)に相対的に移動させるステージ駆動部33(移動部)を備えている。また、撮像部22は、凹凸形状の円周方向の長さと、表面に照射されている測定光が撮像される長さとに応じて撮像した複数の撮像画像を生成し、座標算出部53(測定部)は、撮像画像に基づいて、複数の凹凸形状を測定する。これにより、本実施形態の形状測定装置100は、複数の凹凸形状(例えば歯車の歯)の表面形状を連続して測定することができる。つまり、本実施形態の形状測定装置100は、測定対象3の表面形状を測定する時間を短縮することができる。
また、本実施形態の形状測定装置100は、更に、照射部21と撮像部22とを保持する検出部20(保持部)を備え、ステージ駆動部33(移動部)は、検出部20(保持部)を、測定対象3に対して検出部20(保持部)の移動方向DR3(第3方向)に相対的に移動させる。これにより、本実施形態の形状測定装置100は、複数の凹凸形状(例えば歯車の歯)の表面形状を連続して測定することができる。つまり、本実施形態の形状測定装置100は、測定対象3の表面形状を測定する時間を短縮することができる。
また、本実施形態の形状測定装置100は、更に、測定対象3を検出部20(保持部)の移動方向DR3(第3方向)に相対的に回転移動させて、測定光が照射される位置を検出部20(保持部)の移動方向DR3(第3方向)に相対的に移動させる移動制御部54Aを備えている。これにより、形状測定装置100は、円周方向に周期的に配列されかつ円周方向とは異なる方向に延在した凹凸形状の表面を有する測定対象3の表面形状を連続した動作によって測定することができる。つまり、本実施形態の形状測定装置100は、測定対象3の表面形状を測定する時間を短縮することができる。
また、本実施形態の形状測定装置100は、更に、測定光が照射されている測定対象3の回転移動のステージ半径rs(半径)方向の位置に応じて、測定対象3を相対的に回転移動させる移動速度を制御する速度制御部54Bを備えている。例えば、本実施形態の形状測定装置100は、測定対象3の内周部を測定する回転速度よりも遅い回転速度によって外周部を測定する。これにより、形状測定装置100は、円周方向に周期的に配列されかつ円周方向とは異なる方向に延在した凹凸形状の表面を有する測定対象3の内周部の測定点数の密度と外周部の測定点数の密度とを揃えて測定することができる。
また、本実施形態の形状測定装置100のステージ駆動部33(移動部)は、測定対象3の中心軸AXと回転移動の回転軸θとを一致させて測定対象3を回転移動させる。これにより、形状測定装置100は、測定光が照射される位置を検出部20(保持部)の移動方向DR3(第3方向)に相対的に移動させる際に、移動する距離を短くすることができる。つまり、形状測定装置100は、測定光が照射される位置を安定させて移動させることができる。
また、本実施形態の形状測定装置100は、凹凸形状が延在する方向の位置と、凹凸形状が延在する方向の位置毎に凹凸形状が延在する方向を示す情報とが関連付けられて予め記憶されている記憶部55を備えている。これにより、形状測定装置100は、測定光が照射される測定対象3の位置を、移動方向DR3(第3方向)に相対的に移動させる動作を自動化することができる。つまり、本実施形態の形状測定装置100は、測定対象3の表面形状の測定作業を行う作業者の負担を軽減することができる。
また、本実施形態の形状測定装置100の測定光は、平面に照射された場合にライン状に形成される光量分布を有する。これにより、形状測定装置100は、測定対象3の連続する複数の部分の形状を同時に測定することができる。つまり、形状測定装置100は、測定対象3の表面形状を測定する時間を短縮することができる。
また、本実施形態の形状測定装置100の照射部21は、測定対象3の円周方向に交差する方向をライン(光切断線PCL)の方向にして測定光を照射する。これにより、撮像部22は、光切断線PCLを傾けない場合に比べて、測定対象3の表面形状の情報がより多く含まれている測定光を撮像することができる。つまり、形状測定装置100は、光切断線PCLを傾けない場合に比べて、測定対象3の形状をより短時間に測定することができる。
また、本実施形態の形状測定装置100の照射方向DR1(第1方向)は、測定対象3の凹凸形状の最凸部と最凹部とにラインが形成される測定光の照射方向である。測定対象3の連続する複数の部分の形状を同時に測定することができる。つまり、形状測定装置100は、測定対象3の表面形状を測定する時間を短縮することができる。
また、本実施形態の形状測定装置100は、測定対象3の歯車が有する歯の表面にある形状に応じた光量分布を有する測定光を、歯の歯面の法線方向に対応して定められる照射方向DR1(第1方向)によって歯面に照射する照射部21を備えている。また、本実施形態の形状測定装置100は、測定光が照射された歯面の歯すじの向きに対応して定められる撮像方向DR2(第2方向)から光切断線が撮像された撮像画像を生成する撮像部22を備えている。また、本実施形態の形状測定装置100は、撮像部22からの撮像画像に撮像されている像の測定光の位置に基づいて、歯の形状を測定する座標算出部53(測定部)を備えている。これにより、形状測定装置100は、測定対象3としての歯車(タービンなど歯車状のものを含む)の表面形状の測定精度を、測定光を撮像する撮像部22の解像度に応じた精度にすることができる。つまり、本実施形態の形状測定装置100は、測定対象3の表面形状を正確に測定することができる。
また、本実施形態の形状測定装置100は、測定光が照射される測定対象3の位置を、歯の歯幅の方向に対応して定められる検出部20(保持部)の移動方向DR3(第3方向)に相対的に移動させるステージ駆動部33(移動部)を備えている。また、撮像部22は、歯の歯幅の長さと歯面に照射されている測定光が撮像される長さとに応じて撮像した複数の撮像画像を生成し、座標算出部53(測定部)は、撮像画像に基づいて、歯車が有する複数の歯の形状を測定する。これにより、本実施形態の形状測定装置100は、複数の歯車の歯の表面形状を連続して測定することができる。つまり、本実施形態の形状測定装置100は、測定対象3の表面形状を測定する時間を短縮することができる。
また、本実施形態の形状測定装置100は、更に、歯車を検出部20(保持部)の移動方向DR3(第3方向)に相対的に回転移動させて、測定光が照射される位置を検出部20(保持部)の移動方向DR3(第3方向)に相対的に移動させる移動制御部54Aを備えている。これにより、形状測定装置100は、測定対象3の歯車の表面形状を連続した動作によって測定することができる。つまり、本実施形態の形状測定装置100は、測定対象3の表面形状を測定する時間を短縮することができる。
なお、上述の実施形態においては、ステージ駆動部33(移動部)がステージ31を移動させる構成を説明したが、これに限られない。例えば、形状測定装置100は、検出部20(保持部)を、測定対象3に対して検出部20(保持部)の移動方向DR3(第3方向)に相対的に移動できればよい。つまり、形状測定装置100は、移動部10が検出部20(保持部)を移動方向DR3(第3方向)に移動させてもよい。これにより、形状測定装置100は、測定対象3が例えば重量物である場合には、測定対象3を移動させずに、測定対象3の表面形状を測定することができる。
また、上述の実施形態においては、ステージ31に傾斜角度を調整する傾斜機構を設けており、これにより測定光の投影方向を測定対象3の凹凸形状の測定対象面に応じて調整できるようにし、かつ光プローブ20AをZ軸と平行な軸に回転させる回転機構を備え、これにより撮影方向を凹凸形状の延在方向に沿うことができるようにした。しかしながら、本願発明はこれだけにかぎられず、光プローブをX軸周り又はY軸周り傾斜させる関節機構を設け、その関節機構と光プローブの間に光プローブを回転する回転機構を設けるようにして、所望の方向に測定光を投影させつつ、所望の方向で測定光が投影された部位を撮影できるように構成しても良い。あるいは、照射部21及び撮像部22は、互いの相対位置を維持しつつ、z軸の周り(θz方向)、x軸の周り(θx方向)、y軸の周り(θy方向)の少なくとも一つの方向に回転させることができるように構成することができる。
なお、照射部21の照射方向DR1(第1方向)は、凹凸形状の稜部と谷部を結ぶ方向よりも歯の高さ方向であってもよい。例えば、照射方向DR1(第1方向)は、測定対象3の凹凸形状のうち、稜部(例えば、最凸部)と谷部(例えば、最凹部)とに測定光が照射されるような方向であってもよい。これにより、形状測定装置100は、測定光が測定対象3によってさえぎられることを低減できるため、測定対象3の谷部(例えば、最凹部)までの形状を測定することができる。
なお、照射部21の照射方向DR1(第1方向)は、測定領域に含まれる面の法線に対応した方向であってもよい。例えば、照射方向DR1(第1方向)は、測定領域に含まれる面の法線に一致させた方向であってもよい。これにより、形状測定装置100は、測定領域に含まれる面(測定面)に対してライン状に照射される測定光の測定面上のライン幅を、測定光が法線方向に対応しない方向から照射された場合に比べて小さくすることができる。ここで、測定光の測定面上のライン幅が小さいほど、測定対象3の形状を正確に測定することができる。つまり、形状測定装置100は、測定対象3の形状の測定精度を向上させることができる。
[第2の実施形態]
次に、図10及び図11を参照して本発明の第2の実施形態について説明する。なお、
上述した第1の実施形態と同様である構成については、説明を省略する。
図11は、本実施形態における形状測定装置100の概略構成の一例を示す模式図である。
本実施形態の形状測定装置100が備える駆動部16は、照射駆動部14Aを備えている。
照射駆動部14Aは、撮像部22とは独立して照射部21が移動可能なように、照射部21を駆動する。本実施形態の形状測定装置100の照射駆動部14Aは、例えば、検出部20(保持部)に備えられており、照射部21を駆動する。
また、本実施形態の形状測定装置100が備える位置検出部17は、照射位置検出部15Aとを備えている。
照射位置検出部15Aは、照射部21のX軸、Y軸、及びZ軸方向の位置をそれぞれ検出するX軸用エンコーダ、Y軸用エンコーダ、及びZ軸用エンコーダを備えている。照射位置検出部15Aは、それらのエンコーダによって照射部21の座標を検出し、照射部21の座標値を示す信号を後述の座標検出部51へ供給する。本実施形態の形状測定装置100の照射位置検出部15Aは、例えば、検出部20(保持部)に備えられており、照射部21の位置を検出する。また、本実施形態の座標算出部53(測定部)は、照射位置検出部15Aによって検出された照射部21の位置に基づいて、測定対象3の座標を算出する。
また、本実施形態の形状測定装置100が備える記憶部55には、測定対象3の種類ごとに、測定対象3の凹凸形状が延在する方向の位置と、凹凸形状が延在する方向の位置毎に凹凸形状が延在する方向を示す情報とが関連付けられて予め記憶されている。本実施形態の記憶部55には、例えば、歯車の種類ごとに、歯車の歯すじ方向の位置と、歯すじ方向の位置毎に歯すじの方向を示す情報とが関連付けられて予め記憶されている。
また、本実施形態の形状測定装置100が備える駆動制御部54は、照射移動制御部54C(第2移動制御部)を備えている。
照射移動制御部54C(第2移動制御部)は、記憶部55に記憶されている複数の凹凸形状が延在する方向を示す情報から、測定光が照射されている凹凸形状が延在する方向の現在の位置に関連付けられている凹凸形状が延在する方向を示す情報を、測定光が照射される位置の移動方向DR4(第4方向)に対応する凹凸形状が延在する方向を示す情報として読み出す。本実施形態の移動制御部54Aは、例えば歯車の形状を測定する場合には、記憶部55に記憶されている複数の歯車の歯すじの方向を示す情報から、測定光が照射されている歯の歯すじの方向の現在の位置に関連付けられている歯すじの方向を示す情報を光プローブ20Aの移動方向DR4に対応する方向を示す情報として読み出す。つまり、本実施形態の移動制御部54Aは、ヘッド位置検出部15が検出した光プローブ20Aの現在の位置に基づいて、光プローブ20Aの移動方向DR4を記憶部55から読み出す。
また、この場合、照射移動制御部54C(第2移動制御部)は、図11に示すように、測定光が照射される位置を、凹凸形状が延在する方向に対応して定められる測定光が照射される位置の移動方向DR4(第4方向)に移動させる。
図11は、照射移動制御部54C(第2移動制御部)が測定光が照射される位置を移動させる方向の一例を示す構成図である。つまり、照射移動制御部54C(第2移動制御部)は、はすば歯車HGの歯すじの方向の方向に照射部21を移動させて、測定光が照射される位置を移動させる。
以上説明したように、本実施形態の形状測定装置100は、照射部21を撮像部22と独立させて位置を移動させることができる。これにより、形状測定装置100は、測定対象3の表面形状に応じて測定光が照射される位置を移動させて形状を測定することができる。つまり、形状測定装置100は、測定対象3の形状を正確に測定することができる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態として、上述した第1の実施形態及び第2の実施形態のいずれかの形状測定装置100を備えた構造物製造システムについて説明する。
図12は、構造物製造システム200のブロック構成図である。構造物製造システム200は、上述した形状測定装置100と、設計装置110と、成形装置120と、制御装置(検査装置)130と、リペア装置140とを備える。
設計装置110は、構造物の形状に関する設計情報を作製し、作成した設計情報を成形装置120に送信する。また、設計装置110は、作成した設計情報を制御装置150の後述する座標記憶部151に記憶させる。ここで、設計情報とは、構造物の各位置の座標を示す情報である。
成形装置120は、設計装置110から入力された設計情報に基づいて上記構造物を作製する。成形装置120の成形工程には、鋳造、鍛造、または切削等が含まれる。
形状測定装置100は、作製された構造物(測定対象3)の座標を測定し、測定した座標を示す情報(形状情報)を制御装置150へ送信する。
制御装置150は、座標記憶部151と、検査部152とを備える。座標記憶部151には、前述の通り、設計装置110により設計情報が記憶される。検査部152は、座標記憶部151から設計情報を読み出す。検査部152は、形状測定装置100から受信した座標を示す情報(形状情報)と座標記憶部151から読み出した設計情報とを比較する。
検査部152は、比較結果に基づき、構造物が設計情報通りに成形されたか否かを判定する。換言すれば、検査部152は、作成された構造物が良品であるか否かを判定する。検査部152は、構造物が設計情報通りに成形されていない場合、修復可能であるか否か判定する。修復できる場合、検査部152は、比較結果に基づき、不良部位と修復量を算出し、リペア装置140に不良部位を示す情報と修復量を示す情報とを送信する。
リペア装置140は、制御装置150から受信した不良部位を示す情報と修復量を示す情報とに基づき、構造物の不良部位を加工する。
図13は、構造物製造システム200による処理の流れを示したフローチャートである。
まず、設計装置110が、構造物の形状に関する設計情報を作製する(ステップS201)。次に、成形装置120は、設計情報に基づいて上記構造物を作製する(ステップS202)。次に、形状測定装置100は、作製された上記構造物の形状を測定する(ステップS203)。次に、制御装置150の検査部152は、形状測定装置100で得られた形状情報と、上記設計情報とを比較することにより、構造物が誠設計情報通りに作成されたか否か検査する(ステップS204)。
次に、制御装置150の検査部152は、作成された構造物が良品であるか否かを判定する(ステップS205)。作成された構造物が良品である場合(ステップS205;YES)、構造物製造システム200はその処理を終了する。一方、作成された構造物が良品でない場合(ステップS205;NO)、制御装置150の検査部152は、作成された構造物が修復できるか否か判定する(ステップS206)。
作成された構造物が修復できると検査部152が判断した場合(ステップS206;YES)、リペア装置140は、構造物の再加工を実施し(ステップS207)、ステップS103の処理に戻る。一方、作成された構造物が修復できないと検査部152が判断した場合(ステップS206;NO)、構造物製造システム200はその処理を終了する。以上で、本フローチャートの処理を終了する。
以上により、上記の実施形態における形状測定装置100が構造物の座標(3次元形状)を正確に測定することができるので、構造物製造システム200は、作成された構造物が良品であるか否か判定することができる。また、構造物製造システム200は、構造物が良品でない場合、構造物の再加工を実施し、修復することができる。
以上、本発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。
なお、上記の各実施形態における制御ユニット40及び各装置が備える制御部(以下、これらを総称して制御部CONTと記載する)又はこの制御部CONTが備える各部は、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、また、メモリおよびマイクロプロセッサにより実現させるものであってもよい。
なお、この制御部CONT又はこの制御部CONTが備える各部は、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、また、この制御部CONT又はこの制御部CONTが備える各部はメモリおよびCPU(中央演算装置)により構成され、制御部CONT、又はこの制御部CONTが備える各部の機能を実現するためのプログラムをメモリにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
また、制御部CONT又はこの制御部CONTが備える各部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、制御部CONT又はこの制御部CONTが備える各部による処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「一時的でないコンピュータ読み取り媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「一時的でないコンピュータ読み取り媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
本開示の第1の態様に従えば、測定対象の形状を測定する測定形状装置であって、
測定対象の測定領域に測定光を照射する照射部と、
前記照射部により照射された位置を含む前記測定領域の像を取得する撮像部と、
前記測定対象を載置するテーブルと、
前記検出部で検出された像から、前記測定領域の位置を算出する座標算出部と 、
前記撮像部と前記テーブルとを相対的に駆動制御する位置決め機構とを有し、
前記位置決め機構は、前記測定対象が繰り返しの凹凸形状における前記測定領域の凸部の稜線方向または凹部が連なる方向の情報に基づき、前記撮像部と前記テーブルとの相対位置を算出し
、前記テーブルと前記撮像部とを相対的に移動する形状測定装置が提供される。
本開示に係る形状測定装置において、前記位置決め機構は、前記測定領域に前記測定光を第1の方向から照射してもよく、前記測定領域における像を前記凸部の稜線方向に対応した第2の方向から撮影するように前記照射部と前記撮像部の前記測定対象に対する相対的な位置を設定してもよい。
本開示に係る形状測定装置において、前記位置決め機構は、前記2の方向が前記複数の稜線を含め面へ射影されたときに、前記測定領域及びその近傍において、前記稜線と前記撮像部の撮像方向とが交わらないような方向となるように、前記テーブルに対する前記撮像部の位置を設定してもよい。
本開示に係る形状測定装置において、前記照射部は、ライン状の光量分布を有する測定光を照射してもよく、
前記位置決め機構は、前記第1の方向が前記測定光の光束の中に前記測定領域の法線が含まれるような方向となるように、前記テーブルに対する前記照明部の位置を設定してもよい。
本開示に係る形状測定装置において、前記位置決め機構は、前記測定対象が有する周方向の繰り返し形状の測定時に、前記測定光が照射される前記測定領域の位置を、周方向に対応した第3方向に移動させるように前記照射部と前記測定対象とを相対的に移動する回転移動部
を備えてもよく、
前記撮像部は、前記回転移動部による生ずる前記第3の方向へ前記測定領域が変位する毎に撮像画像を生成してもよく、
前記座標算出部は、前記撮像画像に基づいて、複数の前記凹凸形状を測定してもよい。
さらに、前記位置決め機構部は、更に前記凹凸形状の稜線方向に対応して定められる第4方向に移動させるように前記照射部と前記測定対象とを相対的に移動する相対移動部を有してもよい。
更に、前記照射部と前記撮像部とを保持する保持部
を備えてもよく、
前記回転移動部は、前記保持部と前記測定対象とを相対的に移動してもよい。
本開示に係る形状測定装置において、前記回転移動部は、移動制御部により制御されてもよく、
前記移動制御部は、前記第3方向への角度変位量は、1回転を1とし、かつ前記第4方向への前記凹凸形状の稜線方向への寸法を1としたときに、前記第3方向の角度変位量に対する前記第4方向の移動量は、1よりも大きい値となるように制御してもよい。
更に、前記移動制御部は、測定対象を前記第3方向に相対的に回転移動させて、前記測定光が照射される位置を前記第3方向に相対的に移動させるように制御してもよい。
更に、前記測定光が照射されている前記測定対象の前記回転移動の半径方向の位置に応じて、前記測定対象を相対的に回転移動させる移動速度を制御する速度制御部を備えてもよい。
本開示に係る形状測定装置において、更に、前記測定光が照射されている前記測定対象の前記回転移動の半径方向の位置に応じて、前記撮像部の撮影間隔を可変する撮像部制御部を備えてもよい。
また、前記回転移動部は、前記測定対象の中心軸と前記回転移動の回転軸とを一致させて前記測定対象を回転移動させてもよい。
また、前記回転移動部は、前記測定対象に対して前記第3方向に移動させる第1移動部と、前記第1移動部に対して前記撮像部を前記第4方向に移動させる第2移動部とを有してもよい。
本開示に係る形状測定装置において、前記撮像部には、照射部移動部によって前記照射部が設けられてもよく、前記照射部の移動により前記測定光が前記測定対象に上前記第4方向のそれぞれの位置に照射される毎に、前記測定対象を撮像することで、複数の撮像画像を生成してもよく、
前記座標算出部は、前記撮像画像に応じて、前記凹凸形状の稜線方向の前記表面の形状を測定してもよい。
また、前記凹凸形状の稜線方向の位置と、前記凹凸形状の稜線方向の位置毎に前記凹凸形状の稜線方向を示す情報とが関連付けられて予め記憶されている記憶部と、
前記撮像部の第4方向に沿った位置を検出する位置検出部を備えてもよく、
前記位置検出部から前記第4方向における前記測定光が照射されている位置情報を取得してもよく、
前記記憶部から前記位置検出部から検出された位置と関連付けられている前記凹凸形状の稜線方向を示す情報を取得し、前記記憶部から取得された前記凹凸形状の稜線方向に沿って、前記第4方向を設定する移動制御部を有してもよい。
さらに、前記凹凸形状の稜線方向の位置と、前記凹凸形状の稜線方向の位置毎に前記凹凸形状の稜線方向を示す情報とが関連付けられて予め記憶されている記憶部と、
前記記憶部に記憶されている複数の前記凹凸形状の稜線方向を示す情報と、前記測定光が照射されている前記凹凸形状の稜線方向の現在の位置に関連付けられている前記凹凸形状の稜線方向を示す情報から、前記第4方向を設定する第2移動制御部と
を備えてもよい。
本開示に係る形状測定装置において、
前記第1方向は、前記凹凸形状の稜部と谷部を結ぶ方向よりも歯の高さ方向に向かって傾いていてもよい。
また、前記第1方向は、前記測定領域に含まれる面の法線に対応した方向であってもよい。
また、前記測定光は、平面に照射された場合にライン状に形成される光量分布を有してもよい。
また、前記照射部は、前記測定対象の前記円周方向に交差する方向を前記ラインの方向にして前記測定光を照射してもよい。
また、前記第1方向は、前記測定対象の前記凹凸形状の最凸部と最凹部とに前記ラインが形成される前記測定光の照射方向であってもよい。
本開示の第2の態様に従えば、測定対象の形状を測定する形状測定装置であって、
円周方向に繰り返し形状を有しかつ前記円周方向とは異なる方向に延在した凹凸形状を有する測定対象の測定領域に測定光を、第1方向から前記測定領域に照射する照射部と、
前記測定光が照射された表面の前記凹凸形状が延在した方向に対応して定められる第2方向から前記測定対象を撮像する撮像部と、
前記撮像部で取得された前記測定光の位置に基づいて、前記表面の形状を測定する測定部と、
を備えることを特徴とする形状測定装置が提供される。
本開示の形状測定装置は、
前記測定光が照射される前記測定領域の位置を、前記円周方向に対応した第3方向に移動させるように前記照射部と前記測定対象とを相対的に移動する移動部を備えてもよく、
前記撮像部は、前記第3方向に前記測定領域が変位する毎に撮像画像を生成してもよく、
前記測定部は、前記撮像画像に基づいて、複数の前記凹凸形状を測定してもよい。 また、前記移動部は、更に前記凹凸形状が延在する方向に対応して定められる第4方向に移動させるように前記照射部と前記測定対象とを相対的に移動してもよい。
更に、前記照射部と前記撮像部とを保持する保持部を備えてもよく、
前記移動部は、前記保持部と前記測定対象とを相対的に移動してもよい。
本開示の形状測定装置において、前記移動部は、移動制御部により制御されてもよく、
前記移動制御部は、前記第3方向への角度変位量は、1回転を1とし、かつ前記第4方向への前記凹凸形状が延在する方向への寸法を1としたときに、前記第3方向の角度変位量に対する前記第4方向の移動量は、1よりも大きい値となるように制御してもよい。
更に、前記移動制御部は、測定対象を前記第3方向に相対的に回転移動させて、前記測定光が照射される位置を前記第3方向に相対的に移動させるように制御してもよい。
更に、前記測定光が照射されている前記測定対象の前記回転移動の半径方向の位置に応じて、前記測定対象を相対的に回転移動させる移動速度を制御する速度制御部を備えてもよい。
本開示の形状測定装置は、更に、前記測定光が照射されている前記測定対象の前記回転移動の半径方向の位置に応じて、前記撮像部の撮影間隔を可変する撮像部制御部を備えてもよい。
また、前記移動部は、前記測定対象の中心軸と前記回転移動の回転軸とを一致させて前記測定対象を回転移動させてもよい。
本開示の形状測定装置において、前記移動部は、前記測定対象に対して前記第3方向に移動させる第1移動部と、前記第1移動部に対して前記撮像部を前記第4方向に移動させる第2移動部とを有してもよい。
また、前記撮像部には、照射部移動部によって前記照射部が設けられてもよく、前記照射部の移動により前記測定光が前記測定対象に上前記第4方向のそれぞれの位置に照射される毎に、前記測定対象を撮像することで、複数の撮像画像を生成してもよく、
前記測定部は、前記撮像画像に応じて、前記凹凸形状が延在する方向の前記表面の形状を測定してもよい。
本開示の形状測定装置は、前記凹凸形状が延在する方向の位置と、前記凹凸形状が延在する方向の位置毎に前記凹凸形状が延在する方向を示す情報とが関連付けられて予め記憶されている記憶部と、
前記撮像部の第4方向に沿った位置を検出する位置検出部を備えてもよく、
前記位置検出部から前記第4方向における前記測定光が照射されている位置情報を取得してもよく、
前記記憶部から前記位置検出部から検出された位置と関連付けられている前記凹凸形状が延在する方向を示す情報を取得し、前記記憶部から取得された前記凹凸形状が延在する方向に沿って、前記第4方向を設定する移動制御部を有してもよい。
さらに、前記凹凸形状が延在する方向の位置と、前記凹凸形状が延在する方向の位置毎に前記凹凸形状が延在する方向を示す情報とが関連付けられて予め記憶されている記憶部と、
前記記憶部に記憶されている複数の前記凹凸形状が延在する方向を示す情報から、前記測定光が照射されている前記凹凸形状が延在する方向の現在の位置に関連付けられている前記凹凸形状が延在する方向を示す情報から、前記第4方向を設定する第2移動制御部と
を備えてもよい。
本開示の形状測定装置において、前記第1方向は、前記凹凸形状の稜部と谷部を結ぶ方向よりも歯の高さ方向であってもよい。
また、前記第1方向は、前記測定領域に含まれる面の法線に対応した方向であってもよい。
また、前記測定光は、平面に照射された場合にライン状に形成される光量分布を有してもよい。
また、前記照射部は、前記測定対象の前記円周方向に交差する方向を前記ラインの方向にして前記測定光を照射してもよい。
さらに、前記第1方向は、前記測定対象の前記凹凸形状の最凸部と最凹部とに前記ラインが形成される前記測定光の照射方向であってもよい。
本発明の第3の態様に従えば、構造物の形状に関する設計情報を作製する設計装置と、
前記設計情報に基づいて前記構造物を作製する成形装置と、作製された前記構造物の形状を、撮像画像に基づいて測定する上記の形状測定装置と、前記測定によって得られた形状情報と、前記設計情報とを比較する検査装置と、を含む構造物製造システムが提供される。
本発明の第4の態様に従えば、測定対象の形状を測定する方法であって、円周方向に繰り返し形状を有しかつ前記円周方向とは異なる方向に延在した凹凸形状の表面を有する測定対象の表面に測定光を照射する照射部と、前記測定光を撮像した撮像画像を生成する撮像部と、前記撮像画像に基づいて前記測定対象の形状を測定する測定部と、を備える形状測定装置が、前記表面の法線方向に対応して定められる第1方向によって前記表面に前記測定光を照射するステップと、前記測定光が照射されている前記表面の前記凹凸形状が延在した前記異なる方向に対応して定められる第2方向から前記測定光を撮像するステップと、を備えることを特徴とする形状測定方法が提供される。
本発明の第5の態様に従えば、構造物を製造する方法であって、構造物の形状に関する設計情報を作製する工程と、前記設計情報に基づいて前記構造物を作製する工程と、作製された前記構造物の形状を、上記の形状測定方法を用いて生成した撮像画像に基づいて測定する工程と、前記測定によって得られた形状情報と、前記設計情報とを比較する工程と、を含む構造物製造方法が提供される。
本開示の構造物製造方法は、前記比較の結果に基づいて、前記構造物の再加工を実施する工程をふくんでもよい。
また、前記再加工は、前記構造物を作製することを再実行する工程を含んでもよい。
本発明の第6の態様に従えば、円周方向に周期的に配列されかつ前記円周方向とは異なる方向に延在した凹凸形状の表面を有する測定対象の表面に測定光を照射する照射部と、前記測定光を撮像した撮像画像を生成する撮像部と、前記撮像画像に基づいて前記測定対象の形状を測定する測定部と、を備える形状測定装置としてのコンピュータに、前記表面の法線方向に対応して定められる第1方向によって前記表面に前記測定光を照射するステップと、前記測定光が照射されている前記表面の前記凹凸形状が延在している方向に対応して定められる第2方向から前記測定光を撮像するステップと、を実行させるための形状測定プログラムが提供される。
本発明の第7の態様に従えば、本発明に係るプログラムが記録された、一時的でないコンピュータ読取り媒体が提供される。
本発明の第8の態様に従えば、測定対象の形状を測定する形状測定装置であって、測定対象の歯車が有する歯の表面にある形状に応じた光量分布を有する測定光を、前記歯の歯面の法線方向に対応して定められる第1方向によって前記歯面に照射する照射部と、前記測定光が照射された前記歯面の歯すじの向きに対応して定められる第2方向から前記光切断線が撮像された撮像画像を生成する撮像部と、前記撮像部からの前記撮像画像に撮像されている像の前記測定光の位置に基づいて、前記歯の形状を測定する測定部と、を備えることを特徴とする形状測定装置が提供される。
本開示の形状測定装置は、前記測定光が照射される測定対象の位置を、前記歯の歯幅の方向に対応して定められる第3方向に相対的に移動させる移動部
を備えてもよく、
前記撮像部は、前記歯の前記歯幅の長さと前記歯面に照射されている前記測定光が撮像される長さとに応じて撮像した複数の撮像画像を生成してもよく、
前記測定部は、前記撮像画像に基づいて、前記歯車が有する複数の前記歯の形状を測定してもよい。
更に、前記歯車を前記第3方向に相対的に回転移動させて、前記測定光が照射される位置を前記第3方向に相対的に移動させる移動制御部を備えてもよい。
本発明の第9の態様に従えば、測定対象の形状を測定する形状測定方法であって、
円周方向に繰り返しかつ前記円周方向とは異なる方向に稜線方向を持つ凹凸形状を有する測定対象の測定領域に測定光を、第1方向から前記測定領域に照射することと、
前記測定光が照射された表面の像を、前記稜線方向に対応して定められる第2方向から前記測定対象を撮像することと、
前記撮像された像から取得される前記測定光の位置に基づいて、前記表面の形状を測定することを備える形状測定方法が提供される。
本開示の形状測定方法において、前記第2方向は、複数の前記凹凸形状の稜線を含む面において、当該稜線を含む面に射影したときに、前記稜線とは交わらない方向であってもよい。
また、本開示の形状測定方法は、さらに、前記測定光が照射される前記測定領域の位置を、前記円周方向に対応した第3方向に移動させるように前記照射部と前記測定対象とを相対的に移動すること
を備えてもよく、
前記測定対象を撮像する際に、前記第3方向に前記測定領域が変位する毎に撮像画像を生成してもよく、
前記表面の形状を測定する際に、前記撮像画像に基づいて、複数の前記凹凸形状を測定してもよい。
20…検出部(保持部)、21…照射部21…撮像部、33…ステージ駆動部(移動部)、53…座標算出部(測定部)、54A…移動制御部、54B…速度制御部、54C…照射移動制御部(第2移動制御部)、55…記憶部、100…形状測定装置、110…設計装置、120…成形装置、150…検査装置、200…構造物製造システム

Claims (9)

  1. 繰り返しの凹凸形状を有する測定対象の形状を測定する形状測定装置であって、
    前記測定対象の前記繰り返しの凹凸形状を含む測定領域にライン状に測定光を照射する照射部と、
    前記照射部により照射された位置を含む前記測定領域の像を取得する撮像部と、
    前記測定対象を載置するテーブルと、
    前記撮像部に対して前記テーブルに載置された前記測定対象を回転する回転移動部とを有し、
    前記照射部は前記測定光の前記ラインの向きが、前記回転移動部の回転方向及び前記凹凸形状の稜線方向の両方に対して傾くように前記測定光を照射する形状測定装置。
  2. さらに、前記照部と前記撮像部とからなるプローブ部を、前記回転移動部による回転方向とは異なる方向に前記テーブルに対して相対的に移動する相対移動部を備える請求項1に記載の形状測定装置。
  3. さらに、前記プローブ部を前記相対移動部に対して回転するプローブ回転機構を備える請求項2に記載の形状測定装置。
  4. さらに、測定対象の、凹凸形状が延在する方向上での位置毎に凹凸形状が延在する方向を示す情報が記憶されている記憶部を備える請求項3に記載の形状測定装置。
  5. 前記プローブ回転機構は、前記測定領域の位置に応じた前記凹凸形状の延在する方向に基づき、照射部及び撮像部からなるプローブの向きを変えることを特徴とする請求項3または4に記載の形状測定装置。
  6. 前記プローブ回転機構は、少なくとも直交2軸の回転機構を有する請求項3に記載の形状測定装置。
  7. 測定対象の形状を測定する方法であって、
    円周方向に繰り返し形状を有しかつ前記円周方向とは異なる方向に延在した凹凸形状の表面を有する測定対象の表面にライン状に測定光を照射する照射部と、前記測定光を撮像した撮像画像を生成する撮像部と、前記撮像画像に基づいて前記測定対象の形状を測定する測定部と、前記測定光が照射される測定領域の位置を、前記円周方向に沿った第3方向に移動させるように前記照射部と前記測定対象とを相対的に移動する移動部と、を備える形状測定装置を用いて、
    前記測定対象が有する前記円周方向の繰り返し形状の測定時に、前記測定光が照射される前記測定領域の位置が前記第3方向に移動するように、前記照射部と前記測定対象とを相対的に移動させるステップと、
    前記測定光の前記ラインの向きが、前記第3の方向および前記凹凸形状の延在した方向の両方に対して傾くように前記表面に前記測定光を照射するステップと、
    前記測定光が照射されている前記表面の前記凹凸形状が延在した前記異なる方向から前記測定光を撮像するステップと、
    を実行することを特徴とする形状測定方法。
  8. 構造物を製造する方法であって、
    構造物の形状に関する設計情報を作製する工程と、
    前記設計情報に基づいて前記構造物を作製する工程と、
    作製された前記構造物の形状を、請求項7に記載の形状測定方法を用いて生成した撮像画像に基づいて測定する工程と、
    前記測定によって得られた形状情報と、前記設計情報とを比較する工程と、
    を含む構造物製造方法。
  9. 円周方向に周期的に配列されかつ前記円周方向とは異なる方向に延在した凹凸形状の表面を有する測定対象の表面にライン状に測定光を照射する照射部と、前記測定光を撮像した撮像画像を生成する撮像部と、前記撮像画像に基づいて前記測定対象の形状を測定する測定部と、前記測定光が照射される前記測定領域の位置を、前記円周方向に沿った第3方向に移動させるように前記照射部と前記測定対象とを相対的に移動する移動部と、を備える形状測定装置としてのコンピュータに、
    前記測定対象が有する前記円周方向の繰り返し形状の測定時に、前記測定光が照射される前記測定領域の位置が前記第3方向に移動するように、前記照射部と前記測定対象とを相対的に移動させるステップと、
    前記測定光の前記ラインの向きが、前記第3の方向および前記凹凸形状の延在した方向の両方に対して傾くように前記表面に前記測定光を照射するステップと、
    前記測定光が照射されている前記表面を撮像するステップと、
    を実行させることを含む形状測定プログラム。
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